JP3778966B2 - フルカラー画像表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、白色光源からの光を三原色成分に分光する回折格子を用いた表示装置に係り、特に、フルカラー画像を表示する際に、光の利用効率を改善でき、好ましくは立体像の表示も可能なフルカラー画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
フルカラー画像を液晶パネルで表示する場合には各画素毎にR,G,B三原色の色成分が割り当てられる。液晶ディスプレイではバックライトの全面積のうち液晶パネル上に存在する画素の開口面積の分だけ光源光が画素表示に利用されることになる。従って、この開口面積が広いことが望ましい。また、観察者が移動してもカラー画像の明るさや色調が変化しないことが望ましい。然し乍ら、従来技術の場合、特に、TFT液晶パネルの場合にはバックライトの全面積のうち1/4程度しか画素開口が存在しない。更に、この1/4の開口面積をR,G,Bの3つの画素に分けることが必要になり、1つの色に対しては全面積の1/12しか入射光が利用されないことになる。ところで、従来のフルカラー画像表示装置では、各画素に対応してR,G,Bの着色セルを設けたカラーフィルタを使用していた。然し乍ら、カラーフィルタを介在させると白色光源光が大量に着色セルで吸収されるため、バックライトの利用効率が悪かった。この点を改善するため、予め白色光をR,G,B成分に分光してカラーフィルタの対応する着色セルに導く回折格子アレイを採用した技術が、例えば特開平6−222361号公報に開示されている。然し乍ら、回折格子アレイを用いると、R,G,B各成分の出射角度範囲に相異が生じるため、観察者の位置に依存して画像の明度や色調が変化する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記したように液晶ディスプレイの場合には1つの色について使用し得る開口面積は全面積の1/12程度であり極めて小さい。この開口面積を広げることは一般に難しいため、光の集光性を向上させ光の拡散を防止することが必要になる。また、基本的にカラーフィルタは光源光を吸収するため、利用効率を改善するためにはこれを必要としない構造が望まれる。更に、前記のように観察者の位置により画像の明るさが顕著に変ることは製品価値を低下させるため解決すべき課題となる。
【0004】
本発明は、以上の問題点を解決するもので、光の利用効率を向上し、明るい画像の観察ができると共に色ずれがなく、観察位置による明るさの変化が少なく、且つ好ましくは両眼視差を利用して立体像の表示が可能になるフルカラー画像表示装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、以上の目的を達成するために、入射する光を赤色(R),緑色(G),青色(B)の各波長分布の光に分散し、更に分散した光を観察者に対し少なくとも垂直方向に収束する機能を有する第1の回折格子を複数配置した第1の回折格子アレイと、前記第1の回折格子から出射したR,G,Bの各波長分布の光を、波長ごとの分光時の出射角度の違いを補償するように、夫々ほぼ同様な出射角度範囲で回折する機能を有する第2の回折格子からなる第2の回折格子アレイと、前記第1の回折格子アレイから出射したR,G,Bの各波長分布の光が前記第2の回折格子に入射する前もしくは後に配設され、前記各波長分布の光の透過強度を変調する空間光変調器とを設けてなるフルカラー画像表示装置を構成するものである。更に具体的に、前記第1の回折格子は、観察者に対し水平方向の出射方向分布を決定すべく水平方向に光を収束する機能を有するものからなり、前記第2の回折格子は水平方向に光をそのまま透過することを特徴とする。また、前記第1の回折格子は水平方向に光をそのまま透過するものからなり、前記第2の回折格子は、観察者に対し水平方向の出射方向分布を決定すべく水平方向に光を収束又は発散する機能を有することを特徴とする。また、前記第1の回折格子アレイと前記第2の回折格子アレイとの間でR,G,Bの各波長分布の光の収束位置付近に、前記波長分布の光のうちの夫々予め決められた波長成分の光を透過し、それ以外の波長成分を空間的に遮断する遮光板を設けることを特徴とする。