JP3766055B2 - 無線中継装置、無線通信システム及び通信制御プログラム - Google Patents

無線中継装置、無線通信システム及び通信制御プログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、サービス提供装置が提供するサービスの一覧をサービス利用装置に転送する無線中継装置、無線通信システム及び通信制御プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
省電力無線装置であるBluetooth(TM)は、各々のサービス形態に従ったプロファイルが標準化されて相互接続性を実現している。標準化は、ユーザインタフェースまで含んだ形態で行われており、ベンダー間の使い勝手も考慮されている。
【0003】
また、Bluetooth機器同士は、直接接続が前提となっているプロファイルがほとんどであり、相互に接続できる距離はBluetoothの無線通信範囲内に限られる。Bluetooth機器の出力電力にも依るが、その距離は10m程度が一般的である。
【0004】
このような通信距離の制限を越えて通信を行う手法として、同乗者間のみならず、他の車両の乗員との間でも通信ができるようにした車両用無線通信システムが開示されている(特許文献1)。
【0005】
また、通信端末の認証が必要な通信サービスであっても、データ通信を中断させることなく通信端末が複数の無線区間で移動できるようにした無線通信システムも開示されている(特許文献2)。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−148657公報
【非特許文献2】
特開2002−118560公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、印刷プロファイルのように、オフィスでの機器利用やインフラに対するサービス利用を考えると、無線通信範囲が10m程度では足りないことも多い。ところが、従来のBluetooth機器では、10mを超える距離での無線通信を行う手法は提案されていない。
【0008】
また、各々のプロファイルは、機器が一対一で接続されて通信を行うことを前提とすることが多いが、各々の機器が多機能化されている昨今にあっては、Bluetooth特有の機器同士のマスター/スレーブの関係が複雑化し、機器同士を直接接続できず、利用不能になることも数多く発生することが予想される。
【0009】
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、その目的は、規格で定まる無線通信範囲を超える範囲でも無線サービスを提供及び利用可能な無線中継装置、無線通信システム及び通信制御プログラムを提供することにある。
【0010】
【発明の属する技術分野】
本発明の一態様によれば、サービス提供装置を示す装置識別子と前記サービス提供装置が提供可能なサービスの種別に応じたオリジナル識別子とを有するサービスレコードを収集するサービス収集部と、前記サービスレコードに重複した前記オリジナル識別子が含まれないように、前記オリジナル識別子に対応するサービスと同じサービスを代理提供するためのプロキシ識別子を前記サービスレコードに付加したものを保持するサービスレコード保持部と、前記サービスレコード保持部に保持されているサービスレコードをサービス利用装置に伝送する制御を行う伝送制御部と、前記サービス利用装置が指定した前記プロキシ識別子に対応する前記オリジナル識別子に基づいて特定の前記サービス提供装置に対して接続要求を行う接続要求部と、を備えることを特徴とする無線中継装置が提供される。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る無線中継装置、無線通信システム及び通信制御プログラムについて、図面を参照しながら具体的に説明する。
【0012】
図1図1は本発明に係る無線中継装置を含む無線通信システムの一実施形態の概略構成を示すブロック図、図2は本発明に係る無線中継装置の一実施形態の概略構成を示すブロック図、である。以下では、無線中継装置を単に中継装置と呼ぶ。
【0013】
図1の無線通信システムは、Bluetoothの仕様による無線機能をもつBTユーザ端末1及びBTサービス装置2と、図2と同様に構成された複数の中継装置3とを備えている。図1は、2つのBTサービス装置と3つの中継装置3を設ける例を示しており、これらを区別するために、BTサービス装置2A,2B、中継装置3A,3B,3Cとする。なお、BTサービス装置2と中継装置3の数には特に制限はない。
【0014】
