JP3763779B2

JP3763779B2 - Hood with dedicated mist passage for die casting machine

Info

Publication number: JP3763779B2
Application number: JP2001375365A
Authority: JP
Inventors: 裕樹川▲崎▼; 正佐藤
Original assignee: Toshiba Machine Co Ltd
Current assignee: Shibaura Machine Co Ltd
Priority date: 2001-12-10
Filing date: 2001-12-10
Publication date: 2006-04-05
Anticipated expiration: 2021-12-10
Also published as: JP2003170261A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ダイカストマシン用のミストフードに係り、特にミストコレクタをそのフードに隣接配置可能とするミスト専用通路を備えたフードに関する。
【０００２】
【従来の技術】
ダイカストマシンを稼動するときは成形品を毎回、金型から取り出した後に金型のキャビティ面をエアー等で清浄にし、さらに次回の成形品取り出しをスムーズに行うためそこへ離型剤をスプレーする。
【０００３】
また、射出プランジャは次回の射出動作のため射出スリーブの後方待機位置にあるときその射出プランジャの周囲に潤滑剤をスプレーする。これらスプレーがなされた直後には射出プランジャの近傍上方や離隔された一対の金型の近傍即ち、型締装置側の上方は前記離型剤や潤滑剤がミスト状となる。
又、ときには高温度の射出プランジャ等から発火したミストの火炎が近傍に広がることもある。
【０００４】
こうしたミストの発生は毎ショットごと繰り返されるためダイカストマシン近傍の環境や安全性を非常に悪くする。
このため、以前は大容量の電気集塵機をダイカストマシンを設置している工場内に設けてミスト等を集塵することが行われることもあったが、一旦大気中に拡散したミスト等を集塵する方式では作業環境自体をより良くする点で限界があり又、集塵機の容量の点でも問題があったため、現在では大気中に飛散させないでミスト等を回収するようになっている。
【０００５】
現在行われているミストの回収方式では、ダイカストマシンの型締装置や射出プランジャのある射出装置側の上部を覆うミスト用のフードを配設し、そのフードからダクトを介してダイカストマシン本体の近くに配置されたミストコレクタへ導くようにしている。この場合、ミスト用のフードは下方から上昇してくるミストを外部へ広がらないようにし、ダクトの方へと誘導するようになっており1重構造の側壁及び上面壁で形成されるものである。
しかしながら、この方式では、ミストコレクタの設置スペースがダイカストマシン近くに必要となり、又ダクト配設上のスペースも必要であってダイカストマシン本体の周辺を錯綜させる原因となっており、例えば、製品取り出し装置用ロボットの作業範囲や、横方向からの金型の搬入搬出装置との干渉の問題がある。
【０００６】
一方、ミストコレクタを前記フードに隣接してダイカストマシン本体の上方に設置できればダクトは不要となりスペース上の問題は解決可能ではあるが、このようにダクトを撤去するとフード内部とミストコレクタとが直結するため、フード内で高温のミストに引火した状態でその火炎がミストコレクタ内にも侵入し、ミストコレクタ自体が火災を起こし大事故につながる可能性がある。
【０００７】
このような事情があるため結局は、火炎がミストコレクタにまで到らないようダクトをある長さ以上となるように配設しなければならず、従って、ミストコレクタをダイカストマシン本体の上部へ配設することもできなかった。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者等は上述した問題を鋭意検討した結果、フード内で前記火炎が発生してもその火炎が最悪でもミストコレクタの吸入口にまで到らないようフード内に火炎遮断機能を有するミスト専用の通路を形成することによって前記問題が解決できることを突き止めた。
従って、本発明の目的は、ダイカストマシン本体の上方にミスト用フードに隣接してミストコレクタを配置可能であって、ダクトを必要とせず、且つフード内で火炎の発生が遮断されミストコレクタに到らないようにしたダイカストマシンのミスト用フードを提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明によるダイカストマシンのミスト用フードは、