また、R,G,Bに対応した着色セルを備え、夫々予め決められた波長成分のみを透過する機能を有するカラーフィルタを前記空間光変調器の前もしくは後に配置し、前記R,G,Bの各波長分布の光を夫々対応する着色セルに通すフルカラー画像表示装置を特徴とする。更に、前記第1の回折格子は、連続的に傾きが変化する曲線を基本要素とし、各要素間の間隔を少しずつ変化させながら前記基本要素を垂直方向に沿って並べたものからなり、前記曲線上の各点での傾きは、水平方向の収束,発散の角度範囲から決められ、前記間隔は、垂直方向の収束,発散の角度範囲から決められることを特徴とする。また、前記第2の回折格子アレイは、直線を基本要素とする均一な回路格子で覆われることを特徴とする。更に、前記第1の回折格子アレイは、複数種類の第1の回折格子を組み合わせたものを要素グループとしてこれを複数並べたものからなり、前記要素グループ内の各第1の回折格子は、水平方向に互いに隣接した角度範囲に光を回折し、垂直方向には同じ角度範囲に光を回折して水平方向に視差を有する立体像を表示可能にするフルカラー画像表示装置を特徴とするものである。また、前記第1の回折格子アレイを構成する第1の回折格子は、水平な直線を基本要素とし、各要素間の間隔が垂直方向に少しずつ変化するものであることを特徴とする。更に、前記第2の回折格子アレイを構成する第2の回折格子は、連続的に傾きが変化する曲線を基本要素とし、該基本要素を垂直方向に並べたものからなり、前記曲線上の各点の傾きは水平方向の収束,発散の角度範囲から決められるものであることを特徴とする。また、前記第2の回折格子アレイは、複数種類の前記第2の回折格子を組み合わせたものを要素グループとしてこれを複数並べたものからなり、前記要素グループ内の各第2の回折格子は、水平方向に互いに隣接した角度範囲に光を回折し、垂直方向には同じ角度範囲に光を回折して水平方向に視差を有する立体像を表示可能にするフルカラー画像表示装置を特徴とするものである。
【0006】
本発明によれば、前段の第1の回折格子アレイで白色光をR,G,B各成分に分光し、且つ集光している。集光した各色成分は夫々対応する空間光変調器の画素に導かれる。このため、原理的にカラーフィルタは不要であり、且つ光の利用効率が高い。また、後段の第2の回折格子アレイによりR,G,B各成分の出射角度範囲を互いに等しくなるように補正しているので、視角依存性がなくなる。更に、垂直方向だけでなく水平方向に対しても出射角度範囲を制御可能とし、好ましくは両眼視差を利用して立体表示を実現している。以上の構成により、光の利用効率が向上し、明るい画像が得られ、立体像の表示が可能になり、観察位置による明るさの変化が少なくなる効果が得られる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るフルカラー画像表示装置を図面を参照にして詳述する。図1は本発明のフルカラー画像表示装置の基本的な構成を示すものである。図1および図2に示すように、フルカラー画像表示装置は光源5からの白色光等の入射光4をR,G,B各色の波長分布の光に分散,集光する第1の回折格子1と、各波長分布の光を同様な出射角度範囲で回折する第2の回折格子2と、第2の回折格子2からの光の透過強度を変調してカラー画像を表示する空間光変調器3等から構成される。空間光変調器3は例えばアクティブマトリックス型の液晶パネルからなる。観察者6は観察範囲7内でカラー画像を観察する。なお、第1の回折格子1および第2の回折格子2は複数配置され第1の回折格子アレイ1Aおよび第2の回折格子アレイ2A(図2)を形成する。
【0008】
第1の回折格子1は入射光4をR,G,Bの各波長分布の光に分散し、更に、互いに分散した光を少なくとも垂直方向に収束する機能を有する。これに対し、第2の回折格子2は、互いに異なる発散角で入射したR,G,Bの各波長分布の光を補償的に回折して出射角度範囲を互いに一致させる。このとき一般的に回折格子の回折角度βは入射光の入射角α,波長λおよび格子間隔d(空間周波数の逆数)との関係において次式が成立する。
mλ=d(sinα−sinβ)
ここでmは回折次数であり通常は+1もしくは−1のみを考えればよい。即ち、回折格子の形状をブレーズド型等にすることにより+1次もしくは−1次の回折光の回折効率を非常に高くすることができる。このため+1次もしくは−1次の回折光のみを考えればよい。以上の式から垂直方向について考えると第1の回折格子1によって波長ごとに回折角度が変るが、各波長に対して第2の回折格子2の回折角度が一定でも第1の回折格子での分散の角度を補償するように機能できることがわかる。従って、第2の回折格子2においてR,G,B用の回折格子を共通のものとしてよく、作製が非常に容易になる。