中継装置3A,3B,3Cは、インターネット4を介して互いにデータ通信を行う。BTユーザ端末1は中継装置3Cとの間でBluetoothにより無線通信を行う。BTサービス装置2Aは中継装置3Aとの間でBluetoothにより無線通信を行い、同様に、BTサービス装置2Bは中継装置3Bとの間でBluetoothにより無線通信を行う。
【0015】
図2の中継装置3は、Bluetoothの仕様で無線通信を行うBluetooth通信部11と、CoD(Class of Device)設定部12と、SDP(Service Discovery Protocol)中継部13と、Channel中継部14と、TCP/IP通信部15とを備えている。
【0016】
Bluetooth通信部11は、無線信号の信号処理を行うベースバンド部、リンク確立制御を行うリンク制御部、各BTユーザ端末1を制御するホストコントローラ及びL2CAPの実行制御を行うL2CAP(Logical Link Control & Adaptation Protocol)制御部などの機能ブロックで構成される(Bluetooth V1.1 Core Spefications参照)。
【0017】
Bluetooth通信部11は、ACL(Access Control List)リンク確立時に中継装置3がマスタとなるように、中継装置3からのリンク設定の送信ではロール・スイッチを伴わずに、中継装置3がリンク設定を受信する場合はロール・スイッチを伴うように設定されている必要がある。
【0018】
TCP/IP通信部15は、インターネット・プロトコルでの通信を行う。TCP/IP通信部15は、リンク層と物理層の機能ブロックも包含しており、特にこれらの種別を限定しない。
【0019】
CoD設定部12は、Bluetooth通信部11(の中のベースバンド)がもつClass of Device値の設定変更を行う。
【0020】
SDP中継部13は、通常のSDPサーバの役割に加え、周辺のBluetooth機器が持つSDPレコードを収集する機能を有する。また、SDP中継部13は、TCP/IP通信部15を介して、他の中継装置3内のSDP中継部13からのSDPレコードも収集する。
【0021】
Channel中継部14は、Bluetooth通信部11で実現されるL2CAPチャネル間、またはTCP/IP通信部15を介した他の中継装置3内のChannel中継部14との間で、データ送受信の中継を行う。
【0022】
以下では、図1のBTユーザ端末1がBTサービス装置2A,2Bからサービスの提供を受ける場合を例に取って説明する。この場合の全体的な動作シーケンスは図3で表され、中継装置3内の各部の動作シーケンスは図4で表される。
【0023】
各々の中継装置3には、各中継装置3のホスト名またはIPアドレス(または、これらと同様の情報)が管理者により与えられている。例えば、中継装置3A,3B,3Cには、図5のような情報が付与されているとする。
【0024】
図3に示すように、まず、中継装置3AはBTサービス装置2Aに対してSDPの問い合わせを行い、中継装置3BはBTサービス装置2Bに対してSDPの問い合わせを行う(ステップS1,S2)。
【0025】
次に、中継装置(3A,3B)、(3B,3C)、(3A,3C)同士でそれぞれSDPの交換処理を行う(ステップS3〜S5)。次に、中継装置3BとBTサービス装置2Bとの間でL2CAPconnectを確立し(ステップS6)、BTユーザ端末1と中継装置3Cとの間でL2CAPconnectを確立し(ステップS7)、中継装置3B,3C間でchannel中継を確立する(ステップS8)。
【0026】
次に、BTサービス装置2Bと中継装置3Bとの間でデータの送受信を行い(ステップS9)、中継装置3B,3Cとの間でデータの中継を行い(ステップS10)、中継装置3CとBTユーザ端末1との間でデータの送受信を行う(ステップS11)。
【0027】
次に、BTサービス装置2Aと中継装置3Aとの間でL2CAP connectを確立し(ステップS12)、BTユーザ端末1と中継装置3との間でL2CAP connectを確立し(ステップS13)、中継装置3A,3C間でchannel中継を確立する(ステップS14)。
【0028】
次に、BTサービス装置2Aと中継装置3Aとの間でデータの送受信を行い(ステップS15)、中継装置3A,3C間でデータ中継を行い(ステップS16)、中継装置3CとBTユーザ端末1との間でデータの送受信を行う(ステップS17)。
【0029】
図3の各々の中継装置3は、図4に示すように、まずSDP中継部13において、Bluetooth通信部11からSDPレコードの収集を行う(ステップS21)。このステップS21の詳細な処理手順は図6に示されている。
【0030】
図6に詳細な処理手順を示すSDPの収集手順は、Bluetooth仕様書とService Discovery Application Profileに記述されている所望のパラメータを用いて行う。これにより、中継装置3とBTサービス装置2との間でSDPの問い合わせが行われる。問い合わせの内容は、Bluetooth仕様書とService Discovery Application