ダイカストマシン本体上部に配設した取付台に搭載され、前記ダイカストマシンの射出プランジャを含む射出装置側上方及び一対の対向配置された金型を含む型締装置側上方を覆うミスト用フードであって、同フードは、前記ダイカストマシンの操作側及び反操作側の外側壁ならびに型締装置側の外側壁とは別に前記各外側壁と所定の間隔を設けて対向配置した内側壁を有する2重構造とし、その内側壁と外側壁の間をミスト通路として形成したことを構成上の特徴とするものである。
【００１０】
その際、好ましくは、前記操作側及び反操作側の外側壁に対向する内側壁の上端部にはミストの吸引口を形成し、外側壁には、さらに、前記型締装置側の外側壁には隣接して配設されるミストコレクタへのミスト供給口を形成することもできる。
さらに又、前記ミスト用のフードは主として前記射出プランジャ近傍からのミストを吸引する固定フード部と、同固定フード部と接離可能且つ前記取り付け台上で移動可能に搭載され、主として前記型締装置側からのミストを吸引する移動フード部とからなるよう構成されることができる。
その場合、前記移動フード部にはミストコレクタを搭載する取付部を設けることも可能である。
【００１１】
射出プランジャや金型の近傍で生成されたミストはフード内部を上昇してフード上部の内側壁に設けた吸引口から吸引される。この吸引口の内部は外側壁と内側壁で形成された層状のミスト通路となっており同ミストは少なくとも１箇所以上の角部を経由してミストコレクタへの供給口に導かれるようになっている。
このようなミスト専用の層状通路は前記フード内部より温度も低く空気の補給がされにくいので仮令、吸引口に火炎が達してもそれが層状通路内に広がって前記供給口にまで到ることはない。即ち、構造上、火炎の遮断機能を有するのである。
【００１２】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に基づく１実施例について図面を参照して詳細に説明する。
図１は横射出、横型締方式のダイカストマシン本体の上方に配設された本発明によるミスト用のフードを、ダイカストマシンの操作側から見た正面図である。同図１において、参照番号１０は、前記ダイカストマシンのベースであって、同ベース１０上には型締装置が取付けられ、その右方には射出装置１２が配設されている。前記型締装置は、固定ダイプレート１６、移動ダイプレート２２、リンクハウジング２８および移動ダイプレート２２を進退せしめるトグル機構２６ならびにその進退用のシリンダ２４、タイバー２５等を備えている。参照番号１８、２０はそれぞれ固定金型、移動金型である。
【００１３】
前記固定ダイプレート１６にはコの字形をしたCフレーム１７が固定結合されており、射出装置１２からカップリングを介して伸びる射出プランジャ１４がCフレーム１７と固定ダイプレート１６の間に配置され射出スリーブ１５内へその先端部が摺動可能に挿入されている。
参照番号３２は先端部にスプレーヘッド３４を取付けたスプレー装置でCフレーム１７上面に支柱を介して搭載され、上下及びその支柱の周りで回転可能に移動できるようになっている。
【００１４】
参照番号３０はミスト用フードの取付台であって、その左右端部に一点鎖線で示した支柱により水平方向に支持されている。参照番号３６、３８はそれぞれ固定フード部、移動フード部であって、図１ではその内部が示されている。
固定フード部３６は、ほぼ射出プランジャ１４の上方に配置されており射出プランジャ１４付近で形成されたミストは矢印で示すように固定フード部３６内部を上昇して上方の吸引口４２へ吸い込まれるようになっている。同様にして、一対の離隔した金型近傍にて形成されたミストは矢印で示すように移動フード部３８内部を上昇して上方の吸引口４２へ吸い込まれるようになっている。
【００１５】
固定フード部３６は取付台３０又は固定ダイプレート１６ないしはCフレーム１７上に固定されている。一方、移動フード部３８はその下部側面に取付けたローラ３９により取付台３０上で水平方向に移動できるように構成されている。
参照番号４０は移動フード部３８と一体に形成された取付部であって、その上にはミストコレクタ４６が搭載固定されている。参照番号４４は移動フード部３８とミストコレクタ４６との接続部である。参照番号４８はミストコレクタ４６内部でミスト処理された後の空気の排気口である。又、符号Lは固定フード部３６と移動フード部３８の境界線を示す。
【００１６】
図２は図１のA-A線に沿って見た平面図である。同図２に示すように、固定フード部３６の操作側及び反操作側の外側壁３６Aに対し所定の間隔をもって内側壁３６Bが対向して配設されている。
