JP3750722B2 - 液晶装置、その駆動装置及びその駆動方法、並びに電子機器 - Google Patents

液晶装置、その駆動装置及びその駆動方法、並びに電子機器 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶装置、その駆動装置及びその駆動方法、並びに電子機器に関する。
【0002】
【背景技術及び発明が解決しようとする課題】
現在、アクティブマトリックス型液晶装置、特に、TFT(Thin Film Transistor)型液晶装置の駆動方式としては交流電圧駆動である、フレーム反転駆動、ライン反転駆動、ソースライン反転駆動及びドット反転駆動などが知られている。さらに、これらの駆動方式では同時に、画素電極に印加される電圧に対して逆極性の電圧を対向電極に印加する対向電極反転駆動方式が、消費電力の低減に結びつくため利用される。特開平7−160228では、図10(a)に示すようにアクティブマトリックス基板と液晶層を介して対向した、対向基板110上に対向電極A1〜An〜ANを有して構成されている。なお、図10(a)では、アクティブマトリックス基板上に配置される、第1の方向に沿って配置されている走査線Y1〜Ym〜YM、および第2の方向に沿って配置されているデータ線X1〜Xn〜XNのそれぞれを、対向基板110に透写させて破線で表示している。この対向電極A1〜ANは、ソースライン(データ線X1〜XN)に対応して配置され、各々が絶縁されて構成されている。このような対向基板110を有する液晶装置において、隣合うデータ線毎に極性の異なるデータ信号電圧を供給するソースライン反転駆動をさせることで、液晶装置の低電圧駆動化を実現している。
【0003】
以下に、上述の対向基板110を有する液晶装置を、ソースライン反転駆動およびドット反転駆動させたときの動作を説明する。ここで、対向電極Acおよびデータ線Xcのcは奇数(1,3,…,N−1)、対向電極Adおよびデータ線Xdのdは偶数(2,4,…,N)をそれぞれ示している。
【0004】
始めに、液晶装置をドット反転駆動させた時の動作について、図11のタイミングチャートを用いて説明する。
【0005】
フレーム期間f1の選択期間H1において、対向電極Acのそれぞれには負極性の電圧−Vcomが供給され、データ線Xcにはこれと逆の正極性のデータ信号電圧+Vdが供給される。同時に、対向電極Adのそれぞれには正極性の電圧+Vcomが供給される。データ線Xdにはこれと逆の負極性のデータ信号電圧−Vdが供給される。
【0006】
フレーム期間f1の選択期間H2において、対向電極Acのそれぞれには正極性の電圧+Vcomが供給され、データ線Xcにはこれと逆の負極性のデータ信号電圧−Vdが供給される。同時に、対向電極Adのそれぞれには負極性の電圧−Vcomが供給される。データ線Xdにはこれと逆の正極性のデータ信号電圧+Vdが供給される。
【0007】
以下フレーム期間f1の選択期間H3〜選択期間HMまで、上述の動作が交互に行なわれ、隣合う画素の各々に逆極性の電圧が供給される。フレーム期間f2では、前期のフレーム期間f1で各画素に供給された電圧と逆極性の電圧が、選択された画素の各々に供給される。
【0008】
このように、各選択期間H1〜HMのそれぞれで対向電極Aを、正極性+Vcomまたは負極性−Vcomへと交互に変化させる。
【0009】
ここで、さらに詳細な動作を、ある1本のソースライン(データ線)に対応した画素のそれぞれの電圧の変化について示した図12を用いて説明する。
【0010】
図12は、M本の走査線で構成された液晶パネルにおいて、M本の走査線Y1〜YMのそれぞれに対応した各画素に印加される電圧変化を経時的に表している。M本の走査線が選択されるそれぞれの選択期間を、H1〜HMと定義している。なお、ここでは便宜上の為、一律に±5Vが液晶に印加される例を示している。走査線Y1において、フレーム期間f1の選択期間H1では、+5Vのデータ信号電圧がデータ線に印加される。選択期間H2に選択される走査線Y2では、選択期間H2の期間中において、−5Vのデータ信号電圧がデータ線に印加される。この際、走査線Y1の選択期間H2においては、対向電極の極性が反転駆動される。これにより、例として寄生容量などに起因する電圧変化を±0.1Vとした場合、TFT30や配線内に蓄積された、寄生容量に起因する電圧−0.1Vが画素に付加され、+4.9Vとなる。以下同様に、走査線Y3〜走査線YMの各々においても、寄生容量に起因した電圧±0.1Vが、本来液晶に印加される電圧である+5Vまたは−5Vに付加される。この寄生容量に起因する電圧により、液晶に印加される電圧が変化するためフリッカーとして認識される。
【0011】
また、このように液晶装置をドット反転駆動させると、対向電極を選択期間毎に振ならければならないため、対向電極を駆動させるための電力が大きくなる。なお、この寄生容量は、配線に浮遊する配線容量の他に、図14に示すように、薄膜トランジスタ(TFT)30のゲートGとドレインDとの間に発生する容量CGD及び、ドレインDとソースSとの間に発生する容量CDSに起因する。
【0012】
次いで、液晶装置をソースライン反転駆動させた場合、M本の走査線Y1〜YMのそれぞれに対応した各画素に印加される電圧変化を経時的を図13を用いて説明する。
【0013】
