JP3756005B2 - 酸素センサ及び酸素センサの製造方法 - Google Patents

酸素センサ及び酸素センサの製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば内燃機関の排気ガスなど、被測定ガス中の酸素を検出するための酸素センサに関する。
【0002】
【従来の技術】
上記のようなヒータ付き酸素センサの一形態として、先端部が閉じた中空軸状をなし、それの内壁面に電極層を有する酸素検出素子を備えたものが知られている。このようなタイプのセンサは、酸素検出素子の中空部内に軸状のヒータが配置され、例えばエンジン始動直後など排気ガス温度が低いときに、固体電解質で構成された酸素検出素子をそのヒータで加熱・活性化させるようにしている。そして、その酸素検出素子からのセンサ出力は、素子の内外面に形成された電極層を介してリード線により取り出される。
【0003】
ところで、近年は自動車産業の隆盛に伴い酸素センサに対する需要も増え、かつ価格低下に対する要望も年々強まりつつある。酸素センサは、自動車用電装部品の中でも部品点数が多く、組立工程の簡略化を如何にして図るかが製造コスト削減の重要な鍵を握っている。そのためには、組立工程の自動化など生産設備側の技術改良も必要であるが、工数削減に有利なセンサ構造を工夫することも重要である。
【0004】
例えば、上記タイプの酸素センサにおいては、中空の酸素検出素子の内面に形成される内部電極層からの出力を、素子の中空部に嵌入される筒状の接続金具を介してリード線により取り出すようにしている。リード線は、接続金具の後方に配置されたセラミックセパレータを貫いて、ケーシング末端から外部に引き出される。
【0005】
【発明が解決しようする課題】
ところで、一般の多くの酸素センサにおいては、酸素検出素子を収容するケーシングの後端側(検出部と反対側)に、基準ガスとしての大気をケーシング内に導入するための気通部を有したカバー部材が組み付けられる。リード線は、カバー部材の後端開口部に嵌め込まれたシール用のゴムグロメットを貫いて引き出される。また、接続金具の端部に一端がつながる形で一体形成された引出し線部をセラミックセパレータ内に導き、コネクタを介してその引出し線部にリード線を接続するようにしている。
【0006】
ここで、カバー部材の内側にセラミックセパレータと接続金具とを予め組み付けておき、酸素検出素子が配置されたケーシングに後方側からカバー部材を差し込みつつ、検出素子の中空部への接続金具の押込・装着を同時に行う(すなわち、セパレータと接続金具とを一体化した形で検出素子に組み付ける)ことができれば、工数削減上有利である。しかしながら、従来の酸素センサでは接続金具は、長く延びる引出し線部により、セラミックセパレータの端面からかなり離れた位置において、いわばぶら下げられる形で組み付けられている。そのため、カバー部材とともにセラミックセパレータを酸素検出素子に対し接近させ、接続金具の素子の中空部内への嵌め込みを行おうとすると、細い引出し線部がセラミックセパレータと接続金具との間で挫屈して嵌め込みがうまく行えないばかりでなく、引出し線部の破断等のトラブルも引き起こしかねない。
【0007】
そのため、従来は、まず手作業により接続金具の酸素検出素子への嵌め込みを行い、セラミックセパレータを酸素検出素子の後方側にて指等で保持しながらカバー部材をその外側に静かに被せ、その後、カバー部材をケーシングに対し加締めや溶接等により接合して組み付けていた。しかしこれでは、接続金具の取付けを挟む前後の一連の工程が手作業中心にならざるを得ず、工数も増えるので能率の低下が甚しかった。
【0008】
本発明の課題は、セラミックセパレータと接続金具との酸素検出素子に対する一体組付けを容易に行うことができ、ひいては高能率な製造が可能な構造を有する酸素センサと、その構造を利用した酸素センサの製造方法とを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】
上記課題を解決するために、本発明の酸素センサは、
先端部が閉じた中空軸状をなし、その中空部の内外面に電極層を有する酸素検出素子と、
その酸素検出素子を収容するケーシングと、
そのケーシング内において酸素検出素子の後方側に配置され、該酸素検出素子の内面に形成された内部電極層と、同じく外面に形成された外部電極層とのそれぞれに電気的に導通するリード線を挿通するための複数のリード線挿通孔が軸線方向に貫通して形成されたセラミックセパレータとを備え、
酸素検出素子の中空部の開口端部内側には、内部電極層に導通する筒状の内部電極接続金具が挿入されるとともに、その内部電極接続金具の後端縁をセラミックセパレータの前端面に当接配置し、
