JP3739255B2 - 屋外床敷設工法及び屋外床敷設構造 - Google Patents

屋外床敷設工法及び屋外床敷設構造 Download PDF

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    • E04F2015/0205Separate elements for fastening to an underlayer with load-supporting elongated furring elements between the flooring elements and the underlayer
    • E04F2015/02066Separate elements for fastening to an underlayer with load-supporting elongated furring elements between the flooring elements and the underlayer with additional fastening elements between furring elements and flooring elements
    • E04F2015/02077Separate elements for fastening to an underlayer with load-supporting elongated furring elements between the flooring elements and the underlayer with additional fastening elements between furring elements and flooring elements the additional fastening elements located in-between two adjacent flooring elements
    • E04F2015/02094Engaging side grooves running along the whole length of the flooring elements

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、屋外床敷設工法及び屋外床敷設構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、屋外に配置される床構造として、図9に示す木のデッキ材を用いた木床構造が知られている。この木床構造は、床スラブ69に、支持脚61を立設し、この支持脚61間に硬質木製の根太材62を配置し、この根太材62と直交する方向に硬質の木のデッキ材63を所定の隙間をおいて敷設したものである。
【0003】
デッキ材63の敷設に際しては、デッキ材63の継ぎ目が全て根太材62の真上に配置されるようにデッキ材63の寸法を揃え、デッキ材63を根太材62に固定する止着具として木ねじ64を用いる。木ねじ64は、根太材62と交差する個所に、それぞれ2本用い、デッキ材63同士の継ぎ目については、各デッキ材63の端部に2本ずつ、合わせて4本用いている。また、木ねじ64で止める際には、デッキ材63及び根太材62に予め下穴をあける。この下穴のサイズは施工性からすればビスの径程度、またビスの保持力からすればビスの径よりと小さめとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
さて、上記従来の木床敷設にあたって、デッキ材63の長さは根太材62の間隔によって寸法が決定されるので、根太材62間の間隔の倍数となる定尺のデッキ材63を用いる必要がある。また、デッキ材63の端部は木ねじ64が打たれるために、経年変化による木材の収縮等により、端部の木ねじ64止部分が欠けたり、或いは割れたりするという不具合があった。
【0005】
また、デッキ材63端部をねじ止めにより止着するため、デッキ材63の継ぎ目を全て根太材62の真上に配置し、それぞれ2本の木ねじ64を用いてデッキ材63の端部を固定するため、合わせて4本の木ねじ64が集まることになる一方、継ぎ目でない部分は2本の木ねじ64で止着する形態であるため、外観が不均一になりすっきりしないという問題があった。さらに、デッキ材63端部に木ねじ64を止着する際、端部面積が十分に確保できないために、デッキ材63の割れが生じやすく、また硬質のデッキ材63をビス止めする場合、下穴をデッキ材63及び根太材62にあけるため、この下穴が後々の木ねじ64の緩み原因となることが懸念される。
