JP3779422B2 - 装飾用フィルム、装飾された物品及びその製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は装飾用フィルムに関し、特に、透明な支持体の被着体側の表面に装飾金属層を有する装飾用フィルムに関する。さらに詳しく述べると、本発明は、装飾目的で、そのままラベル、ステッカー、ストライプテープなどとして使用することができるか、さもなければ、インモールド成形用に使用することのできる装飾用フィルムに関する。本発明による装飾用フィルムは、金属光沢外観に優れた装飾効果を奏することは当然のこと、さらに加えて、複雑な三次曲面を有する被着体、特にインモールド成形品に対して外観不良等の欠陥を伴わずに貼付することができ、また、長期耐候性及び耐汚染性にも優れている。
【0002】
【従来の技術】
従来、透明な支持体の被着体側の表面に装飾金属層を有する装飾用フィルムとして、いろいろなタイプのものが公知であり、そして、従来の装飾用フィルムの多くは、フッ素含有樹脂からなる支持体の上に金属蒸着膜を有する構造を有している。例えば、特開昭60−71249号公報は、厚さ12〜50μmの透明なフッ素樹脂フィルムの片面に、厚さ100〜300Åのアルミニウムを蒸着により付与する工程を含む、自動車のサイドモール、バンパーモール、ウインドモール等の表面材として使用される複合材料の製造法を開示している。ここで使用するフッ素樹脂は、好ましくは、4弗化エチレン−エチレン共重合体である。また、特開平1−174584号公報は、フッ素含有フィルムの少なくとも片面に金属薄膜層を有するとともに、感圧接着剤層を形成したことを特徴とする、特に三次元曲面を有する被着体に好適に貼付することができる金属光沢粘着シートを開示している。ここで使用するフッ素含有フィルムは、好ましくは、ポリ弗化ビニル、ポリ弗化ビニリデン等あるいはその共重合体である。同様な金属光沢粘着シートは、例えば特開平2−64187号公報にも開示されている。この公報に記載の金属光沢粘着シートは、フッ素含有フィルム基材の片面に金属薄膜層を、反対面にフッ素含有量が基材の65%以下であり、かつ酸素含有量がC原子20個当たり1個以上であるプラズマ処理層を有し、前記金属薄膜層の表面に粘着剤層を形成させてなることを特徴としている。
【0003】
出願人自身も、特開平4−35938号公報に開示されるような金属調光沢を有する積層フィルムを発明し、特許出願している。この積層フィルムは、上方から順に、弗化ビニリデン樹脂/ポリメタクリル酸エステル系樹脂の混合物を主成分とする第1の樹脂層、これとは重量比を異にする弗化ビニリデン樹脂/ポリメタクリル酸エステル系樹脂の混合物を主成分とする第2の樹脂層、そして金属層が形成されてなることを特徴としている。この発明によると、蓄熱し易い内面層(第2の樹脂層)に耐熱性にすぐれた高含フッ素樹脂を使用しているため、120℃の高温にも耐えうる強度が得られ、また、表面層(第1の樹脂層)にインキ等との密着性にすぐれた低含フッ素樹脂を使用しているため、自由な着色ができるばかりでなく、その上にさらに透明着色樹脂層を積層することにより、美麗な色調が発現できるという効果も得ることができる。
【0004】
上記した及びそれ以外の公開特許公報に開示されている装飾用フィルムにおいて、その支持体を構成するフッ素含有樹脂は、通常、ポリ弗化ビニル、ポリ弗化ビニリデン、ポリ3弗化塩化エチレン、ポリ4弗化エチレン、4弗化エチレン−エチレン共重合体、4弗化エチレン−6弗化プロピレン共重合体、ポリ弗化ビニリデン−ポリメタクリル酸メチル混合物などであり、また、これらのフッ素含有樹脂からなる支持体は、通常、そのような樹脂の単層押し出しフィルムとして、あるいは、例えば特開平4−35938号公報に開示されるように、2層共押し出しフィルムとして、使用されている。これらの公知の装飾用フィルムのいずれも、支持体として記載のようなフッ素含有樹脂を使用しているので、それらよりも以前に開発された装飾用フィルムであるポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムを支持体とした装飾用フィルムに比較して、良好な特性、特に三次曲面追従性を有しており、したがって、複雑な形状を有する被着体に対しても容易に貼付することができる。