JP3751747B2 - プレキャストコンクリート板、コンクリートスラブおよび構築物 - Google Patents

プレキャストコンクリート板、コンクリートスラブおよび構築物 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する分野】
本発明はプレキャストコンクリート板、コンクリートスラブおよび構築物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
鉄筋コンクリート造などの建物は、ほとんどがプレキャストコンクリート板でコンクリートスラブを構築しており、図7に示すように、トラス筋33間に軽量型枠34を配設したプレキャストコンクリート板35を梁36間に隣接状態で敷設してコンクリートスラブ37を形成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のようなコンクリートスラブは、プレキャストコンクリート板のトラス筋が長辺方向にしか配筋されていないため、荷重が前記トラス筋に沿った一方向にしか流れず、特に大きなせん断力が作用する周辺部においては偏った配筋となっていた。
【0004】
本発明はこれらの問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、周辺部をそこに作用するせん断力に耐えられる強さとし、かつ周辺部の荷重が二方向に流れるプレキャストコンクリート板、コンクリートスラブおよび構築物を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するための手段は、プレキャストコンクリート板が、所定の大きさのコンクリート板にトラス筋が上部を突出させて適宜間隔ごとに配筋され、中央部のトラス筋を境にした一方のコンクリート板上面におけるトラス筋間に小型軽量型枠が適宜間隔ごとに配設され、中央部のトラス筋を境にした他方のコンクリート板上面におけるトラス筋間には小型軽量型枠の倍以上の大きさの大型軽量型枠が配設され、前記トラス筋が三角形状に配置された一本の上弦筋と二本の下弦筋とが波形のラチス筋で接合されたものであることを特徴とする。
またコンクリートスラブが、所定の大きさのコンクリート板にトラス筋が上部を突出させて適宜間隔ごとに配筋され、該中央部のトラス筋を境にした一方のコンクリート板上面におけるトラス筋間に小型軽量型枠が適宜間隔ごとに配設され、中央部のトラス筋を境にした他方のコンクリート板上面におけるトラス筋間には小型軽量型枠の倍以上の大きさの大型軽量型枠が配設され、前記トラス筋が三角形状に配置された一本の上弦筋と二本の下弦筋とが波形のラチス筋で接合されてなる薄肉プレキャストコンクリート板が、長尺梁と短尺梁間における短尺梁側に設置され、これらの薄肉プレキャストコンクリート板の間には、所定の大きさのコンクリート板に上部を突出させて適宜間隔ごとに配筋されたトラス筋間に上記小型軽量型枠の倍以上の大きさの大型軽量型枠が配設された薄肉プレキャストコンクリート板が隣接状態で設置されて下床が形成され、該下床の短尺梁側の薄肉プレキャストコンクリート板の軽量型枠間にはトラス筋と直交した横筋が配筋され、この横筋の何本かが中央部の薄肉プレキャストコンクリート板を横切って他側部の薄肉プレキャストコンクリート板にまで配筋され、下床にはトップコンクリートが打設されてなることを特徴とする。
またコンクリートスラブが、所定の大きさのコンクリート板にトラス筋が上部を突出させて適宜間隔ごとに配筋され、該中央部のトラス筋を境にした一方のコンクリート板上面におけるトラス筋間に小型軽量型枠が適宜間隔ごとに配設され、中央部のトラス筋を境にした他方のコンクリート板上面におけるトラス筋間には小型軽量型枠の倍以上の大きさの大型軽量型枠が配設され、前記トラス筋が三角形状に配置された一本の上弦筋と二本の下弦筋とが波形のラチス筋で接合されてなる薄肉プレキャストコンクリート板が、長尺梁と短尺梁間における短尺梁側に設置され、これらの薄肉プレキャストコンクリート板の間には、
所定の大きさのコンクリート板に上部を突出させて適宜間隔ごとに配筋されたトラス筋間に上記小型軽量型枠の倍以上の大きさの大型軽量型枠が配設された薄肉プレキャストコンクリート板と、
所定の大きさのコンクリート板を所定のエリアに分割し、その一方のエリアに背の高いトラス筋を上部が突出するように適宜間隔をもって配筋し、他方のエリアには背の低いトラス筋を上部が突出するように適宜間隔をもって配筋し、前記背の高いトラス筋と背の低いトラス筋とは、三角形状に配置された一本の上弦筋と二本の下弦筋とが波形のラチス筋で接合された三角トラスであり、これらのトラス筋の端部をコンクリート板の所定箇所で上下に重ね合わせ配筋した複合プレキャストコンクリート板とが隣接状態で設置されて下床が形成され、