酸素検出素子の中空部には軸状の発熱体が挿入され、
セラミックセパレータは、リード線挿通孔が、該セラミックセパレータの中心軸線を取り囲む形態で複数形成され、
また、セラミックセパレータの軸線方向前端側には、内径が発熱体の外径よりも大きく設定されてセラミックセパレータの前端面に開口し、底面がセラミックセパレータの軸方向中間部に位置するとともに、発熱体の後端部を収容する発熱体端部収容孔が、各リード線挿通孔に対し内側から重なりを生ずるように、該セラミックセパレータの中央部を切り欠いた形態で形成されており、
内部電極接続金具の後端は、セラミックセパレータの発熱体端部収容孔の開口側の端面において、隣接するリード線挿通孔の間に形成される隔壁部の端面に当接してなり、
筒状の内部電極接続金具には、その後端周縁から外向きに突出する形態でセパレータ受け部が形成されており、セラミックセパレータの隔壁部の端面は、そのセパレータ受け部に当接していることを特徴とする。
【0010】
この構造の採用により、以下の本発明の酸素センサの製造方法が実現される。すなわち、酸素検出素子の中空部開口側に内部電極接続金具を位置決めし、その状態でセラミックセパレータの前端面に該内部電極接続金具の後端縁を当接させつつセラミックセパレータと酸素検出素子とを軸線方向において相対的に接近させることにより、酸素検出素子の中空部に内部電極接続金具を嵌入させてこれを組み付ける。
【0011】
これによれば、セラミックセパレータの前端面に内部電極接続金具の後端縁を当接させているので、接続金具を検出素子に対し軸線方向に相対接近させてその外側に嵌め込む際に、例えば外部電極接続金具からリード線側に引出し線部が延びている場合にもその挫屈等が起こらない。その結果、セパレータを一体化した形での、酸素検出素子に対する内部電極接続金具の組付けを支障なく行うことができる。
【0012】
例えば、酸素検出素子を覆うケーシングの後端側にカバー部材を組み付ける場合、カバー部材の内側にセラミックセパレータと内部電極接続金具とを予め組み付けておき、酸素検出素子が配置されたケーシングに後方側からカバー部材を差し込みつつ、内部電極接続金具の検出素子の中空部への押込を同時に行う工程を問題なく行うことができる。このように、上記本発明の酸素センサの構造及び製造方法の採用により、酸素センサの大幅な組立工数の削減を図ることができ、ひいては酸素センサの製造能率の向上とコストダウンとが実現する。
【0013】
なお、上記酸素センサは、ケーシングの後方側においてこれと一体的に設けられ、ケーシング内に外気を導くための第一気体導入孔が形成された第一フィルタ保持部と、その第一フィルタ保持部の内側又は外側に設けられ、ケーシング内に外気を導くための第二気体導入孔が形成された第二フィルタ保持部と、それら第一及び第二フィルタ保持部の間において第一及び第二気体導入孔を塞ぐ形態で配置され、液体の透過は阻止し気体の透過は許容するフィルタとを備え、第一フィルタ保持部が、ケーシングとは別体の筒状体として該ケーシングに対し後方側から連結されるものとして構成できる。この場合、本発明の製造方法を以下のようにして実施できる。まず、ケーシングに組付ける前の状態で、第一フィルタ保持部の外側にフィルタ及び第二フィルタ保持部をこの順序で配置し、その状態で加締め部を形成することにより、第二フィルタ保持部及びフィルタを第一フィルタ保持部に組み付けてフィルタアセンブリとなす。そして、セラミックセパレータと内部電極接続金具とを予め組み付けておき、そのフィルタアセンブリの第一フィルタ保持部の内側に、ケーシングの後端部を該フィルタアセンブリの組付けのために挿入するとともに、その挿入に際して、内部電極接続金具の酸素検出素子の中空部への嵌入・組付けを同時に行うようにする。
【0014】
上記のセンサ構成の要旨は、フィルタを含む気通構造部をフィルタアセンブリとしてケーシングとは独立に構成し、これをケーシングに連結・一体化した構成を有する点にある。これにより、その製法上、次のような効果が達成される。
▲1▼フィルタアセンブリの組立てを、酸素検出素子などのケーシング内への組付けとは独立に行うことができるので、例えば検出素子のリード線が邪魔になったりせず、組立作業を極めて能率的に行うことができる。
▲2▼ケーシング内への部品の組付けと、フィルタアセンブリの組立てとを並行して行えるので、生産性が飛躍的に向上する。また、フィルタの組付け不良などが生じても、フィルタアセンブリの段階で不良が発見できれば、センサ完成品に該不良の影響は及ばず、部品等の無駄等が生じにくい。
▲3▼フィルタアセンブリのケーシングへの組付けと同時に、内部電極接続金具の酸素検出素子の中空部への篏入・組付けも同時に完了するので、極めて能率的である。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に示す実施例に基づき説明する。
