JP3741587B2 - 文書画像表示装置および方法ならびに文書画像表示プログラムを記録したコンピュータで読取可能な記録媒体 - Google Patents

文書画像表示装置および方法ならびに文書画像表示プログラムを記録したコンピュータで読取可能な記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は文書画像を表示するための文書画像表示装置および方法ならびに文書画像表示プログラムを記録したコンピュータで読取可能な記録媒体に関し、特に、所望される文字列を抽出して表示することができる文書画像表示装置および方法ならびに文書画像表示プログラムを記録したコンピュータで読取可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
図17は、従来の技術による文字の表示の大きさに重点をおいた画像表示の一例を示す図である。図18は、従来の技術による画像全体の表示に重点をおいた画像表示の一例を示す図である。図19は、従来の技術による画像全体の表示に重点をおいた他の画像表示の一例を示す図である。図20は、従来の技術では画像全体の表示が不可能であることを示す図である。
【0003】
従来、低解像度CRT(陰極線管の略)のパーソナルコンピュータや小型の携帯型情報処理端末で文書画像を表示する場合や、さらにOCR(光学的文字認識)による文書画像の文字認識の結果も同時に表示する場合には、画像表示可能な面積が制限されることにより文書画像を利用者にはっきり判読できる大きさで、全体画像を表示することは不可能であった。このような背景のもとに、従来の画像表示装置においては、たとえば次のような3つの表示例が提案されていた。
【0004】
まず、図17に示されるように表示装置本体301のLCD(液晶ディスプレイ)302に表示される文書画像中のペン303を用いて指定される1文字1文字を、利用者に十分識別できるだけの大きさで表示することを重点とする。その代わり、画像の一部しか表示できないため、利用者が画面をスクロールして全体画像を目視するといった方法を採用した表示がある。
【0005】
また、図18で示されるように利用者に文書画像全体のレイアウトを確認してもらうことを重点として、文書画像全体あるいは文書画像のほとんどの部分を表示する。その代わり、1文字1文字が識別しにくくなるため、拡大表示機能が搭載される。拡大表示機能により、1文字1文字の識別を容易にするといった方法が提案されている。この場合、利用者は、拡大表示したい個所をマウス、ペンなどで指定し、指定した付近の画像領域が拡大表示されることにより、1文字1文字の識別が容易になるといった方法が提案されている。
【0006】
また、図19で示されるように、利用者に文書画像の全体のレイアウトを確認してもらうことを重点としていることは、図18で示されたのと同様である。図19では、拡大表示したい領域をマウスあるいはペンなどで囲むことにより囲んだ領域が拡大表示されて、囲んだ領域における1文字1文字の識別が容易になるといったものである。
【0007】
上述したような従来技術が提案されているわけであるが、一般に、文書画像では、行あるいは文字列は意味を有して連続して識別する必要があり、利用者が文書画像を判読する場合、行中、文字列中の文字を順次目で追っていきながら、判読することが自然な流れである。したがって、図17〜図19の例では、次のような課題が生じる。
【0008】
まず、図17の場合には、常に、画像の一部しか表示されていない。そのため、1行分の文字を判読するために、利用者は1行ごとにスクロールバー304を操作して、表示画面を大きくスクロールさせなければならず、利用者にとって操作性に優れなかった。
【0009】
また、図18に示されるような例では、拡大ウィンドウ1501にて拡大される表示領域は、ペン303で示した個所の近傍の領域であり、利用者は行あるいは文字列の意味を追っていくためには、ペン303を逐次移動させて拡大表示にための操作を繰返さなければならず、図17で示された場合と同様に、利用者にとって操作性に優れなかった。
【0010】
また、図19のような場合には、利用者が拡大したい領域をマウスやペン303を操作して囲み、囲まれた領域1601が、利用者が文字を判読しやすいようにして拡大ウィンドウ1602にて表示される。これに関しても、次のような課題が生じる。
【0011】
すなわち、指定された領域が拡大表示された場合、指定領域の全画像が表示されるだけの大きさを画面表示領域において確保できず、その一部のみしか表示できないことである。図20に示されるように利用者が指定した、領域1601の文字列は、拡大ウィンドウ1701においてすべて拡大表示されず、一部の文字列“重点とし、”は拡大表示されていない。そのため、この文字列を拡大表示するには、利用者はもう一度、“重点とし、”の個所をペン303で領域指定し直すか、あるいは表示装置の拡大表示にスクロール機能を用意して、利用者が拡大ウィンドウ1701の表示内容を、スクロールバー1702を操作してスクロールさせることにより、指定した文字列中の全文字を判読する方法が想定される。この場合、いずれにしても、利用者は拡大表示全領域を一度に確認することはできず、指定領域の再設定か、スクロール操作が必要とされて、やはり利用者にとって操作性に優れなかった。
【0012】
また、従来は、特開平3−189863号公報で示される「マルチウィンドウ方式」で示される表示方式がある。この表示方式においては、もともと文字コードからなる文書テキストデータを文書画像データに変換し表示する場合においては、どこからどこまでが1つの行を形成しているか、任意の1行について何文字で構成されているか、表示領域1行あたり何文字表示可能かなどの情報が既知であることを利用した表示方法である。
