JP3747771B2 - クリーニング装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、清掃対象となる回転体の表面をその表面に当接する清掃部材で清掃するクリーニング装置に係り、詳しくは、その清掃部材を保持する金属製の保持板をプラスチック製の支持構造体に取り付ける部分の改良に関するものである。そして、本発明は、特にプリンタ、複写機、ファクシミリ、複合機等に代表される画像形成装置における像担持体や中間転写体のクリーニング装置として好適なクリーニング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子写真方式等を利用したプリンタ、複写機等の画像形成装置においては、トナー像が形成される感光体等の像担持体やそのトナー像が転写される中間転写体の表面に転写後において残留付着するトナー等の付着物を除去して清掃するクリーニング装置が使用されている。
【0003】
かかるクリーニング装置100としては、図10に例示するように、ゴムブレード等の清掃部材110を、ドラム状又はベルト状からなる像担持体、中間転写体等の回転体120の表面にその回転軸方向(Y)にわたって当接させて当該表面に付着する付着物を掻き取って清掃するタイプのものが知られている。また、このような清掃部材110を使用するクリーニング装置としては、図10や図11に例示するように、その清掃部材110を電気亜鉛めっきした鋼板等の金属材料からなる保持板(金属製ホルダー)130に接着等により固着し、その保持板130をABS樹脂、ガラス繊維入りABS樹脂等のプラスチック材料からなる支持構造体(プラスチック製ハウジング、枠体等)140に対して固定用ネジ150により締結して取り付けた構成のものがある。図中の符号145は、保持板130の長手方向における両端部を載置して支持するように形成された支持部である。この2つの支持部145には上記ネジ150のネジ孔155がそれぞれ1つずつ形成されている。また、清掃部材100が固着された保持板130は、上記固定用ネジ150により通常は0.5(0.5は含まない)〜0.7N・m程度の締め付けトルクで強く締め付けることにより支持構造体140に強固に取り付けられている。
【0004】
このような構造のクリーニング装置100は、その支持構造体140を画像形成装置における所定の支持部位(本体フレーム等)に取り付けて位置決め固定することにより、図10bに示すように、その清掃部材110が回転体110の表面に対して所定の圧接力で安定して当接するように保持され、これにより回転体120の表面の付着物を確実に取り除くことができるようになっている。この際、その清掃部材110の回転体110の表面に対する圧接力は、その清掃部材110の自由端部110aの食い込み量δを所定の値に調整することにより設定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したような取付け構造を採用しているクリーニング装置100にあっては、以下のような問題がある。すなわち、そのクリーニング装置100における前記プラスチック製の支持構造体140の一部(支持部150など)又は全体が、画像形成装置の本体内(機内)の稼動による温度上昇等の影響を受けて、図12に例示するように熱膨張して微妙に変形し、これにより清掃部材110の清掃性能が不均一となったり、或いはその清掃部材110により掻き取ったトナー等がこぼれ落ちる等のクリーニング不良が発生するという問題がある。
【0006】
このようなクリーニング不良は、熱膨張して熱変形した支持構造体140の変形が小さいうちは、プラスチック製の支持構造体140とは熱膨張率が異なる(小さい)金属製の保持板130は熱変形することがなく、しかも支持構造体140の変形の影響を受けることもないが、支持構像体140の変形が大きなものになると、遂には、この支持構造体140に固定用ネジ150により強固に締結して取り付けられている金属製の保持板120にも伝わってしまい、この結果、その保持板130に固着されている清掃部材110も変形した状態となるため回転体120の表面との当接状態までもが不良となる(不均一となる)ことによって発生しているものである。