【0006】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、施工性及び耐久性に優れ、美観にも優れた屋外床敷設工法及び屋外床敷設構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
以上の技術的課題を解決するため、本発明に係る屋外床敷設工法は、図1に示すように、床スラブ上に立設される床支持脚1の上部に複数離間し、略平行に載置される根太材2に対して略直交方向に敷設され、両側面には長尺方向に溝部7を有する長尺状の床板5の敷設工法において、上記長尺状の床板5を複数列に配置し、各列を構成する複数の床板5の突合せ部6を各列間において相互にずらして配置するとともに、各列の床板端部の突合せ部6は、上記根太材2の上部をはずして配置され、突き合される一方の床板5の溝部7から他方の床板5の溝部7にかけて、両溝部7に嵌合して突合せ部6を補強する端部補強具4を介在させたことである。
【0008】
また、本発明に係る屋外床敷設工法は、上記床板5の上部からビス等の止着具3を用いて、床板5を上記根太材2に固定したことである。
【0009】
本発明に係る屋外床敷設工法は、上記根太材2の上部に固定される固定部21、この固定部21から立設され、上記床板5の長尺方向側面に当接する立設部22、及びこの立設部22から左右に突出し、床板5の溝部7に嵌合する嵌合部23からなる床板結合具10を用いて、床板5を根太材2に固定したことである。
【0010】
また、上記端部補強具4は、上記床板5の裏面部に当接する当接部11,31,41、この当接部から立ち上がる立設部12,32,42、及びこの立設部から横向きに形成され上記溝部7に嵌合される嵌合部13,33,43からなることである。
【0011】
本発明に係る屋外床敷設構造は、図1に示すように、床スラブ上に立設される床支持脚1の上部に複数離間し、略平行に載置される根太材2に対して略直交方向に敷設され、両側面には長尺方向に溝部7を有する長尺状の床板5を用い、上記長尺状の床板5を複数列に配置し、各列を構成する複数の床板5の突合せ部6を各列間において相互にずらして配置し、各列の床板端部の突合せ部6は、上記根太材2の上部をはずして配置される敷設構造であって、上記突合せ部6に介在され、突き合される一方の床板5の溝部7から他方の床板5の溝部7にかけて、両溝部7に嵌合して突合せ部6を補強する端部補強具4と、上記床板5の上部から用いられ、床板5を根太材2に固定するビス等の止着具3と、を有するものである。
【0012】
本発明に係る屋外床敷設構造は、図6に示すように、床スラブ上に立設される床支持脚1の上部に複数離間し、略平行に載置される根太材2に対して略直交方向に敷設され、両側面には長尺方向に溝部7を有する長尺状の床板5を用い、上記長尺状の床板5を複数列に配置し、各列を構成する複数の床板5の突合せ部6を各列間において相互にずらして配置し、各列の床板端部の突合せ部6は、上記根太材2の上部をはずして配置される敷設構造であって、上記突合せ部6に介在され、突き合される一方の床板5の溝部7から他方の床板5の溝部7にかけて、両溝部7に嵌合して突合せ部6を補強する端部補強具4と、上記根太材2の上部に固定される固定部21、この固定部21から立設され、上記床板5の長尺方向側面に当接する立設部22、及びこの立設部22から左右に突出して床板5の溝部7に嵌合する嵌合部23からなり、床板5を根太材2に固定する床板結合具10と、を有するものである。
【0013】
また、本発明に係る屋外床敷設構造は、上記根太材2を金属製としたことである。
【0014】
本発明に係る屋外床敷設構造は、上記端部補強具4は、上記床板5の裏面部に当接する当接部11,31,41、この当接部から立ち上がる立設部12,32,42、及びこの立設部から横向きに形成され上記溝部7に嵌合される嵌合部13,33,43からなることである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る屋外床敷設工法及び屋外床敷設構造の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0016】
