JP3763292B2 - 車両用シート - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば身体障害者や老人等(以下、単に乗員という)が車両への乗降を楽に行えるようにした車両用シートに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の車両用シートは、例えば特開平9−39622号公報に開示されている。図16は上記公報に記載の車両用シートの昇降装置の昇降構造を簡略に示したものである。
図示のように、車両用シートの昇降装置は、シート本体101を車両正面向きの位置とドア開口部K向きの位置との間で回転させるための回転ベース102を有し、その回転ベース102上にはスライドベース103が水平移動可能に設けられ、さらにそのスライドベース103には、アッパリンクアーム104aとロアリンクアーム104bとから構成される上下方向に回動可能な四節リンク機構104を介してシート支持台105が支持されている。シート支持台105にはシート本体101がスライドベース103の移動方向と同方向に水平移動可能に支持されており、ドア開口部K側を向いた位置でシート支持台105に対して移動することにより、ドア開口部Kを経て車室内側と車室外側との間で車幅方向に移動されるようになっている。
そして、回転ベース102の端部には、昇降案内部材としての昇降ガイドピン106が設けられており、この昇降ガイドピン106により四節リンク機構104のロアリンクアーム104bを支えている。したがって、シート本体101が車室外側へ移動された状態で、スライドベース103がドア開口部Kに近づく方向へ移動されると、四節リンク機構104のロアリンクアーム104bが昇降ガイドピン106の上を滑りつつ下方へ回動してシート本体101が水平姿勢を保持したまま上昇位置から下降位置へ移動し、スライドベース103がドア開口部Kから遠ざかる方向へ移動されると、ロアリンクアーム104bが昇降ガイドピン106の上を滑りつつ上方へ回動されてシート本体101が下降位置から上昇位置へ移動する構成である。なお、ロアリンクアーム104bは、シート本体101を所定軌跡で昇降動作させるために基部側(スライドベース103に対する回転中心側)が湾曲形状に形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の車両用シートの昇降装置では、シート本体101が昇降動作するときの軌跡は、昇降ガイドピン106上を滑りつつ移動するロアリンクアーム104bの湾曲形状によって決定される。したがって、電動モータに掛かる負担を可及的に軽減し、かつ十分なリフト量(昇降量)を確保するには、ロアリンクアーム104bの湾曲部104cの上下高さHを高く設定せざるを得ない。そして、見栄え等を考慮し、四節リンク機構104等を含む機構部をシート本体101に下面に設定しようとすると、ヒップポイント(フロア上面からシートクッション上面までの高さ)HPが高くなり、車両フロア上面から天上面までの高さが低い車種には搭載できないという問題がある。
【0004】
本発明は、上述した従来の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、車両用シートにおいて、シート本体の十分なリフト量を確保した上で該シート本体のヒップポイントを低く設定することができる技術を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するため、本発明に係る車両用シートは、特許請求の範囲の請求項1〜4に記載の通り構成した。なお、各請求項に記載の発明は、シート本体と、車両フロア側に水平回転可能に設けられ、シート本体を車両正面向きの位置とドア開口部に向いた位置との間で水平回転させるための回転ベースと、該回転ベース上において後退位置と進出位置との間で水平方向に移動可能に設けられたスライドベースと、一端側でシート本体を支持し、他端側がスライドベースに上下方向に回動可能に取り付けられたシート昇降アームと、回転ベースに設けられ、スライドベースの移動に伴いシート昇降アームを上下方向に回動するように案内する昇降案内部材とを備えており、シート本体がドア開口部に向いた位置で、スライドベースが後退位置と進出位置との間で移動することにより、シート昇降アームが上下方向に回動してシート本体が上昇位置と下降位置との間で移動するように構成された車両用シートにおいて、十分なリフト量を確保した上でヒップポイントを低く設定できるようにした技術である。
【0006】
請求項1に記載の車両用シートでは、昇降案内部材は、シート本体が上昇位置でかつドア開口部に向いた位置と車両正面向きの位置との間にあるときは、格納位置へ変位されており、シート本体が少なくとも上昇位置と下降位置との間で移動されるときは、シート昇降アームを案内するために格納位置よりも下方の昇降案内位置へ変位される構成としたことを特徴としている。
