JP3750408B2 - 定着器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真技術を用いて用紙等の記録材にトナー画像を形成することのできるプリンター、ファクシミリ、複写機等の画像形成装置に用いられる定着器に関する。特に離型オイル塗布技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、電子写真技術を用いて用紙等の記録材上にトナー画像を形成する画像形成装置は、回転駆動される感光体と、この感光体に露光して表面に静電潜像を形成する露光手段と、前記静電潜像を現像してトナー画像となす現像手段と、そのトナー画像を記録材に転写させる転写手段と、この転写手段によりトナー画像が転写された記録材を通過させつつ加熱して記録材上にトナー画像を定着させる定着器とを有している。
【0003】
従来の定着器としては、図3に示すように、記録材P上のトナー像Tが定着ローラ1の表面に転移してしまうという現象(いわゆるオフセット現象)を防止するために、定着ローラ1の表面に離型オイルを塗布するオイル塗布ローラ2を備え、このオイル塗布ローラ2をオイル塗布対象である定着ローラ2に当接させつつ従動回転させて離型オイルを塗布するようにしたものが知られている。
【0004】
そして、この定着器は、オイル塗布ローラ2として、離型オイルを含浸させたオイル保持材としての肉厚多孔質組織材2aの表面に、ゲル化シリコーンが孔に充填された多孔質PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)層2bを設けてなるオイル塗布ローラを用い、このオイル塗布ローラ2の表面にクリーニングブレード4を摺接させてオイル塗布ローラ2の表面に付着した汚れ(トナー、紙粉等)を除去するようにしてある(特開平8−50425号公報)。なお図3において、3は加圧ロールである。
【0005】
この定着器のオイル塗布ローラ2によれば、肉厚多孔質組織材2aに含浸された離型オイルが、多孔質PTFE層2bの孔に充填されたゲル化シリコーン中を拡散してオイル塗布対象(図示のものは定着(加熱)ロール1)に到達することとなるので、オイル塗布量を適正に調整することが可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来技術では、オイル塗布ローラ2の表面にクリーニングブレード4を摺接させてオイル塗布ローラ2の表面に付着した汚れ(トナー、紙粉等)を除去しようとしていたので、ブレード4の先端4aに汚れが蓄積されると、先端4aがオイル塗布ローラ2の表面に均一に当接しなくなってしまう。特に、例えば、幅(図3の紙面と直交する方向の長さ)の小さな記録材Pが定着ロール1と加圧ロール3との間を多数枚通過すると、それよって、前記ブレード先端4aの、幅の小さな記録材に対応する部位において汚れが蓄積されることとなるので、この汚れが蓄積された部位とそれ以外の部位とでは、オイル塗布ローラ2に対する当接状態が異なり、汚れが蓄積されていない部位ではオイル塗布ローラの汚れが良好に除去されるが、汚れが蓄積された部位ではオイル塗布ローラの汚れが良好には除去されない状態となる。このため、ブレード先端4aにおける汚れが蓄積された部位に対応するオイル塗布ローラの部位には汚れが蓄積され、それ以外の部位はそれほど汚れていない状態となる。その結果、オイル塗布ローラ2の軸線方向における定着ロール1に対するオイル塗布量が不均一となり、その後、幅の大きな記録材上にトナー像Tが定着される際、その定着画像に濃淡ムラや光沢ムラが生じてしまう。
【0007】
すなわち、上述した従来技術では、ブレード4の先端4aに汚れが蓄積されると、先端4aがオイル塗布ローラ2の表面に均一に当接しなくなり、オイル塗布ローラの表面汚れが不均一となって、オイルの塗布むらが生じ、定着されたトナー画像に濃淡ムラや光沢ムラが生ずるという問題があることが分かった。
【0008】
本発明の目的は、以上のような課題を解決し、オイルの塗布ムラを防止し、定着されたトナー画像に濃淡ムラや光沢ムラが生じ難い定着器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1記載の定着器は、離型オイルを含浸させたオイル保持材の表面に、ゲル化シリコーンが孔に充填された多孔質フッ素樹脂層を設けてなるオイル塗布ローラを、オイル塗布対象に当接させつつ回転させて離型オイルを塗布する定着器であって、