【0007】
また、この際における支持構造体140の熱膨張による変形は、主に、図11aの下部に2点鎖線140L,140Mで例示するように、その構造体全体又は支持部145が上下方向(X)のいずれか一方に撓むか又は捩れるような変形である。この場合には、支持部145があたかもネジ孔155を中心として回動するような変形であり(図11a、図12a参照)、清掃部材110の回転体110に対する当接状態が回転軸方向Yに沿う正規の直線状態からずれた曲線状態となる。この他にも、図11bの下部に2点鎖線140D,140Uで例示するように、支持構造体140の全体又は支持部145が水平前後方向(Z)のいずれか一方に撓むか又は捩れるような変形もある。この場合は、支持部145があたかもネジ孔155の軸線(図中の点線)とともに傾くような変形であり(図11b、図12b参照)、やはり清掃部材110の回転体120に対する当接状態が回転軸方向Yに沿う正規の直線状態からずれた曲線状態となる。そして、このような支持構造体140の変形が保持板130に伝わる場合は、上記いずれの変形パターンであっても、その保持板130の両端部が全面的に密着した状態で取り付けられている支持部145の変形状態に追従するよう伝わることが多い。
【0008】
ちなみに、特開平5−53384号公報には、プロセスカートリッジにおける像担持体のクリーニング装置として、その枠体にシート貼り付け板金を介して像担持体の表面に当接する抄いシートが取り付けられている場合、その枠体が昇温により熱変形して抄いシートと像担持体の間に隙間ができてトナー漏れが発生するという問題を解決するため、その抄いシート貼付部近傍から補強リブを枠体に一体成型することが示されている。しかし、この解決手段は、枠体の熱に対する強度を補強リブで補って枠体自身の熱変形が発生するのを防止しようとするものであるが、その補強リブを形成するためのスペースが必要となるため装置の小型化には不利となり、また、その補強リブを枠体に一体成型しなければならないため枠体の製造が煩雑となる。
【0009】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、回転体の表面をその表面に当接する清掃部材で清掃するクリーニング装置であって、その清掃部材が金属製の保持板に保持されているとともにその保持板がプラスチック製の支持構造体にネジ留めされて取り付けられている構造のクリーニング装置として、装置の小型化や支持構造体の製造に対して支障となることがなく簡易な構成でもって、支持構造体の熱変形に起因したクリーニング不良の発生を防止することができるクリーニング装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成し得る本発明のクリーニング装置は、回転体の表面にその回転軸方向にわたって当接する清掃部材を保持する金属製の保持板を、この保持板の前記回転軸方向に沿う長手方向における両端部を支持する支持部が当該各端部に対応して形成されたプラスチック製の支持構造体に、固定用ネジを前記保持板側から前記各支持部にそれぞれ形成された1つのネジ孔に入れて締め付けることにより取り付けてなるクリーニング装置において、前記支持構造体の支持部に、前記ネジ穴を中心にして***する形態からなるとともにその***した頂部を前記保持板の両端部の一部を載置する載置面とする形態からなる座面部を設け、かつ、前記固定用ネジの締め付けトルクを0.3〜0.5N・m(3〜5kgfcmに相当する)の範囲内に設定したことを特徴とするものである。
【0011】