該下床の短尺梁側の薄肉プレキャストコンクリート板の軽量型枠間にはトラス筋と直交した横筋が配筋され、この横筋の何本かが中央部の薄肉プレキャストコンクリート板と複合プレキャストコンクリート板とを横切って他側部の薄肉プレキャストコンクリート板にまで配筋され、下床にはトップコンクリートが打設され、背の高いトラス筋と背の低いトラス筋とが配筋された箇所には段差部が形成されたことを特徴とする。
また構築物が、上記のコンクリートスラブを備えたことを特徴とする。
【0006】
コンクリート板の対向する一方の上面には小型軽量型枠が配設されるとともに、他方の上面には小型軽量型枠よりも大きな大型軽量型枠が配設されるため、軽量型枠を取り付ける手間が省けて作業性が向上する。
【0007】
下床の長辺方向の両側部におけるプレキャストコンクリート板の対向する一方の上面にはトラス筋と交差する横筋が、他方の上面における横筋よりも多く配筋されたことにより、コンクリートスラブの周辺部がそこに作用するせん断力に耐えられる強さとなり、かつ周辺部に作用する荷重がトラス筋および横筋に沿って二方向に流れるようになっている。
【0008】
下床の両側部におけるプレキャストコンクリート板の対向する一方の上面に小型軽量型枠が配設されるとともに、他方の上面には小型軽量型枠よりも大型軽量型枠が配設されるため、スラブ厚を薄くすることができ、スラブの軽量化が図れる。
【0009】
横筋のうちの何本かは一側部のプレキャストコンクリート板から中央部のプレキャストコンクリート板を横切って、他側部のプレキャストコンクリート板にまで配筋されたことにより、両側部のプレキャストコンクリート板と中央部のプレキャストコンクリート板との一体性を高める。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のプレキャストコンクリート板、コンクリートスラブの実施の形態を図面に基づいて説明する。図1はプレキャストコンクリート板の平面図、図2の(1)は図1のA−A線断面図、同図の(2)は同B−B線断面図、図3は図1のC−C線断面図である。
【0011】
図1はプレキャストコンクリート板(以下薄肉PC板という)1を示し、平面矩形のコンクリート板2と、トラス筋3と、軽量型枠4、5とから構成されている。
【0012】
薄肉PC板1は所定の大きさおよび所定の厚さを備えたものであり、長辺方向に沿ったトラス筋3が短辺方向に適宜間隔をもって配筋され、中央部のトラス筋3を境にした対向する一方の上面におけるトラス筋3間には小型軽量型枠4が適宜間隔ごとに配設されるとともに、他方の上面におけるトラス筋3間には小型軽量型枠4よりも倍以上大きな大型軽量型枠5が配設されている。
【0013】
これらの軽量型枠4、5はトラス筋3よりも低く、かつ打設されるコンクリートによって圧壊しないものが用いられ、具体的には、発泡ポリスチレンのようなビーズ型内発泡成形による合成樹脂発泡成形品が使用されるが、その他にもエチレン系樹脂、プロピレン系樹脂等からなる発泡成形品等を使用することも可能である。なお、軽量型枠4、5の材質としては、コンクリートに対して軽量であれば特に限定されるものではなく、中空鋼管であってもよい。
【0014】
このトラス筋3は、三角形状に配置された一本の上弦筋(トップ筋)6と二本の下弦筋(下端筋)7が波形のラチス筋8で接合されたトラスであり、上弦筋6側がコンクリート板2の上面から突出しているとともに、下弦筋7がコンクリート板2内の曲げ補強筋9に接合されている。なお、トラス筋3は上記のようなものに限定されず、一本の上弦筋と一本の下弦筋を波型のラチス筋で接合したトラスであってもよい。
【0015】
図4は上記の薄肉PC板1を使用したコンクリートスラブ10を示し、長尺梁11と短尺梁12間の両側部、すなわち短尺梁12側のみに薄肉PC板1を敷設するとともに、これらの薄肉PC板1間に通常の薄肉PC板13が隣接状態で敷設されて下床14を形成し、該下床14にスラブ上端筋15を配筋してトップコンクリート16が打設されている。
【0016】
上記下床14における両側部の薄肉PC板1の一方の上面には1列8個の小型軽量型枠4が、また他方の上面には1列4個の大型軽量型枠5がそれぞれ2列づつ配設されるとともに、下床14における中央部の薄肉PC板13上には1列4個の大型軽量型枠5が4列配設されている。この小型軽量型枠4は大型軽量型枠5の半分以下の大きさであり、横筋の数によって大きさが決定される。
【0017】
