JP3778534B2 - コンクリート製品連結構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、側溝用ブロック、擁壁用ブロックなどのコンクリート製品を複数個連結するためのコンクリート製品連結構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
コンクリート製品、とりわけ重量の大きなブロックを多数連結して施工する場合、通り方向及び垂直方向の位置決め作業に手間と熟練を要する。特に、先に敷きモルタル上に設置したブロックに次のブロックを設置する場合、水平位置、垂直位置を合わせる作業はクレーンを用いてブロックの位置の微調整を行わなければならないし、ブロック間の連結面が密着するように寄せる作業も熟練を要する。
【0003】
また、従来の連結部には鉄製の板をボルト、ナットで締結するため特にコンクリート製品埋設する場合土中作業になり、非常に危険を伴う。また連結部に使用される鉄板及びボルト、ナットは経年において発錆、腐食しコンクリート製品連結を維持し得なくなり構造物の安全が確保できない。
【0004】
従来においても、円柱状あるいは截頭円錐体を両側に形成した連結ピンが各種提供されているが、ブロック間の連結面が密着するように連結する構造のものはなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
近年においては、いわゆる3Kの労働に対して就労希望者が少なく、熟練者の高齢化にも拘わらず、後継者が育たない状況にある。
【0006】
本発明が解決しようとする課題は、工具を使用せず、熟練を要することなく、コンクリート製品連結時の正確な位置決め作業及びコンクリート製品間の連結面の密着作業を安全で迅速に容易に行うことができ、作業者の安全を確保し、負担を軽減することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明のコンクリート製品連結構造は、コンクリート製品どうしの連結構造において、前記コンクリート製品の連結面に、抜け止め用爪を内面に形成すると共に補強及び回り止めのためのリブを外周面に形成した連結ブッシュを埋設し、この連結ブッシュに嵌合される連結ピンの両側に、前記抜け止め用爪に係合する小径部を有する頭部を形成したことを特徴とする。
【0008】
また、本発明のコンクリート製品連結構造は、前記抜け止め用爪を弾性変形可能に形成した。前記連結ピンの中央部は大径部として、位置決め、ズレ防止及び剪断力に耐えるようにする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を実施例を参照しながら具体的に説明する。
【0010】
図1は本発明の第1実施例を示す連結構造の断面図である。図において、1はコンクリート製品3の連結面に端部が露出するように埋設された連結ブッシュ、2は連結ピンである。図2は連結ブッシュ1の形状を示すもので、(a)は側面図、(b)は(a)のA−A線断面図、(c)は正面図である。連結ブッシュ1はナイロン等のプラスチック製であり、その内面には抜け止め用爪1aが形成されている。切欠部1bは抜け止め用爪1aに弾性を持たせるためのものである。連結ブッシュ1の外周には補強及び回り止めのためのリブ1cが形成されている。
【0011】
連結ピン2は、図3((a)は正面図、(b)は側面図)に示すように、連結ブッシュ1の内部の抜け止め用爪1aに係合する小径部2bを有する頭部2aを両側に形成し、軸部の中央は大径部2cとなっている。
【0012】
図4は本発明の第2実施例を示すものであり、この例では連結ピン2の軸部2dの中央はリング部2eとなっている。
【0013】
第1実施例の大径部2c及び第2実施例のリング部2eはともに、コンクリート製品3の接合面において連結ピン2に掛かる剪断力に対して支持力を高めるために形成したものである。連結ピン2の材質は、金属製でもプラスチック製でもよい。
【0014】
図5は本発明の連結ブッシュ1及び連結ピン2を用いてコンクリート製品を連結する状態を示したもので、基礎コンクリート10の上に施工された敷きモルタル11上の連結部にライナープレート12を敷き、図面上右側のコンクリート製品3をクレーン等で設置し、次いでコンクリート製品3の連結ブッシュ1に連結ピン2の半分を打ち込む。次に、左側のコンクリート製品3をクレーン等で吊り、右側のコンクリート製品3の端面から突出している連結ピン2に左側のコンクリート製品3の連結ブッシュ1が嵌まり込むように近づけ、敷きモルタル11上に置く。連結ピン2が連結ブッシュ1に完全に嵌まり込むようにするために、本実施例では引き寄せ治具13を用い、コンクリート製品3の側部に設けられた吊り具掛け用の穴を利用して梃子作用で引き寄せる。このようにして、両コンクリート製品3は密着状態に連結される。
【0015】
【発明の効果】
上述したように、本発明によれば、熟練を要することなく、コンクリート製品連結時の正確な位置決め作業及びブロック間の連結面の密着作業を安全に短時間で容易に行うことができ、作業者の安全を確保し負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例を示す連結構造の断面図である。
図4は本発明の第2実施例を示すものであり
【図2】 連結ブッシュの形状を示すもので、(a)は側面図、(b)は(a)のA−A線断面図、(c)は正面図である。
【図3】 連結ピンの形状を示すもので、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図4】 本発明の第2実施例を示す連結構造の断面図である。
【図5】 本発明の連結ブッシュ及び連結ピンを用いてコンクリート製品を連結する状態を示すもので、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【符号の説明】
1 連結ブッシュ、1a 抜け止め用爪、1b 切欠部、1c リブ、2 連結ピン、2a 頭部、2b 小径部、2c 大径部、2d 軸部、2e リング部、3 コンクリート製品、10 基礎コンクリート部、11 敷きモルタル、12 ライナープレート、13 引き寄せ治具
Claims (3)
- コンクリート製品どうしの連結構造において、前記コンクリート製品の連結面に、抜け止め用爪を内面に形成すると共に補強及び回り止めのためのリブを外周面に形成した連結ブッシュを埋設し、この連結ブッシュに嵌合される連結ピンの両側に、前記抜け止め用爪に係合する小径部を有する頭部を形成したことを特徴とするコンクリート製品連結構造。
- 前記抜け止め用爪を弾性変形可能に形成した請求項1記載のコンクリート製品連結構造。
- 前記連結ピンの中央部を大径部とした請求項1記載のコンクリート製品連結構造。
Priority Applications (1)
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JP12269097A JP3778534B2 (ja) | 1997-05-13 | 1997-05-13 | コンクリート製品連結構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP12269097A JP3778534B2 (ja) | 1997-05-13 | 1997-05-13 | コンクリート製品連結構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH10311098A JPH10311098A (ja) | 1998-11-24 |
JP3778534B2 true JP3778534B2 (ja) | 2006-05-24 |
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ID=14842216
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP12269097A Expired - Fee Related JP3778534B2 (ja) | 1997-05-13 | 1997-05-13 | コンクリート製品連結構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3778534B2 (ja) |
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1997
- 1997-05-13 JP JP12269097A patent/JP3778534B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH10311098A (ja) | 1998-11-24 |
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