このような本発明のクリーニング装置では、清掃部材を保持する金属製の保持板がプラスチック製の支持構造体の支持部に固定用ネジで締結されて取り付けられた際、その保持板の両端部の一部が支持部における座面部の頂部(載置面)に載置されることになるため保持板の両端部と支持部との接触部分の面積が比較的小さなものとなり、また固定用ネジの締め付けトルクが比較的弱いため保持板の支持部との固定も比較的緩やかなものとなる。つまり、保持板と支持部の座面部との間は固定用ネジを中心として回動するような滑り現象が発生し得る状態におかれるようになる。このため、支持構造体が熱変形しても、その変形の影響(応力)が、保持板の支持部との接触面積の狭いことで受けにくいことと、上記した保持板と支持部の座面部との間での滑り現象によりほとんど吸収(消失)されることにより、保持板に伝わりにくくなる。この結果、その保持板に固着されている清掃部材が変形したり回転体との当接状態(位置精度)が変動することが少なくなる。
【0012】
また、本発明のクリーニング装置における前記座面部は、前記載置面が前記ネジ孔を取り囲む形状からなる面部と前記保持板の長手方向と直交する短手方向に沿う線状の面部とで構成されるように形成している。
【0013】
これにより、本発明のクリーニング装置では、保持板と支持部の座面部との間の滑り現象が特に短手方向に沿う線状の面部に支持されることにより安定して発生するようになる。この結果、支持構造体が熱変形した場合でも、保持板が上記短手方向に沿う線状の面部により安定して支持されるため、特に清掃部材の回転体との当接状態の位置関係を変動させる方向に保持板が変位しにくくなる。
【0014】
本発明のクリーニング装置は、回転運動する回転体の表面をその表面に精度よく当接させる清掃部材(弾性ブレード等)で清掃する必要のある技術分野であれば、如何なる分野にも適用できるものである。特に、前記したような画像形成装置におけるドラム状又はベルト状の像担持体又は中間転写体の清掃にあっては、その像担持体や中間転写体の表面に対する清掃部材の当接精度(食い込み量、当接圧)がクリーニング性能の維持及び安定化やそれら回転体表面の磨耗劣化の低減化等の観点から重要とされているため、かかる像担持体や中間転写体に対するクリーニング装置として適用すると有効である。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1〜図2は本発明の実施の形態1を示すものであり、図1は本発明のクリーニング装置を適用した画像形成装置を示す概要図、図2はこの実施の形態1に係るクリーニング装置の(取り外した状態での)斜視図、図3はそのクリーニング装置の(取り付けた状態での)要部断面図である。
【0016】
画像形成装置は、4つの作像ユニット10Y、10M、10C、10Kによって個別に形成するイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色のトナー像を、中間転写機構の中間転写ベルト20の表面に重ね合わせるように一次転写させた後、その中間転写ベルト20から記録材としての記録用紙P側に二次転写させることにより、いわゆるフルカラー画像を形成することが可能なカラー画像形成装置である。また、この装置は、4つの作像ユニットのうち一部の作像ユニット、例えばブラック用作像ユニット10Kのみを作動させることにより白黒画像等の単色像を形成することなども可能なものである。
【0017】
まず、上記作像ユニット10はいずれも、電子写真プロセスにより前記した4色の各トナー像をそれぞれ形成するものであり、画像形成装置本体1のほぼ中央部に水平状態に間隔をあけた状態で配設されている。また、この各作像ユニット10はいずれも、基本的に、所定の速度で回転駆動されるドラム外周面に有機感光層等が配設された感光ドラム11と、この感光ドラム11の表面を一様に帯電する帯電ロール12と、帯電後の感光ドラム11の表面に画像情報に応じた光を露光して静電潜像を形成する潜像形成装置としての露光装置13と、その静電潜像を所定の色の現像剤(トナー)で現像する現像装置14と、その現像により形成されるトナー像を中間転写ベルト20に静電的に転写させる一次転写ロール15と、感光ドラム11の表面を清掃するブレード方式のドラム用クリーニング装置16とを同様に備えている。
【0018】
