JP3765167B2 - 車両用ナビゲーション装置及び記憶媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は都市名称を入力して登録地点を検索することが可能な車両用ナビゲーション装置及びプログラムを記憶した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、目的地や通過点、見たい施設等の目標名をアルファベット入力して目的地までの案内経路を探索し、探索した経路に沿って誘導するナビゲーション装置が知られている。このような装置を、欧州等で利用する場合、特に都市国家として発展してきた経緯を有する国では、登録地点を検索するときに、目標名として都市名称を用いて入力することが考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、都市名称を入力して検索する場合、毎回、都市名称のアルファベット文字を最後まで入力する必要があるため、入力完了までかなりの操作が必要となり、面倒で使い勝手に問題がある。特によく知らない場所にいる時などのように周辺の都市名称がよく分からない場合には一層入力作業に手間取ってしまうという問題がある。
【0004】
本発明は上記課題を解決するためのもので、都市名称を入力して登録地点を検索する場合、容易に入力操作を行うことができる車両用ナビゲーション装置及びプログラムを内蔵した記憶媒体を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、都市を選択して該都市から施設を選択して現在位置や出発地から経路探索を行って経路案内を行う車両用ナビゲーション装置において、車両の現在位置周辺の都市を検索してリストを作成し、出力する制御手段と、前記制御手段から出力された都市名称をリスト表示する表示手段と、前記表示手段でリスト表示された都市名称のうち所望の都市名称を選択する都市選択手段と、前記都市選択手段で選択された都市名称を入力する都市名称入力手段と、前記都市名称入力手段で入力された都市から施設を検索する施設検索手段と、前記施設検索手段で検索された施設のうち所望の施設を選択する施設選択手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、都市を選択して該都市から施設を選択して現在位置や出発地から経路探索を行って経路案内を行う車両用ナビゲーション装置において、過去に入力されたことのある都市を検索してリストを作成し、出力する制御手段と、前記制御手段から出力された都市名称をリスト表示する表示手段と、前記表示手段でリスト表示された都市名称のうち所望の都市名称を選択する都市選択手段と、前記都市選択手段で選択された都市名称を入力する都市名称入力手段と、前記都市名称入力手段で入力された都市から施設を検索する施設検索手段と、前記施設検索手段で検索された施設のうち所望の施設を選択する施設選択手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、ナビゲーション装置に含まれるCPUを制御してナビゲーション機能を実行させるためのプログラムを格納した記憶媒体であって、車両の現在位置周辺の都市を検索し、都市名称リストを作成して出力するステップ、出力された都市名称をリスト表示するステップ、リスト表示された都市名称のうち選択入力された都市から施設を検索するステップ、検索された施設から所望の施設を選択するステップを前記CPUに実行させるためのプログラムを格納したことを特徴とする。
また、本発明は、ナビゲーション装置に含まれるCPUを制御してナビゲーション機能を実行させるためのプログラムを格納した記憶媒体であって、過去に入力されたことのある都市を検索し、都市名称リストを作成して出力するステップ、出力された都市名称をリスト表示するステップ、リスト表示された都市名称のうち選択入力された都市から施設を検索するステップ、検索された施設から所望の施設を選択するステップを前記CPUに実行させるためのプログラムを格納したことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明が適用される車両用ナビゲーション装置の1実施例を示す図である。
本発明に係る車両用ナビゲーション装置は、図1に示すように経路案内に関する情報を入出力する入出力装置1、自車両の現在位置に関する情報を検出する現在位置検出装置2、経路の算出に必要なナビゲーション用データや経路案内に必要な表示/音声の案内データとプログラム(アプリケーション及び/又はOS)等が記録されている情報記憶装置3、経路探索処理や経路案内に必要な表示/音声案内処理を行うと共に、システム全体の制御を行う中央処理装置4から構成されている。まず、それぞれの構成について説明する。
