JP3756063B2 - 薬剤散布制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は薬剤散布制御装置に係わり、特に設置場所を選ばず、簡単な操作で車速に連動した自動薬剤散布が可能であり、散布作業以外での利用をも配慮した薬剤散布制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、図4に示すようなブームスプレーヤ10が知られている。ブームスプレーヤ10の座席1後部には薬剤タンク3が搭載され、走行部であるトラクタ5の前端にはブーム7が水平に張り出し可能なようになっている。ブーム7にはノズル9を等間隔に備えたノズルパイプ11が並設されている。
【0003】
そして、図示しない薬液ポンプにより薬剤タンク3より吸引された薬液は圧送され、ノズル9より噴霧される。薬剤タンク3、ブーム7及びノズル9は散布装置を構成している。
【0004】
ブームスプレーヤ10の運転速度は薬剤の散布作業中変動するが、この速度変動に関わらず、ノズル9からは薬剤が作物に均等に散布されることが望ましい。このため、従来は、各作業者の実際の散布行為に基づき、運転速度と散布量等が実測され、取得した複数のデータを各作業者が自ら散布制御用コンピュータ(図示せず)に初期設定することで自動化を図ることが行われていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の散布制御用コンピュータは、ディスプレイが大型で、かつ防水に配慮された構造にはなっていないため、取り付け場所がトラクタ等の大型のキャビン室内等に限定されていた。また、取り付け難く作業の邪魔になっていた。
【0006】
更に、上述のように、使用するトラクタ・散布装置とのゼロ点合わせ(キャリブレーション)が必要で、かつ設定項目が多く非常に煩わしく使い難かった。この点、使用に際してはかかる初期設定が必要なため、散布制御用コンピュータに関するある程度の操作知識が無いと最初から簡単に散布作業を行うことはできなかった。
【0007】
更に、散布装置を取り外してもディスプレイ部の操作手順は取り外し前と同じであり、速度表示を選択するにはその都度キーボード操作が必要で煩わしかった。また、散布以外の作業機の使用時、速度表示のみを行うことが望ましいが、従来の散布制御用コンピュータでは圧力、流量等の必要の無い機能も表示されていた。
【0008】
このため、速度表示の項目を探すことが煩わしかった。そして、これら圧力、流量等の散布作業に関する情報は接続端子が開放されている関係から情報が入力されずエラー表示となっていた。
【0009】
本発明はこのような従来の課題に鑑みてなされたもので、設置場所を選ばず、簡単な操作で車速に連動した自動薬剤散布が可能であり、散布作業以外での利用をも配慮した薬剤散布制御装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
このため本発明は、走行手段(5)と、該走行手段(5)に搭載された薬剤タンク(3)と、該薬剤タンク(3)に貯留された薬剤を吐出する吐出手段(9)と、前記走行手段(5)の速度又は該走行手段(5)に搭載されたエンジン(77)の回転数を検出する速度等検出手段(91)と、前記吐出手段(9)で薬剤を吐出する吐出圧力と前記速度等検出手段(91)で検出される速度等との関係を定めた演算式と、前記速度等検出手段(91)で検出される速度等から該演算式に基づき前記吐出手段(9)で吐出される薬剤の吐出圧を算出する吐出圧算出手段と、該吐出圧算出手段で算出された圧力値に基づき前記吐出手段(9)で吐出される薬剤の吐出圧力又は前記吐出手段(9)に用いられるポンプ(39)の回転数を制御する制御手段(61)とを備えて構成した。
【0011】
速度等検出手段(91)では、走行手段(5)の速度を検出する。走行手段(5)の速度は、音速等により速度を直接検出してもよいし、エンジン(77)の回転数から間接的に検出するようにしてもよい。
【0012】
演算式は、薬剤の吐出圧力と速度との関係を定めるが、この演算式はエンジン(77)動力の回転数検出点如何、速度の検出に利用される歯車の歯数、吐出手段(9)に用いられるノズルの仕様等により異なる係数となる。
