JP3777070B2 - Winding method of wire - Google Patents

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、熱間圧延された線材を巻取装置のレーイングヘッドからリング状に放出してこれを強制的に後続の搬送コンベア上に展開させるための線材の巻取方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
高温の熱間圧延された線材を巻取装置のレーイングヘッドでリング（らせん）状に形成してこれを搬送コンベア上に落下させて非同心円状に展開し、搬送しながらコンベア上で冷却する技術（例えば、ステルモア方式）が知られている。この場合、コンベア上のリング状線材は、搬送方向に沿ってコンベア面に対しできるだけ水平に近い状態で倒れていることが望まれる。線材リングがコンベア上で自立（起立）すると、図４に示すように、ローラコンベア５上に自立した線材リング３ａは、ローラコンベア５による搬送力を得られないため、後続する線材リングを蓄積してしまい、搬送不能を引き起こし、その後の操業に支障を来すし、均一な冷却も期待できない。
【０００３】
線材リングの自立の原因としては、線材自体の曲げ応力（剛性）が高いことが考えられる。線材の径が太いほど、また線材の巻取温度が低い程、剛性が高くなる傾向を示すが、最近のように広い範囲の線材径及び巻取温度を対象とする線材処理技術においては、剛性面だけで線材径や温度を決めることはできず、必然的に剛性の高い線材の巻取作業を行わざるを得ない。
【０００４】
このため従来においても、この線材リングの自立を防止するために、巻取装置のレーイングヘッド出側上方に、所要の長さ範囲にわたって回転する回転体（エンドレス状のチェーン）を配置し、この回転体に所定間隔に突設された多数の押しつけ爪と、前記回転体の回転速度制御装置を具備した巻取補助装置が提案されており（特許第２６９２５０４号）、レーイングヘッドから放出された線材リングを上記押しつけ爪で上方から押さえ付け自立を防止している。
また、これとは別に実開昭５７−１８５４２６号公報においても、レーイングヘッドのボトムトリッパー（リング受け部材）に突起物を形成し、トリッパー面上を通過する線材リングの下端側を引っ掛けてリングを転倒させる手段が提案されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前者の特許第２６９２５０４号の手段では、回転体の押しつけ爪と線材の接触により、線材表面に疵が発生し、製品品質として問題となり、特に表面疵基準の厳しい線材には使用不可能であった。また、装置自体が大掛かりでコスト面でも問題であり、しかも、レーイングヘッドのパイプ交換作業時にはこの装置が邪魔となり、交換作業に支障を来し、圧延停止時間を長くするという問題もあった。また、後者の実開昭５７−１８５４２６号公報についても、簡潔な手段としての有利性はあるが、前者と同様に、突起物と線材の接触は避けられず、有害疵発生の問題は解消されていない。
【０００６】
本発明は、このような従来技術の問題点を解決するためになされたもので、線材に有害な表面疵を発生することなく、しかも確実に線材リングの自立を防止して線材を安定して搬送コンベア上に展開させることを課題とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するための本発明に係る線材の巻取方法は、線材の巻取装置のレーイングヘッド出側下部とリング状線材を展開して搬送する搬送コンベアのレーイングヘッド側先端との間に、搬送コンベアの搬送方向に対し交差しかつほぼ水平の回転軸を有する全く突起のない円筒状の１００〜３００ mm φの径をもつ回転ローラを配置すると共に、該回転ローラをローラ頂面が搬送コンベアのレベル面より５０ mm 以上から搬送コンベアのレベル面より下方の位置になるまで昇降自在に保持可能な巻取補助装置を用いて線材リングを巻取る方法であって、前記回転ローラをローラ頂面が搬送コンベアのレベル面より５０ mm 以上の位置になるまで上昇させてレーイングヘッドから放出された線材リングの下部に接触せしめてリングを転倒させ、搬送コンベア上に各線材リングが非同心円状に展開させ搬送させると共に、線材リングの先頭位置と終端位置の通過時には前記回転ローラをローラ頂面が搬送コンベアのレベル面より下方の位置になるまで下降させてリングが回転ローラに引っ掛からないようにすることを特徴とする。
【０００９】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態例を図面に基づいて説明する。
図１に示すように、巻取機のレーイングヘッド１によりリング状に巻き取られ連続的に放出される線材リング３は、相互に重合した非同心円状態で搬送コンベア５上にて搬送され、適宜冷却されて集束位置に送られる。本発明においては、上記レーイングヘッド１の出側下部と搬送コンベア５間に、搬送コンベアの搬送方向に対し交差しかつほぼ水平の回転軸を有する全く突起のない円筒状の回転ローラ２を１個配置する。具体的には、従前の搬送コンベアのレーイングヘッド側の端部を一定長さにわたって取り除いて、レーイングヘッド１の下部に一体的に設置されているトリッパー６との間にスペースをつくり、そこに前記回転ローラ２を配置するものである。該回転ローラ２は昇降装置４にて保持され、任意の高さ範囲で昇降自在とされている。
【００１０】
図２は回転ローラ２の正面図を示し、ローラ２を軸支するローラ受け部７は、２本の昇降ロッド８にて保持され、該ロッド８は昇降装置４によって伸縮し、回転ローラ２を昇降する。例えば、昇降装置４をシリンダなどによって構成する場合には、昇降ロッド８がピストンロッドに相当する。なお、ローラ受け部７の中心位置で１個の昇降装置と１本のロッドによって支えることもできる。ローラの材質としては線材リングが高温であるため、耐熱性の材料で製作することが好ましい。また、回転ローラ２は、線材リングの接触移動によって回転するアイドラータイプでも或いは積極的に線材に搬送力を付与すると共に線材とローラとができるだけ擦れないようにするために駆動ローラタイプとしてもよい。