したがって、請求項1の発明によれば、シート本体が上昇位置でかつドア開口部に向いた位置と車両正面向きの位置との間にあるときは、昇降案内部材を格納位置に変位して邪魔にならないように格納することができる。
一方、シート本体が上昇位置と下降位置との間で移動されるとき、スライドベースを移動させる駆動源に掛かる負荷は、シート昇降アームの回動中心が昇降案内部材による支点に最も接近するシート本体の下降位置で最大となる。したがって、所定のリフト量を確保した上で上記の負荷を軽減するために、従来はロアリンクアームに大きな湾曲部を設定することで、回動中心から支点までの距離を大きくとるようにしている。しかるに、請求項1の発明によれば、昇降案内部材が格納位置よりも下方の昇降案内位置へ変位してシート昇降アームを支える構成としたことにより、シート本体が下降位置に到達した時点でのシート昇降アームの回動中心から支点までの距離を該シート昇降アームに大きな湾曲部を形成することなく長く設定することが可能となる。このため、必要とするシート本体のリフト量を確保した上でシート昇降アームの上下高さを低く抑えることができ、その結果、シート昇降アームをシート本体の下面に配置したとしてもシート本体のヒップポイントを低く抑えることが可能となる。
【0007】
請求項2に記載の車両用シートでは、昇降案内部材は、格納用のスプリングにより常に格納位置に向かって付勢されており、シート昇降アームを介してシート本体側の荷重が作用したときに昇降案内位置へ変位される構成であることを特徴としている。
したがって、請求項2に記載の発明によれば、昇降案内部材を格納位置と昇降案内位置との間で変位させる機構が簡単な構造で成立させることができるとともに、昇降案内部材の格納位置と昇降案内位置との間での位置替えをスライドベースの移動に基づいて自動的に行なうことができる。
【0008】
請求項3に記載の車両用シートでは、昇降案内部材は、一端が回転ベースに上下方向に回動可能に取り付けられて格納位置と昇降案内位置との間で変位可能とされたカムプレートによって構成されており、該カムプレート上をシート昇降アームに設けたローラが転動する構成としたことを特徴としている。
したがって、請求項3に記載の発明によれば、シート本体の移動中、シート支持アームの回動中心からカムプレートによって支持されるシート昇降アームの支点までの距離が一定に保持される。このため、従来に比べてスライドベースを水平移動させる駆動源である電動モータに掛かる負荷の変動が緩やかになり、該電動モータの負担を軽減して耐久性を向上できる。また、カムプレートのカム面をローラが転動する構成のため、シート本体を所定軌跡で円滑に下降および上昇させることができる。
【0009】
請求項4に記載の車両用シートでは、昇降案内部材は、回転ベースに定位置で回転可能に取り付けられた第1ローラと、該第1ローラから所定間隔を置いた位置に配置されるとともに回転ベースに上下方向に回動可能に取り付けられたアームを介して格納位置と昇降案内位置との間で変位可能な第2ローラとから構成されており、シート昇降アームは、スライドベースが後退位置と進出位置との間で移動するとき、第1ローラまたは第2ローラに支持されており、移動の途中で一方のローラに支持されている状態から他方のローラに支持されている状態に切り替わる構成としたことを特徴としている。
したがって、請求項4に記載の発明によれば、シート本体が上昇位置と下降位置との間で移動するとき、シート昇降アームを上昇位置側では第1ローラによって支持し、下降位置側では第2ローラによって支持することができる。これにより、従来のロアリンクアームを定位置に設置された単一の昇降ガイドピンによって案内する構造に比べて、シート昇降アームの回動中心から該シート昇降アームの支点を遠ざけることができるめ、スライドベースを移動させる電動モータの負荷を軽減することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。先ず、図1〜図11に基づいて第1の実施形態を説明する。図1は、本実施形態に係る車両用シート1が助手席に適用された車両Mを示している。図1では、助手席のドアDが開放されて、シート本体10がドア開口部Kを経て室外側へ移動された状態が示されている。本例の車両用シート1は、シート本体10を車両前後方向に移動可能であり、かつ車両正面向きの位置とドア開口部K側に向いた位置との間で約90度回転させることができ、さらにはドア開口部K側に向いた状態で室内と室外との間で車幅方向に移動させることができる。ここでいうシート本体10は、シートクッション11およびシートバック12とを含めたものをいう。
