JP3768452B2 - 光情報記録装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レーザ光源からのレーザ光により光ディスクなどの記録媒体上に情報を記録する光情報記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
マルチメディアの普及に伴い音楽用CD(Compact Disc)、CD−ROM、最近ではDVD(Digital Versatile Disc)−ROMなどの再生専用メディア(記録媒体)や情報再生装置が実用化されている。また、最近では、色素メディアを用いた追記型光ディスクや、光磁気(MO)メディアを用いた書き換え可能なMOディスクの他に相変化型メディアも注目されており、これらの記録媒体を用いた情報記録再生装置が実用化されている。また、書き換え可能なDVDメディアは次世代のマルチメディア記録媒体及び大容量ストレージ媒体として多いに注目されている。なお、相変化型メディアは記録材料を結晶相とアモルファス相とに可逆的に相変化させて情報を記録するものである。また、相変化型メディアは、MOメディアなどと異なり外部磁界を必要とせず半導体レーザからなる光源からのレーザ光だけで情報の記録、再生ができ、かつ、情報の記録と消去がレーザ光により一度に行われるオーバーライト記録が可能である。
【0003】
色素型メディアに情報を記録するための一般的な記録波形としては、例えば、8−16変調コード(EFM変調コード)などに基づいて生成した単パルスの半導体レーザ発光波形があるが、この記録波形による単パルス記録では、畜熱のため記録マークが涙状に歪みを生じたりする不具合がある。このため、色素系メディアに情報を記録するためのLD発光波形規則(ストラテジ)として、図5(c)に示すように、EFM変調コードなどの記録データに基づいたマルチパルス波形のレーザ光により色素系メディアにマークを形成する方式が提案されている。
【0004】
このマルチパルス波形のマーク部は、先頭加熱パルスAと、後続する複数個の連続加熱パルスBとで構成される方式が提案されている。Cはマルチパルス部分の非加熱発光部分、Dはスペース部分を示している。また、加熱パルスA,Bの発光パワーPwはピークパワーを示し、部分C,Dの発光パワーPb(≒Pr)はボトムパワーを示している。
【0005】
また、相変化型メディアに情報を記録するには、図6(c)に示すように多段の発光パワーPw,Pe,Pb(3値)を用いたマルチパルス波形のレーザ光によりマークを形成するのが一般的である。このマルチパルス波形のマーク部は、相変化型メディアの記録膜を融点以上に十分に予備加熱するための先頭加熱パルスAと、後続する複数個の連続加熱パルスBと、それらの間の連続冷却パルスCからなっている。加熱パルスA,Bの発光パワー(ピークパワー)をPw、冷却パルスCの発光パワー(ボトムパワー)をPb、リードパワーをPrとすれば、各々の発光パワーは
Pw>Pb≒Pr
に設定されている。また、マルチパルス波形のスペース部はイレースパルスDからなり、その発光パワー(消去パワー)Peは
Pw>Pe>Pb
に設定されている。
【0006】
色素系メディアや相変化メディアに記録を行う際には、記録発光パワーの制御を正しく行うことが必要である。半導体レーザは自己発熱などにより駆動電流−発光パワー特性が容易に変動してしまうので、発光パワーを安定化させる手段として一般的にAPC(Automatic Power Control)制御が行われる。これは、半導体レーザの出射光の一部をフォトディテクタ(PD)に入射させ、半導体レーザの発光パワーに比例して発生するモニタ電流を用いて半導体レーザに対する駆動電流を制御するというものである。
【0007】
情報再生のみを考慮した場合は、一般的に半導体レーザの駆動電流はノイズ抑制のために高周波電流が重畳されるが、直流的には一定電流であるため、比較的低帯域の帰還ループを構成する事で容易にAPCを実現することができる。
【0008】
