JP3751352B2 - インターフェース装置 - Google Patents

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、長手方向に延びる頂部フランジと底部フランジ間に中央部を持つように形成され部材により構成されたベースと、ベースに装着されたプリント回路基板と、前面に整列された端子を備え、後面にプリント回路にはんだ付されたピンを接続することによってプリント回路に固定されかつ電気的に接続される端子ブロックを有する、少なくとも一つのインターフェースユニットとから成るインターフェース装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
インターフェース装置は、例えば自動プログラムコントローラのようなプロセッサーユニットと、プロセッサーユニットにより操作又は制御される電気装置との間に電気的に配置されることを意図している。インターフェース機能は、トランスミッタから自動コントローラに入力信号を伝送しまたは自動コントローラからアクチュエータに出力信号を伝送するケーブルを接続するため第１の端子ブロックをルーチン的に含むインターフェースユニットにより実施される。インターフェースユニットはまた第１端子ブロックの下部に配置され、そして第１端子ブロックと正確に同様な方法で使用され、または一つの極性の電源電圧を供給するために使用される第２の端子ブロックを含む。各端子ブロックは装置のプリント回路にはんだ付された接続ピン上に装着された整列された接続端子を備え、第２の端子ブロックのこの配列は、第１端子ブロックのそれに対して平行で深さ方向に変位している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
この種類の装置に、例えばアース接続に使用するかまたは電源の他の極性の電圧を供給するために使用される第３の端子ブロックを設けると時折り有利なことがある。この端子ブロックは他の二つの列に平行な端子列を有し、該装置の同様なプリント回路に、はんだ付された接続ピンを備えている。業界の現状では、インターフェース装置は１、２または３列の端子を有するように製造されているので、二つの端子ブロックを持つ装置を所有するユーザが、第３列の端子を得るため追加の端子ブロックを加えることは不可能である。
【０００４】
従って本発明は、追加の端子ブロックを容易に加えることができるインターフェース装置を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、装置は、追加の端子ブロックがインターフェースユニット及びプリント回路基板から分離され、前記ベースと共働する保持装置によってベースの底部フランジの底面に装着されることを特徴とする。
保持装置は、追加の端子ブロックの本体の頂面に取り付けられた挟持部材例えばＭ字形の部材から成ることが好ましい。この部材はコアと、コアに結合されそして前記頂面上に支持される側脚と、プロフィール部材の溝に移動不能に挟持するように適合されたコアに取り付けられた弾性舌片とから成る。
【０００６】
保持装置は追加の端子ブロックの二つの平行な長手方向軸線上に交互にあり、プロフィール部材の底部フランジの底面内の二つの平行な長手方向溝と共働することが好ましい。この配列は端子ブロックをベースに保持する機械的保持力を改善する。
【０００７】
追加の端子ブロックの本体の頂面は、ベースに端子ブロックが取り付けられるようベースの底面内の補助溝と共働する形成部分を持つ。
【０００８】
【発明の実施の形態】
本発明を実施例によりそして添付図面に基づいてより詳細に説明する。
【０００９】
図１に示すインターフェース装置は、例えば自動プログラムコントローラのようなプロセッサユニットと、該ユニットによって動作または制御される電気装置との間に電気的に配置されることを意図している。
【００１０】
装置は、ベース１と，プリント回路基板２と、電源ユニット３と、少なくとも一つのインターフェースユニット４から成る。インターフェースユニット４の前面下部に、一体の頂部端子ブロック５と、端子ブロック５に対して平行で深さ方向に変位している付属の下部端子ブロック６とがある。装置は更に、ベース１の底面に装着され、他の二つの端子ブロックに平行にかつ深さ方向に変位して配置される追加の端子ブロック７を有する。
【００１１】
ベース１は、壁またはパネルに取り付けられたレール上に通常の固定手段により装着されるように配置された押出し成型プロフィール部材である。押出し部材は、継目なしの中央体１０と前記中央体の各縁の前方に延びる長手方向の頂部フランジ１１と底部フランジ１２とから成っている。
【００１２】
