JP3772153B2 - 内視鏡装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は内視鏡装置に関し、特に内視鏡に着脱自在なバッテリ型光源装置の電源回路部分に特徴のある内視鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、内視鏡装置は、医療用分野及び工業用分野において広く用いられるようになっている。この内視鏡装置は、診断あるいは検査対象部位が生体内部、或いはプラント、機器等の内部であるので、これら検査対象部位を照明する手段が必要である。このため、一般的な内視鏡装置では、内視鏡の外部装置として光源装置を用意し、この光源装置内の光源部に取り付けられた光源ランプからの照明光を内視鏡に設けたライトガイドファイバに導光し、このライトガイドファイバで導光された照明光を挿入部の先端側の照明窓から出射して検査対象部位を照明する構成になっている。
【0003】
上記光源装置は、一般的には商用電源から供給される電源を利用して光源装置内部の光源ランプを点灯させるものである。
【0004】
これに対し、例えば特開平10−224926号公報に記載の内視鏡装置は、電源として乾電池等のバッテリを使用したバッテリ型光源装置を内視鏡の操作部に着脱自在に取り付けられるようにしたものである。このようなバッテリ型光源装置を操作部に着脱自在に取り付ける内視鏡装置は、持ち運びが容易であるとともに、電源のない所での使用が可能になるので緊急時或いは屋外での使用などに適している。
【0005】
上記バッテリ型光源装置では、装置内のランプに供給する電圧はバッテリ電圧を昇圧させ、ランプに最適かつ一定の出力電圧を供給していたため、バッテリが消耗しバッテリ電圧が低下した時、出力の電圧を一定にするため入力電流を増やさなければならなく、回路にストレスがかかるといった問題があった。そこで、その保護回路として、一般的にはリチウムイオン電池の保護回路に用いられているように、電流検出を行いFETを用いてスイッチオフをする方法が取られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、電流検出を行いFETを用いてスイッチオフをする保護回路においては、電流検出用の抵抗、及びFETのON抵抗等の損失が大きくなりバッテリのエネルギーを効率良く使用することができないという問題がある。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、バッテリの容量が消耗した場合に、電圧検出を行い昇圧回路を低電力モードに切り替えることで、電池の消費電力を少なくさせ、ランプの使用時間を延長することのできる内視鏡装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の内視鏡装置は、照明光を導光可能なライトガイドを有する内視鏡と、前記ライトガイドの照明光入射端に照明光を供給可能な照明ランプ及びこの照明ランプを駆動するための電力を発生可能なバッテリを有し、前記内視鏡に着脱自在に設けられるバッテリ型光源装置と、前記バッテリ型光源装置に設けられ、前記バッテリの電圧を昇圧して前記照明ランプに電力を供給可能な第1の動作モードと、該第1の動作モードより省電力で前記バッテリの電圧を昇圧して前記照明ランプに電力を供給可能な第2の動作モードとを有する電源回路と、前記バッテリの消耗状態を検出する検出手段と、前記検出手段の検出結果に基づき、前記電源回路の前記動作モードを制御する動作制御手段と、を具備したことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について述べる。
【0010】
なお、本発明の実施形態を説明するに先だって当該実施形態の参考となる例について説明する。
【0011】
まずは、当該実施形態の参考となる第1の例(第1の参考例)について説明する。
【0012】