【００１１】
回転ローラ２の径は、余り小さすぎても線材リングの転倒を引き起こさず簡単に線材が乗り越えてしまい、また、大きすぎても線材リングが乗り越えられず、かつ、設備面でも不利であることから、大体１００〜３００mmの範囲でよく、好適な径としては１５０〜２００mm程度である。また、長さについては特に制限はないが、ほぼ搬送コンベアのローラと同長とすることが望ましい。さらに、回転ローラ２の上昇位置としては、搬送コンベア５の上面レベルより上方にすることが必要であるが、ローラの機能を十分に発揮させるためにはローラ頂面が搬送コンベア５のレベル面より５０mm以上高くする必要がある。
【００１２】
図３を用いて線材リングの巻取作業を説明するが、便宜上、リングは非連続に示しているが、実際には各リングは連続している。巻取機のレーイングヘッド１から一定の径で放出される線材リング３がトリッパー６を経て送られてくると、そこに回転ローラ２が突出する形で設置されているためリングの下方部分が引っ掛かり、丁度足払いを受けた状態でリングが転倒する。図示の場合、リング３Ａが転倒していく方向に回転モーメントＭを増幅し、次の搬送コンベア５上に自立することなく、ほぼ水平に近い姿勢で展開して互いにほとんどを重なり合った状態となる。なお、巻取の開始と終了時における一定量の線材リングの先頭部と終端部が、トリッパー６と上昇位置の回転ローラ２の間を通るとき、リングが引っ掛かり易いので、この先・終端部が通過時には回転ローラ２を昇降装置４により少なくとも搬送コンベアのレベル面より下方に下げておくことが必要である。
【００１３】
なお、線材リングの先頭部・終端部の通過時に回転体を下降させる他に、明らかに巻き取られる線材の径或いは巻取温度の関係で線材リングに自立現象が発生しないことが分かっている場合には、初めから回転体を搬送コンベア面より下方に下げておく操業方式も考慮する必要がある。
【００１４】
【実施例】
合金鋼線材（鋼種ＳＣＭ４３５）を熱間圧延して所望の径で巻取機のレーイングヘッドから搬送コンベア上に放出し、搬送した。表１にそのときの線材径及び巻取温度を示すと共に、レーイングヘッドと搬送コンベアとの間に、本発明の巻取補助装置である図１の回転ローラ（２００mmφ×１５００mm長さ、材質ＦＣＤ，アイドラータイプ）を配置した場合（本発明例）と、何等の装置を配置しなかった場合（従来例）とで、線材リング（リング径１２００mm）の搬送状況を比較してみた。なお、本発明では回転ローラ頂面は搬送コンベア面レベルから１００mm上になるように設置した。
【００１５】
【表１】

【００１６】
表から分かるように、従来例では巻取温度が比較的低温のものや、太径のものにリング自立が発生し、操業不能となるケースが多かったが、本発明を備えたものは全くリング自立は生ぜず、安定した展開搬送が行われた。また、搬送された線材の表面には有害な疵は見受けられなかった。
【００１７】
【発明の効果】
以上説明した本発明に係る巻取方法によれば、レーイングヘッドから放出されるリング状線材は搬送コンベア上で自立することなく、安定した状態でコンベア上に送ることができる。また、製品として有害な表面疵が線材にほとんど発生せず品質面でも全く問題がない。さらに、設備的にコンパクトでレーイングヘッド出側下部に配置するため、レーイングヘッドのパイプ交換作業の支障とならず、交換作業時間の短縮化を可能とし、生産性向上に寄与する。
一方、本発明に係る巻取方法によれば、リング状線材を搬送コンベア上に安定した状態で展開し搬送することができ、かつ、回転体を適宜昇降させることにより、リング状線材の先頭部・終端部の通過時にも引っ掛かりを生じることなく、良好な状態で搬送し得る。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る巻取補助装置を設置した巻取装置のレーイングヘッド箇所を示す側面概要図。
【図２】図１における回転ローラの具体例を示す正面図。
【図３】本発明の巻取方法を説明するための模式図。
【図４】従来の巻取方法を説明するための模式図。
【符号の説明】
１ レーイングヘッド
２ 回転ローラ
３ 線材リング
４ 昇降装置
５ 搬送コンベア
６ トリッパー
７ ローラ受け部
８ 昇降ロッド[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to wound Tokata method of the wire for deploying the hot rolled wire rod from Leh queuing head of the winding apparatus on forcing subsequent conveyor this by releasing the ring .
[0002]
[Prior art]
A hot hot-rolled wire is formed in a ring shape by the laying head of the winding device, dropped onto the transport conveyor, developed in a non-concentric circle, and cooled on the conveyor while being transported. Techniques (for example, Stealmore system) are known. In this case, it is desirable that the ring-shaped wire on the conveyor is tilted as close to the conveyor surface as possible along the conveying direction. When the wire ring is self-supporting (standing) on the conveyor, as shown in FIG. 4, the wire ring 3a that is self-supporting on the roller conveyor 5 cannot obtain the conveying force by the roller conveyor 5, and therefore accumulates the subsequent wire ring. Therefore, the conveyance becomes impossible, the subsequent operation is hindered, and uniform cooling cannot be expected.