【0009】
回折光8は前記したように少なくとも垂直方向に収束するが水平方向に対しては図3又は図11に示す2通りの場合が採用される。図3は水平方向についても回折する場合を示すもので入射光4は第1の回折格子1でR,G,Bの各波長分布ともほぼ同じ角度で水平方向に回折する回折光9となる。この場合、図示のように第2の回折格子2では影響を受けずにそのまま透過し空間光変調器3に入射される。これは、第1の回折格子1の空間周波数が垂直方向に高く水平方向に低い場合に容易に実現できる。以上のように、図3の例では第1の回折格子1に水平方向の回折作用を付加して水平方向の観察範囲7を規制している。図11の場合は、入射光4は水平方向に関してはそのまま第1の回折格子1を通過する透過光10となる。第2の回折格子2で水平方向に所定の出射角度範囲で広げられて空間光変調器3に入射する。即ち、図3の例とは逆に、図11の例では第2の回折格子2に水平方向の回折作用を付加している。勿論、場合によってはいずれの回折格子にも水平方向の回折作用を付加しなくてもよい。一般に、ディスプレイでは水平方向の視角範囲に較べて垂直方向の視角範囲を最適に制御することが重要である。即ち、水平方向に広い視角範囲を得たい場合には水平方向に散乱の効果を有するパネルをディスプレイ前面に取り付けるなどの容易な方法がある。
【0010】
再び図1に戻って第2の回折格子2は第1の回折格子1からのR,G,Bの各波長分布の回折光8を垂直方向に関しほぼ同一の出射角度範囲の回折光B,G,Rとして回折する機能を有するものからなる。
【0011】
以上のように垂直方向および水平方向に回折された各波長分布ごとの光は観察範囲7内にのみ回折される。これにより観察者6は観察範囲7内においては均一な明るさのカラー画像を観察することができる。
【0012】
空間光変調器3は第2の回折格子2の前又は後に配設されるもので(図示では第2の回折格子2の後に配置されている)各波長分布の光の透過強度を変調するものであり例えば液晶パネルに相当するものである。
【0013】
図4は第1の回折格子1と第2の回折格子2との間に遮光板11を介設した例を示す。遮光板はR,G,Bの各波長分布の光の垂直方向における収束位置付近に配置され、前記波長分布の光のうちの夫々予め決められた波長成分を透過し、それ以外の波長成分の光を空間的に遮断するものである。第1の回折格子1からの回折光8の例えばRとGとの間には中間色が連続的に介在するため光をR,G,Bに分散したとしても他の波長成分が混在して第2の回折格子2側に入射される。遮光板11は第2の回折格子2に入射する波長成分を空間的に選択することができ、R,G,Bの各波長成分を最適化することが可能である。従って、必要な光に関する損失はなく、観察される画像の彩度を高くすることができる。図5は遮光板11の一例を示すものである。遮光板11はR,G,Bに対応して水平方向に長い長方形の3個の開口部12を有しそれを囲んで遮光部13が形成される。開口部12が長孔状に形成されているのは一般的に水平方向と垂直方向の収束位置が異なるためである。なお、遮光板11を介設することによりカラーフィルタが不要となる。
【0014】
図6はカラーフィルタ14を補助的に配置した場合を示す。カラーフィルタ14はR,G,Bに対応した着色セルを備え、夫々予め決められた波長成分のみを透過する機能を有し、R,G,Bの各波長分布の光を夫々対応する着色セルに通す。この場合には、遮光板11(図4,図5)を用いた場合と同様にR,G,Bの各波長成分を最適化でき、彩度の高い画像を表示することができる。しかし、カラーフィルタ14はその内部に光を吸収する度合が遮光板11よりも大きく若干光の利用効率は下る。しかし、遮光板11に較べて配置に関する位置精度が要求されないので組み込みが容易にできる。なお、図6では空間光変調器3の後側に配置されているが、その前側に配置してもよい。
【0015】
