JP3776665B2 - 電磁燃料噴射弁 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は内燃機関用の燃料噴射弁に関する。特に、ボディとシートの軸方向の位置関係を長期間に亘って一定に維持して単位時間あたりの燃料噴射量を長期間に亘って一定に維持することができるとともに、シートとバルブ間の閉弁時のシール性を確保して閉弁時の燃料漏れの発生を禁止するのに適した電磁燃料噴射弁の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の電磁燃料噴射弁の一例が、特表平5−501748号公報に開示されている。この公報記載の電磁燃料噴射弁は、略筒状のボディと、このボディ内で往復動するバルブと、このバルブの先端側に位置し、開口を有し、前記バルブの前進時に前記開口が閉じられ、前記バルブの後退時に前記開口が開けられる位置関係で固定されているシートと、このシートの先端側において前記シートに当接するプレートオリフィスとを備えている。
この電磁燃料噴射弁は、使用中にバルブがシートに繰り返し衝突する。この衝突力によってシートがボディの先端側に変位すると、開弁時に噴射される単位時間あたりの燃料噴射量が所望の値からずれてしまう。そこで、シートをボディに強固に固着することによって使用中にシートがボディの先端側に変位しないようにする必要がある。
【0003】
特表平5−501748号公報に記載の技術では、シートに溶接されたプレートオリフィスをボディに溶接することでボディとシートを固定する。溶接して固定する構造によると、長期間に亘ってボディとシートの位置関係を一定に維持できるものの、溶接の際の熱的影響によって、溶接前後の単位時間あたりの燃料噴射量を等しく保つことができない。即ち、ボディとシートの位置関係を調節して単位時間あたりの燃料噴射量が所望の値になるように調整しておき、その位置関係で溶接してボディとシートを固定する手法が採用できない。溶接することによって単位時間あたりの燃料噴射量が変化してしまうからである。そこで、特表平5−501748号公報に記載の技術では、プレートオリフィスをボディに溶接した後にプレートオリフィスを塑性変形させて流量を調整する。部材を塑性変形させることによって単位時間あたりの燃料噴射量を調整する構造の場合、塑性変形した部材にスプリングバックが生じるために、部材の塑性変形工程を繰り返し実施しなければならない。
【0004】
特開昭63−186960号公報には、外形が円柱状のシートを略筒状のボディ内に圧入して、ボディとシートの相対的位置関係を固定する構造が記載されている。前記したように、電磁燃料噴射弁の使用中に、バルブがシートに繰り返し衝突することから、シートにはシートをボディの先端側に変位させる力が加わる。この力に抗してシートがボディの先端側に変位することを禁止するためには、大きな力で圧入することを要する。使用中にシートがボディに対して変位することを禁止できるだけの力が得られるように圧入すると、圧入力が過大となってシートが変形し、閉弁時にバルブと当接して燃料通路を閉鎖(シール)するシール面の形状が初期形状から変形し、閉弁時のシール面とバルブ間でのシール性が失われやすい。即ち、閉弁時に燃料が漏れ出る現象が生じやすくなる。
【0005】
特開平8−189439号公報に、外形が円柱状のシートを略筒状のボディの内面に圧入するとともに、圧入されたシートをボディに溶接する構造が開示されている。この公報記載の電磁燃料噴射弁は、圧入することによってボディとシートの軸方向の位置関係を調節してバルブの往復動距離(ストロークであり、バルブ開弁時のシートとバルブの離反距離であって、開弁時の単位時間あたりの燃料噴射量に大きく影響する)を調整したあとに、ボディとシートを溶接してシートを固定する。しかしながら、溶接を行うと、金属が溶融してその後にひける現象が生じるために、圧入よりはるかに大きい力が働き、バルブのストロークが変化してしまう。このために、溶接後にバルブのストロークを調整しなおす必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、シートをボディに固定するにあたって、圧入することで固定する構造では、必要な圧入力が大きくなりすぎてシートが変形して閉弁時の燃料漏れが発生しやすい。圧入と溶接を併用する構造にすると、圧入力が過大となってシートが変形する現象は防止できるものの、溶接後に単位時間あたりの燃料噴射量を調整する工程が必要となり、このとき、部材を塑性変形させて流量調整することから塑性変形し部材に生じるスプリングバックが流量に影響し、流量調整工程を繰り返し実行しなければならない。これは圧入を併用せずに溶接することでシートをボディに固定する構造にも共通する。