同様にして、移動フード部３８の方にも操作側及び反操作側の外側壁３８Aに対し所定の間隔をもって内側壁３８Bが対向して配設されている。さらに又、移動フード部３８の形締装置側の外側壁３８Cに対し所定の間隔をもって内側壁３８Dが対向して配設されている。
外側壁３８Cのほぼ中央部には隣接しているミストコレクタ４６へのミスト供給口が形成されている。
【００１７】
図２に示すように、外側壁３６A、３８Aと内側壁３６B、３８Bによって比較的薄い層状の空間が形成される。各内側壁３６B、３８Bの上端部には図１に示すように、ミストMの吸引口４２が3箇所形成されている。ミストMは図示の如く側壁３６A、３６B及び３８A、３８Bの間の上部に形成された通路を通って角部Zに到り、ここから側壁３８C、３８Dで形成された通路を通って接続部４４に到りミストコレクタ４６内へ吸引されるようになっている。なお、内側壁３６B、３８B、３８Dは必ずしもそれらが対向する外側壁３６A、３８A、３８Cのほぼ全面に亘って形成される必要はなくミストMの通路に対応する部分にのみ内側壁を形成してもよい。
【００１８】
しかし、実際の製作に際しては、ミストコレクタ４６の吸引力を大幅に損なわない範囲で、各内側壁に仕切り板あるいは邪摩板を適宜配置固定して外側壁との間に、種々のミスト通路を形成することも可能である。
例えば、図２の角部Zにおいて破線で示す垂直方向の仕切り板を配置し、側壁３８A、３８Bの間の上部において右方からくるミストMを一旦下方のミストコレクタ４６の供給口位置まで導くようにすることもできる。さらに又、図示しないが、ミスト用フードの上面に対向する上面内側壁を設けその面に吸引口を形成して同吸引口からのミストを一旦側壁３８A、３８Bで形成される上部通路へ誘導させるよう通路を形成してもよい。
【００１９】
このようにミストMの通路を外側壁と内側壁との間で形成される比較的温度が低く薄い層によって形成し、このような層状通路において少なくとも1ヶ所以上ミスト通路の角部を吸引口とミストコレクタ４６への供給口との間に設けることにより火炎の遮断機能をもたせることが可能となるのである。その場合、前記層状通路近傍を冷却水等で冷却すればミストの温度を低下せしめるのでさらに遮断機能を向上させることができる。
さらに、上述した図１、図２に示した例ではミスト用フードは一体型ではなく、接離可能な固定フード部３６と移動フード部３８を備えるようにしているが、その理由は金型の交換を上方から行う場合や、スプレー装置３２のメンテナンスのため等である。しかし、こうした点をクリアすべくクレーンで一体型のフードを吊り上げて他の場所へ移動させることも可能である。
【００２０】
【発明の効果】
本発明によるミスト用フードは、ダイカストマシンの操作側及び反操作側の外側壁ならびに型締装置側の外側壁とは別に前記各外側壁と所定の間隔を設けて対向配置した内側壁を有する2重構造とし、その内側壁と外側壁の間の比較的狭い層状の空間をミスト通路として利用するようになっているので火炎に対する遮断機能を有しており、ミストコレクタをダイカストマシン本体上方に位置するミスト用フードに隣接して配置することができ、従来のようなダクトを必要とせず、又ダイカストマシン本体周辺部にミストコレクタを設置する必要もないのでスペース上の問題も解決できる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図１】横射出、横型締方式のダイカストマシン本体の上方に配設された本発明によるミスト用フードを、ダイカストマシンの操作側から見た正面図である。
【図２】図1のA−A線に沿って見たミスト通路の平面図である。
【符号の説明】
１０ベース
１２射出装置
１４射出プランジャ
１５射出スリーブ
１６固定ダイプレート
１７ Cフレーム
１８固定金型
２０移動金型
２２移動ダイプレート
２４シリンダ
２５タイバー
２６トグル機構
２８リンクハウジング
３０取付台
３２スプレー装置
３４スプレーヘッド
３６固定フード部
３６A、３８A、３８C 外側壁
３６B、３８B、３８D 内側壁
３９ローラ
４０取付部
４２吸引口
４４接続部
４６ミストコレクタ
４８排出口
L 境界線
M ミスト
Z 角部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a mist hood for a die casting machine, and more particularly to a hood provided with a mist exclusive passage that allows a mist collector to be disposed adjacent to the hood.
