JP3740790B2

JP3740790B2 - Disposable diapers

Info

Publication number: JP3740790B2
Application number: JP12702397A
Authority: JP
Inventors: 理恵 ▲桑▼原; 博幸城戸; 幸子中澤
Original assignee: Oji Holdings Corp; Oji Paper Co Ltd
Current assignee: New Oji Paper Co Ltd; Oji Holdings Corp
Priority date: 1997-05-16
Filing date: 1997-05-16
Publication date: 2006-02-01
Anticipated expiration: 2017-05-16
Also published as: JPH10314226A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、使い捨ておむつに関するものである。更に詳しくは、着用者の***物が直接肌に触れることを避け、使い捨ておむつの股下漏れと背側および腹側からの漏れ防止と吸収能力の向上を図り、着用時の不快感を改良した使い捨ておむつに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の使い捨ておむつの基本構造は、液体透過性の表面シートと液体不透過性の裏面シートの間に吸収体が配置された三層構造である。また、前記表面シートと吸収体の間に透水性シートを重ねて配置される場合もある。
【０００３】
従来の使い捨ておむつに伴う一つの問題は、***物が高粘性であったり量が多い場合に、表面シートの液透過性が十分ではなく、***物が表面シート上を流れて広がり、股下漏れあるいは着用者がうつ伏せの状態では腹当て面の腰周りから、仰向けの状態では背面の腰周りから漏れが起きる点である。また、着用者の***時には漏れなくても、使い捨ておむつの交換時に、着用者が仰向けになり、表面シート上に残った***物に着用者の体重がかかることで、***物を押し広げ、背面の腰周りから漏れが起きることもある。また、着用者の皮膚を広範囲で汚すため、着用者に不快感を与え、乳児の場合は皮膚かぶれの原因となる可能性がある。
【０００４】
これらの使い捨ておむつの横漏れ防止、背面の腰周りからの漏れ防止及び着用者の不快感減少のために、これまでも多くの提案がなされてきた。例えば、吸収体サイドに設ける横漏れ防止対策として、表面シートと裏面シートを貼り合わせて形成されるサイドフラップの表面シート側（上側部）に、バリヤー壁を有する弾性材料からなる脚カフス部材を設ける（特開昭６１−２９６１０３号公報）などの提案がある。また、吸収体上での横漏れ防止対策として、吸収性物品の長手方向に沿って立体ギャザーを配設する（特開昭６２−２５０２０１号公報）、表面シートによりＴ字型または平型の帯状に形成した襞を複数本配設する（特開平３−１８８８５１号公報）、表面の折り畳みにより、側部から中央に向かっての襞を形成する（特開平６−１４２１３４号公報）、表面シートに弾性体を配設し、弾性体に沿って中央の表面シートを適当な長さにスリットカットすることで横漏れ防止用の立体伸縮ギャザーを形成する（特開平６−１４９６０）などの提案もある。
【０００５】
さらに背面の腰周りからの漏れ防止対策として、表面シート上に更に孔を設けたシートを配設したもの（特開平３−２１８７５１号公報、特開平３−２０２０５７号公報、特開平５−４９６５８号公報、特開平５−２７７１４９号公報）、ウエスト部の表面シート上にさらにウエストフラップを設ける（実開昭６２−１８２９１０号公報、特開昭６４−２６７０１号公報、特開平３−１３６６５３号公報、特開平３−１９５５５６号公報、実開平５−３５１２１号公報）、ウエストフラップを股部立体ギャザーに接合し、一体化させてウエストフラップ全体を表面シートから浮き上がらせる（特開昭６３−１８２４０２号公報）、表面シート自身を浮き上がらせてポケット状形状を形成し、表面シートがＵ字型の開口を有することで吸収体が着用者接触面に出てくるもの（特開平４−３００５４３号公報）、また表面シートは同様に浮き上がりポケット状形状を形成し開口部は有するが、吸収体が直接着用者に接しないもの（特開平４−１０２４５２号公報）などが提案されている。
【０００６】
しかしながら、これらの吸収体サイドあるいは吸収体上に設けた防漏提により***物の横漏れを防止する提案、もしくは使い捨ておむつの腰周りあるいは吸収体の全周に渡って設けた防漏堤により、***物の背面あるいは腹面からの漏れを防止する提案は、たとえ***物の横漏れ、あるいは腰周りからの漏れを阻止し得たとしても表面シート上に吸収されなかった***物は残るため、***物が表面シート上を流れて広がり着用者の皮膚を広範囲で汚すことになる。そのため、着用者に不快感を与え、乳児の場合は皮膚かぶれの原因となる可能性もある。また、使い捨ておむつの交換時に漏れる可能性もある。
【０００７】
一方、表面シート自身を浮き上がらせてポケット状形状を形成し開口部を設ける提案では、***物が開口部よりポケット状空間に確保されれば漏れは阻止し得るが、一開口部の場合、着用者の装着状態、***物の量、粘度により必ずしも開口部より***物をポケット状空間に確保できるとは限らない。そのような場合は、***物が表面シート上を流れて広がり、着用者の皮膚を広範囲で汚すのみならず漏れが起きる可能性もある。また、開口部が大きく切り出されている場合は、***物が開口部よりポケット状空間に確保される可能性は高いが、吸収体が直接着用者の肌に接するため、着用者への肌触りの低下、吸収体自身のよれ、型くずれ、更にはポリマー漏れの問題が発生する可能性がある。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】
前記に示した従来の使い捨ておむつにおいては、***物の横漏れ、あるいは腰周りからの漏れを物理的な防漏堤で防止するだけで***物が表面シート上を流れて広がるため、着用者の皮膚を広範囲で汚し、着用者に不快感を与え、乳児の場合は皮膚かぶれの原因となる問題があった。また、表面シートに開口部を設け表面シートから吸収体へ***物を移行させる手段を有するものは、移行手段が十分ではないか、若しくは、着用者への肌触りの低下、吸収体自身のよれ、型くずれ、ポリマー漏れを起こすなどの問題を有するものあった。
【０００９】