ところが、記録時にAPCを行う場合は、マーク/スペースを形成するために記録パワーが高速で変化するため、制御に工夫が必要である。例えば、CD系やDVD系では記録データのDSV(Digital Sum Value)がゼロになることを利用して、低帯域の帰還ループを構成すれば、再生時と同様に簡易な構成で記録パワーを制御することができるが、正確なパワーを制御することはできない。
【0009】
そこで、例えば、CD−R(色素系)メディアに対して図7(c)に示すようなストラテジで記録を行う場合であれば、例えば、最長データ長である11Tの長さのマーク或いはスペースのデータを記録する際にマーク/スペース各々で発光パワーをサンプル/ホールドするようにすれば、ディスク回転数を4倍速程度にした場合でも制御帯域は数MHzでよく、比較的安価な構成で正確な記録パワーを制御することができる。
【0010】
ところが、DVD系メディアの場合は、色素系/相変化系ともに、単パルス発光ではなく、上述したようなマルチパルス発光波形を用いて記録することが望ましく、ピークレベルのパワー検出を行うには単純なサンプル/ホールド回路では受光系やその後段の回路で非常に高速な制御帯域が必要になり、現実的でない。
【0011】
このような問題点を解決する方法として、特開平9−171631号公報によれば、半導体レーザの発光波形を適宜非パルス状態で駆動する期間を設けることで、相変化メディアの記録時に非晶質化レベル(ピークパワー)と読み出しレベル(ボトムパワー)を制御している。
【0012】
特開平9−171631号公報に示される技術を図5(c)に示したような色素系メディアの記録ストラテジのマーク記録パワー制御に応用しようとした場合、非パルス状態で記録した箇所は連続加熱により記録マークがうまく形成されず欠損箇所となるが、比較的長い間隔毎にこのAPC動作を行う分にはエラー訂正機能により再生時に影響はほとんど与えない。また、スペース記録パワーは一般的に一定パワーであるので、比較的長いスペースデータを記録する際にサンプル/ホールドすることで記録データに欠損を与えることなくスペース記録パワーの制御を行うことができる。従って、スペース記録パワー制御間隔はマーク記録パワー制御間隔に比べて短い間隔で制御を行うことが可能である。
【0013】
一方、記録パワーの最適値は、周辺温度や記録メディアの種類、線速などにより変化するため、一般に色素メディアや相変化メディアでは、情報を記録する前にOPC(Optimum Power Control)と呼ばれる試し書きによる記録パワーの最適化が行われる。OPCは、記録メディアのPCA(Power Calibration Area)と呼ばれる所定の領域に所定の情報を試し書き記録し再生することによって行われる。具体的には、チャネルクロック周期Tの3倍(3T)〜14倍(14T)のマークとスペースからなる所定パターンのテストデータを発光パワーを多段階に変化させて記録し、このテストデータを再生して各パワーにおけるRF信号のDCモジュレーションやAC結合後のRF信号のアシンメトリなどを評価基準として算出する。モジュレーションMは、例えば、RF信号の最大振幅をIp-p、RF信号の最大値をImaxとすれば、
M=Ip-p/Imax ………………………………(1)
により算出される。また、AC結合後のアシンメトリβは、AC結合後のRF信号の正側のピークレベルX1、負側のピークレベルX2を用いて以下のように表される。
【0014】
β=(X1+X2)/(X1−X2)……………(2)
ここに、
X1+X2:AC結合後RF信号の正負ピークレベルの差分
X1−X2:AC結合後RF信号ピークtoピーク値
である。このモジュレーションMやAC結合後アシンメトリβに基づいて、最適な記録パワーを求める。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この種の半導体レーザのLD駆動電流−LD発光パワー特性を図8に示す。半導体レーザを発光駆動させる場合には、駆動電流を供給することになるが、その駆動方式としては、基準となるバイアスパワーPbの発光用のバイアス電流Ibに対して、イレースパワーPe(相変化型メディアの場合)やピークパワーPwの発光時にはイレースレベル重畳電流ΔIeやピークレベル重畳電流(ΔIe+ΔIp)を重畳させる方式が採られる。イレースレベル重畳電流ΔIeとピークレベル重畳電流(ΔIe+ΔIp)は、半導体レーザの微分効率ηとイレースレベルとより求めることができる。