前記下床14の両側部における薄肉PC板1には、トラス筋3と直交した9本の横筋17、18が適宜間隔ごとに配筋され、そのうちの3本の横筋17が中央部の薄肉PC板13を横切って他側部の薄肉PC板1にまで配筋されている。したがってコンクリートスラブ10全体として、両側部の薄肉PC板1の一部には、中央部の薄肉PC板13に比べて倍以上(3本に対して9本)の横筋17、18が配筋されている。また前記3本の横筋17は薄肉PC板1、13同士を接合する役目をするが、残り6本の横筋18も薄肉PC板1と短尺梁12の接合強度を高めている。
【0018】
このように下床14の両側部における薄肉PC板1の一部に、中央部の薄肉PC板13よりも倍以上の横筋17、18を配筋したことにより、コンクリートスラブ10の周辺部を、そこに作用するせん断力に耐えられる強さとし、かつ周辺部に作用する荷重をトラス筋3および横筋17、18に沿って二方向に流すことができる。
【0019】
前記の横筋17、18は単数または複数に束ねた異形鉄筋やトラス筋を使用するものとし、所定長さのものを溶接などで接続して形成することもできる。なお、トラス筋としては、前記と同様に三角トラスやI形トラスを使用することもできる。
【0020】
図5は上記の薄肉PC板1を使用した段差部を有するコンクリートスラブ20であり、長尺梁21と短尺梁22間の両側部、すなわち短尺梁22側のみに敷設された薄肉PC板1と、これらの薄肉PC板1間に敷設されてた通常の薄肉PC板13と複合プレキャストコンクリート板(以下複合薄肉PC板)23とから下床24が形成され、該下床24にスラブ上端筋25が配筋されてトップコンクリート26が打設されている。
【0021】
前記複合薄肉PC板23は、分割された二つのエリア27、28のうちの一方のエリア27に背の高いトラス筋29が長辺方向に沿って配筋され、これらのトラス筋29間には大型軽量型枠5が配設されている。一方、他方のエリア28には背の低いトラス筋30が適宜間隔ごとに配筋されて、その端部が前記背の高いトラス筋29に重ね配筋されている。この重ね配筋はトラス筋29、30同士を横に添わせる以外に、同図の(2)に示すように、上下に重ね合わせることもできる。このことにより重ね合わせ部における強度をさらに強めることができるとともに、トラス筋29、30同士を互いにずらして配筋する手間も省ける。
【0022】
したがって、図6の(1)および(2)に示すように、複合薄肉PC板23の背の低いトラス筋30と通常の薄肉PC板13におけるトラス筋3、および複合薄肉PC板23における背の低いトラス筋30と背の高いトラス筋29の間には高低差が生じ、これをもってトップコンクリート26が打設されて、図6の(3)に示すような段差部31を形成せしめている。
【0023】
また図4および図5のコンクリートスラブ10、20による鉄骨造、鉄筋コンクリート造および鉄骨鉄筋コンクリート造の構築物を構築すると、周辺部を、そこに作用するせん断力に耐えられる強さとし、かつ周辺部に作用する荷重をトラス筋および横筋に沿って二方向に流せるコンクリートスラブ10、20を備えた構築物(図示せず)が構築できる。
【0024】
【発明の効果】
コンクリート板の対向する一方の上面には小型軽量型枠が配設されるとともに、他方の上面には小型軽量型枠よりも大きな大型軽量型枠が配設されるため、軽量型枠を取り付ける手間が省けて作業性が向上する。またプレキャストコンクリート板に作用する荷重に応じた軽量型枠の配設ができる。さらに、ピアノなどの大きな荷重が作用する箇所にプレキャストコンクリート板を配設することができる。
【0025】
下床の長辺方向の両側部におけるプレキャストコンクリート板の対向する一方の上面にはトラス筋と交差する横筋が、他方の上面における横筋よりも多く配筋されたことにより、コンクリートスラブの周辺部がそこに作用するせん断力に耐えられる強さとなり、かつ周辺部に作用する荷重をトラス筋および横筋に沿って二方向に流すことができる。
【0026】
段差部のあるコンクリートスラブを簡単に構築できるとともに、該コンクリートスラブの中央部に作用する荷重をトラス筋および横筋に沿って二方向に流すことができる。
【0027】
下床の長辺方向の両側部における薄肉PC板の対向する一方の上面には小型軽量型枠が配設されるとともに、他方の上面には前記小型軽量型枠よりも大きな大型軽量型枠が配設されたことにより、スラブ厚を薄くすることができるので、スラブの軽量化が図れる。
【0028】
横筋のうちの何本かは一側部の薄肉PC板から中央部の薄肉PC板を横切って、他側部の薄肉PC板にまで配筋されたことにより、両側部の薄肉PC板と中央部の薄肉PC板との一体性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】薄肉PC板の平面図である。
【図2】(1)は図1のA−A線断面図、(2)は同図のB−B線断面図である。