【0007】
入出力装置1は、目的地を入力したり、運転者が必要な時に案内情報を音声および/または画面により出力できるように、運転者の意志によりナビゲーション処理を中央処理装置4に指示すると共に、処理後のデータなどをプリント出力する機能を備えている。その機能を実現するための手段として、入力部には、目的地を電話番号や地図上の座標などにて入力したり、経路案内をリクエストしたりするタッチスイッチ11や操作スイッチを有する。勿論、リモートコントローラ等の入力装置でもよい。また、出力部には、入力データを画面表示したり、運転者のリクエストに応じ自動的に経路案内を画面で表示するディスプレイ12、中央処理装置4で処理したデータや情報記憶装置3に格納されたデータをプリント出力するプリンタ13および経路案内を音声で出力するスピーカ16などを備えている。
【0008】
ここで、音声入力を可能にするための音声認識装置やICカードや磁気カードに記録されたデータを読み取るための記録カード読み取り装置を付加することもできる。また、ナビゲーションに必要なデータを蓄積し、運転者の要求により通信回線を介して情報提供する情報センターや、予め地図データや目的地データなどの運転者固有のデータが記憶されている電子手帳などの情報源との間でデータのやりとりを行うためのデータ通信装置を付加することもできる。
【0009】
ディスプレイ12は、カラーCRTやカラー液晶表示器により構成されており、中央処理装置4が処理する地図データや案内データに基づく経路設定画面、区間図画面、交差点図画面などナビゲーションに必要なすべての画面をカラー表示出力すると共に、本画面に経路案内の設定および経路誘導中の案内や画面の切り換え操作を行うためのボタンが表示される。特に、通過交差点名などの通過交差点情報は、随時、区間図画面にポップアップでカラー表示される。
【0010】
このディスプレイ12は、運転席近傍のインストルメントパネル内に設けられており、運転者は区間図を見ることにより自車両の現在地を確認し、またこれからの経路についての情報を得ることができる。また、ディスプレイ12には機能ボタンの表示に対応してタッチスイッチ11が設けられており、ボタンをタッチすることにより入力される信号に基づいて上記の操作が実行されるように構成されている。このボタンとタッチスイッチなどから構成される入力信号発生手段は入力部を構成するものであるが、ここではその詳細な説明を省略する。
【0011】
現在位置検出手段2は、車両の現在位置衛星航法システム(GPS)を利用して情報を入手するGPS受信装置21と、FM多重放送、電波ビーコン、光ビーコン等を利用して情報を入手するためのVICS情報受信装置22と、携帯電話、パソコン等を利用することにより、情報センター(例えばATIS)や他車両と情報を双方向に通信するためのデータ送受信装置23と、車両の進行方位を、例えば地磁気を利用することにより絶対方位で検出する絶対方位センサ24と、車両の進行方位を、例えばステアリングセンサ、ジャイロセンサを利用することにより相対方位で検出する相対方位センサ25と、例えば車輪の回転数から車両の走行距離を検出する距離センサ26とから構成され、車両の走行に関する情報である例えば道路情報、交通情報を送受信したり、車両の現在位置に関する情報を検出したり、さらに現在位置に関する情報を送受信したりする装置である。
【0012】
情報記憶装置3は、ナビゲーション用のプログラム及びデータを記憶した外部記憶装置で、例えばCD−ROMからなっている。プログラムは、経路探索などの処理を行うためのプログラム、都市名称入力についてのプログラム、本実施例記載のフローチャートに示される処理プログラムや経路案内に必要な表示出力制御、音声案内に必要な音声出力制御を行うためのプログラム及びそれに必要なデータ、さらには経路案内及び地図表示に必要な表示情報データが格納されている。また、データは、地図データ、探索データ、案内データ、マップマッチングデータ、目的地データ、登録地点データ、ストリート選択データ、ジャンル別データ、都市名称データ等のファイルからなりナビゲーション装置に必要なすべてのデータが記憶されている。なお、本発明は、CD−ROMにはデータのみ格納し、プログラムは中央処理装置に格納するタイプのものにも適用可能である。
【0013】