【0016】
即ち、微分効率ηは、図8に示すような半導体レーザのLD駆動電流−LD発光パワー特性の傾きΔP/ΔIとして定義される。ボトムパワーPb/イレースパワーPe/ピークパワーPpに対応する半導体レーザの駆動電流を各々Ib,Ie,Ipとすると、ボトムパワーPb/ピークパワーPpは各々次のような関係になる。
【0017】
Pb=Pe−η(Ie−Ib)=Pe−η・ΔIe
Pp=Pe+η(Ip−Ie)=Pe+η・ΔIp
上記式より、イレースレベル重畳電流ΔIe、ピークレベル重畳電流ΔIe+ΔIpは次のように求めることができる。
【0018】
ΔIe=(Pe−Pb)/η
ΔIe+ΔIp=(Pb−Pe)/η
【0019】
従って、記録動作を行うには、予め半導体レーザの微分効率ηを算出して各パワーレベルの駆動電流を決定しておく必要がある。一般的には、記録動作に先立ってフォーカスオフの状態で記録動作を行い、記録レベルのパワーをサンプルして微分効率ηを算出する。
【0020】
ところが、第2553284号公報中でも記述されているように、メディアからの反射光が半導体レーザに戻る、いわゆる戻り光の影響により、フォーカスオン/オフで半導体レーザの微分効率特性が変化するという問題がある。記録動作前にフォーカスオフの状態で微分効率を求めても、記録状態(即ち、フォーカスオン状態)での微分効率とで誤差が生じるため、正確に発光パワーを制御することができない。
【0021】
本発明は、記録動作における発光パワーを正確に制御することができる光情報記録装置を提供することを目的とする。
【0022】
特に、レーザ光源を少なくともバイアスレベルとピークレベルとの2値以上のパワーレベルによる所定の発光規則でマルチパルス発光させて記録媒体上にレーザ光を照射して情報の記録を行う方式における発光パワーを正確に制御することができる光情報記録装置を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、所定の記録変調方式に基づいたデータ長を有する情報に応じてレーザ光源を少なくともバイアスレベルとピークレベルとの2値以上のパワーレベルによる所定の発光規則でパルス発光させて記録媒体上にレーザ光を照射して情報の記録を行う光情報記録装置において、情報の記録に先立って、前記記録媒体上の所定領域に対して前記レーザ光源の発光パワーを多段階に変化させて試し書きを行う試し書き手段と、前記レーザ光源の発光パワーに対応した電流をモニタ信号として出力するモニタ素子と、前記レーザ光源の発光パワーと前記モニタ素子から得られるモニタ信号とに基づき前記レーザ光源の微分効率を算出する微分効率算出手段と、この微分効率算出手段による微分効率の算出処理を前記レーザ光源をフォーカスオン状態で発光させて前記試し書き手段により試し書きを行う際に実行させる微分効率算出処理制御手段と、前記微分効率算出手段により算出された微分効率を用いて記録時の発光パワーを決定するパワー決定手段と、を備え、前記試し書き手段による試し書きは、前記微分効率算出処理制御手段によるレーザ光源の発光を行なう領域に後続する領域に引き続き行われることを特徴とする。
【0024】
従って、情報の記録に先立って記録時の発光パワーを決定する試し書きを行う際に、併せて、フォーカスオン状態でレーザ光源の微分効率も算出することで、本来の記録動作に何ら影響することなく、記録動作時と同じ条件での微分効率の算出となり、記録時の発光パワーを正確に決定・制御することができる。
【0025】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の光情報記録装置において、前記微分効率算出処理制御手段は、前記試し書き手段による試し書き時に、前記レーザ光源の発光パワーを多段階に変化させて試し書き記録を行う直前に、所定期間一定の発光パワーで記録動作を行わせて前記微分効率算出手段により微分効率を算出させる。
【0026】