図1ないし図8は本発明の第1の参考例に係り、図1は内視鏡装置の構成を示す構成図、図2は図1のバッテリ型光源装置の構成を示す構成図、図3は図2のバッテリ型光源装置に設けられる内部回路の構成を示すブロック図、図4は図3の内部回路に供給される入力電圧及び入力電流の時間変化を示す波形図、図5は図3のDC/DCコンバータの構成を示すブロック図、図6は図3の保護回路の構成を示すブロック図、図7は図6の制御回路のPWM制御時の内部構成を示すブロック図、図8は図6の制御回路のPFM制御時の内部構成を示すブロック図である。
【0013】
(構成)
図1に示すように、第1の参考例における内視鏡装置1は、管腔内の対象部位を観察する内視鏡2と、この内視鏡2に着脱自在に接続されるバッテリ型光源装置5とから構成されている。
【0014】
前記内視鏡2は、細長の挿入部11と、この挿入部11の後端に設けられた把持部を兼ねる操作部12と、この操作部12の後端に形成された接眼部13と、操作部12の側部に突設したライトガイド口金14とを有し、このライトガイド口金14の端部に前記バッテリ型光源装置5の接続口金15を着脱自在に接続できるようになっている。尚、このライトガイド口金14には、前記バッテリ型光源装置5と選択的に図示しないライトガイドケーブルを接続して図示しない商用電源用光源装置に接続するように構成しても良い。
【0015】
バッテリ型光源装置5は、図2に示すように、ランプユニット20及びバッテリユニット21とからなり、ランプユニット20にはランプホルダ22に保持された照明光を発光するランプ23が装填され、バッテリユニット21には電源電力を供給する電池24が装填されるようになっている。
【0016】
電池24は、例えば充電型のニッケル水素電池及びリチウム電池であって、電池24を充電した後にバッテリユニット21内に装填することで、バッテリ型光源装置5内に設けられた後述する内部回路31(図3参照)に電池24の電源が供給されるようになっており、内部回路31によりランプ23を点灯させる電圧を供給し、接続口金15を介して内視鏡2に照明光を供給する構成となっている。
【0017】
内部回路31は、図3に示すように、バッテリユニット21をランプユニット20の周りに回転させることでランプ23の点灯制御(オン・オフ制御)を行う回転式スイッチ機構32と、電池24からの電圧を昇圧してランプ23に電圧を供給するDC/DCコンバータ33と、DC/DCコンバータ33のスイッチング動作によって電池24から供給される電力をエネルギとして貯えるコイル34と、電池24から供給される電圧のノイズをフィルタとして吸収する低インピーダンスのコンデンサ35と、コイル34に貯えられたエネルギを電気エネルギとしてランプ23側に放出するスイッチング動作を行うダイオード36と、DC/DCコンバータ33のフィードバック部37を構成する分圧抵抗38、39と、ダイオード36から安定した電圧を供給する平滑用のコンデンサ40と、DC/DCコンバータ33をシャットダウンさせる保護回路41とで構成され、保護回路41がIN端子に入力される電圧を監視し、DC/DCコンバータ33を用いた昇圧回路で電池24からの供給電圧を昇圧してランプ23に供給するようになっている。
【0018】
図4は、電池24から内部回路31に供給される入力電圧及び入力電流の時間による変化を表したグラフであり、時間の経過とともに入力電圧が低くなり、それとともに入力電流が高くなっていくことを示している。
【0019】
DC/DCコンバータ33はICから構成され、図5に示すように、ICの電源となるIC電源回路51と、リファレンス信号を生成するリファレンス生成回路52と、クロック(CK)を生成するクロック生成回路53と、FB信号を生成するFB信号生成回路54と、各ブロックから生成された信号をもとにPチャンネルFET55及びNチャンネルFET56のオン・オフのスイッチング動作を制御する制御回路57とで構成されている。
【0020】