【0013】
速度等検出手段(91)で検出される速度等からこの演算式に基づき薬剤の吐出圧を算出する。そして、制御手段(61)では、吐出手段(9)の吐出圧が算出された圧力値となるように制御する。
【0014】
但し、制御手段では、算出された圧力値から吐出手段(9)に用いられるポンプ(39)の回転数をテーブル若しくは演算により算出し、この回転数を制御するようにしてもよい。
【0015】
以上により、薬剤の吐出圧力と速度との関係を定める演算式は、最初から工場段階で一様に定められているため、キャリブレーション等の初期設定作業が全く必要なく、誰でも簡単に散布作業が出来る。
【0016】
また、本発明は、前記薬剤の種類を選択可能な薬剤選択手段(101)を備え、前記演算式は、前記薬剤の種類に応じて複数個用意され、前記薬剤選択手段(101)により薬剤の種類を選択することで使用される演算式が自動選択されることを特徴とする。
【0017】
薬剤の種類は、例えば25L/10アールと100L/10アールの薬剤である。
【0018】
更に、本発明は、前記吐出圧算出手段で算出される吐出圧の0次項の数値を増加又は減少可能な増減手段(105)を備えて構成した。
【0019】
工場における設計段階における散布量と使用時の散布量がずれた場合には、このずれ分を増減手段(105)により簡単に修正可能である。
【0020】
更に、本発明は、前記速度等検出手段(91)で検出された速度等を前記走行手段(5)の実走行速度に換算する速度換算手段と、副変速により高速又は低速の切り替えが可能な副変速切替手段と、該副変速切替手段による切り替えを検出する副変速切替検出手段(123)と、該副変速切替検出手段(123)で低速への切り替えが検出されたとき前記速度換算手段で換算された実走行速度にはスリップ率が乗算されるスリップ率乗算手段と、該スリップ率乗算手段で算出された速度が表示されるデータ表示手段(97)とを備えて構成した。
【0021】
走行手段(5)の速度を、エンジン(77)の回転数から間接的に検出する場合である。水田等を走行する際には、実際の車輪の回転に対し車輪がスリップする。このスリップ率は走行手段(5)の質量、車輪、圃場等により決まる係数であり、開発時等に実測して決定される。
【0022】
以上により、特別なセンサを別途配設することなく実走行速度を表示できる。このため、散布や耕作等の作業の際の作業目安になる。
【0023】
更に、本発明は、電源投入時には手動モードが選択され、該手動モードでは、前記吐出圧算出手段及び/又は前記制御手段(61)による処理は行われないことを特徴とする。
【0024】
自動モードでは、速度に連動して散布が可能である。しかしながら、起動当初、吐出手段(9)を形成する管路内の吐出圧が所定の圧力値になり、かつこの管路内に十分な薬液が充填されるまでには時間を要する。このため、直ちに自動モードで運転せずに手動モードにて起動させる。
【0025】
更に、本発明は、前記吐出手段(9)より吐出される薬剤の流量を検出する流量検出手段(51)と、該流量検出手段(51)で検出された流量が表示されるデータ表示手段(97)とを備えて構成した。
【0026】
更に、本発明は、前記流量検出手段(51)で検出された前記薬剤の流量を積算する流量積算手段と、該流量積算手段で積算された合計流量が表示されるデータ表示手段(97)とを備えて構成した。
【0027】
更に、本発明は、前記データ表示手段(97)により、前記吐出圧、前記流量、前記合計流量、前記速度、前記吐出手段(9)を構成するノズル仕様の内から選択された複数のモードが表示可能とされ、前記データ表示手段(97)により各モード表示を切り換えるモード切り替え手段(101)を備え、該モード切り替え手段(101)により前記吐出圧、前記流量、前記合計流量、前記ノズル仕様、前記速度の順に輪番にモード切り換えされることを特徴とする。
【0028】
起動時には、データ表示手段(97)には吐出圧が表示され、給水等の作業に直ちに取りかかることができる。その後、モード切り替え手段(101)により流量、合計流量、ノズル仕様、速度の順に輪番にモード切り換え可能である。