【0007】
本発明は、ボディとシートの軸方向の位置関係を長期間に亘って一定に維持するにあたり、シール面が変形して閉弁時のシール性が低下するような圧入力を要せず、かつ、圧入工程と同時に単位時間あたりの燃料噴射量調整工程が完了し、その後の再調整工程を必要としないで製造できる電磁燃料噴射弁の構造を提案するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段と作用】
本発明の第1の電磁燃料噴射弁は、略筒状のボディと、このボディ内で往復動するバルブと、このバルブの先端側に位置し、開口を有し、バルブの前進時に開口が閉じられ、バルブの後退時に開口が開けられる位置関係で固定されているシートと、このシートの先端側においてシートに当接するプレートオリフィスとを備えている。
ここで、シートは略筒状のボディの内面に圧入されており、プレートオリフィスは略筒状のボディの内面に形成されている肉盛によって前進側への移動が禁止されている。そして、シートが、略筒状のボディの内面に圧入された外面と、開口につながるとともにバルブの先端部に当接するシール面とを持ち、圧入された外面とシール面とが軸方向にオフセットされていることを特徴とする。
ここでいう肉盛とは、ボディの内面から金属が盛り上がっている部分をいい、典型的にはボディの内面をカシメることによりカシメ部の周囲に形成される金属の盛り上がりをいう。
上記の電磁燃料噴射弁においては、前記肉盛が、略筒状のボディの内面をカシメることで形成されていることが好ましい。また、この肉盛は、シートがボディの内面に圧入された後に形成されたものであることが好ましい。
【0009】
圧入力のみよってシートをボディに固定する構造によると、前記したように大きな圧入荷重が必要とされる。シートを大きな荷重で圧入すると、筒状のボディからシートにシートを縮径させようとする力が作用するために、シート自体が歪む。シートが歪むとシール面の形状が変化し、バルブの閉弁時に、バルブとシール面が全周に亘って一様に密着せず、周方向の一部で間隙が残り、閉弁時のシール性が損なわれて閉弁時に燃料が漏れ出る現象を招きやすい。
本発明では、圧入のみならず、カシメ等によってボディの内面に形成される肉盛を併用してシートがボディの先端側(前進側又は下流側)へ移動することを禁止しているので、シートにかける圧入荷重を従来の圧入荷重よりも小さくすることができる。この結果、圧入荷重によって生じるシートの歪みを従来に比較して小さく抑制することができる。そのためにシートが歪んでシール面の形状が変化することを防止でき、閉弁時のシール性を損ねないようにしながらシートをボディに固定することができる。
また、圧入された外面とシール面が軸方向にオフセットされていることから、シートをボディに圧入するときに作用する荷重がシール面を変形させる可能性を低下させられる。圧入と肉盛を併用することによってシートの変位を禁止するのに必要な圧入力を減少させ、さらにその上に、圧入面とシール面を軸方向にオフセットすることによって圧入荷重がシール面に及ぼす影響を小さくすると、シートが長期間に亘って一定位置に維持され、しかも閉弁時のシール性が損なわれない電磁燃料噴射弁が製造できる。
【0010】
この構造によれば、圧入によって相対的位置関係が固定されたシートとボディに対してカシメ等の手法でボディ内面に肉盛を形成することによって電磁燃料噴射弁が製造される。このとき、圧入工程によってシートとボディの相対的位置関係が固定され、その後の肉盛形成工程では圧入工程によって得られたシートとボディの相対的位置を変えず、圧入工程で得られたシートとボディの相対的位置を維持するにすぎないために、塑性変形に伴うスプリングバックがシートとボディの相対的位置関係に影響することがない。即ち、圧入工程によって両者の相対的位置関係を固定できる。このために、単位時間あたりの燃料噴射量を測定しながら圧入し、所望の燃料噴射量が得られたときに圧入を停止することによって所望の流量特性を有する電磁燃料噴射弁が製造でき、製造しやすい。
【0011】
