JP3747536B2

JP3747536B2 - Extracted beverage production equipment

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Publication number: JP3747536B2
Application number: JP29896596A
Authority: JP
Inventors: 登千木良; 直人福島; 一博上原; 雅一坂田; 宏治武田
Original assignee: Fuji Electric Retail Systems Co Ltd
Current assignee: Fuji Electric Retail Systems Co Ltd
Priority date: 1996-11-11
Filing date: 1996-11-11
Publication date: 2006-02-22
Anticipated expiration: 2016-11-11
Also published as: JPH10137125A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、原料からコーヒー，紅茶，緑茶，ウーロン茶等を抽出してカップ販売するカップ式自動販売機等に適用される抽出飲料製造装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来の抽出飲料製造装置としては、例えば、トレイにカップを供給するカップ供給装置と、抽出原料を貯蔵する原料タンクと、湯を貯蔵する湯タンクと、原料タンクから供給された抽出原料と湯タンクから供給された湯とを攪拌し、この攪拌した抽出原料と湯との混合液から抽出飲料を抽出してカップに供給する抽出装置とを備えたカップ式自動販売機が知られている。
【０００３】
このカップ式自動販売機では、抽出飲料の抽出に必要な湯を湯タンク内で沸かして常時貯蔵しているので、販売の都度湯を沸かす時間が省け、短時間で抽出飲料を製造，販売することができる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のカップ式自動販売機によると、販売のタイミングによっては湯を長時間沸かし続けることになり、湯のＰＨは数時間後で約８、十数時間後で８〜９、数日後で９以上になり、沸かし続ける時間が長い程アルカリ性が強くなる。このアルカリ性の湯で例えばコーヒー飲料を抽出すると、苦味や渋味成分が必要以上に溶出して湯に対するコーヒー成分のバランスがくずれ、苦味や渋味が強くなり、風味が損なわれるという欠点があった。
また、アルカリ性の湯で紅茶，緑茶等の茶類を抽出すると、濁った色となり、透明性が損なわれるという欠点があった。
一方、予めコーヒー飲料をまとめて抽出して貯蔵槽に保存しておき、販売するときに貯蔵槽からコーヒー飲料をカップに供給する方式（バッチブリュー式）が検討されている。このバッチブリュー式では、貯蔵槽での保存性が重要視される。
【０００５】
従って、本発明の目的は、抽出飲料の風味や透明性を損なうことなく、短時間で製造，販売することが可能な抽出飲料製造装置を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、コーヒー，紅茶，緑茶等の抽出原料を貯蔵する原料タンクと、抽出用の湯を貯蔵する湯タンクと、前記原料タンクから供給された抽出原料に前記湯タンクから供給された湯を供給して抽出飲料を提供する抽出手段と、前記抽出原料に供給される前の前記湯に炭酸ガスを作用させて前記湯のＰＨを低下させる処理手段を有することを特徴とする抽出飲料製造装置を提供する。
また、本発明は、コーヒー，紅茶，緑茶等の抽出原料を貯蔵する原料タンクと、抽出用の湯を貯蔵する湯タンクと、前記抽出原料と前記湯とを攪拌する攪拌室と、攪拌されて得られた混合液を空気により加圧して抽出飲料を抽出する抽出室とを備え、前記原料タンクから供給された前記抽出原料に前記湯タンクから前記湯を供給して前記抽出飲料を提供する抽出手段と、前記攪拌室に前記炭酸ガスを供給して前記抽出原料と前記湯とを攪拌して前記混合液のＰＨを低下させる処理手段を有することを特徴とする抽出飲料製造装置を提供する。
上記構成の抽出飲料製造装置によれば、抽出用の湯を貯蔵する湯タンクを設けることで、販売の都度湯を沸かす時間が省け、短時間で抽出飲料を製造，販売することができる。湯タンク内で長時間湯を沸かすと、湯はアルカリ性になるが、本発明の如く、アルカリ性の湯に炭酸ガスを作用させると、湯のＰＨが低下して中性あるいは酸性になる。この中性あるいは酸性の湯でコーヒー飲料を抽出すると、苦味や渋味成分の溶出を適度に抑えてマイルドな味となり、風味が損われるのを防ぐ。また、中性あるいは酸性の湯で茶類を抽出すると、紅茶は琥珀色、緑茶は薄い緑色の透明性を呈する。また、抽出された抽出飲料に炭酸ガスを作用させても、抽出飲料が中性あるいは酸性になる等の理由から、苦味や渋味が抑制され、透明性を呈する。
【０００７】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図１は本発明の抽出飲料製造装置が適用された第１の実施の形態に係るカップ式自動販売機の構成図である。このカップ式自動販売機１Ａは、トレイ２０にカップ２１を供給するカップ供給装置２と、水道からの水を本自動販売機１Ａの各部に供給する給水系３と、カップ２１にコーヒー飲料を供給する第１の飲料供給系４と、カップ２１にコーヒー飲料以外の他の飲料、例えば炭酸飲料，無炭酸飲料を供給する第２の飲料供給系５と、コーヒー飲料の抽出に用いられる湯に炭酸ガスを作用させて湯のＰＨを低下させ、湯を中性あるいは酸性に変える処理を行う炭酸ガス処理系６Ａと、本自動販売機１Ａの各部を制御する制御部（図示せず）とを有して概略構成されている。
【０００８】
給水系３は、都市水道から水道水電磁弁３１Ａを介して供給された水道水３０ａを貯蔵するシスターン３２と、シスターン３２の下流側に設けられ、シスターン３２内の水道水３０ａを加圧し給水パイプ３３ａを介して本自動販売機１Ａ内の各部に供給する加圧ポンプ３３と、冷却水３４を収容するとともに、加圧ポンプ３３によって給水された水道水３０ａを冷却水３４によって冷却し希釈水として冷却パイプ３５および希釈水電磁弁３１Ｂを介してカップ２１に供給する冷却水タンク３６と、冷却水タンク３６内の冷却水３４を冷却する冷却ユニット３７と、加圧ポンプ３３によって水道水電磁弁３１Ｃを介して給水された水道水３０ａを加熱して抽出用の湯３０ｂを貯蔵する湯タンク３８とを備えている。冷却ユニット３７は、冷媒を圧縮する圧縮機３７ａと、圧縮機３７ａによって圧縮された冷媒を凝縮する凝縮器３７ｂと、ファンにより凝縮器３７ｂを冷却して冷媒の凝縮を促進させるファンモータ３７ｃと、凝縮器３７ｂによって凝縮された冷媒を蒸発させて冷却水３４を冷却する蒸発器３７ｄとを備えている。
【０００９】
湯タンク３８は、給水された水道水３０ａを加熱して設定温度（例えば９５〜９７℃）の抽出用の湯３０ｂとするためのヒータ３９と、湯３０ｂを後述する抽出装置４１に給湯する湯電磁弁３１Ｄとを備えている。
【００１０】
第１の飲料供給系４は、抽出原料として例えばコーヒー粉末を収納した原料タンク４０と、湯タンク３８から供給された湯３０ｂと原料タンク４０の供給口４０ａから粉シュート４０Ａを介して供給されたコーヒー粉末とを攪拌し、この攪拌した混合液からコーヒー飲料を抽出する抽出装置４１と、エアパイプ４２ａを介して抽出装置４１に空気を送り込むエアポンプ４２と、抽出装置４１によって抽出されたコーヒーの抽出飲料を貯蔵する抽出飲料貯蔵装置４３と、砂糖を収納した砂糖キャニスタ４４と、クリームを収納したクリームキャニスタ４５と、抽出飲料貯蔵装置４３から供給された抽出飲料に、砂糖キャニスタ４４の供給口４４ａおよびクリームキャニスタ４５の供給口４５ａから粉シュート４６を介してそれぞれ供給された砂糖およびクリームを混合して供給パイプ４７ａを介してカップ２１に供給するミキシングボウル４７と、抽出飲料貯蔵装置４３から廃棄される抽出飲料およびカップ２１から溢れ出た飲料等を受け入れる廃棄バケツ４８とを備えている。なお、砂糖やクリームの添加材料を用いない場合は、ミキシングボウル４７を介すことなく、直接カップ２１に導く管路（図示せず）を設けてもよい。なお、抽出装置４１は、炭酸ガスボンベ５０から炭酸ガスが供給される点を除き、図７，図８，図９で後述する抽出装置４１と同様に構成されている。
【００１１】
抽出飲料貯蔵装置４３は、筒状の貯蔵槽４３０を有し、貯蔵槽４３０の上部に、抽出装置４１からの抽出飲料パイプ４３ａを接続し、オバーフロー管４３ｂを設けている。貯蔵槽４３０の下部に、ミキシングボウル４７に至る供給パイプ４３ｃと、廃棄バケツ４８に至る廃棄パイプ４３ｄを設けている。なお、抽出飲料貯蔵装置４３は、ガスパイプ４３ｅが接続されている点を除き、図１１で後述する抽出飲料貯蔵装置４３と同様に構成されている。
【００１２】
第２の飲料供給系５は、炭酸ガスを高圧（例えば４０気圧以上）で供給する圧力容器としての炭酸ガスボンベ５０と、炭酸ガスボンベ５０から供給された炭酸ガスを炭酸水を生成するのに必要な気圧（例えば５〜６気圧）に減圧する減圧弁５１と、冷却水タンク３６内に配置され、冷却パイプ３５と希釈水電磁弁３１Ｂとの間の給水パイプ３３ａから逆止弁５２を介して導入された冷却水３０ａと減圧弁５１からガスパイプ５１ａを介して導入された炭酸ガスとを混合して炭酸水を生成し、その生成した炭酸水を炭酸水電磁弁５３を介してカップ２１に供給するカーボネータ５４と、供給パイプ５６ａおよびシロップ電磁弁５５を介してシロップを供給するシロップ容器５６とを備えている。
【００１３】