【0013】
また、特開平7−234919号公報で示される「拡大読書機」のように、読みたい文字列を1文字列分離処理し、使用者が最も読みやすい配列に並べて表示画面により多くの文字を拡大表示するように、画像表示が構成されている。したがって、この拡大読書機によれば、利用者による領域の再指定の負担、あるいはスクロール操作の負担といった上述した操作性に関する課題は解消される。
【0014】
また、特開平8−220638号公報で示される「オーバーヘッドプロジェクタおよびその制御方法」のように、行をなして記載された複数の文字の画像データを、特定の大きさの表示エリア内に行方向に文字単位に畳み込むように画像表示装置を構成すれば、同じく、利用者による領域の再指定の負担、あるいはスクロール操作の負担といった操作性に関する課題を軽減することができる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
従来の特開平3−189863号公報の「マルチウィンドウ方式」で提案される方法では、もともと文字コードからなる文書テキストデータを文書画像データへ変換し表示することを前提としているため、どこからどこまでが1つの行を形成しているか、任意の1行について何文字で構成されているか、表示領域1行あたり何文字表示可能かなどの情報が既知であることが必要とされる。
【0016】
しかしながら、スキャナやデジタルカメラなどで電子化されて読込まれた一般的な画像データの場合は上述の、どこからどこまでが1つの行を形成しているか、任意の1行について何文字で構成されているか、表示領域1行あたり何文字表示可能かなどの情報は不明である。すなわち、これら一般的な画像データに対しては、特開平3−189863号公報に開示の手法を適用することはできない。
【0017】
また、特開平7−234919号公報に開示の「拡大読書機」および特開平8−220638号公報の「オーバーヘッドプロジェクタおよびその制御方法」の手法では、文書中の行を抽出し、さらに行中の1文字1文字を抽出した後に、配列の変更、あるいは畳み込みなどといった操作を行なうから、次のような課題が生じる。
【0018】
まず、両手法とも最初に行の抽出を行ない、その後文字の抽出を行なっている。特に、特開平8−220638号公報では、行抽出方法が詳しく述べられているが、それでも一般的に行抽出というものは、画像中のノイズや、行間が狭いなどのさまざまな理由のため、必ず成功するとは限らない。ところが、両手法とも行抽出が失敗した場合に関しては特に言及されておらず、したがって両手法とも対象の文書によっては、目的とする処理が成功し得ないこともあり得る。
【0019】
また両手法とも、行抽出後に1文字1文字を抽出しなければならない。そのために、文字抽出の処理が必要とされるので、装置の機能構成が複雑となり、また、携帯型の情報処理端末装置などのように処理速度が比較的遅い装置においては、1文字抽出の処理のため、全体としての処理速度の低下を招くことになる。
【0020】
それゆえにこの発明の目的は、簡単な操作で文書画像データ中の所望する文字列を見やすく表示できる文書画像表示装置および方法ならびに文書画像表示プログラムを記録したコンピュータで読取可能な記録媒体を提供することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】
この発明のある局面にかかる文書画像表示装置は、与えられる文書画像データに従った文書画像を表示する装置であって、文書画像を表示可能な表示領域を有した表示部と、表示領域に表示された文書画像における所望文字列を特定するために、該所望文字列に対応した所定位置を示す所定位置情報を指定する位置指定手段と、所望文字列の文書画像における方向と幅を示す方向幅情報を指定する方向幅指定手段と、表示領域の大きさと、位置指定手段により指定された所定位置情報と、方向幅指定手段により指定された方向幅情報とに基づいて、所望文字列を複数文字列に分割して表示領域に同時に表示するための分割情報を生成する分割情報生成手段と、分割情報生成手段により生成された分割情報に基づいて、所望文字列を複数文字列に分割して表示領域に表示する分割文字列表示手段とを備えて構成される。
【0022】
したがって、表示領域に表示された文書画像の所望文字列に対応した所定位置情報および方向と幅を示す方向幅情報が位置指定手段および方向幅指定手段により指定されると、分割情報生成手段および分割文字列表示手段により所望文字列は複数文字列に分割されて表示領域において同時に表示される。
【0023】
それゆえに、表示領域において文書画像データの所望文字列の画像が、該表示領域の大きさの制限などで全てが同時に表示されない場合でも、利用者は、所望文字列に対応した所定位置情報および方向と幅を示す方向幅情報を位置指定手段および方向幅指定手段を介して指定するだけで、間単に該所望文字列の画像を同一表示領域において同時に表示することができる。その結果、従来のように所望文字列の画像を確認するために画像のスクロール操作や表示文字列の指定操作を繰返すことは省略されて操作の負担が軽減される。
【0024】
また、上述した文書画像表示装置においては、文書画像における文字列の方向が予め固定方向とされてもよい。つまり、たとえば英文の文書画像のように文字列の方向が予め固定方向とされる場合には、所望文字列の文書画像における方向を指定するための操作が省略されて、より間単な操作で所望文字列の画像を分割して同一表示領域において同時に表示することができる。