図1は本発明のガスセンサの一実施例たる酸素センサの内部構造を示している。該酸素センサ1は、先端が閉じた中空軸状の固体電解質部材である酸素検出素子2と、発熱体3とを備える。酸素検出素子2は、ジルコニア等を主体とする酸素イオン伝導性固体電解質により中空に形成されている。また、この酸素検出素子2の外側には金属製のケーシング10が設けられている。
【0016】
ケーシング10は、酸素センサ1を排気管等の取付部に取り付けるためのねじ部9bを有する主体金具9、その主体金具9の一方の開口部に内側が連通するように結合された主筒14、該主筒14とは反対側から主体金具9に取り付けられたプロテクタ11等を備える。図2に示すように、酸素検出素子2の外面及び中空部2aの内面には、そのほぼ全面を覆うように、例えばPtあるいはPt合金により多孔質に形成された外部電極層2bと内部電極層2cとが設けられている。
【0017】
図1に戻り主体金具9の後方側の開口部には、前述の主筒14が絶縁体6との間にリング15を介して加締められ、この主筒14に筒状のフィルタアセンブリ16(カバー部材)が外側から嵌合・固定されている。このフィルタアセンブリ16の後端側開口部はゴム等で構成されたグロメット17で封止され、またこれに続いてさらに内方にセラミックセパレータ18が設けられている。そして、それらセラミックセパレータ18及びグロメット17を貫通するように、酸素検出素子2用のリード線20,21及び発熱体3用のリード線(図示していない)が配置されている。
【0018】
次に、図4に示すように、セラミックセパレータ18には、各リード線20,21を挿通するための複数のセパレータ側リード線挿通孔72が軸方向に貫通して形成されており、その軸方向中間位置には、外周面から突出する形態でフランジ状のセパレータ側支持部73が形成されている。そして、図3に示すように、該セラミックセパレータ18は、セパレータ側支持部73よりも前方側に位置する部分を主筒14の後端部内側に入り込ませた状態で、該セパレータ側支持部73において主筒14の後端面に当接するとともに、セパレータ側支持部73よりも後方側に位置する部分を主筒14の外側に突出させた状態で配置される。
【0019】
図1に戻り、酸素検出素子2用の一方のリード線20は、互いに一体に形成されたコネクタ23a、引出し線部23b金具本体23a及び発熱体把持部23dからなる内部電極接続金具23を経て前述の酸素検出素子2の内部電極層(以下、内部電極層という)2c(図2)と電気的に接続されている。一方、他方のリード線21は、互いに一体に形成されたコネクタ33a、引出し線部33b及び金具本体部33cとを有する外部電極接続金具33を経て、酸素検出素子2の外部電極層(以下、外部電極層という)2b(図2)と電気的に接続されている。酸素検出素子2は、その内側に配置された発熱体3で加熱することで活性化される。発熱体3は棒状のセラミックヒータであり、抵抗発熱線部(図示せず)を有する発熱部42(図2)がリード線19,22(図1)を経て通電されることにより、酸素検出素子2の先端部(検出部)を加熱する。
【0020】
図7に示すように、外部電極接続金具33は、筒状の金具本体部33cを有するとともに、前記した引出し線部33bの一端が周方向の1ケ所に接続する形で一体化されている。他方、その中心軸線を挟んで引出し線部33bの接続点と反対側には、軸線方向のスリット33eが形成されている。このような金具本体部33cの内側に、酸素検出素子2の後端部がこれを弾性的に押し広げる形で内側から挿入されている。具体的には、酸素検出素子2の外周面後端部には外部側出力取出部としての導電層2fが、周方向に沿って帯状に形成されている。外部電極層2bは、例えば無電解メッキ等により、酸素検出素子2の係合フランジ部2sよりも前端側の要部全面を覆うものとされている。他方、導電層2fは、例えば金属ペーストを用いたパターン形成・焼き付けにより形成されるもので、同様に形成される軸線方向の接続パターン層2dを介して外部電極層2bと電気的に接続されている。
【0021】
一方、内部電極接続金具23は、発熱体3の先端側に形成された発熱体把持部23dにおいて発熱体23を把持するとともに、金具本体23cにより酸素検出素子2の内面にこれを固定する役割を果たす。発熱体把持部23dは、発熱体3の周囲を包囲するC字状の横断面形状を有している。そして、発熱体3を未挿入の状態では該発熱体3の外径よりは少し小さい内径を有し、発熱体3の挿入にともない弾性的に拡径してその摩擦力により該発熱体3を把持する。
【0022】