フレーム期間f1では、正極性のデータ信号が印加される。選択期間H1に走査線Y1が選択されると、選択された走査線Y1に対応する画素には、+5Vの電圧が印加される。選択期間H2に走査線Y2が選択されると、同様に、選択された走査線Y2に対応する画素には、+5Vの電圧が印加される。しかし、対向電極の電圧Vcomは、フレーム期間f1の選択期間H1に同期して、変化させなければならない。このため、対向電極の極性が変化する毎に、寄生容量などに起因する電圧が液晶に印加されることになる。
【0014】
図13では、例として、寄生容量などに起因する電圧変化を±0.1Vとしている。したがって、走査線Y2の選択期間H1中は、本来、液晶に印加される電圧である−5Vに寄生容量に起因する電圧+0.1Vが加わって、−4.9Vになっている。同様に、選択期間H3に選択される走査線Y3では、選択期間H2の期間中においても、本来、液晶に印加される電圧である−5Vに寄生容量値+0.1Vが加わって、−4.9Vとなっている。以下同様に、走査線Y4〜走査線YMの各々においても、寄生容量に起因した液晶の電圧変化が生じる。この寄生容量に起因して、液晶に印加される電圧が変化する期間が生じる。この電圧の変化が、フリッカーや垂直方向の輝度傾斜による表示ムラなどの原因となる。
【0015】
本発明の目的は、低消費電力、かつ、液晶に印加されるべき電圧が寄生容量などに起因して変化することで、フリッカーとして認識されるという課題を解決するための液晶装置、その駆動装置及びその駆動方法、及び電子機器を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の一形態に係る液晶装置は、第1の方向に沿って配置されたM行(Mは2以上の整数)の走査線と、
前記第1の方向と交差する第2の方向に沿って配置されたN(Nは自然数)列のデータ線と、
前記M行の走査線の1つと前記N列のデータ線の1つとにそれぞれ接続されたM×N個のスイッチング手段と、
前記M×N個のスイッチング手段の1つとそれぞれ接続されたM×N個の画素電極と、
液晶層を介して前記M×N個の画素電極のそれぞれと対向して配置されるM×N個の対向画素電極と、
前記M行の走査線の少なくとも1本を選択する走査信号を、前記M行の走査線に供給する走査線駆動手段と、
前記N列のデータ線の各々にデータ信号を供給するデータ線駆動手段と、
前記液晶層に印加される電圧の極性を反転させる極性反転手段と、
前記M行の走査線の各々に対応して配置された、M行の第1の配線およびM行の第2の配線と、
を有し、
前記M行の第1の配線の各々から、前記M行の走査線と対応する各行での奇数番目の対向画素電極に電位を供給し、
前記M行の第2の配線の各々から、前記M行の第1の配線に供給された電位とは異なる電位を、前記M行の走査線と対応する各行での偶数番目の対向画素電極に供給し、
前記極性反転手段は、前記走査線駆動手段により、前記少なくとも1本の走査線を選択する選択期間に同期して、その選択された走査線に対応する第1の配線および第2の配線のそれぞれに供給される電位を変化させる手段をさらに有することを特徴とする。また、請求項5の発明は液晶装置の駆動装置を、請求項8の発明は液晶装置の駆動方法を定義している。
【0017】
本発明のこのような液晶装置及びその駆動装置、その駆動方法によれば、液晶層に印加される電圧の極性を反転駆動させる際、各々の走査線の選択時のタイミングに同期させて対向画素電極にかかる電圧を変化させている。なお、1本の走査線に対応して2本の配線が配置されている。この1本の走査線に対応したN個の対向画素電極の各々において、奇数番目同士および偶数番目同士の対向画素電極にはそれぞれ異なる配線から電位が供給される。この配線から電位が供給されるタイミングを選択期間と同期させることで、スイッチング手段や配線内に蓄積された寄生容量の影響によるフリッカーを抑えることができる。
【0018】
また、本発明に係る液晶装置では、前記M行の第1の配線の各々のうち、隣合って配置されている配線には、フレーム期間内でそれぞれ異なる電位が供給されることを特徴とする。この場合には、例えば、液晶装置をドット反転駆動させたとき、従来に比べて、スイッチング手段や配線内に蓄積された寄生容量の影響によるフリッカーを抑えることができる。また、低い周波数で対向電極を駆動させることができ、消費電力の低減が図れる。
【0019】
また、本発明に係る液晶装置では、前記M行の第1の配線の各々のうち、隣合って配置されている配線には、フレーム期間内でそれぞれ同じ電位が供給されることを特徴とする。この場合には、例えば、液晶装置をソースライン駆動させたとき、従来に比べて、スイッチング手段や配線内に蓄積された寄生容量の影響によるフリッカーを抑えることができる。
【0020】
また、本発明に係る液晶装置では、前記極性反転手段は、
第1の論理情報または第2の論理情報の入力信号が供給され、順次シフトされる第1のシフトレジスタと、
前記第1のシフトレジスタに供給される前記入力信号とは逆の論理を有する入力信号が供給され、順次シフトされる第2のシフトレジスタと、
前記選択期間毎に前記第1および第2のシフトレジスタから供給される前記第1の論理情報または前記第2の論理情報に基づいて、前記M行の第1の配線および前記M行の第2の配線のそれぞれに供給する電位を選択する電位選択回路とを有することを特徴とする。
【0021】
このようにすることで、液晶装置へのデータ信号電圧を交流化し、極性反転駆動させる場合、同時に、対向画素電極の電位を変化させることができる。
【0022】
また、本発明に係る液晶装置の基板では、第1の方向に沿って配置されたM行(Mは2以上の整数)の走査線と、