しかしながら、本発明者らの知見によれば、従来のフッ素含有樹脂を支持体とした装飾用フィルムは、なお三次曲面追従性が不足している。三次曲面追従性の不足が特に顕著に問題となるのは、自動車、オートバイ等の車両のためのエンブレムなどの複雑な三次曲面を有する立体成形品をインモールド成形により製造する場合である。すなわち、インモールド成形では、金型の複雑かつ微細な形状を有する内壁に対して装飾用フィルムを予め密着させることが肝要であるけれども、実際には、フィルムを伸ばしたことなどに原因して金型の内壁とフィルムとの間に多くの間隙ができて、得られる成形品の形状に不良が発生したり、フィルムの変則的な伸びなどに原因して、フィルムが切断したり、また、フィルムが金型の細部形状まで追従しないために、所望の設計形状通りの成形品を得ることが困難であるなどが屡々である。
【0005】
また、現在上市されている装飾用フィルムの支持体を構成するフッ素含有樹脂フィルムは、先に引用した公開特許公報の実施例に開示されているものも含めてすべて、フッ素含有樹脂の溶融押し出し成形によって成膜されたフィルムであり、その製法に由来する公知の「フィッシュアイ」等の外観不良が発生しがちであり、製品の歩留り低下の大きな原因となっている。さらに、溶融押し出し成形により製造されるフィルムは、一般に厚み精度に劣るので、フィルムに編肉を生じ易く、したがって、その支持体フィルムの上に金属層を真空蒸着などで被着させる際に、真空蒸着装置内でフィルムの波打ちが生じ、蒸着スジ等の外観不良も発生する。
【0006】
溶融押し出し成形に代えて、厚み精度が良好なキャスト法(流延法)を使用することも考えられる。しかし、この成形法も多くの問題点を抱えている。例えば、装飾用フィルムの支持体をポリ弗化ビニリデンの流延により形成しようとした場合、ポリ弗化ビニリデンの流延溶液の調製にまず困難がある。ポリ弗化ビニリデンは汎用の有機溶媒には不溶であり、N−メチルピロリドン等の一部の極性溶媒にのみ溶解可能であり、しかし、その溶解性は、極く低レベル(10重量%未満、一般に数重量%のオーダー)である。低固形分の溶液しか調製することができないので、流延法を適用しても、膜厚の薄いものしか成膜することができない。また、ポリ弗化ビニリデンの単独使用ではフィルムにヘイズが入るので、ヘイズの防止のためにアクリル樹脂等を併用しなければ透明度の高いフィルムが製造できないという弊害がある。
【0007】
また、弗化ビニリデンと4弗化エチレンのモル比4:1の共重合樹脂の流延により支持体を形成することも考えられる。この共重合樹脂は、アセトン、酢酸エチルをはじめとする汎用の有機溶媒に20重量%程度まで可溶であり、したがって、上記したポリ弗化ビニリデンに比較してより厚膜なフィルムを成膜することができる。しかし、この樹脂も、単独使用ではフィルムにヘイズが入るので、アクリル樹脂等を併用しなければ透明度の高いフィルムを製造することができない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、上記したような従来の技術の多くの問題点を解消して、優れた装飾効果に加えて、支持体の透明性、三次曲面追従性及び三次曲面成形性、長期耐候性、そして耐汚染性に優れた装飾用フィルムを提供することにある。
本発明のこの目的及びその他の目的は、以下の詳細な説明から容易に理解することができるであろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、透明な支持体の被着体側の表面に装飾金属層を有する装飾用フィルムであって、前記支持体が、4弗化エチレン、6弗化プロピレン及び弗化ビニリデンの共重合体からなることを特徴とする装飾用フィルムが提供される。また、本発明によれば透明な支持体の被着体側の表面に装飾金属層を有する装飾用フィルムを製造する方法であって、下記の工程:
シート状基材の剥離処理が施されている表面に4弗化エチレン、6弗化プロピレン及び弗化ビニリデンの共重合体の塗布溶液を所定の膜厚で流延及び乾燥し、そして、必要に応じて前記基材を取り除いた後、
形成されたフィルム状支持体の表面に装飾金属層を形成すること、
を含んでなることを特徴とする装飾用フィルムの製造方法も提供される。