炭酸ガス処理系６Ａは、湯タンク３８から抽出装置４１に湯３０ｂを供給する際に、湯３０ｂに炭酸ガスを作用させて湯３０ｂのＰＨを低下させ、湯３０ｂを中性あるいは酸性にするものであり、湯電磁弁３１Ｄから抽出装置４１に至る湯パイプ３８ａに介装されたガス混合器６０と、炭酸ガスボンベ５０からの炭酸ガスを所定の気圧（例えば０．３〜１気圧）に減圧する減圧弁６１Ａと、減圧弁６１Ａとガス混合器６０との間を接続するガスパイプ６１ａと、ガスパイプ６１ａに介装されたガス電磁弁６２とを備えている。
【００１４】
図２はガス混合器６０の断面図である。ガス混合器６０は、例えば円筒状を有し、外周面にガス混合器６０を温めるヒータ６０Ａを設け、上面に湯３０ｂを導入する湯導入口６０ａを形成し、下面の一方の隅に湯３０ｂを排出する湯排出口６０ｂを形成し、下面の他方の隅に炭酸ガスを導入する炭酸ガス導入口６０ｃを形成している。ヒータ６０Ａでガス混合器６０を温めることで、湯３０ｂを抽出装置４１に供給する際に熱エネルギーがガス混合器６０に奪われて温度が下がるのを防止することができる。
【００１５】
制御部（図示せず）は、炭酸ガスを作用させる前の湯のＰＨ、および作用させた後の目標のＰＨに基づいて、炭酸ガスを作用させる時間（湯と炭酸ガスとの接触時間）を制御するようになっている。湯タンク３８内の湯３０ｂは、沸かし続ける時間が長い程アルカリ性が強くなるが、炭酸ガスを作用させる時間を制御することにより、湯３０ｂを中性あるいは酸性にすることができる。制御部は、販売商品の管理データから湯３０ｂの消費情報（湯タンク３８内の水の入れ替わり状況等）と、湯タンク３８の管理データから湯３０ｂが設定温度（９５〜９７℃）になってからの経過時間とが得られるようになっており、この得られた消費情報と経過時間を基に統計的データ（実験データ）を検索して湯タンク３８内の湯３０ｂのＰＨを推定し、このＰＨの推定値に基づいて湯３０ｂに対する炭酸ガスの接触時間を求める。この第１の実施の形態では、制御部は、目標のＰＨに近い湯３０ｂとなるようにガス電磁弁６２の開制御を行っている。例えば、１５０ｃｃの湯３０ｂに約３〜４秒間炭酸ガスを作用させると、ＰＨは約５．５になり、約０．５〜１秒間炭酸ガスを作用させると、ＰＨは約６．５になる。
【００１６】
次に、上記第１の実施の形態に係るカップ式自動販売機１Ａの動作を説明する。なお、湯タンク３８には、湯３０ｂが長時間貯蔵されてアルカリ性になっており、抽出飲料貯蔵装置４３にはコーヒーの抽出飲料が貯蔵されていないものとする。
(1) 抽出飲料の貯蔵動作
制御部（図示せず）は、湯電磁弁３１Ｄを開け、湯タンク３８から抽出装置４１にて複数杯分のコーヒー飲料を抽出するのに必要な量の湯３０ｂを湯電磁弁３１Ｄ，湯パイプ３８ａおよびガス混合器６０を介して抽出装置４１へ送る。これと同時に、制御部は、ガス電磁弁６２を開けてガス混合器６０を通過する湯３０ｂを中性あるいは酸性にするために所定の量の炭酸ガスを所定時間ガス混合器６０に供給する。湯タンク３８からの湯３０ｂがガス混合器６０を通過する際に、湯３０ｂに炭酸ガスが作用する。炭酸ガスが作用した湯３０ｂは、湯タンク３８内ではアルカリ性であったものが、中性あるいは酸性になる。抽出装置４１は、中性あるいは酸性になった湯３０ｂと原料タンク４０からのコーヒー粉末をエアポンプ４２からの空気によって攪拌し、この攪拌した混合液からコーヒー飲料を抽出し、抽出飲料パイプ４３ａを介して抽出飲料貯蔵装置４３へ送る。抽出飲料貯蔵装置４３の貯蔵槽４３０に複数杯分のコーヒー飲料が貯蔵される。
【００１７】
(2) 販売動作
(a) コーヒー飲料の販売動作
購入者が、現金を投入し、コーヒー飲料の種類、例えば、ブラックコーヒー，砂糖入りコーヒー，クリーム入りコーヒー，砂糖およびクリーム入りコーヒーのうちいずれかを選択スイッチ（図示せず）を押下して選択すると、制御部は、選択スイッチの押下に基づいて、カップ供給装置２を制御してカップ２１をトレイ２０に供給し、抽出飲料貯蔵装置４３から１杯分のコーヒー飲料をミキシングボウル４７に供給し、選択された種類に対応する砂糖キャニスタ４４，クリームキャニスタ４５を制御して砂糖，クリームをシュート４６を介してミキシングボウル４７に供給する。ミキシングボウル４７は、砂糖，クリームが供給された場合には、抽出飲料貯蔵装置４３から供給された抽出飲料に砂糖，クリームを混合してカップ２１に供給する。購入者は、コーヒー飲料が供給されたカップ２１をトレイ２０から取り出す。
(b) 他の飲料（炭酸飲料，無炭酸飲料）の販売動作
購入者が、現金を投入し、炭酸飲料あるいは無炭酸飲料の種類を選択スイッチ（図示せず）を押下して選択すると、制御部は、選択スイッチの押下に基づいて、カップ供給装置２を制御してカップ２１をトレイ２０に供給し、シロップ電磁弁５５を制御してシロップ容器５６からシロップをカップ２１に供給し、選択された種類に対応する希釈水電磁弁３１Ｂあるいは炭酸水電磁弁５３を制御して希釈水あるいは炭酸水をカップ２１に供給する。購入者は、炭酸飲料あるいは無炭酸飲料が供給されたカップ２１をトレイ２０から取り出す。
【００１８】
次に、コーヒー飲料を抽出する湯３０ｂに炭酸ガスや加圧空気を作用させた場合のコーヒー飲料の保存性の評価について説明する。
(1) コーヒー味覚センサによる保存性の評価
このコーヒー味覚センサは、脂質膜の変化信号を膜電位として検出するものである。炭酸ガスや加圧空気を作用させた湯で抽出したコーヒー飲料は、炭酸ガスや加圧空気を作用させない湯で抽出したコーヒー飲料に対してコーヒー味覚センサによる検出値の変化が、０．５時間後で１／８、１時間後で１／６、２時間後で１／３となり、変化量が著しく小さいことが判明した。
(2) ＰＨの測定による保存性の評価
炭酸ガスや加圧空気を作用させた湯で抽出したコーヒー飲料の２時間後のＰＨの変化量は０．０１〜０．０５であり、炭酸ガスや加圧空気を作用させない湯で抽出したコーヒー飲料の約１／５となった。
【００１９】
上述した第１の実施の形態によれば、以下の効果が得られる。
(1) 湯を貯蔵する湯タンク３８を設けることで、販売の都度湯を沸かす時間が省け、短時間でコーヒー飲料を製造，販売することができる。
(2) 湯に炭酸ガスを作用させて中性あるいは酸性（ＰＨ５〜６）の湯に変え、この湯を用いてコーヒー飲料を抽出しているので、苦味，渋味を適度に抑えてマイルドな味となり、コーヒー飲料の風味が損なわれるのを防止することができる。(3) 湯タンク３８と抽出装置４１の間で湯３０ｂのＰＨを変えているので、製造する飲料に応じたＰＨに変えることができる。
(4) 中性あるいは酸性の湯３０ｂで抽出したコーヒー飲料を貯蔵槽４３０に貯蔵しているので、上記保存性の評価から明らかなように、コーヒー飲料の保存性を向上させることができる。
【００２０】
図３は図２の他の実施の形態を示す断面図である。図２のガス混合器６０と異なる点は、ガス混合器６０内に円錐状の整流器６３を配置し、炭酸ガス導入口６０ｃをガス混合器６０の下面中央に設けたことにある。これにより、分散部６３に衝突した湯３０ｂは薄膜状になるので、湯３０ｂが炭酸ガスに接触する面積が増え、僅かな量の炭酸ガスで同様の効果を得ることができる。
【００２１】
図４は本発明の第２の実施の形態に係るカップ式自動販売機の構成図である。このカップ式自動販売機１Ｂは、第１の実施の形態に係るカップ式自動販売機１Ａとは、炭酸ガス処理系および制御部が異なり、他は第１の実施の形態と同様に構成されている。この第２の実施の形態に係る炭酸ガス処理系６Ｂは、湯タンク３８内の湯３０ｂに炭酸ガスを作用させて湯３０ｂを中性あるいは酸性にするものであり、炭酸ガスボンベ５０からの炭酸ガスを所定の気圧（例えば０．３〜１気圧）に減圧する減圧弁６１Ｂと、減圧弁６１Ｂと湯タンク３８の底部との間を接続するガスパイプ３８ｂと、ガスパイプ３８ｂに介装されたガス電磁弁６４とを備えている。制御部は、目標のＰＨに近い湯３０ｂとなるようにガス電磁弁６４の開制御を行うようにしている。
【００２２】
上記第２の実施の形態において、抽出飲料貯蔵装置４３にコーヒーの抽出飲料を貯蔵する場合は、制御部（図示せず）は、所定のタイミングでガス電磁弁６４を開けて湯タンク３８内の湯３０ｂを中性あるいは酸性にするために所定の量の炭酸ガスを所定時間ガスパイプ３８ｂを介して湯タンク３８に供給する。湯タンク３８内の湯３０ｂは、炭酸ガスの作用によって中性あるいは酸性になる。制御部は、湯電磁弁３１Ｄを開け、湯タンク３８から抽出装置４１にて複数杯分のコーヒー飲料を抽出するのに必要な量の湯３０ｂを湯電磁弁３１Ｄおよび湯パイプ３８ａを介して抽出装置４１へ送る。抽出装置４１は、中性あるいは酸性となった湯３０ｂと原料タンク４０からのコーヒー粉末をエアポンプ４２からの空気によって攪拌し、この攪拌した混合液からコーヒー飲料を抽出し、抽出飲料パイプ４３ａを介して抽出飲料貯蔵装置４３へ送る。抽出飲料貯蔵装置４３の貯蔵槽４３０に複数杯分のコーヒー飲料が貯蔵される。
【００２３】
上述した第２の実施の形態によれば、湯タンク３８内の湯３０ｂに炭酸ガスを作用させて湯３０ｂを中性あるいは酸性にした場合も、第１の実施の形態と同様に、苦味，渋味を適度に抑えてコーヒー飲料の風味が損なわれるのを防止できる。
【００２４】
図５は本発明の第３の実施の形態に係るカップ式自動販売機の構成図である。このカップ式自動販売機１Ｃは、第１の実施の形態に係るカップ式自動販売機１Ａとは、炭酸ガス処理系および制御部が異なり、他は第１の実施の形態と同様に構成されている。この第３の実施の形態に係る炭酸ガス処理系６Ｃは、湯タンク３８に空気を供給して空気に含まれる炭酸ガスを湯タンク３８内の湯３０ｂに作用させて湯３０ｂを中性あるいは酸性にするものであり、エアポンプ４２から抽出装置４１に至るエアパイプ４２ａに第１のエア電磁弁６６Ａを介装し、エアポンプ４２から湯タンク３８の底部に至るガスパイプ３８ｂに第２のエア電磁弁６６Ｂを介装したものである。制御部（図示せず）は、コーヒー飲料の販売が行われていない所定のタイミングで湯タンク３８にエアポンプ４２から加圧空気を送り、湯タンク３８内の湯３０ｂを中性あるいは酸性にするものである。例えば、コーヒー飲料の販売が行われておらず、かつ、湯タンク３８内の湯３０ｂが設定温度（９５〜９７℃）を保持している時間が連続して所定の時間（例えば５〜１５分）継続するときは、その都度所定の時間（例えば２０〜６０秒）湯タンク３８に空気を供給する。