前記第1の方向と交差する第2の方向に沿って配置されたN(Nは自然数)列のデータ線と、
前記M行の走査線の1つと前記N列のデータ線の1つとにそれぞれ接続されたM×N個のスイッチング手段と、
前記M×N個のスイッチング手段の1つとそれぞれ接続されたM×N個の画素電極とを有するアクティブマトリックス基板に対して、液晶層を介して対向する基板であって、
液晶層を介して前記M×N個の画素電極のそれぞれと対向して配置されるM×N個の対向画素電極と、
前記M行の走査線の各行で、奇数番目の対向画素電極を接続するM行の第1の配線と、
前記M行の走査線の各行で、偶数番目の対向画素電極を接続するM行の第2の配線とを有し、前記M行の第1の配線および前記M行の第2の配線の各々が互いに絶縁されていることを特徴とする。
【0023】
このような構成を有する基板を、本発明にかかる液晶装置に用いることで、走査線毎に対向画素電極に供給する電位の制御を容易に行なうことができる。
【0024】
また、本発明に係る液晶装置を電子機器に適用することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0026】
(第1の実施形態)
図1は、本発明にかかる液晶装置のブロック図を示している。
【0027】
この液晶装置は、液晶パネル10、信号制御回路部12、階調電圧回路部14、電源回路部16、走査線駆動回路20、データ線駆動回路22及び対向電極駆動回路24から構成されている。なお、図1中では、液晶パネル10に形成された画素をP(1,1)〜P(m,n)〜P(M,N)で定義する。m,n,Mのそれぞれは自然数である。各走査線の総称としてY、各データ線の総称としてXでそれぞれ表す。この走査線Yおよびデータ線Xのうち、ある特定の走査線またはデータ線のみを指定する場合は、Y1,Y2,…Ym,…,YM、又はX1,X2,…,Xn,…,XNのように表記する。対向電極の総称はCで表す。この対向電極Cのうち、各対向電極は、C1,C2,…,Cm,…,CMと表し、さらに特定の対向電極のみを指定する場合は、C1a,C1b,C2a,C2b,…,Cma,Cmb,…,CMa,CMbのように表記する。
【0028】
この対向電極Cと画素P(m,n)との接続関係を図5に示す。図5(a)は、アクティブマトリックス上に形成され、走査線Y1とデータ線X1との交点に対応して設けられた画素P(1,1)の構成を示している。アクティブマトリックス基板上の画素P(1,1)は、TFT30のドレインに設けられた画素電極32および保持容量42を有している。他の画素でもこの画素P(1,1)と同様な構成を有している。また、このアクティブマトリックス基板と液晶層を介して設けられる対向基板100を図5(b)に示す。対向基板100上には、M×N個の画素の各々と対応してM×N個の対向画素電極102が設けられている。また、対向基板100上には、画素P(m,nc)(ncは奇数)とそれぞれ接続されて配線されているM本の対向電極Cma、および画素P(m,nd)(ndは偶数)とそれぞれ接続され配線されているM本の対向電極Cmbを有する。
【0029】
液晶パネル10は、(M×N)個の画素から構成されている。液晶パネル10内の、ある1画素(1,1)において、TFT30のソースにはデータ線X1が、ゲートGには走査線Y1がそれぞれ接続されている。データ線X1〜XNはデータ線駆動回路22で、走査線Y1〜YMは走査線駆動回路20でそれぞれ駆動される。TFT30のドレインDには、画素電極32が設けられている。この画素電極32を一端として、液晶層に印加される電圧が充電される画素容量40と、データを保持するための保持容量42とが接続されている。この画素容量40および保持容量42の他端は、対向電極C1に接続されている。ここで、対向電極C1は、対向電極C1aおよびC1bからなり、画素容量40および保持容量42の他端は、対向画素電極102を介して対向電極C1aに接続されている。
【0030】
液晶パネル10内には、上述のような画素P(1,1)と同じ構成を有する(M×N)個の画素が形成されている。なお、画素P(m,nc)(ncは奇数)では画素容量40および保持容量42の他端は対向電極Cmaに、画素P(m,nd)(ndは偶数)では画素容量40および保持容量42の他端は対向電極Cmbにそれぞれ接続されている。
【0031】
図1の液晶装置は、外部から電源、データ信号、同期信号およびクロック信号が供給される。
【0032】
信号制御回路部12は、クロック信号CLK1、データ信号Daおよび水平同期信号Hsyncをデータ線駆動回路22に供給する。データ信号Daは、例えば、各8ビットのRGB信号で約1677万色の色彩を表すためのデジタル信号である。データ線駆動回路22は、クロック信号CLK1のタイミングで、データ信号Daをラッチする。1ライン分のデータ信号Daがラッチされるのに同期して、水平同期信号Hsyncがデータ線駆動回路22に供給される。この水平同期信号Hsyncに基づいて、ラッチされた1ライン分のデータ信号Daが階調電圧回路部14からの基準電圧を基にアナログ変換され、次いで、インピーダンス変換されてデータ線Xのそれぞれに供給される。
【0033】