Profileに記述されている通りである。
【0031】
図6において、SDP中継部13がBluetooth通信部11に対してInquiry要求を行うと(ステップS41)、Bluetooth通信部11はSDP中継部13に対してInquiry応答を行う(ステップS42)。次に、SDP中継部13がBluetooth通信部11に対してL2CAP connect要求を行うと(ステップS43)、Bluetooth通信部11はSDP中継部13に対してL2CAP connect応答を行う(ステップS44)。次に、SDP中継部13がBluetooth通信部11に対してL2CAP config要求を行うと(ステップS45)、Bluetooth通信部11はSDP中継部13に対してL2CAP config応答を行う(ステップS46)。
【0032】
次に、SDP中継部13がBluetooth通信部11に対してSDP Service Browse要求を行うと(ステップS47)、Bluetooth通信部11はSDP中継部13に対してSDP Service Browse応答を行う(ステップS48)。次に、SDP中継部13がBluetooth通信部11に対してSDP Service Search要求を行うと(ステップS49)、Bluetooth通信部11はSDP中継部13に対してSDP Service Search応答を行う(ステップS50)。次に、SDP中継部13がBluetooth通信部11に対してL2CAP disconnect要求を行うと(ステップS51)、Bluetooth通信部11はSDP中継部13に対してL2CAP disconnect応答を行う(ステップS52)。
【0033】
図4のステップS21の処理が終了すると、次に、収集されたSDPレコードを他の中継装置3と交換するために、SDP中継部13はTCP/IP通信部15との間でSDP交換手順を行う(ステップS22)。このステップS22の詳細な処理手順は図7に示されている。図7では、後述するように、TCP(Transmission Control Protocol)またはUDP(User Datagram Protocol)上でL2CAPを実行して、SDPレコードを交換する。
【0034】
図7に詳細な処理手順を示すSDPの交換手順では、まずSDP中継部13がTCP/IP通信部15に対してTCP接続要求を行うと(ステップS61)、TCP/IP通信部15はSDP中継部13に対してTCP接続応答を行う(ステップS62)。次に、SDP中継部13がTCP/IP通信部15に対してL2CAP connect要求を行うと(ステップS63)、TCP/IP通信部15はSDP中継部13に対してL2CAP connect応答を行う(ステップS64)。次に、SDP中継部13がTCP/IP通信部15に対してL2CAP config要求を行うと(ステップS65)、TCP/IP通信部15はSDP中継部13に対してL2CAP config応答を行う(ステップS66)。
【0035】
次に、SDP中継部13がTCP/IP通信部15に対してSDP Service Browse要求を行うと(ステップS67)、TCP/IP通信部15はSDP中継部13に対してSDP Service Browse応答を行う(ステップS68)。次に、SDP中継部13がTCP/IP通信部15に対してSDP Service Search要求を行うと(ステップS69)、TCP/IP通信部15はSDP中継部13に対してSDP Service Search応答を行う(ステップS70)。次に、SDP中継部13がTCP/IP通信部15に対してL2CAP disconnect要求を行うと(ステップS71)、TCP/IP通信部15はSDP中継部13に対してL2CAP disconnect応答を行う(ステップS72)。次に、SDP中継部13がTCP/IP通信部15に対してTCP切断要求を行うと(ステップS73)、TCP/IP通信部15はSDP中継部13に対してTCP切断応答を行う(ステップS74)。
【0036】
図6及び図7の手順を行うことにより、周辺のBluetooth機器が提供するサービスに関する情報であるSDPレコードがSDP中継部13に蓄積される。SDPレコードの具体的内容もBluetooth仕様書に記載された通りであるが、以下では、PSM(Protocol/Service Multiplexer)の取り扱いについて説明する。
【0037】
SDPレコードがPSMとその他の情報からなると仮定する。管理者がSDPレコードの情報をSDP中継部13に予め設定しておくことにより、SDPの収集とSDPの問い合わせを省略することができる。また、任意にSDP問い合わせを行ってもよい。