フランジ１１と１２は、その内面にそれぞれ長手方向の摺動路１３を有し、そして底部フランジ１２は底面１２ａに二つの平行の長手方向溝１４と１５とを備えている。
【００１３】
薄いプリント回路基板２は、そのプリント回路基板２の長手方向縁２１が摺動路１３に係合するようにベース１に装着されている。プリント回路基板２はプリント回路と、この回路にはんだ付された多方面コネクタ２０とを有し、コネクタは自動コントローラに接続されるよう設計され、プリント回路はコネクタの各ピンをインターフェースユニット４の一つのチャンネルまたは電源ユニット３に接続される。
【００１４】
電源ユニット３は、プロセッサユニットに電源電圧を供給するための電源端子３０と、電気装置に制御電圧を供給するための電源端子３１とを有している。
【００１５】
インターフェースユニット４はその下部に一体の頂部端子ブロック５を持つモジュール４０を備えている。
【００１６】
端子ブロック５は列状に配列された端子５０を持っている。各端子５０は、端子にケーブルが挿入されたとき電気接続を可能にするため、捕捉ケージ５１とプリント基板にはんだ付された接続ピン５２を持つねじ端子である。接続ピン５２はまたモジュール４０をプリント回路基板２に機械的に固定する。
【００１７】
モジュール４０の上部には、ダイオードから光をモジュールの前面の窓８０に伝達するため、プリント回路にはんだ付された発光ダイオード８２と一線上に光発散器８１が設けられている。
【００１８】
インターフェースユニットの付属下部端子ブロック６は、端子ブロック５の下に装着されている。ブロック６は、頂部６０ａにモジュール４０の底面でリブと協働する横断リブ６１を持つ本体６０から成る。本体６０の底面６０ｂはベース１の底部フランジ１２の水平底面１２ａと同じレベルにある。
【００１９】
端子ブロック６は、プリント回路にはんだ付された接続ピン６３を備える捕捉ケージ型の列状に配設されたねじ端子６２を有する。端子６２のこの第２列は端子５０の列と平行であり、それより深さ方向に変位している。
【００２０】
追加の端子ブロック７は、例えばアース接続をするために使用されるか、または端子ブロック６により供給される極性とは反対の極性の電源を供給するために互いに接続された列状に配列された端子７０を備えている。
【００２１】
端子ブロック７は本体７１と、追加のプリント板７２とベース７３とから成る。捕捉ケージ型のねじ端子７０は、ピン間を電気的に接続し、追加のプリント板７２を本体７１に機械的に固着するのに寄与するため、追加のプリント板７２のプリント回路にはんだ付された接続ピン７４を備えている。ベース７３は、プリント回路基板を保護しかつ端子ブロックの本体に接近させるため本体７１の後部に装着されるよう設計され、端子ブロックの後部のこの閉鎖は、本体７１の開孔７６に係合するベース７３に設けられた爪装置７５により達成される。
【００２２】
追加の端子ブロックは単一のブロック組み立てから成り、端子ブロック６より下方位置の装置のベース１の底面に装着されるので、端子７０の列は端子５０と６０の他の二つの列に対して平行で深さ方向に変位している。端子７０を端子５０に対して垂直方向にかつ平行に正しく揃えるために、インターフェースユニットまたは端子ブロック６の下面６０ｂの開孔と共働する、位置決め用突起７１ｂを追加の端子ブロックの表面７１ａ上に設けることが好ましい。
【００２３】
端子ブロック７は保持装置７７によりベースに固着される。保持装置は端子ブロックの本体７１の頂面７１ａにそして本体７１の二つの平行な長手方向軸線上に互い違いに取り付けられている。保持装置は、ベース１の溝１４と１５に共働するように設けられている。それゆえ端子ブロックの本体７１の水平頂面７１ａはベース１の水平状の底面１２ａに対し押圧される。
【００２４】
保持装置７７はクリップまたは類似の型である。これらはそれぞれがコア７８と、コアの両端にあり頂面７１ａにしっかり固着された二つの側脚７９を含むＭ字形部材から成る。コア７８の中央には、溝１４と１５に移動できないように挟持される傾斜側面を有する弾性舌片７８ａがある。
【００２５】
ベース１の下方に追加の端子ブロックを装着するには、位置決め用突起７１ｂにより上記追加の端子のブロック７がインターフェースユニット４の下方に配置され、保持装置のコア７８がベース１の溝１４と１５に係合される。そこで、実質的に上向きの垂直力Ｆが端子ブロック７に加えられると、弾性舌片７８ａをが溝の開孔１４ａと１５ａの位置で圧縮され、その後弾性舌片７８ａが溝１４と１５内に入り次いで拡がり、弾性舌片７８ａの縁７８ｂが溝の内部縁１４ｂと１５ｂにより保持される。保持装置７７は反対方向に仕向けられた弾性舌片７８ａが二つの軸線上で交互に配置される。その結果弾性舌片７８ａの縁７８ｂは、端子ブロックの機械的保持力を改善するため溝１４と１５の縁１４ｂと１５ｂ上に交互に支持される。この保持力を更に強化するため、ベースの下面１２ａの補充的に設けられた溝１２ｂ内に端子ブロックの表面７１ａ上の成形片７１ｃを取り付け例えば固着する事も可能である。