[0002]
[Prior art]
When the die casting machine is operated, the molded product is removed from the mold each time, and then the cavity surface of the mold is cleaned with air or the like, and a mold release agent is sprayed onto the molded product for smooth removal of the next molded product.
[0003]
Further, when the injection plunger is at the rear standby position of the injection sleeve for the next injection operation, the lubricant is sprayed around the injection plunger. Immediately after the spraying is performed, the release agent and the lubricant are in a mist form in the vicinity of the vicinity of the injection plunger and in the vicinity of the pair of separated molds, that is, on the upper side of the mold clamping device.
Also, sometimes a mist flame ignited from a high temperature injection plunger or the like spreads in the vicinity.
[0004]
Since such mist generation is repeated every shot, the environment and safety in the vicinity of the die casting machine are greatly deteriorated.
For this reason, in the past, a large-capacity electric dust collector was sometimes installed in the factory where the die-casting machine was installed to collect mist, etc., but once the mist diffused in the atmosphere was collected. However, there is a limit in improving the working environment itself, and there is also a problem in the capacity of the dust collector, so that mist and the like are now recovered without being scattered in the atmosphere.
[0005]
In the mist collecting system currently in use, a mist hood that covers the upper part of the die casting machine's mold clamping device and the injection device with the injection plunger is arranged, and the hood is placed near the die casting machine main body via a duct. It leads to the mist collector arranged in the. In this case, the mist hood is formed of a single-layer side wall and an upper surface wall so as to prevent the mist rising from below from spreading to the outside and guiding it toward the duct. .
However, in this method, a space for installing the mist collector is required near the die casting machine, and a space on the duct arrangement is also required, which causes the periphery of the die casting machine body to be complicated. There is a problem of interference with the working range of the robot and the mold loading / unloading device from the lateral direction.
[0006]
On the other hand, if the mist collector can be installed adjacent to the hood and above the die casting machine main body, the duct is unnecessary and the space problem can be solved. Therefore, in a state where a high temperature mist is ignited in the hood, the flame may enter the mist collector, and the mist collector itself may cause a fire and lead to a major accident.
[0007]
Under these circumstances, the duct must be arranged so as to be longer than a certain length so that the flame does not reach the mist collector. Therefore, the mist collector is arranged above the die casting machine body. It was not possible to set up.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
As a result of earnestly examining the above-mentioned problems, the present inventors, as a result, have a flame blocking function in the hood so that the flame does not reach the inlet of the mist collector even if the flame occurs in the worst. It has been found that the above problem can be solved by forming the passage.
Accordingly, an object of the present invention is to dispose a mist collector adjacent to the mist hood above the die casting machine main body, and does not require a duct, and the generation of flame in the hood is cut off to reach the mist collector. The object is to provide a mist hood for die-casting machines that is not required.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a hood for a mist of a die casting machine according to the present invention comprises:
A mist hood mounted on a mounting base disposed at the upper part of a die casting machine main body and covering an upper side of an injection apparatus including an injection plunger of the die casting machine and an upper side of a mold clamping apparatus including a pair of opposed molds. The hood has a double structure having an inner wall disposed opposite to each outer wall at a predetermined interval separately from the outer wall on the operation side and the non-operation side of the die casting machine and the outer wall on the mold clamping device side. In addition, the mist passage is formed between the inner wall and the outer wall as a structural feature.