また、金具本体23cは、左右両側の縁に鋸刃状の接触部23eがそれぞれ複数形成された板状部分を円筒状に曲げ加工することにより、発熱体3を包囲する形態で形成されている(すなわち、発熱体3が挿通される)。そして、図2に示すように、その外周面と酸素検出素子2の中空部2aの内壁面との間の摩擦力によって発熱体3を該中空部2aに対し軸線方向に位置決めする役割を果たすとともに、上記複数の接触部26aの各先端部において内部電極層2cと接触・導通するようになっている。
【0023】
次に、図3に示すように、フィルタアセンブリ16は、主筒14(ケーシング10)に対し後方外側からほぼ同軸的に連結される筒状形態をなすとともに、内部が主筒14の外部と連通し、かつ壁部に複数の気体導入孔52が形成された第一フィルタ保持部51を備える。そして、その第一フィルタ保持部51の外側には、上記気体導入孔52を塞ぐ筒状のフィルタ53が配置され、さらに、そのフィルタ53の外側には、壁部に1ないし複数の気体導入孔55が形成されるとともに、フィルタ53を第一フィルタ保持部51との間で挟み付けて保持する第二フィルタ保持部54が配置される。
【0024】
図6は、フィルタアセンブリ16の組立状態を示している。気体導入孔52及び気体導入孔55は、第一フィルタ保持部51及び第二フィルタ保持部54に対し、各軸方向中間部において互いに対応する位置関係で周方向に沿って所定の間隔で形成されており、フィルタ53は、第一フィルタ保持部51を周方向に取り囲むように配置されている。なお、フィルタ53は、例えばポリテトラフルオロエチレンの多孔質繊維構造体(商品名:例えばゴアテックス(ジャパンゴアテックス(株)))等による撥水性フィルタとして構成されている。
【0025】
また、第二フィルタ保持部54には、補助気体導入孔55の列を挟んでその軸方向両側に、フィルタ53を介して該第二フィルタ保持部54を第一フィルタ保持部51に対して結合する環状のフィルタ加締め部56,57(以下、単に加締め部56,57ともいう)が形成されており、第一フィルタ保持部51の外面とフィルタ53との間には隙間58が形成されている。他方、第一フィルタ保持部51は、自身の軸方向中間部に形成された段付き部60により、該段付き部60に関して軸方向前方側を第一部分61、同じく軸方向後方側を第二部分62として、該第二部分62が第一部分61よりも径小となるように構成されており、気体導入孔52はその第二部分62の壁部に形成されている。さらに、第二フィルタ保持部54は第一フィルタ保持部51の第一部分61の外径よりも小さい内径を有する。
【0026】
図3に戻り、第一フィルタ保持部51は、セラミックセパレータ18の突出部分を第二部分62の内側まで進入させてこれを覆うとともに、段付き部60においてセパレータ側支持部73に対し、主筒14とは反対側から金属弾性部材74(例えば、リング状の波形座金にて構成される)を介して当接するように配置される。他方、該第一フィルタ保持部51の先端側、すなわち第一部分61において主筒14(ケーシング10)に対し外側からこれに重なりを生じるように配置され、その重なり部には、第一フィルタ保持部51を主筒14に対し気密状態となるように連結するケーシング加締め部76が形成されている。
【0027】
第二フィルタ保持部54の外側には、筒状の防護カバー64がこれを覆うように設けられている。この防護カバー64は、第二フィルタ保存部54との間に気体滞留空間65を生じるように配置され、第一フィルタ保持部51に対し、加締め部66,67により接合されている。なお、図6に示すように、第一フィルタ保持部51の第一部分61の外周面には、上記防護カバー内への気体導入部となる溝部69が周方向に沿って所定の間隔で複数形成されている。
【0028】
図3に戻り、セラミックセパレータ18はセパレータ側支持部よりも前方側が主筒14(ケーシング10)の内側に入り込むように配置され、各リード線20,21等がセパレータ側リード線挿通孔72において軸方向に挿通される。一方、グロメット17は、第一フィルタ保持部51の後方側開口部に対しその内側に弾性的にはめ込まれ、各リード線20,21等を挿通するためのシール側リード線挿通孔91を有するとともに、それらリード線20,21等の外面と第一フィルタ保持部51の内面との間をシールする。
【0029】
セラミックセパレータ18の後端面は、軸方向において気体導入孔52よりも後方側に位置するとともに、グロメット17とセラミックセパレータ18との間には所定量の隙間98が形成されている。また、第一フィルタ保持部51の内周面とセラミックセパレータ18の外周面との間にも隙間92が形成されている。そして、気体導入孔52からの気体は該隙間92内に供給され、さらにセパレータ側リード線挿通孔72とリード線との間に形成された隙間Kを通ってケーシング10内に導かれる。