【0029】
ノズル仕様は、例えば25L、100Lである。この順は、使用頻度、使用手順に合わせて決めているので、使い易い。なお、ノズル仕様は隠しモードとし、特定のスイッチにより表示可能としてもよい。
【0030】
更に、本発明は、前記薬剤タンク(3)及び/又は前記吐出手段(9)を前記走行手段(5)より取り外したとき、車速を表示する速度モードに強制的に切り替える速度モード強制設定手段を備えて構成した。
【0031】
防除装置である薬剤タンク(3)や吐出手段(9)を取り外し、他の作業機を使う場合は、車速を表示する速度モードに強制的に切り替えることとする。速度モードに強制的に切り替える手法としては、例えば防除装置の配線を外す際に走行速度のみを表示するように切り替えたり、取り外しを検知可能なリミットスイッチを配設する。
【0032】
以上により、他の作業機の参考速度として使え、有効活用出来る。散布以外の作業機の使用時、必要の無い機能が表示され煩わしい等ということはなくなる。
【0033】
更に、本発明は、前記速度モード強制設定手段は、前記吐出圧の上限を検出する吐出圧上限スイッチ(67)と、前記吐出圧の下限を検出する吐出圧下限スイッチ(69)と、該吐出圧下限スイッチ(69)及び前記吐出圧上限スイッチ(67)による接点信号を前記制御手段(61)等に渡す接続手段(121)とを備え、該接続手段(121)による前記接点信号の接続が開放されたとき速度モードに切り替えられることを特徴とする。
【0034】
更に、本発明は、前記吐出圧算出手段、前記制御手段(61)、前記薬剤選択手段(101)、前記増減手段(105)、前記速度換算手段、前記スリップ率乗算手段、前記データ表示手段(97)、前記モード切り替え手段(101)及び前記速度モード強制設定手段の内のいずれか少なくとも一つがコントローラユニットに内蔵されたことを特徴とする。
【0035】
コントローラユニットに内蔵された各手段は、マイクロコンピュータで制御可能である。また、最低限の機能を表示する小型のコントローラとして取り付けやすくすることができる。小型に構成できるため、防水機能も簡単に持たせることができる。このため、小型のキャビン無しのトラクタにも取り付け可能である。
【0036】
更に、本発明は、前記コントローラユニット(33)にはディスプレイ(97)及び表示灯(99)を備え、該ディスプレイ(97)にはデータが数値表示されると共に、前記モード切り替え手段(101)により選択されたモードが前記表示灯(99)に点灯されることを特徴とする。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について説明する。本発明の実施形態であるブームスプレーヤ30の平面構成図を図1に示す。なお、図4と同一要素のものについては同一符号を付して説明は省略する。
【0038】
図1において、ハンドル31の右前方にはコントローラ33が配設されている。また、座席1の右側部に位置する薬剤タンク3前部には凹部4が形成され、この凹部4には後述する分水器47、電動調圧弁61等が取り付けられている。
【0039】
図2にブームスプレーヤ30の配管系統図を示す。図2において、薬剤タンク3上部の投入口34には水濾し網35が配設され、かつ底部には攪拌用の噴流ノズル37が配設されている。
【0040】
なお、噴流ノズル37に代えて、機械式のプロペラ式攪拌機が配設されてもよい。また、噴流ノズル37は図2では2つ配設されているが、これは薬剤タンク3の大きさと形状及び噴流ノズル37の能力により定められるもので1つでも良い。
【0041】
薬剤タンク3に貯留された薬剤は、ポンプ39により吸引されるようになっている。そして、このポンプ39と薬剤タンク3の間には、吸水コック41と薬剤を濾過するためのストレーナ43が設けられている。
【0042】
ポンプ39の出口には、ポンプ39の脈動を吸収するためのチャンバ45が設けられ、その先には分水器47が設けられている。
【0043】
分水器47とノズル9の間には、吐出ストレーナ49、流量センサ51、分水器53が設けられ、分水器53にはノズル9の圧力を感知する圧力センサ55、各ノズル9の開閉をするための散布コック57が設けられている。