この構造の電磁燃料噴射弁は、シートがボディに圧入されているという構造と、プレートオリフィスが肉盛によって先端側へ変位することが禁止されているという構造を併用することによって、使用中にシートがボディの先端側に変位することを禁止していることから、圧入力自体はシートを変形させない範囲内に抑えることができ、閉弁時の燃料漏れを防止することができ、しかも、流量を測定しながら圧入して所望の燃料噴射量が得られたときに圧入を停止するという簡単な工程によって、単位時間あたりの燃料噴射量が所望の値に調整されしかもその経時的変化が小さな燃料噴射弁を製造することができる。
【0012】
ボディに形成された肉盛は、シートの抜け止めという役割も有する。実際のところ、シートがボディの先端から脱落する可能性は低いが、万一脱落した場合には大きな影響が懸念される。本発明は、念には念をいれて脱落を防止する構造を実現する。
【0015】
上記の電磁燃料噴射弁において、シートが圧入されている部分の前記ボディの肉厚が残部のボディの肉厚に比して薄肉であることが好ましい。
【0016】
この構造によると、シートが圧入されている部分のボディの肉厚が残部のボディの肉厚に比して薄肉であることから、部品等の寸法公差等によって、所望の単位時間あたりの燃料噴射量が得られるまで圧入する過程で、圧入に要する軸方向荷重が何らかの原因で所定の範囲から大きくなっても、ボディの壁が薄肉であるために、シートを縮径させる力が過大となることを防止でき、閉弁時のシール面での油密性を良好に維持できる。
【0017】
本発明の第2の電磁燃料噴射弁は、略筒状のボディと、このボディ内で往復動するバルブと、このバルブの先端側に位置し、開口を有し、バルブの前進時に開口が閉じられ、バルブの後退時に開口が開けられる位置関係で固定されているシートと、このシートの先端側においてシートに当接するプレートオリフィスとを備えている。
ここで、シートとプレートオリフィスは略筒状のボディ内に収容されており、略筒状のボディの先端がプレートオリフィスの先端より下流側に位置する。そして、シートの略筒状のボディに内面に圧入された外面と、開口につながるとともにバルブの先端部に当接するシール面とが軸方向にオフセットされていることを特徴とする。
【0018】
本発明の第2の電磁燃料噴射弁の構造では、圧入と肉盛を併用せず、圧入のみによってシートとボディの相対的位置関係を維持する。そして、圧入によって相対的位置関係を維持する一方、圧入面とシール面を軸方向にオフセットすることで圧入力による影響がシート面の変形に現れない手法を採用している。軸方向にオフセットすると、圧入力を大きくしてもシール面が変形しにくいために、充分な圧入力を用いてシートをボディに位置決めすることができる。
この構造によっても、単位時間あたりの燃料噴射量を長期にわたって所望値に維持しながら、閉弁時の燃料漏れの発生を防止することができる。
【0019】
上記の電磁燃料噴射弁において、プレートオリフィスよりも先端側の略筒状のボディの内面に、プレートオリフィスの外縁部に係合する段差部が形成されていることが好ましい。
ここでいう段差部とは、プレートオリフィスがボディの先端側に変位したときにそのプレートオリフィスの周縁が係止してそれ以上にはプレートオリフィスが先端側に移動することを禁止するものをいい、カシメることでボディ内面に形成される肉盛や、あらかじめボディに形成されている段差等をいう。
【0020】
この構造によると、圧入することによってシートがボディに位置決めされている状態が万一失われても、プレートオリフィスが段差部に係止されてそれ以上に抜け出ることが禁止され、シートがボディから抜け出ることを防止できる。
【0021】
【発明の実施の形態】
最初に本発明の実施の形態の特徴を列記する。
(形態1)プレートオリフィスは周縁が軸方向に曲げられた皿状であり、その周縁がシートの外周面に当接している。
(形態2)プレートオリフィスはシートの開口のまわりを一巡する溶接部によってシートに溶接されている。
(形態3)プレートオリフィスは周縁が軸方向に曲げられた皿状であり、その周縁がボディ内面に圧入されている。
【0022】
【実施例】
図1に本発明の第1実施例に係る電磁燃料噴射弁20のシート50周辺の縦断面図を示す。図1に示す電磁燃料噴射弁20は略筒状のボディ30を有している。ボディ30内に往復動可能にバルブ40が収容されている。バルブ40は筒部42とその先端に固定された球44で形成されている。バルブ40は図示しないバネによって下方に付勢されており、図示しないソレノイドコイルに通電されるとその吸引力によって上方に移動する。バルブ40の先端側において、シート50がボディ30に固定されている。シート50は開口56を有し、その開口56はバルブ40の前進時に閉じられ、バルブ40の後退時に開けられる。シート50の先端側にプレートオリフィス60が溶接されている。図中61は、開口56を一巡するリング状の溶接部位を示す。プレートオリフィス60にはその底部63の中心近傍に一対の燃料噴射孔62が設けられている。