本発明の目的は、着用者の装着状態に関わらず表面シート上の***物の横漏れおよび腰周りからの漏れを阻止し、***物を移動処理することにより***物を表面シート上に残さないだけでなく、着用者に接する側の表面全体をシートで覆うことにより肌触りを良くし、吸収体自身のよれ、型くずれ、ポリマー漏れを起こさない使い捨ておむつを提供することにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
本発明は、液体透過性の表面シートと、液体不透過性の裏面シートと、これら両シートの間に配置された吸収体とを有する使い捨ておむつにおいて、前記表面シートは、使い捨ておむつの幅方向中央部に長手方向全長に亙って、長手方向に互いに重なり合うように配列された複数枚の第一表面シートと、該第一表面シートの配列された領域の両側部に、幅方向に互いに重なり合うように配列された複数枚の第二表面シートからなり、前記第一および第二表面シートは使い捨ておむつの臀部中央部に相当する部分を中心として外側の方に位置する側縁部が前記吸収体表面で接着されており、内側の方に位置する側縁部が自由縁になっており、隣接するシート同士の重なり合った部分で前記自由縁が隣接するシート表面から離間し、襞が形成されるとともに多数の開口部が形成されていることを特徴とする使い捨ておむつである。
【００１１】
【発明の実施の形態】
本発明による使い捨ておむつは、使い捨ておむつの幅方向中央部に長手方向全長に亙って、長手方向に互いに重なり合うように配列された複数枚の第一表面シートと、前記幅方向中央部の両側部に、幅方向に互いに重なり合うように配列された複数枚の第二表面シートのそれぞれの自由縁により襞を形成することで***物の流れを阻止し、横方向からの漏れおよび腰周りからの漏れの問題が解決される。また、多数の開口部を有することで着用者の装着状態、***物の量や粘度に関わらず速やかに***物を吸収体へ移行させることが出来る。そのため、***物が表面シート上を流れて広がり着用者の皮膚を広範囲で汚したり、着用者に不快感を与えたり、乳児の皮膚かぶれの原因を作ることもない。また、使い捨ておむつの交換時に漏れる可能性もない。一方、吸収体は表面シートで覆われているため、着用者の肌触りや吸収体自身のよれ、型くずれ、ポリマー漏れの問題もない。
【００１２】
本発明において使用される表面シートは、親水性もしくは疎水性の不織布、織布、多孔性プラスチックフィルム等であり、その構成繊維は、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ナイロン、または、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ナイロン等の２成分以上からなる複合繊維等でも良く、特には、ポリエステル／ポリエステル、ポリエステル／ポリエチレン、ポリプロピレン／ポリエチレンの複合繊維が強度の面から好ましいが、特に制限をうけるものではない。また、熱収縮性繊維を用いて寄せ集めて弾性収縮を付与した材料から作った不織布も使用できる。
【００１３】
使用される吸収体は、従来の使い捨ておむつその他の吸収性物品に通常使用される公知の吸収性材料から作られている。すなわち、綿状パルプ、レーヨン等の吸収性繊維からなる単層もしくは多層のマットから形成され、さらに親水性シートによりくるまれている。そして、高吸水性ポリマーが各マット中に均一に混合もしくは各マット間に層状に配設されている。または、綿状パルプに対して３〜６０重量％の熱融着性物質を混合して熱圧着してもよい。
綿状パルプとしては、化学パルプシート、機械パルプシートもしくは古紙パルプシートを粉砕機で解繊することにより得られる繊維長５ｍｍ以下のものが使用出来る。パルプ原料としては、針葉樹に限らず、広葉樹、わら、竹およびケナフ等も適用される。このパルプの使用量は、目的とする吸収体により、例えば、単独で用いるか、複数積層して用いるか、他の吸収材を併用するかなどにより異なるが、一般的には、５０〜４００ｇ／ｍ²である。
【００１４】
高吸水性ポリマーとしては、デンプン系、セルロース系、合成ポリマー系が挙げられる。すなわち、デンプン−アクリル酸（塩）グラフト共重合体、デンプン−アクリル酸エチルグラフト共重合体のケン化物、デンプン−メタクル酸メチルグラフト共重合体のケン化物、デンプン−アクリロニトリルグラフト共重合体のケン化物、デンプン−アクリルアミドグラフト共重合体のケン化物、デンプン−アクリロニトリル−２−アクリルアミド−２−メチルプロパンスルホン酸グラフト共重合体のケン化物、アクリル酸（塩）重合体、アクリル酸で架橋されたポリエチレンオキシド、ナトリウムカルボキシメチルセルローズの架橋物、ポリビニールアルコール−無水マレイン酸反応物の架橋物などである。自重の２０倍以上の尿、体液及び水を吸収するもので、ポリアクリル酸ナトリウム系のものが吸収性能の点から最も適当である。
【００１５】
高吸水性ポリマーの使用量は、乾燥状態の綿状パルプ１００重量部に対して１０〜５００重量部、好ましくは１５〜３００重量部であり、かかる量の高吸水性ポリマーが綿状パルプに実質的に均一に分布している。高吸水性ポリマーが吸収し膨潤したとき、その粒子は相互の干渉が最小にとどめられ、連続的に接触して透過障壁を形成することが少なく、尿や体液を３次元方向に透過、吸収する。
【００１６】
親水性シートは、例えば、ティシュ、吸収紙、親水性不織布等、親水性のシートであれば良い。
吸収体の圧縮方法として、周面が平滑なロールなどにより、吸収体の密度がその全体にわたり実質的に均等になるように連続する面状であってもよいし、周面が凹凸状であるロールなどにより、吸収体の密度が部分的に異なり、尿や体液を縦方向及び斜め方向に導く模様配列のエンボスであってもよい。エンボスの場合、圧縮部、非圧縮部は、連続、非連続のいずれであってもよい。
【００１７】
拡散層は、親水性液透過性の不織布、織布、綿状パルプ等であり、その構成成分はポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、レーヨン、パルプまたはこれらの複合繊維等でも良く、特に制限を受けるものではない。拡散層は、表面シートと吸収体の間に配設され、接着剤等で吸収体、表面シートの両者もしくは一方に接着固定される。また、使用される拡散層は坪量８〜２００ｇ／ｍ²、厚さ０．２〜５ｍｍであることが好ましい。
【００１８】
表面シートの自由縁、脚周り部及び腰周り部、配設される伸縮弾性体は、天然、合成ゴム、ウレタンなどの糸状、ひも状、平型形状のものを設置位置に応じて用いられる。弾性部材の配設はシートに接着剤により固定される。
【００１９】