【００２５】
上記第３の実施の形態において、抽出装置４１に空気を送る場合は、制御部は、第１のエア電磁弁６６Ａを開け、第２のエア電磁弁６６Ｂを閉じて、抽出装置４１のみに空気を送る。湯タンク３８内の湯３０ｂを中性あるいは酸性にする場合は、第１のエア電磁弁６６Ａを閉じ、第２のエア電磁弁６６Ｂを開けて、湯タンク３８のみに空気を送る。空気中の炭酸ガスが湯タンク３８内の湯３０ｂに作用して湯３０ｂが中性あるいは酸性になる。
【００２６】
上述した第３の実施の形態によれば、飲料を抽出する際に使用するエアポンプ４２を共用しているので、湯３０ｂを中性あるいは酸性にするための専用の炭酸ガスボンベが不要となることから、コスト低減を図ることができるというメリットがある。しかし、空気中に存在する炭酸ガスの量は、０．０３〜０．０５％と極めて微量であるので、湯３０ｂを希望する中性あるいは酸性にするのに時間がかかるというデメリットがある。エアポンプ４２は、通常、飲料の抽出に必要な加圧空気を作るとき以外は、その機能は停止している。エアポンプ４２の運転と休み時間の関係は、仮に１日３００杯の販売量が優良な場合を考えると、その運転の累計時間は１００分位である。残りの２２時間２０分は休み時間となる。従って、湯タンク３８に供給する加圧空気を作る時間は十分あると考えられる。
【００２７】
図６は本発明の第４の実施の形態に係るカップ式自動販売機の構成図である。このカップ式自動販売機１Ｄは、第１の実施の形態に係るカップ式自動販売機１Ａとは、炭酸ガス処理系および制御部が異なり、他は第１の実施の形態と同様に構成されている。この第４の実施の形態に係る炭酸ガス処理系６Ｄは、抽出装置４１におけるコーヒー粉末と湯３０ｂとの攪拌工程に炭酸ガスを作用させて湯３０ｂを中性あるいは酸性にするものであり、炭酸ガスボンベ５０からの炭酸ガスを所定の気圧（例えば０．３〜１気圧）に減圧する減圧弁６１Ｄと、エアポンプ４２から抽出装置４１に至るエアパイプ４２ａの中間部４２ｂと減圧弁６１Ｄとを接続するエアパイプ６７と、エアポンプ４２と中間部４２ｂとの間のエアパイプ４２ａに介装された逆止弁６８と、エアパイプ６７に介装されたガス電磁弁６９Ｄとを備えている。制御部は、攪拌工程における湯３０ｂが目標のＰＨとなるようにガス電磁弁６９Ｄの開制御を行うようにしている。
【００２８】
図７は抽出装置４１の構成図である。抽出装置４１は、上部にコーヒー粉末および湯３０ｂが供給される開口部４１０ａを設け、開口部４１０ａを通じて原料タンク４０から供給されたコーヒー粉末と湯タンク３８から供給された湯とを攪拌する攪拌室４１０と、攪拌室４１０で攪拌されたコーヒー粉末と湯の混合液からコーヒー飲料を抽出する抽出室４１１と、攪拌室４１０と抽出室４１１とを連通する連通孔４１２を開閉する抽出弁４１３と、抽出室４１１内の混合液からコーヒー飲料をペーパーフィルタ４１４で濾過して受ける飲料受け４１５と、飲料受け４１５から抽出飲料貯蔵装置４３にコーヒーの抽出飲料を供給する抽出飲料パイプ４３ａを開閉する飲料開閉弁４１６と、エアパイプ４２ａから分岐したエアパイプ４２ｃを開閉するリリーフ弁４１７とを備えている。飲料開閉弁４１６およびリリーフ弁４１７は、各々可動板４１６ａ，４１７ａをカム４１６ｂ，４１７ｂの回転によってパイプ４３ａ，４２ｃを開閉するようになっている。なお、抽出装置４１は、複数杯の飲料を一度に抽出することも可能なように各構成部品の容量が設定されている。
【００２９】
次に、上記第４の実施の形態に係るカップ式自動販売機１Ｄの動作を図８，図９を参照して説明する。図８は抽出工程を示す図、図９は滓廃棄工程を示す図である。抽出飲料貯蔵装置４３にコーヒーの抽出飲料を貯蔵する場合は、制御部（図示せず）は、湯電磁弁３１Ｄを開け、湯タンク３８から抽出装置４１にて複数杯分のコーヒー飲料を抽出するのに必要な量の湯３０ｂを湯電磁弁３１Ｄおよび湯パイプ３８ａを介して抽出装置４１へ送る。制御部は、図７に示すように、ガス電磁弁６９および抽出弁４１３を開け、炭酸ガスボンベ５０からの炭酸ガスを抽出室４１１から連通孔４１２を介して攪拌室４１０に送る。抽出装置４１は、攪拌室４１０にてコーヒー粉末と湯３０ｂとを炭酸ガスによって攪拌する。次に、制御部は、図８に示すように、ガス電磁弁６９および抽出弁４１３を閉じ、エアポンプ４２を駆動して空気を抽出室４１１に送る。抽出室４１１のコーヒー粉末と湯３０ｂの混合液は、エアポンプ４２からの空気によってペーパーフィルタ４１４側に加圧され、ペーパーフィルタ４１４によってコーヒー飲料が抽出され、その抽出されたコーヒー飲料は、飲料受け４１５，抽出飲料パイプ４３ａを介して抽出飲料貯蔵装置４３へ送られる。抽出飲料貯蔵装置４３に複数杯分のコーヒー飲料が貯蔵される。抽出工程が終わると、図９に示すように、攪拌室４１０および抽出室４１１全体が図示しないモータによって上昇し、ペーパーフィルタ４１４が図示しないモータによって送られ、滓４１４ａが廃棄される。
【００３０】
次に、攪拌工程に炭酸ガスを作用させた場合のコーヒー飲料の保存性の評価について説明する。
(1) コーヒー味覚センサによる保存性の評価
攪拌工程に炭酸ガスを作用させた場合のコーヒー飲料は、炭酸ガスを作用させていないコーヒー飲料に対してコーヒー味覚センサによる検出値の変化が、０．５時間後で１／８、１時間後で１／６、２時間後で１／３となり、変化量が著しく小さいことが判明した。
(2) ＰＨの測定による保存性の評価
攪拌工程に炭酸ガスを作用させた場合のコーヒー飲料の２時間後のＰＨの変化量は０．０１〜０．０５であり、炭酸ガスを作用させていないコーヒー飲料の約１／５となった。
【００３１】
上述した第４の実施の形態によれば、攪拌工程に炭酸ガスを作用させて湯３０ｂを中性あるいは酸性にした場合も、第１の実施の形態と同様に、苦味，渋味を適度に抑えてコーヒー飲料の風味が損なわれるのを防止でき、上記保存性の評価から明らかなようにコーヒー飲料の保存性を向上させることができる。
【００３２】
図１０は本発明の第５の実施の形態に係るカップ式自動販売機の構成図である。このカップ式自動販売機１Ｅは、第１の実施の形態に係るカップ式自動販売機１Ａとは、炭酸ガス処理系および制御部が異なり、他は第１の実施の形態と同様に構成されている。この第５の実施の形態に係る炭酸ガス処理系６Ｅは、抽出飲料貯蔵装置４３内に貯蔵されているコーヒー飲料に炭酸ガスを作用させて、コーヒー飲料を中性あるいは酸性にするものであり、炭酸ガスボンベ５０からの炭酸ガスを所定の気圧、すなわち、コーヒー飲料の水頭圧より大きければよいため、抽出装置４１に炭酸ガスを供給するよりも低い気圧（例えば０．０５〜０．２気圧）に減圧する減圧弁６１Ｄと、減圧弁６１Ｄから抽出飲料貯蔵装置４３に至るガスパイプ４３ｅと、ガスパイプ４３ｅに介装されたガス電磁弁６９Ｅとを備えている。制御部は、抽出飲料貯蔵装置４３にコーヒー飲料が補給される毎に炭酸ガスを抽出飲料貯蔵装置４３に供給するようにガス電磁弁６９Ｅの開制御を行っている。抽出飲料貯蔵装置４３に補給されるコーヒー飲料の量に比例してガス電磁弁６９Ｅの開時間が制御される。
【００３３】
図１１は抽出飲料貯蔵装置４３の構成を示す断面図、図１２は抽出飲料貯蔵装置４３への炭酸ガス供給状態を示す断面図である。
抽出飲料貯蔵装置４３は、上述したように、抽出されたコーヒー飲料を貯蔵する貯蔵槽４３０を有している。この貯蔵槽４３０は、ステンレス容器４３０ａを上蓋４３０ｂと下蓋４３０ｃの間に位置させ、上蓋４３０ｂと下蓋４３０ｃをクランプ４３０ｄで固定して構成されている。ステンレス容器４３０ａは、ステンレス容器４３０ａ内に貯蔵されたコーヒー飲料を６５〜７５℃の温度に保持するために、外周にヒータ４３０ｅを設けている。上蓋４３０ｂには、抽出されたコーヒー飲料を供給する抽出飲料パイプ４３ａと、炭酸ガスボンベ５０から供給された炭酸ガスの余りを大気へ放出するオバーフロー管４３ｂを設けている。下蓋４３０ｃには、炭酸ガスボンベ５０から炭酸ガスを供給するガスパイプ４３ｅと、大気開放パイプ４３ｆを備え、抽出飲料をミキシングボウル４７に供給する供給パイプ４３ｃと、廃棄バケツ４８に導かれる廃棄パイプ４３ｄとを接続している。
【００３４】
また、抽出飲料貯蔵装置４３は、供給パイプ４３ｃを開閉する供給弁４３１Ａと、廃棄パイプ４３ｄを開閉する廃棄弁４３１Ｂとを備えている。供給弁４３１Ａは、支軸４３２ａによって回動可能に支持され、供給パイプ４３ｃを押圧閉止する可動板４３２と、支軸４３３ａによって回動可能に支持され、可動板４３２を押圧するレバー４３３と、一端がレバー４３３の係止孔４３３ｂに係止され、他端が固定の係止部材４３４に係止され、レバー４３３を可動板４３２から離れる方向へ付勢する引張コイルバネ４３５と、引張コイルバネ４３５のバネ力に抗して可動板４３２を押圧する方向へレバー４３３をプランジャ４３６Ａにより押圧するソレノイド４３７Ａとを備えている。ソレノイド４３７Ａをオフすると、図１１の実線で示すように、引張コイルバネ４３５のバネ力によりプランジャ４３６Ａが下方向へ移動し、レバー４３３が回動（図１１において左方向）して可動板４３２が供給パイプ４３ｃを押圧閉止し、抽出飲料貯蔵装置４３からの抽出飲料の供給を停止させ、ソレノイド４３７Ａをオンすると、図１１の想像線で示すように、プランジャ４３６Ａが上方向へ移動し、レバー４３３が引張コイルバネ４３５のバネ力に抗して回動（図１１において右方向）して可動板４３２が供給パイプ４３ｃから退避し、貯蔵槽４３０から供給パイプ４３ｃを介して抽出装置４１に抽出飲料を供給させる。廃棄弁４３１Ｂは、取り付けの向きが異なるが、供給弁４３１Ａと同様に構成されており、ソレノイド４３７Ｂをオンすると、図１１の実線で示すように、プランジャ４３６Ｂが下方向へ移動し、レバー４３８を介して引張コイルバネ４３５のバネ力に抗してレバー４３３が回動（図１１において右方向）し、可動板４３２が廃棄パイプ４３ｄを押圧閉止し、貯蔵槽４３０からの抽出飲料の廃棄を停止させ、ソレノイド４３７Ｂをオフすると、図１１の想像線で示すように、引張コイルバネ４３５のバネ力によってプランジャ４３６Ｂが上方向へ移動し、レバー４３３が回動（図１１において左方向）して可動板４３２が廃棄パイプ４３ｄから退避し、貯蔵槽４３０から廃棄パイプ４３ｄを介して廃棄バケツ４８に抽出飲料を廃棄させる。