【0023】
プレートオリフィス60はコップ形状をしており、その外縁部64の終端65は上流側を向いており、シート50に被さるようにしてリング状の溶接部位61でシート50に溶接されている。シート50自身がシート50に対するプレートオリフィス60の組付けの基準となっているので、シート50とプレートオリフィス60との同軸度が保証されている。ここで、プレートオリフィス60は薄板に限らず、厚板でも良く、電磁燃料噴射弁20に必要とされる噴霧特性に応じて自由に選択できる。
【0024】
シート50はボディ30の内面に圧入されており、プレートオリフィス60はボディ30の内面に形成されている肉盛32によって先端側への移動が禁止されている。
シート50の図示上方側は大径部52になっており、圧入前の大径部52の径は圧入前のボディ30の内面の径よりもわずかに大きく、シート50を下方からボディ30内に圧入することで、シート50はボディ30に固定されている。ボディ30にはシート50から外方向に膨張させようとする力がかかり、シート50にはボディ30から縮径させようとする力がかかり、これらの力の緊張関係によってシート50はボディ30に固定されている。
肉盛32はボディ30の内面において、周方向に等間隔をおいた3箇所に形成されている。ボディ30にあらかじめ形成されている段付部31に対して下方から図示されない3本のポンチ(棒状の工具)を強圧することで、そのポンチの周囲に肉盛32を形成する手法が採用されている。なお、肉盛32は3箇所に限定されず、それ以外の複数箇所でも良い。
【0025】
燃料の単位時間あたりの噴射量は、開弁時のバルブ40とシート50間の隙間によって大きな影響を受ける。間隔が大きければ単位時間あたりの噴射量が増え、間隔が狭ければ単位時間あたりの噴射量が減少する。エンジンに供給する燃料量は、基本的に電磁燃料噴射弁の開弁時間でコントロールされるために、エンジンに対する供給燃料量を正確に調整するためには、開弁時の単位時間あたりの燃料噴射量が所望の値に正確に調整されていなければならない。そこでシート50のボディ30に対する軸方向の位置関係の調整が極めて重要である。
【0026】
従来は、個々の部品の寸法を精密に管理することで、電磁燃料噴射弁を組み立てたときに、開弁時のバルブ40とシート50間の隙間が一定の範囲内となるようにしていた。しかしながら、個々の部品の寸法を精密に管理することで所望の間隔が得られるようにするためには、個々の部品の寸法を数ミクロンの精度で管理する必要があり、部品の製造コストが高くなってしまうという問題があった。
本実施例では、コストを低減するため、寸法精度の高い部品を用いず、寸法精度がそれほど高くない部品を組み立てるときにストローク調整して、開弁時のバルブ40とシート50間の隙間調整を行う方法で製造する。
【0027】
バルブ40とシート50の間の隙間の調整を行うには、まず、プレートオリフィス60が溶接されたシート50をボディ30内に挿入し、仮の位置まで挿入する。挿入後に、単位時間あたりの燃料噴射量を計測しながら、シート50をボディ30内に深く圧入する。深く圧入するにつれて単位時間あたりの燃料噴射量は減少する。所望の単位時間あたりの流量が得られた時に圧入を停止する。
圧入後に、図示されない3本のポンチをボディ30の下側から挿入する。3本のポンチの先端は、ボディ30の内面の段差部31に当接する。さらにポンチを上昇させると、ポンチに当接する段差部31が変形して、ポンチの先端周辺に金属が盛り上がる。この実施例では、このようにして形成される肉盛32がプレートオリフィス60に当接し、その肉盛32によってプレートオリフィス60が先端側に変位することを禁止する。
カシメは肉盛32がプレートオリフィス60に当接した時点で終了するため、カシメ時にプレートオリフィス60ひいてはシート50がボディ30に対して変位することはなく、圧入時に調整した単位時間あたりの燃料噴射量がカシメることで変化することはない。
なお、圧入工程とカシメ工程を同時に行ってもよいし、圧入工程の後にカシメ工程を行ってもよい。
【0028】