中央処理装置4は、種々の演算処理を実行するCPU40、情報記憶装置3のCD−ROMからプログラムを読み込んで格納するフラッシュメモリ41、フラッシュメモリ41のプログラムチェック、更新処理を行うプログラム(プログラム読み込み手段)を格納したROM42、設定された目的地の地点座標、道路名コードNo.等の探索された経路案内情報や演算処理中のデータを一時的に格納するRAM43、ディスプレイへの画面表示に使用する画像データが記憶された画像メモリ44、CPU40からの表示出力制御信号に基づいて画像メモリ44から画像データを取り出し、画像処理を施してディスプレイに出力する画像プロセッサ45、CPUからの音声出力制御信号に基づいて情報記憶装置3から読み出した音声、フレーズ、1つにまとまった文章、音等を合成してアナログ信号に変換してスピーカ16に出力する音声プロセッサ46、通信による入出力データのやり取りを行う通信インタフェース47および現在位置検出装置2のセンサ信号を取り込むためのセンサ入力インタフェース48、内部ダイアグ情報に日付や時間を記入するための時計49などを備えている。ここで、経路案内は画面表示と音声出力で行い、音声出力の有無は、運転者が選択できるように構成されている。また、本発明においては、中央処理装置4は、現在位置、カーソル位置周辺の都市を検索する手段と、その検索結果からリスト表示を行う手段と、このリストから都市を選択できるように制御する手段を有している。
【0014】
なお、前記した更新処理を行うプログラムを外部記憶装置に格納しておいてもよい。
本発明に係るプログラム、その他ナビゲーションを実行するためのプログラムは全て外部記憶媒体であるCD−ROMに格納されてもよいし、それらプログラムの一部または全てが本体側のROM42に格納されていてもよい。
【0015】
この外部記憶媒体に記憶されたデータやプログラムが外部信号としてナビゲーション装置本体の中央処理装置に入力されて演算処理されることにより、種々のナビゲーション機能が実現される。
【0016】
本発明に係るナビゲーション装置は、上記のように外部記憶装置のCD−ROMからプログラムを読み込むための比較的大容量のフラッシュメモリ41、CDの立ち上げ処理を行うプログラム(プログラム読み込み手段)を格納した小容量のROM42を内蔵する。フラッシュメモリ41は、電源が切断しても記憶情報が保持される、つまり不揮発性の記憶手段である。そして、CDの立ち上げ処理として、プログラム読み込み手段であるROM42のプログラムを起動してフラッシュメモリ41に格納したプログラムチェックを行い、情報記憶装置3のCD−ROMのディスク管理情報等を読み込む。プログラムのローディング処理(更新処理)は、この情報とフラッシュメモリ41の状態から判断して行われる。
【0017】
図2は、図1に示した本発明に係る情報記憶装置3に格納されたストリート選択データファイルの構成例を示している。図2(a)はストリート選択データであり、ストリート数nのそれぞれに対して、ストリート名称、表示代表点の東経・北緯座標、当該ストリート全体が画面内あるいは画面の所定の表示領域に入るようにあらかじめ設定された表示縮尺、ストリートの形状データアドレスからなっている。なお、表示代表点は、各ストリートとも同じ数だけ等間隔に設定したり、あるいはストリートの長さに応じて代表点の数を異ならせる等適宜設定される。
【0018】
図2(b)はストリート形状データであり、ストリートのノード数nのそれぞれに対して、東経・北緯座標、番地からなっている。このノード列よりストリート形状が決定され、ストリート形状データより表示縮尺が決定される。
【0019】
次に、本発明のナビゲーション処理について説明する。
図3は本発明に係るナビゲーション装置のシステム全体の流れを説明するための図である。
中央処理装置4のCPU40に情報記憶装置3からプログラムが読み込まれて経路案内のプログラムが起動される。地名や施設名称等の目標名、電話番号や住所、登録地点、ストリート名、都市名称等を用いて目的地を設定し(ステップS1)、次に、現在位置検出装置2により現在位置を検出して現在位置を中心としてその周辺地図を表示すると共に、現在位置の名称等を表示し(ステップS2)、現在位置から目的地までの経路探索を行う(ステップS3)。経路が決まると、現在位置検出装置2による現在位置追跡を行いながら、目的地に到着するまで経路案内・表示を繰り返し行う(ステップS4)。目的地に到着する前に寄り道設定の入力があった場合には、探索エリアを設定してその探索エリアでの再探索を行い、同様に目的地に到着するまで経路案内を繰り返し行う。
