JP3766952B2 - 樹脂プーリ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は樹脂製プーリに関し、例えばATM(現金自動預け払い機)の紙幣送り出し装置等に用いられる樹脂プーリに関する。
【0002】
【従来の技術】
ATM等において紙幣を1枚ずつ正確に送り出す装置の部品として、シャフトに固定された樹脂のプーリが多用されている。この種の装置においては、通常、金属製のシャフトに3個以上の樹脂プーリを嵌合固定するが、その固定構造として、従来、図8または図9に示すような構造が採用されていた。
【0003】
すなわち、図8に示す構造は、シャフト61を樹脂プーリ62に設けた貫通孔62aに対して圧入して固定する構造であり、図9に示す構造は、シャフト71ににその軸心に直交する貫通孔71aを形成するとともに、各樹脂プーリ72にもシャフト71を嵌め込む孔72a以外に、その孔72aに直交する小孔72bを形成し、樹脂プーリ72の孔72aにシャフト71を嵌め込んだ状態で、貫通孔71aと小孔72bの位置を合わせてピン73を差し込んで固定する構造である。
【0004】
ところが、以上の各固定構造のうち、図8に示すものでは、使用中に樹脂プーリ62が移動することがあり、その位置が不安定なものとなるという問題があり、また、図9に示すものでは、製造工程においてシャフト71の貫通孔71aとプーリ72の小孔72bとの位置合わせが面倒で困難であり、作業性が悪いという問題があった。
【0005】
そこで本発明者は、あらかじめ軸心に対して直交する方向にピンを固定したシャフトを用い、良好な作業性のもとに、プーリのシャフトに対する位置を安定したものとすることのできる樹脂プーリを提案している(特開平10−318354号)。
【0006】
この提案においては、図10に部分断面図を示すように、軸心に直交するピン81aが固定されたシャフト81を用いるとともに、図11(A)に軸平行断面図を、同図(B)にそのB矢視図を示す樹脂プーリ82を用いる。すなわち、この提案における樹脂プーリ82には、シャフト81を嵌め込むための孔820を穿つとともに、その孔820の内面に、ピン81aが通過可能な幅を有し、孔820の一端側から中間部に入ったって行き止まり821aが設けられた第1の溝821と、この第1の溝821に対して周方向に180°の間隔を開けて、第2の溝822を形成している。そして、その第2の溝822には、第1の溝821の行き止まり821aから上記した一端側にピン81aの直径dと略等しい距離Δ1 を開けて、互いに対向する一対の突起823a,823bを形成し、その突起823a,823bの先端間の距離Δ2 をピン81aの直径dよりも小さくしている。
【0007】
以上の構成により、ピン81aが固定されたシャフト81を、ピン81aが第1および第2の溝821,822に沿うようにして樹脂プーリ82の一端側から挿入することによって、ピン81aは突起823a,823bの形成位置にまで力を要することなく進み、ピン81aが突起823a,823bに当接したときに若干の力で押し込めば、スナップフィットによりピン81aは突起823a,823bを越えて当該突起823a,823bと行き止まり821aとの間に収まる。この状態では、ピン81aが行き止まり821aと突起883a,823bとの間に嵌まり込んで樹脂プーリ82のシャフト81に対する軸方向位置が一定に維持され、また、ピン81aの両端部が第1および第2の溝821,822に嵌まり込んでいるために樹脂プーリ82のシャフト81に対する周方向位置が一定に維持されることになり、樹脂プーリ82のシャフト81上での位置が安定したものとなるとともに、シャフト81と樹脂プーリ82の組立作業も極めて容易となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、以上の提案に基づく樹脂プーリ82とシャフト81との嵌合固定構造においては、図12に示すように、ピン81aが嵌まり込む第1および第2の溝821,822の底面間の距離Hを、ピン81aの長さLに対して若干長くしておくこと、つまりH=L+αとしておくことが、ピン81aの溝821,822への挿入作業が容易化されるのであるが、組込み後においても、上記のα分の隙間がピン81aの軸方向に生じてしまうため、樹脂プーリ82のシャフト81に対する固定力にばらつきが生じるという問題があった。ここで、αを小さくするか、あるいはH≒Lとすることによって固定力のばらつきを少なくするか、あるいは安定した固定力が得られるのであるが、そうした場合には溝821,822へのピン81aの挿入が困難となり、組立工程における作業性が低下するという問題が生じる。