前記オイル塗布ローラに対して、当該ローラ表面に毛先が摺接するブラシクリーナが設けられ、このブラシクリーナの前記ローラ表面に摺接する毛の列が、前記オイル塗布ローラの回転方向に関して複数列となっているとともに,前記毛先の径が、前記多孔質フッ素樹脂層の孔の径よりも大きい構成であり,かつ,前記離型オイルが、アミノ変性シリコーンオイルであることを特徴とする。
【0012】
【作用効果】
請求項1記載の定着器によれば、オイル塗布対象に当接しつつ回転して離型オイルを塗布するオイル塗布ローラが、離型オイルを含浸させたオイル保持材の表面に、ゲル化シリコーンが孔に充填された多孔質フッ素樹脂層を設けてなるオイル塗布ローラとなっているので、オイル塗布量を適正に調整することが可能となる。
【0013】
そして、前記オイル塗布ローラに対して、当該ローラ表面に毛先が摺接するブラシクリーナが設けられ、このブラシクリーナの前記ローラ表面に摺接する毛の列が、前記オイル塗布ローラの回転方向に関して複数列となっているので、オイル塗布ローラの表面に付着した汚れは、複数の毛の列によって段階的に除去されることとなる。
【0014】
このため、仮に第1列目の毛の先に汚れが蓄積され、第1列目の毛によっては汚れが良好に除去されない状態となったとしても、第1列目の毛を通過した汚れは第2列目またはそれ以降の毛の列によって、良好に除去されることとなる。
【0015】
したがって、オイル塗布ローラの表面が綺麗な状態に維持され(少なくとも汚れ具合が不均一になるということが防止され)、結果として、オイルの塗布ムラが防止され、定着されたトナー画像に濃淡ムラや光沢ムラが生じ難くなる。
【0016】
さらに,前記毛先の径が、前記多孔質フッ素樹脂層の孔の径よりも大きくなっているので、多孔質フッ素樹脂層の孔に充填されているゲル化シリコーンが毛先で傷つけられ難くなり、結果として、長期間に亙ってオイルを均一に塗布することが可能となる。すなわち、オイル塗布ローラの寿命が延びることとなる。
【0017】
さらに,前記離型オイルが、アミノ変性シリコーンオイルであるので、アミノ基が紙粉に吸着されて紙粉表面にシリコーンオイルの油膜ができ、紙粉がオイル塗布ローラの表面から剥がれ易くなる。
【0018】
したがって、オイル塗布ローラの表面が汚れ難くなるとともに、表面に紙粉が付着したとしても、その紙粉汚れが除去され易くなる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0020】
図1(a)は本発明に係る定着器の一実施の形態の要部を示す概略図、(b)は作用説明図である。図2は図1(a)の部分拡大図である。
【0021】
10はオイル塗布ローラであり、離型オイルとしてアミノ変性シリコーンオイルを含浸させたオイル保持材としての肉厚多孔質組織材11の表面に、ゲル化シリコーンG(図2参照)が孔12a(図2参照)に充填された多孔質フッ素樹脂層としての多孔質PTFE層12を設けたものである。この多孔質PTFE層12は、肉厚多孔質組織材11の表面に、ゲル化シリコーンGが孔12aに充填された多孔質PTFEシート12’を、のり巻き状に二重に巻き付けることで形成してある。
【0022】
このオイル塗布ローラ10は、オイル塗布対象である定着ベルト20に当接して矢印B方向に従動回転しつつ定着ベルト20の表面21に離型オイルを塗布する。
【0023】
30はブラシクリーナであり、定着ベルト20の表面21からオイル塗布ローラ10の表面13に転移し付着した汚れS(図2参照)を除去するためのものである。
【0024】
ブラシクリーナ30は、オイル塗布ローラ10の表面に毛先32(図2参照)が摺接する毛31を有しており、この毛31の列(紙面と直交方向に伸びる列)が、オイル塗布ローラ10の回転方向に関して複数列33a,33b,33c,,33d,・・・・となっている。
【0025】
図2に示すように毛先32の径D2は、多孔質PTFE層12の孔12aの径D1よりも大きくなっている。
【0026】
このような実施の形態の定着器によれば、次のような作用効果が得られる。
【0027】