従って、レーザ光源を少なくともバイアスレベルとピークレベルとの2値以上のパワーレベルによる所定の発光規則でマルチパルス発光させて記録媒体上にレーザ光を照射して情報の記録を行う方式においても、微分効率を正確に算出することができる。
【0027】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の光情報記録装置において、1回の試し書きを複数のセクタから構成されるブロック単位で行い、前記微分効率算出処理制御手段は、当該ブロック内の所定数のセクタについて一定の発光パワーで記録動作を行わせて前記微分効率算出手段により微分効率を算出させ、前記試し書き手段は、当該ブロック内の残りのセクタについて前記レーザ光源の発光パワーを多段階に変化させて試し書き記録を行うようにした。
【0028】
従って、微分効率算出用の特別な領域等を用意する必要なく、本来の試し書き処理の範囲内で微分効率算出処理と試し書き処理とを適切に区分けして実行させることができる。
【0029】
請求項4記載の発明は、請求項3記載の光情報記録装置において、前記試し書き手段は、当該ブロック内において試し書き直前に算出された微分効率に基づき決定される多段階の発光パワーによりセクタ毎に試し書きを行う。
【0030】
従って、試し書き段階で、正確な微分効率を用いたより適切な発光パワーでの試し書きを行えることとなり、決定される記録時の発光パワーもより適正なものとなる。
【0031】
請求項5記載の発明は、請求項1ないし4の何れか一記載の光情報記録装置において、前記所定の記録変調方式としてマーク情報記録時にはマルチパルス発光を行わせるものであり、前記微分効率算出処理制御手段は、試し書き直前の微分効率算出時における前記レーザ光源のレーザパワーの検出に際しては、ピークレベルが所定期間単パルス状態で発光させてピークレベルの発光パワーを検出させる。
【0032】
従って、レーザ光源を少なくともバイアスレベルとピークレベルとの2値以上のパワーレベルによる所定の発光規則でマルチパルス発光させて記録媒体上にレーザ光を照射して情報の記録を行う方式においても、微分効率を正確に算出することができる。
【0033】
請求項6記載の発明は、請求項5記載の光情報記録装置において、前記微分効率算出処理制御手段は、データ長が所定の長さ以上の場合にピークレベルが所定期間単パルス状態となるように発光させる。
【0034】
従って、いわゆるロングマークデータを利用することにより、請求項5記載の発明を容易に実現できる。
【0035】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態を図1ないし図4に基づいて説明する。本実施の形態では、DVD−ROMフォーマットのコードデータを、色素系メディアに記録(追記)する光情報記録装置としての光情報記録再生装置への適用例を示し、記録変調方式として8−16変調コード(EFM変調コード)を用いてマークエッジ(PWM:Pulse Width Modulation)記録を行うものとする。本実施の形態ではこのようなメディアと記録データを用いて、記録に際してレーザ光源としての半導体レーザを例えば図5に示したような発光波形でマルチパルス発光させて記録マーク/スペースを形成することにより情報の記録を行うものである。
【0036】
図1にこのような記録再生可能な光情報記録再生装置の基本的な全体構成例を示し、図2にそのシステム制御装置の内部構成例を示す。
【0037】
本実施の形態の光情報記録再生装置1においては、スピンドルモータ(図示せず)により回転駆動される例えばDVD+Rによる記録媒体2に対して再生動作又は記録動作のために照射するレーザ光を発するレーザ光源としての半導体レーザ(LD)3が設けられている。この半導体レーザ3から発せられたレーザ光はコリメータレンズ4により平行光束に変換された後、偏光ビームスプリッタ5及び対物レンズ6を経て記録媒体2上に集光照射される。記録媒体2から反射された戻り光は再び対物レンズ6を経て再び偏光ビームスプリッタ5に入射することにより、入射光と分離されるように反射されて、検出レンズ7により受光領域が4分割された分割受光素子(PD)8に入射して受光される。この分割受光素子8により受光された各分割領域の受光信号は情報信号となるRF信号、フォーカシング用のサーボ信号Fo及びトラッキング用のサーボ信号Trの基となるもので、IVアンプ9により電流電圧変換/増幅されたRF信号はシステム制御装置10に入力されて再生信号としての再生データの出力に供される。