【0010】
本発明では、長期耐候性及び耐汚染性に優れたフッ素含有樹脂を見い出すべく鋭意研究の結果、含フッ素単量体及びその重合比率を選択することを通じて上記したような特定の共重合体からなるフッ素含有樹脂に到達した。驚くべきことに、このフッ素含有樹脂は、それに他の合成樹脂等を混合することなく単独で、流延法により、均一な厚みの、良好な外観を有する無色透明フィルムを提供することが可能であった。また、このようにして得られたフィルムを支持体としてその表面に例えば金属蒸着層のような金属層を施して装飾用フィルムを作製すると、その装飾用フィルムは、優れた三次曲面追従性や金属光沢外観など、従来の装飾用フィルムではその達成が困難であった多くの特性をもたらすことができた。特に、この装飾用フィルムは、その優れた三次曲面追従性及び三次曲面成形性のため、インモールド成形で複雑な形状を有する成形品(被着体)の表面にそのフィルムを貼付する際に有利に使用することができた。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明による装飾用フィルムは、透明な支持体と、その支持体の被着体側の表面に施された装飾金属層とを含んで構成される。フィルムの支持体は、それが4弗化エチレン(以下、TFEとも記す)、6弗化プロピレン(HFP)及び弗化ビニリデン(VDF)の三元共重合体からなるということを特徴としている。この共重合体の単量体、4弗化エチレン、6弗化プロピレン及び弗化ビニリデンの重量比率は、好ましくは、35〜65:15〜25:15〜45であり、さらに好ましくは、35〜45:15〜25:35〜45である。それぞれの単量体の重量比率が上記したような範囲を外れると、所期の多くの特性のうちの少なくとも1つにおいて十分な値が得られないということが判明している。
【0012】
支持体は、通常、TFE/HFP/VDF三元共重合体の単独から構成することができ、他の合成樹脂等の添加を必要としない。しかし、その添加によって所期の効果にプラスした新たな効果が導き出されるようならば、必要に応じて追加の樹脂などを添加してもよい。また、この三元共重合体には、必要に応じて、重合体又は共重合体フィルム製造の分野で一般的に使用されている添加剤、例えば紫外線吸収剤などを添加してもよい。なお、TFE/HFP/VDF三元共重合体は、例えば、Dyneon社からTHV200P(商品名)フッ素樹脂(TFE:HFP:VDF=40:20:40)などとして入手可能である。
【0013】
TFE/HFP/VDF三元共重合体からなる支持体は、少なくとも下地の装飾金属層を透過して観察するに足る透明度を有していることが必要である。この透明度は、通常、目視観察によって装飾金属層を明瞭に認識できる程度であれば十分である。なお、この透明度を数値的に規定すると、ヘイズ値で、1.0%もしくはそれ以下の値であるのが好ましい。なお、ヘイズ値は、JIS K7105によって規定される値である。
【0014】
かかる支持体の膜厚は、特に限定されるものではない。所望とする装飾用フィルムの使用目的などにおいて任意に変更することができる。支持体の膜厚は、一般に、約10〜100μmであるのが好ましい。薄すぎると、フィルムの切断などの原因となり、反対に厚すぎると、本発明の効果が特に発揮できるところの三次曲面に追従できなくなるであろう。
【0015】
TFE/HFP/VDF三元共重合体からなる支持体によって支承されるべき装飾金属層は、いろいろな形態を有することができる。金属層は、例えば、金属箔又はフィルム、金属メッキ、金属蒸着層などであることができ、しかし、その取扱性や優れた外観などから、金属蒸着膜から構成するのが有利である。金属蒸着膜は、慣用の真空蒸着技法を使用して成膜することができる。蒸着金属は、所望とする装飾効果に応じて任意に変更することができるけれども、一般的に使用することのできる金属は、例えば、クロム、アルミニウム、スズなどである。装飾金属層の膜厚は、その金属層の種類によって広く変更することができるけれども、金属蒸着層の場合で、その膜厚は、一般に、約100〜2000Åである。
【0016】
