JP3768463B2 - ネットワークを介して装置間で連携する画像形成装置 - Google Patents

ネットワークを介して装置間で連携する画像形成装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像処理装置に関し、特に、ネットワークを介して他装置の表示ユニットに同様の画面表示を可能とし、該画面表示にて他装置のユーザーが設定した機能オプションに基づいて、所定処理を行うことうを可能とするネットワークを介して装置間で連携する画像形成装置を提供するものである。また、そのような装置での処理を行う画像形成方法を提供する。
【0002】
【従来の技術】
ネットワークを介して接続される画像処理装置又は画像入出力装置へ画像データに関する処理を行う従来技術として、例えば、特開2000−6496公報に開示された発明が公知である。この発明は、ネットワークを介して情報出力装置に接続可能な画像処理装置において、ネットワーク上の全ての機器で出力した際には出力画像品質を損なわないようにすることができる画像処理装置を提供することを目的とし、画像処理の補正データをネットワークを介して取得し、出力に最適な画像補正を行ってデータをネットワークに接続された装置に出力するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このようなネットワークを介して画像入出力装置に接続可能な画像処理装置または画像入力装置では、ネットワーク上の任意の機器で出力する際に、出力装置の機器毎によってそれぞれ機能が異なったり、独特の特徴を備えていることから、ユーザーの操作および画像の処理等が異なってしまうという問題があった。
【0004】
例えば、ネットワーク先にソータやステープラがついている高機能なコピー機があり、手元に単機能しかない別の機種のコピー機やスキャナがある場合に、「スキャン To プリント」機能でネットワーク先のコピー機に出力することができるが、その際、ネットワーク先のフィニッシャやステープラを通常の使い方と同様な操作で利用することはできない。
【0005】
また、紙出力ではなく、他のサーバーやデータベースに画像を蓄積したり、OCR等の2次的な利用を目的とした画像入力では、それぞれの目的を達成するために精度を上げる要求がある。このように精度を上げる場合には、画像処理を変更する必要がある。さらに、その目的のために必要な情報を設定したり入力するためなどにユーザインターフェイスも用意する必要がある。これらのすべてのニーズを満たすようなユーザインターフェイスを画像入力装置に用意することは不可能であるし、ニーズに合わせてインターフェイスをカスタマイズすることも難しい。
【0006】
本発明は、このような背景に鑑みてなされたもので、その目的は、ネットワーク上の機器を利用する際に、ネットワーク上のどの機器から操作する場合でもユーザインターフェイスが統一できる画像形成装置および画像形成方法を提供することである。
【0007】
また、他の目的は、画像処理を変更する必要もなく、必要な情報を設定したり入力するためにユーザインターフェイスも用意する必要もなく、容易に画像入出力の種々の要求に応えることができる画像形成装置および画像形成方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、請求項1に記載されるように、システムとして構成する利用可能なハードウェア資源に関する情報であると共に、該ハードウェア資源を利用することによって行われる所定処理に対して設定可能な複数の機能オプションを決定するために使用されるシステム情報を取得するシステム情報取得手段と、ネットワークを介して接続されるユーザーが利用している装置からの要求に応じて、上記システム情報を転送する転送手段と、上記装置から該装置が上記システム情報を用いて表示する上記複数の機能オプションから上記ユーザーが設定した機能オプションを示す設定パラメータを受信すると、該設定パラメータに基づいて上記所定処理を行うための上記ハードウェア資源を利用して該所定処理を制御する処理制御手段とを有するように構成される。
【0009】
このような画像形成装置では、上記システム情報がネットワークを介してユーザーが利用する装置に転送されるため、ユーザーは、該装置にて画像形成装置の画面を利用して所望する機能オプションを設定することができる。また、ユーザーは、該装置から画像形成装置へ所定処理を行わせることができる。よって、該装置は、画像形成装置での処理を利用するために、該画像形成装置と同様の画面を提供する手段を予め備える必要がない。また、該画像形成装置が提供する所定処理を該装置に備える必要がない。
【0010】
また、本発明は、請求項2に記載されるように、上記所定処理は画像形成に関する処理であって、上記画像生成制御手段と上記処理制御手段とを有するアプリケーションと、上記ハードウェア資源を管理すると共に、上記アプリケーションからの利用要求に応じて、該ハードウェア資源への利用を制御するコントロールサービスと、上記アプリケーションと上記コントロールサービスとを制御するオペレーティングシステムとを有するように構成することができる。
【0011】
このような画像形成装置では、コンピュータ装置としての機能を有すると共に、画像形成に使用されるハードウェア資源を直接制御することができる。
【0012】
更に、本発明は、請求項3に記載されるように、上記装置からの上記所定処理が可能であるか否かを確認する要求に対して、該画像形成装置を上記ネットワーク上で特定する装置アドレスと、装置名とを含む装置識別情報によって応答する応答手段を有するように構成される。
【0013】
このような画像形成装置では、ネットワークを介して接続される装置に対して、処理可能であることを通知することができる。
【0014】
また、本発明は、請求項4に記載されるように、上記システム情報に基づいて、該複数の機能オプションを表示する画面情報を生成する画面生成手段を有するように構成される。
【0015】
このような画像形成装置では、システム情報に基づいて、該画像形成装置自身の表示ユニットに複数の機能オプションを表示するための画面情報を生成することができる。
【0016】
更に、本発明は、請求項5に記載されるように、上記画面生成手段として、画像の入力処理に関する複数の入力機能オプションを示す入力オプション情報に基づいて、該複数の入力機能オプションを表示する入力画面情報を生成する入力画面生成手段と、画像処理に関する複数の画像処理機能オプションを示す画像処理オプション情報に基づいて、該複数の画像処理機能オプションを表示する画像処理画面情報を生成する画像処理画面生成手段と、画像の出力処理に関する複数の出力機能オプションを示す出力オプション情報に基づいて、該複数の出力機能オプションを表示する出力画面情報を生成する出力画面生成手段の少なくとも1つを有するように構成される。
【0017】
このような画像形成装置では、入力画面、画像処理画面及び出力画面の少なくとも1つを表示ユニットに表示させることができると共に、転送手段によって入力画面、画像処理画面及び出力画面の少なくとも1つに関するオプション情報を、ネットワークを介して接続される装置へと転送することができる。
【0018】
また、本発明は、請求項6に記載されるように、上記処理制御手段として、画像の入力処理を制御して入力画像データを生成する入力制御手段と、上記入力画像データに画像処理を行い出力するための画像出力データを生成する画像処理制御手段と、上記画像出力データに基づいて、媒体に画像を形成して出力する出力処理を制御する出力制御手段の少なくとも1つを有するように構成される。
【0019】
このような画像形成装置では、ネットワークを介して接続される装置からの要求に対して、入力処理、画像処理及び出力処理の少なくとも1つを行うことができる。
【0020】
更に、本発明は、請求項7に記載されるように、上記入力制御手段は、上記入力処理を行うための上記ハードウェア資源としてスキャナを制御するように構成される。また、、本発明は、請求項8に記載されるように、上記出力制御手段は、上記出力処理を行うための上記ハードウェア資源としてプロッタを制御するように構成される。
【0021】
このような画像形成装置では、入力処理をスキャナを用いて行い、出力処理をプロッタを用いて行うことができる。
【0022】