【0038】
SDP中継部13は、収集したSDPレコードを、(1)オリジナルPSM、(2)接続相手識別子、(3)プロキシPSM、(4)その他の情報の形式で保持する。
【0039】
オリジナルPSMとその他の情報は、SDPレコードを収集した際に受け取った、Bluetooth機器が返してきたSDPレコードに含まれていたPSMとその他の情報である。接続相手識別子は、中継装置3のホスト名またはIPアドレス(または、これらと同等の情報)か、BluetoothのBD_ADDRである。接続相手識別子が自中継装置3を指す場合もある。例えば、自中継装置3が空文字列を指す場合もある。
【0040】
プロキシPSMは、当該中継装置3が当該サービスを代理提供するPSMである。以後、SDP中継部13は、SDP応答手順やSDP交換手順において、プロキシPSMとその他の情報をSDPレコードとして応答する。SDP中継部13が保持するSDPレコードは、図8のようなものである。
【0041】
SDP収集手順とSDP交換手順を行う際、PSMはサービス種別に基づいた値であるため、同一のプロファイルのサービスを提供しているサービス装置が複数存在する場合に、オリジナルPSMをそのままプロキシPSMに適用すると、PSMが重複するという問題が起きる。そこで、各々の中継装置3が以下の手法を任意に採用してプロキシPSMの値を調整すれば、上記の問題は回避できる。
【0042】
(1)管理者が予め定めた接続相手識別子、オリジナルPSM及びプロキシPSMの組に従って、プロキシPSM値を設定する。
【0043】
(2)管理者が予め定めた接続相手識別子、オリジナルPSM及び優先度の組に従って、オリジナルPSM値を優先的にプロキシPSM値に適用する。
【0044】
(3)ランダムにプロキシPSMを定める。
【0045】
図4のステップS22の処理が終了すると、SDP中継部13は、Channel中継部14との間で中継設定手順を行う(ステップS23)。このステップS23の詳細な処理手順は図9に示されている。
【0046】
SDP中継部13は、Channel中継部14に対してchannel中継設定を送信する(ステップS80)。channel中継設定は、(1)オリジナルPSM、(2)接続相手識別子、(3)プロキシPSMを含む。channel中継設定を受信したChannel中継部14は、以後、プロキシPSMへの接続要求を、接続相手識別子で示される装置のオリジナルPSMへの転送(代理接続要求)を行う。
【0047】
また、これにより確立されるL2CAP channelでは、送受信するデータを両者の間で相互に転送する。特に、TCP/IPを使用した遠隔の中継装置3とBluetooth通信部11との間でのみ相互転送を行うのではなく、Bluetooth通信部11のchannelの間でも転送を行う。
【0048】
本実施形態のChannel中継部14は、PSMで指定されるL2CAPconnect要求を図10のように中継する設定を行う。
【0049】
次に、BTユーザ端末1が中継装置3を介してBTサービス装置2に接続する手順に移る。実装形態にもよるが、BTユーザ端末1は、Inquiryの際に得られるCoDによって処理を切り替える場合もありうる。この場合、中継装置3は、Inquiry Responseで中継装置3が返すCoDを調整することが必要である。
【0050】
CoD設定部12は、管理者の指示に従って、CoD設定をBluetooth通信部11に送信する(図4のステップS31)。CoD設定には、管理者が設定したCoDが含まれており、これ以降、当該中継装置3はInquiry Responseで当該CoDを返答するようになる。
【0051】
BTユーザ端末1は、Inquiryで中継装置3Cを発見し、Inquiry Responseで当該CoDを受け取り、所望のデバイスであろうことを認識(この認識を省略する機器もありうる)した後、中継装置3CにSDPの問い合わせを行う。
【0052】
中継装置3Cは、この問い合わせに応じて、Bluetooth通信部11とSDP中継部13との間でSDP応答手順を行う。
【0053】
図4のステップS31の処理が終了すると、SDP中継部13は、Bluetooth通信部11との間でSDP応答手順を行う(ステップS24)。このステップS24の詳細な処理手順は図11に示されている。
【0054】
図11において、SDP応答手順における各要求/応答は、Bluetooth仕様書とService Discovery Application Profileに記述されたパラメータに従う。Bluetooth通信部11がSDP中継部13に対してL2CAP connect要求を行うと(ステップS81)、SDP中継部13はBluetooth通信部11に対してL2CAP connect応答を行う(ステップS82)。次に、Bluetooth通信部11がSDP中継部13に対してL2CAP config要求を行うと(ステップS83)、SDP中継部13はBluetooth通信部11に対してL2CAP config応答を行う(ステップS84)。
