JP3748904B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、液晶表示装置に係わり、特に、TFT(Thin Film Transistor)液晶ディスプレイに適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、TFT液晶ディスプレイの1つとして、TFT液晶表示モジュールが公知である。
【0003】
図39は、前記従来のTFT液晶表示モジュールの概略構成を示すブロック図である。
【0004】
図39において、液晶表示パネル(LCD)は、640×3×480画素から構成され、液晶表示パネル(LCD)の上下にドレインドライバ511が配置され、この上下のドレインドライバ511を交互に薄膜トランジスタTFTのドレイン線(D)に接続し、薄膜トランジスタTFTに液晶を駆動するための電圧を供給する。
【0005】
また、薄膜トランジスタTFTのゲート線(G)には、液晶表示パネル(LCD)の側面に配置されたゲートドライバ506を接続し、1水平動作時間薄膜トランジスタTFTのゲートに電圧を供給する。
【0006】
1個の半導体集積回路(LSI)より構成される表示制御装置501は、本体コンピュータからの表示用データと表示制御信号を受け取り、これを基にドレインドライバ511,ゲートドライバ506を駆動する。
【0007】
この場合に、本体コンピュータからの表示用データは、1画素単位、即ち、赤(R)、緑(G)、青(B)の各データを1つの組にして単位時間毎に転送する。
【0008】
ここで、表示用データは、各色毎4ビットの12ビット、あるいは、各色毎6ビットの18ビットで構成されている。
【0009】
また、ドレインドライバ511は、上下に配置されているので、表示制御装置501からドレインドライバ511を駆動するための出力は、制御信号および表示用データバスとも2系統有している。
【0010】
図40は、従来のTFT液晶表示モジュールのドレインドライバ511の概略構成を示すブロック図である。
【0011】
図40に示すように、ドレインドライバ511は、表示用データのデータラッチ部551と出力電圧発生回路552とから構成される。
【0012】
なお、図40に示すドレインドライバ511は、6ビットの表示用データと9値の階調基準電圧が外部より入力され、64レベルの出力電圧値が得られる。
【0013】
データラッチ部551は、表示データラッチ用クロック信号(CL1)に同期して表示データを出力本数分だけ取り込み、出力電圧発生回路552は、外部から入力された階調基準電圧から生成される64階調の出力電圧のうち、データラッチ部551からの表示データに対応する出力電圧を選択してドレイン信号線に出力する。
【0014】
図41は、従来のTFT液晶表示モジュールのドレインドライバ511の出力電圧発生回路552の回路構成の概略を示す図であり、ドレイン信号線の総数分だけ設けられる出力電圧発生回路の中の1回路分の回路構成を示す。
【0015】
図41に示すように、出力電圧発生回路は、外部より入力される9値の階調基準電圧(V0〜V8)間をそれれ8等分した電圧値(VO0〜VO64)を生成し、それをデコーダ553で選択して出力する。
【0016】
図42に、図41における階調基準電圧と出力電圧との関係を示す図である。
【0017】
図42では、全部で65値の出力電圧値が得られるが、このうち、V8に等しいVO64は使用しない。
【0018】
また、TFT液晶表示モジュールの表示用データが各色毎6ビットで構成されているのに対して、本体コンピュータから表示用データが各色毎4ビットで送信されてくる場合に、本体コンピュータからの4ビットの表示用データを、TFT液晶表示モジュールの6ビットの上位4ビットデータとし、入力データのない下位2ビットをLow、あるいは、Highに固定するデジタル−デジタル変換方法により、本体コンピュータからの各色毎4ビットの表示用データを、TFT液晶表示モジュールの各色毎6ビットの表示用データに変換していた。
【0019】
なお、TFT液晶表示モジュールのコモン電極駆動法として、コモン電極に印加する電圧を交流化するコモン電極交流化駆動法を採用することにより、低耐圧のドレインドライバが使用できることが、従来から知られている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、図43に示す代表的な液晶の印加電圧−透過率特性から明かなように、液晶に印加する電圧と、その透過性は非線形である。
【0021】
図43から明かなように、液晶の印加電圧−透過率特性は、使用電圧範囲の両端部で非線形特性が著しく、中央部では比較的線形な特性を示している。
【0022】
通常は、この非線形特性に合わせた電圧値をドレインドライバに入力することにより、リニアな好ましい階調表示を得ることが可能である。
【0023】
しかしながら、外部から入力された9値の階調基準電圧(VI0〜VI8)間をそれれ8等分した電圧値(VO0〜VO64)を生成し、それを選択して出力するようにしたドレインドライバ511においては、全64階調のうちユーザーが出力電圧を任意に設定できるのは8階調しかない。
【0024】
また、ドレインドライバ511の内部で生成される階調電圧は、ドレインドライバ511の汎用性およびドレインドライバ511の内部回路の簡略化のために、外部から入力される各階調基準電圧間を等間隔に分圧して生成されている。
【0025】
このため、ドレインドライバ511の内部で生成される階調電圧は、本来のリニアで好ましい階調表示を得るための電圧からずれが生じてしまうという問題点があった。
【0026】
液晶の印加電圧−透過率特性が、比較的線形な特性を示す使用電圧範囲の中央部では、前記「ずれ」の影響はあまり大きくないが、非線形特性の著しい使用電圧の両端部分では、この「ずれ」の影響が無視できず、良好な階調表示特性を得ることができないという問題点があった。
【0027】
外部より入力する階調基準電圧の本数を増やすことにより、この「ずれ」を小さくすることは可能であるが、この方法では、ドレインドライバ511の入力リード本数が増加する、ドレインドライバ511を駆動するための外部回路構成が複雑になり、実用的でないという問題点がある。
【0029】
本発明は、前記従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、液晶表示装置において、良好な階調表示を行うこと可能となる技術を提供することにある。
【0031】
本発明の前記目的並びにその他の目的及び新規な構成は、本明細書の記載及び添付図面によって明らかにする。
【0032】
【課題を解決するための手段】
本願おいて開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記の通りである。
【0033】
即ち、本発明は、マトリックス状に設けられた画素電極と薄膜トランジスタを有する複数の画素と、行方向の薄膜トランジスタのゲート電極が接続される行方向に設けられた複数のゲート信号線と、列方向の薄膜トランジスタのドレイン電極が接続される列方向に設けられた複数のドレイン信号線とを有するTFT液晶表示パネルと、