【0044】
ノズル9は、右ノズル群59A、中ノズル群59B、左ノズル群59Cの三群に分割されている。但し、かかるノズル群の分割方法は、作業の形態によって使い易いように右ノズル群59A、左ノズル群59Cを更に分割して5分割等としてもよいし、更にはスライドブームのように各ノズル9に散布コックを設けてもよい。
【0045】
また、分水器47には、ノズル9の圧力を調整するための電動調圧弁61が設けられている。そして、この電動調圧弁61は、ノズル9の設定圧力が設定値を超えようとした場合は弁が押し上げられ余水が管路63を通り薬剤タンク3に戻るように設定されている。
【0046】
電動調圧弁61は、調圧弁の弁棒65がモータ67により上下し、弁棒65が最も下がった状態(図の左側)で圧力が最も高くなるように構成されている。一方、弁棒65が最も上昇(図の右側)した状態では圧力が最も低い状態(ここでは0MPa)となる様に設定されている。
【0047】
更に、電動調圧弁61には、圧力の上限を検出するためのリミットスイッチ69、圧力の下限を検出するためのリミットスイッチ71が設けられており、それ以上にモータ67が動かない様に設定されいる。
【0048】
分水器47にはコック73が接続され、その先にはジェットポンプ75が配設されている。このジェットポンプ75は、水源から薬剤タンク3に清水を補給するために使用される。
【0049】
また、トラクタ5に搭載されたエンジン77の動力は、クラッチ79、無断変速機81(以下、HSTという)、サブミッション83を介して車輪85に伝えられるようになっている。一方、エンジン77の動力は、PTO用ミッション87、PTOシャフト89を介してポンプ39を駆動するようになっている。
【0050】
HST81とサブミッション83の間には、速度検出センサ91が設けられ、エンジン速度が検出されるようになっている。しかしながら、速度検出センサ91の配設位置は、車軸93の回転速度を検出出来ればどこでも良く、その検出値から実際の速度を算出するプログラムをコントローラ33内部のCPUに入れて演算すれば良い。
【0051】
コントローラ33の表示部95の構成例を図3に示す。表示部95の上方には、圧力、瞬間流量、合計流量、速度、ノズルモード等のデータ情報が表示されるディスプレイ97が配設されている。ディスプレイ97の下には発光ダイオード99a、99b、99c、99dが配設され、現在選択中のモードが点灯表示されるようになっている。
【0052】
モードはモード切り替えスイッチ101により切り替えられるようになっている。リセットスイッチ103は、合計流量や設定値が初期値(合計流量は0)に戻されるようになっている。そして、この設定値は、増スイッチ105a、減スイッチ105bにより一部修正可能なようになっている。
【0053】
運転スイッチ107は、速度に連動してノズル9より薬剤を散布可能な自動モードと、速度に連動されない手動モードを切り替え可能なようになっている。発光ダイオード109には、その選択されたモードが表示され、識別可能なようになっている。また、電源スイッチ111により、電源の入り切りが可能である。
【0054】
次に、本発明の実施形態の動作を説明する。
まず、動作開始に際し、薬剤タンク3に10〜20L程度の呼び水を入れる。次に、ジェットポンプ75の吸水部76を水源に投入し、反対側を薬剤タンク3の水濾し網35にセットし、かつ加圧ホース74をコック73に接続する。更に、トラクタ5のエンジン77を始動し、図示しないPTOクラッチを入れポンプ
39を駆動する。
【0055】
次に、コントローラ33の電源スイッチ111を押して電源をONにする。このとき、コントローラ33の運転は手動モードに初期設定された状態で起動する。また、初期設定圧力は1MPaになっている。
【0056】
なお、ここでは、初期設定の圧力をこの散布装置で最も良く使用する1MPaに設定しているが、初期設定値はその散布装置で最も多く使われる値に設定しておけば良い。
【0057】