【0055】
次に、Bluetooth通信部11がSDP中継部13に対してSDP Service Search要求を行うと(ステップS85)、SDP中継部13はBluetooth通信部11に対してSDP Service Search応答を行う(ステップS86)。次に、Bluetooth通信部11がSDP中継部13に対してL2CAP disconnect要求を行うと(ステップS87)、SDP中継部13はBluetooth通信部11に対してL2CAP disconnect応答を行う(ステップS88)。
【0056】
例えば、BTユーザ端末1がサービスBに興味を持っているとすると、(1)PSM Bと、(2)その他の情報BとからなるSDPレコードを得る。
【0057】
BTユーザ端末1は、当該SDPレコードに従い、中継装置3CのPSM Bに対して、L2CAP connect要求を送信する。それに応じて、中継装置3Cは、channel確立手順とchannel中継手順を実行する。
【0058】
図4のステップS24の処理が終了すると、Bluetooth通信部11とChannel中継部14との間でchannelを確立し(ステップS25)、Channel中継部14とTCP/IP通信部15との間でchannel中継を確立する(ステップS26)。このステップS25,S26の詳細な処理手順は図12及び図13に示されている。
【0059】
図12はBTユーザ端末1から接続を要求する場合のchannel確立手順とchannel中継確立手順を示す詳細シーケンスを示している。図12において、BTユーザ端末1からのL2CAP connect要求を受信した中継装置3CのBluetooth通信部11は、当該要求をChannel中継部14に転送する(ステップS91)。Channel中継部14は、PSM Bが中継装置3BのPSM Bに転送すべきであることから、中継装置3CのTCP/IP通信部15に中継装置3BへのTCP接続要求(あるいは、UDP接続要求)を送信する(ステップS92)。
【0060】
Channel中継部14は、TCP/IP通信部15からのTCP接続応答を受信して、TCP(UDP)の接続確立を確認すると(ステップS93)、中継装置3CのChannel中継部14は、TCP/IP通信装置を介して、Bluetooth通信部11と中継装置3BのChannel中継部14との間で、L2CAP connect要求/応答とL2CAP config要求/応答の送受信を行えるように、これら信号の転送を行う(ステップS94〜S100)。
【0061】
一方、中継装置3Bでは、TCP/IP通信部15からのTCP接続を受け付けた後、TCP/IP通信部15を介して中継装置3Cから転送されてくるL2CAP connect要求がBTサービス装置2BのPSM Bに転送すべきであることから、中継装置3BのChannel中継部14は、中継装置3BのBT送信部に、BTサービス装置2BのPSM BへのL2CAP connect要求を送信する。
【0062】
このように、中継装置3Bは、中継装置3Cとは対称的な手順で、中継装置3CとBTサービス装置2Bとの間で、L2CAP connect要求/応答とL2CAP config要求/応答の送受信を行う。中継装置3Bにおけるchannel確立手順とchannel中継確立手順は、図13のステップS111〜S120で表される。
【0063】
以上の手順で、中継装置3B,3Cとインターネット4を介して、BTユーザ端末1とBTサービス装置2Bとの間で、L2CAP channelが確立される。
【0064】
図4のステップS25,S26の処理が終了すると、他の中継装置3との間でデータの送受信を行うために、TCP/IP通信部15とChannel中継部14との間でchannelデータを中継し(ステップS27)、Channel中継部14とBluetooth通信部11との間でchannelデータを送受信する(ステップS28)。このステップS28の詳細な処理手順は図14に示されている。確立されたchannelは、図12のステップS131,S132に示すように、中継装置3B,3Cにてデータの中継を行うことにより、BTユーザ端末1とBTサービス装置2Bとの間で、L2CAP channelが維持される。
【0065】
図4のステップS27,S28の処理が終了すると、Bluetooth通信部11とChannel中継部14との間でchannel切断手順を行い(ステップS29)、Channel中継部14とTCP/IP通信部15との間でchannel中継切断手順を行う(ステップS30)。このステップS29,S30の詳細な処理手順は図13及び図14に示されている。