使用される裏面シートは、液体不透過性のポリエチレンシート、好ましくは微細孔を形成したポリエチレンシート、熱可塑性樹脂にフィラーを加えて延伸した透湿性のある液体不透過性シートが用いられる。
【００２０】
本発明では、表面シートと吸収体がホットメルト接着などにより接着なされている。接着面は吸収体では全面もしくは部分的になされている。接着剤として、澱粉系またはＣＭＣ（カルボキシメチルセルロース）などの水溶性の糊又は、流動性の高い接着剤でもよい。
【００２１】
【実施例】
以下、図面により、本発明の使い捨ておむつを詳細に説明する。図１に示すものは、使い捨ておむつの一部を切り欠いた展開平面図である。図１において使い捨ておむつは、液体透過性の表面シート１と液体不透過性の裏面シート２の間に吸収体３が配置されている。表面シート１は、親水性材料より作られ、好ましくは柔らかい感触を有する。裏面シート２は、液体不透過性又は疎水性材料より作られ、好ましくは柔らかい感触を有し、かつ通気性を持つ疎水性不織布より形成される。
【００２２】
表面シート１は、使い捨ておむつの幅方向中央部に、長手方向に互いに重なり合うように配列された複数枚の第一表面シート１３と、この第一表面シート１３の配列された領域の両側部に、幅方向に互いに重なり合うように配列された複数枚の第二表面シート１４からなり、臀部の中央部に相当する部分１６を中心として外側の方に位置する側縁部１７が吸収体３表面で接着部１０(図２参照)により接着されて、使い捨ておむつの内側の方に位置する側縁部１８が自由縁５ａ、５ｂを形成しており、かつ隣接するシート同士の重なり合った部分Ｌ(図２、図７参照)で前記自由縁５ａ、５ｂにより襞を形成している。図１において、各表面シート１が重なり合った形では、表面シート１と裏面シート２は吸収体３よりも大なる幅寸法、長さ寸法を有している。表面シート１と裏面シート２は全体として同じ長さ寸法と幅寸法に形成され、表面シート１が裏面シート２の上に重ね合わされ、全体が相互の外周（周縁）において一体となるように接着されている。また、前記吸収体３の幅方向両側部の外側には、前記表裏両面シートを延出して両側に側方フラップ１９が形成されている。そして、前記フラップ部を形成する表面シート１と裏面シート２の間には、脚周り伸縮弾性体７が伸張状態で配設され、背側フラップ２０には、腰周り伸縮弾性体８とファスニングテープ９が、腹側フラップ２１には腰回り弾性体８が配設されている。
【００２３】
本図面では表面シート１の使い捨ておむつの中央部に長手方向に重なり合うように配列された第一表面シートの自由縁５ａの襞の数を８枚、幅方向に重なり合うように配列された第２表面シートの自由縁５ｂの襞の数を４枚示したが、それぞれ２枚以上の複数枚を表面上に設置可能な限り設けることができ、背腹部分または左右で等分に設置する必要はない。自由縁５ａまたは５ｂを形成する各表面シート１間の幅は５ｍｍ以上７０ｍｍ以下、好ましくは１５ｍｍ以上３０ｍｍ以下であり、各表面シート間で均一である必要はない。臀部に位置する部分の自由縁５ａまたは５ｂを形成しない表面シートの長さは１０ｍｍ以上で吸収体３の長手方向長さ未満、好ましくは３０ｍｍ以上で４００ｍｍ以下で、幅は１０ｍｍ以上吸収体３の幅以下、好ましくは４０ｍｍ以上吸収体３の幅以下である。各表面シート１の素材は同一の素材である必要ではない。また、表面シート１は、坪量８〜６０ｇ／ｍ²、厚さ０．０３〜５ｍｍであることが好ましい。
【００２４】
図２は図１の使い捨ておむつのＸ−Ｘ’線断面図であり、液体透過性の表面シート１と液体不透過性の裏面シート２の間に吸収体３が配置されている。吸収体３は、従来の使い捨ておむつその他の吸収性物品に通常使用されている公知の吸収性材料から作られており、接着剤等によって部分的もしくは全面で裏面シート２に接着固定されている。
使い捨ておむつの長手方向に重なり合うように配列された複数枚の第一表面シート１３は、使い捨ておむつの臀部に接する部分１６を中心として外側の方に位置する側縁部１７が接着部１０により吸収体表面で接着されており、使い捨ておむつの内側の方に位置する側縁部１８が吸収体３表面から離間して自由縁５ａを形成しており、かつ隣接する複数枚のシート同士の重なり合った部分で自由縁５ａにより襞が形成されるとともに、多数の開口部６が形成されている。
【００２５】
隣接する表面シート間の重なり部分Ｌは、２ｍｍ以上、好ましくは５ｍｍ以上で、上に重なった表面シートの長さ以下であれば良い。これは、表面シート１３の重なり部分がないと、着用者の装着状態によっては吸収体３が直接着用者の肌に接し不快感を与えかねず、上に重なった表面シートの長さ以上に隣接する表面シート１３間に重なり部分があると、下になる表面シート１３の自由縁５ａが襞を形成し得ない為である。また、各表面シートの重なり部分Ｌは、各表面シート１間で均一である必要はない。襞を形成する表面シート１３の自由縁５ａは、表面シート１３の切断面により形成しても良いが、好ましくは表面シート１３の一部を折り曲げて形成された折り曲げ部１１を有する。
【００２６】
また、接着部１０は、隣接するシートとの間に開口部を設け、吸収体に接着してずれを防止することが可能であれば良く、その接着部１０の大きさは特に規定するものではない。また、接着方法も、接着部１０の部分接着でも、全面接着でも良く、特に限定するものではない。
さらに、吸収体３への開口域となる表面シート１３の吸収体３への非接着領域Ｍは、２ｍｍ以上で５００ｍｍ以下、好ましくは５ｍｍ以上で３００ｍｍ以下であることが好ましい。吸収体３への開口域となる表面シート１３の吸収体３への非接着領域Ｍは、表面シート１を透過しにくい***物を直接吸収体３に移行させ、吸収させるために必要な幅があれが良い。各非接着領域Ｍは各開口部６間で均一である必要はない。
【００２７】
図３は、表面シート１と吸収体３の間に拡散層４を配設した、図２とは別の実施例を示す図１の使い捨ておむつのＸ−Ｘ’線断面図である。図３において、吸収体３と裏面シート２、及び拡散層４と吸収体３は、接着剤等によって部分的もしくは全面で接着固定されている。また、表面シート１３の接着部１０は、拡散層４に接着されている。
【００２８】
図４は、拡散層４と表面シート１とが一体的に接合され、襞を形成している、図２、図３とは別の実施例を示す図１の使い捨ておむつのＸ−Ｘ’線断面図である。図４において、吸収体３と裏面シート２、及び表面シート１と拡散層４は、接着剤等によって部分的もしくは全面で接着固定されている。拡散層４は表面シート１と接合されて一体化され、使い捨ておむつの長手方向に互いに重なり合うように配列された複数枚の第一表面シートを形成し、隣接するシート同士が重なり合っている。複数枚の第一表面シートは、使い捨ておむつの臀部の中央部に相当する部分を中心として外側の方に位置する側縁部１７が吸収体表面で接着され、内側の方に位置する側縁部１８が吸収体表面から離間して自由縁５ａを形成し、かつ隣接する複数枚のシート同士の重なり合った部分で自由縁５ａにより襞が形成されるとともに、多数の開口部６が形成されている。