更に、本発明は、請求項9に記載されるように、所定処理に対して設定可能な複数の第一機能オプションを示す第一オプション情報に基づいて、を示すオプション情報に基づいて、該複数の第一機能オプションを表示する第一画面情報を生成する画面生成手段と、ネットワークを介して接続されるユーザーが選択した装置から送信された該装置をシステムとして構成する利用可能なハードウェア資源に関するシステム情報に基づいて、該ハードウェア資源を利用することによって行われる上記所定処理に対して設定可能な複数の第二機能オプションを表示する第二画面情報によって上記第一画面情報を置き換える置換手段と、上記第二画面情報に基づいて表示する上記複数の第二機能オプションから、上記ユーザーによって設定された上記1つ以上の該第二機能オプションを示す設定パラメータを上記装置へ送信することによって、該装置に上記所定処理を要求する処理要求手段とを有するように構成される。
【0023】
このような画像形成装置では、画像形成装置自身の機能オプションを表示させるための第一座標パラメータを生成する画面生成手段が、ネットワークを介して接続されるユーザーが選択した装置から提供された該装置の機能オプションを表示させる第二座標パラメータを用いて画面表示を実現することができる。また、ユーザーが設定した第二機能オプションを示す設定パラメータが上記装置へ送信されるため、該装置に処理を要求することができる。例えば、この画像形成装置の機能がネットワークを介して接続されるユーザーが選択した装置の機能より低い機能の場合であっても、該装置の高機能を該画像形成装置から利用することが可能となる。
【0024】
また、本発明は、請求項10に記載されるように、上記画面生成手段として、上記システム情報から取り出された情報であって、画像の入力処理に関する複数の入力機能オプションを示す入力オプション情報に基づいて、該複数の入力機能オプションを表示する入力画面情報を上記画面情報として生成する入力画面生成手段と、上記システム情報から取り出された情報であって、画像処理に関する複数の画像処理機能オプションを示す画像処理オプション情報に基づいて、該複数の画像処理機能オプションを表示する画像処理画面情報を上記画面情報として生成する画像処理画面生成手段と、上記システム情報から取り出された情報であって、上記ユーザーによる画像の出力処理に関する複数の出力機能オプションを示す出力オプション情報に基づいて、該複数の出力機能オプションを表示する出力画面情報を上記画面情報として生成する出力画面生成手段の少なくとも1つを有するように構成される。
【0025】
このような画像形成装置では、ユーザーが所望する処理に関するネットワークを介して接続される装置の画面表示を可能とする。
【0026】
更に、本発明は、請求項11に記載されるように、上記処理要求手段として、上記装置によって上記入力処理に対して設定可能な複数の入力機能オプションの中から上記ユーザーが設定した1つ以上の入力機能オプションを示す入力設定パラメータを該装置へ送信することによって、該装置に該入力処理を要求する入力処理要求手段と、上記装置によって上記画像処理に対して設定可能な複数の画像処理機能オプションの中から上記ユーザーが設定した1つ以上の画像処理機能オプションを示す画像処理設定パラメータを該装置へ送信することによって、該装置に該画像処理を要求する画像処理要求手段と、上記装置によって上記出力処理に対して設定可能な複数の出力機能オプションの中から上記ユーザーが設定した1つ以上の出力機能オプションを示す出力設定パラメータを上記装置へ送信することによって、該装置に該出力処理を要求する出力処理要求手段の少なくとも1つを有するように構成される。
【0027】
このような画像形成装置では、ユーザーが所望する処理をネットワークを介して接続される装置に行わせることができる。
【0028】
また、上記課題を解決するための手段として、本発明は、上記画像形成装置での処理を画像形成方法とすることもできる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[第一実施例]
多種の画像形成機能を融合する本発明の第一実施例に係る画像形成装置(以下、融合機と言う)は、例えば、図1に示すような機能構成を成す。図1は、本発明の一実施例に係る多種の画像形成機能を融合する融合機の機能構成を示すブロック図である。
【0030】
図1において、融合機1200は、プリンタ処理を行うためのハードウェア資源であるプロッタ1321と、スキャナ処理を行うためのハードウェア資源であるスキャナ1324と、その他ハードウェアリソース1203などを有するとともに、プラットフォーム1220とアプリケーション1230とから構成されるソフトウェア1210と、起動部1240とを備えている。
【0031】
起動部1240は、融合機1200の電源投入時に先ず始めに実行され、プラットフォーム1220やアプリケーション1230を起動する。
【0032】
API(Application Program Interface)1205は、アプリケーション1230とプラットフォーム1220とのインターフェイスを提供する。プラットフォーム1220は、API1205を介して通知されるアプリケーション1230からの処理要求を解釈して、ハードウェア資源の獲得要求を発生させる下記に示すコントロールサービス1250と、一または複数のハードウェア資源の管理をおこない、コントロールサービス1250からの獲得要求を調停するシステムリソースマネージャー(SRM(System Resource Manager)1223)と、OS1221とを有する。
【0033】
このコントロールサービス1250は、複数のサービスモジュールにより形成され、具体的には、SCS(System Control Service)1222と、ECS((Engine Control Service)1224と、MCS(Memory Control Service)1225と、OCS(Operation panel Control Service)1226と、FCS(FAX Control Service)1227と、NCS(Network Control Service)1228と、IMH(Imaging Memory Handler)1229とがある。
【0034】
OS1221は、UNIX(登録商標)などのオペレーティング・システムであり、プラットフォーム1220並びにアプリケーション1230の各ソフトウェアをそれぞれプロセスとして並列実行する。オープンソースのUNIX(登録商標)を用いることにより、プログラムの安全性を確保できるとともに、ネットワーク対応可能となり、ソースコードの入手も容易となる。さらに、OS、TCP/IPのロイヤリティが不要であり、アウトソーシングも容易となる。
【0035】
SRM1223は、SCS1222とともにシステムの制御およびリソースの管理をおこなうものであり、スキャナやプロッタなどのエンジン部、メモリ、HDDファイル、ホストI/O(セントロI/F、ネットワークI/F、IEEE1394I/F、RS232CI/Fなど)のハードウェア資源を利用する上位層からの要求にしたがって調停をおこない、実行制御する。
【0036】
具体的には、このSRM1223は、要求されたハードウェア資源が利用可能であるかどうか(他の要求により利用されていないかどうか)を判断し、利用可能であれば要求されたハードウェア資源が利用可能である旨を上位層に伝える。また、上位層からの要求に対してハードウェア資源の利用スケジューリングをおこない、要求内容(たとえば、プリンタエンジンによる紙搬送と作像動作、メモリ確保、ファイル生成など)を直接実施するようにしてもよい。
【0037】
SCS1222は、アプリ管理(機能1)、操作部制御(機能2)、システム画面表示(ジョブリスト画面、カウンタ表示画面など)(機能3)、LED表示(機能4)、リソース管理(機能5)、割り込みアプリ制御(機能6)等の複数の機能を行なう。具体的には、アプリ管理(機能1)では、アプリの登録と、その情報を他のアプリに通知する処理をおこなう。操作部制御(機能2)では、アプリの操作部使用権の排他制御をおこなう。システム画面表示(機能3)では、操作部使用権を持つアプリからの要求内容に応じて、エンジン部の状態に対応する警告画面の表示をおこなう。LED表示(機能4)では、警告LED、アプリキーなどのシステムLEDの表示制御をおこなう。リソース管理(機能5)では、アプリ(ECS)がジョブを実行するにあたって、排他しなければならないエンジンリソース(スキャナ、ステープルなど)の排他制御のためのサービスをおこなう。割り込みアプリ制御(機能6)では、特定のアプリを優先動作させるための制御及びサービスをおこなう。
【0038】
ECS1224は、プロッタ1321と、スキャナ1324と、その他ハードウェアリソース1203などのエンジン部を制御するものであり、画像読み込みと印刷動作、状態通知、ジャムリカバリなどをおこなう。