また、信号制御回路部12は、クロック信号CLK2および垂直同期信号Vsyncを走査線駆動回路20に供給する。走査線駆動回路20は、クロック信号CLK2のタイミングで、順次、選択する走査線Yを切換える。ある特定の走査線Yが選択された選択期間に、走査線に接続されたTFT30のゲートをオンさせる走査信号電圧が印加される。なお、この走査信号電圧を走査信号Sと定義する。また、この走査信号Sは、フレーム期間の初めの選択期間H1に供給される走査信号S1から順次、S1、S2、…、Sm,…,SMというように定義する。この走査信号Sと同期して、データ線駆動回路22から出力されたデータ信号電圧Vdが、データ線Xのそれぞれに供給される。全ての走査線Xが走査された1フレーム期間後に、垂直同期信号Vsyncが走査線駆動回路20に供給され、再び、先頭の走査線Y1から順次、走査される。
【0034】
また、信号制御回路部12は、後述するように、クロック信号CLK2、および極性反転化信号FRを対向電極駆動回路24に供給する。
【0035】
電源回路部16は、階調電圧回路部14、走査線駆動回路20、データ線駆動回路22および対向電極駆動回路24に電源を供給する。例えば、対向電極駆動回路24では、この供給された電源を基にして、対向電極Cに2種類の電圧、例えば、正極性+Vcomと負極性−Vcomの電圧を供給する。
【0036】
対向電極駆動回路24は、例えば、図2に示すように、シフトレジスタ群54と電位選択回路56とで構成されている。電位選択回路56は、図示しないが、レベルシフタ、ドライバなどで構成されている。
【0037】
シフトレジスタ群54は、例えば、M個のレジスタが直列に接続されて構成されている。なお、シフトレジスタ50,52のそれぞれでは、個々のレジスタをサフィックス1〜Mを付して表記する。
【0038】
クロック信号CLK2がシフトレジスタ群54に供給される毎に、シフトレジスタ50,52に記憶された情報はシフトされていく。シフトレジスタ50に記憶された情報は、電位選択回路56でアナログ変換され所要の電圧レベルまで増幅されて対向電極Cのそれぞれに供給される。
【0039】
ここで、シフトレジスタ群54にクロック信号CLK2が入力されたときの、経時変化t〜(t+M)を図3に示す。なお、図3中の、情報「0」では対向電極駆動回路24から負極性の電圧−Vcomが、情報「1」では、対向電極駆動回路24から正極性の電圧+Vcomが、対向電極C1〜CMのそれぞれに供給される。この情報「0」または「1」は、極性反転化信号FRによって決定される。例えば、本実施形態ではドット反転方式で液晶装置を駆動させるため、隣合う画素同士では極性が異なる。つまり、対向電極C1aに接続された画素と、対向電極C1bに接続された画素とでは、それぞれ異なる極性を示す。さらに、対向電極C1aに接続された画素と、対向電極C2aに接続された画素とでは、それぞれ異なる極性を示す。このため、シフトレジスタ50とシフトレジスタ52とは、それぞれ異なる情報が極性反転化信号FRにより供給される。
【0040】
以下に、液晶装置がドット反転方式で駆動される場合の、対向電極駆動回路24の動作を説明する。
【0041】
時間tでは、シフトレジスタ50には一律に情報「1」が、シフトレジスタ52には一律に情報「0」がそれぞれ入力されている。時間(t+1)においては、クロック信号CLK2により、レジスタ50−1の情報「1」はレジスタ50−2へとシフトされる。クロック信号CLK2により、レジスタ52−1の情報「0」はレジスタ52−2へとシフトされる。これと同時に、極性反転化信号FRにより、レジスタ50−1には反転された情報「0」が、レジスタ52−1には反転された情報「1」がそれぞれ供給される。時間t+2において、クロック信号CLK2によりさらに情報が1段シフトされると共に、極性反転化信号FRにより、レジスタ50−1には反転された情報「0」が、レジスタ52−1には反転された情報「1」がそれぞれ供給される。以下同様に、時間(t+M)まで、レジスタ50−Mおよびレジスタ52−Mの各々に反転情報が供給される。結局、時間tと比べて、時間(t+M)では、全てのレジスタの情報が反転されていることになる。
【0042】
さて、図4のタイミングチャートを図1の液晶装置を用いて説明する。図4は本発明にかかる液晶装置を、ドット反転方式で駆動させた時のタイミングチャートを示している。
【0043】
フレーム期間f1の始めに供給された走査信号S1により、選択期間H1に走査線Y1が選択される。データ線Xc(cは奇数)の各々に正極性のデータ信号電圧+Vdが供給される。これと同期して、対向電極C1aには負極性の電圧−Vcomが供給される。また、データ線Xd(dは偶数)の各々に負極性のデータ信号電圧−Vdが供給される。これと同期して、対向電極C1bには正極性の電圧+Vcomが供給される。
【0044】
次いで、走査信号S2により、選択期間H2に走査線Y2が選択される。データ線Xc(cは奇数)の各々に負極性のデータ信号電圧−Vdが供給される。これと同期して、対向電極C2aには正極性の電圧+Vcomが供給される。また、データ線Xd(dは偶数)の各々に正極性のデータ信号電圧+Vdが供給される。これと同期して、対向電極C2bには負極性の電圧−Vcomが供給される。
【0045】
以下同様に、対向電極駆動回路24から、対向電極Cのそれぞれに電圧−Vcomが供給されるタイミングは、走査信号S3〜SMのそれぞれ同期している。フレーム期間f2においても同様なタイミングで、対向電極駆動回路24は駆動される。
【0046】