このように拡散層４と表面シート１３を一体化し、自由縁５ａを形成させることによって、表面シート１の自由縁５ａをより隣接する表面シート１３の接着部分から離間し、吸収体３への開口部６を大きくして***物の腰周りからの漏れを防止することができる。
【００２９】
図５は、襞を形成している表面シート１の自由縁５ａの折り曲げ部１１内に伸縮弾性体１２を配設した、図２〜図４とは別の実施例を示す図１の使い捨ておむつのＸ−Ｘ’線断面図である。伸縮弾性体１２は、伸張状態で配設され、接着剤で接着されている。
図面では全ての自由縁５ａに伸縮弾性体１２を配設しているが、部分的に伸縮弾性体１２を配設しても良い。表面シート１３の自由縁５に伸縮弾性体１２を配設することによって、表面シート１３の自由縁５ａが伸縮弾性体１２の収縮で弾性的に引き起こされ、***物の腰周りあるいは股下からの横漏れを防止し、吸収体３への開口部６を大きくすることができる。
【００３０】
図６は、２枚の表面シート１で自由縁５ａを形成しており、表面シート１３と吸収体３との間に空間１５を設けた、図２〜図５とは別の実施例を示す図１の使い捨ておむつのＸ−Ｘ’線断面図である。自由縁５ａを形成する表面シート１３が使い捨ておむつの端部で裏面シート２と接着される場合、吸収体３表面と必ずしも接着部１０を形成する必要はない。
【００３１】
図７は図１の使い捨ておむつのＹ−Ｙ’線断面図である。使い捨ておむつの幅方向両側部に、幅方向に重なり合うように配列された複数枚の第二表面シート１４において、使い捨ておむつの臀部の中央部に相当する部分を中心として、外側の方に位置する側縁部１７が吸収体３表面で接着され、内側の方に位置する側縁部が吸収体表面から離間して自由縁５ｂを形成し、かつ隣接する複数枚のシート同士の重なり合った部分で自由縁５ｂにより襞が形成されるとともに、多数の開口部６が形成されている。
隣接する表面シート間の重なり部分Ｌは２ｍｍ以上好ましくは５ｍｍ以上で、上に重なった表面シートの長さ以下であれば良い。本図面では、表面シート１４と吸収体３が接着されているが表面シート１と吸収体３の間に拡散層４(図３参照)を配設してもよく、また拡散層４と表面シート１４を一体的に接合して襞を形成してもよく(図４参照)、さらに襞を形成している表面シート１４の自由縁５ｂの折り曲げ部１１内に伸縮弾性体１２(図５参照)を配設しても良い。
またこれらの構造は、使い捨ておむつの臀部に位置する部分を中心として、長手方向と長手方向に直交する方向で同一でもよいが、異なっていても良い。
【００３２】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の使い捨ておむつは、使い捨ておむつの幅方向中央部に長手方向に互いに重なり合うように配列された複数枚の第一表面シートと、前記幅方向中央部の両側部に、幅方向に互いに重なり合うように配列された複数枚の第二表面シートをそれぞれ重ねて襞が形成されるとともに、多数の開口部が形成されているものであり、着用者の装着状態に関わらず表面シート上の***物の横漏れおよび背腹漏れを阻止し、***物を移動処理することにより***物を表面シート上に残さないだけでなく、着用者側の表面全体をシートで覆うことにより肌触りを良くし、吸収体自身のよれ、型くずれ、ポリマー漏れを起こさないという効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の使い捨ておむつの一部を切り欠いた平面図。
【図２】図１の使い捨ておむつのＸ−Ｘ’線断面図。
【図３】図２とは別の実施例を示す図１の使い捨ておむつのＸ−Ｘ’線断面図。
【図４】図２、図３とは別の実施例を示す図１の使い捨ておむつのＸ−Ｘ’線断面図。
【図５】図２、図３、図４とは別の実施例を示す図１の使い捨ておむつのＸ−Ｘ’線断面図。
【図６】図２、図３、図４、図５とは別の実施例を示す図１の使い捨ておむつのＸ−Ｘ’線断面図。
【図７】図１の使い捨ておむつのＹ−Ｙ’線断面図。
【符号の説明】
１．液体透過性の表面シート
２．液体不透過性の裏面シート
３．吸収体
４．拡散層
５ａ．第一表面シート(長手方向に重なるように配列されたシート)の自由縁
５ｂ．第二表面シート(幅方向に重なるように配列されたシート)の自由縁
６．開口部
７．脚周り伸縮弾性体
８．腰周り伸縮弾性体
９．ファスニングテープ
１０．接着部
１１．折り曲げ部
１２．自由縁伸縮弾性体
１３．第一表面シート
１４．第二表面シート
１５．空間
１６．臀部に接する部分
１７．外側の方に位置する側縁部
１８．内側の方に位置する側縁部
１９．側方フラップ
２０．背側フラップ
２１．腹側フラップ
Ｌ．表面シートの重なり部分
Ｍ．非接着領域[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a disposable diaper. More specifically, it is a disposable that improves the discomfort at the time of wearing by preventing the wearer's excrement from touching the skin directly, preventing the crotch leakage of the disposable diaper, the leakage from the back side and the abdomen, and improving the absorption capacity. It is about diapers.
[0002]
The basic structure of a conventional disposable diaper is a three-layer structure in which the absorber is disposed between the backsheet of the topsheet and a liquid impermeable liquid permeable. In some cases, a water-permeable sheet is placed between the top sheet and the absorbent body.