【0027】
上述の文書画像表示装置においては、所望文字列を拡大した後に複数文字列に分割して表示領域に表示するための拡大表示手段をさらに備えて構成されてもよい。
【0028】
したがって、文字を認識しづらいときは、文字列を拡大表示して確認することができる。
【0029】
上述した文書画像表示装置は、分割して得られた複数文字列のそれぞれの少なくとも一方端の画像は、直前または直後に続く文字列の一方端の画像と重複して表示されるように構成されてもよい。
【0030】
したがって、分割により得られた文字列のそれぞれの少なくとも一方端(先頭部または末尾部)の文字の画像は、直前または直後の文字列の一方端(末尾部または先頭部)の文字の画像と重複したものとなる。
【0031】
それゆえに、分割されて得られた各文字列が表示領域に表示された際に、分割のために文字列の端に位置する文字が分断されて認識が困難になったとしても、該文字は重複して表示されるから、認識できなくなることは防止される。
【0032】
この発明の他の局面に係る文書画像表示方法は、与えられる文書画像データに従った文書画像を表示する方法であって、予め準備された表示領域に表示された文書画像における所望文字列を特定するために、該所望文字列に対応した所定位置を示す所定位置情報を指定する位置指定ステップと、所望文字列の文書画像における方向と幅を示す方向幅情報を指定する方向幅指定ステップと、表示領域の大きさと、位置指定ステップにより指定された所定位置情報と、方向幅指定ステップにより指定された方向幅情報とに基づいて、所望文字列を複数文字列に分割して表示領域に表示するための分割情報を生成する分割情報生成ステップと、分割情報生成ステップにより生成された文字列分割情報に基づいて、所望文字列を複数文字列に分割して表示領域に表示する分割文字列表示ステップとを備えて構成される。
【0033】
したがって、表示領域に表示された文書画像の所望文字列に対応した所定位置情報および方向と幅を示す方向幅情報が位置指定ステップおよび方向幅指定ステップにより指定されると、分割情報生成ステップおよび分割文字列表示ステップにより所望文字列は複数文字列に分割されて表示領域において同時に表示される。
【0034】
それゆえに、表示領域において文書画像データの所望文字列の画像が、該表示領域の大きさの制限などで全てが同時に表示されない場合でも、利用者は、所望文字列に対応した所定位置情報および方向と幅を示す方向幅情報を位置指定ステップおよび方向幅指定ステップを介して指定するだけで、間単に該所望文字列の画像を同一表示領域において同時に表示することができる。その結果、従来のように所望文字列の画像を確認するために画像のスクロール操作や表示文字列の指定操作を繰返すことは省略されて操作の負担が軽減される。
【0035】
この発明のさらなる他の局面に係る文書画像表示プログラムを記録したコンピュータで読取可能な記録媒体は以下の特徴を有する。つまり、文書画像表示プログラムは、与えられる文書画像データに従った文書画像を表示する文書画像表示方法をコンピュータに実行させるためのものである。そして、文書画像表示方法は、予め準備された表示領域に表示された文書画像における所望文字列を特定するために、該所望文字列に対応した所定位置を示す所定位置情報を指定する位置指定ステップと、所望文字列の文書画像における方向と幅を示す方向幅情報を指定する方向幅指定ステップと、表示領域の大きさと、位置指定ステップにより指定された所定位置情報と、方向幅指定ステップにより指定された方向幅情報とに基づいて、所望文字列を複数文字列に分割して表示領域に表示するための分割情報を生成する分割情報生成ステップと、分割情報生成ステップにより生成された文字列分割情報に基づいて、所望文字列を複数文字列に分割して表示領域に表示する分割文字列表示ステップとを備えたことを特徴とする。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の各実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0037】
(実施の形態1)
図1は、この発明の各実施の形態に適用される文書画像表示装置のブロック構成図である。図2は、この発明の実施の形態1に係る処理のフローチャートである。図3は、分割文字列を生成するために必要な情報の構造体を示す図である。
【0038】
図1において文書画像表示装置は、CPU(中央処理装置の略)を含んで該装置自体を集中的に制御および管理するための制御部10、制御部10に接続されて制御される通信I/F(インターフェィスの略)11、各種プログラムが格納されるプログラム記憶部13、機能部14およびテンキーなどのキーボードを含んでなる入力部15を含む。通信I/F11は例えばインターネットなどの各種のネットワーク12と制御部10とを通信可能に接続するように動作する。
【0039】
機能部14は、画像格納部101、画像記憶部102、表示一体型位置読取部103、座標入力部104、モード切換部105、文字列表示基準位置記憶部106、文字列方向および文字列幅情報記憶部107、文字列画像分割表示情報算出部108、画像拡大部109、拡大画像記憶部110、文字列画像分割表示情報記憶部111および文字列座標情報記憶部112を含む。文字列座標情報記憶部112は実施の形態3において参照されるものであるから、実施の形態3において説明する。
【0040】