【0039】
MCS1225は、メモリ制御をおこなうものであり、具体的には、画像メモリの取得および開放、ハードディスク装置(HD)の利用、画像データの圧縮および伸張などをおこなう。
【0040】
OCS1226は、オペレータと本体制御間の情報伝達手段となる操作パネルを制御するモジュールであり、オペレータのキー操作イベントを本体制御に通知する処理、各アプリがGUIを構築するためのライブラリ関数を提供する処理、構築されたGUI情報をアプリ別に管理する処理、操作パネル上への表示反映処理などをおこなう。
【0041】
FCS1227は、システムコントローラの各アプリ層からPSTN/ISDN網を使ったファクシミリ送受信、BKM(バックアップSRAM)で管理されている各種ファクシミリデータの登録/引用、ファクシミリ読み取り、ファクシミリ受信印刷、融合送受信をおこなうためのAPI1205を提供する。
【0042】
NCS1228は、ネットワークI/Oを必要とするアプリケーションに対して共通に利用できるサービスを提供するためのモジュール群であり、ネットワーク側から各プロトコルによって受信したデータを各アプリケーションに振り分けたり、アプリケーションからデータをネットワーク側に送信する際の仲介をおこなう。NCS1228は、例えば、少なくとも、ネットワークを介して接続される機器との通信を行うためのhttpd(Hypertext Transfer Protocol Daemon)2と、画像入出力インターフェイスに関するファイルをファイル転送するためのFTP(File Transfer Protocol)3とを有する。
【0043】
IMH1229は、イメージデータを仮想メモリ領域から物理メモリ領域へマップする。プロセスの起動に応じて、システムコールを行ない、プロセス用の仮想メモリ領域をマップしたり、マップした仮想メモリ領域をプロセスの終了時に開放する処理等を行なう。
【0044】
アプリケーション1230は、ページ記述言語(PDL)、PCLおよびポストスクリプト(PS)を有するプリンタ用のアプリケーションであるプリンタアプリ1211と、コピー用アプリケーションであるコピーアプリ1212と、ファクシミリ用アプリケーションであるファックスアプリ1213と、スキャナ用アプリケーションであるスキャナアプリ1214と、ネットファイル用アプリケーションであるネットファイルアプリ1215と、画像入出力を制御するアプリケーションである画像入出力アプリ1216と、画像入出力インターフェイスファイルを転送する転送アプリ1217と、管理される文書の一覧を提供する文書一覧アプリ1217とを有する。各アプリケーション1211〜1217は、プラットフォーム1220上の各プロセスを利用して動作実行し得るため、画面制御、キー操作制御およびジョブ生成などをおこなう画面表示制御プログラムがその主体となる。なお、NCS1228により接続されたネットワークを介して新たなアプリケーションをネットワーク経由で搭載することもできる。また、各アプリケーションはアプリケーションごとに追加または削除することができる。
【0045】
このように、融合機1200は、各アプリケーションで共通的に必要となる処理をプラットフォーム1220で一元的に処理する。
【0046】
次に、融合機1200のハードウェア構成について説明する。図2は、図1に示す融合機1200のハードウェア構成を示すブロック図である。図2に示すように、この融合機1200は、オペレーションパネル1310、USB(Universal Serial Bus)1330、IEEE13941340、プロッタ1321、スキャナ1324と、コントローラ1300のASIC1301とをPCI(Peripheral Component Interconnect)バス1309等で接続した構成となる。
【0047】
コントローラ1300は、ASIC1301にMEM−C1302、HD(Hard Disk)1303などを接続するとともに、このASIC1301とCPU1304とをCPUチップセットのNB1305を介して接続している。このように、NB1305を介して接続する理由は、CPU1304自体のインターフェイスが公開されていないためである。
【0048】
ここで、このASIC1301とNB1305は、単にPCIを介して接続されているのではなく、AGP1308を介して接続されている。このようにAGP1308を介して接続することとした理由は、この融合機1200が図1に示したプラットフォーム1220やアプリケーション1230を形成する複数のプロセスを実行制御する関係上、これらを低速のPCIで接続したのでは、パフォーマンスが低下するからである。
【0049】
CPU1304は、融合機1200の全体制御をおこなうものであり、具体的には、OS1221上でプラットフォーム1220を形成するSCS1222、SRM1223、ECS1224、MCS1225、OCS1226、FCS1227、NCS1228、IMH1229をそれぞれプロセスとして起動して実行させるとともに、アプリケーション1230を形成するプリンタアプリ1211、コピーアプリ1212、ファックスアプリ1213、スキャナアプリ1214、ネットファイルアプリ1215、画像入出力アプリ1216及び転送アプリ1217を起動して実行させる。また、OS1221は、スキャナ1324、プロッタ1321、その他ハードウェアリソース1203等のハードウェア資源を制御する。
【0050】
画像形成装置1200のOS1221は、このように画像処理に使用される各ハードウェア資源を直接制御する点において、パーソナルコンピュータ(PC)等のオペレーティングシステムとは異なっている。なぜなら、通常、PCは、接続されるスキャナやプリンタ等の画像形成装置を制御することはできるが、それら画像形成装置内のハードウェア資源を制御することができないからである。
【0051】
NB1305は、CPU1304とMEM−P1306、SB1307、ASIC1301とを接続するためのブリッジであり、MEM−P1306は、融合機の描画用メモリなどとして用いるシステムメモリであり、SB1307は、NB1305とROM、PCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。MEM−C1302は、コピー用画像バッファ、符号バッファとして用いるローカルメモリであり、ASIC1301は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのICである。
【0052】
HD1303は、画像データの蓄積、プログラムの蓄積、フォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージであり、オペレーションパネル1310は、操作者からの入力操作の受け付け並びに操作者に向けた表示をおこなう操作部である。
【0053】
したがって、ASIC1301には、MEM−C1302を接続するためのRAMインターフェイスと、HD1303を接続するためのハードディスクインターフェイスが設けられ、これらの記憶部に対して画像データの入出力をおこなう場合には、入出力先がRAMインターフェイスまたはハードディスクインターフェイスに切り替えられる。
【0054】
AGP1308は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレーターカード用のバスインターフェイスであり、システムメモリに高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレーターカードを高速にする。
【0055】
以下、上述したような図1に示す機能構成、及び、図2に示すハードウェア構成を有する融合機1200で提供可能な入力処理、画像処理及び出力処理をネットワークを介して接続される他機器から利用可能とする画像入出力アプリ1216及び転送アプリ1217の機能構成例について説明する。図3は、画像入出力アプリ及び転送アプリの機能構成例を示す図である。図3において、画像入出力アプリ1216は、主に、入力処理、画像処理及び出力処理の処理フローを制御する処理フロー制御モジュール450と、OCS1226を介してオペレーションパネル1310に表示する画面のフローを制御するUIF(User InterFace)制御モジュール430とを有する。
【0056】