本発明の装飾用フィルムにおいて、好ましくは、金属層の上にさらに接着剤層を施すことができる。この接着剤層の存在を通じて、被着体に対する装飾用フィルムの貼付や、あるいは、インモールド成形を行う場合には、成形品と装飾用フィルムとの接合を、より容易にかつより確実に行うことができる。すなわち、前者の場合には、被着体の表面に接着剤層を介して装飾用フィルムを貼付し、固定することができ、また、後者の場合には、被着体の表面に対する装飾用フィルムの貼付を、インモールド成形で、成形用金型の内壁の所定の部位に装飾用フィルムの支持体の金属層を有しない表面を固定し、そして、その内壁に対する支持体の固定を維持しながら、被着体形成用の成形材料を成形することにより行うことができる。すなわち、後者の場合、成形材料が硬化して成形品となった後、その成形品の表面に装飾用フィルムが貼付された状態となる。接着剤層は、選ばれた接着剤を装飾金属層に塗布し、乾燥して形成してもよく、さもなければ、商業的に入手可能な接着剤フィルムあるいはテープ、例えば剥離紙の付いた接着剤フィルムなどを装飾金属層に貼付することによって形成してもよい。
【0017】
本発明による装飾用フィルムは、いろいろな技法を使用して製造することができ、したがって、特定の技法に限定されるものではない。本発明者は、特に、装飾用フィルムを構成するTFE/HFP/VDF三元共重合体からなる支持体材料及び金属層の有する性質を十二分に発揮させるため、次のような手順に従って装飾用フィルムを製造するのが有利であるということを見い出した。
(1)TFE/HFP/VDF三元共重合体の成膜
TFE/HFP/VDF三元共重合体の塗布溶液をキャリヤフィルムに所定の膜厚で流延し、乾燥する。塗布溶液の調製のため、有機溶媒を使用する。適当な有機溶媒としては、例えばメチルエチルケトン(MEK)などのようなケトン系有機溶媒、エステル系有機溶媒、エーテル系有機溶媒などを挙げることができる。ここで重要なことは、三元共重合体を有機溶媒に溶解することによって得られる塗布溶液は、従来の装飾用フィルムの調製に用いられていたフッ素含有樹脂の塗布溶液に比較して固形分が高率で含まれるということである。塗布溶液中の固形分含有量は、一般に、約10〜40重量%である。
【0018】
キャリヤフィルムとしてのシート状基材は、流延法において一般的に用いられている材料であることができ、少なくとも三元共重合体の塗布溶液が塗布される面に剥離処理が施されているシート状基材を使用するのが好ましい。適当なシート状基材としては、例えば、片面剥離処理した2軸延伸ポリエステル(PET)フィルム、例えば帝人社製の非シリコーン系離型フィルム、ピューレックスTM#11などを挙げることができる。
【0019】
流延法は、一般的に知られている技法で行うことができる。塗布溶液の塗布が完了した後、通常は熱風乾燥によって乾燥を行う。その結果、塗布溶液中の有機溶媒が飛散せしめられ、所定の硬さを有する三元共重合体フィルムが得られる。このフィルムは、通常、シート状基材に付着せしめられた状態で、引き続く金属層形成工程に供される。しかし、必要に応じて、三元共重合体フィルムをシート状基材から分離した状態で使用してもよい。得られた三元共重合体フィルムは、無色透明であり、厚みが均一で、フィッシュアイ、フローマーク等の外観不具合がなく、常温で破断伸度500%近傍の伸びを有することができる。
(2)装飾金属層の形成
装飾金属層は、先にも説明したように、いろいろな技法を使用して異なる形態に形成することができる。ここでは、最も好ましい金属蒸着膜の形成について説明する。
【0020】
蒸着装置として、市販の真空蒸着機、例えば日本真空技術社製のEX−400真空蒸着機を使用する。この真空蒸着機に先に作製した三元共重合体フィルムを収容し、電子ビーム蒸着法によりクロムなどの金属を蒸着する。蒸着条件としては、金属蒸着に一般的に採用されている条件を、所望の結果に応じて採用することができる。三元共重合体フィルムの表面に薄く均一に被着された装飾金属層を有する装飾用フィルムが得られる。
(3)接着剤層の形成