【0066】
確立されたchannelを破棄する場合の処理手順は図15のようなシーケンス図で表される。図15はBTユーザ端末1から切断を要求する場合のchannel切断手順とchannel中継切断手順を示し、図16は他の中継装置3から切断を要求する場合のchannel切断手順とchannel中継切断手順を示している。
【0067】
図15の場合、Bluetooth通信部11がchannel中継部14にL2CAP disconnect要求を行うと(ステップS141)、channel中継部14はTCP/IP通信部15にL2CAP disconnect要求を行う(ステップS142)。次に、TCP/IP通信部15がchannel中継部14にL2CAP disconnect応答を行うと(ステップS143)、channel中継部14はBluetooth通信部11にL2CAP disconnect応答を行う(ステップS144)。
【0068】
次に、channel中継部14がTCP/IP通信部15にTCP切断要求を行うと(ステップS145)、TCP/IP通信部15はchannel中継部14にTCP切断応答を行う(ステップS146)。
【0069】
また、図16の場合、TCP/IP通信部15がchannel中継部14にL2CAP disconnect要求を行うと(ステップS151)、channel中継部14はBluetooth通信部11にL2CAP disconnect要求を行う(ステップS152)。次に、Bluetooth通信部がchannel中継部にL2CAP disconnect応答を行うと(ステップS153)、channel中継部14はTCP/IP通信部にL2CAP disconnect応答を行う(ステップS154)。
【0070】
次に、channel中継部14がTCP/IP通信部15にTCP切断要求を行うと(ステップS155)、TCP/IP通信部15はchannel中継部14にTCP切断応答を行う(ステップS156)。
【0071】
このように、本実施形態では、中継装置3でSDPレコードの収集と交換を行い、中継装置3を介してBTサービス装置2からBTユーザ端末1にデータを送信するため、Bluetoothの仕様で定める通信距離よりはるかに広い範囲で、BTユーザ端末1がBTサービス装置2のサービス提供を受けることができ、ユーザの利便性が向上する。
【0072】
上述した実施形態では、Bluetoothの仕様に従って無線通信を行う例を説明したが、本発明は、Bluetooth以外の無線システムにも適用可能である。また、図1では、中継装置3A,3B,3Cがインターネット4を介してデータ通信を行う例を示したが、他の通信ネットワーク(例えば、無線LAN)を介してデータ通信を行ってもよい。
【0073】
上述した実施形態で説明した無線通信システムは、ハードウェアで構成してもよいし、ソフトウェアで構成してもよい。ソフトウェアで構成する場合には、無線通信システムの機能を実現するプログラムをフロッピーディスクやCD−ROM等の記録媒体に収納し、コンピュータに読み込ませて実行させてもよい。記録媒体は、磁気ディスクや光ディスク等の携帯可能なものに限定されず、ハードディスク装置やメモリなどの固定型の記録媒体でもよい。
【0074】
また、無線通信システムの機能を実現するプログラムを、インターネット等の通信回線(無線通信も含む)を介して頒布してもよい。さらに、同プログラムを暗号化したり、変調をかけたり、圧縮した状態で、インターネット等の有線回線や無線回線を介して、あるいは記録媒体に収納して頒布してもよい。
【0075】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、サービス提供装置が提供するサービスの一覧を、あたかも無線中継装置自身がそのサービスを提供するようにサービス利用装置に伝送するため、仕様等で定められた通信距離より広い範囲にサービス提供装置のサービスを提供でき、サービスの利用価値が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】無線中継装置を含む無線通信システムの一実施形態の概略構成を示すブロック図。
【図2】本発明に係る無線中継装置の一実施形態の概略構成を示すブロック図。
【図3】図1の無線通信システムの全体的な動作シーケンス図。
【図4】中継装置内の各部の動作シーケンス図。
【図5】中継装置に付与されるIPアドレスを示す図。
【図6】 SDP収集手順を示すシーケンス図。
【図7】 SDP交換手順を示すシーケンス図。
【図8】 SDP中継部が保持するSDPレコードの例を示す図。
【図9】中継設定手順を示すシーケンス図。