【００３５】
上記第５の実施の形態において、抽出飲料貯蔵装置４３に貯蔵槽４３０に抽出したコーヒー飲料を貯蔵する場合は、制御部は、エアポンプ４２を制御してエアポンプ４２からの空気を抽出装置４１の抽出室４１１に圧送し、抽出された複数杯分のコーヒー飲料を抽出飲料パイプ４３ａを介して貯蔵槽４３０に送る。制御部は、ガス電磁弁６９Ｅを開け炭酸ガスボンベ５０からの炭酸ガスをガスパイプ４３ｅを介して供給する。貯蔵槽４３０内のコーヒー飲料は、中性あるいは酸性になる。なお、炭酸ガスが貯蔵槽４３０に供給された際、余った炭酸ガスはオバーフロー管４３ｂから大気へ放出される。
【００３６】
上述した第５の実施の形態によれば、第１乃至第４の実施の形態と比較して程度は小さいが、苦味，渋味を抑えてマイルドな味となり、コーヒー飲料の風味が損なわれるのを防止できる。なお、苦味，渋味が抑えられるのは、抽出されたコーヒー飲料に炭酸ガスを作用させると、コーヒー飲料が中性あるいは酸性になったためと思われる。
【００３７】
図１３は本発明の第６の実施の形態に係るカップ式自動販売機の構成図である。このカップ式自動販売機１Ｆは、第１の実施の形態に係るカップ式自動販売機１Ａとは、炭酸ガス処理系および制御部が異なり、他は第１の実施の形態と同様に構成されている。この第６の実施の形態に係る炭酸ガス処理系６Ｆは、ミキシングボウル４７に供給された１杯分のコーヒー飲料に炭酸ガスを作用させて、コーヒー飲料を中性あるいは酸性にするものであり、炭酸ガスボンベ５０からの炭酸ガスを所定の気圧（例えば０．０５〜０．１気圧）に減圧する減圧弁６１Ｆと、減圧弁６１Ｆからミキシングボウル４７に接続されたガスパイプ４７ｂと、ガスパイプ４７ｂに介装されたガス電磁弁６９Ｆとを備えている。制御部は、選択スイッチによって選択されたコーヒー飲料の種類、例えば、ブラックコーヒー，砂糖入りコーヒー，クリーム入りコーヒー，砂糖およびクリーム入りコーヒーに応じてガス電磁弁６９Ｆの開制御を行っている。例えば、ブラックコーヒーはマイルドな味が好まれるので、コーヒー飲料のＰＨが５〜６近辺となり、砂糖やクリームを入れるコーヒーの場合は、砂糖やクリームによって苦味が抑えられるため、コーヒー飲料がＰＨ６〜８近辺にとなるようガス電磁弁６９Ｆの開時間を制御する。
【００３８】
上記第６の実施の形態において、ミキシングボウル４７に供給された１杯分のコーヒー飲料に炭酸ガスを作用させて、コーヒー飲料を中性あるいは酸性にする場合は、制御部は、選択スイッチによって選択されたコーヒー飲料の種類に応じてガス電磁弁６９Ｆの開時間を制御する。抽出飲料貯蔵装置４３から１杯分のコーヒー飲料がミキシングボウル４７に供給されると、図１４に示すように、炭酸ガスボンベ５０からの炭酸ガスがガス電磁弁６９Ｆおよびガスパイプ４７ｂを介してミキシングボウル４７に供給され、ミキシングボウル４７内のコーヒー飲料が炭酸ガスの作用によって中性あるいは酸性になる。
【００３９】
上述した第６の実施の形態によれば、販売されるコーヒー飲料に対応させて炭酸ガスを作用することができ、第５の実施の形態と同様に、苦味，渋味を抑えて、マイルドな味となり、コーヒー飲料の風味が損なわれるのを防止できる。
【００４０】
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されず、種々な実施の形態が可能である。例えば、上記実施の形態では、制御部が炭酸ガスを作用させる前の湯あるいはＰＨ、および作用させた後の目標のＰＨに基づいて炭酸ガスとの接触時間を制御する場合について説明したが、接触面積を制御してもよく、接触時間と接触面積の両方を制御してもよい。
また、上記実施の形態では、抽出飲料としてコーヒー飲料の場合について説明したが、紅茶，緑茶，ウーロン茶等の茶類や他の抽出飲料にも適用することができる。茶類に適用した場合には、紅茶は琥珀色、緑茶は薄い緑色となり、鮮やかな透明性を呈することができる。
また、同一の自動販売機内でコーヒー飲料と茶類を販売するようにしてもよい。これにより、湯をまとめて中性あるいは酸性に改質することができ、構成の簡素化を図ることができ、コスト的，メンテナンス的に有利になる。
また、同一の自動販売機内でコーヒー飲料と茶類を販売する場合に、各抽出装置に対して異なるＰＨの湯を供給するようにしてもよい。これにより、コーヒー飲料と茶類に応じたＰＨの湯で飲料を抽出することができる。
また、抽出飲料貯蔵装置を設けず、販売の都度コーヒー飲料を抽出し販売してもよい。この場合に、コーヒー飲料の種類に応じて湯のＰＨを調整してもよい。
【００４１】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明によれば、湯を貯蔵する湯タンクを設けているので、販売の都度湯を沸かす時間が省け、短時間で抽出飲料を製造，販売することができる。
また、湯あるいは抽出飲料に炭酸ガスを作用させて、湯あるいは抽出飲料を中性あるいは酸性にしているので、コーヒー飲料は苦味や渋味を適度に抑えてマイルドな味となり、風味が損われるのを防ぐことができ、紅茶，緑茶等の茶類は透明性が損われるのを防ぐことができる。
また、抽出飲料を抽出する湯を中性あるいは酸性にすることで、抽出飲料の貯蔵槽での保存性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施の形態に係るカップ式自動販売機の構成図
【図２】第１の実施の形態に係るガス混合器の断面図
【図３】図２の他の実施の形態を示すガス混合器の断面図
【図４】本発明の第２の実施の形態に係るカップ式自動販売機の構成図
【図５】本発明の第３の実施の形態に係るカップ式自動販売機の構成図
【図６】本発明の第４の実施の形態に係るカップ式自動販売機の構成図
【図７】第４の実施の形態に係る抽出装置の構成図
【図８】第４の実施の形態に係る抽出装置の抽出工程を示す図
【図９】第４の実施の形態に係る抽出装置の滓廃棄工程を示す図
【図１０】本発明の第５の実施の形態に係るカップ式自動販売機の構成図
【図１１】第５の実施の形態に係る抽出飲料貯蔵装置の構成を示す断面図
【図１２】第５の実施の形態に係る抽出飲料貯蔵装置への炭酸ガス供給状態を示す断面図
【図１３】本発明の第６の実施の形態に係るカップ式自動販売機の構成図
【図１４】第６の実施の形態に係るミキシングボールの断面図
【符号の説明】
１Ａ，１Ｂ，１Ｃ，１Ｄ，１Ｅ，１Ｆカップ式自動販売機
２カップ供給装置
３給水系
４第１の飲料供給系
５第２の飲料供給系
６Ａ，６Ｂ，６Ｃ，６Ｄ，６Ｅ，６Ｆ炭酸ガス処理系
２０トレイ
２１カップ
３０ａ水道水
３０ｂ湯
３１Ａ水道水電磁弁
３１Ｂ希釈水電磁弁
３１Ｃ水道水電磁弁
３１Ｄ湯電磁弁
３２シスターン
３３加圧ポンプ
３３ａ給水パイプ
３４冷却水
３５冷却パイプ
３６冷却水タンク
３７冷却ユニット
３７ａ圧縮機
３７ｂ凝縮器
３７ｃファンモータ
３７ｄ蒸発器
３８湯タンク
３８ａ湯パイプ
３８ｂガスパイプ
３８ｂエアパイプ
３９ヒータ
４１抽出装置
４０原料タンク
４０Ａ粉シュート
４０ａ供給口
４２エアポンプ
４２ａエアパイプ
４２ｂ中間部
４３抽出飲料貯蔵装置
４３ａ抽出飲料パイプ
４３ｂオバーフロー管
４３ｃ供給パイプ
４３ｄ廃棄パイプ
４３ｅガスパイプ
４３ｆ大気開放パイプ
４４砂糖キャニスタ
４４ａ供給口
４５クリームキャニスタ
４５ａ供給口
４６粉シュート
４７ミキシングボウル
４７ａ供給パイプ
４７ｂガスパイプ
４８廃棄バケツ
５０炭酸ガスボンベ
５１減圧弁
５１ａガスパイプ
５２減圧弁
５３炭酸水電磁弁
５４カーボネータ
５５シロップ電磁弁
５６シロップ容器
５６ａ供給パイプ
６０ガス混合器
６０Ａヒータ
６０ａ湯導入口
６０ｂ湯排出口
６０ｃ炭酸ガス導入口
６１Ａ，６１Ｂ，６１Ｄ，６１Ｆ減圧弁
６１ａガスパイプ
６２ガス電磁弁
６３整流器
６４ガス電磁弁
６６Ａ第１のエア電磁弁
６６Ｂ第２のエア電磁弁
６７エアパイプ
６８逆止弁
６９Ｄ，６９Ｅ，６９Ｆガス電磁弁
４１０攪拌室
４１０ａ開口部
４１１抽出室
４１２連通孔
４１３抽出弁
４１４ペーパーフィルタ
４１５飲料受け
４１６飲料開閉弁
４１６ａ可動板
４１６ｂカム
４１７リリーフ弁
４１７ａ可動板
４１７ｂカム
４３０貯蔵槽
４３０ａステンレス容器
４３０ｂ上蓋
４３０ｃ下蓋
４３０ｄクランプ
４３０ｅヒータ
４３１Ａ供給弁
４３１Ｂ廃棄弁
４３２可動板
４３２ａ支軸
４３３レバー
４３３ａ支軸
４３３ｂ係止孔
４３４係止部材
４３５引張コイルバネ
４３６Ａ，４３６Ｂプランジャ
４３７Ａ，４３７Ｂソレノイド
４３８レバー[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an extracted beverage manufacturing apparatus applied to a cup-type vending machine that extracts coffee, black tea, green tea, oolong tea and the like from raw materials and sells them in cups.