DC/DCコンバータ33の各入力ピンは、内部回路の出力側から電源を入力される電源ピンと、IC電源回路51からの電圧をスレッショルド電圧にし、その電圧よりHi、LOWを入力されると論理回路58を介しリファレンス生成のON,OFFし制御回路部57にリファレンス信号を入力され、すなわちDC/DCコンバータのON,OFFになるON端子と、IC電源回路51からの電圧をスレッショルド電圧にし、その電圧よりHi、Lowを入力されると論理回路59を介し制御回路部57にHi、Low出力が入力され、パルス幅変調(PWM)、周波数変調(PFM)の選択をするセレクト(SEL)端子と、DC/DCコンバータ33の外部のフィードバック部37からの電圧がFB信号生成部54に入力され、FB信号として制御回路57に入力するFB端子と、MOS型のFETであるPチャンネルFET55のソースになるPOUTピン及びドレーンのPドレーン端子と、NチャンネルFET56のソースであるGNDピン及びドレーンのNドレーン端子で構成されている。
【0021】
DC/DCコンバータ33は、PチャンネルONのとき、NチャンネルOFF、NチャンネルONのとき、PチャンネルOFFを制御回路部57からのPWMもしくはPFM制御されたパルス信号によりスイッチングする構成である。
【0022】
ここではON端子、SEL端子は入力される信号がHighのとき論理回路58、論理回路58はHigh出力し、ショットダウンもしくはハイパワーPWM動作する論理となっているが、論理の設定によってはHigh、Lowによる動作切り替えを調整できることはいうまでもない。
【0023】
保護回路41はリセットICにより構成され、図6に示すように、入力(IN)端子の電圧を監視し設定電圧(リファレンス)と比較する比較手段であるコンパレータ61と、コンパレータ61の出力状態によりON,OFFのスイッチングをしてDC/DCコンバータ33のON端子に出力(OUT)端子より出力するトランジスタ62と、プルアップ抵抗63とで構成されている。ただし、ここでは一般的にオープンコレクタ出力型と呼ばれる出力の例を示しているが、MOS型FETを用いても問題はない。
【0024】
図7は、前記制御回路57のPWMに選択されたときの内部回路を示す。SEL端子よりPWMに選択されると、クロック生成回路53により生成される固定周波数で動作する。PWM制御回路は、NチャンネルFET56を流れる電流を監視しているコンパレータ110と入力されてきたFB信号、REF信号及び電流値を比較するマルチコンパレータ111とフリップフロップ(FF)112で構成されている。
【0025】
SEL端子からPWM動作が選択されると、クロック生成回路53から入力されたCK信号により固定周波数で動作する。
【0026】
CK信号の立ち上がりエッジがFF112がセットされ、論理を介してNチャンネルFET56がONする。次にマルチコンパレータ111が入力された各信号を比較し、論理を介してFF111をリセットしNチャンネルFET56はオフする。コンパレータ110は電流リミットであり過電流を検出し、電流制限を行う。上記構成、及び作用によりPWM動作をする。
【0027】
図8は制御回路57のPFM制御の内部回路を示す。NチャンネルFET56の電流制限をするコンパレータ114と、入力された各信号を比較するコンパレータ113と、各チャンネルを制御するフリップフロップ(FF)116と、PチャンネルFET55に流れる電流を監視しているコンパレータ117と、コンパレータ117の出力によりコンパレータ113によるセット信号を制御するフリップフロップ(FF)115とで構成されている。ただし、PFM時の電流リミットの設定値は、前記PEM動作を示す回路で説明した電流リミットの設定値より低く設定されている。SEL端子よりPFMモードを選択されると、FB端子により監視されている出力電圧がレギュレーション範囲を外れると、コンパレータ113はFF116をセットしNチャンネルFET56をONする。NチャンネルFET56を流れる電流を制限しコイル34に貯えられる固定量のエネルギーを貯えるとコンパレータ114によりFET116はリセットされ、NチャンネルFET56をオフしPチャンネルFET55をオンする。
【0028】
その時コンパレータ117はPチャンネルFET55の電流が設定値に減少するまでFF115に信号を入力せず、FF115はコンパレータ113による次のスイッチングサイクルを行うのを禁止し、コイル34に貯えられたエネルギーを放出されるまでNチャンネルFET56をONさせないようにする。