【0030】
図5(a)に示すように、セラミックセパレータ18には、4つのリード線挿通孔72が、該セラミックセパレータ18の中心軸線Oを中心とするピッチ円Cに沿って略90°間隔で形成されている。また、同図(c)及び(d)に示すように、セラミックセパレータ18の軸線方向前端側(図面では下端側)には、発熱体端部収容孔18aが軸線方向に形成されている。発熱体端部収容孔18aは、内径が発熱体3の外径よりも大きく設定されてセラミックセパレータ18の前端面に開口し、底面18eがセラミックセパレータ18の軸方向中間部に位置し、ここに発熱体3の後端部を収容する形となっている。これにより、センサ1の全長がが短くなり、センサ寸法のコンパクト化が実現されている。また、発熱体端部収容孔18aは、各リード線挿通孔72に対し内側から重なりを生ずるように、セラミックセパレータ18の中央部を切り欠いた形態で形成されている。また、隣接するリード線挿通孔72,72の間には、隔壁部18bが形成されている。
【0031】
そして、図5(e)及び図9に示すように、外部電極接続金具33の金具本体部33cの後端縁は、セラミックセパレータ18の発熱体端部収容孔18aの開口側の端面において、上記隔壁部18bの端面に当接している。また、内部電極接続金具23の金具本体部23cの後端縁は、外部電極接続金具33の金具本体部33cよりも内側にて、上記隔壁部18bの端面に当接している。
【0032】
図5(d)に示すように、発熱体3の後端部と、発熱体端部収容孔18aの内面との間には一定量の隙間hgが形成されるとともに、図1に示すように、発熱体3は酸素検出素子2の中空部2a内に傾けて配置されている。この傾斜配置状態は、内部電極接続金具23において、発熱体把持部23dと金具本体部23cとのくびれ形態の接続部23mを少し曲げて発熱体把持部23dを傾斜させることにより実現されている。これにより、図2に示すように、発熱体3は、その先端部に形成された発熱部42の近傍において、該発熱体3の中心軸線O1が酸素検出素子2の中空部2aの中心軸線O2に対して片側に寄る形で偏心し、発熱部42が発熱体3の内壁面に近づく形となっている(この実施例では、発熱部42が発熱体3の内壁面に対し、いわば横当り形態で当接している)。
【0033】
このような構造を採用することで、発熱部42で発生する熱の酸素検出素子2への熱伝達が促進され、例えば発熱部42が発熱体3の内壁面に当接する場合には、その接触点近傍の輻射熱も酸素検出素子2に効果的に作用して、酸素検出素子2を短時間で昇温させることができ、センサ活性化時間が短縮される。また発熱部42や酸素検出素子2の熱膨張が生じても、発熱部42の先端を酸素検出素子2の先端内面に当てる構造に比べて、その熱膨張の影響を受けにくい。言い換えれば、そのような横当て構造をとることにより、発熱体3や酸素検出素子42が熱履歴を受けても、両者の接触状態を良好に保ち易くなる。また、酸素センサ1の特性のばらつきも減少できる。
【0034】
なお、発熱体3の傾斜により、発熱部42側すなわち先端側が、酸素検出素子2の中空部の中心軸線に対し偏心するということは、図5(d)にやや誇張して描いているように、発熱体3の後端部が発熱体端部収容孔18a内において、これと逆向きに偏心することを意味する。従って、前記した隙間hgは、発熱体3の後端部の偏心を吸収する役割を果たしているということができる。このような隙間hgを過不足なく確保することで、発熱体3を酸素検出素子2内に組み付ける際に、発熱体3が発熱体端部収容孔18aの内縁と当接しにくくなり、ひいてはこれを支点とした強い曲げ力が作用しにくくなって、発熱体3の折損等を効果的に防止できるようになる。
【0035】
なお、上記隙間hgを十分な大きさで形成するには、図5(e)に示すように、発熱体端部収容孔18aの内面を形成する隔壁部18bと、発熱体3との間に十分な距離が形成されるよう、発熱体端部収容孔18aの半径方向における、隔壁部18bの突出量をある程度小さくしなければならない。そこで、筒状の内部電極接続金具23(の金具本体部33c)に、その後端周縁から外向きに突出する形態でセパレータ受け部23kを形成し、セラミックセパレータ18の隔壁部18bの端面を、そのセパレータ受け部23kに当接させる形とすれば、隔壁部18bの突出量が小さくとも、セラミックセパレータ18と内部電極接続金具23との当接状態を確実に得ることができる。
【0036】