[0003]
As a cause of the self-supporting of the wire rod, it can be considered that the bending stress (rigidity) of the wire itself is high. The thicker the wire diameter and the lower the wire winding temperature, the higher the rigidity tends to be. However, in recent wire processing technologies that target a wide range of wire diameters and winding temperatures, The wire diameter and temperature cannot be determined by the surface alone, and the winding work of the highly rigid wire is inevitably performed.
[0004]
For this reason, in order to prevent this wire ring from becoming self-supporting, a rotating body (endless chain) that rotates over a required length range is arranged above the laying head exit side of the winding device. A winding assist device has been proposed (Patent No. 2692504) that includes a large number of pressing claws projecting from the rotating body at predetermined intervals and a rotational speed control device for the rotating body, which has been released from the laying head. The wire ring is pressed from above with the pressing claws to prevent self-supporting.
In addition, in Japanese Utility Model Publication No. 57-185426, a protrusion is formed on the bottom tripper (ring receiving member) of the laying head, and the lower end side of the wire ring passing over the tripper surface is hooked to the ring. Means have been proposed for tipping over.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, with the means of the former Japanese Patent No. 2692504, wrinkles are generated on the surface of the wire due to the contact between the pressing claws of the rotating body and the wire, which causes a problem in product quality, and cannot be used particularly for wires with strict surface wrinkle standards. there were. In addition, the apparatus itself is large and has a problem in terms of cost. Moreover, this apparatus becomes a hindrance during the pipe replacement work of the laying head, which hinders the replacement work and prolongs the rolling stop time. Further, the latter Japanese Utility Model Publication No. 57-185426 also has an advantage as a simple means, but like the former, contact between the projections and the wire is unavoidable, and the problem of harmful flaws is solved. Not.