このうち露光装置13は、4つの作像ユニット10の下方側に配設された収容密閉ボックス17内に収容されており、図示されていない4つの半導体レーザから各色ごとに分解された画像信号に応じて発せられるレーザ光LB−Y,LB−M,LB−C,LB−Kを所定の光学系(レンズ等)を介して回転多面鏡18に照射して偏向走査させた後、図示しない複数枚の反射ミラーを介して対向する各感光ドラム11上に斜め下方から走査露光するようになっている。図中の符号17aは、上記各レーザ光LBを収容密閉ボックス17内から各作像ユニット10の感光ドラム11にむけて透過出光させるための透明窓である。また、各現像装置14には、対応する色(Y,M,C,K)のトナー(現像剤)がそれぞれ収容されているトナーカートリッジ19Y、19M、19C、19Kから図示されていない現像剤補給装置を介して適宜補給されるようになっている。さらに、一次転写ロール15には、図示されていないバイアス電源装置から感光ドラム11上のトナー像の帯電極性とは逆極性の一次転写バイアスが印加されるようになっている。
【0019】
このような各作像ユニット10においては、矢印方向に回転する感光ドラム11の表面が、帯電ロール12によって一様に帯電処理された後、その帯電表面に露光装置13から色分解された画像信号に応じたレーザビームLBが走査露光されることによって静電潜像が書きこまれ、しかる後、その潜像が現像装置14から供給される各色のトナーにより現像されてトナー像となり、最後に、そのトナー像が感光ドラム11と一次転写ロール15の間を通過する中間転写ベルト20の表面に順次一次転写されるようになっている。また、転写後の感光ドラム11の表面はドラム用クリーニング装置16のブレードによって残留トナー等が除去されて清掃される。
【0020】
次に、上記中間転写ベルト20は、導電材等を含有させて体積抵抗率を調整したポリイミドフィルム等のベルト基材上に、シリコーンゴム等の表面層を積層形成した2層構造の無端状のベルトであって、駆動ロール21、二次転写部のバックアップロール22、複数の従動ロール23、24…に張架されるとともにその従動ロール23、24の間で前記各作像ユニット10の感光ドラム11とそれぞれ接するような状態で配設され、駆動ロール21の回転動力により矢印B方向に回転走行するようになっている。
【0021】
また、この中間転写ベルト20の周囲には、中間転写ベルト20をバックアップロール22に押し当てて二次転写部の圧接域を形成する二次転写ロール25が配設されている。また、バックアップロール22の導電性の軸に対して、図示されていないバイアス電源装置から中間転写ベルト20上のトナー像の帯電極性と同極性の二次転写バイアスを供給するための給電部材27が接触するように配設されている。さらに、中間転写ベルト20の駆動ロール21と対向する位置には、そのベルト20の表面を清掃するブレード方式のベルト用クリーニング装置26が配設されている。
【0022】
このような中間転写ベルト20に(多重)転写されたトナー像は、そのベルト20の回転に伴ってバックアップロール22と対向して配置される二次転写ロール25と対向する二次転写部まで搬送される。そして、中間転写ベルト20上のトナー像は、このトナー像の作像および二次転写タイミングに合わせて露光装置13の下方側に配設されている用紙収容トレイ30から用紙送出機構31により送り出され、レジストロール32等が配された用紙搬送路を通して二次転写部まで搬送される所定サイズの記録用紙Pに対し、静電的に二次転写される。この二次転写後の中間転写ベルト20の表面は、ベルト用クリーニング装置26のブレードによって残留トナー等が除去されて清掃される。図1中の一点鎖線は記録用紙Pの搬送経路を示す。
【0023】
また、中間転写ベルト20からトナー像が転写された記録用紙Pは、二次転写部を通過する際に中間転写ベルト20部分から自然に剥離された後、定着装置35における加熱ロール36と加圧部材(加圧パッドや加圧ロールなど)37の圧接域を通過するように送られて熱定着処理がなされ、しかる後、排出ロール38によって装置本体1の外(用紙排出収容部1a)に排出される。以上のプロセスを経ることにより、記録用紙Pに所望のカラー画像などが形成される。
【0024】
そして、この画像形成装置においては、中間転写ベルト20のクリーニング装置26として以下のような構成からなるものを使用している。
【0025】