処理フロー制御モジュール450は、画像を入力する画像読み取り装置としてのスキャナ1324を制御する入力制御モジュール410と、画像を出力する画像形成装置としてのプロッタ1321を制御する出力制御モジュール420と、入力画像データ601に対して画像処理を行い出力画像データ602を生成する画像処理モジュール440とを有し、各モジュール410、440及び420で行われる各入力処理、画像処理及び出力処理の処理フロー、又は、それら全体としての一連の処理フローを制御する。例えば、融合機1200にて、入力処理、画像処理及び出力処理を連続して行う場合、処理フロー制御モジュール450は、所定の処理フローに従って各処理が行われるように制御する。また、後述されるように、要求される処理のみの場合、処理フロー制御モジュール450は、要求される処理のみが所定処理フローに従って行われるように対応するモジュールを制御する。
【0057】
UIF制御モジュール430は、入力画面を提供するための入力UIF460と、出力画面を提供するための出力UIF470と、画像処理画面を提供するための画像処理UIF480とを有し、表示フローに従って所定の画面がOCS1226を介してオペレーションパネル1310に表示されるように、各UIF460、470及び480を制御する。
【0058】
図3において、先ず、UIF制御モジュール430によって融合機1200のオペレーションパネル1310に入力画面、画像処理画面及び出力画面が表示される仕組みについて説明する。
【0059】
融合機1200が起動されると、処理フロー制御モジュール450は、SCS1222からスキャナ1324、プロッタ1321等の利用可能な機器構成をシステム情報452として取得する。入力制御モジュール410は、システム情報452からスキャナ1324によって提供可能な機能、例えば、ドキュメントフィーダ機能や両面原稿読み取り機能等を確認し、それらを入力オプション情報433として取得する。UIF制御モジュール430の入力UIF460は、入力制御モジュール410が取得した入力オプション情報433に基づいて、スキャナ1324が提供可能な入力処理用の機能を表示する入力画面を構成するテキスト、ボタン、アイコン等のイメージとそれらが配置される位置座標を示す入力画面座標パラメータ462を生成する。入力UIF460によって生成された入力画面座標パラメータ462は、UIF制御モジュール430によってOCS1226に通知され、該入力画面座標パラメータ462に基づいてOCS1226によってオペレーションパネル1310に入力画面として表示される。ユーザーがオペレーションパネル1310に表示された入力画面から所望する機能を設定すると、ユーザーが選択したテキスト、ボタン、アイコン等のイメージが表示されている位置座標が、OCS1226を介してUIF制御モジュール430の入力UIF460に通知される。
【0060】
入力UIF460は、入力オプション情報433と入力画面座標パラメータ462とに基づいて、OCS1226から通知された位置座標に対応する機能を入力設定パラメータ434として入力制御モジュール410に通知するとともに、画像入力を指示する。入力制御モジュール410は、入力設定パラメータ434に基づいてスキャナアプリ1214を実行してスキャナ1324を制御し、入力画像600を読み込んで、該入力画像600に対してユーザーの設定した機能を実行させる。スキャナ1324が入力制御モジュール410の制御によって実行した結果として入力画像データ601が生成される。
【0061】
また、画像処理モジュール440は、システム情報452から融合機1200にて提供可能な画像処理用の機能、例えば、集約印刷機能若しくはコピー機能、枠消去機能、リバース機能、スタンプ機能等を画像処理オプション情報435として画像処理UIF480へ通知する。UIF制御モジュール430の画像処理UIF480は、画像処モジュール440から通知された画像処理オプション情報435に基づいて、融合機1200が提供可能な画像処理用の機能を表示する画像処理画面を構成するテキスト、ボタン、アイコン等のイメージとそれらが配置される位置座標を示す画像処理画面座標パラメータ482を生成する。画像処理UIF480によって生成された画像処理画面座標パラメータ482は、UIF制御モジュール430によってOCS1226に通知され、該画像処理画面座標パラメータ482に基づいてOCS1226によってオペレーションパネル1310に画像処理画面として表示される。ユーザーがオペレーションパネル1310に表示された画像処理画面から所望する機能を設定すると、ユーザーが選択したテキスト、ボタン、アイコン等のイメージが表示されている位置座標が、OCS1226を介して、UIF制御モジュール430の画像処理UIF480に通知される。
【0062】
画像処理UIF480は、画像処理オプション情報435と画像処理画面座標パラメータ482とに基づいて、OCS1226から通知された位置座標に対応する機能を画像処理設定パラメータ436として画像処モジュール440に通知するとともに、画像処理を指示する。画像処モジュール440は、入力制御モジュール410によって生成された入力画像データ601に画像処理を実行し、その結果として、出力画像データ602を生成する。
【0063】
また、同様に、融合機1200が起動されると、出力制御モジュール420は、システム情報452からプロッタ1321によって提供可能な機能、例えば、パンチ機能、ステープル機能等のフィニッシャ機能、ソート機能、スタック機能、印刷部数設定機能、用紙トレイの種類、両面給紙機能等を確認し、それらを出力オプション情報431として取得する。UIF制御モジュール430の出力UIF470は、出力制御モジュール410が取得した出力オプション情報431に基づいて、プロッタ1321が提供可能な出力処理用の機能を表示する出力画面を構成するテキスト、ボタン、アイコン等のイメージとそれらが配置される位置座標を示す出力画面座標パラメータ472を生成する。出力UIF40によって生成された出力画面座標パラメータ472は、UIF制御モジュール430によってOCS1226に通知され、該出力画面座標パラメータ472に基づいてOCS1226によってオペレーションパネル1310に出力画面として表示される。ユーザーがオペレーションパネル1310に表示された出力画面から所望する機能を設定すると、ユーザーが選択したテキスト、ボタン、アイコン等のイメージが表示されている位置座標が、OCS1226を介してUIF制御モジュール430の出力UIF470に通知される。
【0064】
出力UIF470は、出力オプション情報431と出力画面座標パラメータ472とに基づいて、OCS1226から通知された位置座標に対応する機能を出設定パラメータ432としてとして出力制御モジュール420に通知するとともに、画像出力を指示する。出力制御モジュール420は、出力設定パラメータ432に基づいてプリンタアプリ1211を利用してプロッタ1321を制御し、画像処理モジュール440が生成した出力画像データ602が紙等に画像形成された出力画像603としてプロッタ1321から出力される。
【0065】
UIF制御モジュール430による制御は、例えば、画像処理画面をオペレーションパネル1310に表示する際、枠消去の枠幅を設定する画面を表示するように、又は、出力画面をオペレーションパネル1310に表示する際、ステープルを打つ位置を示す画面を表示するように、画面のフロー制御を変えることを含んでいる。また、入力オプション情報433、画像処理オプション情報435及び出力オプション情報431には、オペレーションパネル1310を制御するプログラムも含まれている。また、上述したような入力オプション情報433及び出力オプション情報431は、紙原稿の情報も含んだスキャナ操作の情報であり、ADF(自動原稿給送装置)の動作(制御)に関する情報も含んでいる。出力オプション情報431は、印字用紙のフィニッシャに関する情報であるため、プリンタ処理に限らずコピー処理を使用する場合も同様である。
【0066】
通常のコピーを取る場合は、オペレーションパネル1310に表示されている入力画面から、画像入力に関する入力設定、例えば、片面原稿であるとか両面原稿である等の設定と、画像処理に関する画像処理設定、例えば、枠消去等の設定と、画像出力に関する出力設定、例えば、ステープルの設定や用紙トレイの設定等を行い、コピーのスタートボタンで複写を開始する。
【0067】
複写開始によって、入力制御モジュール410は、入力設定パラメータ434を受け取り、入力設定パラメータ434に従って入力画像600の入力を開始する。入力された入力画像600は、入力画像データ601として融合機1200に取り込まれ、画像処理設定パラメータ436に従って画像処理モジュール440によって画像処理された入力画像データ601は、出力画像データ602として出力制御モジュール420に渡される。出力画像データ602は、出力設定パラメータ432に従って出力制御モジュール420によってプロッタ1321に出力画像603として出力される。