図7(a)は第1の回折格子アレイ1Aの一例を示す。第1の回折格子アレイ1Aは図7(b)に示す第1の回折格子1を縦横に多数個配設したものからなる。第1の回折格子1は連続的に傾きが変化する曲線15を基本要素とし、各要素内の間隔16を少しずつ変化させたものからなる。曲線15上の各点での傾きは水平方向の収束,発散の角度範囲から決められる。また、間隔16は垂直方向の収束,発散の角度範囲から決められる。図示のように、第1の回折格子アレイは同じパターンの第1の回折格子1を並べるだけでよく、作製も容易である。また、第1の回折格子1はほぼ隙間なく表示部全域に並べることができるため入射する光を効率よく使える利点を有する。
【0016】
図8は第2の回折格子アレイ2Aの全体構成と、R,G,Bに対応した第2の回折格子2(b)のパターンを示す。図示のように、第2の回折格子2は水平な直線を基本要素とし等間隔で配列している。第2の回折格子アレイ2Aは同形の第2の回折格子2を縦横に並べたものである。図8(a)は第2の回折格子2を複数個並べたものから形成されるがパターンが共通のため領域分けは必要でなく一枚ものから形成されてもよく、作製が決めて容易である。この場合には位置合わせの精度を要求されないため作製が容易である。一要素分の3つの回折格子は夫々B用,G用,R用のものからなり、夫々の回折格子の直線間隔は一定である。
【0017】
図9は第1の回折格子アレイ1Aの他の例を示す。この第1の回折格子アレイ1Aは一対の左右対称の回折格子17,18を組み合わせてなる要素グループを複数個縦横に配置したものからなる。要素グループの回折格子17,18は傾きが徐々に変化する曲線19からなり、且つ垂直方向の間隔20は徐々に変化する。この回折格子17,18は水平方向に互いに隣接した角度範囲に光を回折し、垂直方向には同じ角度範囲に光を回折し水平方向に視差を有する立体像を表示可能にするものである。前記左側の回折格子17は正面から左側の決められた角度範囲まで光を広げて回折し、もう一方の右側の回折格子18は正面から右側の決められた角度範囲まで光を広げて回折する機能を有する。そこで、要素グループの内、回折格子17に対応する空間光変調器の各画素で3次元物体を左側から見た左画像を表示するようにし、回折格子18に対応する画素で右側から見た右画像を表示すると本発明の表示装置の正面付近で観察している観察者6の左目に回折格子17で得られた左画像が観察され、右目に回折格子18で得られた右画像が夫々独立に観察され両眼視差による立体像が認識できる。
【0018】
図10は前記図9における第1の回折格子アレイ1Aに組み合わされる遮光板21を示す。回折格子17,18に対応し、左右同一形状の一対の遮光板を組み合わせたものからなり、図5と同様に開口部22と遮光部23を有する。
【0019】
図11乃至図15に示す実施形態は前記のものと異なり、第1の回折格子1は水平方向の光をそのまま透過させ、第2の回折格子2は観察者に対し、水平方向に光の出射方向分布を決定すべく水平方向に光を回折する機能を有する。この点は先に図11を参照して説明を行った。なお、この場合も、図4,図6に示した遮光板11およびカラーフィルタ14に類するものを使用してもよいが説明を省略する。なお、図12の遮光板24がこの場合適用される。遮光板24は開口部25,遮光部26を有するものからなり、開口部25は図4の遮光板11の開口部12に較べて横長に形成される。これは第1の回折格子1が図11に示すように水平方向の光をそのまま通過光10として透過させるために広幅に形成する必要があるためである。
【0020】
図13は図11に示した第1の回折格子アレイ1Aの具体例を示す。第1の回折格子1は水平直線を基本要素とし、水平方向は均一で垂直方向には格子間隔が変化するものからなる。この第1の回折格子アレイ1Aは以上のパターン構造の第1の回折格子1を縦横に配列したものからなる。同一のパターンの第1の回折格子1を使用できるため作製が容易である。また、ほぼ隙間なく表示部全域に並べることができるため入射する光を効率よく使うことができる。
【0021】
図14は図11に示した第2の回折格子アレイ2Aの具体例を示す。第2の回折格子2はR用回折格子27,G用回折格子28およびB用回折格子29の3つの回折格子を1組としたものからなり、第2の回折格子アレイ2Aは前記1組の第2の回折格子2を縦横に並べたものからなる。なお、R用回折格子27,G用回折格子28およびB用回折格子29はすべて同一の形状のものからなる。即ち、R用回折格子27は連続的に傾きが変化する曲線30を基本要素とし、この基本要素を垂直方向に等間隔で並べたものからなる。曲線30上の各点の傾きは、水平方向の収束,発散の角度範囲から決められるものである。前記したように同一のパターンが使用されるため作製が容易である。以上の本発明の例では同一パターンのものを複数個配列したものからなるが、本発明の表示装置の表示面積が観察可能範囲よりも非常な大きい場合は表示装置の位置に応じて回折格子のパターンを変えた方が光の利用効率などの面で適する場合もある。