すなわち、クリーニング装置26は、図2や図3に示すように、この装置の支持構造体であるプラスチック製のハウジング40に、中間転写ベルト20の表面に当接して残留トナー等を掻き取るための弾性ブレード50と、ハウジング40と中間転写ベルト20の間の隙間を埋めるシール部材60とが取り付けられているとともに、弾性ブレード50で掻き取った残留トナー等を図示されていない回収ボックス等に搬送する回転搬送部材(オーガー)70が回転可能に配設されたものである。このうち弾性ブレード50とシール部材60とはいずれも、金属板金55、65を介してハウジング40にネジ留めされて取り付けられている。
【0026】
上記ハウジング40は、ABS樹脂等のプラスチック材料にて成型されたものであり、図3や図4に示すように、中間転写ベルト20の幅よりも広い幅からなる本体部41の両端部に、弾性ブレード50を保持する金属板金55の両端部を支持するための支持部42とシール部材60を保持する金属板金65の両端部を支持するための支持部43とが形成されているとともに、その本体部41の下部側にオーガー70が回転可能に収まりかつ掻き取ったトナー等を搬送するための搬送路部44とが主に形成された形態からなるものである。また、各支持部42、43には、金属板55、65をネジ留めする固定用ネジ80、81のネジ孔42a,43aがそれぞれ形成されている。
【0027】
図2中等の符号45はクリーニング装置26(実際にはハウジング40)と中間転写ベルト20及び駆動ロール21との側部の隙間をうめるために取り付ける左右一対のシールブロック、46はハウジング40の一端部に駆動ロール21側にむけて設けられ、クリーニング装置26の駆動ロール21(厳密には中間転写ベルト20)に対する位置関係を保持するための位置決め支持プレート(駆動ロール21の一方の回転軸を支持するための軸支持孔46aが形成されている)、47はクリーニング装置26(実際にはハウジング40)を画像形成装置の支持フレームに位置決めして取り付けるための取り付け突起である。シールブロック45は、両面粘着テープ等によりハウジング40に取り付けられるようになっている。また、符号75はオーガー70の駆動伝達ギアであり、図示されていない回転伝達機構のギアに噛み合うようになっている。
【0028】
弾性ブレード50は、クリーニングブレードとして機能するものであり、例えばポリウレタンゴムにて中間転写ベルト20の全幅に相当する長さの矩形板状に形成されたものである。また、この弾性ブレード50を保持する金属板金55は、図4に示すように亜鉛メッキ鋼板からなる断面がほぼL字形状で弾性ブレード50よりも長い保持板である。金属板金55の両端部55a,bには固定用ネジ80を通すネジ通し孔56が穿設されている。そして、弾性ブレート50は、その下端部がこの金属板金55の上部に接着剤等の接合手段により固着されており、これにより弾性ブレード50はその上端部が金属板金55の上部から突出した自由端となっている。一方、シール部材60は、中間転写ベルト20の全幅に相当する長さからなる矩形状のPETフィルム等からなるものであり、前記ハウジング40の支持部43に両端部が支持される金属板金65の下端部にその下方側に突出した状態で固着されているものである。
【0029】
そして、このクリーニング装置26では、特に図4や図5に示すように、弾性ブレード50が固着された金属板金55を支持するハウジング40の支持部42に、そのネジ孔56を中心にして***する形態からなる座面部90を設けている。この座面部90は、その***した頂部を金属板金55の両端部の一部を載置するための載置面91としている。この座面部90の高さ(***度合い)は、特に制約されるものではなく適宜選定されるが、好ましくは0.1〜0.5mm程度である。
【0030】