前記複数のゲート信号線を駆動するゲート駆動回路と、前記複数のドレイン信号線を駆動するドレイン駆動回路と、前記ゲート駆動回路及び前記ドレイン駆動回路を制御する表示制御装置とを有、前記ドレイン駆動回路は、外部回路によって供給される複数の階調基準電圧Vnに基づいて、前記複数の階調基準電圧Vn間に内挿されてなる複数の中間電圧生成し、前記階調基準電圧Vnは、nが大きくなるに従って対応する階調レベルが高くなり、V0を最低階調にVmを最大階調に対応した基準電圧とし、(Vm+V0)/2に最も近い階調基準電圧をViとするとき、前記ドレイン駆動回路が生成するV(i−1)からVi間の中間電圧のレベル数は、V0とV1間及びV(m−1)とVm間の中間電圧のレベル数より多いことを特徴とする。
【0034】
また、本発明は、前記ドレイン駆動回路が生成するV(i−1)からVi間の中間電圧のレベル数は、V0とV1の間及びV(m−1)とVm間の中間電圧の数より2つ以上多いことを特徴とする。
【0035】
【作用】
記手段によれば、液晶の印加電圧−透過率特性が比較的線形な領域では、基準電圧間に内挿する中間電圧の数を多くし、液晶の印加電圧−透過率特性が非線形な領域では、基準電圧間に内挿する中間電圧の数を少なくするようにしたので、外部より入力される基準電圧の数を増やすことなく、液晶の印加電圧−透過率特性に合ったガンマ補正電圧を得ることができ、これにより、良好な階調表示を得ることが可能である。
【0038】
【実施例】
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。
【0039】
なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
【0040】
図1は、本発明の液晶表示装置の参考例(参考例1)であるTFT液晶表示モジュールのTFT液晶表示パネルとその周辺に配置された回路を示すブロック図である。
【0041】
参考例1のTFT液晶表示モジュールは、TFT液晶表示パネル(TFT−LCD)の上側にドレインドライバ部103が配置され、また、TFT液晶表示パネル(TFT−LCD)の側面部には、ゲートドライバ部104、コントローラ部101,電源部102が配置される。
【0042】
ドレインドライバ部103、ゲートドライバ部104、コントローラ部101及び電源部102は、それぞれ専用のプリント基板に実装される。
【0043】
また、液晶表示パネル(LCD)は、640×3×480画素から構成される。
【0044】
図2は、図1に示すTFT液晶表示パネル(TFTP−LCD)の等価回路を示す図である。
【0045】
図2に示すように、薄膜トランジスタTFTは、隣接する2本のドレイン信号線Dと、隣接する2本のゲート信号線Gとの交差領域内に配置される。
【0046】
薄膜トランジスタTFTのドレイン電極、ゲート電極は、それぞれ、ドレイン信号線D、ゲート信号線Gに接続される。
【0047】
薄膜トランジスタTFTのソース電極は画素電極に接続され、画素電極とコモン電極との間に液晶層が設けられるので、薄膜トランジスタTFTのソース電極との間には、液晶容量CLCが等価的に接続される。
【0048】
薄膜トランジスタTFTは、ゲート電極に正のバイアス電圧を印加すると導通し、ゲート電極に負のバイアス電圧を印加すると不導通になる。
【0049】
また、薄膜トランジスタTFTのソース電極と前ラインのゲート信号線との間には、保持容量CADDが接続される。
【0050】
なお、ソース電極、ドレイン電極は本来その間のバイアス極性によって決まるもので、この液晶表示装置の回路ではその極性は動作中反転するので、ソース電極、ドレイン電極は動作中入れ替わると理解されたい。しかし、以下の説明では、便宜上一方をソース電極、他方をドレイン電極と固定して表現する。
【0051】
その場合に、ゲート1ライン目の保持容量CADDの他端が開放状態になるのを防止するために、ゲート信号線(G1)の外側にダミーゲート信号線(G0)が設けられ、ゲート1ライン目の保持容量CADDの他端をダミーゲート信号線(G0)に接続する。
【0052】
また、図3に示すTFT液晶表示パネル(TFT−LCD)の1画素の等価回路において、薄膜トランジスタTFTのドレインーゲート間、および、ゲートーソース間には、浮遊容量CGD,CGSが存在する。
【0053】
したがって、図4に示すように、各ゲート信号線の間には、保持容量CADDとゲートーソース間の浮遊容量CGSとの直列回路が接続されることになる。
【0054】
しかしながら、最終ラインのゲート信号線(Gend)の外側にはゲート信号線が存在しないため、最終ゲート信号線(Gend)とその他のゲート信号線(G1〜Gend−1)との間では、ゲート信号線に接続されるコンデンサの容量値が相違する。
【0055】
参考例1のTFT液晶表示モジュールにおいては、ゲート信号線に接続されるコンデンサの容量値が略同じにするために、最終ゲート信号線(Gend)の外側に、ダミーゲート信号線(Gend+1)が設けられる。
【0056】
また、正規のゲート信号線(G1〜Gend)の両側に設けたダミーゲート信号線(G0,Gend+1)は、製造工程中において静電気が侵入するのを防止する効果も有している。
【0057】
保持容量CADDは、良く知られているように、薄膜トランジスタ(TFT)がスイッチングするとき、ゲート電位変化が画素電極電位に与える影響を低減する働きをする。
【0058】
また、保持容量CADDは、放電時間を長くする作用もあり、薄膜トランジスタTFTがオフした後の映像情報を長い間蓄積する。
【0059】
図5は、本参考例1のTFT液晶表示モジュールの各ドライバ(ドレインドライバ,ゲートドライバ,コモンドライバ)の概略構成と、信号の流れを示すブロック図である。
【0060】
図5において、表示制御装置201,バッファ回路210は図1に示すコントローラ部101に設けられ、ドレインドライバ211は図1に示すドレインドライバ部103に設けられ、ゲートドライバ206は図1に示すゲートドライバ部104に設けられる。
【0061】
ドレインドライバ211は、前記図40に示すドレインドライバ511と同様に、表示データのデータラッチ部と出力電圧発生回路とから構成される。
【0062】
また、階調基準電圧生成部208,マルチプレクサ209,コモン電圧生成部202,コモンドライバ203,レベルシフト回路207,ゲートオン電圧生成部204,ゲートオフ電圧生成部205およびDC−DCコンバータ212は図1に示す電源部102に設けられる。
【0063】
前記従来技術において説明したように、従来のコモン電極交流化駆動法においては、交流波形として方形波を使用していたため、位相が切り替わり時点で、コモン電極駆動用トランジスタに大きなピーク電流が流れ、定格値の大きなトランジスタが必要であり、それに伴い駆動回路が大型化するという問題点があった。
【0064】
前記問題点を解決するために、本参考例1のTFT液晶表示モジュールにおいては、図5に示すコモン電圧生成部202において、方形波の交流化信号(M)を台形波の交流化信号に変換し、台形波の交流駆動電圧をコモン電極に印加している。
【0065】
図6は、図5に示すコモン電圧生成部202の回路構成、および、入出力波形を示す図である。