【0038】
一方、フォーカシング用のサーボ信号Fo及びトラッキング用のサーボ信号Trは、Fo/Trサーボ制御装置(図示せず)に入力されて対物レンズ6に対するフォーカシング/トラッキング用のアクチュエータ(図示せず)のサーボ制御に供され、記録媒体2に対するレーザ光が合焦状態で正しくトラック上をトラッキングするように制御される。
【0039】
また、半導体レーザ3から出射光の一部をミラー11、検出レンズ12を介して受光するモニタ素子13が設けられている。このモニタ素子13により検出される半導体レーザ3の発光パワーに比例したモニタ電流がIVアンプ14により電流電圧変換/増幅されたパワーモニタ信号はシステム制御装置10に入力されてAPC制御等に供される。
【0040】
このような基本構成において、情報の再生時は、LD駆動装置15により半導体レーザ3を駆動して再生パワー(リードパワー)Prで発光させ、半導体レーザ3からの再生パワーの光を光ピックアップ光学系を介して記録媒体2に照射し、その反射光を光ピックアップ光学系を介して受光素子8で受光して光電変換し、IVアンプ9で電流電圧変換/増幅して再生信号(RF信号)を得る。
【0041】
さらに、半導体レーザ3からの出射光の一部がモニタ素子13に入射され、発光パワーに比例したモニタ電流がIVアンプ14により電流電圧変換/増幅されたパワーモニタ信号を利用することで、APC制御を行うことができる。
【0042】
一方、記録動作について説明する。通常、DVD+Rのような色素系メディアに情報の記録を行う場合は、図5に示したようにピークレベル、スペースレベル対応のピークパワーPw、バイアスパワーPbの2種類のパワーが必要となる(本実施の形態では、マーク形成時にマルチパルス発光するためのボトムレベル(バイアスレベルPb)をスペースレベルと同じレベルとして説明するが、ボトムレベルとスペースレベルとを個別のレベルとして扱うこともある)。
【0043】
情報の記録時には、ホストコントローラ21により制御の下に、データエンコーダ22及びLD波形制御回路23により8−16変調コードからなる記録データに基づいたパルス制御信号を生成し、LD駆動装置15でそのパルス制御信号に応じた駆動電流により、半導体レーザ3を駆動して図5(c)に示すようなマルチパルス波形で発光させ、記録媒体2の記録層に照射することで、記録媒体2に記録マークを形成して情報の記録を行う。
【0044】
ホストコントローラ21は、スペース/ピークパワーの発光レベルを制御するため、バイアスレベル電流駆動信号、ピークレベル電流重畳信号をLD駆動装置15に対して出力する。
【0045】
IVアンプ14から得られるパワーモニタ信号は、ロングスペースデータ出力時(例えば、10T以上のスペースデータ)にホストコントローラ21より出力されるパワーサンプルタイミング信号がH→Lのタイミングでサンプル/ホールド回路24によりサンプル/ホールドされ、スペースレベルのパワー制御が行われる。
【0046】
ピークレベルのパワーは、スペースレベル駆動電流(バイアスレベル電流駆動信号)に、半導体レーザ3の微分効率ηから算出されるピークレベル電流重畳信号を重畳して半導体レーザ3に駆動電流を供給する。
【0047】
なお、前述のIVアンプ9からのRF信号はデータデコーダ25を介してホストコントローラ21に入力されるとともに、ピーク/ボトム検出回路26を介してそのピークレベル/ボトムレベルの検出信号が取り込み可能とされている。
【0048】
このような構成において、本実施の形態では、本来の記録動作に先立ち、記録パワーのレベルを最適化するために行われるOPC動作(試し書き処理)時に、フォーカスオン状態で半導体レーザ3の微分効率ηを算出し、記録動作時の発光パワーを決定させるようにしたものである。
【0049】