[0002]
[Prior art]
As a conventional extracted beverage manufacturing apparatus, for example, a cup supply device for supplying cups to a tray, a raw material tank for storing extracted raw materials, a hot water tank for storing hot water, and an extracted raw material and hot water tank supplied from the raw material tank 2. Description of the Related Art A cup-type vending machine is known that is equipped with an extraction device that stirs hot water supplied from, extracts an extracted beverage from a mixed liquid of the stirred extraction raw material and hot water, and supplies the extracted beverage to a cup.
[0003]
In this cup-type vending machine, the hot water required for extracting the extracted beverage is boiled in the hot water tank and stored at all times, so the time for boiling the hot water is saved every time it is sold, and the extracted beverage is manufactured and sold in a short time. be able to.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, according to the conventional cup-type vending machine, depending on the timing of the sale, the hot water will be boiled for a long time, and the pH of the hot water will be about 8 hours later, 8-9 after a few hours later, a few days later The alkalinity becomes stronger as it becomes 9 or more and the longer the boiling time is. For example, when extracting coffee beverages with this alkaline hot water, the bitterness and astringency components are eluted more than necessary, the balance of the coffee components with respect to the hot water is lost, the bitterness and astringency becomes stronger, and the flavor is impaired. .
In addition, when teas such as black tea and green tea are extracted with alkaline hot water, the color becomes cloudy and the transparency is impaired.
On the other hand, a method (batch brew type) in which coffee drinks are extracted in advance and stored in a storage tank and the coffee drink is supplied from the storage tank to the cup when sold is being studied. In this batch brew type, the preservability in the storage tank is regarded as important.
[0005]
Accordingly, an object of the present invention is to provide an extracted beverage production apparatus that can be manufactured and sold in a short time without impairing the flavor and transparency of the extracted beverage.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
  In order to achieve the above object, the present invention provides a raw material tank for storing extraction raw materials such as coffee, black tea and green tea, a hot water tank for storing hot water for extraction, and the hot water to the extraction raw material supplied from the raw material tank. It has extraction means for supplying hot water supplied from a tank to provide an extracted beverage, and processing means for reducing the pH of the hot water by causing carbon dioxide to act on the hot water before being supplied to the extraction raw material. An extracted beverage production apparatus is provided.
  The present invention also includes a raw material tank for storing extraction raw materials such as coffee, black tea, green tea, a hot water tank for storing hot water for extraction, a stirring chamber for stirring the extraction raw material and the hot water, An extraction chamber for extracting the extracted beverage by pressurizing the obtained mixed liquid with air, and extracting the extracted raw material supplied from the raw material tank by supplying the hot water from the hot water tank to provide the extracted beverage And a processing means for reducing the pH of the mixed solution by supplying the carbon dioxide gas to the stirring chamber and stirring the extraction raw material and the hot water.The
  UpAccording to the extracted beverage manufacturing apparatus having the configuration described above, by providing a hot water tank for storing hot water for extraction, it is possible to save time for boiling the hot water every time it is sold, and to manufacture and sell the extracted beverage in a short time. When hot water is boiled in a hot water tank for a long time, the hot water becomes alkaline. However, as in the present invention, when carbon dioxide gas is allowed to act on alkaline hot water, the pH of the hot water decreases and becomes neutral or acidic. When a coffee beverage is extracted with this neutral or acidic hot water, elution of bitterness and astringency components is moderately suppressed, resulting in a mild taste and preventing the flavor from being lost. In addition, when teas are extracted with neutral or acidic hot water, black tea is amber and green tea is light green. Moreover, even if carbon dioxide gas is allowed to act on the extracted beverage, the bitterness and astringency are suppressed and the transparency is exhibited because the beverage becomes neutral or acidic.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
FIG. 1 is a configuration diagram of a cup-type vending machine according to a first embodiment to which an extracted beverage production apparatus of the present invention is applied. This cup-type vending machine 1A supplies a cup 21 with a cup 21 to a tray 20, a water supply system 3 that supplies water from the tap water to each part of the vending machine 1A, and supplies a coffee drink to the cup 21. A first beverage supply system 4, a second beverage supply system 5 for supplying a beverage other than a coffee beverage to the cup 21, such as carbonated beverages and non-carbonated beverages, and hot water used for extraction of coffee beverages. There is a carbon dioxide treatment system 6A that performs a process of reducing the pH of hot water by applying gas to change the hot water to neutral or acidic, and a control unit (not shown) that controls each part of the vending machine 1A. It is roughly configured.
[0008]
The water supply system 3 is provided on the downstream side of the cistern 32 for storing the tap water 30a supplied from the city water via the tap water electromagnetic valve 31A, and pressurizes the tap water 30a in the cistern 32 to supply water. The pressurizing pump 33 supplied to each part in the vending machine 1A via the 33a and the cooling water 34 are accommodated, and the tap water 30a supplied by the pressurizing pump 33 is cooled by the cooling water 34 and used as dilution water. A cooling water tank 36 supplied to the cup 21 via the cooling pipe 35 and the dilution water electromagnetic valve 31B, a cooling unit 37 for cooling the cooling water 34 in the cooling water tank 36, and a tap water electromagnetic valve 31C by the pressurizing pump 33. And a hot water tank 38 for storing hot water 30b for extraction by heating the tap water 30a supplied through the water. The cooling unit 37 includes a compressor 37a that compresses the refrigerant, a condenser 37b that condenses the refrigerant compressed by the compressor 37a, a fan motor 37c that cools the condenser 37b with a fan and promotes condensation of the refrigerant, An evaporator 37d that evaporates the refrigerant condensed by the condenser 37b and cools the cooling water 34;
[0009]
The hot water tank 38 heats the supplied tap water 30a to form hot water 30b for extraction at a set temperature (for example, 95 to 97 ° C.), and hot water for supplying hot water 30b to an extraction device 41 described later. And a solenoid valve 31D.
[0010]
The 1st drink supply system 4 was supplied via the powder chute 40A from the raw material tank 40 which stored coffee powder as an extraction raw material, the hot water 30b supplied from the hot water tank 38, and the supply port 40a of the raw material tank 40, for example. An extraction device 41 that stirs the coffee powder and extracts a coffee beverage from the stirred mixed solution, an air pump 42 that sends air to the extraction device 41 via an air pipe 42a, and an extracted beverage of coffee extracted by the extraction device 41 Extracted beverage storage device 43 storing sugar, sugar canister 44 storing sugar, cream canister 45 storing cream, and extracted beverage supplied from extracted beverage storage device 43 to supply port 44a of sugar canister 44 and cream Sand supplied from the supply port 45a of the canister 45 through the powder chute 46, respectively. And a mixing bowl 47 for mixing the cream and supplying it to the cup 21 through the supply pipe 47a, and a waste bucket 48 for receiving the extracted beverage discarded from the extracted beverage storage device 43 and the beverage overflowing from the cup 21. ing. In addition, when not using the addition material of sugar or cream, you may provide the pipe line (not shown) which leads directly to the cup 21, without passing through the mixing bowl 47. FIG. The extraction device 41 is configured similarly to the extraction device 41 described later with reference to FIGS. 7, 8, and 9 except that carbon dioxide gas is supplied from the carbon dioxide gas cylinder 50.
[0011]
The extracted beverage storage device 43 has a cylindrical storage tank 430, and an extracted beverage pipe 43a from the extraction device 41 is connected to the upper portion of the storage tank 430, and an overflow pipe 43b is provided. A supply pipe 43 c that reaches the mixing bowl 47 and a waste pipe 43 d that reaches the waste bucket 48 are provided below the storage tank 430. The extracted beverage storage device 43 is configured in the same manner as the extracted beverage storage device 43 described later in FIG. 11 except that a gas pipe 43e is connected.
[0012]
The second beverage supply system 5 is necessary for generating carbonated water using a carbon dioxide gas cylinder 50 as a pressure vessel for supplying carbon dioxide gas at a high pressure (for example, 40 atmospheres or more), and the carbon dioxide gas supplied from the carbon dioxide gas cylinder 50. A pressure reducing valve 51 for reducing the pressure to 5 atmospheres (for example, 5 to 6 atmospheres) and a cooling water tank 36 are disposed through a check pipe 52 from a water supply pipe 33a between the cooling pipe 35 and the dilution water electromagnetic valve 31B. The generated cooling water 30a and the carbon dioxide introduced from the pressure reducing valve 51 via the gas pipe 51a are mixed to generate carbonated water, and the generated carbonated water is supplied to the cup 21 via the carbonated water electromagnetic valve 53. A carbonator 54 and a syrup container 56 for supplying syrup through a supply pipe 56 a and a syrup solenoid valve 55 are provided.
[0013]
When supplying the hot water 30b from the hot water tank 38 to the extraction device 41, the carbon dioxide treatment system 6A reduces the pH of the hot water 30b by causing the carbon dioxide gas to act on the hot water 30b, thereby making the hot water 30b neutral or acidic. The gas mixer 60 interposed in the hot water pipe 38a extending from the hot water solenoid valve 31D to the extraction device 41 and the carbon dioxide gas from the carbon dioxide gas cylinder 50 are depressurized to a predetermined atmospheric pressure (for example, 0.3 to 1 atmospheric pressure). A pressure reducing valve 61A, a gas pipe 61a connecting between the pressure reducing valve 61A and the gas mixer 60, and a gas electromagnetic valve 62 interposed in the gas pipe 61a are provided.
[0014]
FIG. 2 is a cross-sectional view of the gas mixer 60. The gas mixer 60 has, for example, a cylindrical shape, is provided with a heater 60A for heating the gas mixer 60 on the outer peripheral surface, a hot water inlet 60a for introducing the hot water 30b is formed on the upper surface, and the hot water 30b is formed at one corner of the lower surface. A hot water discharge port 60b is formed, and a carbon dioxide gas introduction port 60c for introducing carbon dioxide gas is formed at the other corner of the lower surface. By heating the gas mixer 60 with the heater 60A, it is possible to prevent the temperature from being lowered due to the heat energy being taken away by the gas mixer 60 when the hot water 30b is supplied to the extraction device 41.
[0015]
Based on the pH of hot water before carbon dioxide gas is allowed to act and the target PH after being acted on, the control unit (not shown) sets the time for carbon dioxide gas to act (contact time between hot water and carbon dioxide gas). It comes to control. The hot water 30b in the hot water tank 38 becomes more alkaline as the time of boiling continues, but the hot water 30b can be made neutral or acidic by controlling the time during which the carbon dioxide gas acts. The control unit determines that the hot water 30b is set to a set temperature (95 to 97 ° C.) from the management data of the sale product and consumption information of the hot water 30b (such as the water replacement status in the hot water tank 38). Elapsed time from the hot water 30b in the hot water tank 38 is estimated by searching statistical data (experimental data) based on the obtained consumption information and the elapsed time. Based on the estimated value of PH, the contact time of carbon dioxide with the hot water 30b is obtained. In this 1st Embodiment, the control part is performing the open control of the gas solenoid valve 62 so that it may become the hot water 30b near target PH. For example, when carbon dioxide gas is allowed to act on 150 cc of hot water 30b for about 3 to 4 seconds, PH becomes about 5.5, and when carbon dioxide gas is allowed to act for about 0.5 to 1 second, PH becomes about 6.5. .