【００２６】
追加の端子ブロック７の電気接続は、電源の一つの極性の電圧を供給するため、ユーザが端子７０と例えば電源ユニット３の端子３１との間を外部電線により接続することによって達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明のインターフェース装置の分解図。
【図２】 上記装置の断面図。
【符号の説明】
１ ベース
２ プリント回路基板
３ 電源ユニット
４ インターフェースユニット
５ 端子ブロック
６ 付属の底部端子ブロック
７ 追加の端子ブロック
１１ 頂部長手方向フランジ
１２ 底部長手方向フランジ
１３ 長手方向摺動路
１４，１５ 長手方向溝
７７ 保持装置
７８ コア
７８ａ 弾性舌片

Claims (10)

1. 長手方向に延びる頂部フランジ（１１）と底部フランジ（１２）間に中央部（１０）を持つように形成されたベース（１）と、前記ベース（１）に装着されたプリント回路基板（２）と、前面に列状に配列された端子（５０）を有し、後面において前記基板にはんだ付された接続ピン（５２）により基板に固着され且つ電気的に接続された端子ブロック（５）を含む、少なくとも一つのインターフェースユニット（４）とから成るインターフェース装置において、前記インターフェースユニット（４）及び前記プリント回路基板（２）から分離され、前記ベースと共働する保持装置（７７）によってベース（１）の底部フランジ（１２）の底面（１２ａ）に装着できるようにした追加の端子ブロック（７）を備えることを特徴とする、インターフェース装置。
2. ベース（１）の底部フランジ（１２）は、底面（１２ａ）に少なくとも一つの長手方向溝（１４）を有し、上記溝に前記保持装置（７７）が挟持されることを特徴とする、請求項１記載のインターフェース装置。
3. 前記保持装置（７７）は、追加の端子ブロックの本体の頂面（７１ａ）に取り付けられたＭ字形部材を備え、前記部材は、コア（７８）と、コアに結合されかつ本体の頂面に支持される側脚（７９）と、コアに取り付けられ溝（１４）に移動不能に挟持される弾性舌片（７８ａ）とからなることを特徴とする、請求項１または２記載のインターフェース装置。
4. 保持装置（７７）は追加の端子ブロックの二つの平行な長手方向軸線上に交互に配置され、ベース（１）の底部フランジ（１２）の底面（１２ａ）の二つの平行の長手方向溝（１４、１５）と共働することを特徴とする、請求項１乃至３のいずれか一つに記載のインターフェース装置。
5. 追加の端子ブロックは、前面に接続ピン（７４）を有する列状に配列された端子（７０）を有する本体（７１）と、接続ピンがはんだ付されている追加のプリント回路基板（７２）と、単一ブロック組み立てを形成するように端子ブロックの本体内のプリント回路基板を覆いかつ保護するベース（７３）とを備えていることを特徴とする、請求項１乃至４のいずれか一つに記載のインターフェース装置。
6. 追加の端子ブロックの本体の頂面（７１ａ）はベースの底面（１２ａ）に対して押圧され、追加の端子ブロックの端子（７０）の列はインターフェースユニットの端子ブロック（５）の端子（５０）の列に平行であり、該列に対して深さ方向に変位していることを特徴とする、請求項１乃至５のいずれか一つに記載のインターフェース装置。
7. 追加の端子ブロックの本体の頂面（７１ａ）は、ベース（１）に端子ブロックを取り付けるためベースの底面（１２ａ）の補助溝（１２ｂ）と共働するように形成された成型品（７１ｃ）を有していることを特徴とする、請求項１乃至６のいずれか一つに記載のインターフェース装置。
8. 追加の端子ブロックの頂面（７１ａ）は、追加の端子ブロックの端子（７０）を端子ブロック（５）の端子（５０）と垂直に一線上に配置するために、インターフェースユニット（４）の下に端子ブロックを設置するための突起（７１ｂ）を有することを特徴とする、請求項１乃至７のいずれか一つに記載のインターフェース装置。
9. インターフェースユニット（４）は、その底面（６０ｂ）がベースの底面（１２ａ）と同一レベルになるように端子ブロック（５）の下に第２の端子ブロック（６）を備えることを特徴とする、請求項１乃至８のいずれか一つに記載のインターフェース装置。
10. 頂部フランジ（１１）と底部フランジ（１２）はその内面に、プリント回路基板（２）の長手方向縁（２１）が適合できるように長手方向摺動路（１３）を有することを特徴とする、請求項１乃至９のいずれか一つに記載のインターフェース装置。

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