シート50をボディ30に大きな荷重で圧入すると、シート50が縮径してシール面54が変形する。圧入時にシート50は均一に縮径されるはずであるが、シート50の外周は完全な真円でなく、筒状のボディ30に圧入されたときに、周方向に均一に収縮しないことがある。バルブ40の先端部に当接して燃料流路を閉じるシール面54に要求される真円度は高く、わずかでも不均一に変形すると、閉弁時に燃料が漏れることになる。
【0029】
この実施例の電磁燃料噴射弁は、シート50をボディ30に圧入することによってシール面54が変形しないように、3重の対策を施してある。
【0030】
第1に、この電磁燃料噴射弁20では、圧入のみならず、肉盛32を併用することによってシート50とシートオリフィス60がボディ30に対して先端側へ変位することを禁止しているので、圧入力を抑制できる。即ち、圧入のみによってシートをボディに固定する構造で生じるシートを縮径させる力に比して、肉盛を併用する構造で生じるシートを縮径させる力は小さい。この結果、圧入のみでシートをボディに固定する場合に比べて、シール面54が変形しにくく、閉弁時のシール性を悪化させない。
【0031】
第2に、図1に示すように、シート50は、ボディ30の内面に圧入された外面52と、開口56につながるとともにバルブ40の先端部に当接するシール面54とを持っているが、その圧入された外面52とシール面54が軸方向にオフセットされている。このために、シート50を圧入することによって生じるシート50を縮径させようとする力は、専らシール面54よりも上流側に作用し、シール面54の近傍に作用しないように対策されている。このことも、圧入によってシート面54が変形して閉弁時の油密性を低下させることを防止している。
【0032】
本実施例では、上記の2つの対策を同時に採用することで、2重の対策を実現しているが、いずれか一方の対策で充分な効果が得られることが確認されている。
【0033】
さらに、本実施例では、第3の対策が講じられている。即ち、図1に示されるように、シート50が圧入されているボディ30の圧入部34の肉厚が、ボディ30の残部35の肉厚に比して薄肉となっている。この電磁燃料噴射弁20によれば、部品の寸法公差等によって、圧入代が予想外に大きな場合にも、圧入することによって生じるシート50を縮径させようとする力が過大となることはなく、シール面54に与える影響も小さく抑えられ、閉弁時のシール面54におけるシール性を良好に維持できるという効果が得られる。
【0034】
この電磁燃料噴射弁20によれば、圧入工程で精密な流量調整作業が完了する。その後に実施する肉盛32の形成工程では、圧入工程で調整された流量を変化させるのでなく、調整された流量を維持するだけであるために、圧入時に調整したストロークをその後に再調整する必要はない。
電磁燃料噴射弁20のボディ30に形成された肉盛32は、万一脱落すれば重大な影響が懸念されるシート50の抜け止めをするという点でも有用である。
【0035】
図2に本発明の第2実施例に係る電磁燃料噴射弁のシート周辺の縦断面図を示す。図2に示す電磁燃料噴射弁20bは、略筒状のボディ30bと、ボディ30bの中で往復動するバルブ40bと、バルブ40bの先端側に位置し、開口56bを有し、バルブ40bの前進時に開口56bが閉じられ、バルブ40bの後退時に開口56bが開けられる位置関係で固定されているシート50bと、シート50bの先端側においてシート50bに溶接されたプレートオリフィス60bとを備えている。
この電磁燃料噴射弁20bのシート50bはボディ30bの内面に圧入されている。シート50bは、ボディ30bの内面に圧入された外面52bと、開口56bにつながるとともにバルブ40bの先端部に当接するシール面54bとを持ち、圧入された外面52bとシール面54bが軸方向にオフセットされている。
この電磁燃料噴射弁20bによれば、圧入された外面52bとシール面54bとを軸方向にオフセットされているので、シール面54bを変形させない範囲で圧入面52bに充分な圧入力をかけることが可能であるため、この圧入力によって単位時間あたりの燃料噴射量の経時的変化を禁止することができる。
【0036】
また、図2に示す電磁燃料噴射弁20bの場合、プレートオリフィス60bよりも先端側のボディ30bの内面にプレートオリフィス60bの外縁部64bに係合する肉盛(段差部)32bが形成されている。プレートオリフィス60bの外縁部64bの終端65bは下流側、即ち、肉盛32b側に伸びている。また、プレートオリフィス60bの外縁部64bの圧入前の外径は、ボディ30bの内径よりも若干大きくなっており、プレートオリフィス60bの外縁部64bは、ボディ30bに圧入された状態となっている。