[0010]
In that case, preferably, a mist suction port is formed at the upper end of the inner wall facing the outer wall on the operation side and the counter-operation side, and further on the outer wall on the mold clamping device side. Can also form a mist supply port to a mist collector disposed adjacently.
Furthermore, the mist hood is mainly mounted with a fixed hood portion that sucks mist from the vicinity of the injection plunger, and is detachably mounted on the fixed hood portion and movable on the mounting base. It can comprise so that it may consist of the movement hood part which attracts | sucks the mist from the side.
In that case, it is also possible to provide the moving hood part with an attachment part for mounting a mist collector.
[0011]
Mist generated in the vicinity of the injection plunger and the mold rises inside the hood and is sucked from a suction port provided on the inner wall of the hood. The inside of the suction port is a layered mist passage formed by an outer wall and an inner wall, and the mist is guided to the supply port to the mist collector via at least one corner. Yes.
Since such a mist-dedicated laminar passage is lower in temperature than the inside of the hood and is difficult to replenish air, even if a flame reaches the suction port, it spreads into the laminar passage and reaches the supply port Absent. That is, it has a flame blocking function due to its structure.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an example based on an embodiment of the invention will be described in detail with reference to the drawings.
FIG. 1 is a front view of a hood for mist according to the present invention disposed above a die casting machine main body of a horizontal injection and horizontal mold clamping system, as viewed from the operation side of the die casting machine. In FIG. 1, reference numeral 10 is a base of the die casting machine, and a mold clamping device is mounted on the base 10, and an injection device 12 is disposed on the right side thereof. The mold clamping device includes a fixed die plate 16, a moving die plate 22, a link housing 28, a toggle mechanism 26 for moving the moving die plate 22 back and forth, a cylinder 24 for moving back and forth, a tie bar 25, and the like. Reference numerals 18 and 20 are a fixed mold and a movable mold, respectively.
[0013]
A U-shaped C frame 17 is fixedly coupled to the fixed die plate 16, and an injection plunger 14 extending from the injection device 12 via a coupling is disposed between the C frame 17 and the fixed die plate 16 and is injected. The end portion of the sleeve 15 is slidably inserted into the sleeve 15.
Reference numeral 32 is a spray device having a spray head 34 attached to the tip thereof, and is mounted on the upper surface of the C frame 17 via a support, so that it can move up and down and rotate around the support.
[0014]
Reference numeral 30 denotes a mounting base for the mist hood, which is supported in the horizontal direction by pillars indicated by alternate long and short dash lines at left and right ends thereof. Reference numerals 36 and 38 denote a fixed hood portion and a movable hood portion, respectively, and the inside thereof is shown in FIG.
The fixed hood portion 36 is disposed substantially above the injection plunger 14 so that the mist formed in the vicinity of the injection plunger 14 rises inside the fixed hood portion 36 and is sucked into the upper suction port 42 as indicated by an arrow. It has become. Similarly, the mist formed in the vicinity of the pair of spaced apart molds rises inside the moving hood portion 38 and is sucked into the upper suction port 42 as indicated by an arrow.
[0015]
The fixed hood portion 36 is fixed on the mount 30 or the fixed die plate 16 or the C frame 17. On the other hand, the movable hood portion 38 is configured to be movable in the horizontal direction on the mounting base 30 by a roller 39 attached to the lower side surface thereof.
Reference numeral 40 is an attachment portion formed integrally with the movable hood portion 38, on which a mist collector 46 is mounted and fixed. Reference numeral 44 is a connecting portion between the moving hood portion 38 and the mist collector 46. Reference numeral 48 denotes an air exhaust port after the mist processing inside the mist collector 46. Reference symbol L indicates a boundary line between the fixed hood portion 36 and the movable hood portion 38.