続いてコック73を開くと、ポンプ39の圧力水が加圧ホース74を通り、ジェットポンプ75に入る。そして、このとき生ずる負圧により水源から清水が汲み上げられ、水濾し網35で濾過されて薬剤タンク3に補給される。必要量の清水が薬剤タンク3に溜まったら、コック73を閉止し、ジェットポンプ75を水源から引き上げ接続口72から加圧ホース74を外し格納する。
【0058】
なお、補給水源が圃場にある場合は、ジェットポンプ75での補給はせずに、直接圃場に設置してある水源から水濾し網35に清水を補給する。
【0059】
次に、所要量の薬剤を希釈し、水濾し網35を通して薬剤タンク3に投入する。この状態で数分間攪拌運転を行う。薬剤タンク3から吸われた薬液は吸水コック41、ストレーナ43を通りポンプ39により加圧され、分水器47に入る。
【0060】
そして、一部は管路50を通り噴流ノズル37から薬剤タンク3内に噴出され攪拌される。また、一部の加圧水は電動調圧弁61を通って余水となり、管路63を通り薬剤タンク3に戻され、攪拌の補助となる。数分後、攪拌が完了したら、散布場所に移動する。
【0061】
散布場所では、まず、散布する薬剤の反当散布量(通常25Lまたは100L)に使用するノズルを切り替える。なお、ノズル9には2方切り替えノズル等を使用しており、ワンタッチでノズルを回転させることで、25Lまたは100Lのノズルに切り替えることが出来る(図示略)。ノズル9には、25Lまたは100Lに応じた穴径・散布パターン等が形成されている。
【0062】
次に、モード切り替えスイッチ101を操作しノズルモードを選定する。今、コントローラ33の電源スイッチ111を入れると手動モードとなり、ディスプレイ97には圧力値が表示される。
【0063】
このとき、圧力表示である旨の発光ダイオード99aが点灯する。この状態で、モード切り替えスイッチ101を一回押すと、モードが瞬間流量に代わり、発光ダイオード99bが点灯する。更に一回押すとモードが合計流量に代わり、発光ダイオード99cが点灯する。更に一回押すとモードがノズルモードに切り替わり、ディスプレイ97には25Lモードを意味する「25」が表示される。
【0064】
反当100Lを散布する場合は、増スイッチ105aを一回押すと「100」に表示が変わり、反当100Lノズルモードに変更される。更に増スイッチ105aを一回押すと、再び「25」が表示され、反当25Lノズルモードに戻る。同様に、減スイッチ105bを一回押しても「25」、「100」とノズルモードが順次、輪番に切り替わる。
【0065】
なお、かかるノズルモードの切り替え操作は、反当25L散布の場合が通常多いことを考慮して、電源起動時には25L手動モードが選択されるようにしている。このため、反当25L散布を選択する場合には、起動当初この散布モードの切り替え操作は不要である。
【0066】
また、ノズルモード表示時、識別用発光ダイオードを設けていない。これはノズルモードを設定するのは、一連の作業で一回のみであり、かつ表示値を見て操作することがないためである。また、ノズルモードは隠しモードとし、例えばモード切り替えスイッチ101と運転スイッチ107を同時に押した場合のみ表示するようにしてもよい。
【0067】
以上により、コントローラ33の表示部95の小型化を計ることができ、また、表示部95に識別用発光ダイオードやスイッチを数多く設けることによる見間違いや誤操作を防止することができる。
【0068】
次に、モード切り替えスイッチ101を操作し(ノズルモードの次に表示されるのが速度モードでその次は圧力に戻る)圧力モードに戻す。PTOクラッチを入れ、トラクタ5の図示しないスロットルを操作し、エンジン77を定格回転にする。このとき、ディスプレイ97には1.0が表示され圧力が1.0MPaに初期設定される。
【0069】
散布コック57を開き、図示しないHSTレバーを操作し、発進する。そして、散布作業を開始する。数秒散布走行し、速度が安定した所で運転スイッチ107を一回押して自動モードに変更する。この際、車軸93の回転速度に呼応した速度検出センサ91の入力パルスから、数1に示す演算がコントローラ33にて行われる。但し、数1は、25L/10アールのときの式である。
【0070】
【数1】
y=3.873*10−7*a2+5.504*10−4*a−0.2977
【0071】