画像格納部101には、スキャナやデジタルカメラなど(図示せず)で予め電子化された文書画像データが格納される。画像格納部101は、ハードディスク、CD−ROM、フレキシブルディスク、コンパクトフラッシュメモリなどからなる。
【0041】
画像記憶部102は、画像格納部101中の文書画像データを後述の画像表示部103Aにて表示するために、一時的に記憶するためのものであり、RAM(ランダムアクセスメモリ)などからなる。
【0042】
表示一体型位置読取部103は、画像記憶部102に記憶された文書画像データを表示するため画像表示部103Aと、後述の座標入力部104で指示された表示画面上の個所の座標を検出する機能を有する座標検出部103Bとが一体的に構成されてなり、LCD(液晶ディスプレイ)やCRTなどを含んでなる。表示一体型位置読取部103は、通常に画像表示する通常画像表示モードと、後述のように文字列画像を分割して表示する文字列表示モードとの2つのモードで動作する。このモードの切換は、後述するモード切換部105を介したユーザの指示に応じて行なわれる。
【0043】
座標入力部104は、座標検出部103Bに関連して設けられて、表示画面上で座標を入力するための機能を有し、マウス、ペンなどからなる。
【0044】
モード切換部105は、上述した2つの動作モードを切換えるために操作されるものであり、具体的には該文書画像表示装置のユーザにより外部操作されるスイッチ、マウスボタンなどからなる。
【0045】
本実施の形態では、文字列表示モードのとき、後述する文字列基準位置情報、文字列方向情報および文字列幅情報を指定する座標などの情報が座標入力部104と、表示一体型位置読取部103とから入力される構成となっている。なお、これら情報の入力構成は、次のような構成であってもよい。
【0046】
たとえば、文字列基準位置情報は、入力部15のキーボード、テンキーなどにより座標として入力することもでき、文字列方向に関しては、横方向か縦方向かを切換えるスイッチ(図示省略)などにより、ユーザが直接に文字列方向を指定することも可能であり、また、文字列の幅情報に関しては、入力部15のキーボード、テンキーなどで直接に指定することなどもできる。
【0047】
文字列表示基準位置記憶部106は、文字列表示モードであるとき座標入力部104と表示一体型位置読取部103とで入力される文字列基準位置情報を記憶する、たとえばRAMなどから構成される。
【0048】
文字列方向および文字列幅情報記憶部107は、文字列表示モードのときに、文字列基準位置記憶部106に記憶された文字列基準位置情報をもとに特定可能な文字列方向情報と文字列幅情報とを記憶するための、たとえばRAMなどからなる。
【0049】
本実施の形態では、文字列方向を特定できる情報と、文字列の幅を特定できる情報とが、同一の情報となっているため、これらの情報を記憶するための記憶部も同一のものとなっている。上述したように文字列方向を入力する機能と文字列幅を入力する機能とを個別に設けることも可能であり、その場合は、これら記憶部も個別に設けられる。
【0050】
文字列画像分割表示情報算出部108は、表示一体型位置読取部103における表示可能な領域のサイズと、文字列基準位置記憶部106に記憶された文字列基準位置情報と、文字列方向および文字列幅情報記憶部107に記憶された、文字列方向と文字列幅に関する情報とから、文字列画像分割表示に必要な情報を算出する。算出された文字列画像分割表示情報は文字列画像分割表示情報記憶部111に格納される。ここで、文字列画像分割表示情報とは、図3のような、文字列画像が何個に分割されるかを示す分割文字列個数データ201と、分割により得られた各文字列に対応した座標データ21i(i=1、2、3、…n)とからなる。座標データ21iは、対応する文字列が画像表示部103Aにて表示される際の、画面上の該文字列に対応した矩形の表示領域の左上座標(ai,bi)および右下座標(ci,di)(ただし、i=1、2、3、…n)で示される。
【0051】
文字列画像分割表示情報算出部108により、文字列画像分割表示に必要な情報(図3参照)がすべて求められると、それらの情報に基づいて、画像記憶部102に一時記憶された文書画像データは、表示一体型位置読取部103の画像表示部103Aにおいて分割されて表示される。
【0052】
画像拡大部109は、領域指定された文書画像記憶部102に記憶された文書画像データを拡大処理する。
【0053】
拡大画像記憶部110は、指定領域の画像拡大部109により拡大された文書画像データを記憶するためのものであり、たとえば、RAMなどからなる。
【0054】
ここで本実施の形態1に係る文書画像表示装置の動作について図2のフローチャートに従い説明する。このフロチャートに従うプログラムは、制御部10の制御の下に実行される。図4は、本実施の形態1における通常画像表示モードの一表示例を示す図である。図5は、本実施の形態1における文字列の指定の一例を示す図である。
【0055】
本実施の形態1では、図4に示されるように、文書画像表示装置は、小型の携帯可能な情報端末であり、表示一体型位置読取部103は、LCDなどの画像表示部103Aからなり、座標入力部104はペン303からなり、モード切換部105は、該文書画像表示装置上に外部操作可能なように設けられたモード切換スイッチ305からなる。
【0056】
まず表示一体型位置読取部103は通常画像表示モードの状態にあると想定する。
【0057】