[0016]
FIG. 2 is a plan view taken along line AA in FIG. As shown in FIG. 2, an inner wall 36B is disposed opposite to the outer wall 36A on the operation side and the counter-operation side of the fixed hood portion 36 with a predetermined distance.
Similarly, the inner side wall 38B is disposed on the movable hood portion 38 so as to face the outer wall 38A on the operation side and the counter-operation side with a predetermined interval. Furthermore, an inner wall 38D is arranged opposite to the outer wall 38C of the movable hood portion 38 on the side of the clamping device with a predetermined distance.
A mist supply port to an adjacent mist collector 46 is formed in the substantially central portion of the outer side wall 38C.
[0017]
As shown in FIG. 2, a relatively thin layered space is formed by the outer walls 36A and 38A and the inner walls 36B and 38B. As shown in FIG. 1, three suction ports 42 for mist M are formed at the upper ends of the inner side walls 36B and 38B. Mist M passes through the passage formed in the upper part between the side walls 36A, 36B and 38A, 38B as shown in the figure, and reaches the corner portion Z. From there, the mist M passes through the passage formed by the side walls 38C, 38D. In this way, the mist collector 46 is sucked. The inner walls 36B, 38B, and 38D do not necessarily have to be formed over almost the entire outer walls 36A, 38A, and 38C that are opposed to each other, and the inner walls are formed only in portions corresponding to the passages of the mist M. Also good.
[0018]
However, in actual production, as long as the suction force of the mist collector 46 is not significantly impaired, a partition plate or a baffle plate is appropriately arranged and fixed on each inner side wall, and various mist passages are provided between the outer side walls. It is also possible to form.
For example, a vertical partition plate indicated by a broken line is arranged at the corner Z in FIG. 2, and the mist M coming from the right is guided to the position of the supply port of the lower mist collector 46 at the upper part between the side walls 38A and 38B. It can also be. Furthermore, although not shown, an upper side inner wall facing the upper surface of the mist hood is provided and a suction port is formed on the surface, and the mist from the suction port is once guided to the upper passage formed by the side walls 38A and 38B. A passage may be formed.
[0019]
Thus, the passage of mist M is formed by a relatively low temperature thin layer formed between the outer wall and the inner wall, and at least one corner of the mist passage in such a layered passage is a suction port. By providing it between the supply port to the mist collector 46, it is possible to provide a flame blocking function. In that case, if the vicinity of the laminar passage is cooled with cooling water or the like, the temperature of the mist is lowered, so that the blocking function can be further improved.
Furthermore, in the example shown in FIG. 1 and FIG. 2 described above, the mist hood is not an integral type, but is provided with a fixed hood portion 36 and a movable hood portion 38 that can be brought into and out of contact with each other. For example, when the replacement is performed from above or for the maintenance of the spray device 32. However, it is also possible to lift the integrated hood with a crane and move it to another place to clear these points.
[0020]
【The invention's effect】
The mist hood according to the present invention has an inner wall that is disposed opposite to the outer wall at a predetermined interval apart from the outer wall on the operation side and the non-operation side of the die casting machine and the outer wall on the mold clamping device side. It has a heavy structure, and a relatively narrow layered space between the inner and outer walls is used as a mist passage, so it has a flame blocking function, and the mist collector is positioned above the die casting machine body. It can be placed adjacent to the mist hood to be used, eliminates the need for a conventional duct, and eliminates the need to install a mist collector around the die casting machine body, thus eliminating space problems. Play.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view of a hood for mist according to the present invention disposed above a die casting machine main body of a horizontal injection and horizontal mold clamping system as viewed from the operation side of the die casting machine.
FIG. 2 is a plan view of a mist passage viewed along line AA in FIG.