ここで、y(MPa)は圧力、a(rpm)は検出軸92における回転速度である。検出軸92には平歯車94が設けられており、ここでは平歯車94の歯数は37である。
【0072】
各係数は、ノズル9の仕様、回転速度の検出地点、使用される歯車の歯数によって定まり、これらの条件が異なれば異なる値となる。
この数1に基づき、速度aに対応した設定圧力yになるように、圧力センサ55の信号に対応して電動調圧弁61が動作して調整される。
【0073】
実際、速度検出センサ91は検出軸92が1rpmの時37パルスの信号をコントローラ33に送ることになる。例えば、速度が1.94km/hの時、検出軸92は1195rpmであり、そのときの圧力が数1により0.91MPaとなる。そして、電動調圧弁61はその圧力になるまで圧力センサ55の信号をもとに圧力を上昇、下降させる。
【0074】
なお、ポンプ39の吐出圧力と、ポンプ39の回転数の関係を予めテーブル化し、コントローラ33に保存しておく。そして、数1で得られた圧力y(MPa)からテーブルよりポンプ39の回転数を算出し、ポンプ39の回転数を制御するようにしてもよい。
このときの速度Vは数2のように算出される。
【0075】
【数2】
V=a*1.807*0.9/1000
【0076】
ここで、0.9はこのトラクタ5の水田でのスリップ率10%に基づいて導入された係数で、実際の車輪85の回転に対する走行距離が9割で有ることを示している。
【0077】
例えば、数2にa=1195rpmを代入するとV=1.94km/hとなる。スリップ率はトラクタ5の質量、車輪85、圃場により決まる係数でコントローラ33の開発時に実測して決定される。
【0078】
以上のことから、HSTレバーの設定位置、エンジン77のスロットル位置にて車軸93の回転速度が変わると、同時に、検出軸92の回転速度も変わるのでその速度に合わせた散布圧力になるようにコントローラ33で制御される。この操作を繰り返して散布作業を行う。
【0079】
また、その圃場での散布終了後、切り換えスイッチ101を操作し、合計モードにして散布した薬剤の合計流量を表示させる。合計流量が設定値と異なっていた場合には、圧力表示モードに戻し増スイッチ105a又は減スイッチ105bを押すと圧力が増減され、数1の第3項(0.2977)の数値が増減されスリップ率の補正がされるようになっている。
【0080】
ここで補正された値はコントローラ33に記憶され、リセットスイッチ103を押して解除するか、コントローラ33のメモリー電源を切断しない限りは記憶保持され、次の散布からはより精度の高い散布作業が出来る。
【0081】
また、検出軸92の回転速度は最大が2600rpmに設定され、0から2600rpmまで無段階にHSTレバーの設定位置、エンジン77のスロットル位置にて車軸93の回転速度が変えられるようになっている。
【0082】
しかし、低速になり過ぎるとノズル9の圧力(吐出量)が小さくなり過ぎて霧にならない。一方、高速になり過ぎると圧力が高く成り過ぎ、散布霧のドリフトが多過ぎてしまう。
【0083】
また、ノズル9やホースの耐圧の限界等をも考慮し、適正散布速度を1.5〜3.5km/hに設定する。そして、この範囲を超えた場合はディスプレイ97を点滅表示とし、速度連動しないように設定されている。
【0084】
なお、100L散布モードでは同様に数3に基づき制御される。
但し、数3は、100L/10アールのときの式である。
【0085】
【数3】
y=1.218*10−6*a2+2.351*10−4*a−0.1269
【0086】
次に、防除作業を行わない場合について説明する。
このとき、薬剤タンク3及びこの薬剤タンク3と一体構成されたポンプ39、電動調圧弁61等をトラクタ5から取り外す。電動調圧弁61を取り外す際には、リミットスイッチ69、71も同時に取り外される。
【0087】
この際、接続部121でリミットスイッチ69、71の配線が外される。なお、コントローラ33、速度検出センサ91、分水器53、圧力センサ55、流量センサ51等は取り外さず付けた状態のままとなっている。
【0088】
接続部121でリミットスイッチ69、71の配線が外される際には、コントローラ33の圧力上限・下限の両信号が同時に切断され、回路が開かれた状態になる。