このように本実施の形態では、液晶層に印加される電圧の極性を反転駆動させる際、各々の走査線の選択時のタイミングに同期させて、対向電極にかかる電圧を変化させている。このような動作は、各走査線に対して2個の対向電極CmaおよびCmbから構成され、隣合う各画素の対向電極Cがそれぞれ別の対向電極に接続されている液晶パネル10を用いることで実現できる。この液晶装置を上述のようにドット反転駆動させる場合、従来に比べて、スイッチング手段や配線内に蓄積された寄生容量の影響による電圧変動を解消することができ、この電圧変動に起因したフリッカーを抑えることができる。また、対向電極のそれぞれの駆動周期を2フレーム期間に設定することができる。このため、低い周波数で対向電極を駆動させることができ、消費電力の低減を図ることができる。
【0047】
(第2の実施形態)
本実施形態にかかる液晶装置の動作を図6のタイミングチャートを用いて説明する。図6は本発明にかかる液晶装置を、ソースライン反転方式で駆動させた時のタイミングチャートを示している。但し、図6は便宜上、データ線X1に対応して接続された画素のそれぞれの変化について示している。
【0048】
フレーム期間f1の始めに供給された走査信号S1により、選択期間H1に走査線Y1が選択される。データ線X1に正極性のデータ信号電圧+Vdが供給される。これと同期して、対向電極C1aには負極性の電圧−Vcomが供給される。
【0049】
次いで、走査信号S2により、選択期間H2に走査線Y2が選択される。データ線X1に正極性のデータ信号電圧+Vdが供給される。これと同期して、対向電極C2aには負極性の電圧−Vcomが供給される。
【0050】
以下同様に、フレーム期間f1において、対向電極駆動回路24から、対向電極C3a〜CMaのそれぞれに電圧−Vcomが供給されるタイミングは、走査信号S3〜SMのそれぞれと同期している。フレーム期間f2においても同様なタイミングで、対向電極駆動回路24は駆動される。
【0051】
このように本実施形態では、液晶層に印加される電圧の極性を反転駆動させる際、走査線Yの各々の選択時のタイミングに同期させて、対向電極にかかる電圧を変化させている。このような動作は、各走査線に対して2個の対向電極CmaおよびCmbから構成され、隣合う各画素の対向電極Cがそれぞれ別の対向電極に接続されている液晶パネル10を用いることで実現できる。この液晶装置を上述のようにソースライン反転駆動させる場合、従来に比べて、スイッチング手段や配線内に蓄積された寄生容量の影響による電圧変動を解消することができ、この電圧変動に起因したフリッカーを抑えることができる。
【0052】
(第3の実施形態)
図7は、本発明にかかる第3の実施形態の液晶装置を示している。
【0053】
信号制御回路部112に、データ信号、同期信号およびクロック信号が供給される。信号制御回路部112は、クロック信号CLKX、水平同期信号Hsync1およびデータ信号Dbをデータ線駆動回路122に供給する。また、信号制御回路部112は、クロック信号CLKYおよび垂直同期信号Vsync1を走査線駆動回路120に供給する。また、信号制御回路部112は、極性反転化信号FRおよびクロック信号CLKYを対向電極駆動回路124に供給する。
階調電圧回路部114は、前述の階調電圧回路部14と同様に、基準となる電圧をデータ線駆動回路122に供給する。電源回路部116は、前述の電源回路部16と同様に、液晶装置を駆動するための各装置に電源を供給する。
【0054】
ここで、垂直同期信号Vsync1は、1フィールド(1フレーム)を分割して定義される各サブフィールドを決定するための信号である。極性反転化信号FRは、1サブフィールド毎に、レベル反転した信号を対向電極駆動回路124に供給する。クロック信号CLKYは、水平走査期間Sを規定するための信号である。水平同期信号Hsync1は、クロック信号CLKXにより、データ線駆動回路122に1ライン分の各RGBデータ信号Dbがラッチされた後に出力される信号である。また、図示しないが、信号制御回路部112には、垂直同期信号Vsync1をカウントするカウンタを有し、このカウンタ結果に基づいて、極性反転化信号FRとして供給される信号が決定される。
【0055】
なお、ここでサブフィールドの概念を以下に説明する。
【0056】
本実施形態において、例えば、図7に示す液晶装置は8階調表示が可能であるとする。つまり、データ信号Dbは各RGB3ビットで構成されている。本実施形態に係る、このような液晶装置において、液晶層に印加される電圧を、例えば、電圧V0(「L」レベル)およびV7(「H」レベル)の2値のみとする。ノーマリーホワイトの液晶パネルの場合、1フィールドの全期間にわたって液晶層に電圧V0を印加すれば透過率は100%となり、電圧V7を印加すると透過率は0%となる。さらに、1フィールドのうち、液晶層に電圧V0を印加する期間と、電圧V7を印加する期間との比率を制御することで、中間調に対応する電圧を液晶層に印加することが可能となる。そこで、液晶層に電圧V0を印加する期間と、電圧V7を印加する期間とを区切るために、1フィールドfを7つの期間に分割する。この分割した期間を、サブフィールドSf1〜Sf7と定義する。
【0057】
例えば、階調データが(001)である場合(画素の透過率14.3%とする階調表示を行なう場合)、対向電極Cの電圧が0Vであれば、選択された画素には、サブフィールドSf1においては電圧V7が印加される。一方、他のサブフィールドSf2〜Sf7では、電圧V0が印加される。ここで、電圧実効値は、電圧瞬時値の2乗を1周期(1フィールド)にわたって平均化した平方根で求められる。つまり、サブフィールドSf1が、1フィールドfに対して(V1/V7)2となるように設定されれば、1フィールドf内で液晶層に印加される電圧実効値はV1となる。