【0066】
図6(a)のコモン電圧生成回路302において、図6(b)に示すHighレベルの方形波がオペアンプOP1の交流化信号入力端子に印加されると、抵抗R1およびコンデンサC1を介して電流が流れ、コンデンサC1が充電されることにより、オペアンプOP1の出力電圧は徐々に降下していく。
【0067】
そして、コンデンサC1の両端の電位差が、コンデンサC1と並列に接続されているダイオードD1の順方向電圧を越えると、ダイオードD1が導通することにより、オペアンプOP1の出力電圧は低電位側の一定の電圧となる。
【0068】
また、図6(b)に示すLowレベルの方形波がオペアンプの交流化信号入力端子に印加されると、コンデンサC1が、コンデンサC1および抵抗R1を介して充電されることにより、オペアンプOP1の出力電圧は徐々に上昇していく。
【0069】
そして、コンデンサC1の両端の電位差が、コンデンサC1と並列に接続されているダイオードD2の順方向電圧を越えると、ダイオードD2が導通することにより、オペアンプOP1の出力電圧は高電位側の一定の電圧となる。
【0070】
これにより、図6(b)に示すように、オペアンプの出力端子から台形波の交流化信号が得られる。
【0071】
なお、ダイオードD1,D2を複数個直列に接続することにより台形波の振幅レベルを変化させることができる。
【0072】
この台形波の交流化信号をコモンドライバ203に入力し、コモン電極を台形波の交流駆動電圧で駆動することにより、図7に示すように駆動用トランジスタのピーク電流を抑制することが可能であり、これにより、TFT液晶表示モジュールの駆動回路を小型化でき、TFT液晶表示モジュールの外形サイズを小さくすることが可能である。
【0073】
前記図3に示す等価回路において、液晶容量CLCの他端はコモン電極COMに接続されている。
【0074】
そして、本参考例1のTFT液晶表示モジュールでは、コモン電極を交流駆動波形で駆動するようにしたので、保持容量CADDの他端が接続される前段のゲート信号線も、コモン電極に印加される交流駆動波形と同位相・同振幅の交流駆動波形を加えて駆動するようにしないと、液晶容量CLCの両端の電位差が一定にたもつことができない。
【0075】
そのため、本参考例1のTFT液晶表示モジュールでは、図5に示すように、コモン電圧生成部202からの交流化信号をゲートオン電圧生成部204、ゲートオフ電圧生成部205に入力して、コモン電極交流駆動波形を加えたゲートオン電圧、ゲートオフ電圧を生成するようにしている。
【0076】
図8は、本参考例1のTFT液晶表示モジュールにおける、ゲートオン電圧生成部204、ゲートオフ電圧生成部205の回路構成を示す図である。
【0077】
図8において、ゲートオン電圧発生回路304は、定電流源I1とツェナーダイオードZD1から構成されるレベルシフト回路と、オペアンプOP2とPNP型トランジスタTR1とNPN型トランジスタTR2から構成されるバッファ回路とで構成され、コモンドライバ203の出力電圧を、レベルシフト回路でシフトし、そのシフトされた電圧をバッファ回路で増幅するようにしたものである。
【0078】
また、ゲートオフ電圧発生回路305は、定電流源I2とツェナーダイオードZD2から構成されるレベルシフト回路と、オペアンプOP3とPNP型トランジスタTR3とNPN型トランジスタTR4から構成されるバッファ回路とで構成され、コモンドライバ203の出力電圧を、レベルシフト回路でシフトし、そのシフトされた電圧をバッファ回路で増幅するようにしたものである。
【0079】
図9に、コモン電極に印加されるコモン電圧、ドレインに印加されるドレイン電圧、ゲート電極に印加されるゲート電圧のレベル、および、その波形を示す。
【0080】
なお、図9において、ドレイン波形は黒を表示しているときのドレイン波形を示す。
【0081】
図5に示す回路においては、ゲートオン電圧、および、ゲートオフ電圧の両方にコモン電極交流駆動波形を加えたが、ゲートオン電圧は、直流電圧でも薄膜トランジスタTFTは動作可能であるので、図5において、ゲートオン電圧生成部204は省略可能である。
【0082】
ゲートオン電圧生成部204を省略することにより、回路構成が簡単になり、それにより、TFT液晶表示モジュールの小型化を図ることが可能である。
【0083】
図10に、ゲートオン電圧生成部204を省略した場合の、コモン電極に印加されるコモン電圧、ドレインに印加されるドレイン電圧、ゲート電極に印加されるゲート電圧のレベル、および、その波形を示す。
【0084】
また、前記したように、ゲート1ライン目の保持容量CADDの他端は、ダミーゲート信号線(G0)に接続されている。
【0085】
前記最初のダミーゲート信号線(G0)に、正規のゲート駆動電圧(ゲートオン電圧,ゲートオフ電圧)を印加することにより、駆動条件を他のゲート信号線と同じにすることができ、これにより、1ライン目の画素のコントラストを向上させることができる。
【0086】
さらに、前記最終のダミーゲート信号線(Gend+1)にも、正規のゲート駆動電圧(ゲートオン電圧,ゲートオフ電圧)を印加することにより、駆動条件を他のゲート信号線と同じにすることができ、これにより、最終ラインの画素のコントラストを向上させることができる。
【0087】
図11は、本発明の液晶表示装置の参考例(参考例2)であるTFT液晶表示モジュールの電源部の回路構成を示す図である。
【0088】
参考例2では、ゲートオン電圧生成部が省略されている。
【0089】
なお、図11中に、図5における、階調基準電圧生成部208,マルチプレクサ209,コモン電圧生成部202,コモンドライバ203,レベルシフト回路207,ゲートオフ電圧生成部205およびDC−DCコンバータ212を、点線枠で示す。
【0090】
図11において、カレントミラー回路CMは、図8に示す定電流源I2に相当し、ツェナーダイオードZD1とカレントミラー回路CMとでレベルシフト回路を構成する。
【0091】
コモンドライバ203からの出力電圧が、レベルシフト回路においてレベルシフトされ、そのレベルシフトされた電圧がゲートオフ電圧として取り出される。
【0092】
また、図11においては、フレーム信号(FLM)、および、クロック信号(CL3)は、レベルシフト回路(410,420)でレベルシフトされ、バッファ回路430に入力される。
【0093】
そして、バッファ回路430から出力されたフレーム信号(FLM)およびクロック信号(CL3)が、ゲートドライバに入力されるようになっている。
【0094】
しかしながら、何らかの原因により、正電源にノイズが重畳されるとバッファ回路は正電源を基準に動作しているため、バッファ回路430は誤動作を行い、TFT液晶表示モジュールが誤表示をしてしまう。
【0095】
そのため、図11に示す回路構成においては、正電源とレベルシフト回路出力との間にコンデンサC2を接続するようにしている。
【0096】
前記バッファ回路430の誤動作について、図12を用いて説明する。
【0097】