図2〜図4に示すように、車両用シート1は、シート本体10と、このシート本体10を車両前後方向(図2〜図4の紙面に直交する方向)に移動させるための前後移動機構20と、シート本体10を車両正面向きの位置とドア開口部K側に向いた位置との間で回転させる回転機構30と、ドア開口部K側に向いた状態のシート本体10をドア開口部Kを経て室内と室外との間で車幅方向に移動(昇降)させる昇降装置40を備えている。
【0011】
前後移動機構20は、車両MのフロアFに上に固定された固定ベース21を有する。この固定ベース21の上面には、車両前後方向に相互に平行に取り付けたガイドレール22を介して前後方向スライドベース23が車両前後方向に水平スライド可能に設けられている。固定ベース21と前後方向スライドベース23との間には、前後移動用駆動源としての電動モータ24aとねじ軸24bとナット24cとを有する前後方向スライド用駆動装置24が取り付けられている。この前後方向スライド用駆動装置24の電動モータ24aを起動させることにより、ナット24cが噛み合うねじ軸24bを回転させ、これにより前後方向スライドベース23を車両前方または後方(紙面に直交する方向)へ移動することができる。
次に、回転機構30は、相互に同軸で回転可能に組み合わされた外輪30aと内輪30bを有している。外輪30aが前後方向スライドベース23の上面に固定され、内輪30bの上面に回転ベース31が固定されている。前後方向スライドベース23の上面には回転用駆動源としての電動モータ32が取り付けられている。この電動モータ32の回転出力は、図示省略した歯車伝達機構を介して内輪30bに伝達され、これにより回転ベース31ひいては該回転ベース31上に設置される昇降装置40およびシート本体10が一体で回転する。
【0012】
次に、昇降装置40は、シート本体10がドア開口部Kの方を向いた状態となったとき、車幅方向(図2において左右方向)に水平にスライドする幅方向スライドベース41を備えている。この幅方向スライドベース41は、回転機構30における回転ベース31の上方に配置されており、該回転ベース31の両端縁に沿って相互に平行に取り付けたスライドレール41bを介してスライド可能に支持されている。図5は幅方向スライドベース41のスライド構造の概略を説明する側方から見た図であり、図6は同じく後方から見た図である。図示のように、幅方向スライドベース41は各スライドレール41bに対してそれぞれ2個のスライドローラ41aを介してスライド可能とされている。この両スライドローラ41aは、幅方向スライドベース41の側面に相互に一定の間隔をおいて回転可能に取り付けられている。
また、幅方向スライドベース41と回転ベース31との間には、幅方向スライド用駆動源としての電動モータ42aとねじ軸42bとナット42cを有する幅方向スライド用駆動装置42が設けられている。電動モータ42aを起動してナット42cが噛み合うねじ軸42bを回転させることにより、幅方向スライドベース41をドア開口部Kから離間した後退位置とドア開口部Kに接近した進出位置との間で移動させることができる。上記の幅方向スライドベース41、スライドレール41b、スライドローラ41aおよび幅方向スライド用駆動装置42によって幅方向スライド機構43が構成されている。上記の幅方向スライドベース41が本発明でいうスライドベースに対応する。
【0013】
また、図2〜図4に示すように、幅方向スライドベース41の両側部には左右一対の四節リンク機構44が取り付けられている。なお、こでいう左右とは、シート本体10が車両正面を向いた状態での左右である。両四節リンク機構44は、アッパリンクアーム44aとロアリンクアーム44bを備えている。両リンクアーム44a,44bは、一端がそれぞれ幅方向スライドベース41の側部に支軸44c,44dを介して上下方向に回動可能に支持され、他端が補助ベース45の側部に支軸44e,44fを介して回動可能に結合されている。すなわち、両リンクアーム44a,44bは、一端側が幅方向スライドベース41に支持され、他端側で補助ベース45を支持している。なお、アッパリンクアーム44aとロアリンクアーム44bとは、相互に干渉しないように、左右方向(板厚方向)で位置がずれている。上記のロアリンクアーム44bが本発明でいうシート昇降アームに対応する。
【0014】
図7はシート本体10の昇降機構を説明する図であり、シート本体10が室内側に位置している状態を示している。また、図8は昇降機構の作動態様を示す図であり、シート本体10の各移動位置が示されており、(A)が上昇位置、(B)が中間位置、(C)が下降位置である。左右のロアリンクアーム44bは、その回動中心である支軸44dの中心から所定距離Lを置いた位置にガイドローラ46を有しており、幅方向スライドベース41が後退位置にあるときは、図7に示すように、そのガイドローラ46が回転ベース31の左右両側に形成された左右のガイドレール31aの上面に乗せられている。