画像格納部101に電子化された文書画像データが予め格納されており、ここから読出された文書画像データは、画像記憶部102に一時記憶された後、画像表示部103Aにおいて表示されるので、利用者は、この表示画像を目視して確認できる(図2のステップS(以下、単にSと略す)1参照)。
【0058】
利用者は、表示された文書画像中の所望文字列の全体を判読できるように表示させるために、次のような操作を行なう。
【0059】
まず、モード切換部105(モード切換スイッチ305)を操作して、文字列表示モードに切換える(図2のステップS2でYES)。
【0060】
次に、画像表示部103Aに表示された所望文字列の左上隅に、座標入力部104であるペン303を合わせて位置を調整し、位置調整が終わったときにペン303を離すと、ペン303を離した時点のペン303の位置(座標位置)は、分割文字列基準位置情報として分割文字列基準位置情報記憶部106に書込まれて記憶される(図2のステップS3参照)。
【0061】
ペン303を離して分割文字列基準位置を定めた後、ペン303を再び画像表示部103AのLCD上にタッチし、図5のように、文字列の一部を囲んだ指定領域401が設定される(図2のステップS4参照)。このときに、文字列基準位置情報記憶部106に記憶された文字列基準位置情報と画像表示部103AのLCDに接触している状態のペン303の位置(座標位置)から得られる長方形の指定領域401が、ペン303の移動に同期して表示されて、利用者に設定位置が明示される。
【0062】
利用者がペン303の先を画像表示部103AのLCDから離したときのペン303が指定していた座標の情報が文字列方向および文字列幅情報記憶部107に書込まれて記憶される(図2のステップS5参照)。
【0063】
次に、文字列分割表示情報算出部108により、文字列を分割するための情報が次のように求められる(図2のステップS6参照)。
【0064】
図6は、図5の一部分を抜粋して示す図である。図6においては、図5の指定領域401が抽出して示されている。利用者が入力した分割表示領域基準位置情報で示される座標501は座標値(x0,y0)であり、該座標値と文字列方向および文字列幅情報記憶部107に記憶されている座標値との差分である指定領域401の横幅502の長さをA、縦幅503の長さをBとする。また、画像表示部103AのLCDにおける表示可能な横幅504の長さをWとする。
【0065】
まず、文字列方向であるが、AがBより大きければ横方向、逆にBがAより大きければ縦方向と定められる。仮に、AとBが同じ値である場合、判定不能としてエラー終了するようにする。予め利用者に、この文字列方向の判定方法を報知しておければ、利用者は長さAとBが同じ値となるように指定領域401を設定することは考えにくいから、動作上問題はない。
【0066】
文字列の幅については、次のように設定される。つまり、上述の判定において、文字列が横方向と判定されるとBが、文字列が縦方向と判定されるとAが、それぞれ文字列の幅に相当な値と判定される。
【0067】
次に文字列が算出された情報に従い分割して表示される(図2のステップS7参照)。ここで、文字列を分割して表示するための情報を算出する方法を述べる。
【0068】
図7は、本実施の形態1における分割文字列表示の一例を示す図である。図8は、図7の一部を抜粋して示す図である。図9は、本実施の形態1における分割文字列表示の他の例を示す図である。
【0069】
文字列を分割して表示するためには、表示における文字列の方向、文字列の横幅と縦幅、画像表示部103AであるLCDの表示可能領域の横幅あるいは縦幅、文書画像データの横幅と縦幅に関する情報が必要とされる。このうち、LCDの横幅と縦幅は文書画像表示装置固有の値であり、また文書画像データ表示における画像の横幅と縦幅は、通常文書画像データのヘッダ情報にて予め取得されるものであり、本実施の形態でも、これらの情報をそのまま使用する。
【0070】
文字列の分割表示のためには、図3で示されたように、分割により得られた複数文字列について表示される各文字列について、分割文字列個数データ201と、各文字列について表示開始のための左上座標および表示終了の右下座標からなる座標データ21iを次のように定めればよい。
【0071】
まず、文字列を単純に折り返して複数に分割するだけであると、場合によっては文字が分断されてしまい該文字を判読できなくなってしまう可能性がある。したがって、文字列の折り返し部分に関しては、折り返し前の文字列と折り返し後の文字列で一部重複して文字を表示するようにして、このような問題が起こらないようにする。
【0072】
この重複させる領域の横幅の長さをVと想定する。i(ただし、i=1、2、3、…)行目の文字列の表示開始左上の座標を(x0−,y0+B×(i−1))とし、表示終了右下の座標を(x0−V+W,y0+B×i)と定める。
【0073】
また、分割文字列の個数データ201の計算は、文書画像データの横幅をXとすると、(X−x0)/(W−V)以上となる最小の整数で示される。
【0074】
図7では、1行目の文字列の左上座標(開始座標)601は(x0−V,y0)である。ただし1行目の文字列に関しては、図示されるように、x0−Vとx0間の部分は、画像データが非表示となっている。これに関して、実際に、x0−Vとx0間を表示するようにしてもかまわない。また、図示されるように、右下座標602は1行目の文字列の終了座標であり、左上座標603は2行目の文字列の開始座標であり、右下座標604は2行目の文字列の終了座標である。また、境界線605は、該境界線付近では文字が重複して表示されていることを示している。
【0075】