【0029】
PチャンネルFET55の電流が設定値まで減少すると、コンパレータ117からFF117に信号が入力され、禁止されていたスイッチングサイクルを解除する。上記動作により周波数を変調させた低電流動作が可能となる。
【0030】
(作用)
このように構成された第1の参考例の作用について説明する。内視鏡2に電池24装填したバッテリ型光源装置5を装着し、挿入部11の先端部を観察部位に挿入し内視鏡検査に使用する。
【0031】
バッテリユニット21をランプユニット20の周りに回転させる回転動作による回転式スイッチ機構32をオンする。これにより内部回路31において、電池24からの供給電圧がDC/DCコンバータ33のスイッチング動作により昇圧され、最適な明るさになるような電圧がランプ23に供給される。
【0032】
DC/DCコンバータ33のスイッチング動作は、まず第1に、NチャンネルFET56がターンオンするとGNDに接続され、コイル34とダイオード36の間の電圧が0Vになり、コイル34に流れる電流が直線的に増加し、磁場の中にエネルギーを蓄えられる。また、この時ダイオード36は逆電圧になっており出力側に電流が流れなくなっている。
【0033】
第2にDC/DCコンバータ33のNチャンネルFET56がターンオフし、PチャンネルFET55がターンオンすると、ダイオード36の両端の電圧を変化させ、コイル34の両端の電圧が逆転し、電流がダイオード36とPチャンネルFET55を通ってランプ23にコイル34に蓄えられたエネルギー分が流れることによって昇圧する。
【0034】
DC/DCコンバータ33は、ON端子をLowにすると、論理回路58を介しリファレンス生成回路52からリファレンス信号が制御回路部57に入力され、CK生成回路53からCK信号が生成され、セレクト(SEL)端子のHi・Lowの切り替えにより、論理回路59からの出力が制御回路57に入力され、最大出力で動作するパルス幅変調(PWM)と低電力モードで動作する周波数変調(PFM)の切り替えを行う。
【0035】
DC/DCコンバータ33の外部に接続されているFB電圧設定のフィードバック部37を構成する分圧抵抗38、39からの電圧を入力し、FB信号生成回路54からFB信号が制御回路部57に入力される。IC電源回路51は、各々の生成回路に接続され、上記動作がされる。
【0036】
それぞれの生成回路から制御回路部57に入力された信号は、制御回路部57の内部で比較されPチャンネルFET16、NチャンネルFET17のスイッチングのパルス幅及び周波数を変調させることにより、一定した出力電圧をランプ23に供給する。
【0037】
図4で示した通り、内視鏡検査で使用中時間が経過するとともに電池24が消耗して、ある一定の時間が過ぎると急激に電池24の電圧が低下する。しかし、DC/DCコンバータ33は、上記PWM動作により、出力側に設定された一定の電圧を供給し続けるため、電池24の電圧降下に伴い、入力電流が急激に上昇する。そのため、内部回路31のDC/DCコンバーター33にストレスがかかる。
【0038】
第1の参考例では、保護回路41はリセットICを用いており、図6に示したように、電池24の電圧降下を検出し、ある一定の電圧(REF)より低くなると、コンパレータ61の出力がLowになりトランジスタ62がOFFし、出力がHighになって、DC/DCコンバータ33のON端子に出力される。
【0039】
DC/DCコンバータ33のON端子の電圧をLowからHighに切り替えることにより、DC/DCコンバータ33をシャットダウンさせる。
【0040】
(効果)
このように第1の参考例では、保護回路41が電池24の電圧降下を検出し、ある一定の電圧(REF)より低くなると、DC/DCコンバータ33をシャットダウンさせるので、DC/DCコンバータ33にかかるストレスをなくすことができる。
【0041】
また、DC/DCコンバータ33をシャットダウンさせることで電池24から出力側までの電源ラインの損失を最小限に抑え内部回路31の保護をすることができる。