ガイドレール31aは、回転ベース31の左右両端部を上向きに折り曲げることで断面縦長の長方形状に形成されており、その水平上面によってガイドローラ46の転動面が構成されている。図8に示すように、ガイドレール31aの先端側にはカムプレート47が取り付けられており、幅方向スライドベース41が後退位置から進出位置に向かって移動されると、ガイドローラ46はガイドレール31aの上面を転動し、その移動途中でガイドレール31aから該ガイドレール31aの先端側に取り付けたカムプレート47の上面、すなわちカム面47aに乗り移るようになっている。
【0015】
カムプレート47は、その一端(基端)がガイドレール31aの先端部側面に重ねられた状態で支軸47dを介して上下方向に回動可能に取り付けられ、常には格納用付勢手段としてのスプリング、具体的にはトーションスプリング47b(図9参照)によってスライドベース23あるいはガイドレール22に当接しないように回転ベース31に対してほぼ平行となる上方位置(図7に示す位置)、すなわち格納位置に引き上げられている。なお、トーションスプリング47bは支軸47d回りに配置されるとともに、一端が回転ベース31に掛止され、他端がカムプレート47に掛止されており、これにより、カムプレート47を常に格納位置に向かって付勢している。
図8に示すように、幅方向スライドベース41が後退位置から進出位置へ移動することに伴いガイドローラ46がガイドレール31a上からカムプレート47のカム面47a上に乗り移ると、シート本体10側の荷重が加わることでカムプレート47が下方へ回動され、その回動は回転ベース31に固定されたカムストッパ47cに当接することによって規制される。このカムストッパ47cにより回動を規制される下方位置が本発明でいう昇降案内位置であり、上記のカムプレート47が本発明でいう昇降案内部材に対応する。
【0016】
カムプレート47のカム面47aは、幅方向スライドベース41がドア開口部K側に向かって移動(後退位置から進出位置へ移動)するとき、昇降案内位置においてガイドローラ46が所定軌跡で斜め下方に移動するように案内する傾斜状に形成されている。なお、本実施の形態では、カム面47aは緩やか連続して延在する曲面によって形成されている。したがって、ガイドローラ46がカムプレート47のカム面47a上を転動するときは、その傾きに応じて四節リンク機構44が支軸44c,44bを中心にして上下方向へ回動(傾斜)し、それに伴い四節リンク機構44で支持された補助ベース45ひいてはシート本体10が上昇位置と下降位置との間で昇降移動される。
上記の四節リンク機構44、ガイドローラ46、カムプレート47によってシート本体10の昇降機構48が構成され、この昇降機構48と前述した幅方向スライド機構43とによって昇降装置40が構成される。なお、カムプレート47は、シート本体10が下降位置から上昇位置へ移動されるとき、トーションスプリング47bによって格納位置へ戻される。
【0017】
補助ベース45の上面側には、シート本体10を支持するシート支持台51がスライド可能に設けられている。このシート支持台51は、シート本体10がドア開口部Kの方を向いた状態となったとき、スライド方向が車幅方向(幅方向スライドベース41と同方向)となる。図10はシート支持台51のスライド構造の概略を説明する側方から見た図であり、図11は同じく前方(図10において矢印(11)方向)から見た図である。図示のように、シート支持台51は下面に互いに平行な2本のスライドレール51aを有しており、このスライドレール51aが補助ベース45に回転可能に取り付けられた複数のガイドローラ45aによってスライド可能に支持されている。補助ベース45とシート支持台51との間には、補助スライド用駆動源としての電動モータ52aとねじ軸52bとナット52cとを有する補助スライド用駆動装置52が設けられている。シート本体10がドア開口部Kに向いた状態で、補助スライド用駆動装置52の電動モータ(補助スライドモータ)52aを起動してナット52cが噛み合うねじ軸52bを回転させることにより、シート本体10を補助ベース45に対して車幅方向へ移動することができる。上記のガイドローラ45a、シート支持台51、スライドレール51a、および補助スライド用駆動装置52によってシート本体10の補助スライド機構50が構成されている。
このようにシート本体10は、幅方向スライド機構43と補助スライド機構50により2段階で車幅方向に移動する。
【0018】