【0022】
図15は第2の回折格子アレイ2Aの別の例を示し、立体表示を可能にしている。第2の回折格子2は左右対称の回折格子31,32を一つの要素グループとして組み合わせたものを縦横に配列したものからなる。図の左側の回折格子31は同一パターン形状のR用回折格子33,G用回折格子34およびB用回折格子35を縦に並べたものからなり右側の回折格子32は前記R用,G用,B用回折格子33,34,35と対称なR用回折格子36,G用回折格子37およびB用回折格子38を縦に並べたものからなる。各回折格子33乃至38は傾きが連続的に変化する曲線39からなる。曲線39上の各点の傾きは水平方向の収束,発明の角度範囲から決められる。水平方向に互いに隣接した角度範囲に光を回折するものであり、垂直方向には同じ角度範囲に光を回折する。図15(b)の要素グループの左側の回折格子31は正面から左側の決められた角度範囲まで光を広げて回折し、残る右側の回折格子32は正面から右側の決められた角度範囲まで光を広げて回折する機能を持っている。そこで要素グループの内の回折格子31に対応する空間光変調器3の各画素で3次元物体を左側から見た左画像を表示するようにし、右側の回折格子32に対応する空間光変調器3の各画素で右側から見た右画像を表示すると本発明の表示装置の正面付近で観察している観察者6(図2)の左目には左画像が観察され、右目には右画像が夫々独立に観察され、両眼視差による立体像が認識される。
【0023】
本発明は以上のものに限られるものではなく、以下のようにしてもよい。本実施態様では、第2の回折格子アレイ2Aの観察者側に空間光変調器3を配置する場合について述べたが、第2の回折格子アレイ2Aと第1の回折格子アレイ1Aの間に配置してもよい。また、本実施態様では、第1の回折格子アレイ1Aと第2の回折格子アレイ2Aが夫々独立した素子であるように述べたが、1つの透明基材の表裏に夫々の回折格子アレイを形成してもよい。この場合、装置として簡単になるだけでなく、2つの回折格子アレイの相対配置位置が正確にできる。また、本実施態様では、第1の回折格子1からの回折光が一度収束した後、第2の回折格子2に入射する場合について述べたが、ある程度収束していれば、収束中であっても同様の効果が得られる。また、本実施態様では、例えば第1の回折格子1で回折光の出射角度範囲を決める場合について述べたが、第1の回折格子1における収束角度を適当なものとし、第2の回折格子2によって観察範囲に適した出射角度で回折するようにしてもよい。この場合は、第2の回折格子2が比較的複雑になり、第1の回折格子1との位置合わせは正確に行う必要があるが、遮光板11を挿入する場合に配置が容易になり、R,G,Bの各波長分布の選択が任意に行える。本実施態様では、例えば第1の回折格子1で回折光の垂直方向の出射角度範囲を決め、第2の回折格子2で水平方向の出射角度範囲を決める場合について述べたが、第1の回折格子1では装置構成上適当な位置に光が収束するようにし、第2の回折格子2において水平方向に加えて垂直方向の出射角度も適切にするような機能を持たせてもよい。この場合、例えば、遮光板11を挿入する場合に配置が容易になり、R,G,Bの各波長成分の選択が任意に行える。本実施態様では、2枚の視差画像によって立体像を表示する場合について述べたが、これに限らず、複数枚の視差画像と、同数個の種類の第1の回折格子1又は第2の回折格子2を要素グループとして用意することにより、より自然な立体像が表示できる。このとき、要素グループ内の第1の回折格子1又は第2の回折格子2は夫々隣接する角度範囲に光を回折する機能を持っている必要がある。
【0024】
【発明の効果】
本発明のフルカラー画像表示装置は、次のような顕著な効果を奏する。
1)本発明の装置は、液晶ディスプレイのようなバックライトを必要とする表示装置において光の利用効率を非常に高くでき明るい像が観察できる。また、色ずれなどが極めて小さくできる効果を有する。