図12(a)に示す差動増幅器タイプのレベルシフト回路において、正電源に同図(b)に示すようなノイズが重畳された場合に、コンデンサC2が接続されていないときには、レベルシフト回路の出力端子に、正電源から重畳されたノイズが、トランジスタTR5のコレクターベース間の浮遊容量CCBを介してアースに流れるために、レベルシフト回路の出力電圧は、同図(b)実線で示すようにノイズの立ち下がり部分でなだらかに変化する。
【0098】
このため、正電源を基準にしてレベルシフト回路の出力電圧を考えると、同図(c)に示すように、ノイズの立ち下がり部分において、正電源とレベルシフト回路の出力電圧との電位差が小さくなり偽パルスが発生し、これにより、バッファ回路430は誤動作を行う。
【0099】
即ち、図11に示す電源部に入力されるCL3がロウレベルの時に、ゲートドライバには前記偽パルスがCL3として入力される。ゲートドライバに前記偽パルスが入ると、ゲートドライバはシフト動作を行うので誤表示が起る。
【0100】
参考例では、正電源とレベルシフト回路の出力端子との間にコンデンサC2を接続することにより、正電源に重畳されたノイズと同じ波形のノイズが、コンデンサCを通りレベルシフト回路の出力端子に重畳されてキャンセルされるため、正電源を基準にしてレベルシフト回路の出力電圧を考えると、同図(b)破線に示すように、正電源とレベルシフト回路の出力電圧との電位差は略一定の電位差となる。
【0101】
これにより同図(C)破線に示すように偽パルスは発生せず、バッファ回路430の誤動作を防止することが可能となり、耐ノイズ性を向上させることが可能である。
【0102】
なお、コンデンサC2の値が大きいとレベルシフト回路の機能が失われ、C2の値が小さいとノイズキャンセルの効果が少ないので、コンデンサC2の値は、20〜100pFの値とする必要がある。
【0103】
また、従来のTFT液晶表示モジュールにおいては、ドレイン信号線(D)に印加する電圧を変化させて視角調整を行っていたが、視角調整を行うためには、液晶の対向電極一画素電極間に印加する電圧を変化させれば良いのであるから、本参考例2では、視角を調整するために、コモン電極に印加される電圧を変化させるようにしている。
【0104】
そのため、図11に示す電源部102の回路構成においては、端子VA1,VA2,VA3に図13に示すような可変抵抗を、端子VA1,VA2,VA3に接続することにより、コモン電圧生成部202で生成される交流駆動波形のコモン電圧の振幅を変化させるようにしている。
【0105】
これにより、比較的簡単な回路構成によりTFT液晶表示モジュールの視角調整が可能となり、また、TFT液晶表示モジュールの駆動回路が簡単化されるとともに、TFT液晶表示モジュールの外形寸法を小型化することが可能となる。
【0106】
次に、図11に示す回路構成における階調基準電圧生成部208と、マルチプレクサ209について説明する。
【0107】
図11に示すように、階調基準電圧生成部208は、2つの分圧回路で構成され、前記2つの分圧回路の各出力がマルチプレクサ209に入力される。
【0108】
前記2つの分圧回路の抵抗直列回路は、1番目の分圧回路を構成する抵抗直列回路が、RB1,RB2,〜RB10であったとすると、2番目の分圧回路を構成する抵抗直列回路は、RB10,RB9〜RB1の関係になるように構成されている。
【0109】
また、マルチプレクサ209は、交流化信号(M)のHighレベル、Lowレベルに応じて2つの分圧回路からの出力を切り替えて階調基準電圧(V0〜V8)を出力するようにしている。
【0110】
今仮に、ドレインドライバ211からドレイン電極にV7の階調基準電圧が、コモンドライバからコモン電極にLowレベルのコモン電圧が印加されているとすると、交流化信号(M)の反転に伴って、コモンドライバ203からコモン電極には、Highレベルのコモン電圧が印加される。
【0111】
その場合に、ドレインドライバ211には、反転された表示用データが入力されドレインドライバ211からは、ドレイン電極にV1の階調基準電圧が印加されるようになっている。
【0112】
抵抗直列回路が2つある理由は、図43に示すように液晶にはガンマ特性がある為、正転時と反転時でドレインドライバ211に与える階調基準電圧を切り換える必要があるからである。
【0113】
また、図11に示すコモンドライバ203のオペアンプOP4の反転入力端子に接続される半固定抵抗は、コモン信号電圧の直流レベルを調整するためのものである。
【0114】
次に、本発明の液晶表示装置の実施例であるTFT液晶表示モジュールについて説明する。
【0115】
本実施例のTFT液晶表示モジュールは、良好な階調表示が行えるようにしたものである。
【0116】
図14に、本実施例のTFT液晶表示モジュールのドレインドライバ211の出力電圧発生回路の回路構成を示し、ドレイン信号線(D)の総数分だけ設けられる出力電圧発生回路の中の1回路分の回路構成を示している。
【0117】
なお、本実施例のTFT液晶表示モジュールのドレインドライバ211の構成は、前記図40に示すドレインドライバ511と同じであり、表示用データのデータラッチ部と出力電圧発生回路とから構成される。
【0118】
一般に図43に示すように、液晶の印加電圧−透過率特性は、使用電圧範囲の両端部で非線形特性が著しく、中央部では比較的線形特性を示す。
【0119】
そのため、本実施例のTFT液晶表示モジュールのドレインドライバ211の出力電圧発生回路においては、外部からの各階調基準電圧間に内挿する電圧値の数を使用電圧範囲の両端部では少なくし、中央部で多くするように、外部より入力される9値の階調基準電圧(V0〜V8)間をそれぞれ16等分し、液晶の電圧ー透過率特性が非線形特性を示す使用電圧範囲の両端部では、16等分の中から最も適切な3点、あるいは、7点の電圧をデコーダで選択し、また、液晶の電圧ー透過率特性が比較的線形特性を示す使用電圧範囲の中央部では、16等分された電圧をデコーダ253で選択するようにしたものである。
【0120】
したがって、本実施例のTFT液晶表示モジュールのドレインドライバの出力電圧発生回路においては、各階調基準電圧間に内装される階調数は順に、3,3,7,15,15,7,3,3となっている。
【0121】
また、階調基準電圧生成部208においては、9値の階調基準電圧(V0〜V8)を、液晶の電圧ー透過率特性が非線形特性を示す使用電圧範囲の両端部の階調基準電圧(V0−V1,V1−V2,V2−V3、V5−V6、V6−V7,V7−V8)間では電位差が小さく、液晶の電圧ー透過率特性が比較的線形特性を示す使用電圧範囲の中央部の階調基準電圧(V3−V4,V4−V5)間では電位差が大きくなるような階調基準電圧を生成する。
【0122】
図15は、図14における各階調基準電圧と出力電圧との関係を示す図である。
【0123】
図15では、全部で65値の出力電圧値が得られるが、このうち、V8に等しいVO64は使用しない。
【0124】
また、図16は、図15におけるデコーダ入力とデコーダ出力の対応関係を示す表である。
【0125】
以上説明したように、本実施例のTFT液晶表示モジュールにおける階調基準電圧生成部208とドレインドライバ211の出力電圧発生部を使用すれば、液晶の印加電圧−透過率特性の非線形特性が著しい使用電圧範囲の両端部において、外部より任意に設定できる階調基準電圧数を多くでき、本来望ましい階調電圧とドレインドライバ内部で生成される階調電圧との「ずれ」を少なくできる。