この場合、補助スライド機構50によるシート本体10の移動は、車幅方向の水平移動であるが、幅方向スライド機構43によるシート本体10の移動は、前述したように、車幅方向と上下方向に変位する移動である。すなわち、幅方向スライドベース41を後退位置から進出位置へ移動させたときは、四節リンク機構44が車室外側へ移動しつつ下方向へ回動し、補助ベース45ひいてはシート本体10が円弧状の軌跡を描きながら上昇位置から下降位置へ移動(下降)する。逆に、幅方向スライドベース41を進出位置から後退位置へ移動させたときは、四節リンク機構44が車室内側へ移動しつつ上方へ回動し、シート本体10が円弧状の軌跡を描きながら下降位置から上昇位置へ戻される。
【0019】
以上のように構成した車両用シート1は、以下のようにして車室内から車室外へ移動し、これにより着座者が車室内から車室外へ降車することができる。
先ず、図1において二点鎖線で示すように着座者が車両正面向きに位置する着座位置において、前後スライド用の電動モータ24aが正転側へ起動すると、シート本体10が車両前方へスライドする。また、回転用の電動モータ32が起動すると、シート本体10は、車両前方へスライドしつつドア開口部K側へ向けて約90度回転する。なお、本例ではシート本体10の着座位置からドア開口部K側へ約43゜回転した後、前後スライド用の電動モータ24aが起動して、回転動作と前後スライド動作が同時に行われるように両電動モータ24a,32が制御される。上記の回転動作によって、幅方向スライド機構43および補助スライド機構50のスライド方向が車幅方向となる。
【0020】
シート本体10がドア開口部K側に向けられた状態において、補助スライド用の電動モータ52aが起動してシート本体10がドア開口部Kを経て車両室外側に水平移動される。この状態が図3に示されている。補助スライド機構50により移動されたシート本体10は、ドア開口部Kを通り抜ける状態になる。
【0021】
その後、幅方向スライド機構43の電動モータ42aが起動して幅方向スライドベース41が後退位置から進出位置へ向かって移動する。これによりシート本体10が四節リンク機構44を介してさらに車室外側へ移動する。このとき、四節リンク機構44のロアリンクアーム44bに設けたガイドローラ46がガイドレール31aの上面を転動後、カムプレート47のカム面47a上に乗り移る。これによりカムプレート47がトーションスプリング47bに抗して下向きに回動後、カムストッパ47cに当接して昇降案内位置に制止され、その後、ガイドローラ46は昇降案内位置のカムプレート47のカム面47a上を転動する。そして、カム面47aの傾きに対応して四節リンク機構44が下方へ回動し、シート本体10が上昇位置から下降位置へと移動される。この状態が図4に示されている。このときのシート本体10の移動軌跡は、カムプレート47のカム面47aの形状で決定される。
この状態では、シート本体10が車両室外側へ十分な距離だけ移動し、かつ路面に近い高さまで下降されているので、着座者は例えばシート本体10に横付けした車椅子へ楽に乗り移ることができる。
乗り移りが完了してシート本体10に着座者がいなくなった後、上記とは逆の動作により当該シート本体10が車両室内に戻される。また、乗車時には、車両室外に移動されたシート本体10に着座者が乗り移って着座した後、上記とは逆の動作によりシート本体10が車室内の着座位置に戻される。この間、着座者はシート本体10に着座した状態のままでよいので、着座者および介護者の労力が大幅に低減される。
【0022】
さて、本実施の形態に係る車両用シート1によれば、シート本体10が上昇位置と下降位置との間で移動されるときは、シート本体10の移動軌跡を決定するカムプレート47が格納位置からそれよりも下方の昇降案内位置へ回動して四節リンク機構44を上下方向に回動するように案内する構成のため、カムプレート47を回転ベース31よりも下方へ大きく変位させることが可能となり、これにより必要とするシート本体10のリフト量を容易に設定することが可能となる。また、シート本体10が下降位置へ移動した時点でのロアリンクアーム44bの回動中心Qから支点Pまでの距離Lを、ロアリンクアーム44bに大きな湾曲部を形成することなく長く設定できるため、ロアリンクアーム44bの上下高さを従来に比べて低く抑えることが可能となる。このことにより、四節リンク機構44をシート本体10の下面に配置しても該シート本体10のヒップポイントHPを低く抑えることが可能となる。
【0023】
ところで、図16に示したように、従来の昇降装置では、四節リンク機構44のロアリンクアーム104bが昇降ガイドピン106上を滑りながら回動する構成のため、ロアリンクアーム104bの回動中心Qから支点Pまでの距離Lがスライドベース103の移動に伴って変化する関係で、スライドベース103を移動させる電動モータに掛かる負荷が大きく変動することになる。