また、この実施の形態では、座面部90について、その載置面がネジ孔56を取り囲むリング(円環)形状からなる面部91と金属板金55の長手方向(L)と直交する短手方向(S)に沿う直線状の面部92とで構成されるように構成している。この他にも、この載置面の長手方向の幅w1,w2(特に上記短手方向に沿う線状の面部92の幅w2)については、1〜3mmの範囲内となるように設定することが好ましい。さらに、必要に応じて、座面部90の載置面にはその面の摩擦抵抗を調整する(低減する)ことが可能な表面処理を施したり又は部材を配設するように構成してもよい。その摩擦抵抗の調整が可能な表面処理とは、例えば表面平滑性(表面粗さ)などを調整する処理が挙げられる。一方、その摩擦抵抗の調整が可能な部材としては、例えばOHPシート等のシート材などが挙げられる。
【0031】
しかも、このクリーニング装置26では、上記支持部43に座面部90を設けたことに加えて、この支持部43の座面部90に金属板金55を固定用ネジ80で締結する際に、その締め付けトルクを0.3〜0.5N・mの範囲内に設定している。このような締め付けトルクでネジ留めを行うには、例えばトルクを上記範囲内に設定したトルクドライバーを使用してネジの締結作業を行えばよい。
【0032】
このような構成からなるクリーニング装置26は、例えば、ハウジング40の搬送路部44内にオーガー70を回転可能に配設するとともに、ハウジング40の両端部のほぼ中央にシールブロック45を取り付けた後、ハウジング40の支持部42に弾性ブレード50を固着した金属板金55を固定用ネジ80によりネジ留めして取り付けるとともに、ハウジング40の支持部43にシール部材60を固着した金属板金65を固定用ネジ81によりネジ留めして取り付けることにより、組み立てられる。この際、特に弾性ブレード50を保持する金属板金55のネジ留めに際しては、そのネジの締め付けトルクが前記した範囲内となるように行う。一方、シール部材60を保持する金属板金65のネジ留め時の締め付けトルクは特に制約されない。
【0033】
そして、このクリーニング装置26を前記位置決めプレート46及び取り付けと突起47を介して画像形成装置の支持フレームに取り付けることにより、使用可能な状態に装着される。位置決めプレート46の取り付けに際しては、その軸支持孔46aに駆動ロール21の一方の回転軸を差し込んで支持する。このように装着することにより、弾性ブレード50は、図3などに示すように、その自由端部50a側が駆動ロール21に支持された中間転写ベルト20に対して所定の食い込み量δとなるように所定の当接圧で当接した状態に配置される。また、シール部材60も、その自由端部が駆動ロール21に支持された中間転写ベルト20に対して当接した状態に配置される。
【0034】
また、このクリーニング装置26では、図6に示すように、特に弾性ブレード50を保持する金属板金55がプラスチック製のハウジング40の支持部42に固定用ネジ80で締結されて取り付けられた際、その金属板金55の両端部55a,55bの一部がその支持部42における座面部90の頂部(載置面91)に載置されることになるため金属板金55の両端部と支持部との接触部分の面積が比較的小さなもの(その載置面91の表面積に相当するもの)となり、また固定用ネジ81の締め付けトルクが比較的弱いため金属板金55の支持部42との固定も比較的緩やかなものとなる。
【0035】
このため、ハウジング40が画像形成装置内の温度上昇により熱変形した場合であっても、その変形の影響(応力)は、金属板金55、金属板金55の支持部42との接触面積が狭いことで受けにくく、しかも、金属板金55と支持部42の座面部90との間で固定用ネジ80を中心として回動するような滑り現象が発生することでほとんど吸収(消失)される。このため、その変形の影響は金属板金55に伝わりにくくなる。
【0036】
また、ハウジング40が熱変形により、ネジ孔42aの軸が傾くように凸状に撓むように変形したり或いは凹状に撓むように変形しても(図11b中の2点鎖線140U,140Dを参照)、図6bに示すように金属板金55の端部55a(55b)は、支持部42と全面的に密着しておらず座面部90以外では支持部42との間に隙間Eが存在するため、上記した金属板金55とハウジング40の座面部90の間で発生する滑り現象が妨げられることがなく、その変形力の影響を受けにくい。
【0037】