[0016]
Next, the operation of the cup type vending machine 1A according to the first embodiment will be described. It is assumed that the hot water 30b is stored in the hot water tank 38 for a long time and becomes alkaline, and the extracted beverage storage device 43 does not store the coffee extracted beverage.
(1) Extracted beverage storage operation
The control unit (not shown) opens the hot water solenoid valve 31D, and supplies the hot water solenoid valve 31D and hot water pipe to the amount of hot water 30b necessary for extracting a plurality of cups of coffee drink from the hot water tank 38 by the extraction device 41. 38a and the gas mixer 60 are sent to the extraction device 41. At the same time, the control unit opens a gas electromagnetic valve 62 and supplies a predetermined amount of carbon dioxide gas to the gas mixer 60 for a predetermined time in order to make the hot water 30b passing through the gas mixer 60 neutral or acidic. When hot water 30b from the hot water tank 38 passes through the gas mixer 60, carbon dioxide gas acts on the hot water 30b. The hot water 30b on which the carbon dioxide gas has acted is alkaline or acidic in the hot water tank 38, although it is alkaline. The extraction device 41 stirs the neutral or acidic hot water 30b and the coffee powder from the raw material tank 40 with the air from the air pump 42, extracts the coffee beverage from the stirred mixed liquid, and passes through the extracted beverage pipe 43a. To the extracted beverage storage device 43. A plurality of cups of coffee beverages are stored in the storage tank 430 of the extracted beverage storage device 43.
[0017]
(2) Sales behavior
(a) Sales behavior of coffee beverages
When the purchaser inserts cash and selects a type of coffee drink, for example, black coffee, coffee with sugar, coffee with cream, coffee with sugar or cream by pressing a selection switch (not shown). The control unit controls the cup supply device 2 to supply the cup 21 to the tray 20 based on pressing of the selection switch, and supplies one cup of coffee drink from the extracted beverage storage device 43 to the mixing bowl 47. The sugar canister 44 and the cream canister 45 corresponding to the selected type are controlled to supply sugar and cream to the mixing bowl 47 via the chute 46. When sugar and cream are supplied, the mixing bowl 47 mixes the extracted beverage supplied from the extracted beverage storage device 43 with the sugar and cream and supplies the mixed beverage to the cup 21. The purchaser takes out the cup 21 supplied with the coffee beverage from the tray 20.
(b) Sales behavior of other beverages (carbonated beverages and non-carbonated beverages)
When the purchaser inserts cash and selects the type of carbonated beverage or non-carbonated beverage by pressing a selection switch (not shown), the control unit controls the cup supply device 2 based on pressing of the selection switch. Then, the cup 21 is supplied to the tray 20, the syrup electromagnetic valve 55 is controlled to supply the syrup from the syrup container 56 to the cup 21, and the dilution water electromagnetic valve 31B or the carbonated water electromagnetic valve 53 corresponding to the selected type is set. The diluted water or carbonated water is supplied to the cup 21 under control. The purchaser takes out the cup 21 supplied with the carbonated beverage or the non-carbonated beverage from the tray 20.
[0018]
Next, the evaluation of the storability of the coffee beverage when carbon dioxide gas or pressurized air is applied to the hot water 30b for extracting the coffee beverage will be described.
(1) Evaluation of preservability by coffee taste sensor
This coffee taste sensor detects a change signal of a lipid membrane as a membrane potential. For coffee beverages extracted with hot water to which carbon dioxide gas or pressurized air is applied, the change in the detected value by the coffee taste sensor is 0.5 hours with respect to coffee beverages extracted with hot water to which carbon dioxide gas or pressurized air is not applied. Later, 1/8, 1 hour after 1 hour, and 1/3 after 2 hours, it was found that the amount of change was extremely small.
(2) Evaluation of storage stability by measuring PH
The coffee beverage extracted with hot water to which carbon dioxide gas or pressurized air is applied has a pH change of 0.01 to 0.05 after 2 hours, and the coffee is extracted with hot water that does not act on carbon dioxide gas or pressurized air. About 1/5 of the beverage.
[0019]
According to the first embodiment described above, the following effects can be obtained.
(1) By providing the hot water tank 38 for storing hot water, the time for boiling the hot water every time it is sold can be saved, and the coffee drink can be manufactured and sold in a short time.
(2) Carbon dioxide gas is allowed to act on hot water to change it to neutral or acidic (PH5-6) hot water, and this hot water is used to extract coffee beverages. It becomes a taste and can prevent the flavor of the coffee beverage from being impaired. (3) Since the pH of the hot water 30b is changed between the hot water tank 38 and the extraction device 41, the pH can be changed according to the beverage to be manufactured.
(4) Since the coffee beverage extracted with the neutral or acidic hot water 30b is stored in the storage tank 430, the storability of the coffee beverage can be improved as is apparent from the evaluation of the storability.
[0020]
FIG. 3 is a cross-sectional view showing another embodiment of FIG. A difference from the gas mixer 60 of FIG. 2 is that a conical rectifier 63 is arranged in the gas mixer 60 and a carbon dioxide gas inlet 60 c is provided at the center of the lower surface of the gas mixer 60. Thereby, since the hot water 30b colliding with the dispersion part 63 becomes a thin film, the area where the hot water 30b contacts the carbon dioxide gas increases, and the same effect can be obtained with a small amount of carbon dioxide gas.
[0021]
FIG. 4 is a block diagram of a cup type vending machine according to the second embodiment of the present invention. This cup-type vending machine 1B is different from the cup-type vending machine 1A according to the first embodiment in the carbon dioxide gas processing system and the control unit, and other configurations are the same as those in the first embodiment. Yes. The carbon dioxide gas treatment system 6B according to the second embodiment is to make carbon dioxide gas act on the hot water 30b in the hot water tank 38 to make the hot water 30b neutral or acidic, and carbon dioxide gas from the carbon dioxide gas cylinder 50 is used. A pressure reducing valve 61B for reducing the pressure to a predetermined pressure (for example, 0.3 to 1 atm), a gas pipe 38b connecting between the pressure reducing valve 61B and the bottom of the hot water tank 38, and a gas electromagnetic valve interposed in the gas pipe 38b 64. The controller controls the opening of the gas solenoid valve 64 so that the hot water 30b is close to the target PH.
[0022]
In the second embodiment, when storing the extracted coffee beverage in the extracted beverage storage device 43, the control unit (not shown) opens the gas electromagnetic valve 64 at a predetermined timing to store the extracted coffee beverage in the hot water tank 38. In order to make the hot water 30b neutral or acidic, a predetermined amount of carbon dioxide gas is supplied to the hot water tank 38 through the gas pipe 38b for a predetermined time. The hot water 30b in the hot water tank 38 becomes neutral or acidic by the action of carbon dioxide gas. The control unit opens the hot water solenoid valve 31D, and extracts the amount of hot water 30b necessary for extracting a plurality of cups of coffee drink from the hot water tank 38 through the hot water solenoid valve 31D and the hot water pipe 38a. Send to device 41. The extraction device 41 stirs the neutral or acidic hot water 30b and the coffee powder from the raw material tank 40 with the air from the air pump 42, extracts the coffee beverage from the stirred mixture, and passes through the extracted beverage pipe 43a. To the extracted beverage storage device 43. A plurality of cups of coffee beverages are stored in the storage tank 430 of the extracted beverage storage device 43.
[0023]
According to the second embodiment described above, when carbon dioxide gas is allowed to act on the hot water 30b in the hot water tank 38 to make the hot water 30b neutral or acidic, as in the first embodiment, the bitterness, The astringency can be moderately suppressed to prevent the flavor of the coffee beverage from being impaired.
[0024]
FIG. 5 is a configuration diagram of a cup-type vending machine according to the third embodiment of the present invention. This cup-type vending machine 1C is different from the cup-type vending machine 1A according to the first embodiment in the carbon dioxide gas processing system and the control unit, and other configurations are the same as those in the first embodiment. Yes. The carbon dioxide treatment system 6C according to the third embodiment supplies air to the hot water tank 38 and causes the carbon dioxide gas contained in the air to act on the hot water 30b in the hot water tank 38 to make the hot water 30b neutral or acidic. The first air electromagnetic valve 66A is interposed in the air pipe 42a extending from the air pump 42 to the extraction device 41, and the second air electromagnetic valve 66B is connected to the gas pipe 38b extending from the air pump 42 to the bottom of the hot water tank 38. It is something that is intervened. A controller (not shown) sends pressurized air from the air pump 42 to the hot water tank 38 at a predetermined timing when the coffee beverage is not sold, and makes the hot water 30b in the hot water tank 38 neutral or acidic. It is. For example, coffee beverages are not sold, and the time during which the hot water 30b in the hot water tank 38 holds the set temperature (95 to 97 ° C.) is continuously a predetermined time (for example, 5 to 15 minutes). ) When continuing, air is supplied to the hot water tank 38 for a predetermined time (for example, 20 to 60 seconds) each time.
[0025]
In the third embodiment, when air is sent to the extraction device 41, the control unit opens the first air electromagnetic valve 66A, closes the second air electromagnetic valve 66B, and supplies air only to the extraction device 41. Send. In order to make the hot water 30b in the hot water tank 38 neutral or acidic, the first air electromagnetic valve 66A is closed, the second air electromagnetic valve 66B is opened, and air is sent only to the hot water tank 38. Carbon dioxide gas in the air acts on the hot water 30b in the hot water tank 38, and the hot water 30b becomes neutral or acidic.
[0026]
According to the third embodiment described above, since the air pump 42 used when extracting the beverage is shared, a dedicated carbon dioxide cylinder for making the hot water 30b neutral or acidic becomes unnecessary. There is an advantage that the cost can be reduced. However, since the amount of carbon dioxide gas present in the air is as extremely small as 0.03 to 0.05%, there is a demerit that it takes time to make the hot water 30b neutral or acidic as desired. The function of the air pump 42 is normally stopped except when the pressurized air necessary for beverage extraction is made. Regarding the relationship between the operation of the air pump 42 and the rest time, if the sales volume of 300 cups a day is excellent, the cumulative time of the operation is about 100 minutes. The remaining 22 hours and 20 minutes will be off. Therefore, it is considered that there is sufficient time to make pressurized air to be supplied to the hot water tank 38.
[0027]
FIG. 6 is a configuration diagram of a cup type vending machine according to the fourth embodiment of the present invention. This cup-type vending machine 1D is different from the cup-type vending machine 1A according to the first embodiment in the carbon dioxide gas processing system and the control unit, and the rest is configured in the same manner as in the first embodiment. Yes. The carbon dioxide gas treatment system 6D according to the fourth embodiment makes the hot water 30b neutral or acidic by causing carbon dioxide to act on the stirring step of the coffee powder and the hot water 30b in the extraction device 41. A pressure reducing valve 61D for reducing the carbon dioxide gas from the gas cylinder 50 to a predetermined pressure (for example, 0.3 to 1 pressure), and an air pipe for connecting the pressure reducing valve 61D to the intermediate portion 42b of the air pipe 42a extending from the air pump 42 to the extraction device 41. 67, a check valve 68 interposed in the air pipe 42a between the air pump 42 and the intermediate portion 42b, and a gas electromagnetic valve 69D interposed in the air pipe 67. The control unit controls the opening of the gas electromagnetic valve 69D so that the hot water 30b in the stirring step becomes the target PH.