【0020】
図4は登録地点データ構造を示す図である。
登録地点データは、登録地点の座標、登録地点名称データ、登録地点住所等が格納されている。登録地点名称データは、例えば、アルファベットによる入力を可能にするために登録地点のアルファベット文字が格納されている。また、登録地点住所データは、登録地点が面するストリート名が格納されている。
【0021】
図5は本発明のジャンル別データ構造を説明する図である。
ジャンル別データは、図5(a)に示すように、都心、ステーション、エアーポート、フェリーターミナル、ホテル、レストラン等のジャンルに分けて登録されている。例えば、ホテルについてみると、各都市A1、A2……Anに対してホテル名称が格納されており、ホテルを検索するためには先ず都市名称を入力する必要がある。各都市名称のもとに各登録地点名称が格納されているデータ構造は、各ジャンルとも同様である。
【0022】
次に、図6〜図9を参照して都市名称入力方法について説明する。
図6は都市名称を入力する際のジャンル入力画面を示す図である。都市名称を入力する際に、先ずジャンルを入力する。図6ではジャンルとして、CITYCENTER(シティ・センター)、TRAIN STATION(トレイン・ステーション)、AIRPORT(エアーポート)、FERRY TERMINAL(フェリー・ターミナル)、HOTEL(ホテル)、RESTAURAT(レストラン)が表示されており、画面は上方または下方へスクロールして他のジャンル名を表示させることができる。
【0023】
図6においてジャンルとしてCITY CENTER(シティ・センター)を選択すると、画面は図7に遷移する。
図7において、都市名称入力欄は、都市名称をアルファベット入力する画面を選択する欄、周辺5都市の欄は、自車位置に近い周辺の5都市の入力画面を選択する欄であり、項目1〜5は、都市名称入力において過去に入力された都市名称のうち、最新の5都市を選択する欄である。このように、過去に入力した都市でリストできる数は5都市に制限し、この数を越えた場合には最も古い使用のものから順次リストから削除している。なお、最新の5都市に代えて、使用頻度をカウントしておき、使用頻度の低いものを順番に削除して5都市を残すようにしてもよい。また、本実施例においては、メモリ容量を節約するために5都市としているが、この数は適宜増減してもよいことは言うまでもない。
【0024】
図7において、過去に入力した最新の5都市として、STUTTGART(シュツットガルト)、BADEN−BADEN(バーデン・バーデン)、MUNHEN(ミュンヘン)、FRAKFURT AM MAIN(フランクフルト・アム・マイン)、BERLIN(ベルリン)が表示されており、この中に目標とする都市名称があれば簡単に選択できる。図ではSTUTTGART(シュツットガルト)を選択する画面となっており、この状態でキー操作、遠隔操作等によりSTUTTGARTが都市名称として入力される。
【0025】
図7において、周辺5都市の欄を選択すると、画面は図8に遷移し、CITYCENTERの周辺5都市の名称がリスト表示される。図8の例においては、BERLIN(ベルリン)、TELTOW(テルトウ)、LINDENBERG[BARNIM](リンデンベルグ[バーニム]、GLIENICKE/NORDBAHN(グリニッケ/ノルドバーン)、SCHONEFELD[DAHME−SPREEWA](シェーネフェルド[ダーメ・スプレーバ])がリスト表示されており、BERLIN(ベルリン)を選択する画面となっている。この状態でキー操作、遠隔操作等を行うことによりBERLINが都市名称として入力される。
【0026】
図7において、都市名称入力の欄を選択すると、画面は図9に示す文字入力画面に遷移し、アルファベット文字、数字を1字づつ選択して都市名称を文字入力する。この場合、都市名称を1字入力するごとに記憶されている都市名称と、入力名称が前方一致で比較され、図では該当する項目数(残リスト数)が12743あることが表示されている。このときにLISTキーを押すと、該当項目の名称リストが表示されてこの中から目標とする都市名称を選択することができる。さらに、文字入力をしていくと、該当項目数は減っていき、適宜のところでLISTキーを押して目標とする都市名称を選択して入力する。
【0027】
次に、図10〜図12により都市名称を入力する際の処理フローについて説明する。
図10は入力処理のメインフローを示す図である。