【0042】
すなわち、電源ラインの損失はDC/DCコンバータ33の昇圧の効率に大きく影響し、電池24の持続時間に影響することはいうまでもないが、本第1の参考例では、上記作用により、安定した昇圧を行い、電池24のエネルギを無駄なく使用できかつ、内部回路31を保護することができる。
【0043】
図9ないし図11は本発明の実施形態に関する第2の参考例に係り、図9はバッテリ型光源装置に設けられる内部回路の構成を示すブロック図、図10は図9の内部回路による電池の時間の経過による電圧降下を表す波形図、図11は図9のCPUから出力される点滅信号の波形図である。
【0044】
第2の参考例は、第1の参考例とほとんど同じであるので、異なる点のみ説明し、同一の構成には同じ符号をつけ説明は省略する。
【0045】
図9は、第2の参考例の回路図を示し、CPU71により入力側の電池3の電圧を検出し、ある一定の電圧より低くなると、CPU71はFET72にオン・オフを繰り返す点滅信号(High,Low出力)を入力するようになっている。
【0046】
CPU71は、電池24の電圧を検出する検出端子と、電源端子と、GND端子と、FET72に点滅信号を出力する出力端子とで構成されている。
【0047】
また、第2の参考例のフィードバック部37は、分圧抵抗73a,73b,73cで構成されており、FET72がオン・オフを繰り返すことにより、DC/DCコンバータ33のフィードバック部37の分圧抵抗が変化し、2種類の設定された電圧がランプ23に交互に供給されることによりランプの点滅を行う構成となっている。
【0048】
図10は、電池24の時間の経過による電圧降下を表すグラフを示しており、第1の参考例で示したシャットダウンを行う前に、ランプの点滅時間を設け、術者に電池の消耗を告知することを表している。
【0049】
図11はCPU71からの点滅信号を示し、通常の使用時では、本第1の参考例では、High(H)出力でFET72がONしており、出力電圧は設定電圧の高い方が出力されている。CPU71が設定された電圧を検出すると、High(H),Low(L)を順次切り替えるパルス信号を発生し、HighのときはFET72がONし高い方の出力電圧、LowのときはFET72がOFFし分圧抵抗73cが追加され低い方の出力電圧になる。
【0050】
CPU71からのパルス信号はDC/DCコンバータ33がシャットダウンするまで出力され、シャットダウンと同時に昇圧がなくなりCPU71の電源電圧が足りなくなりCPU71もOFFする構成になっている。その他の構成は第1の参考例と同じである。
【0051】
(作用)
前記構成により、内視鏡検査中に電池24が消耗し、内視鏡検査で使用中に電池24の電圧が低くなり、CPU71はDC/DCコンバータ33のシャットダウン電圧よりもある程度高い電圧を検出すると、点滅信号をFET72に出力し、観察中にランプが点滅し術者に電池24の消耗状態を知らせ、ある一定の期間点滅した後、DC/DCコンバータ33をシャットダウンさせる。その他の作用は第1の参考例と同じである。
【0052】
(効果)
このように第2の参考例では、第1の参考例の効果に加え、第1の参考例においては、出力電圧はDC/DCコンバータ5のPWM、もしくはPFM動作により一定の電圧が供給されているので、ランプ11の明るさはあまり変化しないため、内視鏡検査で使用中に電池24の電圧が低くなると観察中に急にシャットダウンしてしまうが、第2の参考例では観察中にランプが点滅させ術者に電池24の消耗状態を知らせことができる。
【0053】
次に本発明の実施形態について説明する。
【0054】
図12及び図13は本発明の一実施の形態に係り、図12はバッテリ型光源装置に設けられる内部回路の構成を示すブロック図、図13は図12の内部回路の作用を説明する波形図である。
【0055】
本実施形態の構成は、上述した第1の参考例とほとんど同じであり、ここでは異なる点のみ説明し、同一の構成には同じ符号をつけ説明は省略する。
【0056】
(構成)