しかるに、本実施の形態に係る車両用シートの昇降装置40においては、図7および図8に示すように、四節リンク機構44のアッパリンクアーム44aにガイドローラ46を取り付け、そのガイドローラ46がカムプレート47のカム面47aを転動する構成としたことにより、幅方向スライドベース41の移動中、アッパリンクアーム44aの回動中心Qから支点(カム面47aとガイドローラ46との当接点)Pまでの距離Lが一定に保持される。このため、ガイドローラ46がカムプレート47のカム面47aを転動するときに電動モータ42aに作用する負荷が変動しても、その変動幅は従来に比べて小さくなり、しかも負荷変動が徐変となるため、電動モータ42aの負担を軽減して耐久性を向上することができる。また、シート本体10の上昇位置と下降位置との間での移動軌跡は、カムプレート47のカム面47aの形状により決められるため、円滑な移動軌跡を設定することができる。
【0024】
また、本実施の形態では、幅方向スライドベース41が進出位置から後退位置へ移動されたとき、ガイドローラ46がカムプレート47から上面が水平なガイドレール31a上に乗り移る構成としている。したがって、幅方向スライドベース41が後退位置へ移動された状態では、該幅方向スライドベース41には移動方向に負荷が作用しないため、幅方向スライド用の電動モータ42aに負荷を掛けない状態でシート本体10を上昇位置に保持することができる。
また、シート本体10は補助スライド機構50によって車室外側へ移動後、下降する構成であるので、車室外側への移動距離を大きく設定することができる結果、より路面に近い高さまでシート本体10を下降することができ、この点でも着座者の当該シート本体10と例えば車椅子との間の乗り移り動作をより楽に行うことができるようになる。
【0025】
次に、本発明の第2の実施形態を図12〜図15に基づいて説明する。この第2の実施形態は、シート本体10を昇降させるための昇降機構48に関する変更例であり、その他の機構については、前述した第1の実施形態と同様に構成される。この実施形態では、回転ベース31に定位置で回転可能に取り付けられた第1ローラ61と、該第1ローラ61から所定間隔を置いた位置に配置されるとともに回転ベース31に上下方向に回動可能に取り付けられたアーム63を介して格納位置(図13の実線位置)と昇降案内位置(図13の二点鎖線)との間で変位可能な第2ローラ62とによって、昇降案内部材を構成している。
図14および図15に示すように、第1ローラ61と第2ローラ62は、平行に配置された対向する二枚のアーム(プレート)63間の端部に取り付けられており、回転ベース31に形成された切欠部31cに配置された状態で、第1ローラ61のローラ軸61aが回転ベース31に形成された支持部31bに回動可能に支持されている。したがって、アーム63は第1ローラ61の回転中心を支点として上下方向に回動可能とされ、これにより第2ローラ62が格納位置と昇降案内位置との間で変位される。
ローラ軸61a回りには、トーションスプリング64が配置されるとともに、該スプリング64の一端がアーム63に掛止され、他端が回転ベース31側に掛止されている。これにより、第2ローラ62は常には格納位置に保持されている。また、アーム63の第2ローラ62側の端部には、該アーム63が下方へ回動したときに、回転ベース31の上面に当接することでアーム63の下方への回動を規制するストッパ63aが形成されている。
【0026】
四節リンク機構44のロアリンクアーム44bは、幅方向スライドベース41が後退位置にあるときは、第1ローラ61上に乗っている。したがって、幅方向スライドベース41が進出位置に向かって移動するときは、第1ローラ61で支えられた状態での移動となる。そして、移動途中において、ロアリンクアーム44bの回動中心が第1ローラ61に接近するに伴い該ロアリンクアーム44bが徐々に下方へ回動されるように、該ロアリンクアーム44bの基部側(回動中心側)の形状(ローラ61,62との接触面側の形状)が、図示の如く緩やかに曲がる湾曲形状に形成されている。
【0027】
上記のように構成された第2の実施形態では、幅方向スライドベース41が後退位置から進出位置に向かって移動されると、四節リンク機構44のロアリンクアーム44bが第1ローラ61上を移動する。このとき、第2ローラ62は第1ローラ61に対してロアリンクアーム44bの移動方向前側(シート前方側)に位置している。したがって、ロアリンクアーム44bは第1ローラ61で支えられた状態で第2ローラ62の上方を移動する。そして、ロアリンクアーム44bは湾曲部が第1ローラ61上にさしかかると、その湾曲形状に沿って徐々に下方へ回動する。このロアリンクアーム44bの回動に伴い第2ローラ62が該ロアリンクアーム44bによって下向きに押されるため、該第2ローラ62と共にアーム63がトーションスプリング64に抗して下方へ回動される。そして、ストッパ63aが回転ベース31の上面に当接することで停止する。すなわち、第2ローラ62は、幅方向スライドベース41が後退位置にあるときは、トーションスプリング64により格納位置に保持されているが、幅方向スライドベース41が後退位置から進出位置に向かって移動したときは、その移動途中でロアリンクアーム44bを介してシート本体10側の荷重を受けるとことによって昇降案内位置へ変位される。