都市名称の入力においては、ジャンル入力処理(ステップ10)でジャンルを入力し、次いで都市名称入力処理において、入力したジャンルについての都市名称を入力する。
【0028】
図11はジャンル入力処理フローを示す図である。
図11において、ジャンル指定があると、図6に示したようにジャンル名をリスト出力し(ステップ11、ステップ12)、ジャンルを選択すると(ステップ13)、選択されたジャンルに含まれる都市名称を抽出し(ステップ14)、過去に入力した最新5都市、現在地周辺の5都市を抽出する(ステップ15)。
【0029】
図12は都市名称入力処理フローを示す図である。
都市名称入力処理においては、過去に入力した都市名称があるか否かみて、入力した都市名称があれば最新の5都市の名称をリスト表示する(ステップ21、ステップ22)。リスト表示された都市名称から目標とする都市を選択すると、選択した都市名称が入力される(ステップ23Y、ステップ27)。リスト表示された都市名称から選択しない場合は(ステップ23N)、現在地周辺の都市名称を検索するか否かみて、検索する場合にば(ステップ24Y)、現在地周辺の5都市をリスト表示し(ステップ25)、リスト表示された現在地周辺の5都市から選択すると、選択した都市名称が入力される(ステップ26Y、ステップ27)。リスト表示された現在地周辺の5都市から選択しない場合(ステップ26N)、ステップ24において現在地周辺の都市名称を検索しない場合には(ステップ24N)、アルファベット入力により都市名称を入力する。
【0030】
ナビゲーション装置は、通常広い範囲の地図データを備えており、地点を検索する場合には、広い範囲で検索する必要があり、非常に多いデータの中から所望の地点を選択しなければならず、操作が煩雑であるという問題がある。そこで、上記したように、現在位置、若しくはカーソル位置に対して周辺の都市を検索する手段を設け、さらに、その検索結果をリスト表示するとともに、このリストから都市名称を選択可能に構成することにより、容易に任意の都市を選択することができ、操作性が非常に向上する。また、選択された都市に関する情報からしょものうの地点を検索できるので、検索に要するデータが少なくなり、容易に所望の施設を選択することが可能となる。
【0031】
また、ナビゲーション装置は、広い範囲の地図データを備えており、通常その収録された地図の中心部に住む人と、北部、あるいは南部に住む人では、よく利用する地域が異なるものである。また、運転者の好みにより、よく利用する都市は決まってくる。そこで、利用者の利用した都市を記憶する機能を備え、さらに、その記憶した都市をリスト表示させるとともに、このリストから都市を選択できる手段を構成することにより、都市の選択が容易に行えるので、地点の検索に要する操作を簡単にすることができる。
【0032】
図13はアルファベット入力での残りリスト数(該当項目数)表示処理を示している。図9の文字入力画面において、アルファベットにより読みを入力すると、一字入力するごとに残りリスト数の検索処理が行われ、リスト数が1より多い場合には残りリスト数が画面に表示される。そしてリスト表示キーが操作されたか否かを判断し、リスト表示処理をするか、入力処理を続けるかを決定する。リスト表示キーが操作されていなければ入力処理が行われ、リスト表示キーが操作された場合には、リスト表示を指示してすべての該当する名称を表示させ、この中から目標名を探して選択すると、選択地点の周辺地図が表示される。また、リスト数が1つになった場合には、自動的またはキー操作により選択地点を中心とした地図が表示される。
【0033】
図14は前方一致比較による残リスト数の検索処理を示したものである。
アルファベット入力があると都市名称リストを検索し、入力した文字と都市名称リストの名称との前方一致比較を行い、前方一致した場合には、リスト数(L)を1だけ増やし、この処理を全データについて検索するまで実行し、全データについての検索が終了した時点でリスト数を出力する。
【0034】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、都市名称の入力処理を簡単化することが可能となる。欧州、特にドイツのような都市国家として発達してきた国のように都市が1000以上も存在するような場合、入力する都市を選択するのは容易なことではないが、本発明によれば、過去に入力した都市や現在地周辺の都市がリスト表示され、また、アルファベット入力により全文字入力しなくても都市名称の選択が可能であるので、入力操作を簡単化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用される車両用ナビゲーション装置の1実施例を示す図である。