【0058】
このように、サブフィールドSf1〜Sf7の期間を設定して、階調データに応じた電圧が液晶層に印加されることで、電圧V0およびV7の2値のみを液晶層に供給しているにもかかわらず、各透過率に対する階調表示が可能となる。
【0059】
さて、信号制御回路部112では、供給されたRGB各3ビットのデータ信号を、サブフィールドSf1〜Sf7毎に、2値信号Dsに変換する。この2値信号Dsは、データ線駆動回路122に供給され、データ信号電圧Vdとして電圧V0またはV7のいずれかが液晶層に印加される。
【0060】
図8には、液晶層に印加される階調データ(000)〜(111)の電圧波形を示す。それぞれの階調データに対応して、サブフィールドSf1〜Sf7のそれぞれの期間に、電圧V7(「H」)または電圧V0(「L」)が液晶層に印加されている。例えば、階調データ(001)の場合、サブフィールドSf1〜Sf7の順に、(HLLLLLL)が液晶層に印加されることになる。
【0061】
図9は、図7の液晶装置の動作のタイミングチャートを示す図である。
【0062】
なお、各サブフィールド内で、走査信号S1〜SMが供給される期間pは、最も短いサブフィールド期間として設定されているサブフィールドSf3よりも短く設定されている。
【0063】
サブフィールドSf1では、走査信号S1が供給される選択期間H1に、データ線Xc(cは奇数)のそれぞれにデータ信号電圧+Vdが供給される。対向電極駆動回路124から対向電極C1aに、データ信号電圧+Vdとは逆極性の電圧−Vcomが供給される。同時に、データ線Xd(dは偶数)のそれぞれにデータ信号電圧−Vdが供給される。対向電極駆動回路124から対向電極C1bに、データ信号電圧−Vdとは逆極性の電圧+Vcomが供給される。
【0064】
走査信号S2が供給される選択期間H2には、データ線Xc(cは奇数)のそれぞれにデータ信号電圧−Vdが供給される。対向電極駆動回路124から対向電極C2aに、データ信号電圧−Vdとは逆極性の電圧+Vcomが供給される。同時に、データ線Xd(dは偶数)のそれぞれにデータ信号電圧+Vdが供給される。対向電極駆動回路124から対向電極C2bに、データ信号電圧+Vdとは逆極性の電圧−Vcomが供給される。
【0065】
以下同様に、走査信号SMが供給される選択期間HMまで、そのタイミングに同期して対向電極の極性が変化する。このような動作が、フレーム期間f中の、サブフィールドSf1〜Sf7で行なわれる。フレーム期間f2では、前期フレーム期間f1の各画素の極性とは、異なるように電圧が供給される。
【0066】
このように液晶装置を駆動する場合にも、フレーム期間の初めと同期して極性反転化信号FRで対向電極Cの極性を反転させる場合に生じる、寄生容量などに起因した液晶層への印加電圧の変化を抑えることができる。
【0067】
さらに、従来においては、対向電極の電圧を極性反転させる場合には、フレーム期間fを複数のサブフィールドに分割したために、それと比例して、対向電極駆動回路124を駆動させる周波数も高くなる。しかし、本実施形態では、対向電極Cは図5に示すような構造となっているため、各々の対向電極を対応する走査線が選択されたときに駆動させることができる。このため、対向電極駆動回路124で対向電極を駆動する際の周波数を抑えることができ、消費電力の低減が実現できる。
【0068】
また、上述の実施形態では、走査線Yを1本づつ選択していたが、複数の走査線を選択して駆動させる際にも、走査線の選択期間と同期させて、選択された走査線に対応する各行の対向電極を駆動することで、同様の効果が得られる。
【0069】
また、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、本発明は上述のTFT型の液晶装置の駆動に適用されるものに限らず、プラズマディスプレイ装置等を用いた画像表示装置にも適用可能である。
【0070】
本発明は、液晶装置を有する全ての電子機器に適用することができる。例えば、携帯電話、ゲーム機器、電子手帳、パーソナルコンピュータ、ワードプロセッサ、テレビ、カーナビゲーション装置などの各種電子機器が挙げられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る液晶装置を示す図である。
【図2】図1の液晶装置の対向電極駆動回路の構成の一例を示すための図である。
【図3】図2の対向電極駆動回路の動作を説明するための図である。
【図4】図1の液晶装置の動作のタイミングチャートを示す図である。
【図5】(a)アクティブマトリックス基板上に形成された画素を示す図である。(b)本発明で利用される対向電極基板を示す図である。
【図6】第2の実施形態に係る液晶装置の動作のタイミングチャートを示す図である。
【図7】第3の実施形態に係る液晶装置を示す図である。
【図8】図7の液晶装置の信号制御回路部で生成されたデータ信号Dsの一例を示す図である。
【図9】図7の液晶装置の動作のタイミングチャートを示す図である。
【図10】従来の対向電極基板の構成を示す図である。
【図11】図10に示す対向電極基板を用いて、液晶装置をドット反転駆動させたときのタイミングチャートを示す図である。
【図12】図10に示す対向電極基板を用いて、液晶装置をドット反転駆動させたときの他のタイミングチャートを示す図である。