【0009】
本発明はこのような実情に鑑み、前記した提案技術を更に改良したものであって、シャフトと樹脂プーリの組立工程における作業性を低下させることなく、シャフトに対して樹脂プーリを安定した固定力のもとに一体化することのできる樹脂プーリの提供を目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の樹脂プーリは、中心軸に直交するようにピンが嵌め込まれたシャフトに取り付けられる樹脂プーリであって、中心部にシャフトを貫通させるための孔が形成されているとともに、その孔の内面には、孔の一端側から軸方向中間部にまで至って行き止まりが設けられ、かつ、上記ピンを通過させ得る幅を有してなる第1の溝と、その第1の溝に対して周方向180°の間隔を開けて位置し、かつ、第1の溝の幅と同等もしくはそれ以上の幅を有する第2の溝とが形成され、かつ、その第2の溝の内壁面には、上記行き止まり部から上記一端側にピンの直径と略等しい距離の位置に、互いに対向してその先端間の距離がピンの直径よりも小さく設定された一対の突起が形成されてなる樹脂プーリにおいて、上記第1の溝または第2の溝の底面が、少なくとも上記行き止まり近傍位置で溝深さが浅くなる向きに傾斜して、行き止まりの直前位置での第2の溝または第1の溝の底面とのなす距離が、上記ピンの長さと略等しくなっていることによって特徴づけられる。
【0011】
本発明は、シャフトを挿入するための孔の内面に、周方向に互いに180°の間隔を開けた第1と第2の溝を設けて、第1の溝には行き止まりを、第2の溝には行き止まりの手前側に互いに対向する一対の突起を設けた構造を有し、シャフトに嵌め込まれたピンの両端部を第1と第2の溝内に嵌め込むことによってシャフトに対して一体化する、前記した特開平10−318354号に基づく樹脂プーリにおいて、ピンの入口部分においては、第1と第2の溝の底面間の寸法をピンの長さよりも長くして、組立工程におけるピンの第1と第2の溝への挿入作業を容易なものとし、かつ、組立完了状態においてピンが位置する部分においては第1と第2の溝の底面間の距離をピンの長さと略等しくすることによって、組立後におけるシャフトに対する樹脂プーリの固定力を安定化しようとするものである。
【0012】
すなわち、第1の溝の深さを、少なくとも行き止まりの近傍で浅くなる向き傾斜させ、つまり、第1の溝の底面を第2の溝の底面側に接近するように傾斜させて、行き止まりの直前において第1と第2の溝の底面間の距離をピンの長さと等しくなるように設定すれば、第1の第2の溝の底面間の距離を、ピンの入口部分でピンの長さL+αとして隙間αを設けて組立の作業性を良好なものとしながら、組立後においてピンが位置する部分ではピンの長さLに略等しくして隙間をなくし、樹脂プーリを安定した固定力のもとにシャフトに固定することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明の好適な実施の形態について説明する。
図1は本発明の実施の形態の説明図であり、(A)は軸平行断面図、(B)はそのB矢視図である。図2は、図1(B)におけるボス部20の拡大図であり、また、図3には図1(A)におけるC−C線で切断した要部拡大断面図を示す。更に、図4には本発明の実施の形態の樹脂プーリ2が組み込まれるシャフト1の部分断面図を示す。
【0014】
この実施の形態の樹脂プーリ2は、その中央部にボス部2aが形成されており、そのボス部2aと外周のリム部2bとが円板部2cで連結され、その円板部2cには複数のリブ2dが一体形成された構造を有しているとともに、そのボス部2aの中心部にシャフト1を貫通させるための孔20が形成されている。
【0015】
孔20の内面には、周方向に互いに180°の間隔を開けて第1の溝21と第2の溝22が形成されている。第1の溝21は、孔20の一端側に開口し、孔20の軸方向略中央部分に形成された行き止まり21aまで至っている。この第1の溝21の幅寸法W1 は、シャフト1に嵌め込まれているピン1aの直径dと同等もしくは僅かに大きい。
【0016】
一方、第2の溝22は、この例においては孔20の全長にわたって形成されており、その幅寸法W2 は第1の溝21の幅寸法W1 よりも若干大きい。そして、この第2の溝22の両側壁には、第1の溝21の行き止まり21aよりも孔20の一端側、つまり第1の孔21の開口端側に所定距離Δ1 だけ離れた位置に、互いに対向する一対の突起23a,23bが形成されている。そして、各突起23a,23bと行き止まり21a間の距離Δ1 は、ピン1aの直径dと略等しく、また、この各突起23a,23bの突出量は、第1の溝21の開口端側である孔20の一端側ほど少なく、突出量が最大となる最奥側においては、その先端間の距離Δ2 は、ピン1aの直径dよりも小さい。