【0126】
ただし、液晶の印加電圧−透過率特性が、線形特性を示す使用電圧範囲の中央部においては、外部より任意に設定できる階調基準電圧数が減少し、ドレインドライバ211の内部で生成される階調電圧数が増加する。
【0127】
しかしながら、使用電圧範囲の中央部は、液晶の印加電圧−透過率特性が比較的線形特性を示すので、望ましい階調電圧とドレインドライバ211の内部で生成される階調電圧との「ずれ」があまり大きくならず、大きな問題となることはない。
【0128】
これにより、液晶の電圧ー輝度特性にあったガンマ補正電圧を得ることができ、より良好な階調表示特性を得ることが可能である。
【0129】
しかも、外部から入力する階調基準電圧値の数を増やす必要もなく、また、周辺回路を増加する必要もないので、周辺回路部品の増加に伴うコストアップや実装面積の増大もない。
【0130】
参考例1のTFT液晶表示モジュールにおいては、図1に示すように、ドレインドライバ211を液晶表示パネル(LCD)の上側にのみ配置する。
【0131】
図17は、本参考例1のTFT液晶表示モジュールにおける、ドレインドライバ211に対する表示用データとクロック信号の流れを示す図である。
【0132】
ドレインドライバ211の前段のキャリー出力は、そのまま次段のドレインドライバ211のキャリー入力に入力される。
【0133】
このキャリー信号によりドレインドライバ211のデータラッチ部511のラッチ動作が制御され、誤った表示データがデータラッチ部511に書き込まれるのを防止している。
【0134】
表示制御部201は、本体コンピュータとのインタフェースの役割をもち、本体コンピュータから送信されてくる制御信号、クロックおよび表示用データを基に、ドレインドライバ211、および、ゲートドライバ206の駆動を行う。
【0135】
参考例1のTFT液晶表示モジュールにおける、表示制御装置201においては、本体コンピュータから送信されてくる単純1列の表示データを、ドレインドライバ211に入力するようにしている。
【0136】
図18は、図17に示す表示制御装置201の概略構成を示すブロック図である。
【0137】
図19は、図18に示す表示制御装置201のタイミングチャートを示す図である。
【0138】
参考例1のTFT液晶表示モジュールにおいて、表示制御装置201は、データ処理部221と制御信号処理/生成部222とから構成され、制御信号処理/生成部222は、本体コンピュータからの制御信号(クロック,表示タイミング信号,同期信号)を受けて、データ処理部221および各液晶ドライバ(ドレインドライバ211,ゲートドライバ206)への制御信号を生成する。
【0139】
また、制御信号処理/生成部222は、ドレインドライバ駆動回路223と、ゲートドライバ駆動回路224と、出力クロック生成回路225からなり、出力クロック生成回路225において、データ出力クロックおよびドレインドライバ211へのシフトクロック(CL2)を生成する。
【0140】
データ処理部221は、D型フリップフロップ226と、論理処理回路227と、D型フリップフロップ228とが従属接続されてなり、本体コンピュータからの表示用データを受け取り、制御信号処理/生成部222からのクロック信号を基にドレインドライバ211に表示用データを出力する。
【0141】
データ処理部221の論理処理回路227は、表示用データを反転するために挿入されるもので、図20に示すマルチプレクサで構成できる。
【0142】
なお、表示用データの反転が必要なければ、論理処理回路227は必要ない。
【0143】
図19から明かなように、データ出力クロックは、本体コンピュータから入力されるクロック信号および表示用データの周波数と同じであり、本体コンピュータからのクロック信号と同一周波数のクロック信号により、D型フリップフロップ226に取り込まれた表示用データは、D型フリップフロップ228からクロック信号によりデータバスに出力され、本体コンピュータから送信されてくる単純1列の表示用データを、データバスに出力する。
【0144】
以上説明したように、本参考例1によれば、TFT液晶表示モジュールにおいて、ドレインドライバを液晶表示パネルの上下のどちらか一方に配置するようにしたので、液晶表示パネルの額縁の面積を小さくでき、これにより、液晶表示装置の外形寸法にくらべ表示領域を大きくすることが可能である。
【0145】
また、本参考例1のTFT液晶表示モジュールにおいては、表示制御装置201とドレインドライバ211との間に図5に示すようにバッファ回路210が挿入されている。
【0146】
図21は、本発明の液晶表示装置の他の参考例(参考例3)であるTFT液晶表示モジュールのバッファ回路の概略構成を示すブロック図である。
【0147】
前記参考例1の場合に、バッファ回路210からの1系統のクロック信号で全てのドレインドレイバ211を駆動している。
【0148】
この場合に、ドレインドレイバ211の数が多くなったときに、バッファ回路210が、ドレインドレイバ211を駆動できなくなる恐れがあり、安定したクロック信号が供給されない場合がある。
【0149】
そのため、本参考例3のTFT液晶表示モジュールにおいては、クロック信号を2系統に分け、その2系統のクロック信号を、各々独立したバッファ回路(451、452)から供給するようにしたものである。
【0150】
これにより、負荷となるドレインドレイバ211の数が多くなったときにおいても、安定したクロック信号を供給することが可能となる。
【0151】
前記各参考例において、実際の液晶駆動回路は、それぞれ専用のLSI,ICを使用して液晶駆動回路が構成される。
【0152】
図22は、本発明の液晶表示装置の他の参考例(参考例4)であるTFT液晶表示モジュールの表示制御装置の概略構成を示すブロック図である。
【0153】
図22において、前記図39と相違する部分は、TFT液晶表示モジュールの表示制御装置201と液晶ドライバ(ドレインドライバ211,ゲートドライバ206)との間に、バッファ回路(451,452)を挿入したことにある。
【0154】
これにより、従来のTFT液晶表示モジュールの表示制御装置201が負担していた液晶ドライバ(ドレインドライバ211,ゲートドライバ206)の駆動を、バッファ回路(451,452)で行うようにしたものである。
【0155】
このバッファ回路(451,452)は、駆動する出力端子数によっては複数個の半導体集積回路で構成することもできる。
【0156】
これにより、表示制御装置201の消費電力、即ち、発熱を各バッファ回路(451,452)に分散することができる。
【0157】
そして、表示制御装置201からバッファ回路(451,452)への配線容量(約20[pF])に比べ、バッファ回路(451,452)から液晶ドライバ群(ドレインドライバ211,ゲートドライバ206)への配線容量(接続されるドライバICの個数にもよるが、約100[pF]以上)が大きいことにより、表示制御装置201の消費電力を、各バッファ回路(451,452)に分散する効果は大きいものがある。
【0158】