第2ローラ62が昇降案内位置へ変位後、ロアリンクアーム44bが第1ローラ61から第2ローラ62上に乗り替わる(第1ローラ61から離れる)。これにより、ロアリンクアーム44bの支持が第1ローラ61による支持状態から第2ローラ62による支持状態へと切り替わる。その後、ロアリンクアーム44bは第2ローラ62で支えられた状態でさらに下方へ回動されることになり、かくして、シート本体10は上昇位置(図13のA位置)から中間位置(図13のB位置)を経て下降位置(図13のC位置)へと変位される。
この状態では、第1の実施形態と同様に、シート本体10が車両室外側へ十分な距離だけ移動し、かつ路面に近い高さまで下降されているので、着座者は例えばシート本体10に横付けした車椅子へ楽に乗り移ることができる。
なお、幅方向スライドベース41を進出位置から後退位置へ移動させると、シート本体10は上記と逆の動作により下降位置から上昇位置へ復帰される。
【0028】
このように、第2の実施形態によれば、シート本体10が上昇位置と下降位置との間で移動するとき、ロアリンクアーム44bを上昇位置側では第1ローラ61によって支持し、下降位置側では第2ローラ62によって支持することができる。これにより、図16に示した従来構造、すなわちロアリンクアーム104bを定位置に設置された単一の昇降ガイドピン106によって案内するものに比べて、ロアリンクアーム104bの回動中心から該ロアリンクアーム104bの支点を遠ざけることができるめ、幅方向スライドベース41を移動させる電動モータ42aの負荷を軽減することができる。
また、ロアリンクアーム104bの回動中心から遠い位置で第2ローラ62によりリンク機構44を上下方向に回動するように案内できるため、第1の実施形態の場合と同様に、必要とするシート本体10のリフト量を容易に設定することが可能となる。また、図13に示すように、シート本体10が下降位置に達した時点でのロアリンクアーム44bの回動中心Qから第2ローラ62による支点Pまでの距離Lを、該ロアリンクアーム104bに大きな湾曲部を形成することなく長く設定できるため、四節リンク機構44をシート本体10の下面に配置しても該シート本体10のヒップポイントHPを低く抑えることが可能となる。
なお、第2の実施形態の場合、ロアリンクアーム44bが第1ローラ61と第2ローラ62との間で乗り替わるとき、すなわち、ロアリンクアーム44bの支点が切り替わるときに電動モータ42aに対する負荷が急変する可能性がある。この点、前述した第1の実施形態では、カムプレート47上をガイドローラ46が転動することでロアリンクアーム44bの支点が順次移動する構成、すなわちロアリンクアーム44bの回動中心から支点までの距離が一定に保持される構成のため、上記した電動モータ42aに対する負荷の急変といった問題がなく、電動モータ42aを保護する上で有効となる。
【0029】
なお、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更してもよい。
例えば、車両用シート1が助手席に適用された場合で説明したが、適用箇所は助手席に限られるものではない。また、シート本体10が、前後移動機構20によって前後方向に移動する構成、補助スライド機構50によって車幅方向に水平移動する構成のうちの、いずれか一方または双方を有しない態様で実施してもよい。また、第1および第2の実施形態では、カムプレート47、第2ローラ62の格納位置への復帰を、シート本体10が下降位置から上昇位置へ移動するときに行うとしたが、これに限らず、例えばシート本体10が上昇位置に移動後、車両正面向き位置に向かって回転するときの回転初期段階で復帰するように構成してもよい。
また、本発明でいうシート昇降アームは、四節リンク機構44に限定されない。また、第1の実施形態では、ガイドローラ46をロアリンクアーム44bに設けたが、アッパリンクアーム44aに設けてもよい。また、第2の実施形態では、第1ローラ61および第2ローラ62によってロアリンクアーム44bに案内する構成としたが、アッパリンクアーム44aを案内する構成としてもよい。
第1の実施形態におけるカムプレート47を格納位置に保持する付勢手段および第2の実施形態における第2ローラ62を格納位置に保持する付勢手段は、トーションスプリング47b,64に限定しない。