そこで、まず、OPC動作を行う際の処理を図3を用いて説明する。試し書きを行う際には、基本的には、ホストコントローラ21はライト動作中(ライトゲート信号=H)、セクタ(DVDフォーマット8−16変調コードの場合は、1488*26=38688チャネルクロック毎)が切換わる毎にセクタ同期信号を発生させ、セクタ同期信号が発生する毎にピークレベル電流重畳信号を更新して発光パワーを段階的に変化させる。
【0050】
段階的にパワーを変化させた記録が終了した後、その記録した領域を再生し、各セクタ毎にRF信号をサンプリングして、(2)式で示したような式を用いて各々のセクタでアシンメトリ(β)を算出し、算出されたβにより記録動作時のパワーを決定する。最も記録品質のよいβの値は、記録媒体2の種類に応じて予め実験的に求めておく。
【0051】
ここに、記録動作前に微分効率ηを算出するため、一般的にはフォーカスオフの状態で記録発光を行い、記録レベルのパワーを検出するが、前述したように、一般的にフォーカスオン/オフで半導体レーザ3の微分効率特性が異なる。そこで、本実施の形態では、OPC動作時に、発光パワーを段階的に変化させて記録させる直前に、所定期間、一定の発光パワーで記録を行い、この時に発光パワーをサンプルして微分効率ηを求めるようにする。
【0052】
一般的に、1回のOPC動作は、アドレスの扱いの簡易さなどから所定のブロック単位で行われることが多く、DVD系では1ECCブロック=16セクタを単位とすることが多い。そこで、図3に示すように、例えば、16セクタのうち、最初の6セクタを一定の発光パワーで記録し、この期間で発光パワーのサンプリングを行い、残りの10セクタで段階的に発光パワーを変化させて通常の試し書きをさせるようにする。
【0053】
もっとも、通常は、図5(c)に示したようにマークデータ記録時はピークレベル/ボトムレベルを交互に発光させるマルチパルス発光を行っており、このような発光状態でピークレベルをサンプルするのは現実的でない。そこで、図3中のK部分に示すように、微分効率ηの算出用発光時には、一定期間単パルス状態で発光を行ってピークレベルをサンプルするようにする。この、単パルス状態にするタイミングは、ロングマークデータ発生時(例えば、10Tマーク以上)とする。また、パワーサンプルタイミング信号は、通常記録動作時にはロングスペース発生タイミングでHになるが、微分効率ηの算出用発光時には、ロングマークデータを単パルス状態にするのと連動してHとして、ピークレベルをサンプリングする。このようにサンプリングされたピークベルと、ロングスペース発生時にサンプルしたスペースレベルの2点の発光レベルより、半導体レーザ3の微分効率ηを算出することができる。
【0054】
また、試し書き動作の直前に微分効率ηの算出を行い、求まった微分効率ηを基に算出した重畳電流により7番目以降のセクタに対する試し書きの電流を駆動することで、試し書き時に正確な発光パワーで発光させることができる。
【0055】
図4は、CPU等を内蔵したホストコントローラ21により実行される上記のOPC動作に伴う処理制御例を示す概略フローチャートである。当該処理制御は、OPC動作の実行時に行われるため、まず、OPC動作実行時となったか否かが判断される(ステップS1)。OPC動作実行時になると、PCA領域中で今回試し書きを行うブロックを設定するとともにセクタNo.を0に初期設定する(S2)。そして、動作を開始させるために、ライトゲート信号をオンさせる(Hレベルに切換える)(S3)。この際、フォーカスアクチュエータ等も動作するようにフォーカスオン状態に設定しておく。
【0056】
そして、微分効率算出用の一定の発光レベルを設定し、対応するバイアスレベル電流駆動信号、ピークレベル電流重畳信号をLD駆動装置15に対して出力することにより、半導体レーザ3を一定の発光パワーで発光させる(S4)。この時、セクタNo.は+1だけインクリメントしておく(S5)。そして、試し書き用の所定の書き込みデータにおいて10T以上のロングマークデータが出現したか否かを監視し(S6)、ロングマークデータが出現した場合には(S6のY)、マルチパルス発光波形に代えて、図3中のKに示したような単パルス発光波形にて発光させる(S7)。この単パルス発光波形への変更に同期してパワーサンプルタイミング信号もHレベルに切換えて(S8)、単パルス発光状態時のピークパワーレベルをサンプルホールド回路24により検出させる。この時のピークレベルはパワーサンプルタイミング信号をLレベルに切換えることにより(S9)、確定する。10T以上のロングマークデータが出現するまでは、上述の処理は行われず、単に一定のパワーレベルでマルチパルス発光を繰返すこととなる。