図11に示すように、この実施例では、セパレータ受け部23kは、筒状の内部電極接続金具23(の金具本体部33c)の後端周縁から放射状に延びる複数の爪部として形成されている。セパレータ受け部23kをこのような爪部として構成すれば、金具本体部33cの後端開口部に、軸線方向の切れ目を周方向に沿って所定の間隔で形成し、切れ目の間に位置する舌状部を外向きに曲げることで、セパレータ受け部23kを形成する各爪部を簡単に形成できる。なお、これら爪部は、各隔壁部18bに対応した形で形成することで、セラミックセパレータ18と内部電極接続金具23との間に、より安定な当接状態を形成できる。
【0037】
なお、図13に示すように、筒状の内部電極接続金具23(の金具本体部33c)は、その軸線方向中間部に形成された周方向の段付き部23jにより後端部を拡径することができ、その拡径された後端部の端面においてセラミックセパレータ18の前端面に当接させる形とすることもできる。この場合、後端部の拡径のみでラミックセパレータ18の例えば隔壁部18bの前端面との当接状態を確保できるのであれば、セパレータ受け部23kを省略してもよい。ただし、この場合もセパレータ受け部23kを形成すれば、セラミックセパレータ18と内部電極接続金具23との当接状態をさらに安定化させることができる。
【0038】
さて、内部電極接続金具23(の金具本体部33c)の後端部に上記のようなセパレータ受け部23kを形成すると、セパレータ受け部23の突出方向先端と外部電極接続金具33の後端部内面との間の距離が縮まり、例えば組付けの際の位置ずれや金具の寸法ばらつきなどの影響により両者が接触して短絡等の不具合を生ずることが考えられる。そこで、図11に示すように、外部電極接続金具33(の金具本体部33c)の後端開口部を、内部電極接続金具23に形成されたセパレータ受け部23と干渉しない位置まで拡径する構成とすれば、上記のような短絡等の不具合を生じにくくすることができる。
【0039】
図11に示す例では、外部電極接続金具33の金具本体部33cの後端部を、軸線方向中間位置に形成された周方向の段付部33jにより拡径された拡径部33kとすることで、上記構成を実現している。この場合、金具本体部33cの段付部33jよりも前方側部分は、酸素検出素子2の後端部よりも少し小さい内径となるようにしておき、ここに酸素検出素子2を圧入・嵌合させるようにすればよい。
【0040】
他方、図12に示すように、金具本体部33c全体の内径寸法を酸素検出素子2よりも大きく形成しておき、例えば酸素検出素子2が嵌め込まれる前端部分の内面に把持突出部33tを形成し、その把持突出部33tにより酸素検出素子2を把持させるようにしてもよい(図10はその組立状態を示している)。把持突出部33tは金具本体部33cの内面周方向に沿って所定の間隔で複数形成することで、酸素検出素子2をより安定的に把持できる。なお、この実施例では、金具本体部33cにC字状の切れ目を形成し、その切れ目の内側に位置する舌状部分を内側に曲げ起こすことにより各把持突出部33tを形成しているが、金具本体部33cの外面をプレス加工等により凹ませ、対応する内面位置にダボ状の凸部を形成してこれを把持突出部としてもい。
【0041】
図1に戻り、主体金具9の前方側開口部には筒状のプロテクタ装着部9aが形成され、ここに、酸素検出素子2の先端側(検出部)を所定の空間を隔てて覆うようにキャップ状のプロテクタ11が装着されている。プロテクタ11には、排気ガスを透過させる複数のガス透過口12が貫通形態で形成されている。
【0042】
上記酸素センサ1においては、前述の通り外筒部材54のフィルタ53を介して基準ガスとしての大気が導入される一方、酸素検出素子2の外面にはプロテクタ11のガス透過口12を介して導入された排気ガスが接触し、該酸素検出素子2には、その内外面の酸素濃度差に応じて酸素濃淡電池起電力が生じる。そして、この酸素濃淡電池起電力を、排気ガス中の酸素濃度の検出信号として電極層2b,2c(図2)からリード線21,20を介して取り出すことにより、排気ガス中の酸素濃度を検出できる。
【0043】
以下、酸素センサ1の製造方法について説明する。まず、図8(a)に示すように、セラミックセパレータ18に金属弾性部材74を外挿する。一方、フィルタアセンブリ16は図6に示すように予め組み立てておき、その内側にセラミックセパレータ18、外部電極接続金具33、内部電極接続金具23、発熱体3及びグロメット17等を組み付ける。なお、リード線20,21等は両金具33,23のコネクタ33a,23aに接続するとともに、セラミックセパレータ18のセパレータ側リード線挿通孔72(図3)に通し、さらにフィルタ保持部51の後端側開口部に嵌め込まれたグロメット1を経て外側に延出した状態にしておく。他方、酸素検出素子2は主筒14内に予め組み付けておく。
【0044】