[0006]
The present invention has been made to solve the problems of the prior art, and without causing surface flaws that are harmful to the wire, and reliably preventing the wire ring from standing independently and stabilizing the wire. It makes it a subject to develop on a conveyance conveyor.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The wire winding method according to the present invention for solving the above problems includes: a lower portion of the laying head of the wire winding device; and a leading end on the laying head side of a conveyor for developing and transporting the ring-shaped wire. In between, a rotating roller having a diameter of 100 to 300 mm φ having no projection and having a substantially horizontal rotation axis intersecting with the conveying direction of the conveying conveyor is disposed, and the rotating roller is placed on the top of the roller. A method for winding a wire ring using a winding auxiliary device capable of being lifted and lowered until the surface is at a position lower than the level surface of the conveyor by 50 mm or more from the level surface of the conveyor, the roller top surface by inverting the ring brought into contact with the lower portion of the released wire ring from Leh queuing head is raised to a 50 mm or more positions from the level surface of the conveyor, Each wire ring is unconcentrically developed and conveyed on the feed conveyor, and when the wire ring passes through the head position and the end position, the rotating roller is lowered until the roller top surface is positioned below the level surface of the conveyor. Thus, the ring is prevented from being caught by the rotating roller .
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
As shown in FIG. 1, the wire rod 3 wound in a ring shape by the laying head 1 of the winder and continuously discharged is transported on the transport conveyor 5 in a non-concentric state in which they are superposed on each other, It is appropriately cooled and sent to the focusing position. In the present invention, between the exit side lower the conveyor 5 above Leh queuing head 1, the total Ku cylindrical rotating roller without projecting that having a rotational axis intersecting and substantially horizontal with respect to the transport direction of the conveyor One 2 is arranged. Specifically, the laying head side end of the conventional conveyor is removed over a certain length to create a space with the tripper 6 integrally installed at the bottom of the laying head 1. The rotating roller 2 is arranged in the above. The rotating roller 2 is held by an elevating device 4 and can be raised and lowered in an arbitrary height range.
[0010]
FIG. 2 shows a front view of the rotating roller 2, and a roller receiving portion 7 that supports the roller 2 is held by two lifting rods 8, which are expanded and contracted by the lifting device 4. Go up and down. For example, when the lifting device 4 is constituted by a cylinder or the like, the lifting rod 8 corresponds to a piston rod. In addition, it can also be supported by one lifting device and one rod at the center position of the roller receiving portion 7. As the material of the roller, since the wire ring is hot, it is preferable to manufacture it with a heat resistant material. The rotating roller 2 may be an idler type that rotates by contact movement of the wire ring, or may be a drive roller type that positively applies a conveying force to the wire and prevents the wire and the roller from rubbing as much as possible.
[0011]
If the diameter of the rotating roller 2 is too small, the wire rod can easily get over without causing the wire ring to fall over, and if it is too large, the wire rod cannot get over and is disadvantageous in terms of equipment. In general, it may be in the range of 100 to 300 mm, and a suitable diameter is about 150 to 200 mm. Further, although there is no particular limitation on the length, it is desirable that the length is almost the same as that of the rollers of the conveyor. Furthermore, the rising position of the rotating roller 2 needs to be higher than the upper surface level of the conveyor 5, but the top surface of the roller is higher than the level surface of the conveyor 5 in order to fully perform the function of the roller. It needs to be higher by 50mm or more.
[0012]
Although the winding operation of the wire ring will be described with reference to FIG. 3, the rings are shown discontinuously for convenience, but each ring is actually continuous. When the wire ring 3 discharged from the laying head 1 of the winder with a constant diameter is sent through the tripper 6, the lower part of the ring is located at the lower part of the ring because the rotating roller 2 is installed there. The ring falls over when it is caught and just under footing. In the case shown in the figure, the rotational moment M is amplified in the direction in which the ring 3A falls, and it is unfolded on the next conveyor 5 and developed in a substantially horizontal posture so that most of them overlap each other. It should be noted that when the start and end of a certain amount of wire ring at the start and end of winding pass between the tripper 6 and the rotating roller 2 in the raised position, the ring easily catches, so this tip and end pass. Sometimes it is necessary to lower the rotating roller 2 at least below the level surface of the conveyor by the lifting device 4.
[0013]
In addition to lowering the rotating body at the time of passing through the head part and terminal part of the wire ring, when it is known that a self-standing phenomenon does not occur in the wire ring due to the diameter of the wire to be wound or the winding temperature. Therefore, it is necessary to consider an operation method in which the rotating body is lowered below the conveyor surface from the beginning.