上述したような計算式に従い、分割表示文字列数、各表示分割文字列の座標値が求まれば分割表示文字列を表示することができ、図7には、その表示例が示されている。
【0076】
図7を一部抜粋したものが図8で示されている。図8では、文字列の折り返しにあたる個所は長さVだけ重複して表示されている。重複表示領域701の長さVは、適当な値であってもかまわないが、長さBに近似した値が好ましいので、本実施の形態ではV=Bとしている。このように、重複させている理由は、折り返しにあたる個所で、文字が分断されて表示される可能性があり、判読が極めて困難となり、それを防止するためである。
【0077】
また、長さVだけ重複して表示されていることを利用者に対して明示するために各分割表示文字列の両端から長さVの個所に線702を併わせて表示するようにして、利用者に対し線702に対応した文字は重複して表示されていることを報知してもよい。これに関しては、単に線702を併せて表示する方法に限定されず、重複している領域を色付き、あるいは斜線で表示するなどしてもよい。
【0078】
本実施の形態1では、次のような変更も考えられる。上述の場合の分割表示では、利用者が指定した分割文字列基準位置情報の座標(x0,y0)をそのまま分割表示の開始位置としたが、座標y0だけを分割表示開始位置として1行全体を表示する、すなわち(0,y0)を分割表示開始位置情報の座標とするものであってもよい。図9には、このように変更した場合の表示画面の一例が示されている。
【0079】
上述した実施の形態では、文字列が横方向であることを想定して説明したが、文字列が縦方向に並ぶ場合に関しても同様に処理を行なうことができるので、説明は省略する。
【0080】
また、対象の文書が、英文など文字列方向が定まった文書のみを扱う場合などは、文字列の方向を判定しなくてもよい。処理としては、上述で行なった図6における横幅502の長さA、縦幅503の長さBの判定処理を省略すればよい。
【0081】
(実施の形態2)
次に実施の形態2について説明する。図10は、この発明の実施の形態2に係る処理のフローチャートである。図11は、この発明の実施の形態2における拡大画像のフォーマット例を示す図である。図12は、本実施の形態2における文字列の指定の一例を示す図である。図13は、本実施の形態2における分割文字列の表示の一例を示す図である。
【0082】
本実施の形態2では、図12に示されるように、画像表示部103Aの表示ウィンドウ1002において利用者に文書画像の全体のレイアウトを確認してもらうことを重点とするため、利用者にとって1文字が小さく表示されて文字が見づらい状態となっている。文書画像データは、画面において1つのウィンドウ1002として表示されており、座標入力部104はここでマウスと想定する。
【0083】
次に、図10のフローを参照して本実施の形態2に係る処理について説明する。このフローは予めプログラムとして準備されて、制御部10の制御の下に実行される。
【0084】
まず、図12のように文書画像データが表示される(図10のS20参照)。表示された文書画像を確認した利用者は、表示された図12の文書中の“十分識別…”の左上隅にマウスのポインタを合わせ、マウスボタンを押し“…重点とし、”の右下隅までもっていき、マウスボタンを離す動作、いわゆるドラッグアンドドロップの動作を行なうので、これにより、利用者が分割表示を望む文字列が枠で囲まれた領域1003として指定される(図10のS21参照)。
【0085】
分割表示が所望される文字列が囲まれて指定されると、画像記憶部102に一時記憶された文書画像データのうち、利用者が所望した領域部分の画像データが、画像拡大部109において所望倍率に拡大処理されるとともに分割処理される(図10のS22参照)。拡大された画像データは拡大画像記憶部110にて図11のフォーマットに従い一時記憶される。ここで、画像拡大の倍率は、利用者がマウスボタンを押すといくつかの種類の倍率の中から所望の倍率を選択できるようにしてもよい。
【0086】
拡大された所望文字列の画像データは、図13において拡大表示のための表示ウィンドウ1101が開いて、ここに表示される(図10のS23参照)。
【0087】
本実施の形態2では実施の形態1と異なり、利用者が所望する文字列を囲んで指定された領域1003中の文字列(所望文字列)だけが拡大された文書画像データとして表示されるように構成されている。したがって、実施の形態1とは次のような変更点を有する。
【0088】
まず、拡大画像記憶部110では、図11に示されるように拡大された画像データ毎に、該画像データ904ならびに該画像データ904の拡大倍率データ901、左上座標データ(a,b)902および右下座標データ(c,d)903が記憶される。左上座標データ(a,b)902、右下座標データ(c,d)903のa,b,c,dの各数値は画像記憶部102における利用者によって囲まれた領域1003の座標値を、指定された拡大倍率データ901の数値分だけ乗算して得られたものである。
【0089】
分割されて表示される各文字列の表示開始左上の座標と右下の座標の計算は、この拡大倍率データ901の数値分だけ乗算した座標値を使用して、前述した実施の形態1と同様の計算を行なえばよい。ただし、囲まれた領域1003内だけ表示するように変更されているから、拡大後の文字列の表示終了のx座標がcとなる。これは実施の形態1とは異なる。
【0090】
また、文字列の個数は、画像表示部103AであるLCDの表示可能領域の横幅をW、重複させる領域の横幅の長さをVとすると、(c−a+1)/(W−V)以上となる最小の整数値で示される。
【0091】