【図13】図10に示す対向電極基板を用いて、液晶装置をソースライン反転駆動させたときのタイミングチャートを示す図である。
【図14】TFTの寄生容量を説明するための図である。
【符号の説明】
10 液晶パネル
12,112 信号制御回路部
14,114 階調電圧回路部
16,116 電源回路部
20、120 走査線駆動回路
22、122 データ線駆動回路
24、124 対向電極駆動回路
30 TFT
32 画素電極
40 画素容量
42 保持容量
50,52 シフトレジスタ
54 シフトレジスタ群
56 電位選択回路部
100,110 対向基板
102 対向画素電極

Claims (7)

  1. 第1の方向に沿って配置されたM行(Mは2以上の整数)の走査線と、
    前記第1の方向と交差する第2の方向に沿って配置されたN(Nは自然数)列のデータ線と、
    前記M行の走査線の1つと前記N列のデータ線の1つとにそれぞれ接続されたM×N個のスイッチング手段と、
    前記M×N個のスイッチング手段の1つとそれぞれ接続されたM×N個の画素電極と、
    液晶層を介して前記M×N個の画素電極のそれぞれと対向して配置されるM×N個の対向画素電極と、
    前記M行の走査線の少なくとも1本を選択する走査信号を、前記M行の走査線に供給する走査線駆動手段と、
    前記N列のデータ線の各々にデータ信号を供給するデータ線駆動手段と、
    前記液晶層に印加される電圧の極性を反転させる極性反転手段と、
    前記M行の走査線の各々に対応して配置された、M行の第1の配線およびM行の第2の配線と、
    を有し、
    前記M行の第1の配線の各々から、前記M行の走査線と対応する各行での奇数番目の対向画素電極に電位を供給し、
    前記M行の第2の配線の各々から、前記M行の第1の配線に供給された電位とは異なる電位を、前記M行の走査線と対応する各行での偶数番目の対向画素電極に供給し、
    前記極性反転手段は、
    第1の論理情報または第2の論理情報の第1の入力信号が供給され、前記第1の入力信号が順次シフトされる第1のシフトレジスタと、
    前記第1のシフトレジスタに供給される前記第1の入力信号とは逆の論理を有する第2の入力信号が供給され、前記第2の入力信号が順次シフトされる第2のシフトレジスタと、
    前記選択期間毎に前記第1および第2のシフトレジスタから供給される前記第1の論理情報または前記第2の論理情報に基づいて、前記M行の第1の配線および前記M行の第2の配線のそれぞれに供給する電位を選択する電位選択回路と、
    を有し、
    前記第1のシフトレジスタからの情報に基づく前記電位選択回路の出力を、前記M行の第1の配線の奇数番目と、前記M行の第2の配線の偶数番目に入力させ、
    前記第2のシフトレジスタからの情報に基づく前記電位選択回路の出力を、前記M行の第1の配線の偶数番目と、前記M行の第2の配線の奇数番目に入力させ、
    前記M行の第1の配線の各々のうち、隣合って配置されている配線の電位を、一フィールド期間内で前記M行の走査線を選択するタイミングに同期させて、それぞれ異なる電位に変化させ、
    前記M行の第2の配線の各々のうち、隣合って配置されている配線の電位を、一フィールド期間内で前記M行の走査線を選択するタイミングに同期させて、それぞれ異なる電位に変化させることを特徴とする液晶装置。
  2. 請求項1において、
    一フィールドを複数に分割した各サブフィールド毎に、前記データ信号を2値信号に変換する信号制御回路をさらに有し、
    前記走査線駆動手段は、前記各サブフィールド中に、前記M行の走査線の少なくとも1本を選択する走査期間を含む走査信号を、前記M行の走査線に供給するものであり、
    データ線駆動手段は、前記信号制御回路からの2値信号に基づいて、前記N列のデータ線に2値の電圧を供給するものであり、
    極性反転手段は、前記各サブフィールド毎に、選択された走査線に対応する行の対向電極に供給される電圧を変化させて、前記液晶層に印加される電圧の極性を反転させること を特徴とする液晶装置。
  3. 請求項1または2に記載の液晶装置を有することを特徴とする電子機器。
  4. 第1の方向に沿って配置されたM行(Mは2以上の整数)の走査線と、
    前記第1の方向と交差する第2の方向に沿って配置されたN(Nは自然数)列のデータ線と、
    前記M行の走査線の1つと前記N列のデータ線の1つとにそれぞれ接続されたM×N個のスイッチング手段と、
    前記M×N個のスイッチング手段の1つとそれぞれ接続されたM×N個の画素電極と、
    液晶層を介して前記M×N個の画素電極のそれぞれと対向して配置されるM×N個の対向画素電極と、
    前記M行の走査線の各行で、奇数番目の対向画素電極に電位を供給するM行の第1の配線と、
    前記M行の走査線の各行で、偶数番目の対向画素電極に、前記奇数番目の対向画素電極に供給された電位とは異なる電位を供給するM行の第2の配線とを有する液晶表示パネルを駆動する駆動装置であって、
    前記M行の走査線の少なくとも1本を選択する走査信号を、前記M行の走査線に供給する走査線駆動手段と、
    前記走査線駆動手段により前記少なくとも1本の走査線を選択する選択期間に同期して、その選択された走査線に対応する第1の配線および第2の配線のそれぞれに供給される電位を変化させる極性反転手段と、
    を有し、
    前記極性反転手段は、