[0028]
FIG. 7 is a configuration diagram of the extraction device 41. The extraction device 41 is provided with an opening 410a to which coffee powder and hot water 30b are supplied at the top, and a stirring chamber for stirring the coffee powder supplied from the raw material tank 40 and the hot water supplied from the hot water tank 38 through the opening 410a. 410, an extraction chamber 411 that extracts a coffee beverage from the mixed liquid of coffee powder and hot water stirred in the stirring chamber 410, an extraction valve 413 that opens and closes a communication hole 412 that connects the stirring chamber 410 and the extraction chamber 411, Beverage receptacle 415 that receives a coffee beverage from the mixed liquid in the extraction chamber 411 by filtering with a paper filter 414, and a beverage opening and closing that opens and closes an extracted beverage pipe 43a that supplies the coffee beverage to the extracted beverage storage device 43. A valve 416 and a relief valve 417 for opening and closing the air pipe 42c branched from the air pipe 42a are provided.The beverage opening / closing valve 416 and the relief valve 417 are configured to open and close the pipes 43a, 42c by rotating the movable plates 416a, 417a of the cams 416b, 417b, respectively. In addition, the capacity | capacitance of each component is set so that the extraction apparatus 41 can also extract several drinks at once.
[0029]
Next, the operation of the cup type vending machine 1D according to the fourth embodiment will be described with reference to FIGS. FIG. 8 is a diagram showing an extraction process, and FIG. 9 is a diagram showing a waste disposal process. When storing the extracted coffee beverage in the extracted beverage storage device 43, the control unit (not shown) opens the hot water electromagnetic valve 31D and extracts a plurality of cups of coffee beverage from the hot water tank 38 by the extraction device 41. The required amount of hot water 30b is sent to the extraction device 41 via the hot water solenoid valve 31D and the hot water pipe 38a. As shown in FIG. 7, the control unit opens the gas electromagnetic valve 69 and the extraction valve 413 and sends the carbon dioxide gas from the carbon dioxide gas cylinder 50 from the extraction chamber 411 to the stirring chamber 410 through the communication hole 412. The extraction device 41 stirs the coffee powder and the hot water 30b in the stirring chamber 410 with carbon dioxide gas. Next, as shown in FIG. 8, the control unit closes the gas electromagnetic valve 69 and the extraction valve 413 and drives the air pump 42 to send air to the extraction chamber 411. The mixed liquid of the coffee powder and hot water 30b in the extraction chamber 411 is pressurized to the paper filter 414 side by the air from the air pump 42, the coffee drink is extracted by the paper filter 414, and the extracted coffee drink is the beverage receiver 415. The extracted beverage storage device 43 is sent via the extracted beverage pipe 43a. A plurality of cups of coffee beverages are stored in the extracted beverage storage device 43. When the extraction step is completed, as shown in FIG. 9, the entire stirring chamber 410 and the extraction chamber 411 are raised by a motor (not shown), the paper filter 414 is sent by a motor (not shown), and the basket 414a is discarded.
[0030]
Next, evaluation of the storability of the coffee beverage when carbon dioxide gas is allowed to act on the stirring step will be described.
(1) Evaluation of preservability by coffee taste sensor
When the carbon dioxide gas is allowed to act on the agitation process, the coffee beverage that does not act on the carbon dioxide gas has a change in the detection value by the coffee taste sensor of 0.5 hour after 1/8 and 1 hour later. 1/6 and 2/3 later, and it was found that the amount of change was extremely small.
(2) Evaluation of storage stability by measuring PH
When the carbon dioxide gas was allowed to act on the stirring process, the amount of change in PH after 2 hours of the coffee beverage was 0.01 to 0.05, which was about 1/5 that of the coffee beverage that did not act on the carbon dioxide gas. .
[0031]
According to the fourth embodiment described above, even when carbon dioxide gas is allowed to act on the stirring step to make the hot water 30b neutral or acidic, the bitterness and astringency are moderately maintained as in the first embodiment. It can suppress and it can prevent that the flavor of a coffee drink is impaired, and the preservability of a coffee drink can be improved as evident from the evaluation of the preservability.
[0032]
FIG. 10 is a configuration diagram of a cup type vending machine according to the fifth embodiment of the present invention. This cup type vending machine 1E is different from the cup type vending machine 1A according to the first embodiment in the carbon dioxide gas processing system and the control unit, and the rest is configured in the same manner as in the first embodiment. Yes. The carbon dioxide treatment system 6E according to the fifth embodiment is to make the coffee beverage neutral or acidic by causing the carbon dioxide gas to act on the coffee beverage stored in the extracted beverage storage device 43. Since the carbon dioxide gas from the carbon dioxide cylinder 50 should be larger than a predetermined atmospheric pressure, that is, the water head pressure of the coffee beverage, the atmospheric pressure is lower than the carbon dioxide gas supplied to the extraction device 41 (for example, 0.05 to 0.2 atmospheric pressure). A pressure reducing valve 61D for reducing pressure, a gas pipe 43e extending from the pressure reducing valve 61D to the extracted beverage storage device 43, and a gas electromagnetic valve 69E interposed in the gas pipe 43e are provided. The control unit performs the opening control of the gas electromagnetic valve 69E so as to supply carbon dioxide gas to the extracted beverage storage device 43 every time the coffee beverage is supplied to the extracted beverage storage device 43. The opening time of the gas solenoid valve 69E is controlled in proportion to the amount of coffee beverage replenished to the extracted beverage storage device 43.
[0033]
FIG. 11 is a cross-sectional view showing the configuration of the extracted beverage storage device 43, and FIG. 12 is a cross-sectional view showing a carbon dioxide gas supply state to the extracted beverage storage device 43.
As described above, the extracted beverage storage device 43 includes the storage tank 430 that stores the extracted coffee beverage. The storage tank 430 is configured by positioning a stainless steel container 430a between an upper lid 430b and a lower lid 430c, and fixing the upper lid 430b and the lower lid 430c with a clamp 430d. The stainless steel container 430a is provided with a heater 430e on the outer periphery in order to keep the coffee beverage stored in the stainless steel container 430a at a temperature of 65 to 75 ° C. The upper lid 430b is provided with an extracted beverage pipe 43a that supplies the extracted coffee beverage and an overflow tube 43b that discharges the remainder of the carbon dioxide gas supplied from the carbon dioxide gas cylinder 50 to the atmosphere. The lower lid 430c includes a gas pipe 43e for supplying carbon dioxide gas from the carbon dioxide gas cylinder 50, an air release pipe 43f, a supply pipe 43c for supplying the extracted beverage to the mixing bowl 47, and a waste pipe 43d guided to the waste bucket 48. Is connected.
[0034]
The extracted beverage storage device 43 includes a supply valve 431A that opens and closes the supply pipe 43c and a disposal valve 431B that opens and closes the disposal pipe 43d. The supply valve 431A is rotatably supported by a support shaft 432a, a movable plate 432 that presses and closes the supply pipe 43c, a lever 433 that is rotatably supported by the support shaft 433a and presses the movable plate 432, and one end. Is locked in the locking hole 433b of the lever 433, the other end is locked by the fixed locking member 434, and the tension coil spring 435 that biases the lever 433 away from the movable plate 432, and the spring of the tension coil spring 435 A solenoid 437A that presses the lever 433 with a plunger 436A in a direction in which the movable plate 432 is pressed against the force. When the solenoid 437A is turned off, as shown by the solid line in FIG. 11, the plunger 436A is moved downward by the spring force of the tension coil spring 435, and the lever 433 is rotated (leftward in FIG. 11) to supply the movable plate 432. When the pipe 43c is pressed and closed, the supply of the extracted beverage from the extracted beverage storage device 43 is stopped, and the solenoid 437A is turned on, the plunger 436A moves upward as shown by the imaginary line in FIG. The movable plate 432 is retracted from the supply pipe 43c by rotating against the spring force of the tension coil spring 435 (rightward in FIG. 11), and the extracted beverage is supplied from the storage tank 430 to the extraction device 41 through the supply pipe 43c. Let The discard valve 431B has a different mounting direction, but is configured in the same manner as the supply valve 431A. When the solenoid 437B is turned on, the plunger 436B moves downward as shown by the solid line in FIG. The lever 433 rotates against the spring force of the tension coil spring 435 (rightward in FIG. 11), the movable plate 432 presses and closes the waste pipe 43d, and the disposal of the extracted beverage from the storage tank 430 is stopped. When the solenoid 437B is turned off, the plunger 436B is moved upward by the spring force of the tension coil spring 435 and the lever 433 is rotated (leftward in FIG. 11) as shown by the imaginary line in FIG. Retreats from the waste pipe 43d and causes the waste bucket 48 to discard the extracted beverage from the storage tank 430 via the waste pipe 43d.
[0035]
In the fifth embodiment, when the coffee beverage extracted in the storage tank 430 is stored in the extracted beverage storage device 43, the control unit controls the air pump 42 to extract the air from the air pump 42 by the extraction device 41. A plurality of cups of the extracted coffee drink are sent to the storage tank 430 via the extracted drink pipe 43a. The control unit opens the gas electromagnetic valve 69E and supplies carbon dioxide from the carbon dioxide cylinder 50 through the gas pipe 43e. The coffee drink in the storage tank 430 becomes neutral or acidic. When carbon dioxide is supplied to the storage tank 430, the excess carbon dioxide is released from the overflow pipe 43b to the atmosphere.
[0036]
According to the fifth embodiment described above, the degree is small compared to the first to fourth embodiments, but the bitter and astringent tastes are suppressed, resulting in a mild taste, and the flavor of the coffee beverage is impaired. Can be prevented. The bitterness and astringency are suppressed because the coffee beverage became neutral or acidic when carbon dioxide gas was allowed to act on the extracted coffee beverage.
[0037]
FIG. 13 is a configuration diagram of a cup type vending machine according to the sixth embodiment of the present invention. This cup-type vending machine 1F is different from the cup-type vending machine 1A according to the first embodiment in the carbon dioxide gas processing system and the control unit, and other configurations are the same as those in the first embodiment. Yes. The carbon dioxide treatment system 6F according to the sixth embodiment is to make the coffee beverage neutral or acidic by causing carbon dioxide to act on one cup of coffee beverage supplied to the mixing bowl 47. A pressure reducing valve 61F for reducing the carbon dioxide gas from the carbon dioxide gas cylinder 50 to a predetermined pressure (for example, 0.05 to 0.1 atm), a gas pipe 47b connected to the mixing bowl 47 from the pressure reducing valve 61F, and a gas pipe 47b Gas solenoid valve 69F. The control unit performs opening control of the gas electromagnetic valve 69F according to the type of coffee beverage selected by the selection switch, for example, black coffee, coffee with sugar, coffee with cream, coffee with sugar and cream. For example, since a mild taste is preferred for black coffee, the pH of the coffee drink is around 5-6, and in the case of coffee containing sugar or cream, the bitterness is suppressed by sugar or cream, so the coffee drink has a pH of 6-8. The opening time of the gas solenoid valve 69F is controlled so as to be in the vicinity.