【0030】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、車両用シートにおいて、シート本体の十分なリフト量を確保した上で該シート本体のヒップポイントを低く設定することが可能となり、車両用シートの特に高さ方向についてコンパクト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る車両用シートの動きを示す図であって、車両の平面図である。
【図2】車両用シートの後面図であり、図1の矢印(2)方向から見た示す図である。本図は、シート本体がドア開口部側に向けられた状態を示している。
【図3】車両用シートの後面図であり、シート本体が補助スライド機構により車室外側へ移動した状態を示している。
【図4】車両用シートの後面図であり、シート本体が幅方向スライド機構により室外側に移動し、これとともに路面に近い高さまで下降した状態を示している。
【図5】幅方向スライドベースのスライド構造の概略を説明する側方から見た図である。
【図6】同じく後方から見た図である。
【図7】シート本体の昇降機構を説明する図である。
【図8】昇降機構の作動態様を説明する図である。
【図9】図7の(9)部の詳細図である。
【図10】シート支持台のスライド構造の概略を説明する側方から見た図である。
【図11】シート支持台のスライド構造を図10において矢印(11)方向から見た図である。
【図12】第2の実施形態に係る昇降機構を説明する図である。
【図13】同じく昇降機構の作動態様を説明する図である。
【図14】同じく昇降機構の平面図である。
【図15】図14の矢印(15)方向から見た図である。
【図16】従来の昇降装置を説明する図である。
【符号の説明】
1…車両用シート
10…シート本体
20…前後移動機構
30…回転機構
40…昇降装置
41…幅方向スライドベース
44…四節リンク機構
44b…ロアリンクアーム(シート昇降アーム)
46…ガイドローラ
47…カムプレート(昇降案内部材)
50…補助スライド機構
61…第1ローラ(昇降案内部材)
61a…ローラ軸
62…第2ローラ(昇降案内部材)
63…アーム
F…車両のフロア
K…ドア開口部

Claims (4)

  1. シート本体と、車両フロア側に水平回転可能に設けられ、前記シート本体を車両正面向きの位置とドア開口部に向いた位置との間で水平回転させるための回転ベースと、該回転ベース上において後退位置と進出位置との間で水平方向に移動可能に設けられたスライドベースと、一端側で前記シート本体を支持し、他端側が前記スライドベースに上下方向に回動可能に取り付けられたシート昇降アームとを備えており、前記シート本体がドア開口部に向いた位置で、前記スライドベースが後端位置と進出位置との間で移動することにより、前記シート昇降アームが上下方向に回動して前記シート本体が上昇位置と下降位置との間で移動するように構成された車両用シートであって、
    前記回転ベースに上方の格納位置と下方の昇降案内位置との間を回動可能に設けられた昇降案内部材を備え、
    前記昇降案内部材は、前記シート本体が前記上昇位置でかつ前記ドア開口部に向いた位置と前記車両正面向きの位置との間にあるときは、前記格納位置へ回動され、前記シート本体が少なくとも上昇位置と下降位置との間で移動されるときは、前記昇降案内位置へ回動されて、前記シート昇降アームを下方から受けることにより該シート昇降アームを上下方向に回動するように案内する構成としたことを特徴とする車両用シート。
  2. 請求項1に記載の車両用シートであって、前記昇降案内部材は、格納用のスプリングにより常に格納位置に向かって付勢されており、前記シート昇降アームを介して前記シート本体側の荷重が作用したときに昇降案内位置へ変位される構成であることを特徴とする車両用シート。
  3. 請求項1または2に記載の車両用シートであって、前記昇降案内部材は、一端が前記回転ベースに上下方向に回動可能に取り付けられて前記格納位置と前記昇降案内位置との間で変位可能とされたカムプレートによって構成されており、該カムプレート上を前記シート昇降アームに設けたローラが転動する構成としたことを特徴とする車両用シート。
  4. 請求項1または2に記載の車両用シートであって、前記昇降案内部材は、前記回転ベースに定位置で回転可能に取り付けられた第1ローラと、該第1ローラから所定間隔を置いた位置に配置されるとともに前記回転ベースに上下方向に回動可能に取り付けられたアームを介して前記格納位置と前記昇降案内位置との間で変位可能な第2ローラとから構成されており、前記シート昇降アームは、前記スライドベースが後退位置と進出位置との間で移動するとき、前記第1ローラまたは第2ローラに支持されており、移動の途中で一方のローラに支持されている状態から他方のローラに支持されている状態に切り替わる構成としたことを特徴とする車両用シート。
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