JP3767773B2 - 遠心分離機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スラッジや結晶物の堆積に起因するローターの回転停止故障を防止することができる遠心分離機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、電解バリ取り機のような電解加工においては、被加工物の一部が水酸化物のスラッジとなって電解液中に溶出することにより電解効率を低下させたり、電解液供給路の穴部にスラッジが堆積して穴を閉塞してしまう等の現象を生ずるため、電解液から水酸化物であるスラッジを分離・除去してやる必要があり、このスラッジの分離・除去手段として電解液とスラッジの比重差を利用して分離する遠心分離機を用いた方法が知られている。
【0003】
ところが、従来の遠心分離機においてはローターの軸受け部分である軸受けケースの固定部とローターの回転部との隙間に、機内に浮遊したスラッジやミスト状態になった電解液が結晶化して結晶物となったものが堆積してローターの回転を妨げ負荷が大きくなるという現象が生じた。この結果、ローターを駆動している電動機の電気的保護装置が前記過負荷を検出しローターの回転を停止させることとなり、遠心分離機の稼働率を著しく低下させるという問題点があった。
一方、このようなローターの回転停止故障を防止する目的で、軸受けケースの固定部とローターの回転部との隙間に一定周期で圧縮空気や圧力水を供給して、堆積したスラッジや結晶物を排除するようにしたものも提案されているが十分な効果が得られないうえに、場合によっては軸受けが損傷を受け寿命が低下してしまうという問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記のような従来の問題点を解決して、被処理液中のスラッジを分離・除去するための遠心分離機であって、処理中にスラッジや結晶物が軸受けケースの固定部とローターの回転部との隙間に堆積することを防止して、ローターの回転停止故障をなくすことができる遠心分離機を提供することを目的として完成されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するためになされた本発明の遠心分離機は、ケーシングの天井に設置した軸受けケースを介し回転自在に垂設された逆桶状のローター内部に被処理液の供給管を臨ませ、該ローターによって被処理液中のスラッジを分離・除去するようにした遠心分離機において、前記軸受けケースとローターとの隙間部分にローターとともに回転するスラッジ堆積防止用の羽根車を設置したことを特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照しつつ本発明の好ましい実施の形態を示す。
図面は、電解バリ取り機による電解加工で生じた電解液からスラッジを分離・除去するよう、遠心分離機により処理する場合を示すものである。
図において、1は遠心分離機のケーシング、2はケーシングの天井に設置された上下一対の軸受け2a、2aを有する軸受けケース、3は駆動用モータ、4は軸受け2a、2aに支持されるとともにベルトを介してモータ3に連結された回転軸、5は該回転軸4の先端に垂設された逆桶状のローター、6は該ローター5の内部に下方側より臨ませた被処理液の供給管であり、以上の構成は従来のこの種の遠心分離機と基本的に同じである。
なお、7はケーシング1の床面中央部に形成されたスラッジ取り出し用の開閉自在な蓋、8はケーシング1の側壁下方部に形成された処理済みの電解液を排出するための排出口、9は排出管、10は電解液槽である。
【0007】
そして本発明においては、前記軸受けケース2とローター5との隙間部分にローター5とともに回転して放射状に気流を放出しスラッジや結晶物の堆積を防止するための羽根車11が設置されている。この羽根車11は、例えば回転軸4に取り付けられてローター5とともに回転するよう構成されており、羽根車11の回転で放射状の気流を発生させることにより軸受けケース2とローター5との隙間部分に空気が滞留することを防ぎ、この部分にスラッジや結晶物が堆積するのを的確に防止するという作用を奏する。
【0008】
また、図2に示されるように、羽根車11の上方に位置するケーシング1の天井部に外部空気取り入れ用の流入孔12を1個または複数個形成することもでき、この場合には、羽根車11の回転に伴い前記流入孔12より外部空気が自動的に吸引されたうえ放射状に放出されるのでより清浄な気流を発生することとなり、前述の図1のものに比べて、よりスラッジや結晶物の堆積現象を防止できることとなる。
【0009】
なお、前記羽根車11としては、図3〜図5に示されるように、4枚あるいは8枚、あるいは任意の枚数のブレード11aを等間隔に配置したものが用いられ、またブレード11aの形状としては平面的な板状の他、湾曲した板状のものも用いることができる。また、ブレード11aの取付けはローター5の天井面に対して垂直に取り付ける他、図6に示されるように、若干下向きとなるよう僅かな角度(θ)をもたせて取り付けることもできる。
【0010】
このように構成されたものにおいては、電解加工で生じたスラッジを含む電解液が供給管6によりローター5内に供給され、該ローター5の回転によってスラッジSのみが比重差でローター内壁面側に分離・除去され、スラッジSを除去処理した電解液が排出口8より電解液槽10へ蓄えられて再び使用に供されることとなる点は、従来のこの種の遠心分離機と同じである。
そして、本発明においては軸受けケース2とローター5との隙間部分にローター5とともに回転して放射状に気流を放出しスラッジの堆積を防止する羽根車11が設置してあるため、ケーシング1の内部に浮遊しているスラッジやミスト状態になった電解液は前記気流によって吹き飛ばされることとなるので、従来のようにローター5の軸受け部分である軸受けケース2の下面部とローター5の上面部との隙間に、スラッジやミスト状態になった電解液が結晶化して結晶物となったものが堆積することがなくなる。この結果、ローターの回転停止故障がなくなり長期間にわたって安定かつ効率的な稼働を持続できることとなる。なお、図1〜図2において、太線矢印は電解液の流れ、細線矢印は気流の流れ、破線矢印はスラッジ・ミストの流れをそめすものである。
【0011】
【発明の効果】
以上の説明からも明らかなように、本発明は被処理液中のスラッジを分離・除去するための遠心分離機であって、処理中にスラッジや結晶物が軸受けケースの固定部とローターの回転部との隙間に堆積することを防止して、ローターの回転停止故障をなくすことができるものである。
よって本発明は従来の問題点を一掃した遠心分離機として、産業の発展に寄与するところは極めて大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す断面図である。
【図2】その他の実施の形態を示す断面図である。
【図3】羽根車の一例を示す平面図である。
【図4】羽根車のその他の例を示す平面図である。
【図5】羽根車のその他の例を示す平面図である。
【図6】羽根車の取付状態の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ケーシング
2 軸受けケース
5 ローター
6 供給管
11 羽根車
12 外部空気取り入れ用の流入孔

Claims (2)

  1. ケーシング(1) の天井に設置した軸受けケース(2) を介し回転自在に垂設された逆桶状のローター(5) 内部に被処理液の供給管(6) を臨ませ、該ローター(5) によって被処理液中のスラッジを分離・除去するようにした遠心分離機において、前記軸受けケース(2) とローター(5) との隙間部分にローター(5) とともに回転して放射状に気流を放出しスラッジの堆積を防止する羽根車(11)を設置したことを特徴とする遠心分離機。
  2. 羽根車(11)の上方に位置するケーシング(1) の天井部に外部空気取り入れ用の流入孔(12)が形成されている請求項1に記載の遠心分離機。
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