本実施の形態2における表示結果は、たとえば図13のようになる。図13では、実施の形態1とは異なり、もともとの画像とは別に拡大表示のための表示ウィンドウ1101が開いて拡大された画像が表示されるようにしているが、実施の形態1と同様にウィンドウ1002が拡大画像を表示するために用いられてもよい。
【0092】
(実施の形態3)
次に、実施の形態3について説明する。図14は、この発明の実施の形態3に係る処理のフローチャートである。このフローチャートに従う処理は予めプログラムとして準備されて制御部10の制御の下に実行される。図15は、この発明の実施の形態3における通常画像表示モードの表示例を示す図である。図16は、この発明の実施の形態3における文字列表示モードの表示例を示す図である。本実施の形態3では、図15のように画像表示部103AであるLCDにおいては、名刺の主面において印刷により記載された文書を予めスキャンして読取られた文書画像データを、画像表示用ウィンドウ1201において表示する他に、OCR(図示省略)などによる認識結果による文書画像データが認識結果表示用ウィンドウ1202に表示されている。また、本実施の形態3では、画像表示装置内の文字列座標情報記憶部112が用いられる。文字列座標情報記憶部112には、OCRの認識結果により文書画像データとともに得られた該文書画像データ中の文字列の座標値の情報が予め格納される。
【0093】
ここでは、図15に示されるように画像表示用ウィンドウ1201が小さく、かつ名刺に記載された文字列のレイアウトの影響もあり、利用者に十分判読できるだけの大きさで、名刺に記載された会社名、氏名および住所を一度に表示することができないと想定する。
【0094】
図14のフローチャートに従い本実施の形態3に係る処理について説明する。まず、名刺を読取って得られた文書画像データが表示される(図14のS30参照)。表示された該文書画像データを確認した利用者は、モード切換スイッチ305を操作して、文書画像表示装置を文字列表示モードに変更した後(図14のS31でYES)、画像表示用ウィンドウ1201に表示されている所望文字列、すなわち分割表示を所望する文字列である“大阪府大阪市阿倍”の一部をペン303で触れて所望文字列を指定する(図14のS32参照)。そして、ペン303で触れた位置に対応した文字列座標情報記憶部112中の座標値が利用者により指定されたものと判定されて読出される(図14のS33参照)。そして、指定された座標値に基づいて、前述した実施の形態2と同様の計算の処理がなされる(図14のS34参照)。ただし、ここでは、拡大処理は実行されない。
【0095】
そして、算出された情報に従い利用者所望の文字列“大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号”が、図16のように分割されて表示される(図14のS35参照)。
【0096】
なお、ここでも文字列が縦書きか横書きかの判定は、前述した実施の形態1および2と同様に行なうことができる。
【0097】
(実施の形態4)
上述した文書画像データ表示装置は、文画像データ表示処理を機能させるためのプログラムで実現される。このプログラムはコンピュータで読取可能な記録媒体に格納される。この発明の各実施の形態では、この記録媒体として、図1に示されている装置で処理が行なわれるために必要なメモリ、たとえばプログラム記憶部13そのものがプログラムメディアであってもよいし、また図示されていないが外部記憶装置としてプログラム読取装置が設けられて、そこに記録媒体を挿入することで読取が可能なプログラムメディアであってもよい。いずれの場合においても、記録媒体に格納されているプログラムは、制御部(CPU)10がアクセスして実行させる構成であってもよいし、あるいはいずれの場合もプログラムを読出し、読出されたプログラムは制御部10の所定のプログラム記憶エリア(図示せず)に一旦ロードされて、制御部10により読出されて、該プログラムが実行される方式であってもよい。このロード用のプログラムは予め装置本体に格納されているものとする。
【0098】
ここで、上述したプログラムメディアとしては、装置本体と分離可能に構成され記録媒体であり、磁気テープやカセットテープなどのテープ系、フレキシブルディスクやハードディスクなどの磁気ディスク、CD−ROM/MO/MD/DVDなどの光ディスクのディスク系、ICカード(メモリカードを含む)、光カードなどのカード系、あるいはROM、EPROM、EEPROM、フラッシュROMなどによる半導体メモリを含めた固定的にプログラムを担持する媒体であってもよい。
【0099】
また、この発明の各実施の形態においては、インターネットなどのあらゆる通信ネットワーク12と接続可能なシステム構成が採用されるから、通信ネットワーク12からプログラムが装置本体内の所定の記憶エリアにダウンロードされるように、流動的にプログラムが担持される媒体であってもよい。なお、このように通信ネットワークからプログラムがダウンロードされる場合には、そのダウンロード用プログラムは、予め装置本体に格納しておくか、あるいは別の記録媒体から予めインストールされるものとする。
【0100】
なお、記録媒体に格納されている内容としてはプログラムに限定されず、データ形式であってもよい。
【0101】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の各実施の形態に適用される文書画像表示装置のブロック構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係る処理フローチャートである。