【図10】 channel中継部が中継する内容の一例を示す図。
【図11】 SDP応答手順を示すシーケンス図。
【図12】 BTユーザ端末1から接続を要求する場合のchannel確立手順とchannel中継確立手順を示す詳細シーケンス図。
【図13】他の中継装置から接続を要求する場合のchannel確立手順とchannel中継確立手順を示す詳細シーケンス図。
【図14】 channelデータ送受とchannelデータ中継を示すシーケンス図。
【図15】確立されたchannelを破棄する場合の処理手順を示すシーケンス図。
【図16】他の中継装置3から切断を要求する場合のchannel切断手順とchannel中継切断手順を示す図。
【符号の説明】
1 BTユーザ端末
2A,2B BTサービス装置
3A,3B,3C 中継装置
4 インターネット
11 Bluetooth通信部
12 CoD設定部
13 SDP中継部
14 channel中継部
15 TCP/IP通信部

Claims (7)

  1. サービス提供装置を示す装置識別子と前記サービス提供装置が提供可能なサービスの種別に応じたオリジナル識別子とを有するサービスレコードを収集するサービス収集部と、
    前記サービスレコードに重複した前記オリジナル識別子が含まれないように、前記オリジナル識別子に対応するサービスと同じサービスを代理提供するためのプロキシ識別子を前記サービスレコードに付加したものを保持するサービスレコード保持部と、
    前記サービスレコード保持部に保持されているサービスレコードをサービス利用装置に伝送する制御を行う伝送制御部と、
    前記サービス利用装置が指定した前記プロキシ識別子に対応する前記オリジナル識別子に基づいて特定の前記サービス提供装置に対して接続要求を行う接続要求部と、を備えることを特徴とする無線中継装置。
  2. 前記サービス収集部は、Bluetoothの仕様に従って無線でSDP(Service Discovery Protocol)を収集することを特徴とする請求項1に記載の無線中継装置。
  3. 前記伝送制御部は、前記調整されたサービスの一覧をBluetoothの仕様に従って無線で前記サービス利用装置に送信することを特徴とする請求項1または2に記載の無線中継装置。
  4. 前記伝送制御部は、前記調整されたサービスの一覧を他の中継装置に伝送する制御を行い、
    前記他の中継装置は、前記調整されたサービスの一覧を前記サービス利用装置に伝送することを特徴とする請求項1及至3のいずれかに記載の無線中継装置。
  5. 前記サービス利用装置の種類に応じて、自装置のCoD(Class of Device)を変更するCoD設定部を備えることを特徴とする請求項1及至4のいずれかに記載の無線中継装置。
  6. 無線でサービスを提供するサービス提供装置と、
    前記サービス提供装置からのサービスを無線で受信する無線中継装置と、
    前記サービス提供装置からのサービスを、前記無線中継装置を介して無線で受信するサービス利用装置と、を備え、
    前記無線中継装置は、
    前記サービス提供装置を示す装置識別子と前記サービス提供装置が提供可能なサービスの種別に応じたオリジナル識別子とを有するサービスレコードを収集するサービス収集部と、
    前記サービスレコードに重複した前記オリジナル識別子が含まれないように、前記オリジナル識別子に対応するサービスと同じサービスを代理提供するためのプロキシ識別子を前記サービスレコードに付加したものを保持するサービスレコード保持部と、
    前記サービスレコード保持部に保持されているサービスレコードを前記サービス利用装置に伝送する制御を行う伝送制御部と、
    前記サービス利用装置が指定した前記プロキシ識別子に対応する前記オリジナル識別子に基づいて特定の前記サービス提供装置に対して接続要求を行う接続要求部と、を備えるを備えることを特徴とする無線通信システム。
  7. サービス提供装置を示す装置識別子と前記サービス提供装置が提供可能なサービスの種別に応じたオリジナル識別子とを有するサービスレコードを収集し、
    前記サービスレコードに重複した前記オリジナル識別子が含まれないように、前記オリジナル識別子に対応するサービスと同じサービスを代理提供するためのプロキシ識別子を前記サービスレコードに付加したものをサービスレコード保持部に保持し、
    前記サービスレコード保持部に保持されているサービスレコードをサービス利用装置に伝送する制御を行い
    前記サービス利用装置が指定した前記プロキシ識別子に対応する前記オリジナル識別子に基づいて特定の前記サービス提供装置に対して接続要求を行うためのコンピュータ読み出し可能な通信制御プログラム。
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