    第1の論理情報または第2の論理情報の第1の入力信号が供給され、前記第1の入力信号が順次シフトされる第1のシフトレジスタと、
    前記第1のシフトレジスタに供給される前記第1の入力信号とは逆の論理を有する第2の入力信号が供給され、前記第2の入力信号が順次シフトされる第2のシフトレジスタと、
    前記選択期間毎に前記第1および第2のシフトレジスタから供給される前記第1の論理情報または前記第2の論理情報に基づいて、前記M行の第1の配線および前記M行の第2の配線のそれぞれに供給する電位を選択する電位選択回路と、
    を有し、
    前記第1のシフトレジスタからの情報に基づく前記電位選択回路の出力を、前記M行の第1の配線の奇数番目と、前記M行の第2の配線の偶数番目に入力させ、
    前記第2のシフトレジスタからの情報に基づく前記電位選択回路の出力を、前記M行の第1の配線の偶数番目と、前記M行の第2の配線の奇数番目に入力させ、
    前記M行の第1の配線の各々のうち、隣合って配置されている配線の電位を、一フィールド期間内で前記M行の走査線を選択するタイミングに同期させて、それぞれ異なる電位に変化させ、
    前記M行の第2の配線の各々のうち、隣合って配置されている配線の電位を、一フィールド期間内で前記M行の走査線を選択するタイミングに同期させて、それぞれ異なる電位に変化させることを特徴とする駆動装置。
  5. 請求項4において、
    一フィールドを複数に分割した各サブフィールド毎に、前記データ信号を2値信号に変換する信号制御回路をさらに有し、
    前記走査線駆動手段は、前記各サブフィールド中に、前記M行の走査線の少なくとも1本を選択する走査期間を含む走査信号を、前記M行の走査線に供給するものであり、
    データ線駆動手段は、前記信号制御回路からの2値信号に基づいて、前記N列のデータ 線に2値の電圧を供給するものであり、
    極性反転手段は、前記各サブフィールド毎に、選択された走査線に対応する行の対向電極に供給される電圧を変化させて、前記液晶層に印加される電圧の極性を反転させることを特徴とする駆動装置。
  6. 第1の方向に沿って配置されたM行(Mは2以上の整数)の走査線と、
    前記第1の方向と交差する第2の方向に沿って配置されたN(Nは自然数)列のデータ線と、
    前記M行の走査線の1つと前記N列のデータ線の1つとにそれぞれ接続されたM×N個のスイッチング手段と、
    前記M×N個のスイッチング手段の1つとそれぞれ接続されたM×N個の画素電極と、
    液晶層を介して前記M×N個の画素電極のそれぞれと対向して配置されるM×N個の対向画素電極と、
    前記M行の走査線の各行で、奇数番目の対向画素電極に電位を供給するM行の第1の配線と、
    前記M行の走査線の各行で、偶数番目の対向画素電極に、前記奇数番目の対向画素電極に供給された電位とは異なる電位を供給するM行の第2の配線と、
    前記液晶層に印加される電圧の極性を反転させる極性反転手段と、
    を有し、
    前記極性反転手段は、
    第1の論理情報または第2の論理情報の第1の入力信号が供給され、前記第1の入力信号が順次シフトされる第1のシフトレジスタと、
    前記第1のシフトレジスタに供給される前記第1の入力信号とは逆の論理を有する第2の入力信号が供給され、前記第2の入力信号が順次シフトされる第2のシフトレジスタと、
    前記選択期間毎に前記第1および第2のシフトレジスタから供給される前記第1の論理情報または前記第2の論理情報に基づいて、前記M行の第1の配線および前記M行の第2の配線のそれぞれに供給する電位を選択する電位選択回路と、
    を有する液晶装置の駆動方法であって、
    前記M行の走査線の少なくとも1つを選択する走査信号を、前記M行の走査線に供給し、
    前記第1のシフトレジスタからの情報に基づく前記電位選択回路の出力を、前記M行の第1の配線の奇数番目と、前記M行の第2の配線の偶数番目に入力させ、
    前記第2のシフトレジスタからの情報に基づく前記電位選択回路の出力を、前記M行の第1の配線の偶数番目と、前記M行の第2の配線の奇数番目に入力させ、
    前記M行の第1の配線の各々のうち、隣合って配置されている配線の電位を、一フィールド期間内で前記M行の走査線を選択するタイミングに同期させて、それぞれ異なる電位に変化させ、
    前記M行の第2の配線の各々のうち、隣合って配置されている配線の電位を、一フィールド期間内で前記M行の走査線を選択するタイミングに同期させて、それぞれ異なる電位に変化させることを特徴とする駆動方法。
  7. 請求項6において、
    一フィールドを複数に分割した各サブフィールド毎に、前記データ信号を2値信号に変換する信号制御回路をさらに有し、
    前記走査線駆動手段により、前記各サブフィールド中に、前記M行の走査線の少なくとも1本を選択する走査期間を含む走査信号を、前記M行の走査線に供給し、
    前記データ線駆動手段により、前記信号制御回路からの2値信号に基づいて、前記N列のデータ線に2値の電圧を供給し、
    前記極性反転手段により、前記各サブフィールド毎に、選択された走査線に対応する行の対向電極に供給される電圧を変化させて、前記液晶層に印加される電圧の極性を反転さ せることを特徴とする駆動方法。
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