図1は、上記屋外床敷設構造を示したものである。この屋外床敷設構造は、床スラブ9上に床支持脚1を立設し、この上部に根太材2を互いに平行に配置し、この根太材2に対して直交する方向に長尺状の床板5を敷設し、床板5同士の継ぎ目には端部補強具4を介在させた構造である。
【0017】
上記床板5は、硬質の木材からなる長尺状の板材であり、床板5の長尺側の両側面には長尺方向に溝部7が形成されている。上記端部補強具4は、ステンレス鋼、鋼、軽金属等の金属、或いは合成樹脂からなり、図2に示すように、床板5の裏面部に当接する矩形状の当接片を左右に有する当接部11、この当接部11の中央部から立ち上がり所定の板厚を有する立設板12、及びこの立設板12の上端部から左右に突出片が形成された嵌合部13からなっている。
【0018】
また、上記根太材2は、耐蝕性を有する金属からなり、天板部16、これから両側部を経て下端部からそれぞれ外向き形成されたフランジ部17を有する断面ハット状の長尺材である。上記床支持脚1は、支持ボルト18の上部に支持板19が高さ調節可能に取付けられている。この床支持脚1は、床の浮き上がりの防止のため、下端部を床スラブ9に埋設固着している。
【0019】
上記屋外床敷設構造の施工に際しては、図1に示すように、所定間隔で立設した床支持脚1に根太材2を配置する。この根太材2は、所定の間隔を隔てて平行状態に配置され、根太材2のフランジ部17を床支持脚1の支持板19にビス等の止着具を用いて固定する。
【0020】
床板5の敷設は、床の一端から順に行う。まず、複数の床板5を長尺方法につなげ、各床板5の突合せ部6を根太材2の上方からずらして、根太材2間に位置するように配置する。そして、図2に示すように、床板5同士の突合せ部6の部位に、端部補強具4を取付けて複数の床板5を長尺方向に連結した、連続の床板5を形成する。
【0021】
この端部補強具4は、当接部11を両床板5の裏面部に当接させ、そのまま嵌合部13の突出片を、両床板5の溝部7間を跨ぐ状態で差し込み嵌合する。端部補強具4は、突き合わせた床板5の両側部にそれぞれ取付ける。端部補強具4における嵌合部13の他方の突出片は、隣接する他の床板5の溝部7に嵌合させる。端部補強具4は、当接部11と嵌合部13で床板5を挟む形態としており、このため床板5端部の反りや捩れなどによる変形防止の役目もする。
【0022】
そして、根太材2と床板5が交差する個所につき、床板5の上からビス3を用いて、床板5を根太材2に固定する。ビス3の止着に際して、床板5の該当個所には予め下穴をあけておくが、根太材2に対しては、ビス3のセルフドリリング機能を利用する等してねじ込む。このビス3は、上記各交差個所にそれぞれ2本ずつ用いる。
【0023】
上記連続の床板5の隣りに、同様に、端部補強具4を用いて連結した新たな連続の床板5を敷設する。この際、この新たな連続した床板5の突合せ部6は、上記連続の床板5の突合せ部6とは、同じ根太材2間に位置しないように、どちらかを他の根太材2間にずらして配置する。そして、この新たな床板5の溝部7を、上記床板5に取り付けた端部補強具4における嵌合部13のあいた突出片に嵌合させる。
【0024】
上記のように、隣接する床板5の突合せ部6を異なる根太材2間に配置するのは、端部補強具4の嵌合部13の他方の突出片を突合せ部6が位置しない床板5に嵌合させて端部補強具4を固く固定して、補強を強固にするためである。また、隣接する床板5同士の間は雨水の排水等のための隙間が必要であるが、図5に示すように、端部補強具4の立設板12は、床板5同士に挟まれるものであり、この立設板12の板幅のサイズの隙間(A)がおのずと床板5間に形成される。
【0025】
以降も同様にして、図3に示すように、床板5を複数列に配置し、各列を構成する複数の床板5の突合せ部6を各列間において相互にずらして配置する。また各列の床板5端部の突合せ部6は、上記根太材2の上部をはずして根太材2同士の間に配置し、床板5端部の突合せ部6が、根太材2の真上に位置することがないようにする。このようにして、床板5端部の突合せ部6に端部補強具4を介在させ、根太材2と床板5との交点をビス3で止着する工法を用いた屋外床敷設構造の野外床を得る。
【0026】