2)本発明の表示装置では、入射光の波長ごとの分光と収束の2つの機能をもつ第1の回折格子により1画素毎に対応したR,G,Bの収束光とし、この収束光のうち、R,G,Bの各波長成分を同一の角度範囲に回折する機能を有する第2の回折格子によりほぼ同じ出射角度範囲を持った光としている。このR,G,Bの各波長成分は夫々空間光変調器の各画素により光強度が変調され、原理的にカラーフィルタを用いることなくR,G,Bの夫々の光強度により任意の色調を表示することができる。
3)第1の回折格子における収束角度は、基本的に観察者に対する垂直方向の観察範囲によって決められる。一般的には垂直方向の観察範囲は狭くてよいため、回折格子における同方向の収束角度範囲は狭くてよい。第2の回折格子は第1の回折格子による波長ごとの分光時の出射角度の違いを補償するように機能し、従って観察範囲では色ずれなくフルカラー画像が観察できる。一方、観察範囲以外には光が殆ど漏れないため、光の利用効率は非常に高く、明るい画像を観察することができる。
4)第1,第2の回折格子を適切に設計することによって、観察可能範囲内での垂直方向および水平方向における光量分布を均一にできる。従って、観察可能範囲内において観察者はどの位置から見ても等しい明るさの画像を観察できる。
5)第1の回折格子からの光の垂直方向の収束位置付近に予め決められたR,G,Bの波長成分を通過するような開口部が設けられた遮光板を配置することにより、必要な波長成分の損失を避けて、且つ観察される色を形成するR,G,Bの各色の波長分布を適切に狭くすることができ、従って彩度の高いフルカラー画像を表示することができる。
6)空間光変調器の前、もしくは後に補助的なカラーフィルタを配置して、各色の波長分布を補正しても5)とほぼ同様な効果が得られる。
7)第2の回折格子アレイは全面均一な回折格子とすることも可能であり、この場合、第1の回折格子アレイとの位置合わせなどの必要なく、非常に簡便に実施できる。
8)複数種類の第1の回折格子又は第2の回折格子を要素グループとし、要素グループ内の各回折格子は、観察者に対し、夫々垂直方向には同じ角度範囲に光を回折し、水平方向には夫々隣接する角度範囲に回折する機能を持たせることにより、各回折格子について夫々独立、且つ隣接した観察範囲が設定でき、従って本発明の表示装置は観察する方向により独立して異なる視差画像を表示できるため、両眼視差を利用した立体像の表示が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフルカラー画像表示装置の実施の形態の概要構成を示す断面図。
【図2】本発明のフルカラー画像表示装置の実施の形態の構成と観察者との関係を示す斜視図。
【図3】水平方向の光を収束するように形成される第1の回折格子における水平方向の回折光を示す断面図。
【図4】遮光板を配設した本発明の実施の形態の構成を示す断面図。
【図5】図4における遮光板の平面図。
【図6】補助カラーフィルタを配設した本発明の実施の形態の構成を示す断面図。
【図7】曲線の要素を有する第1の回折格子を複数個配列した本発明の実施の形態の第1の回折格子アレイの平面図。
【図8】同一パターンの直線状の要素回折格子を有する第2の回折格子を複数個配列した本発明の実施の形態の第2の回折格子アレイの平面図。
【図9】立体像を形成するための第1の回折格子アレイを示す平面図。
【図10】図9における遮光板の平面図。
【図11】水平方向に光を透過する第1の回折格子および水平方向に回折する第2の回折格子を組み合わせした実施の形態における水平方向の回折光を示す断面図。
【図12】図11に示した第1の回折格子を使用する本発明のフルカラー画像表示装置に使用される遮光板の平面図。
【図13】水平方向に光をそのまま透過する第1の回折格子の構造を示す平面図。
【図14】水平方向に光を回折する機能と垂直方向に光を同様な出射角度範囲で回折する機能を有する第2の回折格子の平面図。
【図15】立体像を形成するための第2の回折格子を示す平面図。
【符号の説明】
1 第1の回折格子
1A 第1の回折格子アレイ
2 第2の回折格子
2A 第2の回折格子アレイ
3 空間光変調器
4 入射光
5 光源
6 観察者
7 観察範囲
8 回折光
9 回折光
10 透過光
11 遮光板
12 開口部
13 遮光部
14 補助カラーフィルタ
15 曲線
16 間隔
17 回折格子
18 回折格子
19 曲線
20 間隔
21 遮光板