本実施の形態では、図12に示すように、保護回路41の出力(OUT)端子は、DC/DCコンバータ33のON端子ではなくSEL端子に接続されており、DC/DCコンバータ33では、SEL端子に入力されたHigh,Low信号により論理出力が制御回路部57に入力され、PWM、PFMモードの選択ができるようになっている。その他の構成は第1の参考例と同じである。
【0057】
(作用)
本実施の形態では、保護回路41が電池24の電圧降下を検出し、ある一定の電圧(REF)より低くなると、DC/DCコンバータ33のSEL端子の電圧をHighからLowに切り替えることにより、DC/DCコンバータ33を最大出力モードのPWM動作から低電力モードのPFM動作に切り替える。
【0058】
図13(a)は、第1の参考例で示した、DC/DCコンバータ33をシャットダウンさせた場合の電池24のバッテリ電圧の時間変化を示し、図13(b)は本実施の形態による、シャットダウンを行う前に最大出力モードのPWM動作から低電力モードのPFM動作にした場合の電池24のバッテリ電圧の時間変化を示しており、最大出力モードのPWM動作から低電力モードのPFM動作への切り替えを行うことにより、電池の消費電力を少なくさせ、ランプの使用時間を延長することを示している。その他の作用は第1の参考例と同じである。
【0059】
(効果)
このように本実施の形態では、電池24の電圧が消耗し、ある一定の電圧を検出し、DC/DCコンバータ33のSEL端子の電圧を切り替え、最大出力モードのPWM動作から低電力モードのPFM動作に切り替えることにより、ランプ23の光量を少なくし、電池24の使用エネルギーを減らすことで使用時間を延長させることができる。
【0060】
図14及び図15は上記実施形態の第3の参考例に係り、図14はバッテリ型光源装置に設けられる内部回路の構成を示すブロック図、図15は図14のDC/DCコンバータの構成を示すブロック図である。
【0061】
第3の参考例は、第2の参考例とほとんど同じであるので、異なる点のみ説明し、同一の構成には同じ符号をつけ説明は省略する。
【0062】
際3の参考例では、図14に示すように、電流制限によるモード選択のできるDC/DCコンバータ33aを使用し、保護回路41の出力(OUT)端子は、ここではDC/DCコンバータ33aのON端子ではなくSEL端子に接続されており、DC/DCコンバータ33aでは、SEL端子に入力されたHigh,Low信号によりパワー出力の電流モードと、低電力のバーストモードの選択ができるようになっている。
【0063】
DC/DCコンバータ33aは、図15に示すように、FB端子からフィードバック部37の電圧信号を入力しFB信号を生成するFB信号生成回路101と、電源からリファレンス信号を生成するリファレンス信号生成回路102と、FB信号とリファレンス信号を比較するコンパレータ103と、コンパレータ103の出力によりクロック(CK)信号を生成するりクロック生成回路104と、クロック(CK)信号によりスイッチング動作をするトランジスタ105と、トランジスタ105によるスイッチングによりSW端子から流れる電流を検出し、上限を制限する電流検出回路106と、電流検出回路106の出力によりクロック生成回路104を調整する、つまり過電流検出を行いクロック信号を制限するコンパレータ107と、SEL端子からの外部Hi,Low信号(保護回路41のOUT端子出力)により電流検出回路106の出力を調整しコンパレータ107及びCK信号をハイパワー電力モードと低電力のバーストモードに切り替えるトランジスタ108とで構成されている。その他の構成は第2の参考例と同じである。
【0064】
(作用)
第3の参考例では、保護回路41が電池24の電圧降下を検出し、ある一定の電圧(REF)より低くなると、保護回路41のOUT端子出力がHighになり、DC/DCコンバータ33aのSEL端子がHighが入力され、トランジスタ108が動作しなくなり、トランジスタ105を流れる電流が制限され、バーストモード(低電流)モードとなる。
【0065】