【0068】
このような融合機1200で提供可能な入力処理、画像処理及び出力処理の機能をネットワークを介して接続される他機器から利用可能とするために、転送アプリ1217は、該他機器からのシステム情報452の要求に応じて、NCS1228のFTP3によってシステム情報452を転送する。
【0069】
このように転送されたシステム情報452を他機器がダウンロードして利用することによって、該他機器は融合機1200が提供する複数の機能を表示することが可能となる。また、ユーザーによって設定された機能を示す設定パラメータを融合機1200へ送信する。融合機1200は、受信した設定パラメータを、融合機1200の入力設定パラメータ434、画像処理設定パラメータ436及び出力設定パラメータ432のうち対応する設定パラメータと置き換えることによって、融合機1200にて他機器を利用しているユーザーの設定に従った処理を行うことが可能となる。
【0070】
図3に示す画像入出力アプリ1216の機能構成例において、入力制御モジュール410、画像処理モジュール440、出力制御モジュール420、UIF制御モジュール430を、例えばJava(登録商標)プログラムによって実現するようにしても良い。この場合、点線で示されるJava(登録商標)プログラムの実行を可能とするJava(登録商標)VM(Virtual Memory)45を設けるようにすれば良い。システム情報452はJava(登録商標)プログラムで使用可能なデータ構成で提供される。融合機1200とネットワークを介して接続される他機器において、Java(登録商標)プログラムが実行可能であれば、他機器のハードウェアに依存することなく、システム情報452を提供することができる。
【0071】
例えば、融合機1200とネットワークを介して接続される機器が、融合機1200より低い機能しかない又は一種類のみの機能しかない機器(以下、単機能画像処理装置と言う)である場合、この単機能画像処理装置を利用するユーザーは、該単機能画像処理装置に融合機1200のシステム情報452を融合機1200から取得することによって、融合機1200が提供する高機能を利用することができる。
【0072】
先ず、融合機1200のシステム情報452に基づく入力処理のための入力画面例について図4で説明する。図4は、入力画面例を示す図である。図4において、入力画面G600−1は、入力処理の機能を設定するボタン61−1と、画像処理の機能を設定するボタン62−1と、出力処理の機能を設定するボタン63−1と、ネットワーク上に存在する機器の一覧を示すユーザーによって選択可能な表示域610と、表示域610からユーザーによって選択された機器が処理可能な機能を示すユーザーによって選択可能な表示域620とを有する。
【0073】
入力画面G600−1において、表示域610には、ネットワーク上に存在する利用可能な機器の一覧が表示される。表示域610には、例えば、単機能画像処理装置自身を示す「コピー機」と、ネットワーク上の機器として上述したような融合機1200を示す「融合機」、「機器01」、「機器02」、「機器03」、「機器04」等の機器名が表示される。例えば、ユーザーが「融合機」を選択し、入力処理の機能を設定するためボタン61−1を選択すると、表示域620に、「融合機」が入力処理として提供可能な機能が表示される。
【0074】
例えば、表示域620には、入力画像600を文字モードで読み込むための「文字」、入力画像600を写真モードで読み込むための「写真」、濃度の設定を「融合機」にさせるための「自動濃度」、ユーザーが濃度を設定するための「薄く」及び「濃く」、入力画像600の片面だけを入力するための「片面」、入力画像600の両面を入力するための「両面」等の機能が表示される。例えば、ユーザーが「写真」、「自動濃度」及び「片面」を選択すると、選択した位置座標に対応する「写真」、「自動濃度」及び「片面」の機能を示す入力設定パラメータが生成され、融合機1200へ送信される。融合機1200の画像入出力アプリ1216は、受信した入力設定パラメータを入力設定パラメータ434として設定し、入力制御モジュール410は、入力設定パラメータ434で示される機能(つまり、「写真」、「自動濃度」及び「片面」)を使用してスキャナ1324から入力画像600を読み込む。
【0075】
次に、融合機1200のシステム情報452に基づく画像処理のための画像処理画面例について図5R>5で説明する。図5は、画像処理画面例を示す図である。図5において、画像処理画面G630−1は、入力画面G600−1と同様の画面構成を有するため、図4と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。画像処理画面G630−1の表示域61において、既に「融合機」が設定されているため、例えば、他の機器はグレー表示等によって選択できないような構成で表示される。
【0076】
画像処理画面G630−1において、ユーザーが画像処理の機能を設定するためボタン62−1を選択すると表示域620に、「融合機」が画像処理として設定可能な機能が表示される。
【0077】
例えば、表示域620には、用紙周辺の影を消去する「枠消去」、画像の色を反転してコピーする「リバース」、画像処理済みを示す「スタンプ」、入力画像の汚れを補正する「地肌汚れ除去」、画像の等倍で処理する「等倍」、画像を指定した用紙に応じた倍率で処理する「用紙指定倍率」、画像の倍率をテンキー入力によって指定する「100%」、表示を含む画像処理を指定する「表示」、画像を1枚のシートに繰り返して処理又は異なる画像を合成して1枚のシートに処理する「編集」、1枚の左右のページを1枚ずつのシートに処理する「分割」等の機能が表示される。例えば、ユーザーが、1枚の左右のページの画像処理として、「枠消去」、「等倍」及び「分割」を選択すると、選択した位置座標に対応する「枠消去」、「等倍」及び「分割」の機能を示す画像処理設定パラメータが生成され、融合機1200へ送信される。融合機1200の画像入出力アプリ1216は、受信した画像処理設定パラメータを画像処理設定パラメータ436として設定し、画像処モジュール440は、画像処理設定パラメータ436で指定される機能(つまり、「枠消去」、「等倍」及び「分割」)を使用して入力画像データ601に画像処理が施された出力画像データ602が生成される。
【0078】
更に、融合機1200のシステム情報452に基づく出力処理のための出力画面例について図6で説明する。図6は、出力画面例を示す図である。図6において、出力画面G640−1は、入力画面G600−1と同様の画面構成を有するため、図4と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。画像処理画面G640−1の表示域61において、既に「融合機」が設定されているため、例えば、他の機器はグレー表示等によって選択できないような構成で表示される。
【0079】
出力画面G640−1において、ユーザーがボタン63−1を選択すると表示域620に、「融合機」が出力処理として設定可能な機能が表示される。
【0080】
例えば、表示域620には、1部ずつページ順に出力する「ソート」、ページ毎に出力する「スタック」、4種類のステープルでのとじ方をアイコンで示す「ステープル」、2種類のパンチの穴の開け方をアイコンで示す「パンチ」等の機能が表示される。例えば、ユーザーが「ステープル」に表示されるステープルの位置を示す複数のアイコンの何れか1つを選択すると、選択した位置座標に対応するとじ方を特定した「ステープル」機能を示す出力設定パラメータが生成され、融合機1200へ送信される。融合機1200の画像入出力アプリ1216は、受信した出力設定パラメータを出力設定パラメータ432として設定し、出力制御モジュール420は、出力設定パラメータ432で指定される位置座標に対応する機能(つまり、「ステープル」の選択によって自動的に設定される「ソート」及び「ステープル」)を使用して出力画像データ602をプロッタ1321によって用紙に画像形成し、出力画像603として出力する。
【0081】
このような入力画面G600−1におけるユーザーの操作に応じて行われる融合機1200と単機能画像処理装置との間の処理フローを図7及び図8で説明する。図7は、単機能画像装置にて融合機の画面表示を実現するため処理フローを説明するフローチャート図である。
【0082】