22 開口部
23 遮光部
24 遮光板
25 開口部
26 遮光部
27 R用回折格子
28 G用回折格子
29 B用回折格子
30 曲線
31 回折格子
32 回折格子
33 R用回折格子
34 G用回折格子
35 B用回折格子
36 R用回折格子
37 G用回折格子
38 B用回折格子
39 曲線

Claims (11)

  1. 入射する光を赤色(R),緑色(G),青色(B)の各波長分布の光に分散し、更に分散した光を観察者に対し少なくとも垂直方向に収束する機能を有する第1の回折格子を複数配置した第1の回折格子アレイと、前記第1の回折格子から出射したR,G,Bの各波長分布の光を、波長ごとの分光時の出射角度の違いを補償するように、夫々ほぼ同様な出射角度範囲で回折する機能を有する第2の回折格子からなる第2の回折格子アレイと、前記第1の回折格子アレイから出射したR,G,Bの各波長分布の光が前記第2の回折格子に入射する前もしくは後に配設され、前記各波長分布の光の透過強度を変調する空間光変調器とを設けることを特徴とするフルカラー画像表示装置。
  2. 前記第1の回折格子は、観察者に対し水平方向の出射方向分布を決定すべく水平方向に光を収束する機能を有するものからなり、前記第2の回折格子は水平方向に光をそのまま透過するものである請求項1のフルカラー画像表示装置。
  3. 前記第1の回折格子は水平方向に光をそのまま透過するものからなり、前記第2の回折格子は、観察者に対し水平方向の出射方向分布を決定すべく水平方向に光を収束又は発散する機能を有するものである請求項1のフルカラー画像表示装置。
  4. 前記第1の回折格子アレイと前記第2の回折格子アレイとの間でR,G,Bの各波長分布の光の収束位置付近に、前記波長分布の光のうちの夫々予め決められた波長成分を透過し、それ以外の波長成分を空間的に遮断する遮光板を設けてなる請求項1乃至請求項3のいずれかのフルカラー画像表示装置。
  5. R,G,Bに対応した着色セルを備え、夫々予め決められた波長成分のみを透過する機能を有するカラーフィルタを前記空間光変調器の前もしくは後に配置し、前記R,G,Bの各波長分布の光を夫々対応する着色セルに通すようにした請求項1乃至請求項3のいずれかのフルカラー画像表示装置。
  6. 前記第1の回折格子は、連続的に傾きが変化する曲線を基本要素とし、各要素間の間隔を少しずつ変化させながら前記基本要素を垂直方向に沿って並べたものからなり、前記曲線上の各点での傾きは、水平方向の収束,発散の角度範囲から決められ、前記間隔は、垂直方向の収束,発散の角度範囲から決められるものである請求項1,2,4,5のいずれかのフルカラー画像表示装置。
  7. 前記第2の回折格子アレイは、直線を基本要素とする均一な回路格子で覆われているものである請求項1,2,4,5,6のいずれかのフルカラー画像表示装置。
  8. 前記第1の回折格子アレイは、複数種類の第1の回折格子を組み合わせたものを要素グループとしてこれを複数並べたものからなり、前記要素グループ内の各第1の回折格子は、水平方向に互いに隣接した角度範囲に光を回折し、垂直方向には同じ角度範囲に光を回折して水平方向に視差を有する立体像を表示可能にするものである請求項1,2,4,5,6,7のいずれかのフルカラー画像表示装置。
  9. 前記第1の回折格子アレイを構成する第1の回折格子は、水平な直線を基本要素とし、各要素間の間隔が垂直方向に少しずつ変化するものである請求項1,3,4,5のいずれかのフルカラー画像表示装置。
  10. 前記第2の回折格子アレイを構成する第2の回折格子は、連続的に傾きが変化する曲線を基本要素とし、該基本要素を垂直方向に並べたものからなり、前記曲線上の各点の傾きは水平方向の収束,発散の角度範囲から決められるものである請求項1,3,4,5,9のいずれかのフルカラー画像表示装置。
  11. 前記第2の回折格子アレイは、複数種類の前記第2の回折格子を組み合わせたものを要素グループとしてこれを複数並べたものからなり、前記要素グループ内の各第2の回折格子は、水平方向に互いに隣接した角度範囲に光を回折し、垂直方向には同じ角度範囲に光を回折して水平方向に視差を有する立体像を表示可能にする請求項1,3,4,5,9,10のいずれかのフルカラー画像表示装置。
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