【図3】図1のC−C線断面図である。
【図4】コンクリートスラブの平面図である。
【図5】(1)は他のコンクリートスラブの平面図、(2)はトラス筋の重ね配筋の断面図である。
【図6】(1)は図5のD−D線断面図、(2)は同図のE−E線断面図、(3)は段差部の断面図である。
【図7】従来のコンクリートスラブの平面図である。
【符号の説明】
1、13、35 薄肉PC板
2 コンクリート板
3、29、30、33 トラス筋
4、5、34 軽量型枠
6 上弦筋
7 下弦筋
8 ラチス筋
9 曲げ補強筋
10、20、37 コンクリートスラブ
11、21 長尺梁
12、22 短尺梁
14、24 下床
15、25 スラブ上端筋
16、26 トップコンクリート
23 複合薄肉PC板
17、18 横筋
27、28 エリア
31 段差部

Claims (4)

  1. 所定の大きさのコンクリート板にトラス筋が上部を突出させて適宜間隔ごとに配筋され、中央部のトラス筋を境にした一方のコンクリート板上面におけるトラス筋間に小型軽量型枠が適宜間隔ごとに配設され、中央部のトラス筋を境にした他方のコンクリート板上面におけるトラス筋間には小型軽量型枠の倍以上の大きさの大型軽量型枠が配設され、前記トラス筋が三角形状に配置された一本の上弦筋と二本の下弦筋とが波形のラチス筋で接合されたものであることを特徴とするプレキャストコンクリート板。
  2. 所定の大きさのコンクリート板にトラス筋が上部を突出させて適宜間隔ごとに配筋され、該中央部のトラス筋を境にした一方のコンクリート板上面におけるトラス筋間に小型軽量型枠が適宜間隔ごとに配設され、中央部のトラス筋を境にした他方のコンクリート板上面におけるトラス筋間には小型軽量型枠の倍以上の大きさの大型軽量型枠が配設され、前記トラス筋が三角形状に配置された一本の上弦筋と二本の下弦筋とが波形のラチス筋で接合されてなる薄肉プレキャストコンクリート板が、長尺梁と短尺梁間における短尺梁側に設置され、これらの薄肉プレキャストコンクリート板の間には、所定の大きさのコンクリート板に上部を突出させて適宜間隔ごとに配筋されたトラス筋間に上記小型軽量型枠の倍以上の大きさの大型軽量型枠が配設された薄肉プレキャストコンクリート板が隣接状態で設置されて下床が形成され、該下床の短尺梁側の薄肉プレキャストコンクリート板の軽量型枠間にはトラス筋と直交した横筋が配筋され、この横筋の何本かが中央部の薄肉プレキャストコンクリート板を横切って他側部の薄肉プレキャストコンクリート板にまで配筋され、下床にはトップコンクリートが打設されてなることを特徴とするコンクリートスラブ。
  3. 所定の大きさのコンクリート板にトラス筋が上部を突出させて適宜間隔ごとに配筋され、該中央部のトラス筋を境にした一方のコンクリート板上面におけるトラス筋間に小型軽量型枠が適宜間隔ごとに配設され、中央部のトラス筋を境にした他方のコンクリート板上面におけるトラス筋間には小型軽量型枠の倍以上の大きさの大型軽量型枠が配設され、前記トラス筋が三角形状に配置された一本の上弦筋と二本の下弦筋とが波形のラチス筋で接合されてなる薄肉プレキャストコンクリート板が、長尺梁と短尺梁間における短尺梁側に設置され、これらの薄肉プレキャストコンクリート板の間には、
    所定の大きさのコンクリート板に上部を突出させて適宜間隔ごとに配筋されたトラス筋間に上記小型軽量型枠の倍以上の大きさの大型軽量型枠が配設された薄肉プレキャストコンクリート板と、
    所定の大きさのコンクリート板を所定のエリアに分割し、その一方のエリアに背の高いトラス筋を上部が突出するように適宜間隔をもって配筋し、他方のエリアには背の低いトラス筋を上部が突出するように適宜間隔をもって配筋し、前記背の高いトラス筋と背の低いトラス筋とは、三角形状に配置された一本の上弦筋と二本の下弦筋とが波形のラチス筋で接合された三角トラスであり、これらのトラス筋の端部をコンクリート板の所定箇所で上下に重ね合わせ配筋した複合プレキャストコンクリート板とが隣接状態で設置されて下床が形成され、
    該下床の短尺梁側の薄肉プレキャストコンクリート板の軽量型枠間にはトラス筋と直交した横筋が配筋され、この横筋の何本かが中央部の薄肉プレキャストコンクリート板と複合プレキャストコンクリート板とを横切って他側部の薄肉プレキャストコンクリート板にまで配筋され、下床にはトップコンクリートが打設され、背の高いトラス筋と背の低いトラス筋とが配筋された箇所には段差部が形成されたことを特徴とするコンクリートスラブ。
  4. 請求項2または3に記載のコンクリートスラブを備えたことを特徴とする構築物。
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