そして、発熱体3を先端側から酸素検出素子2内に挿入し、フィルタアセンブリ16の第一フィルタ保持部61を主筒14に被せ、セラミックセパレータ18を酸素検出素子2の後端部に向けて軸線方向に接近させる。これにより、外部電極接続金具33の金具本体部33cと、内部電極接続金具23の金具本体部23cとが、酸素検出素子2の開口部に位置決めされた形となる。そして、その状態でセラミックセパレータ18の前端面(図5の隔壁部18bの端面)に、外部電極接続金具33の金具本体部33cの後端縁と、内部電極接続金具23のセパレータ受け部23kとを当接させつつ、セラミックセパレータ18と酸素検出素子2に向けて軸線方向にさらに接近させる。
【0045】
これにより、図9に示すように、酸素検出素子2の後端部が金具本体部33cの内側に相対的に押し込まれるとともに、金具本体部23cは酸素検出素子2の内側に押し込まれる。このとき、各金具本体部33c,23cの後端縁はセラミックセパレータ18の端面に当接しているので、軸線方向の押込力による引出し線部33b,23bの挫屈といった不具合を生じることなく、スムーズな組立てが可能となっている。なお、図7に示すように、金具本体部33cの素子挿入側の開口部には、例えばその周方向に沿って外向きに開く挿入ガイド部33fを形成しておけば、挿入時の引っ掛かり等が生じにくく、一層スムーズな組付けが可能となる。また、同様の目的で、酸素検出素子2の開口部外縁に面取部2gを形成することもできる。
【0046】
そして、図8(b)において、第一フィルタ保持部51と主筒14とを軸線方向に加圧して金属弾性部材74を圧縮変形させ、その状態で第一フィルタ保持部51と主筒14とにケーシング加締部76を形成して両者を結合することにより組立てが終了する。
【0047】
なお、図3において、金属弾性部材74は主筒14(ケーシング10)の後端開口端面とセパレータ側支持部73(セパレータ側係合部)との間に配置することもできる。この場合、最終的なセンサの組立状態においては、金属弾性部材74の弾性復帰により、セラミックセパレータ18と内部電極接続金具23の金具本体部23cとの間に、金属弾性部材74を軸線方向において弾性圧縮変形限度まで変形させたときの、その圧縮ストロークに対応する大きさ以下(換言すれば、弾性復帰量以下)の範囲内で、若干の隙間が形成されることがある。本発明では、この程度の小さな隙間形成状態も、広義に「当接」に属するものとみなす。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例たる酸素センサの縦断面図。
【図2】酸素検出素子の内外面に形成された電極層を示す断面模式図。
【図3】図1の酸素センサの要部を示す縦断面図。
【図4】セラミックセパレータの一例を示す斜視図。
【図5】図4のセラミックセパレータを詳しく示す平面図、側面図、A−A縦断面図、B−B縦断面図及び底面図。
【図6】組立状態のフィルタアセンブリの部分縦断面図。
【図7】酸素検出素子への外部電極接続金具の組付け方法を示す分解斜視図。
【図8】図1の酸素センサの組立方法の一例を示す工程説明図。
【図9】図8において、内部電極接続金具及び外部電極接続金具の各金具本体部が、セラミックセパレータとともに酸素検出素子に対して一体組付けされる様子を示す縦断面図。
【図10】図1の酸素センサの変形例の要部を示す縦断面図。
【図11】図1の酸素センサに使用した外部電極接続及び内部電極接続金具の要部を示す斜視図。
【図12】図10の酸素センサに使用した外部電極接続の要部を示す斜視図。
【図13】内部電極接続金具の変形例を示す斜視図。
【符号の説明】
1 酸素センサ
2 酸素検出素子
2a 内部電極
2b 外部電極
3 発熱体
10 ケーシング
16 フィルタアセンブリ
18 セラミックセパレータ
18a 発熱体端部収容孔
18b 隔壁部
20,21 リード線
23 内部電極接続金具
23c 金具本体部
23k セパレータ受け部
33 外部電極接続金具
33b 引出し線部
33c 金具本体部
53 フィルタ
54 第二フィルタ保持部
61 第一フィルタ保持部
72 リード線挿通孔

Claims (8)

  1. 先端部が閉じた中空軸状をなし、その中空部の内外面に電極層を有する酸素検出素子と、
    その酸素検出素子を収容するケーシングと、
    そのケーシング内において前記酸素検出素子の後方側に配置され、該酸素検出素子の内面に形成された内部電極層と、同じく外面に形成された外部電極層とのそれぞれに電気的に導通するリード線を挿通するための、複数のリード線挿通孔が軸線方向に貫通して形成されたセラミックセパレータとを備え、
    前記酸素検出素子の前記中空部の開口端部内側には、前記内部電極層に導通する筒状の内部電極接続金具が挿入されるとともに、その内部電極接続金具の後端縁を前記セラミックセパレータの前端面に当接配置し
    前記酸素検出素子の前記中空部には軸状の発熱体が挿入され、