[0003]
One problem with conventional disposable diapers is that when the excrement is highly viscous or large in volume, the liquid permeability of the top sheet is not sufficient, and the excrement flows and spreads on the top sheet, causing crotch leakage or When the wearer is lying down, leakage occurs from around the waist of the abdomen surface, and when the wearer is lying on the back, leakage occurs from around the waist on the back. In addition, even if there is no leakage at the time of excretion of the wearer, when the disposable diaper is replaced, the wearer lies on his back and the excrement remaining on the top sheet takes the wearer's weight, spreading the excrement and back There may be leaks from around the waist. In addition, the wearer's skin is contaminated extensively, which may cause discomfort to the wearer and may cause skin irritation in the case of infants.
[0004]
Many proposals have been made so far for preventing side leakage of these disposable diapers, preventing leakage from around the back of the back and reducing wearer discomfort. For example, as a side leakage prevention measure provided on the absorber side, a leg cuff member made of an elastic material having a barrier wall is provided on the top sheet side (upper side) of the side flap formed by bonding the top sheet and the back sheet. There is a proposal such as (Japanese Patent Laid-Open No. 61-296103). Further, as a measure for preventing side leakage on the absorbent body, a three-dimensional gather is provided along the longitudinal direction of the absorbent article (Japanese Patent Laid-Open No. 62-250201), and a T-shaped or flat belt-like shape is formed by the surface sheet. A plurality of wrinkles formed on the surface are arranged (Japanese Patent Laid-Open No. 3-188851), and the wrinkles from the side to the center are formed by folding the surface (Japanese Patent Laid-Open No. 6-142134). There is also a proposal of forming a three-dimensional expansion / contraction gather for preventing side leakage by disposing an elastic body and slit-cutting the central surface sheet to an appropriate length along the elastic body (Japanese Patent Laid-Open No. 6-14960). .
[0005]
Further, as a measure for preventing leakage from the waist around the back surface, a sheet provided with a hole on the top sheet is provided (Japanese Patent Laid-Open Nos. 3-218751, 3-202057, and 5-49658). JP, JP-A-5-277149), further providing a waist flap on the surface sheet of the waist part (Japanese Utility Model Laid-Open No. 62-182910, JP-A 64-26701, JP-A-3-136653), JP-A-3-195556, JP-A-5-35121), a waist flap is joined to a crotch three-dimensional gather and integrated to lift the entire waist flap from the surface sheet (JP-A 63-182402). ), The surface sheet itself is lifted to form a pocket shape, and the surface sheet has a U-shaped opening so that the absorbent body What comes out on the user contact surface (Japanese Patent Laid-Open No. 4-300543), and the surface sheet similarly rises to form a pocket-like shape and has an opening, but the absorber does not directly contact the wearer (special feature (Kaihei 4-102452) and the like have been proposed.
[0006]
However, with the proposal of preventing the side leakage of excrement by leak-proofing provided on the absorber side or on the absorber, or the leak-proof wall provided around the waist of the disposable diaper or the entire circumference of the absorber, The proposal to prevent leakage from the back or abdominal surface of excrement is because excrement that has not been absorbed on the top sheet remains even if it can prevent the side leakage of the excrement or the leak from the waist. Objects flow and spread over the top sheet, causing the wearer's skin to become extensively soiled. This can cause discomfort to the wearer and may cause skin irritation in infants. There is also a possibility of leakage when changing disposable diapers.
[0007]
On the other hand, in the proposal to raise the top sheet itself to form a pocket shape and provide an opening, leakage can be prevented if excrement is secured in the pocket space from the opening, but in the case of one opening, it is worn Depending on the person's wearing state, the amount of excrement, and the viscosity, the excrement cannot always be secured in the pocket-shaped space from the opening. In such a case, the excrement flows and spreads on the top sheet, and the skin of the wearer may not only be contaminated extensively but also leakage may occur. In addition, when the opening is greatly cut out, there is a high possibility that excrement is secured in the pocket-shaped space from the opening, but the absorbent body directly contacts the wearer's skin, so Deterioration, kinking of the absorber itself, loss of shape, and polymer leakage may occur.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
In the conventional disposable diaper shown above, since the excrement flows and spreads on the top sheet only by preventing the side leakage of the excrement or leakage from around the waist with a physical leakage barrier, There was a problem that caused the skin to become extensively soiled and uncomfortable to the wearer, and in the case of infants to cause skin irritation. In addition, those having means for transferring excrement from the surface sheet to the absorber by providing an opening in the surface sheet, the transition means is not sufficient, or the wearer's touch, the absorber itself, Some had problems such as shape loss and polymer leakage.
[0009]
The object of the present invention is to prevent side leakage of excrement on the surface sheet and leakage from around the waist regardless of the wearing state of the wearer, and do not leave excrement on the surface sheet by moving the excrement. In addition to providing a disposable diaper that covers the entire surface on the side in contact with the wearer with a sheet to improve the touch and does not cause the absorber itself to bend, lose shape or leak polymer.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
The present invention relates to a disposable diaper having a liquid-permeable top sheet, a liquid-impermeable back sheet, and an absorbent body disposed between the two sheets, wherein the top sheet is the center in the width direction of the disposable diaper. A plurality of first surface sheets arranged to overlap each other in the longitudinal direction over the entire length in the longitudinal direction, and to overlap each other in the width direction on both sides of the region in which the first surface sheets are arranged A plurality of second surface sheets arranged on the surface, the first and second surface sheets having a side edge portion located on the outer side centered on a portion corresponding to the center portion of the buttocks of the disposable diaper. The side edge located on the inner side is a free edge, and the free edge is separated from the adjacent sheet surface at the overlapping part of adjacent sheets, and a ridge is formed. It is a disposable diaper, wherein a plurality of openings are formed with.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
A disposable diaper according to the present invention includes a plurality of first surface sheets arranged at the central portion in the width direction of the disposable diaper so as to overlap each other in the longitudinal direction, and both side portions of the central portion in the width direction. In addition, the flow of excrement is prevented by forming wrinkles by the free edges of the plurality of second surface sheets arranged so as to overlap each other in the width direction, and leakage from the lateral direction and leakage from around the waist The problem is solved. Further, by having a large number of openings, the excrement can be quickly transferred to the absorber regardless of the wearing state of the wearer, the amount and viscosity of the excrement. Therefore, excrement flows on the surface sheet and spreads, and the wearer's skin is not stained in a wide range, and the wearer is uncomfortable and does not cause an infant's skin irritation. In addition, there is no possibility of leakage when changing disposable diapers. On the other hand, since the absorbent body is covered with the surface sheet, there is no problem of the touch of the wearer, the kinking of the absorbent body itself, shape loss, and polymer leakage.