[Explanation of symbols]
10 base 12 injection device 14 injection plunger 15 injection sleeve 16 fixed die plate 17 C frame 18 fixed die 20 moving die 22 moving die plate 24 cylinder 25 tie bar 26 toggle mechanism 28 link housing 30 mounting base 32 spray device 34 spray head 36 Fixed hood portion 36A, 38A, 38C Outer side wall 36B, 38B, 38D Inner side wall 39 Roller 40 Mounting portion 42 Suction port 44 Connection portion 46 Mist collector 48 Discharge port
L border
M mist
Z corner

Claims

ダイカストマシン本体上部に配設した取付台に搭載され、前記ダイカストマシンの射出プランジャを含む射出装置側上方及び一対の対向配置された金型を含む型締装置側上方を覆うミスト用のフードであって、同フードは、前記ダイカストマシンの操作側及び反操作側の外側壁ならびに型締装置側の外側壁とは別に前記各外側壁と所定の間隔を設けて対向配置した内側壁を有する2重構造とし、その内側壁と外側壁の間をミスト通路として形成したことを特徴とするダイカストマシン用ミスト専用通路を備えたフード。A mist hood mounted on a mounting base disposed at the upper part of the die casting machine main body and covering the upper side of the injection device including the injection plunger of the die casting machine and the upper side of the mold clamping device including a pair of opposed molds. In addition, the hood has a double wall having an inner wall disposed opposite to the outer wall on the operation side and the non-operation side of the die casting machine and an outer wall on the mold clamping device side with a predetermined distance therebetween. A hood provided with a mist exclusive passage for a die casting machine, characterized in that a mist passage is formed between an inner wall and an outer wall of the structure.

請求項１において、前記操作側及び反操作側の外側壁に対向する内側壁の上端部にはミストの吸引口を形成し、さらに、外側壁には隣接して配設されるミストコレクタへのミスト供給口を形成したことを特徴とするダイカストマシン用ミスト専用通路を備えたフード。In Claim 1, the upper end part of the inner wall facing the outer wall on the operation side and the counter-operation side is formed with a mist suction port, and further on the outer wall to the mist collector disposed adjacent thereto. A hood with a dedicated mist passage for a die casting machine, characterized by forming a mist supply port.

請求項１または２において、前記操作側及び反操作側の外側壁に対向する内側壁の上端部にはミストの吸引口を形成し、さらに、前記型締装置側の外側壁には隣接して配設されるミストコレクタへのミスト供給口を形成したことを特徴とするダイカストマシン用ミスト専用通路を備えたフード。3. The mist suction port is formed at an upper end portion of the inner wall facing the outer wall on the operation side and the counter operation side according to claim 1, and further, adjacent to the outer wall on the mold clamping device side. A hood provided with a mist exclusive passage for a die casting machine, wherein a mist supply port to a mist collector to be disposed is formed.

請求項１、２または３において、前記ミスト用のフードの上面外壁に所定の間隔を設けて対向配置した上面内壁をさらに設け、同上面内壁にミストの吸引口を形成したことを特徴とするダイカストマシン用ミスト専用通路を備えたフード。4. The die casting according to claim 1, 2, or 3, further comprising an upper inner wall facing the upper outer wall of the mist hood with a predetermined interval, and a mist suction port formed in the upper inner wall. A hood with a dedicated mist passage for machines.

請求項１、２、３または４において、前記ミスト用のフードは主として前記射出プランジャ近傍からのミストを吸引する固定フード部と、同固定フード部と接離可能且つ前記取付台上で移動可能に搭載され、主として前記型締装置側からのミストを吸引する移動フード部とからなるよう構成したことを特徴とするダイカストマシン用ミスト専用通路を備えたフード。5. The mist hood according to claim 1, wherein the mist hood mainly sucks mist from the vicinity of the injection plunger, and is movable toward and away from the fixed hood portion and on the mounting base. A hood provided with a dedicated mist passage for a die casting machine, which is configured to include a movable hood portion that is mounted and sucks mainly mist from the mold clamping device side.

請求項５において、前記移動フード部にはミストコレクタを搭載する取付部を設けたことを特徴とするダイカストマシン用ミスト専用通路を備えたフード。6. The hood provided with a mist exclusive passage for a die casting machine according to claim 5, wherein an attachment portion for mounting a mist collector is provided on the movable hood portion.