好ましくは、上記のようにして製造した装飾用フィルムの装飾金属層の上にさらに接着剤層を形成する。接着剤層は、先にも述べたようにいろいろな手法に従って形成することができるけれども、ここでは、接着剤フィルムの使用による接着剤層の形成について説明する。例えば、片面剥離処理した2軸延伸ポリエステル(PET)フィルム、例えば帝人社製のシリコーン系離型フィルム、ピューレックスTM#20などの剥離処理面に接着剤溶液を塗布し、乾燥して接着剤フィルムを調製する。次いで、得られた接着剤フィルムをその粘着面を先の工程で製造した装飾用フィルムの金属層に密着させて貼付し、一体化する。離型フィルムそのものは、装飾用フィルムの使用の直前に剥離し、取り除くことができる。
【0021】
本発明による装飾用フィルムは、特にその金属光沢外観に優れており、また、三次曲面追従性及び三次曲面成形性、長期耐候性、そして耐汚染性に優れているので、装飾目的で広範囲の分野において、例えば自動車、オートバイ等の車両のラベル、ステッカー、ストライプテープなどとして、あるいはインモールド成形用に使用することができる。
【0022】
インモールド成形についてその好ましい一例をさらに説明すると、装飾用フィルムを、その接着剤層の表面が射出樹脂側になるようにインモールド射出成形用金型内にセットして、低温低圧反応射出成形法によりウレタン樹脂を射出する。次いで、金型内でウレタン樹脂を硬化させてから、それを離型する。表面に金属光沢外観を施したウレタン樹脂成形品がしたがって得られる。このようにして得られる成形品は、金属光沢フッ素樹脂フィルムが金型の細部形状に良好に追従しており、良好な金属外観を成形品に付与している。さらに、その最上層に特性に優れたフッ素含有樹脂を使用しているので、得られた成形品は、良好な長期耐候性及び耐汚染性を合わせて奏することができる。なお、ここではインモールド成形の例として射出成形を参照したけれども、必要に応じて、吹き込み成形、注型作業などを採用してもよい。
【0023】
【実施例】
次いで、本発明をそのいくつかの実施例を参照してさらに説明する。なお、本発明はこれらの実施例に限定されるものではないことを理解されたい。
例1
支持体の形成
THV200P(商品名)フッ素樹脂(Dyneon社製;TFE:HFP:VDF=40:20:40、重量平均分子量(スチレン換算)=1.7×105 )をメチルエチルケトンに溶解し、固形分30重量%のフッ素樹脂溶液を調製した。次いで、得られた樹脂溶液を片面剥離処理PETフィルム(帝人社製のピューレックスTM離型フィルム#11)の剥離処理面に塗布し、熱風乾燥した。塗膜中のメチルエチルケトンが蒸発し、膜厚25μmのフッ素樹脂フィルムが得られた。得られたフィルムは、無色透明で、フィッシュアイ等の外観不具合もなかった。
【0024】
装飾金属層の形成
先の工程で作製したフッ素樹脂フィルムを日本真空技術社製の真空蒸着機、EX−400(商品名)にセットし、電子ビーム蒸着法によりクロムを蒸着した。膜厚約500Åの金属クロム層がフッ素樹脂フィルム上に被着せしめられ、本発明で装飾用フィルムという金属外観フィルムが得られた。
【0025】
接着剤層の形成
ポリアミド樹脂(ヘンケルジャパン社製のマクロメルトTM6239)をイソプロピルアルコール/トルエン混合溶媒(1:1)に溶解し、固形分30重量%のポリアミド樹脂溶液を調製した。次いで、得られた樹脂溶液を片面シリコーン処理PETフィルム(帝人社製のピューレックスTM離型フィルム#20)のシリコーン処理面に塗布し、熱風乾燥した。塗膜中の溶媒が蒸発し、膜厚15μmのポリアミド系接着剤フィルムが得られた。得られたフィルムの接着剤面と先の工程で作製した金属外観フィルムの金属クロム面を貼り合わせて、接着剤層付き金属外観フィルムを作製した。
【0026】
インモールド成形
先の工程で作製した接着剤層付き金属外観フィルムから、そのフィルムの支持体側及び接着剤層のそれぞれを被覆しているピューレックスTM離型フィルム#11及び#20を剥離した。次いで、この金属外観フィルムをインモールド射出成形用金型内に、フィルムの接着剤層の表面が射出樹脂側となるようにセットした。フィルムのセットが完了した後、ポリエステルポリオール(3M社製のD6990)とポリイソシアネート(住友バイエルウレタン社製のスミジュールTMN3200)を1:1.1(重量比)で混合して調製したウレタン樹脂を低温低圧反応射出成形法により射出し、金型内でウレタン樹脂を硬化させた。ウレタン樹脂が硬化してから、得られた成形品を離型した。表面に金属光沢外観を施したウレタン樹脂成形品が得られた。得られた成形品では、透明性に優れるばかりでなく、金属光沢フッ素樹脂フィルムが金型の細部構造に良好に追従しており、良好な金属外観が認められた。さらに、この成形品は長期耐候性と耐汚染性にも優れることも認められた。