[0012]
The surface sheet used in the present invention is a hydrophilic or hydrophobic nonwoven fabric, woven fabric, porous plastic film or the like, and the constituent fibers thereof are polypropylene, polyethylene, polyester, nylon, or polyester, polypropylene, polyethylene, A composite fiber composed of two or more components such as nylon may be used. Particularly, a composite fiber of polyester / polyester, polyester / polyethylene, or polypropylene / polyethylene is preferable from the viewpoint of strength, but is not particularly limited. Moreover, the nonwoven fabric made from the material which gathered together using the heat-shrinkable fiber and provided the elastic shrinkage can also be used.
[0013]
The absorbent body used is made from known absorbent materials commonly used in conventional disposable diapers and other absorbent articles. That is, it is formed from a single-layer or multi-layer mat made of absorbent fibers such as cotton-like pulp and rayon, and is further wrapped with a hydrophilic sheet. The superabsorbent polymer is uniformly mixed in each mat or arranged in layers between the mats. Alternatively, 3-60% by weight of a heat-fusible substance may be mixed and thermocompression bonded to the cotton-like pulp.
As the cotton-like pulp, those having a fiber length of 5 mm or less obtained by defibrating a chemical pulp sheet, a mechanical pulp sheet or a used paper pulp sheet with a pulverizer can be used. Pulp raw materials are not limited to conifers, but hardwoods, straw, bamboo, kenaf, and the like are also applicable. The amount of the pulp used varies depending on the intended absorber, for example, whether it is used singly, stacked in plural, or used in combination with other absorbents. Generally, it is 50 to 400 g / m ² .
[0014]
Examples of the superabsorbent polymer include starch, cellulose, and synthetic polymer. Namely, starch-acrylic acid (salt) graft copolymer, saponified product of starch-ethyl acrylate graft copolymer, saponified product of starch-methyl methacrylate graft copolymer, saponified product of starch-acrylonitrile graft copolymer Saponified starch-acrylamide graft copolymer, saponified starch-acrylonitrile-2-acrylamide-2-methylpropanesulfonic acid graft copolymer, acrylic acid (salt) polymer, polyethylene oxide crosslinked with acrylic acid Sodium carboxymethyl cellulose cross-linked product, polyvinyl alcohol-maleic anhydride reaction product cross-linked product, and the like. It absorbs urine, body fluid and water more than 20 times its own weight, and sodium polyacrylate is most suitable from the viewpoint of absorption performance.
[0015]
The superabsorbent polymer is used in an amount of 10 to 500 parts by weight, preferably 15 to 300 parts by weight, based on 100 parts by weight of the dry cotton-like pulp. Uniformly distributed. When the superabsorbent polymer absorbs and swells, the particles have minimal mutual interference and are less likely to come into continuous contact and form a permeation barrier, allowing urine and body fluids to penetrate and absorb in three dimensions. .
[0016]
The hydrophilic sheet may be a hydrophilic sheet such as tissue, absorbent paper, and hydrophilic nonwoven fabric.
As a compression method of the absorbent body, a continuous surface shape may be used so that the density of the absorbent body is substantially uniform over the entire surface by a roll having a smooth circumferential surface, or the circumferential surface is uneven. It may be embossed in a pattern arrangement in which the density of the absorber is partially different depending on the roll and guides urine and body fluid in the vertical and diagonal directions. In the case of embossing, the compression part and the non-compression part may be either continuous or discontinuous.
[0017]
The diffusion layer is a hydrophilic liquid-permeable nonwoven fabric, woven fabric, cotton-like pulp, etc., and its constituent components may be polypropylene, polyethylene, polyester, rayon, pulp, or composite fibers thereof, and are not particularly limited. Absent. The diffusion layer is disposed between the top sheet and the absorber, and is adhesively fixed to both or one of the absorber and the top sheet with an adhesive or the like. The diffusion layer used preferably has a basis weight of 8 to 200 g / m ² and a thickness of 0.2 to 5 mm.
[0018]
As the stretchable elastic body disposed on the free edge, the leg periphery and the waist periphery of the surface sheet, those of natural, synthetic rubber, urethane, etc. are used depending on the installation position. The arrangement of the elastic member is fixed to the sheet with an adhesive.
[0019]
As the back sheet to be used, a liquid-impermeable polyethylene sheet, preferably a polyethylene sheet having fine pores, or a moisture-permeable liquid-impermeable sheet stretched by adding a filler to a thermoplastic resin is used.
[0020]
In the present invention, the top sheet and the absorbent body are bonded by hot melt bonding or the like. The adhesive surface is formed entirely or partially on the absorber. The adhesive may be starch-based or water-soluble glue such as CMC (carboxymethylcellulose) or an adhesive with high fluidity.
[0021]
【Example】
Hereinafter, the disposable diaper of this invention is demonstrated in detail with drawing. What is shown in FIG. 1 is the expansion | deployment top view which notched some disposable diapers. In the disposable diaper in FIG. 1, an absorbent body 3 is disposed between a liquid-permeable top sheet 1 and a liquid-impermeable back sheet 2. The topsheet 1 is made of a hydrophilic material and preferably has a soft feel. The back sheet 2 is made of a liquid-impermeable or hydrophobic material, and is preferably formed of a hydrophobic nonwoven fabric having a soft feel and air permeability.