なお、プリント基板上に部品を載置する場合、表示制御装置201とバッファ回路(451,452)とは、できるだけ近付けた方が、配線容量が低減するので表示制御装置201の消費電力を抑えることが可能である。
【0159】
参考例4のTFT液晶表示モジュールでは、前記バッファ回路(451,452)をあえてカスタム半導体集積回路として開発する必要はなく、標準半導体集積回路で実現可能である。
【0160】
また、本参考例4のTFT液晶表示モジュールにおいては、バッファ回路(451,452)に、非反転回路素子を使用しているが、回路構成によっては、反転回路素子(インバータ)、あるいは、フリップ・フロップ回路を使用することも可能である。
【0161】
しかし、本参考例4のTFT液晶表示モジュールでは、バッファ回路(451,452)を追加する関係上、実装される半導体集積回路の総面積が増加してしまうことと、表示制御装置201からバッファ回路(451,452)を駆動する分だけの消費電力が総合的には増加することになる。
【0162】
また、表示制御装置201は、ドレインドライバ211の駆動において、制御信号より表示用データバスの方が出力本数が多い。
【0163】
表示階調が増加すれば、その分、表示制御装置201からのデータの出力本数も増加する。
【0164】
そこで、表示制御装置201を、データ処理部と制御信号処理/生成部とに分けて消費電力を、より少なくすることが可能である。
【0165】
図23は、本発明の液晶表示装置の他の参考例(参考例5)であるTFT液晶表示モジュールの表示制御装置の概略構成を示すブロック図である。
【0166】
参考例5は、表示制御装置201を、データ処理部と制御信号処理/生成部とに分けた場合の参考例である。
【0167】
図24は、図23に示すデータ処理部の回路構成を示す図である。
【0168】
図25は、図23に示すデータ処理部のタイミングチャートを示す図である。
【0169】
図24において、制御信号処理/生成部230は、本体コンピュータからの制御信号(クロック,表示タイミング信号,同期信号)を受けて、データ処理部(231,232)および各液晶ドライバへ(ドレインドライバ211,ゲートドライバ206)の制御信号を生成する。
【0170】
図24に示すデータ処理部(231,232)は、マルチプレクサ233と、クロックCK1が入力されるD型フリップフロップ234と、クロックCK2が入力されるD型フリップフロップ235とが従属接続されてなり、本体コンピュータからの表示用データを受け取り、制御信号処理/生成部230からのクロック信号を基にドレインドライバ211に表示用データを出力する。
【0171】
図25に示すタイミングチャートから明かなように、上側のデータ処理部231に入力されるクロック信号(CK2)と、下側のデータ処理部232に入力されるクロック信号(CK2)とは、位相が180゜相違しており、また、クロック信号(CK2)は、本体コンピュータからのクロック信号の2倍の周期を有している。
【0172】
これにより、上側および下側のデータ処理部(231,232)において、本体コンピュータからのクロック信号と同一周波数のクロック信号(CK1)により、D型フリップフロップ234に取り込まれた表示用データは、上側のデータ処理部231のD型フリップフロップ235において、クロック信号(CK2)により1つおきの表示用データ(a,c,e…)が取り込まれ、上側データバスに出力され、同様に、下側のデータ処理部232のD型フリップフロップ235において、クロック信号(CK2)により1つおきの表示用データ(b,d,f…)が取り込まれ、下側データバスに出力される。
【0173】
なお、表示用データは、各色毎6ビットの18ビットで構成されている。
【0174】
参考例5のTFT液晶表示モジュールでは、データ処理部(231,232)がドレインドライバ211への駆動を兼ねているので、表示制御装置201の全消費電力は、従来例と変わらない。
【0175】
また、制御信号処理/生成部230は、データ処理を行う必要がないので、パッケージの大きさは、従来例の表示制御装置201が、100から150端子数であったのに対して、本参考例5のTFT液晶表示モジュールでは、50以下の端子数で実現可能である。
【0176】
参考例5のTFT液晶表示モジュールにおいては、マルチプレクサ233が挿入されているが、これは、ドレインドライバ211に使用するICが、液晶に与える電圧の交流化周期に合わせて、データを反転する必要があるためである。
【0177】
なお、データの反転が必要なく、また、データの取り込みが1回で処理できる場合には、このデータ処理部(231,232)には、標準半導体集積回路が使用可能である。
【0178】
図26は、本発明の液晶表示装置の他の参考例(参考例6)であるTFT液晶表示モジュールの表示制御装置の概略構成を示すブロック図である。
【0179】
参考例6は、前記参考例5において、本体コンピュータからの表示用データが2画素並列に上側および下側のデータ処理部に入力されるTFT液晶表示モジュールの参考例であり、高精細TFT液晶表示モジュールに対応した参考例である。
【0180】
図27は、図26に示すデータ処理部のタイミングチャートを示す図である。
【0181】
参考例6のTFT液晶表示モジュールでは、図27のタイミングチャートから明かなように、本体コンピュータからの表示用データが2画素、並列に上側および下側のデータ処理部(231,232)に入力されるために、クロック信号(CK1)およびクロック信号(CK2)が、本体コンピュータからのクロック信号と同一周波数である。
【0182】
これにより、上側および下側のデータ処理部(231,232)において、本体コンピュータからのクロック信号と同一周波数のクロック信号(CK1)により、D型フリップフロップ234に取り込まれた表示用データは、D型フリップフロップ235から、クロック信号(CK2)により並列に入力された表示用データ(A,B,C…)および(a,b,c…)が、上側および下側データバスに出力される。
【0183】
また、前記参考例5及び本参考例6のTFT液晶表示モジュールにおいては、データ処理部(231,232)は、複数個の半導体集積回路で構成することができ、さらに、256階調等のより多階調化,高精細化に対応できるように、制御信号処理/生成部230を構成することにより、多階調化を実現する場合に、新しく制御信号処理/生成部230を開発する必要がなくなる。
【0184】
さらに、この半導体集積回路においては、TSOP(Thin Small Outline Package)のような小型パッケージの半導体集積回路で実現することも可能である。
【0185】
以上説明したように、前記各参考例のTFT液晶表示モジュールにおいては、従来のTFT液晶表示モジュールにおける表示制御装置201を複数個の半導体集積回路で構成、あるいは、機能を複数個の半導体集積回路で構成するようにしたので、消費電力を分散することが可能である。
【0186】