[0014]
【Example】
The alloy steel wire (steel type SCM435) was hot-rolled, discharged from the laying head of the winder onto the conveyor with a desired diameter, and conveyed. Table 1 shows the wire diameter and winding temperature at that time, and between the laying head and the conveyer, the rotating roller (200 mmφ × 1500 mm length, material FCD) of FIG. , Idler type) (example of the present invention) and no device (conventional example), the conveyance status of the wire ring (ring diameter 1200 mm) was compared. In the present invention, the top surface of the rotating roller is set to be 100 mm above the level of the conveyor surface.
[0015]
[Table 1]

[0016]
As can be seen from the table, in the conventional examples, there are many cases in which the ring self-supporting occurs when the coiling temperature is relatively low or when the winding diameter is large, and the operation becomes impossible. Stable deployment was carried out without independence. Moreover, no harmful wrinkles were found on the surface of the conveyed wire.
[0017]
【The invention's effect】
According to the winding method which concerns on this invention demonstrated above, the ring-shaped wire discharge | released from a laying head can be sent on a conveyor in the stable state, without becoming independent on a conveyance conveyor. In addition, surface flaws that are harmful as a product hardly occur in the wire, and there is no problem in terms of quality. Furthermore, because it is compact in equipment and arranged at the lower part on the exit side of the laying head, it does not interfere with the pipe replacement work of the laying head, and the replacement work time can be shortened, contributing to productivity improvement.
On the other hand, according to the winding method according to the present invention, the ring-shaped wire can be developed and transported in a stable state on the transport conveyor, and the leading portion of the ring-shaped wire can be moved up and down appropriately. -It can be transported in good condition without being caught even when it passes through the end portion.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic side view showing a laying head portion of a winding device provided with a winding assist device according to the present invention.
FIG. 2 is a front view showing a specific example of a rotating roller in FIG.
FIG. 3 is a schematic diagram for explaining a winding method of the present invention.
FIG. 4 is a schematic diagram for explaining a conventional winding method.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Laying head 2 Rotating roller 3 Wire rod ring 4 Lifting device 5 Conveyor 6 Tripper 7 Roller receiving part 8 Lifting rod

Claims (1)

線材の巻取装置のレーイングヘッド出側下部とリング状線材を展開して搬送する搬送コンベアのレーイングヘッド側先端との間に、搬送コンベアの搬送方向に対し交差しかつほぼ水平の回転軸を有する全く突起のない円筒状の１００〜３００ mm φの径をもつ回転ローラを配置すると共に、該回転ローラをローラ頂面が搬送コンベアのレベル面より５０ mm 以上から搬送コンベアのレベル面より下方の位置になるまで昇降自在に保持可能な巻取補助装置を用いて線材リングを巻取る方法であって、前記回転ローラをローラ頂面が搬送コンベアのレベル面より５０ mm 以上の位置になるまで上昇させてレーイングヘッドから放出された線材リングの下部に接触せしめてリングを転倒させ、搬送コンベア上に各線材リングが非同心円状に展開させ搬送させると共に、線材リングの先頭位置と終端位置の通過時には前記回転ローラをローラ頂面が搬送コンベアのレベル面より下方の位置になるまで下降させてリングが回転ローラに引っ掛からないようにすることを特徴とする線材の巻取方法。A rotating shaft that intersects the transport direction of the transport conveyor and is substantially horizontal between the lower portion of the laying head exit side of the wire winding device and the leading end of the transport conveyor that unfolds and transports the ring-shaped wire. A cylindrical rotating roller having a diameter of 100 to 300 mm with no protrusion is disposed, and the top surface of the rotating roller is 50 mm or more below the level surface of the conveyor and below the level surface of the conveyor. Is a method of winding the wire ring using a winding auxiliary device that can be held up and down until it reaches the position of the rotating roller until the roller top surface is at a position of 50 mm or more from the level surface of the conveyor. It is lifted and brought into contact with the lower part of the wire ring discharged from the laying head to cause the ring to fall, and each wire ring is unconcentrically deployed on the conveyor and transported. Rutotomoni, characterized in that during the passage of the head position and the end position of the wire rings so as the rotating roller roller top surface is lowered to a position below the level surface of the conveyor to a ring is not caught in the rotating roller Winding method of wire.

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