    前記セラミックセパレータは、前記リード線挿通孔が、該セラミックセパレータの中心軸線を取り囲む形態で複数形成され、
    また、前記セラミックセパレータの軸線方向前端側には、内径が前記発熱体の外径よりも大きく設定されてセラミックセパレータの前端面に開口し、底面がセラミックセパレータの軸方向中間部に位置するとともに、前記発熱体の後端部を収容する発熱体端部収容孔が、各リード線挿通孔に対し内側から重なりを生ずるように、該セラミックセパレータの中央部を切り欠いた形態で形成されており、
    前記内部電極接続金具の後端は、前記セラミックセパレータの前記発熱体端部収容孔の開口側の端面において、隣接するリード線挿通孔の間に形成される隔壁部の端面に当接してなり、
    筒状の前記内部電極接続金具には、その後端周縁から外向きに突出する形態でセパレータ受け部が形成されており、前記セラミックセパレータの前記隔壁部の端面は、そのセパレータ受け部に当接していることを特徴とする酸素センサ。
  2. 前記発熱体の後端部と、前記発熱体端部収容孔の内面との間には一定量の隙間が形成されるとともに、前記発熱体の先端部に形成された発熱部の近傍において、該発熱体の中心軸線が前記酸素検出素子の中空部の中心軸線に対して片側に寄る形で偏心するように、前記発熱体が前記中空部内に傾けて配置されている請求項1記載の酸素センサ。
  3. 前記セパレータ受け部は、筒状の前記内部電極接続金具の後端周縁から放射状に延びる複数の爪部を含む請求項1又は請求項2に記載の酸素センサ。
  4. 状の前記内部電極接続金具は、その軸線方向中間部に形成された段付き部により後端部が拡径されており、その拡径された後端部の端面において前記セラミックセパレータの前端面に当接している請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の酸素センサ。
  5. 前記酸素検出素子の後端部には、前記外部電極層に導通する外部側出力取出部が形成される一方、これに対応するリード線の端部には外部電極接続金具が取り付けられており、その外部電極接続金具は前記酸素検出素子の後端部が内側に嵌入される筒状に形成されるとともに、その外部電極接続金具の後端開口部が、前記内部電極接続金具に形成された前記セパレータ受け部と干渉しない位置まで拡径されている請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の酸素センサ。
  6. 前記外部電極接続金具の後端縁が前記セラミックセパレータの前端面に当接している請求項5記載の酸素センサ。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の酸素センサの製造方法であって、
    前記酸素検出素子の中空部開口側に前記内部電極接続金具を位置決めし、その状態で前記セラミックセパレータの前端面に該内部電極接続金具の後端縁を当接させつつ前記セラミックセパレータと前記酸素検出素子とを軸線方向において相対的に接近させることにより、前記酸素検出素子の中空部に前記内部電極接続金具を嵌入させてこれを組み付けるこ とを特徴とする酸素センサの製造方法。
  8. 前記ガスセンサは、
    前記ケーシングの後方側においてこれと一体的に設けられ、前記ケーシング内に外気を導くための第一気体導入孔が形成された第一フィルタ保持部と、
    その第一フィルタ保持部の外側に設けられ、前記ケーシング内に外気を導くための第二気体導入孔が形成された第二フィルタ保持部と、
    それら第一及び第二フィルタ保持部の間において前記第一及び第二気体導入孔を塞ぐ形態で配置され、液体の透過は阻止し気体の透過は許容するフィルタとを備え、前記第一フィルタ保持部は、前記ケーシングとは別体の筒状体として該ケーシングに対し後方側から連結されるようになっており、
    前記ケーシングに組付ける前の状態で、前記第一フィルタ保持部の外側に前記フィルタ及び前記第二フィルタ保持部をこの順序で配置し、
    その状態で加締め部を形成することにより、前記第二フィルタ保持部及びフィルタを前記第一フィルタ保持部に組み付けてフィルタアセンブリとなし、
    前記セラミックセパレータと前記内部電極接続金具とを予め組み付けておき、そのフィルタアセンブリの前記第一フィルタ保持部の内側に、前記ケーシングの後端部を該フィルタアセンブリの組付けのために挿入するとともに、その挿入に際して、前記内部電極接続金具の前記酸素検出素子の中空部への嵌入・組付けを同時に行うようにした請求項7記載の酸素センサの製造方法。
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