この電磁燃料噴射弁20bでは、シート50bの上流側52bとプレートオリフィス60bの外縁部64bの2箇所で圧入が行われている。プレートオリフィス60bの外縁部64bを圧入する荷重はシート50bの上流側52bを圧入する荷重に比べると極めて小さく、また、シール面54bとは軸方向にオフセットされた位置で圧入されているため、プレートオリフィス60bの外縁部64bを圧入する荷重が、シール面54bの油密性を悪化させる要因とはならない。
【0037】
図2に示す電磁燃料噴射弁20bでは、ボディ30bの下流面端部37bを図示しないポンチで押圧することによって肉盛32bを形成している。ただし、肉盛32bはプレートオリフィス60bを押圧するものではなく、肉盛32bとプレートオリフィス60bとの間に間隔を設けている。肉盛32bはシート50bの抜け止めの役割を果たす。この電磁燃料噴射弁20bでは、シール面54bとは軸方向にオフセットされた位置52bで圧入を行っていることから、比較的大きな荷重で圧入しても圧入荷重がシール面54bの油密性に影響を与えることは少ない。比較的大きな荷重で圧入をすることで単位時間あたりの燃料噴射量の経時的変化を防ぐことができるので、プレートオリフィス60bを肉盛32bで押圧していない。肉盛32bは、プレートオリフィス60bおよびこれに溶着しているシート50bの抜け止めという役割を主に果たしている。
【0038】
図3に本発明の第3実施例に係る電磁燃料噴射弁のシート周辺の縦断面図を示す。図3に示す電磁燃料噴射弁20cは、圧入するだけで単位時間あたりの燃料噴射量の経時的変化を防ぎ、また、ボディに形成された肉盛(段差部)によってシートの抜け止めを防止する点で図2に示した電磁燃料噴射弁20bと同様である。図3に示す電磁燃料噴射弁20cは、プレートオリフィス60cの外縁部64cの終端65cを上流側に向けて、プレートオリフィス60cがシート50cに被さるように組付けている。
図3に示す電磁燃料噴射弁20cのプレートオリフィス60cの外縁部64cと、ボディ30cに形成された肉盛32cとは当接しておらず、間隔が空いている。また、プレートオリフィス60cの外縁部64cは、ボディ30cの内面とも当接していない。図3に示す電磁燃料噴射弁20cでは、圧入はシート50cの上流側52cの1箇所で行われている。
【0039】
このように、プレートオリフィス60cの外縁部64cの終端65cをシート50cに被さるように向けると、シート50c自身を組付けの基準としているので、プレートオリフィス60cとシート50c同軸度が高まるという利点がある
【0040】
図4に本発明の第4実施例に係る電磁燃料噴射弁のシート周辺の縦断面図を示す。図4に示す電磁燃料噴射弁20dはプレートオリフィス60dの外縁部64dの終端65dを下流側に向けたものである。この構造では、シート50dの上流側52dとプレートオリフィス60dの外縁部64dの2箇所で圧入が行われている。
図4に示す電磁燃料噴射弁20dは、圧入によって短時間あたりの燃料噴射量の経時的変化を防ぎ、また、ボディに形成された段差部36dによってシートの抜け止めを防止しようとする点において図2および図3に示した電磁燃料噴射弁20bおよび20cと同様である。しかしながら、図4に示す電磁燃料噴射弁20dは、図2および図3に示した肉盛によってシートを抜け止めするものではなく、ボディ30dにあらかじめ形成されている段差部36dにプレートオリフィス60dの外縁部64dをスナップフィットさせることで、プレートオリフィス60dとそれに溶接されたシート50dを抜け止めしようとするものである。この電磁燃料噴射弁20dによれば、ボディ30dの製造時に段差部36dを設けておくことができ、カシメ工程を行う必要がなくなる。
【0041】
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明は上記の実施例になんら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施することができる。
【0042】
【発明の効果】
本発明によれば、シートをボディに圧入するときにシール面を変形させることがなく、閉弁時のシール性を良好に維持できる。また、単位時間あたりの燃料噴射量を調整するにあたって部材を塑性変形させないので、塑性変形した部材に現れるスプリングバックの影響を考慮する必要がなく、単位時間あたりの燃料噴射量が所望の値に調整され、しかもその状態が長期にわたって確保される燃料噴射弁を低コストで製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の電磁燃料噴射弁のシート周辺の縦断面図