【0057】
一方、ボトムレベルも検出するために、試し書き用の所定の書き込みデータにおいて10T以上のロングスペースデータが出現したか否かを監視し(S10)、ロングスペースデータが出現した場合には(S10のY)、パワーサンプルタイミング信号をHレベルに切換えて(S11)、そのボトムパワーレベルをサンプルホールド回路24により検出させる。この時のボトムレベルはパワーサンプルタイミング信号をLレベルに切換えることにより(S12)、確定する。
【0058】
このような処理が当該ブロックにおいて6セクタ目まで繰返され(S13のN)、6セクタ分の処理が終了した時点で(S13のY)、ロングマークデータ、ロングスペースデータに基づき検出されたピークレベル、ボトムレベルを用いることにより、半導体レーザ3の微分効率ηが算出される(S14)。このステップS14の処理が微分効率算出手段の機能として実行され、ステップS4〜S14の処理が微分効率算出処理制御手段の機能として実行される。
【0059】
引き続き、算出された微分効率ηを用いて、後続のセクタに対して試し書きを行う際の発光パワーを設定し(S15)、セクタNo.を+1ずつインクリメントしながら(S16)、所定のマルチパルス発光波形に従い当該セクタに対して試し書きを行わせる(S17)。この試し書き処理は、セクタNo.が16に達していなければ(S18のN)、所定のステップ数で発光パワーレベルを増やしながら(S19)、繰返し行う。ステップS15〜S19の処理が試し書き手段の機能として実行される。
【0060】
最終的に、セクタNo.16までの試し書きが実行されると(S18のY)、ライトゲート信号をOFF(Lレベルに切換え)させ(S20)、当該ブロック中のセクタNo.7〜16について再生動作を行い(S21)、その後に実行される本来の記録動作用の発光パワーの決定処理が行われる(S22)。このステップS22の処理がパワー決定手段の機能して実行される。
【0061】
なお、本実施の形態では、DVD+Rのような色素系メディアを想定し、図5に示したようなピークレベル/バイアスレベルの2値の発光レベルの場合について説明したが、図6に示した相変化型メディアのようにピークレベル/イレースレベル/バイアスレベルの3値の発光レベルを用いる場合にも同様に適用することができる。
【0062】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、情報の記録に先立って記録時の発光パワーを決定する試し書きを行う際に、併せて、フォーカスオン状態でレーザ光源の微分効率も算出することで、本来の記録動作に何ら影響することなく、記録動作時と同じ条件での微分効率の算出となり、記録時の発光パワーを正確に決定・制御することができる。
【0063】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の光情報記録装置において、レーザ光源を少なくともバイアスレベルとピークレベルとの2値以上のパワーレベルによる所定の発光規則でマルチパルス発光させて記録媒体上にレーザ光を照射して情報の記録を行う方式においても、微分効率を正確に算出することができる。
【0064】
請求項3記載の発明によれば、請求項2記載の光情報記録装置において、微分効率算出用の特別な領域等を用意する必要なく、本来の試し書き処理の範囲内で微分効率算出処理と試し書き処理とを適切に区分けして実行させることができる。
【0065】
請求項4記載の発明によれば、請求項3記載の光情報記録装置において、試し書き段階で、正確な微分効率を用いたより適切な発光パワーでの試し書きを行うことができ、決定される記録時の発光パワーもより適正なものにすることができる。
【0066】