図7において、ユーザーが単機能画像処理装置のオペレーションパネルに表示される入力画面G600−1を表示させると(ステップS711)、単機能画像処理装置は、ネットワークを介して接続される機器のうち利用可能な機器の存在を確認する(ステップS712)。確認の方法は、ブロードキャストによってネットワーク上に存在する機器すべてに確認してもよいし、予め設定された特定機器に対して確認するようにしてもよい。特定機器に対して確認を行う場合には、現在利用可能か否かを確認する。単機能画像処理装置からの存在確認に応じて、ネットワーク上に存在する融合機1200は、融合機1200を識別するIPアドレス、機器名等を含む機器固有情報によって単機能画像処理装置へ応答する(ステップS713)。単機能画像処理装置は、ネットワーク上の融合機1200及び各機器から機器固有情報を受信すると、入力画面G600−1の表示域610に各機器の機器名の一覧を表示する。
【0083】
ユーザーが表示された表示域610から利用する機器として、例えば、融合機1200を選択すると(ステップS714)、単機能画像処理装置は、融合機1200に対して、システム情報452を要求する(ステップS715)。融合機1200は、単機能画像処理装置からの要求に応じて、システム情報452をFTP3によって単機能画像処理装置へ送信する(ステップS716)。
【0084】
上述した処理によって、図4に示す入力画面G600−1の表示域610に利用可能な機器が表示される。
【0085】
図8は、単機能画像装置にて融合機の画面表示を実現するため処理フローを説明するフローチャート図である。図8において、単機能画像処理装置は、融合機1200からシステム情報452を受信すると、システム情報452から融合機と同様の入力オプション情報と入力画面座標パラメータとを生成し、単機能画像処理装置のオペレーションパネルに表示されている入力画面G600−1の表示域620に融合機1200によって提供可能な機能を表示する(ステップS717)。機能が表示された表示域620から、例えば、ユーザーが「写真」、「自動濃度」及び「片面」を選択すると(ステップS718)、入力UIF112によって、選択した位置座標に対応する「写真」、「自動濃度」及び「片面」の機能を示す入力設定パラメータが生成され、融合機1200へ転送される(ステップS719)。
【0086】
融合機1200の画像入出力アプリ1216は、受信した入力設定パラメータを入力設定パラメータ434として設定し、入力制御モジュール410によって入力設定パラメータ434に従ってスキャナ1324から入力画像600を読み込み、入力画像データ601を生成する(ステップS720)。
【0087】
画像入出力アプリ1216が受信した入力設定パラメータを入力設定パラメータ434として設定することによって、入力制御モジュール410は、あたかも融合機1200のオペレーションパネル1310でユーザーが設定したかのように入力処理することができる。画像入出力アプリ1216は、入力処理を完了すると、その入力結果を単機能画像処理装置へ送信する(ステップS721)。単機能画像処理装置は、オペレーションパネルに融合機1200から受信した入力結果を表示させる(ステップS722)。
【0088】
このような処理フローによって、ユーザーは、単機能画像処理装置のオペレーションパネルに表示された融合機1200が提供可能な機能一覧から所望する機能を選択することができ、また、その選択に基づいた入力処理を融合機1200に行わせることが可能となる。例えば、ユーザーは、単機能画像処理装置に「写真」機能がない場合においても、「写真」機能を入力設定オプションの一つとする入力処理を単機能画像処理装置から融合機1200に行わせることができる。
【0089】
更に、ユーザーが画像処理を設定するためにボタン62−1を押すと、単機能画像処理装置は、システム情報452に基づいて画像処理オプション情報と画像処理画面座標パラメータとを生成し、単機能画像処理装置のオペレーションパネルに表示されている画像処理画面G630−1の表示域620に融合機1200によって提供可能な機能を表示する(ステップS757)。機能が表示された表示域620から、例えば、ユーザーが「枠消去」、「等倍」及び「分割」を選択すると(ステップS758)、選択した位置座標に対応する「枠消去」、「等倍」及び「分割」の機能を示す画像処理設定パラメータが生成され、融合機1200へ転送される(ステップS759)。
【0090】
融合機1200の画像入出力アプリ1216は、画像処理設定パラメータ受信する(ステップS760)。画像入出力アプリ1216は、単機能画像処理装置から受信した画像処理設定パラメータを画像処理設定パラメータ436として設定し、画像処モジュール440によって画像処理設定パラメータ436に従って入力画像データ601に対して画像処理を施し、出力画像データ602を生成する(ステップS761)。
【0091】
画像入出力アプリ1216が受信した画像処理設定パラメータを画像処理設定パラメータ436として設定することによって、画像処モジュール440は、あたかも融合機1200のオペレーションパネル1310でユーザーが設定したかのように画像処理することができる。融合機1200は、画像処理を完了すると、その画像処理結果を単機能画像処理装置へ送信する(ステップS762)。単機能画像処理装置は、オペレーションパネルに融合機1200から受信した画像処理結果を表示させる(ステップS763)。
【0092】
更に、ユーザーが出力処理を設定するためにボタン63−1を押すと、単機能画像処理装置は、システム情報452に基づいて出力オプション情報と出力画面座標パラメータとを生成し、単機能画像処理装置のオペレーションパネルに表示されている出力画面G640−1の表示域620に融合機1200によって提供可能な機能を表示する(ステップS777)。この実行により、単機能画像処理装置のオペレーションパネルに表示されている出力画面G640−1の表示域620に融合機1200によって提供可能な機能が表示される。機能が表示された表示域620から、例えば、ユーザーが「ステープル」の位置を示すアイコンの1つを選択すると(ステップS778)、選択した位置座標に対応する「ステープル」の機能を示す出力設定パラメータが生成され、融合機1200へ転送される(ステップS779)。
【0093】
融合機1200の画像入出力アプリ1216は、出力設定パラメータ受信する(ステップS780)。画像入出力アプリ1216は、単機能画像処理装置から受信した出力設定パラメータを出力設定パラメータ43として設定し、出力画像データ602を出力制御モジュール420によって出力設定パラメータ43に従って用紙に画像形成された出力画像603として出力する(ステップS781)。
【0094】
画像入出力アプリ1216が受信した出力設定パラメータを出力設定パラメータ431として設定することによって、出力制御モジュール420は、あたかも融合機1200のオペレーションパネル1310でユーザーが設定したかのように出力処理することができる。画像入出力アプリ1216は、出力処理を完了すると、その画像処理結果を単機能画像処理装置へ送信する(ステップS782)。単機能画像処理装置は、オペレーションパネルに融合機1200から受信した出力結果を表示させる(ステップS783)。
【0095】
図8に示す処理フローについて、単機能画像処理装置と融合機1200とで行われる場合を説明したが、2台の融合機1200又は2台の単機能画像処理装置間にても実現可能である。このような処理フローによって、ユーザーは、単機能画像処理装置のオペレーションパネルに表示された融合機1200が提供可能な機能一覧から所望する機能を選択することができ、また、その選択に基づいた画像処理を融合機1200に行わせることが可能となる。
【0096】
図4から図8において説明したような画面及び処理フローによって実現されるユーザインターフェイスを使用した処理例について以下図9で説明する。単機能画像処理装置100は、例えば、コピー機能のみを提供する単体のコピー機であって、例えば用紙上に形成された入力画像600を読み込む入力処理部102と、入力画像600が読み込まれることによって生成された入力画像データに対して画像処理を行う画像処理部104と、画像処理が行われた出力画像データを用紙上に形成して出力画像603として出力する出力処理部106と、ユーザーによって操作されるオペレーションパネル120と、オペレーションパネル120への表示を制御する操作制御部11とを有する。
【0097】