【0027】
比較例1
前記例1に記載の手法を繰り返した。しかし、本例では、比較のため、ポリ弗化ビニリデン/ポリメタクリル酸メチル混合樹脂押し出し成形フィルムとPETフィルムの積層フィルム(電気化学工業社製)を支持体として用意した。この支持体のフッ素樹脂フィルム面に前記例1と同様にして金属クロムを真空蒸着した。膜厚約500Åの金属クロム層がフッ素樹脂フィルム上に被着せしめられた。このようにして得られた比較用の金属外観フィルムは、フッ素樹脂フィルムが無色透明であるにもかかわらず、その成形が押し出し成形法によるため、フィッシュアイ等の外観不具合が確認された。
【0028】
引き続いて、前記例1と同様にして、金属外観フィルムの金属クロム面にポリアミド系接着剤フィルムの接着剤面を貼り合わせた。接着剤層付き金属外観フィルムが得られた。
さらに続けて、得られた接着剤層付き金属外観フィルムを使用して、前記例1と同様にしてインモールド成形を行った。得られた成形品は、金属光沢外観を有していたけれども、フッ素樹脂フィルムが金型の細部形状まで追従しておらず、所望の設計形状通りの成形品とはならなかった。また、フッ素樹脂フィルム由来のフィッシュアイ等の外観不具合がこの成形品の表面でも確認できた。
【0029】
比較例2
前記例1に記載の手法を繰り返した。しかし、本例では、比較のため、ネオフロンTMVT−100(商品名)フッ素樹脂(ダイキン工業社製)をアセトンに溶解し、固形分20重量%のフッ素樹脂溶液を調製した。次いで、得られた樹脂溶液を片面剥離処理PETフィルム(帝人社製のピューレックスTM離型フィルム#11)の剥離処理面に塗布し、熱風乾燥した。塗膜中のアセトンが蒸発し、膜厚20μmのフッ素樹脂フィルムが得られた。しかし、得られたフィルムには顕著なヘイズがあり、引き続く金属クロム蒸着工程に移行するに至らなかった。
【0030】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明によれば、装飾目的で、そのままラベル、ステッカー、ストライプテープなどとして使用することができるか、さもなければ、インモールド成形用に使用することのできる装飾用フィルムが提供される。本発明による装飾用フィルムは、金属光沢外観に優れた装飾効果を奏することは当然のこと、さらに加えて、複雑な三次曲面を有する被着体、特にインモールド成形品に対して外観不良等の欠陥を伴わずに貼付することができ、また、長期耐候性及び耐汚染性にも優れている。
Claims (3)
- 透明なフィルムの被着体側の表面に装飾金属層を有する装飾用フィルムであって、前記フィルムが、4弗化エチレン、6弗化プロピレン及び弗化ビニリデンの共重合体からなり、かつ前記共重合体において、4弗化エチレン、6弗化プロピレン及び弗化ビニリデンの重量比率が、35〜65:15〜25:15〜45であることを特徴とする装飾用フィルム。
- 被着体側の表面を有する透明なフィルムと、前記透明なフィルムの被着体側の表面に施された装飾金属層と、前記金属層に接合された被着体とを含む装飾された物品であって、前記透明なフィルムが、4弗化エチレン、6弗化プロピレン及び弗化ビニリデンの共重合体からなり、かつ前記共重合体において、4弗化エチレン、6弗化プロピレン及び弗化ビニリデンの重量比率が、35〜65:15〜25:15〜45であることを特徴とする装飾された物品。
- 装飾された物品を製造する方法であって、
4弗化エチレン、6弗化プロピレン及び弗化ビニリデンの共重合体からなり、かつ前記共重合体において、4弗化エチレン、6弗化プロピレン及び弗化ビニリデンの重量比率が、35〜65:15〜25:15〜45である透明なフィルムを流延する工程と、
前記透明なフィルムの被着体側の表面に装飾金属層を施して装飾用フィルムを形成する工程と、
前記装飾用フィルムの金属層を被着体に接合する工程と
を含んでなることを特徴とする装飾された物品の製造方法。
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