【0017】
さて、第1の溝21の底面B1は、その開口端から所定距離までは樹脂プーリ2の軸心と平行な平坦部21b(入口側平坦部21b)となっており、その平坦部21bの終端部分から溝深さが浅くなる向きの斜面21cが形成され、その斜面21cの終端部分から行き止まり21aまでは再び軸心と平行な平坦部21d(奥側平坦部21d)となっている。この奥側の平坦部21dの奥行きは、ピン1aの直径dと略等しい。一方、第2の溝22の底面B2は全長にわたって樹脂プーリ2の軸心と平行な平坦部となっている。
【0018】
そして、第1の溝21の底面B1と第2の溝22の底面B2間の距離は、第1の溝21の底B1の入口側平坦部21bの形成部位での距離H1 についてはピン1aの長さLに対して若干寸法αだけ長く(H1 =L+α)、斜面21cを経た奥側平坦部21dの形成部位での距離H2 については、H2 ≒Lとなっている。
【0019】
以上の実施の形態によると、ピン1aが嵌め込まれたシャフト1を、ピン1aのシャフト1から突出した部分が第1の溝21および第2の溝22に沿うように樹脂プーリ2の孔20に一端(第1の溝21の開口端)側差し込むだけで、スナップフィットにより樹脂プーリ2がシャフト1に対して確実に固定され、しかも、その固定力は安定したものとなる。
【0020】
すなわち、第1と第2の溝21と22の入口部分においては、その底面B1,B2間の距離H1 はピン1aの長さLに対してαだけ長いために、ピン1aはスムーズに第1と第2の溝21と22の間に挿入されていく。ピン1aが第1の溝21の底面B1の斜面21cの形成部位にさしかかるのとほぼ同時に、第2の溝22の側壁に形成されている一対の突起23a,23bに到達する。
【0021】
突起23a,23bの先端間の距離Δ2 はピン1aの直径dよりも小さいのでピン1aはその突起23a,23bに当接するが、若干の力で押し込むことにより、スナップフィットによってピン1aはその突起23a,23bの先端間を通り抜けて、これらの突起23a,23bと行き止まり21aとの間に収まった状態となって組み込まれる。この状態では、図5に組込み状態の断面図を示すように、ピン1aは、樹脂プーリ2の軸方向にはその直径dと略等しい寸法Δ1 に設定された行き止まり21aと一対の突起23a,23bの間に挟み込まれ、溝21,22の溝幅方向には、ピン1aの直径と同等か僅かに大きな幅W1 の第1の溝21の側壁に挟み込まれ、更に、ピン1aの長手方向には、その長さLと略等しい寸法H2 に設定されている、第1と第2の溝21と22の底面B1とB2の間に挟み込まれた状態となる。従って、シャフト1と樹脂プーリ2を組み込んだ状態においては、ピン1aと樹脂プーリ2とは3次元方向いずれの方向にもほぼ隙間なく拘束された状態となり、従って樹脂プーリ2はシャフト1に対して安定した固定力のもとに固定された状態となる。
【0022】
なお、以上の実施の形態においては、第1の溝21の底面B1に、入口側平坦部21b、斜面21cおよび奥側平坦部21dを設けることにより、当該底面B1と第2の溝22の底面B2とのなす距離を、ピン1aの挿入端において長く、ピン1aの組込後の位置である行き止まり21aの近傍において短くしたが、本発明はこれに限定されることなく、図6に要部断面図を示すように、第1の溝21の開口端から行き止まり21aにまで緩やかな斜面21c′を形成しても、同等の効果を奏することができる。
【0023】
また、図7に更に他の実施の形態の軸平行断面図を示すように、以上の各実施の形態における斜面21c,21c′に代えて、本発明においては、第2の溝22側に斜面を設けてもよい。すなわち、図7の実施の形態においては、第1の溝の底面B1を、開口端から行き止まり21aに至るまで、樹脂プーリ2の軸心と平行な平坦部21bとする一方、第2の溝22の底面B2を、その開口端から突起23a,23bの近傍まで形成した平坦部22aと、その平坦部22aの終端部分から上記突起23a,23bの後端部近傍まで形成した、溝深さが浅くなる向きの斜面22bと、この斜面22bの終端部分から樹脂プーリ2の端部まで伸びる、樹脂プーリ2の軸心と平行な平坦部22cとで形成している。この構成によっても、第1の溝21の底面B1と第2の溝22の底面B2とのなす距離を、ピン1aの挿入端において長く、ピン1aの組込み後の位置である行き止まり21aの近傍位置において短くすることができ、上記した各実施の形態と同等の作用効果を奏することができる。