(a)オイル塗布対象である定着ベルト20に当接しつつ従動回転して離型オイルを塗布するオイル塗布ローラ10が、離型オイルを含浸させた肉厚多孔質組織材11の表面に、ゲル化シリコーンGが孔12aに充填された多孔質フッ素樹脂層としての多孔質PTFE層12を設けてなるオイル塗布ローラとなっているので、オイル塗布量を適正に調整することが可能となる。
【0028】
そして、オイル塗布ローラ10に対して、当該ローラ表面13に毛先32が摺接するブラシクリーナ30が設けられ、このブラシクリーナ30の前記ローラ表面13に摺接する毛31の列が、オイル塗布ローラ10の回転方向に関して複数列33a,33b,33c,,33d,・・・・となっているとなっているので、オイル塗布ローラ10の表面13に付着した汚れSは、複数の毛の列33a,33b,33c,,33d,・・・・によって段階的に除去されることとなる。
【0029】
このため、例えば図1(b)に示すように、第1〜第3列目(33a,33b,33c)の毛の先に汚れが蓄積され(蓄積された汚れをS1で示す)、第1〜第3列目(33a,33b,33c)の毛によっては汚れが良好に除去されない状態となったとしても、第1〜第3列目(33a,33b,33c)の毛を通過した汚れは第4列目(33d)またはそれ以降の毛の列(33e,33f,・・・)によって、良好に除去されることとなる。
【0030】
したがって、オイル塗布ローラ10の表面13が綺麗な状態に維持され(少なくとも汚れ具合が不均一になるということが防止され)、結果として、オイルの塗布ムラが防止され、定着されたトナー画像に濃淡ムラや光沢ムラが生じ難くなる。
【0031】
(b)毛先32の径D2が、多孔質PTFE層12の孔12aの径D1よりも大きくなっているので、多孔質PTFE層12の孔12aに充填されているゲル化シリコーンGが毛先32で傷つけられ難くなり、結果として、長期間に亙ってオイルを均一に塗布することが可能となる。すなわち、オイル塗布ローラ10の寿命が延びることとなる。
【0032】
(c)離型オイルが、アミノ変性シリコーンオイルであるので、アミノ基が紙粉に吸着されて紙粉表面にシリコーンオイルの油膜ができ、紙粉がオイル塗布ローラ10の表面13から剥がれ易くなる。
【0033】
したがって、オイル塗布ローラ10の表面13が汚れ難くなるとともに、表面13に紙粉が付着したとしても、その紙粉汚れが除去され易くなる。
【0034】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能である。
【0035】
例えば、オイル塗布対象が例えば定着ローラ等であってもこの発明は有効である。また、多孔質フッ素樹脂層としては多孔質PTFE層以外の適宜の多孔質フッ素樹脂層を採用し得る。
【0036】
【発明の効果】
請求項1記載の定着器によれば、オイルの塗布ムラが防止され、定着されたトナー画像に濃淡ムラや光沢ムラが生じ難くなる。
【0037】
さらに、
期間に亙ってオイルを均一に塗布することが可能となる。
【0038】
また、オイル塗布ローラの表面が汚れ難くなるとともに、表面に紙粉が付着したとしても、その紙粉汚れが除去され易くなる。
【0039】
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明に係る定着器の一実施の形態の要部を示す概略図、(b)は作用説明図。
【図2】図1(a)の部分拡大図(概略図)。
【図3】従来技術の説明図。
【符号の説明】
10 オイル塗布ローラ
11 肉厚多孔質組織材
12 多孔質PTFE層
12a 孔
13 表面
G ゲル化シリコーン
20 定着ベルト(オイル塗布対象)
30 ブラシクリーナ
31 毛
32 毛先
33a〜 毛の列

Claims (1)

  1. 離型オイルを含浸させたオイル保持材の表面に、ゲル化シリコーンが孔に充填された多孔質フッ素樹脂層を設けてなるオイル塗布ローラを、オイル塗布対象に当接させつつ回転させて離型オイルを塗布する定着器であって、
    前記オイル塗布ローラに対して、当該ローラ表面に毛先が摺接するブラシクリーナが設けられ、このブラシクリーナの前記ローラ表面に摺接する毛の列が、前記オイル塗布ローラの回転方向に関して複数列となっているとともに,前記毛先の径が、前記多孔質フッ素樹脂層の孔の径よりも大きい構成であり,かつ,前記離型オイルが、アミノ変性シリコーンオイルであることを特徴とする定着器。
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