通常時のハイパワーモードでは、保護回路41のOUT端子出力がLowで、SEL端子がGNDレベルになり、電流検出回路106の出力の一部がトランジスタ108に流れ、その分トランジスタ105に流れる電流が増えSW端子から流れる電流が増えるのでハイパワー出力となる。その他の作用は第2の参考例と同じである。
【0066】
(効果)
このように第3の参考例では、第2の参考例の効果に加え、電池24の消耗時に、DC/DCコンバータ33aを低電力モード(バーストモード)にするので、DC/DCコンバータ33aの内部で電流制限を行い、出力電圧を制限してランプ23の光量を少なくし、電池24の使用エネルギーを減らすことで使用時間を延長させることができる。
【0067】
また、リセットICの出力をDC/DCコンバータ33aのON端子に接続すると、電池24の消耗時にランプを点滅させ、その後にシャットダウンすることができるのはいうまでもない。
【0068】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、バッテリの容量が消耗した場合に、電圧検出を行い昇圧回路を低電力モードに切り替えることで、電池の消費電力を少なくさせ、ランプの使用時間を延長することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の参考例に係る内視鏡装置の構成を示す構成図
【図2】図1のバッテリ型光源装置の構成を示す構成図
【図3】図2のバッテリ型光源装置に設けられる内部回路の構成を示すブロック図
【図4】図3の内部回路に供給される入力電圧及び入力電流の時間変化を示す波形図
【図5】図3のDC/DCコンバータの構成を示すブロック図
【図6】図3の保護回路の構成を示すブロック図
【図7】図6の制御回路のPWM制御時の内部構成を示すブロック図
【図8】図6の制御回路のPFM制御時の内部構成を示すブロック図
【図9】本発明の第2の参考例に係るバッテリ型光源装置に設けられる内部回路の構成を示すブロック図
【図10】図9の内部回路による電池の時間の経過による電圧降下を表す波形図
【図11】図9のCPUから出力される点滅信号の波形図
【図12】本発明の一実施の形態に係るバッテリ型光源装置に設けられる内部回路の構成を示すブロック図
【図13】図12の内部回路の作用を説明する波形図
【図14】発明の第3の参考例に係るバッテリ型光源装置に設けられる内部回路の構成を示すブロック図
【図15】図14のDC/DCコンバータの構成を示すブロック図
【符号の説明】
1…内視鏡装置
2…内視鏡
5…バッテリ型光源装置
11…挿入部
12…操作部
13…接眼部
14…ライトガイド口金
15…接続口金
20…ランプユニット
21…バッテリユニット
22…ランプホルダ
23…ランプ
24…電池
31…内部回路
32…回転式スイッチ機構
33…DC/DCコンバータ
34…コイル
35、40…コンデンサ
36…ダイオード
37…フィードバック部
38、39…分圧抵抗
41…保護回路
51…IC電源回路
52…リファレンス生成回路
53…クロック生成回路
54…FB信号生成回路
55…PチャンネルFET
56…NチャンネルFET
57…制御回路
58、59…論理回路
61…コンパレータ
62…トランジスタ
63…プルアップ抵抗

Claims (1)

  1. 照明光を導光可能なライトガイドを有する内視鏡と、
    前記ライトガイドの照明光入射端に照明光を供給可能な照明ランプ及びこの照明ランプを駆動するための電力を発生可能なバッテリを有し、前記内視鏡に着脱自在に設けられるバッテリ型光源装置と、
    前記バッテリ型光源装置に設けられ、前記バッテリの電圧を昇圧して前記照明ランプに電力を供給可能な第1の動作モードと、該第1の動作モードより省電力で前記バッテリの電圧を昇圧して前記照明ランプに電力を供給可能な第2の動作モードとを有する電源回路と、
    前記バッテリの消耗状態を検出する検出手段と、
    前記検出手段の検出結果に基づき、前記電源回路の前記動作モードを制御する動作制御手段と、
    を具備したことを特徴とする内視鏡装置。
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