【図3】 分割文字列を生成するために必要な情報の構造体を示す図である。
【図4】 本実施の形態1における通常画像表示モードの一表示例を示す図である。
【図5】 本実施の形態1における文字列の指定の一例を示す図である。
【図6】 図5の一部分を抜粋して示す図である。
【図7】 本実施の形態1における分割文字列表示の一例を示す図である。
【図8】 図7の一部を抜粋して示す図である。
【図9】 本実施の形態1における分割文字列表示の他の例を示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態2に係る処理フローチャートである。
【図11】 この発明の実施の形態2における拡大画像のフォーマット例を示す図である。
【図12】 本実施の形態2における文字列の指定の一例を示す図である。
【図13】 本実施の形態2における分割文字列の表示の一例を示す図である。
【図14】 この発明の実施の形態3に係る処理フローチャートである。
【図15】 この発明の実施の形態3における通常画像表示モードの表示例を示す図である。
【図16】 この発明の実施の形態3における文字列表示モードの表示例を示す図である。
【図17】 従来の技術による文字の表示の大きさに重点をおいた画像表示の一例を示す図である。
【図18】 従来の技術による画像全体の表示に重点をおいた画像表示の一例を示す図である。
【図19】 従来の技術による画像全体の表示に重点をおいた他の画像表示の一例を示す図である。
【図20】 従来の技術では画像全体の表示が不可能であることを示す図である。
【符号の説明】
101 画像格納部、102 画像記憶部、103 表示一体型位置読取部、104 座標入力部、105 モード切換部、106 文字列表示基準位置記憶部、107 文字列方向および文字列幅情報記憶部、108 文字列画像分割表示情報算出部、109 画像拡大部、110 拡大画像記憶部。

Claims (5)

  1. 与えられる文書画像データに従った文書画像を表示する文書画像表示装置であって、
    前記文書画像を表示可能な表示領域を有した表示部と、
    前記表示領域に表示された前記文書画像における所望文字列を特定するために、該所望文字列に対応した所定位置を示す所定位置情報を指定する位置指定手段と、
    前記所望文字列の前記文書画像における方向と幅を示す方向幅情報を指定する方向幅指定手段と、
    前記表示領域の大きさと、前記位置指定手段により指定された前記所定位置情報と、前記方向幅指定手段により指定された前記方向幅情報とに基づいて、前記所望文字列を複数文字列に分割して前記表示領域に同時に表示するための分割情報を生成する分割情報生成手段と、
    前記分割情報生成手段により生成された前記分割情報に基づいて、前記所望文字列を前記複数文字列に分割して前記表示領域に表示する分割文字列表示手段とを備えた、文書画像表示装置。
  2. 前記所望文字列を拡大した後に前記複数文字列に分割して前記表示領域に表示するための拡大表示手段をさらに備える、請求項に記載の文書画像表示装置。
  3. 分割して得られた前記複数文字列のそれぞれの少なくとも一方端の画像は、直前または直後に続く文字列の一方端の画像と重複して表示されることを特徴とする、請求項1または2に記載の文書画像表示装置。
  4. 与えられる文書画像データに従った文書画像を表示する文書画像表示方法であって、
    予め準備された表示領域に表示された前記文書画像における所望文字列を特定するために、該所望文字列に対応した所定位置を示す所定位置情報を指定する位置指定ステップと、
    前記所望文字列の前記文書画像における方向と幅を示す方向幅情報を指定する方向幅指定ステップと、
    前記表示領域の大きさと、前記位置指定ステップにより指定された前記所定位置情報と、前記方向幅指定ステップにより指定された前記方向幅情報とに基づいて、前記所望文字列を複数文字列に分割して前記表示領域に表示するための分割情報を生成する分割情報生成ステップと、
    前記分割情報生成ステップにより生成された前記文字列分割情報に基づいて、前記所望文字列を前記複数文字列に分割して前記表示領域に表示する分割文字列表示ステップとを備えた、文書画像表示方法。
  5. 与えられる文書画像データに従った文書画像を表示する文書画像表示方法をコンピュータに実行させるための文書画像表示プログラムを記録したコンピュータで読取可能な記録媒体であって、
    前記文書画像表示方法は、
    予め準備された表示領域に表示された前記文書画像における所望文字列を特定するために、該所望文字列に対応した所定位置を示す所定位置情報を指定する位置指定ステップと、
    前記所望文字列の前記文書画像における方向と幅を示す方向幅情報を指定する方向幅指定ステップと、
    前記表示領域の大きさと、前記位置指定ステップにより指定された前記所定位置情報と、前記方向幅指定ステップにより指定された前記方向幅情報とに基づいて、前記所望文字列を複数文字列に分割して前記表示領域に表示するための分割情報を生成する分割情報生成ステップと、
    前記分割情報生成ステップにより生成された前記文字列分割情報に基づいて、前記所望文字列を前記複数文字列に分割して前記表示領域に表示する分割文字列表示ステップとを備えたことを特徴とする、文書画像表示プログラムを記録したコンピュータで読取可能な記録媒体。
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