【図2】 ストリートデータファイルを示す図である。
【図3】 本発明に係るナビゲーション装置のシステム全体の流れを説明するための図である。
【図4】 登録地点データ構造を示す図である。
【図5】 ジャンル別データ構造を説明する図である。
【図6】 ジャンル入力画面を示す図である。
【図7】 都市名称入力画面を示す図である。
【図8】 周辺5都市により入力画面を示す図である。
【図9】 文字入力画面を示す図である。
【図10】 入力処理のメインフローを示す図である。
【図11】 ジャンル入力処理フローを示す図である。
【図12】 都市名称入力処理フローを示す図である。
【図13】 残りリスト数(該当項目数)表示処理を示す図である。
【図14】 前方一致比較による残リスト数の検索処理を示す図である。
【符号の説明】
1…入出力装置、2…現在位置検出装置、3…情報記憶装置、4…中央処理装置、11…タッチスイッチ、12…ディスプレイ、13…プリンタ、16…スピーカ、21…GPS受信装置、22…ビーコン受信装置、23…データ送受信装置、40…CPU、41…フラッシュメモリ、42…ROM、43…RAM、44…画像メモリ、45…画像プロセッサ、46…音声プロセッサ、47…通信インタフェイス、48…センサ入力インタフェイス、49…時計。
Claims (5)
- 都市を選択して該都市から施設を選択して現在位置や出発地から経路探索を行って経路案内を行う車両用ナビゲーション装置において、
車両の現在位置周辺の都市を検索してリストを作成し、出力する制御手段と、
前記制御手段から出力された都市名称をリスト表示する表示手段と、
前記表示手段でリスト表示された都市名称のうち所望の都市名称を選択する都市選択手段と、
前記都市選択手段で選択された都市名称を入力する都市名称入力手段と、
前記都市名称入力手段で入力された都市から施設を検索する施設検索手段と、
前記施設検索手段で検索された施設のうち所望の施設を選択する施設選択手段と、
を備えたことを特徴とする車両用ナビゲーション装置。 - 都市を選択して該都市から施設を選択して現在位置や出発地から経路探索を行って経路案内を行う車両用ナビゲーション装置において、
過去に入力されたことのある都市を検索してリストを作成し、出力する制御手段と、
前記制御手段から出力された都市名称をリスト表示する表示手段と、
前記表示手段でリスト表示された都市名称のうち所望の都市名称を選択する都市選択手段と、
前記都市選択手段で選択された都市名称を入力する都市名称入力手段と、
前記都市名称入力手段で入力された都市から施設を検索する施設検索手段と、
前記施設検索手段で検索された施設のうち所望の施設を選択する施設選択手段と、
を備えたことを特徴とする車両用ナビゲーション装置。 - 請求項1又は2記載の装置において、さらにジャンルを指定するジャンル指定手段を備え、前記制御手段は、指定されたジャンルに対応して都市を検索してリストを作成することを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
- ナビゲーション装置に含まれるCPUを制御してナビゲーション機能を実行させるためのプログラムを格納した記憶媒体であって、
車両の現在位置周辺の都市を検索し、都市名称リストを作成して出力するステップ、
出力された都市名称をリスト表示するステップ、
リスト表示された都市名称のうち選択入力された都市から施設を検索するステップ、
検索された施設から所望の施設を選択するステップ、
を前記CPUに実行させるためのプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒体。 - ナビゲーション装置に含まれるCPUを制御してナビゲーション機能を実行させるためのプログラムを格納した記憶媒体であって、
過去に入力されたことのある都市を検索し、都市名称リストを作成して出力するステップ、
出力された都市名称をリスト表示するステップ、
リスト表示された都市名称のうち選択入力された都市から施設を検索するステップ、
検索された施設から所望の施設を選択するステップ、
を前記CPUに実行させるためのプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒体。
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