また、操作制御部110は、オペレーションパネル120に対して、図4で示されるような入力画面G600−1を表示するための入力画面座標パラメータ(図示せず)を生成する入力UIF112と、図5で示されるような画像処理画面G630−1を表示するための画像処理画面パラメータ(図示せず)を生成する画像処理UIF113と、図6で示されるような出力画面G640−1を表示するための出力画面座標パラメータ(図示せず)を生成する出力処理UIF114と、各ユーザインターフェイス112から114によって、オペレーションパネル120を制御するOCS116とを少なくとも有する。
【0098】
更に、操作制御部110は、各ユーザインターフェイス112から114を実現するユーザインターフェイスプログラムがJava(登録商標)プログラムである場合、Java(登録商標) VM118を有する。一方、単機能画像処理装置100において、操作制御部110の各処理部をJava(登録商標)プログラムで実現するように構成することによって、OCS116がない場合においても、融合機1200との親和性を保つことが可能となる。
【0099】
図9は、処理例を示す図である。図9中、Java(登録商標) VM450及びJava(登録商標) VM118を除いて点線で示される部分は、構成要素として備えられるが、その処例において使用されない部分である。また、二重線で示される部分は、融合機1200又は単機能画像処理装置100から送信されたデータファイルと置き換えられた部分を示す。図9において、表示処理のみ単機能画像処理装置で行われ、入力処理、画像処理及び出力処理は融合機1200で行われる。
【0100】
図9において、ユーザーが単機能画像処理装置100のオペレーションパネル120から入力処理、画像処理及び出力処理を行う機器として融合機1200を選択すると、既存の入力UIF112は、融合機1200から取得したシステム情報452から生成された入力オプション情報433に基づいて、融合機器1200と同等の入力画面座標パラメータ(図示せず)を生成する。入力UIF112は、入力オプション情報433に基づく入力画面座標パラメータによって、OCS116を介してオペレーションパネル120に融合機1200が提供可能な入力処理の機能を表示する。ユーザーが機能を選択すると、入力UIF112は、ユーザーが設定した機能を示す入力設定パラメータ134を生成する。単機能画像処理装置100は、入力設定パラメータ134を融合機1200へファイル転送する。
【0101】
融合機1200において、単機能画像処理装置100から受信した入力設定パラメータ134で、画像入出力アプリ1216の入力設定パラメータ434が置き換えられる。入力制御モジュール410によって入力画像600が読み取られ、入力画像データ601が融合機1200にて生成される。
【0102】
また、同様に、単機能画像処理装置100にて既存の画像処理UIF113によって生成された融合機器1200と同等の画像処理オプション情報435に基づいて表示される画像処理画面からユーザーが設定した画像処理の機能を示す画像処理設定パラメータ136によって、融合機1200の画像処理設定パラメータ436が置き換えられる。この置き換えられた画像処理設定パラメータ436に従って、画像処理モジュール440は、出力画像データ602を生成する。
【0103】
更に、同様に、単機能画像処理装置100にて既存の出力UIF114によって生成された融合機器1200と同等の出力オプション情報431に基づいて表示される出力画面からユーザーが設定した出力処理の機能を示す出設定パラメータ132によって、融合機1200の出設定パラメータ432が置き換えられる。この置き換えられた出力設定パラメータ432に従って、出力処理モジュール420は、出力画像603を出力する。
【0104】
このように、ユーザーは、入力処理、画像処理及び出力処理すべてを、ネットワーク15を介して接続される融合機1200に行わせることができる。
【0105】
上述したように、本実施例において、任意の画像処理装置からネットワーク15で接続された融合機1200に付属するオプション(ADF、両面ADF等)を利用して、入力画像600を入力することができる。例えば、入力画像600(原稿)を両面ADF1350付きの融合機1200を利用して複数枚の両面原稿から画像を連続的に入力することができる。
【0106】
また、ネットワーク15上の任意の単機能画像処理装置100からネットワーク15で接続された融合機1200に対して融合機1200に付属するオプション(フィニッシャ、パンチ、ステープル等)を利用して、出力画像603を出力することができる。例えば、フルオプションで高機能なプリンタやコピー機の出力オプションを利用して、単機能のコピー機やパーソナルコンピュータ(PC)から画像出力が可能となる。このときに、ネットワーク15を介してシステム情報452を取得するため、ユーザーが操作する単機能画像処理装置100で新たにユーザインターフェイスを用意する必要がなく、どこからでも融合機1200によって提供されるインターフェイスと同じ操作で指示ができる。新たな機能が追加された機器がネットワーク15に接続された場合でも、操作側の既存の単機能画像処理装置100がその機能を知らなくても、ユーザーは、融合機1200の機能を操作するインターフェイスをそのまま利用して操作できる。
【0107】
更に、高機能な融合機1200がネットワーク15上に存在していれば、入力画像データ601を融合機1200に送り、出力画像データ602を出力側の単機能画像処理装置100に送ることによって、高機能な画像処理を持たない単機能画像処理装置100でも、同等の機能を実現することができる。このときに、画像処理の機能や設定を操作側の単機能画像処理装置100では知らなくても、どの機器からも同一の操作で処理を行うことができる。
【0108】
なお、本実施形態では、ネットワーク15上に出力オプションとしての融合機1200のプロッタ1321、入力オプションとしての融合機1200のスキャナ1324及び入力及び出力オプションとしての単機能画像処理装置100(コピー機)しか設けられていないが、複数設けることも可能である。全てのオプション、例えばネットワーク15に接続された機器又は機能としてのスキャナ、プリンタ、コピー機などはそれぞれ機能を共有することができる。また、出力先は、用紙上への印字に限らず、電子データとし、サーバーなどへの文書蓄積保管であっても、入力側が文書管理サーバー文書管理サーバーで紙原稿の代わりに電子データでもよい。このように、文書として保管することによって、既に画像データとして存在するデータを再利用することが可能となり、頻繁に利用するデータをネットワーク15上においておくだけで、オプションを利用した様々な出力方法で利用することができる。
【0109】
【発明の効果】
以上、説明してきたように、本願発明によれば、入力処理、画像処理及び出力処理を行わせるための各ユーザインターフェイスのために、利用可能な機器構成を示すシステム情報とをネットワークを介して他の画像処理装置へ提供することができる。よって、ネットワーク上の画像処理装置を利用する際に、ネットワーク上のどの画像処理装置から操作する場合でもユーザインターフェイスを統一して処理することができる。また、ユーザーによって設定された機能を設定パラメータとしてネットワークを介して受信することができるため、ユーザーはネットワーク上の他の画像処理装置から設定パラメータに従った処理を行わせることができる。
【0110】
従って、ユーザーは、高度な画像処理機能を持たない単機能画像処理装置等であっても、そのような高度な画像処理機能を実装する必要なく容易に画像入出力の種々の要求をネットワークを介して行うことができる。
【0111】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る多種の画像形成機能を融合する融合機の機能構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す融合機1200のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図3】画像入出力アプリ及び転送アプリの機能構成例を示す図である。
【図4】入力画面例を示す図である。
【図5】画像処理画面例を示す図である。
【図6】出力画面例を示す図である。
【図7】単機能画像装置にて融合機の画面表示を実現するため処理フローを説明するフローチャート図である。
【図8】単機能画像装置にて融合機の画面表示を実現するため処理フローを説明するフローチャート図である。
【図9】処理例を示す図である。
【符号の説明】
100 単機能画像処理装置
1200 融合機、 1210 ソフトウェア群
1216 画像入出力アプリ、 1217 転送アプリ
1218 文書一覧アプリ
1230 アプリケーション、 1220 プラットフォーム