また、図28に示すように、前記各参考例のTFT液晶表示モジュールにおいて、コントローラ部101が実装されるプリント基板(インタフェース基板)のI/Fコネクタに、特定の端子を設け、当該特定端子からTFT液晶表示モジュールの電源部102の各種信号電圧の中でモニタしたい信号電圧、例えば、コモン信号電圧の直流レベル、コモン信号電圧の振幅レベル、ゲートオンおよびゲートオフ信号電圧の直流レベル、ゲートオンおよびゲートオフ信号電圧の振幅レベル、階調電圧等を取り出すようにすることも可能である。
【0187】
それにより、I/Fコネクタを挿入して、TFT液晶表示モジュールの電源部102の各種信号電圧をモニタすることができ、これにより、製造工程中および最終検査工程における調整部分の調整作業が簡単化され、作業工程が低減化される。
【0188】
また、前記図28に示すように、前記各参考例のTFT液晶表示モジュールにおいて、I/Fコネクタの特定端子を、TFT液晶表示モジュールの駆動回路の特定の箇所、例えば、図11に示すコモンドライバ203のオペアンプOP4の反転入力端子に接続し、外部から電圧を印加することにより、コモン信号電圧の直流レベルを外部から調整することもできる。
【0189】
それにより、I/Fコネクタを挿入して、外部から調整電圧を印加することができ、これにより、TFT液晶表示モジュールの駆動回路の試験等が外部から簡単に行える。
【0190】
また、前記各参考例のTFT液晶表示モジュールは、各色毎の表示用データが6ビットで構成され、64階調表示可能であるの対して、本体コンピュータから送信されてくる表示用データが、各色毎の6ビット未満の、例えば、各色毎の4ビットで構成されることが想定される。
【0191】
その場合に、本体コンピュータ側からの各色毎の4ビットの表示用データを、各色毎の6ビットの表示用データに変換する必要がある。
【0192】
そこで、本発明では、図29に示すように、前記した場合における最適なデジタルーデジタル変換方法を提案する。
【0193】
図29において、出力4ビットは本体コンピュータからの出力される各色毎の4ビットの表示用データを示し、入力6ビットは前記各参考例におけるTFT液晶パネル(LCD)のドレインドライバ211に入力される各色毎の6ビットの表示用データを示す。
【0194】
図29に示すデジタルーデジタル変換方法においては、本体コンピュータ側からの4ビットの表示用データを、そのまま、TFT液晶パネル(LCD)のドレインドライバ211に入力される6ビットの上位4ビットの表示用データとし、TFT液晶パネル(LCD)のドレインドライバ211に入力される6ビットの入力データのない下位2ビットに、本体コンピュータ側からの4ビットの上位2ビットのデータを入力するようにしている。
【0195】
図30に、図29に示すデジタルーデジタル変換方法により、4ビットから6ビットに変換されたビット列を示す。
【0196】
図30から明らかなように、図29に示すデジタルーデジタル変換方法によれば、全ビットLow(0,0,0,0,0,0)から、全ビットHigh(1,1,1,1,1,1)までの間を最適な幅で間引いたビット列が得られる。
【0197】
これにより、図29に示すデジタルーデジタル変換方法では、表示用データの不足する下位ビットをLowまたはHighに固定する従来の方法と比べ、100%の白または黒を表示できるとともに、リニアな階調表示が可能となる。
【0198】
なお、図29に示すデジタルーデジタル変換方法では、4ビットから6ビットに変換する場合を例にあげて説明したが、これに限定されるわけではない。
【0199】
図31〜図38は、本発明の他の参考例(参考例7)であるTFT液晶表示モジュールを示す図であり、各ICとI/F(インターフェース)コネクタとの間の結線部分を含めて示す図であり、実際の液晶駆動回路の回路構成を示す図である。
【0200】
図31、図32は図1に示すコントローラ部101を、図33、図34は図1に示すドレインドライバ部103を、図35、図36は図1に示すゲートドライバ部104を、図37、図38は図1に示す電源部102を示している。
【0201】
参考例7は、前記各参考例を一部含んでおり、例えば、図31、図32においては、表示制御装置201は、1つのLSIで構成され、また、表示制御装置201とドレインドレイバ211との間にバッファ回路(IC2,IC3,IC4)が挿入されている。
【0202】
さらに、クロック信号(CL2)は2系統に分けられ、IC3の内部のそれぞれ独立したバッファ回路から1つおきのドレインドレイバICに供給されている。
【0203】
なお、図31に示すI/Fコネクタ15〜17は、図13に示すような視度調整用の抵抗を接続する端子であり、また、I/Fコネクタ18は、図38に示すオペアンプOP4の非反転端子に接続されており、コモン信号電圧の直流レベル、コモン信号電圧の振幅レベルをモニタ、あるいは、外部から電圧を印加することにより、コモン信号電圧の直流レベルを外部から調整するためのものである。
【0204】
以上、本発明を実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更し得ることは言うまでもない。
【0205】
【発明の効果】
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記の通りである。
【0206】
(1)本発明の液晶表示装置によれば、ドレイン駆動回路に入力する基準電圧の数を増やすことなく、液晶の印加電圧−透過率特性にあったガンマ補正電圧を得ることができ、これにより、良好な階調表示を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の液晶表示装置の参考例(参考例1)であるTFT液晶表示モジュールのTFT液晶表示パネルとその周辺に配置された回路を示すブロック図である。
【図2】 図1に示すTFT液晶表示パネル(TFTP−LCD)の等価回路を示す図である。
【図3】 図1に示すTFT液晶表示パネル(TFTP−LCD)の1画素の等価回路を示す図である。
【図4】 図1に示すTFT液晶表示パネル(TFTP−LCD)の1画素の等価回路の各ゲート信号線に接続される容量を示す図である。
【図5】 本参考例1のTFT液晶表示モジュールの各ドライバの概略構成と、信号の流れを示すブロック図である。
【図6】 図5に示すコモン電圧生成部の回路構成、および、入出力波形を示す図である。
【図7】 コモン電極を台形波の交流駆動電圧で駆動することにより、駆動用トランジスタのピーク電流を抑制できることを示す図である。
【図8】 本参考例1のTFT液晶表示モジュールにおける、ゲートオン電圧生成部、ゲートオフ電圧生成部の回路構成を示す図である。
【図9】 本参考例1における、コモン電極に印加されるコモン電圧、ドレインに印加されるドレイン電圧、ゲート電極に印加されるゲート電圧のレベル、および、その波形を示す図である。
【図10】 本参考例1における、ゲートオン電圧生成部を省略した場合の、コモン電極に印加されるコモン電圧、ドレインに印加されるドレイン電圧、ゲート電極に印加されるゲート電圧のレベル、および、その波形を示す図である。
【図11】 本発明の液晶表示装置の参考例(参考例2)であるTFT液晶表示モジュールの電源部の回路構成を示す図である。
【図12】 図11における、バッファ回路430の誤動作を説明するための図である。