[0038]
In the sixth embodiment, when carbon dioxide gas is made to act on one cup of coffee drink supplied to the mixing bowl 47 to make the coffee drink neutral or acidic, the control unit selects with the selection switch. The opening time of the gas solenoid valve 69F is controlled in accordance with the type of coffee drink that has been made. When one cup of coffee beverage is supplied from the extracted beverage storage device 43 to the mixing bowl 47, as shown in FIG. 14, the carbon dioxide gas from the carbon dioxide gas cylinder 50 is mixed with the mixing bowl 47 via the gas solenoid valve 69F and the gas pipe 47b. And the coffee beverage in the mixing bowl 47 becomes neutral or acidic by the action of carbon dioxide.
[0039]
According to the above-described sixth embodiment, carbon dioxide gas can be applied in correspondence with the coffee beverage to be sold, and as in the fifth embodiment, bitterness and astringency are suppressed and mild. It becomes a taste and can prevent the flavor of the coffee beverage from being impaired.
[0040]
In addition, this invention is not limited to the said embodiment, Various embodiment is possible. For example, in the above embodiment, the case where the control unit controls the contact time with the carbon dioxide gas based on the hot water or PH before the carbon dioxide gas is applied and the target PH after the carbon dioxide gas is applied is described. The area may be controlled, and both the contact time and the contact area may be controlled.
Moreover, in the said embodiment, although the case where it was a coffee drink as an extracted drink was demonstrated, it can apply also to teas, such as black tea, green tea, oolong tea, and another extracted drink. When applied to teas, black tea is amber and green tea is light green, and can exhibit vivid transparency.
Moreover, you may make it sell coffee drinks and teas in the same vending machine. Thereby, hot water can be collectively modified to neutral or acidic, the configuration can be simplified, and this is advantageous in terms of cost and maintenance.
Further, when selling coffee drinks and teas in the same vending machine, different pH hot water may be supplied to each extraction device. Thereby, a drink can be extracted with hot water of PH according to coffee drinks and teas.
Further, the coffee beverage may be extracted and sold every time it is sold without providing the extracted beverage storage device. In this case, the pH of hot water may be adjusted according to the type of coffee beverage.
[0041]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, since the hot water tank for storing hot water is provided, the time for boiling the hot water every time it is sold can be saved, and the extracted beverage can be manufactured and sold in a short time.
In addition, carbon dioxide gas is made to act on hot water or extracted beverages to make hot water or extracted beverages neutral or acidic, so that coffee beverages have a mild taste with moderate bitterness and astringency, and the flavor is impaired. Teas such as black tea and green tea can be prevented from losing transparency.
Moreover, the preservability in the storage tank of an extracted drink can be improved by making the hot water which extracts an extracted drink neutral or acidic.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a configuration diagram of a cup-type vending machine according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a sectional view of the gas mixer according to the first embodiment.
FIG. 3 is a sectional view of a gas mixer showing another embodiment of FIG.
FIG. 4 is a configuration diagram of a cup-type vending machine according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a configuration diagram of a cup-type vending machine according to a third embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a configuration diagram of a cup-type vending machine according to a fourth embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a configuration diagram of an extraction device according to a fourth embodiment.
FIG. 8 is a diagram showing an extraction process of the extraction device according to the fourth embodiment.
FIG. 9 is a diagram showing a waste disposal process of the extraction device according to the fourth embodiment.
FIG. 10 is a configuration diagram of a cup-type vending machine according to a fifth embodiment of the present invention.
FIG. 11 is a sectional view showing a configuration of an extracted beverage storage device according to a fifth embodiment.
FIG. 12 is a cross-sectional view showing a carbon dioxide supply state to the extracted beverage storage device according to the fifth embodiment.
FIG. 13 is a configuration diagram of a cup-type vending machine according to a sixth embodiment of the present invention.
FIG. 14 is a cross-sectional view of a mixing ball according to a sixth embodiment
[Explanation of symbols]
1A, 1B, 1C, 1D, 1E, 1F Cup vending machine
2 cup feeder
3 Water supply system
4 First beverage supply system
5 Second beverage supply system
6A, 6B, 6C, 6D, 6E, 6F Carbon dioxide treatment system
20 trays
21 cups
30a tap water
30b hot water
31A Tap water solenoid valve
31B Diluted water solenoid valve
31C Tap water solenoid valve
31D hot water solenoid valve
32 Sistern
33 Pressure pump
33a Water supply pipe
34 Cooling water
35 Cooling pipe
36 Cooling water tank
37 Cooling unit
37a Compressor
37b condenser
37c fan motor
37d evaporator
38 Hot water tank
38a hot water pipe
38b gas pipe
38b Air pipe
39 Heater
41 Extraction device
40 Raw material tank
40A powder chute
40a Supply port
42 Air pump
42a Air pipe
42b Middle part
43 Extracted beverage storage device
43a Extracted beverage pipe
43b Overflow pipe
43c Supply pipe
43d Waste pipe
43e Gas pipe
43f Atmospheric open pipe
44 Sugar canister
44a Supply port
45 Cream Canister
45a supply port
46 Powder chute
47 Mixing bowl
47a Supply pipe
47b Gas pipe
48 Waste bucket
50 CO2 gas cylinder
51 Pressure reducing valve
51a Gas pipe
52 Pressure reducing valve
53 Carbonated water solenoid valve
54 Carbonator
55 Syrup solenoid valve
56 Syrup container
56a Supply pipe
60 Gas mixer
60A heater
60a Hot water inlet
60b Hot water outlet
60c Carbon dioxide gas inlet
61A, 61B, 61D, 61F Pressure reducing valve
61a Gas pipe
62 Gas solenoid valve
63 Rectifier
64 Gas solenoid valve
66A First air solenoid valve
66B second air solenoid valve
67 Air Pipe
68 Check valve
69D, 69E, 69F Gas solenoid valve
410 Stir chamber
410a opening
411 Extraction chamber
412 communication hole
413 Extraction valve
414 Paper filter
415 Beverage receptacle
416 Beverage open / close valve
416a Movable plate
416b cam
417 Relief valve
417a Movable plate
417b cam
430 storage tank
430a stainless steel container
430b Top cover
430c Lower lid
430d clamp
430e heater
431A Supply valve
431B Waste valve
432 Movable plate
432a Spindle
433 lever
433a Spindle
433b Locking hole
434 Locking member
435 Tensile coil spring
436A, 436B Plunger
437A, 437B Solenoid
438 lever

Claims

コーヒー，紅茶，緑茶等の抽出原料を貯蔵する原料タンクと、
抽出用の湯を貯蔵する湯タンクと、
前記原料タンクから供給された抽出原料に前記湯タンクから供給された湯を供給して抽出飲料を提供する抽出手段と、
前記抽出原料に供給される前の前記湯に炭酸ガスを作用させて前記湯のＰＨを低下させる処理手段を有することを特徴とする抽出飲料製造装置。A raw material tank for storing extracted raw materials such as coffee, black tea and green tea;
A hot water tank for storing hot water for extraction,
Extraction means for supplying an extracted beverage by supplying hot water supplied from the hot water tank to the extracted raw material supplied from the raw material tank;
An apparatus for producing an extracted beverage, comprising processing means for causing carbon dioxide to act on the hot water before being supplied to the extraction raw material to lower the pH of the hot water.

前記処理手段は、前記湯タンク内に貯蔵されている湯に前記炭酸ガスを混合する構成の請求項１記載の抽出飲料製造装置。 The extracted beverage manufacturing apparatus according to claim 1, wherein the processing means is configured to mix the carbon dioxide with hot water stored in the hot water tank.

前記処理手段は、前記湯タンクから前記抽出手段に前記湯を供給する湯パイプに介装され、前記湯パイプの径より大なる径を有するガス混合器を備え、前記ガス混合器を通過する湯に前記炭酸ガスを混合する構成の請求項１記載の抽出飲料製造装置。 The treatment means includes a gas mixer interposed in a hot water pipe for supplying the hot water from the hot water tank to the extraction means, and having a diameter larger than the diameter of the hot water pipe, and passes through the gas mixer. The apparatus for producing an extracted beverage according to claim 1, wherein the carbon dioxide gas is mixed with the beverage.

前記ガス混合器は、前記湯タンクから供給された湯を薄膜状とする整流器を備えた構成の請求項３記載の抽出飲料製造装置。 The extracted beverage manufacturing apparatus according to claim 3, wherein the gas mixer includes a rectifier configured to form a thin film of hot water supplied from the hot water tank.

前記処理手段は、炭酸ガスボンベ等の圧力容器により前記炭酸ガスを作用させる構成の請求項１記載の抽出飲料製造装置。 The extracted beverage production apparatus according to claim 1, wherein the processing means is configured to cause the carbon dioxide gas to act on a pressure vessel such as a carbon dioxide cylinder.

前記圧力容器は、炭酸飲料を製造するための炭酸水の生成に供される構成の請求項５記載の抽出飲料製造装置。6. The apparatus for producing an extracted beverage according to claim 5 , wherein the pressure vessel is used for generating carbonated water for producing a carbonated beverage.

前記処理手段は、前記炭酸ガスを作用させる前の前記湯のＰＨ、および作用させた後の目標のＰＨに基づいて前記炭酸ガスを作用させる時間あるいは面積を制御する構成の請求項１記載の抽出飲料製造装置。The extraction according to claim 1, wherein the processing means controls the time or area for applying the carbon dioxide gas based on the pH of the hot water before the carbon dioxide gas is applied and the target PH after the carbon dioxide gas is applied. Beverage production equipment.

コーヒー，紅茶，緑茶等の抽出原料を貯蔵する原料タンクと、
抽出用の湯を貯蔵する湯タンクと、
前記抽出原料と前記湯とを攪拌する攪拌室と、攪拌されて得られた混合液を空気により加圧して抽出飲料を抽出する抽出室とを備え、前記原料タンクから供給された前記抽出原料に前記湯タンクから前記湯を供給して前記抽出飲料を提供する抽出手段と、
前記攪拌室に前記炭酸ガスを供給して前記抽出飲料と前記湯とを攪拌して前記混合液のＰＨを低下させる処理手段を有することを特徴とする抽出飲料製造装置。A raw material tank for storing extracted raw materials such as coffee, black tea and green tea;
A hot water tank for storing hot water for extraction,
The extraction raw material supplied from the raw material tank is provided with a stirring chamber for stirring the extracted raw material and the hot water, and an extraction chamber for extracting the extracted beverage by pressurizing the mixed liquid obtained by stirring with air. Extraction means for supplying the hot water from the hot water tank and providing the extracted beverage;
An apparatus for producing an extracted beverage, comprising processing means for supplying the carbon dioxide gas to the stirring chamber and stirring the extracted beverage and the hot water to lower the pH of the mixed solution.