1221 OS、 1222 SCS
1223 SRM、 1224 ECS
1225 MCS、 1226 OCS
1227 FCS、 1228 NCS
1229 IMH、 1240 融合機起動部
1300 コントローラ、 1301 ASIC
1302 MEM−C、 1303 HD
1304 CPU、 1305 NB
1306 MEM−P、 1307 SB
1308 AGP、 1310 オペレーションパネル
1320 ファックスコントロールユニット
1330 USB、 1340 IEEE1394
1350 エンジン部、 1500 ネットワークI/F部
1510 プリンタ、 1520 スキャナ
1530 FAXユニット

Claims (13)

  1. ハードウェア資源のシステム情報を操作表示部に表示して、ユーザーの操作によって設定された第一の設定パラメータにより、該ハードウェア資源を利用して画像形成を行う画像形成装置であって、
    上記システム情報をネットワークを介して他の画像形成装置転送する転送手段と、
    上記他の画像形成装置の操作表示部に上記転送されたシステム情報が該他の画像形成装置のハードウェア資源のシステム情報の代わりに表示されて、ユーザーの操作によって設定された第二の設定パラメータを受信する受信手段とを有し、
    上記第一の設定パラメータの代わりに受信した上記第二の設定パラメータに基づいて上記ハードウェア資源を利用して上記画像形成を行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 記転送手段と上記処理制御手段の夫々として機能する複数のアプリケーションと、
    上記ハードウェア資源を管理すると共に、上記アプリケーションからの利用要求に応じて、該ハードウェア資源への利用を制御するコントロールサービスと、
    上記アプリケーションと上記コントロールサービスとを制御するオペレーティングシステムとを有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 上記他の画像形成装置からの上記所定処理が可能であるか否かを確認する要求に対して、該装置を上記ネットワーク上で特定する装置アドレスと、装置名とを含む装置識別情報によって応答する応答手段を有することを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 上記システム情報から取得した上記所定処理に関するオプション情報を表示する画面情報を生成する画面生成手段を有する請求項1乃至3のいずれか一項記載の画像形成装置。
  5. 上記画面生成手段として、
    上記システム情報から取得した画像の入力処理に関する入力オプション情報を表示する入力画面情報を生成する入力画面生成手段と、
    上記システム情報から取得した画像処理に関する画像処理オプション情報を表示する画像処理画面情報を生成する画像処理画面生成手段と、
    上記システム情報から取得した画像の出力処理に関する出力オプション情報を表示する出力画面情報を生成する出力画面生成手段の少なくとも1つを有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項記載の画像形成装置。
  6. 上記処理制御手段として、画像の入力処理を制御して入力画像データを生成する入力制御手段と、
    上記入力画像データに画像処理を行い出力するための画像出力データを生成する画像処理制御手段と、
    上記画像出力データに基づいて、媒体に画像を形成して出力する出力処理を制御する出力制御手段の少なくとも1つを有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項記載の画像形成装置。
  7. 上記入力制御手段は、上記入力処理を行うための上ハードウェア資源としてスキャナを制御することを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  8. 上記出力制御手段は、上記出力処理を行うための上記ハードウェア資源としてプロッタを制御することを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  9. ハードウェア資源のシステム情報を操作表示部に表示して、ユーザーの操作によって設 定された第一の設定パラメータにより、該ハードウェア資源を利用して画像形成を行う画像形成装置であって、
    ネットワークを介して接続される他の画像形成装置から該他の画像形成装置のハードウェア資源のシステム情報を自装置のハードウェア資源に関するシステム情報として取得するシステム情報取得手段と、
    取得した上記システム情報から上記他の画像形成装置の画像形成に関するオプション情報を取得するオプション情報取得手段と、
    上記オプション情報が表示された上記操作表示部からユーザーによって設定された第二の設定パラメータを上記他の画像形成装置へ送信することによって、該第二の設定パラメータに基づく該他の画像形成装置での画像形成を要求する処理要求手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  10. 上記オプション情報取得手段として、
    上記システム情報から取得した上記他の画像形成装置での画像の入力処理に関する入力オプション情報を生成する入力オプション情報取得手段と、
    上記システム情報から取得した上記他の画像形成装置での画像処理に関する画像処理オプション情報を生成する画像処理オプション情報取得手段と、
    上記システム情報から取得した上記他の画像形成装置での画像の出力処理に関する出力オプション情報を生成する出力オプション情報取得手段の少なくとも1つを有することを特徴とする請求項9記載の画像形成装置。
  11. 上記処理要求手段として、
    上記他の画像形成装置によって上記入力処理に対して設定可能な入力オプションが表示された画面から上記ユーザーによって設定された入力設定パラメータを該他の画像形成装置へ送信することによって、該他の画像形成装置に該入力処理を要求する入力処理要求手段と、
    上記他の画像形成装置によって上記画像処理に対して設定可能な画像処理オプションが表示された画面から上記ユーザーによって設定された画像処理設定パラメータを該他の画像形成装置へ送信することによって、該他の画像形成装置に該画像処理を要求する画像処理要求手段と、
    上記他の画像形成装置によって上記出力処理に対して設定可能な出力オプションが表示された画面から上記ユーザーによって設定された出力設定パラメータを上記他の画像形成装置へ送信することによって、該他の画像形成装置に該出力処理を要求する出力処理要求手段の少なくとも1つを有することを特徴とする請求項9又は10記載の画像形成装置。
  12. ハードウェア資源のシステム情報を操作表示部に表示して、ユーザーの操作によって設定された第一の設定パラメータにより、該ハードウェア資源を利用して画像形成を行う画像形成方法であって、
    上記システム情報をネットワークを介して他の画像形成装置転送する転送手順と、
    上記他の画像形成装置の操作表示部に上記転送されたシステム情報が該他の画像形成装置のハードウェア資源のシステム情報の代わりに表示されて、ユーザーの操作によって設定された第二の設定パラメータを受信する受信手順とを有し、
    上記第一の設定パラメータの代わりに受信した上記第二の設定パラメータに基づいて上記ハードウェア資源を利用して上記画像形成を行うことを特徴とする画像形成方法。
  13. ハードウェア資源のシステム情報を操作表示部に表示して、ユーザーの操作によって設定された第一の設定パラメータにより、該ハードウェア資源を利用して画像形成を行う画像形成方法であって、
    ネットワークを介して接続される他の画像形成装置から該他の画像形成装置のハードウェア資源のシステム情報を自装置のハードウェア資源に関するシステム情報として取得するシステム情報取得手順と、
    取得した上記システム情報から上記他の画像形成装置の画像形成に関するオプション情報を取得するオプション情報取得手順と、
    上記オプション情報が表示された上記操作表示部からユーザーによって設定された第二の設定パラメータを上記他の画像形成装置へ送信することによって、該第二の設定パラメータに基づく該他の画像形成装置での画像形成を要求する処理要求手順とを有することを特徴とする画像形成方法。
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