請求項5記載の発明によれば、請求項1ないし4の何れか一記載の光情報記録装置において、レーザ光源を少なくともバイアスレベルとピークレベルとの2値以上のパワーレベルによる所定の発光規則でマルチパルス発光させて記録媒体上にレーザ光を照射して情報の記録を行う方式においても、微分効率を正確に算出することができる。
【0067】
請求項6記載の発明によれば、いわゆるロングマークデータを利用することにより、請求項5記載の発明を容易に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の光情報記録再生装置の基本的な全体構成例を示すブロック構成図である。
【図2】そのシステム制御装置の内部構成例を示すブロック構成図である。
【図3】OPC動作時の処理例を示す波形図である。
【図4】OPC動作時の処理制御例を示す概略フローチャートである。
【図5】色素系メディアの場合の光波形例を示す波形図である。
【図6】相変化型メディアの場合の光波形例を示す波形図である。
【図7】CD−Rの場合の光波形例を示す波形図である。
【図8】半導体レーザのLD駆動電流−LD発光パワー特性図である。
【符号の説明】
2 記録媒体
3 レーザ光源
13 モニタ素子

Claims (6)

  1. 所定の記録変調方式に基づいたデータ長を有する情報に応じてレーザ光源を少なくともバイアスレベルとピークレベルとの2値以上のパワーレベルによる所定の発光規則でパルス発光させて記録媒体上にレーザ光を照射して情報の記録を行う光情報記録装置において、
    情報の記録に先立って、前記記録媒体上の所定領域に対して前記レーザ光源の発光パワーを多段階に変化させて試し書きを行う試し書き手段と、
    前記レーザ光源の発光パワーに対応した電流をモニタ信号として出力するモニタ素子と、前記レーザ光源の発光パワーと前記モニタ素子から得られるモニタ信号とに基づき前記レーザ光源の微分効率を算出する微分効率算出手段と、
    この微分効率算出手段による微分効率の算出処理を前記レーザ光源をフォーカスオン状態で発光させて前記試し書き手段により試し書きを行う際に実行させる微分効率算出処理制御手段と、
    前記微分効率算出手段により算出された微分効率を用いて記録時の発光パワーを決定するパワー決定手段と、を備え
    前記試し書き手段による試し書きは、前記微分効率算出処理制御手段によるレーザ光源の発光を行なう領域に後続する領域に引き続き行われることを特徴とする光情報記録装置。
  2. 前記微分効率算出処理制御手段は、前記試し書き手段による試し書き時に、前記レーザ光源の発光パワーを多段階に変化させて試し書き記録を行う直前に、所定期間一定の発光パワーで記録動作を行わせて前記微分効率算出手段により微分効率を算出させることを特徴とする請求項1記載の光情報記録装置。
  3. 1回の試し書きを複数のセクタから構成されるブロック単位で行い、前記微分効率算出処理制御手段は、当該ブロック内の所定数のセクタについて一定の発光パワーで記録動作を行わせて前記微分効率算出手段により微分効率を算出させ、前記試し書き手段は、当該ブロック内の残りのセクタについて前記レーザ光源の発光パワーを多段階に変化させて試し書き記録を行うようにしたことを特徴とする請求項2記載の光情報記録装置。
  4. 前記試し書き手段は、当該ブロック内において試し書き直前に算出された微分効率に基づき決定される多段階の発光パワーによりセクタ毎に試し書きを行うことを特徴とする請求項3記載の光情報記録装置。
  5. 前記所定の記録変調方式としてマーク情報記録時にはマルチパルス発光を行わせるものであり、前記微分効率算出処理制御手段は、試し書き直前の微分効率算出時における前記レーザ光源のレーザパワーの検出に際しては、ピークレベルが所定期間単パルス状態で発光させてピークレベルの発光パワーを検出させることを特徴とする請求項1ないし4の何れか一記載の光情報記録装置。
  6. 前記微分効率算出処理制御手段は、データ長が所定の長さ以上の場合にピークレベルが所定期間単パルス状態となるように発光させることを特徴とする請求項5記載の光情報記録装置。
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