【図2】第2実施例の電磁燃料噴射弁のシート周辺の縦断面図
【図3】第3実施例の電磁燃料噴射弁のシート周辺の縦断面図
【図4】第4実施例の電磁燃料噴射弁のシート周辺の縦断面図
【符号の説明】
20…電磁燃料噴射弁
30…ボディ
40…バルブ
50…シート
60…プレートオリフィス

Claims (7)

  1. 略筒状のボディと、このボディ内で往復動するバルブと、このバルブの先端側に位置し、開口を有し、前記バルブの前進時に前記開口が閉じられ、前記バルブの後退時に前記開口が開けられる位置関係で固定されているシートと、このシートの先端側において前記シートに当接するプレートオリフィスとを備えた電磁燃料噴射弁において、
    前記シートは前記略筒状のボディの内面に圧入されており、
    前記プレートオリフィスは、前記略筒状のボディの内面をカシメることで前記略筒状のボディの内面に形成されている肉盛によって前進側への移動が禁止されており、
    前記シートが、前記略筒状のボディの内面に圧入された外面と、前記開口につながるとともに前記バルブの先端部に当接するシール面とを持ち、前記圧入された外面と前記シール面が軸方向にオフセットされていることを特徴とする電磁燃料噴射弁。
  2. 前記肉盛は、前記シートが前記略筒状のボディの内面に圧入された後に形成されたものであることを特徴とする請求項1に記載の電磁燃料噴射弁。
  3. 前記シートが圧入されている部分の前記ボディの肉厚が残部の前記ボディの肉厚に比して薄肉であることを特徴とする請求項1又は2に記載の電磁燃料噴射弁。
  4. 略筒状のボディと、このボディ内で往復動するバルブと、このバルブの先端側に位置し、開口を有し、前記バルブの前進時に前記開口が閉じられ、前記バルブの後退時に前記開口が開けられる位置関係で固定されているシートと、このシートの先端側において前記シートに当接するプレートオリフィスとを備えた電磁燃料噴射弁において、
    前記シートと前記プレートオリフィスは前記略筒状のボディ内に収容されており、前記略筒状のボディの先端が前記プレートオリフィスの先端より下流側に位置し、
    前記シートの、前記略筒状のボディの内面に圧入された外面と、前記開口につながるとともに前記バルブの先端部に当接するシール面とが軸方向にオフセットされていることを特徴とする電磁燃料噴射弁。
  5. 前記プレートオリフィスよりも先端側の前記略筒状のボディの内面に、前記プレートオリフィスの外縁部に係合する段差部が形成されていることを特徴とする請求項4に記載の電磁燃料噴射弁。
  6. 略筒状のボディと、このボディ内で往復動するバルブと、このバルブの先端側に位置し、開口を有し、前記バルブの前進時に前記開口が閉じられ、前記バルブの後退時に前記開口が開けられる位置関係で固定されているシートと、このシートの先端側において前記シートに当接するプレートオリフィスとを備えた電磁燃料噴射弁において、
    前記シートは前記略筒状のボディの内面に圧入されており、
    前記プレートオリフィスは前記略筒状のボディの内面に形成されている肉盛によって前進側への移動が禁止されており、
    前記シートは、前記略筒状のボディの内面に圧入された外面と、前記開口につながるとともに前記バルブの先端部に当接するシール面とを持ち、前記圧入された外面と前記シール面が軸方向にオフセットされていることを特徴とする電磁燃料噴射弁。
  7. 略筒状のボディと、このボディ内で往復動するバルブと、このバルブの先端側に位置し、開口を有し、前記バルブの前進時に前記開口が閉じられ、前記バルブの後退時に前記開口が開けられる位置関係で固定されているシートと、このシートの先端側において前記シートに当接するプレートオリフィスとを備えた電磁燃料噴射弁において、
    前記シートの、前記略筒状のボディの内面に圧入された外面と、前記開口につながるとともに前記バルブの先端部に当接するシール面とが軸方向にオフセットされており、
    前記プレートオリフィスよりも先端側の前記略筒状のボディの内面に、前記プレートオリフィスの外縁部に係合する段差部が形成されていることを特徴とする電磁燃料噴射弁。
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