したがって、このクリーニング装置26では、ハウジング40の熱変形時に、その金属板金55に固着されている弾性ブレード50が変形したり中間転写ベルト20との当接状態(位置精度に相当する前記食い込み量δ)が変動することはなく、ほぼ安定した状態に維持されるため、安定した良好なクリーニング性能が得られる。
【0038】
図7は、このクリーニング装置26を用いて、温度環境に対する弾性ブレード50の食い込み量の状態(即ち当接状態の安定性)について試験を行ったときの測定結果を示すものである。
【0039】
この試験は、クリーニング装置26をAゾーン環境(28℃、89%RH)及びCゾーン環境(10℃、15%RH)に2時間放置した後に、その弾性ブレード50の長手方向に対して内側(装置リア側)端部(IN)、内側端部寄りの中央部(IN−CEN)、中央部(CEN)、外側端部寄り中央部(OUT−CEN)及び外側端部(OUT)における各食い込み量δ(mm)をそれぞれ1回ずつ実測した。食い込み量δの測定は、中間転写ベルト20の駆動ロール21を外して、半径rが0.1mm単位で異なる多数の半円板状のコマが支軸に並べて取り付けられた食い込み量測定用回転治具(その支軸は駆動ロールの回転軸と同じ)を代わりに取り付け、弾性ブレード50の上記各部位の先端部が触れる回転治具のコマを探し、その触れた測定用回転冶具のコマの当該半径rを式「食い込み量δ=(駆動ロール21の半径)−(測定用回転治具の当該半径r)」に当てはめることにより各部位における食い込み量δを算出する。この試験の条件は、金属板金55として断面L字形状の下部曲げ部における板金の高さH(図4b参照)が8mmで、その長手方向(L)の長さが336mm、その厚さが2mm寸法からなる金属板を使用した。また、座面部90として、その高さが0.1mmで、その載置面91の長手方向における幅寸法w1,w2(図5a参照)が2.0mmのものを形成した。さらに、ネジ80の締め付けトルクについては0.5N・mとした。
【0040】
この場合、上記両ゾーンの食い込み量δの差が、弾性ブレード50のいずれの部位においても0.4mm以下であれば実用上許容できるレベル(即ち、ハウジング40の熱変形に起因したクリーニング不良が発生しないレベル)である。
【0041】
また、比較のために、図8には、ハウジング40の支持部42をフラットな面として前記座面部90を設けず、しかも、ネジ80の締め付けトルクを0.7N・mとした場合(図8s)と、この場合においてネジ80の締め付けトルクのみを0.5N・mに変更した場合(図8b)について同様の試験を行ったときの結果を示す。
【0042】
なお、本実施の形態においては、上記試験における金属板金55の前記高さHについて11mmに変更した以外は同様に試験したところ、そのときの両ゾーンの差が平均値で0.3mmより小さなもの(0.24mm程度)となることが確認された。
【0043】
[他の実施の形態]
本発明では、前記クリーニング装置26のハジジング40の支持部142における座面部90について、例えば、図9aに例示するように、その載置面91がネジ孔42aを取り囲むリング形状の面部92のみからなるように構成してもよい(つまり、金属板金55の短手方向(S)に沿う直線状の面部93を形成しないこと)。金属板金55の短手方向(S)の寸法が短い場合には、これで十分である。また、同図bに例示するように、金属板金55の短手方向(S)に沿う直線状の面部は、ネジ孔42aを取り囲むリング形状の面部92の両側に存在するように形成してもよく(面部93、94)、さらに、リング形状の面部92から離間した状態で存在するように形成してもよい(面部94)。
【0044】
また、本発明では、ネジ孔42aを取り囲む面部92については、リング形状に限らず、同様の作用効果が得られる範囲内であれば楕円、多角形状などであってもよい。また、金属板金55の短手方向(S)に沿う面部93についても、直線状に限られず、同様の作用効果が得られる範囲内であれば少し曲がっているものであっても或いは途中で幅広となった線状のものであっても構わない。
【0045】