【0024】
また、図1の実施の形態では、樹脂プーリ2を、軽量化のためにボス部2aとリム部2bを円板部2cで繋ぎ、その円板部2cに補強用の複数のリブ2dを一体形成した構造のものに本発明を適用したが、本発明は、孔20および第1,第2の溝21,22等を除く部分の全てを樹脂としたプーリにも等しく適用し得ることは勿論である。
【0025】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、軸心に直交するようにピンを嵌め込んだシャフトに組み込まれる樹脂プーリにおいて、シャフトを嵌め込むための孔の内面に180°間隔でピンが通過可能な第1と第2の溝を形成して、これらの溝にピンの両端部を嵌め込むように構成して、第1の溝には行き止まりを形成し、第2の溝にはその行き止まりから手前側にピンの直径と同等の距離だけ離れた位置に互いに対向する一対の突起を形成し、その突起の先端間の距離をピンの直径よりも小さくして、スナップフィットによりピンを突起と行き止まりの間に収まるように構成するとともに、第1の溝または第2の溝の底面には、第2の溝または第1の溝の底面とのなす距離がピンの挿入端においてピンの長さよりも長く、かつ、行き止まりの手前においてピンの長さと略等しくなるように斜面を形成しているので、ピンを嵌め込んだシャフトに樹脂プーリを組み込む作業において、ピン付きシャフトの挿入作業が容易で、かつ、スナップフィットによって簡単に組み込むことが可能であり、しかも、組込み完了状態においては、ピンがその長手方向に隙間なく樹脂プーリに対して合体した状態となり、安定した固定力のもとに樹脂プーリをシャフトに固定することができ、高性能で品質の安定した製品を供給することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の樹脂プーリ2の説明図で、(A)は軸平行断面図、(B)はそのB矢視図である。
【図2】図1(B)におけるボス部20の拡大図である。
【図3】図1(A)におけるC−C線で切断した要部拡大断面図である。
【図4】本発明の実施の形態の樹脂プーリ2が組み込まれるシャフト1の部分断面図である。
【図5】本発明の実施の形態をシャフト1に組み込んだ状態を示す要部断面図である。
【図6】本発明の他の実施の形態の要部断面図である。
【図7】本発明の更にまた他の実施の形態の軸平行断面図である。
【図8】従来の樹脂プーリのシャフトへの固定構造の例を示す部分断面図である。
【図9】従来の樹脂プーリのシャフトへの固定構造の他の例を示す部分断面図である。
【図10】樹脂プーリのシャフトに対する位置の安定性と組立工程の作業性の向上の双方を達成した従来の提案技術に基づく樹脂プーリと組み付けられるシャフトの構成例を示す部分断面図である。
【図11】図10のシャフトに組み付けられる従来の提案技術に基づく樹脂プーリの説明図で、(A)は軸平行断面図、(B)はそのB矢視図である。
【図12】図10のシャフトと図11の樹脂プーリを組み立てた状態を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 シャフト
1a ピン
2 樹脂プーリ
20 孔
21 第1の溝
21a 行き止まり
21b 入口側平坦部
21c 斜面
21d 奥側平坦部
22 第2の溝
23a,23b 突起
B1 第1の溝の底面
B2 第2の溝の底面

Claims (1)

  1. 中心軸に直交するようにピンが嵌め込まれたシャフトに取り付けられる樹脂プーリであって、
    中心部にシャフトを貫通させるための孔が形成されているとともに、その孔の内面には、孔の一端側から軸方向中間部にまで至って行き止まりが設けられ、かつ、上記ピンを通過させ得る幅を有してなる第1の溝と、その第1の溝に対して周方向180°の間隔を開けて位置し、かつ、第1の溝の幅と同等もしくはそれ以上の幅を有する第2の溝とが形成され、かつ、その第2の溝の内壁面には、上記行き止まり部から上記一端側にピンの直径と略等しい距離の位置に、互いに対向してその先端間の距離がピンの直径よりも小さく設定された一対の突起が形成されてなる樹脂プーリにおいて、
    上記第1の溝または第2の溝の底面が、少なくとも上記行き止まり近傍位置で溝深さが浅くなる向きに傾斜して、行き止まりの直前位置での第2の溝または第1の溝の底面とのなす距離が、上記ピンの長さと略等しくなっていることを特徴とする樹脂プーリ。
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