[0022]
The top sheet 1 has a plurality of first top sheets 13 arranged so as to overlap each other in the longitudinal direction at the center part in the width direction of the disposable diaper, and both sides of the region where the first top sheets 13 are arranged, A plurality of second surface sheets 14 arranged so as to overlap each other in the width direction, and a side edge portion 17 located on the outer side with a portion 16 corresponding to the central portion of the collar portion as a center is bonded to the surface of the absorber 3 The side edge 18 located on the inner side of the disposable diaper is bonded by the portion 10 (see FIG. 2) to form the free edges 5a and 5b, and the overlapping portion L between adjacent sheets (see FIG. 2). ) (See FIG. 7), the ridges are formed by the free edges 5a and 5b. In FIG. 1, in the form in which the top sheets 1 overlap each other, the top sheet 1 and the back sheet 2 have a width dimension and a length dimension that are larger than those of the absorber 3. The top sheet 1 and the back sheet 2 are formed to have the same length and width as a whole, the top sheet 1 is overlaid on the back sheet 2, and the whole is bonded so as to be integrated at the outer periphery (periphery) of each other. ing. Moreover, the front and back double-sided sheets are extended outside the both sides of the width direction of the said absorber 3, and the side flap 19 is formed in both sides. A leg elastic elastic body 7 is disposed in an extended state between the top sheet 1 and the back sheet 2 forming the flap portion, and a waist elastic elastic body 8 and a fastening tape are provided on the back flap 20. 9, the waist elastic body 8 is disposed on the ventral flap 21.
[0023]
In this drawing, the number of wrinkles of the free edges 5a of the first surface sheet arranged so as to overlap the central portion of the disposable diaper of the surface sheet 1 in the longitudinal direction is eight, and the second surface is arranged so as to overlap in the width direction. The number of ridges on the free edge 5b of the sheet is shown as four, but a plurality of two or more sheets can be provided on the surface as long as possible, and it is not necessary to install them equally on the dorsal part or on the left and right sides. . The width between the surface sheets 1 forming the free edge 5a or 5b is 5 mm or more and 70 mm or less, preferably 15 mm or more and 30 mm or less, and does not need to be uniform between the surface sheets. The length of the surface sheet that does not form the free edge 5a or 5b of the portion located in the collar is 10 mm or more and less than the length in the longitudinal direction of the absorber 3, preferably 30 mm or more and 400 mm or less, and the width is 10 mm or more. It is below the width, preferably 40 mm or more and below the width of the absorber 3. The material of each surface sheet 1 does not need to be the same material. Moreover, the topsheet 1 preferably has a basis weight of 8 to 60 g / m ² and a thickness of 0.03 to 5 mm.
[0024]
2 is a cross-sectional view taken along the line XX ′ of the disposable diaper of FIG. 1, and an absorbent body 3 is disposed between the liquid-permeable top sheet 1 and the liquid-impermeable back sheet 2. The absorbent body 3 is made of a known absorbent material usually used in conventional disposable diapers and other absorbent articles, and is bonded and fixed to the back sheet 2 partially or entirely by an adhesive or the like.
The plurality of first surface sheets 13 arranged so as to overlap in the longitudinal direction of the disposable diaper are absorbent on the side edges 17 located on the outer side of the portion 16 in contact with the buttocks of the disposable diaper. The side edge 18 that is bonded on the surface, located on the inner side of the disposable diaper, is separated from the surface of the absorbent body 3 to form the free edge 5a, and the overlapping portion of a plurality of adjacent sheets A free edge 5a forms a ridge and a large number of openings 6 are formed.
[0025]
The overlapping portion L between the adjacent surface sheets may be 2 mm or more, preferably 5 mm or more, and may be equal to or less than the length of the overlapping surface sheet. If there is no overlapping part of the surface sheet 13, the absorbent body 3 may be in direct contact with the wearer's skin depending on the wearing state of the wearer, which may cause discomfort, and is adjacent to the length of the overlying surface sheet. This is because if there is an overlapping portion between the surface sheets 13 to be formed, the free edge 5a of the surface sheet 13 to be below cannot form wrinkles. Further, the overlapping portion L of the top sheets need not be uniform between the top sheets 1. The free edge 5a of the surface sheet 13 forming the ridge may be formed by a cut surface of the surface sheet 13, but preferably has a bent portion 11 formed by bending a part of the surface sheet 13.
[0026]
Further, the bonding portion 10 may be provided with an opening portion between adjacent sheets and can be bonded to the absorber to prevent displacement, and the size of the bonding portion 10 is not particularly specified. Absent. Also, the bonding method may be partial bonding of the bonding portion 10 or entire bonding, and is not particularly limited.
Furthermore, the non-adhesion area | region M to the absorber 3 of the surface sheet 13 used as the opening area to the absorber 3 is 2 mm or more and 500 mm or less, Preferably it is 5 mm or more and 300 mm or less. The non-adhesion region M to the absorber 3 of the topsheet 13 serving as an opening area to the absorber 3 has a width necessary for transferring excrement that is difficult to permeate the topsheet 1 directly to the absorber 3 and absorbing it. That is good. Each non-bonded region M need not be uniform between the openings 6.
[0027]
FIG. 3 is a cross-sectional view taken along the line XX ′ of the disposable diaper of FIG. 1 showing an embodiment different from FIG. 2 in which a diffusion layer 4 is disposed between the top sheet 1 and the absorber 3. In FIG. 3, the absorbent body 3 and the back sheet 2, and the diffusion layer 4 and the absorbent body 3 are bonded and fixed partially or entirely by an adhesive or the like. Further, the bonding portion 10 of the top sheet 13 is bonded to the diffusion layer 4.
[0028]
4 is a cross-sectional view taken along line XX ′ of the disposable diaper of FIG. 1 showing an embodiment different from FIGS. 2 and 3 in which the diffusion layer 4 and the topsheet 1 are integrally joined to form a ridge. It is sectional drawing. In FIG. 4, the absorber 3 and the back sheet 2, and the top sheet 1 and the diffusion layer 4 are bonded and fixed partially or entirely by an adhesive or the like. The diffusion layer 4 is joined and integrated with the surface sheet 1 to form a plurality of first surface sheets arranged so as to overlap each other in the longitudinal direction of the disposable diaper, and adjacent sheets overlap each other. The plurality of first surface sheets are side edge portions located on the inner side, with the side edge portions 17 positioned on the outer side centered on the portion corresponding to the central portion of the heel portion of the disposable diaper. 18 is separated from the absorber surface to form a free edge 5a, and a fringe is formed by the free edge 5a at a portion where a plurality of adjacent sheets overlap each other, and a large number of openings 6 are formed. .
Thus, the diffusion layer 4 and the surface sheet 13 are integrated to form a free edge 5a, thereby separating the free edge 5a of the surface sheet 1 from the adhering portion of the more adjacent surface sheet 13 and opening the absorber 3. The portion 6 can be enlarged to prevent the excrement from leaking from around the waist.