【0089】
即ち、リミットスイッチ69、71にはb接点端子を利用しているので、配線を外すと同時に、リミットスイッチ69、71の両方の接点が同時に導通された状態から開放された状態になる。この両接点の開放された状態は、防除作業を行わない状態であるので、コントローラ33は速度モードのみを表示することとする。このため、発光ダイオード99dのみを点灯する様に設定している。
【0090】
この状態で他の作業機を取り付けて作業する場合、コントローラ33の電源スイッチ111を入れると必ず、速度がディスプレイ97に表示され作業の参考になり、それに合わせてHSTレバー、エンジン77、スロットルレバーを操作し作業を円滑に進めることが出来る。
【0091】
なお、リミットスイッチ69、71の両方の接点にa接点端子を用いた場合には、接続部121をショートさせる短絡具等を備えるようにしてもよい。
【0092】
次に、高速走行時における速度の算出方法について説明する。
副変速検出用のリミットスイッチ123を設け、リミットスイッチ123がON(高速)の時は速度の計算式が数4になるように設定されている。
【0093】
【数4】
V=a*5.363/1000
【0094】
数4ではスリップ率の0.9を掛けていないが、これは高速走行時は、圃場の中を走るのではなく、畦道等の比較的スリップ率の小さな所で使用するためで、この値も使用条件に合わせて変更すれば良い。
【0095】
なお、本発明の実施形態であるブームスプレーヤ30の薬剤散布制御装置は電動調圧弁61により、ノズル9の圧力を制御しているが、調圧弁を固定し安全弁として使い、調圧弁とノズル9の間にサーボモータ等を利用したバルブを設けて余水を薬剤タンク3に戻すようにコントローラ33で制御してもよい。
【0096】
また、この薬剤散布制御装置では、右ノズル群59A、中ノズル群59B、左ノズル群59Cのいずれかの散布コック57を操作して停止し、散布幅を変えても設定した反当り散布量になるように圧力が同様に調整される。
【0097】
更に、速度検出センサ91の取付部に37枚の歯車を使用しているが、この歯数を変更して同じ速度で同一パルスとなるようにして数1〜数4をそのまま用いてこの薬剤散布制御装置を他のトラクタにそのまま用いることが出来る。
【0098】
また、数1〜数4以外に、この数1〜数4に相当する他のトラクタ用の式を入れておき、コントローラ33内部に切り換えスイッチ等を設けるようにしてもよい。
【0099】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、演算式に基づき速度等検出手段(91)で検出される速度から薬剤の吐出圧力を算出し、散布量を制御するよう構成したので、キャリブレーション等の初期設定作業が全く必要なく、誰でも簡単に散布作業が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態であるブームスプレーヤの平面構成図
【図2】 ブームスプレーヤの配管系統図
【図3】 コントローラの表示部の構成例
【図4】 従来のブームスプレーヤの平面構成図
【符号の説明】
1 座席
3 薬剤タンク
5 トラクタ
7 ブーム
9 ノズル
10、30 ブームスプレーヤ
33 コントローラ
39 ポンプ
51 流量センサ
55 圧力センサ
61 電動調圧弁
65 弁棒
67 モータ
69、71、123 リミットスイッチ
77 エンジン
91 速度検出センサ
92 検出軸
94 平歯車
97 ディスプレイ
99a、99b、99c、99d、109 発光ダイオード
101 モード切り換えスイッチ
105a 増スイッチ
105b 減スイッチ
107 運転スイッチ
121 接続部

Claims (7)

  1. 走行手段(5)と、
    該走行手段(5)に搭載された薬剤タンク(3)と、
    該薬剤タンク(3)に貯留された薬剤を吐出する吐出手段(9)と、
    前記走行手段(5)の速度を検出する速度等検出手段(91)と、
    前記吐出手段(9)で薬剤を吐出する吐出圧力と前記速度等検出手段(91)で検出される前記走行手段(5)の速度との関係を定めた演算式と、