さらに、本発明は、実施の形態1における感光ドラム11用のクリーニング装置16のブレードについても、ベルト用クリーニング装置26の弾性ブレード50と同様のネジ留め取り付け構造を採用してもよい。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、プラスチック製の支持構造体における上記保持板用の支持部に特定の形態からなる座面部を設け、かつ、その保持板の固定用ネジの締め付けトルクを特定しており、しかもその座面部を載置面が特定の面部で構成されるように形成しているので、プラスチック製の支持構造体が熱変形した場合であっても、その変形が清掃部材を保持している金属製の保持板に伝わりにくくなり、さらに保持板が載置面の短手方向に沿う線状の面部により安定して支持されることで、特に清掃部材の回転体との当接状態の位置関係を変動させる方向に保持板が変位しにくくなる。この結果、かかる支持構造体の熱変形に起因したクリーニング不良の発生を防止又は低減することができる。また、このような効果は上記のような簡易な構成で実現することができ、しかも、そのような構成であることから装置の小型化や支持構造体の製造に対して特に支障となることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1におけるカラー画像形成装置を示す概要図。
【図2】 実施の形態1に係るクリーニング装置を示す斜視図。
【図3】 図2のクリーニング装置とその周辺の構成を示す要部断面図。
【図4】 (a)は図2のクリーニング装置のハウジングと弾性ブレード及び金属板金を示す分解側面図、(b)は(a)のQ1−Q1線及びQ2−Q2線に沿う断面図。
【図5】 (a)は図4のハウジングにおける支持部の座面部の構成を示す側面(平面)図、(b)は(a)のQ−Q線に沿う断面図。
【図6】 (a)は図4のハウジングにおける支持部に金属板金をネジ留めして取り付けた状態を示す側面(平面)図、(b)は(a)のQ−Q線に沿う断面図。
【図7】 実施の形態1に係るクリーニング装置に関する試験結果を示すグラフ図。
【図8】 比較例としての2つのクリーニング装置に関する試験結果を示すグラフ図。
【図9】 ハウジングにおける支持部の座面部の他の構成例を示す側面(平面)図及び各断面図。
【図10】 従来のクリーニング装置の一例を示す概略斜視図及び断面図。
【図11】 従来のクリーニング装置における清掃部材用の保持板の取り付け構造及び支持構造体の変形状態例を示す側面、断面等の説明図。
【図12】 図11の保持板の取り付け構造と支持構造体の変形状態を示す側面図及び断面図。
【符号の説明】
11…感光ドラム(回転体)、20…中間転写ベルト(回転体)、16、26…クリーニング装置、40…プラスチック製ハウジング(支持構造体)、42…指示部、42a…ネジ孔、50…弾性ブレード(清掃部材)、55…金属板金(保持板)、55a、55b…両端部、80…固定用ネジ、90…座面部、91…載置面、92〜94…面部、L…長手方向、S…短手方向。
Claims (2)
- 回転体の表面にその回転軸方向にわたって当接する清掃部材を保持する金属製の保持板を、この保持板の前記回転軸方向に沿う長手方向における両端部を支持する支持部が当該各端部に対応して形成されたプラスチック製の支持構造体に、固定用ネジを前記保持板側から前記各支持部にそれぞれ形成された1つのネジ孔に入れて締め付けることにより取り付けてなるクリーニング装置において、
前記支持構造体の支持部に、前記ネジ穴を中心にして***する形態からなるとともにその***した頂部を前記保持板の両端部の一部を載置する載置面とする形態からなる座面部を設け、かつ、前記固定用ネジの締め付けトルクを0.3〜0.5N・mの範囲内に設定し、
かつ、前記座面部を、前記載置面が前記ネジ孔を取り囲む形状からなる面部と前記保持板の長手方向と直交する短手方向に沿う線状の面部とで構成されるように形成したことを特徴とするクリニーニング装置。 - 前記回転体が、トナー像を形成する画像形成装置における像担持体又は中間転写体の少なくとも一方である請求項1に記載のクリーニング装置。
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