[0029]
FIG. 5 shows the disposable diaper of FIG. 1 in which an elastic elastic body 12 is disposed in the bent portion 11 of the free edge 5a of the top sheet 1 forming a ridge, which is an embodiment different from FIGS. It is XX 'line sectional drawing of. The stretchable elastic body 12 is disposed in an extended state and is bonded with an adhesive.
In the drawing, the stretchable elastic body 12 is disposed on all the free edges 5a, but the stretchable elastic body 12 may be partially disposed. By disposing the stretchable elastic body 12 on the free edge 5 of the topsheet 13, the free edge 5a of the topsheet 13 is elastically caused by the contraction of the stretchable elastic body 12, and the excrement is placed around the waist or from the crotch. Leakage can be prevented and the opening 6 to the absorber 3 can be enlarged.
[0030]
FIG. 6 shows an embodiment different from FIGS. 2 to 5 in which a free edge 5a is formed by two topsheets 1 and a space 15 is provided between the topsheet 13 and the absorber 3. It is XX 'line sectional drawing of the disposable diaper of FIG. When the top sheet 13 forming the free edge 5a is bonded to the back sheet 2 at the end of the disposable diaper, it is not always necessary to form the bonding portion 10 with the surface of the absorbent body 3.
[0031]
7 is a cross-sectional view taken along line YY ′ of the disposable diaper of FIG. In the plurality of second surface sheets 14 arranged so as to overlap in the width direction on both sides in the width direction of the disposable diaper, the side located on the outer side centering on the portion corresponding to the central portion of the collar portion of the disposable diaper The edge 17 is bonded on the surface of the absorber 3, the side edge located on the inner side is separated from the surface of the absorber to form a free edge 5 b, and is free at the overlapping portion of a plurality of adjacent sheets. A ridge is formed by the edge 5b, and a large number of openings 6 are formed.
The overlapping portion L between the adjacent surface sheets is 2 mm or more, preferably 5 mm or more, and may be equal to or less than the length of the overlapping surface sheet. In this drawing, the surface sheet 14 and the absorber 3 are bonded, but a diffusion layer 4 (see FIG. 3) may be disposed between the surface sheet 1 and the absorber 3, or the diffusion layer 4 and the surface sheet. 14 may be integrally joined to form a ridge (see FIG. 4), and the elastic body 12 (see FIG. 5) in the bent portion 11 of the free edge 5b of the topsheet 14 forming the ridge. May be provided.
Moreover, although these structures may be the same in the direction orthogonal to a longitudinal direction and a longitudinal direction centering on the part located in the collar part of a disposable diaper, they may differ.
[0032]
【The invention's effect】
As described above, the disposable diaper of the present invention is a plurality of first surface sheets arranged so as to overlap each other in the longitudinal direction in the width direction central portion of the disposable diaper, and on both sides of the width direction central portion, A plurality of second surface sheets arranged to overlap each other in the width direction are overlapped to form a ridge and a large number of openings are formed on the surface regardless of the wearing state of the wearer. Prevents side leakage and dorsal and abdominal leakage of excrement on the sheet, and does not leave excrement on the surface sheet by moving the excrement, but also by covering the entire surface of the wearer with the sheet And has the effect that the absorber itself does not twist, lose shape, or cause leakage of the polymer.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view in which a part of a disposable diaper of the present invention is cut away.
2 is a cross-sectional view taken along the line XX ′ of the disposable diaper of FIG. 1;
3 is a cross-sectional view taken along line XX ′ of the disposable diaper of FIG. 1 showing an embodiment different from FIG. 2;
4 is a cross-sectional view taken along the line XX ′ of the disposable diaper of FIG. 1 showing an embodiment different from those of FIGS. 2 and 3. FIG.
5 is a cross-sectional view taken along the line XX ′ of the disposable diaper of FIG. 1 showing an embodiment different from those of FIGS. 2, 3, and 4. FIG.
6 is a cross-sectional view taken along the line XX ′ of the disposable diaper of FIG. 1 showing an embodiment different from FIGS. 2, 3, 4, and 5. FIG.
7 is a sectional view taken along line YY ′ of the disposable diaper of FIG. 1;
[Explanation of symbols]
1. 1. Liquid permeable top sheet 2. Liquid-impermeable back sheet Absorber 4. Diffusion layer 5a. Free edge 5b. Of the first surface sheet (sheets arranged so as to overlap in the longitudinal direction). 5. Free edge of the second surface sheet (sheets arranged so as to overlap in the width direction) Opening 7. 7. Elastic elastic body around leg 8. Elastic elastic body around waist Fastening tape10. Bonding part 11. Bending part 12. Free edge elastic body 13. First surface sheet 14. Second surface sheet 15. Space 16. A part in contact with the buttocks 17. Side edge 18 located on the outside 18. 18. Side edge located on the inner side Side flaps 20. Back flap 21. Ventral flap L. Overlapping portion of surface sheet Non-adhesive area

Claims

液体透過性の表面シートと、液体不透過性の裏面シートと、これら両シートの間に配置された吸収体とを有する使い捨ておむつにおいて、
前記表面シートは、使い捨ておむつの幅方向中央部に長手方向全長に亙って、長手方向に互いに重なり合うように配列された複数枚の第一表面シートと、該第一表面シートの配列された領域の両側部に、幅方向に互いに重なり合うように配列された複数枚の第二表面シートからなり、前記第一および第二表面シートは使い捨ておむつの臀部中央部に相当する部分を中心として外側の方に位置する側縁部が前記吸収体表面で接着されており、内側の方に位置する側縁部が自由縁になっており、隣接するシート同士の重なり合った部分で前記自由縁が隣接するシート表面から離間し、襞が形成されるとともに多数の開口部が形成されていることを特徴とする使い捨ておむつ。In a disposable diaper having a liquid-permeable top sheet, a liquid-impermeable back sheet, and an absorbent body disposed between the two sheets,
The topsheet is a plurality of first topsheets arranged to overlap each other in the longitudinal direction over the entire length in the widthwise center of the disposable diaper, and a region in which the first topsheets are arranged A plurality of second surface sheets arranged so as to overlap each other in the width direction on both sides of the first and second surface sheets. The side edge located on the surface of the absorbent body is bonded to the inner surface, the side edge located on the inner side is a free edge, and the sheet is adjacent to the free edge at the overlapping portion of adjacent sheets. A disposable diaper characterized in that it is spaced from the surface and has a ridge and a large number of openings.