【図13】 図11に示す回路構成において、コモン電圧生成部で生成される台形波のコモン電圧の振幅を変化させるために、端子VA1,VA2,VA3に接続する抵抗回路網を示す図である。
【図14】 本発明の実施例のTFT液晶表示モジュールのドレインドライバの出力電圧発生回路の回路構成を示す図である。
【図15】 図14における各階調基準電圧と出力電圧との関係を示す図である。
【図16】 図15におけるデコーダ入力とデコーダ出力の対応関係を示す表である。
【図17】 本参考例1のTFT液晶表示モジュールにおける、ドレインドライバに対する表示用データとクロック信号の流れを示す図である。
【図18】 図17に示す表示制御装置の概略構成を示すブロック図である。
【図19】 図18に示す表示制御装置のタイミングチャートを示す図である。
【図20】 図18に示す論理処理回路の回路構成を示す図である。
【図21】 本発明の液晶表示装置の他の参考例(参考例3)であるTFT液晶表示モジュールのバッファ回路の概略構成を示すブロック図である。
【図22】 本発明の液晶表示装置の他の参考例(参考例4)であるTFT液晶表示モジュールの表示制御装置の概略構成を示すブロック図である。
【図23】 本発明の液晶表示装置の他の参考例(参考例5)であるTFT液晶表示モジュールの表示制御装置の概略構成を示すブロック図である。
【図24】 図23に示すデータ処理部の回路構成を示す図である。
【図25】 図23に示すデータ処理部のタイミングチャートを示す図である。
【図26】 本発明の液晶表示装置の他の参考例(参考例6)であるTFT液晶表示モジュールの表示制御装置の概略構成を示すブロック図である。
【図27】 図26に示すデータ処理部のタイミングチャートを示す図である。
【図28】 I/Fコネクタに特定の端子を設け、当該特定端子からTFT液晶表示モジュールの内部の駆動回路を調整できることを説明するための図である。
【図29】 本発明のデジタルーデジタル変換方法を説明するための図である。
【図30】 図29に示すデジタルーデジタル変換方法により、4ビットから6ビットに変換されたビット列を示す表である。
【図31】 本発明の他の参考例(参考例7)であるTFT液晶表示モジュールを示す図であり、各ICとI/Fコネクタとの間の結線部分を含めて示す図であり、実際の液晶駆動回路の回路構成を示す図である。
【図32】 本発明の他の参考例(参考例7)であるTFT液晶表示モジュールを示す図であり、各ICとI/Fコネクタとの間の結線部分を含めて示す図であり、実際の液晶駆動回路の回路構成を示す図である。
【図33】 本発明の他の参考例(参考例7)であるTFT液晶表示モジュールを示す図であり、各ICとI/Fコネクタとの間の結線部分を含めて示す図であり、実際の液晶駆動回路の回路構成を示す図である。
【図34】 本発明の他の参考例(参考例7)であるTFT液晶表示モジュールを示す図であり、各ICとI/Fコネクタとの間の結線部分を含めて示す図であり、実際の液晶駆動回路の回路構成を示す図である。
【図35】 本発明の他の参考例(参考例7)であるTFT液晶表示モジュールを示す図であり、各ICとI/Fコネクタとの間の結線部分を含めて示す図であり、実際の液晶駆動回路の回路構成を示す図である。
【図36】 本発明の他の参考例(参考例7)であるTFT液晶表示モジュールを示す図であり、各ICとI/Fコネクタとの間の結線部分を含めて示す図であり、実際の液晶駆動回路の回路構成を示す図である。
【図37】 本発明の他の参考例(参考例7)であるTFT液晶表示モジュールを示す図であり、各ICとI/Fコネクタとの間の結線部分を含めて示す図であり、実際の液晶駆動回路の回路構成を示す図である。
【図38】 本発明の他の参考例(参考例7)であるTFT液晶表示モジュールを示す図であり、各ICとI/Fコネクタとの間の結線部分を含めて示す図であり、実際の液晶駆動回路の回路構成を示す図である。
【図39】 従来のTFT液晶表示モジュールの概略構成を示すブロック図である。
【図40】 従来のTFT液晶表示モジュールのドレインドライバの概略構成を示すブロック図である。
【図41】 従来のTFT液晶表示モジュールのドレインドライバの出力電圧発生回路の回路構成を示す図である。
【図42】 図41における階調基準電圧と出力電圧との関係を示す図である。
【図43】 代表的な液晶の印加電圧−透過率特性を示す図である。
【符号の説明】
TFT−LCD…TFT液晶表示パネル、TR1〜TR5…トランジスタ、OP1〜OP4…オペアンプ、101…コントローラ部、102…電源部、103…ドレインドライバ部、104…ゲートドライバ部、201,501…表示制御装置、202…コモン電圧生成部、203…コモンドライバ、204…ゲートオン電圧生成部、205…ゲートオフ電圧生成部、206,506…ゲートドライバ、207…レベルシフト回路、208…階調基準電圧生成部、209,233…マルチプレクサ、210,430,451,452…バッハァ回路、211,511…ドレインドライバ、212…DC−DCコンバータ、221…データ処理部、222,230…制御信号処理/生成部、223…ゲートドライバ駆動回路、224…ドレインドライバ駆動回路、225…出力クロック生成回路、226,228,234,235…D型フリップフロップ、227…論理処理回路、231…上側のデータ処理部、232…下側のデータ処理部、253,553…デコーダ、302…コモン電圧発生回路、304…ゲートオン電圧発生回路、305…ゲートオフ電圧発生回路、410,420…レベルシフト回路、551…データラッチ部、552…出力電圧発生回路。

Claims (2)

  1. マトリックス状に設けられた画素電極と薄膜トランジスタを有する複数の画素と、行方向の薄膜トランジスタのゲート電極が接続される行方向に設けられた複数のゲート信号線と、列方向の薄膜トランジスタのドレイン電極が接続される列方向に設けられた複数のドレイン信号線とを有するTFT液晶表示パネルと、
    前記複数のゲート信号線を駆動するゲート駆動回路と、前記複数のドレイン信号線を駆動するドレイン駆動回路と、前記ゲート駆動回路及び前記ドレイン駆動回路を制御する表示制御装置とを有し、
    前記ドレイン駆動回路は、外部回路によって供給される複数の階調基準電圧Vnに基づいて、前記複数の階調基準電圧Vn間に内挿されてなる複数の中間電圧生成し、
    前記階調基準電圧Vnは、nが大きくなるに従って対応する階調レベルが高くなり、
    V0を最低階調にVmを最大階調に対応した基準電圧とし、(Vm+V0)/2に最も近い階調基準電圧をViとするとき、前記ドレイン駆動回路が生成するV(i−1)からVi間の中間電圧のレベル数は、V0とV1間及びV(m−1)とVm間の中間電圧のレベル数より多いことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 前記ドレイン駆動回路が生成するV(i−1)からVi間の中間電圧のレベル数は、V0とV1の間及びV(m−1)とVm間の中間電圧の数より2つ以上多いことを特徴とする請求項に記載の液晶表示装置。
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