    前記速度等検出手段(91)で検出される前記走行手段(5)の速度から該演算式に基づき前記吐出手段(9)で吐出される薬剤の吐出圧を算出する吐出圧算出手段と、
    該吐出圧算出手段で算出された圧力値に基づき前記吐出手段(9)で吐出される薬剤の吐出圧力又は前記吐出手段(9)に用いられるポンプ(39)の回転数を制御する制御手段(61)と
    前記吐出手段(9)より吐出される薬剤の流量を検出する流量検出手段(51)と、
    前記流量検出手段(51)で検出された前記薬剤の流量を積算する流量積算手段と、
    前記吐出圧、前記流量、前記合計流量、前記速度、前記吐出手段(9)を構成するノズル仕様の内から選択された複数のモードが表示可能とされるデータ表示手段(97)と、
    前記データ表示手段(97)による各モード表示を切り換えるモード切り替え手段(101)を備え、
    該モード切り替え手段(101)により前記吐出圧、前記流量、前記合計流量、前記ノズル仕様、前記速度の順に輪番にモード切り換えされ、
    前記薬剤タンク(3)及び/又は前記吐出手段(9)を前記走行手段(5)より取り外したとき、前記速度を表示する速度モードに強制的に切り替える速度モード強制設定手段を備えたことを特徴とする薬剤散布制御装置。
  2. 前記速度モード強制設定手段は、前記吐出圧の上限を検出する吐出圧上限スイッチ(67)と、
    前記吐出圧の下限を検出する吐出圧下限スイッチ(69)と、
    該吐出圧下限スイッチ(69)及び前記吐出圧上限スイッチ(67)による接点信号を前記制御手段(61)等に渡す接続手段(121)とを備え、
    該接続手段(121)による前記接点信号の接続が開放されたとき速度モードに切り替えられることを特徴とする請求項記載の薬剤散布制御装置。
  3. 前記ノズル仕様を表示するノズルモードにおいて、
    前記薬剤の反当散布量に応じ使用されるノズルの種類を選択可能なスイッチ(105a,105b)を備え、
    前記演算式は、前記薬剤の反当散布量に応じたノズルの種類に応じて複数個用意され、
    前記スイッチ(105a,105b)により薬剤の反当散布量に応じたノズルの種類を選択することで使用される演算式が自動選択されることを特徴とする請求項1又は2記載の薬剤散布制御装置。
  4. 前記速度等検出手段(91)は、前記走行手段(5)の車軸(93)の回転速度を検出してこの検出値から前記走行手段(5)の前記速度を算出し、
    前記吐出圧算出手段で算出される吐出圧は、前記演算式において、前記速度等検出手段(91)が前記車軸(93)の回転速度を検出するための検出軸(92)の回転速度(a)の二次関数により算出され、該二次関数の0次項の数値を増加又は減少可能な増減手段(105)を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の薬剤散布制御装置。
  5. 電源投入時には手動モードが選択され、該手動モードでは、前記吐出圧算出手段及び/又は前記制御手段(61)による処理は行われないことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の薬剤散布制御装置。
  6. 前記吐出圧算出手段、前記制御手段(61)、前記薬剤選択手段(101)、前記増減手段(105)、前記速度換算手段、前記データ表示手段(97)、前 記モード切り替え手段(101)及び前記速度モード強制設定手段の内のいずれか少なくとも一つがコントローラユニット(33)に内蔵されたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の薬剤散布制御装置。
  7. 前記コントローラユニット(33)ディスプレイ(97)及び表示灯(99)を備え、
    該ディスプレイ(97)にはデータが数値表示されると共に、前記モード切り替え手段(101)により選択された現在選択中のモードが前記表示灯(99)に点灯表示されることを特徴とする請求項11記載の薬剤散布制御装置。
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