次に、上記ビス3に代えて図4に示す床板結合具10を用いて、床板5を根太材2に固定する工法について説明する。この床板結合具10は、上記根太材2の上部に固定される矩形状の固定板21、この固定板21の中央部から少し一方寄りの位置に立設され、上記床板5の長尺方向側面に当接する立設板22、及びこの立設板22の上部から左右に板状の突出片が形成され上記床板5の溝部7に嵌合する嵌合部23からなっている。床板結合具10は、ステンレス鋼、鋼、軽金属等の金属、或いは合成樹脂からなる。
【0027】
上記立設板22で区切られた固定板21は、一方の狭い側には、取付けの際、根太材2と床板5との間に差し込む固定片が形成され、他方の広い側には、中央部にビス15を止着するビス孔24が設けられた固定片が形成されている。このビス孔24には、ビス15の頭部が固定板21の表面から突出しないように皿状の窪みが形成されている。
【0028】
上記床板結合具10は、同図に示すように、固定板21の一方の固定片を根太材2と床板5との間に差し込み、同時に嵌合部23の一方の突出片を床板5の溝部7に嵌合する。そして、固定板21の他方の固定片は、ビス孔24にビス15を挿通して締めつけ、固定板21を根太材2の上部に固定する。この床板結合具10を用いた場合には、図5に示すように、固定板21の厚さの隙間(B)が根太材2と床板5との間に形成され、通気性がよい。
【0029】
図6は、この床板結合具10を用いた床の施工状態を示したものである。上記と同様に床板5同士の突合せ部6の部位に、端部補強具4を取付けて複数の床板5を長尺方向に連結した、連続の床板5を形成する。そして、根太材2と床板5が交差する個所につき、上述した方法で床板結合具10を取付けて、床板5を根太材2に固定する。この床板結合具10は1個で、隣接する両方の床板5の各一端を固定する。
【0030】
図6の施工例に示すように、床板結合具10を、各根太材2と床板5が交わる個所に、また、端部補強具4を先に取付けた連続の床板5の、突合せ部6及びこれから敷設しようとする床板5の突合せ部6に該当する部位に取付ける。そして、新たな床板5の溝部7を、上記床板結合具10及び端部補強具4の各嵌合部の突出片に嵌合させ、併せて長尺方向に床板5を連結する。
【0031】
以降も同様にして、床板5を複数列に配置し、各列を構成する複数の床板5の突合せ部6を各列間において相互にずらして配置する。また、上記施工と同様に、各列の床板端部の突合せ部6は、上記根太材2の上部をはずして配置し、床板5端部の突合せ部6が、根太材2の真上に位置することがないようにする。このようにして、床板5端部の突合せ部6に端部補強具4を介在させ、根太材2と床板5との交点を床板結合具10を用いて固定する工法を用いた屋外床敷設構造の野外床を得る。
【0032】
図7は、第二の形態に係る端部補強具34を示したものである。この端部補強具34は、床板5の裏面部に当接する当接部31、この当接部31から立ち上がる立設板32、及びこの立設板32から横向きに形成され上記溝部7に嵌合される嵌合部33から形成されている。端部補強具34は、立設板32が嵌合部33の中央上部からさらに上方に突出形成されている以外は、上記端部補強具4と同様な形状である。この端部補強具34の材質及び取扱いは、上記端部補強具4と同様であるので、ここでは説明を省略する。上記立設板32の上部片は、嵌合部33から上方に突出形成されており、この上部片により、床板5の変形による床板5同士の隙間の上部間隔の収縮をとめて、変形を防止する。
【0033】
図8は、第三の形態に係る端部補強具44を示したものである。この端部補強具44は、床板5の裏面部に当接する当接部41、この当接部41の両端部から立ち上がる立設板42、及びこの立設板42から左右に突設形成され上記溝部7に嵌合される嵌合部43が設けられている。
【0034】
上記端部補強具4は、床板5の左右側面に一対の形態で用いるのに対して、この端部補強具44は1個で、上記一対の端部補強具4の役目をするので、部品点数の削減に寄与する。このように、端部補強具44は、上記一対形態の端部補強具4と比べて、当接部41が一体化しかつ断面全体が略Cの字形状をなしており、この形態により強度が補強され、さらに床板5端部の補強が高められる。
【0035】
この端部補強具44の取付けに際しては、床板5の端部側から、端部補強具44の左右の嵌合部43を床板5の左右側面の溝部7に嵌め込む。そして、端部補強具44の前後の側から床板5端部をそれぞれ嵌め込み、端部補強具44の中央で両者を突き合わせる。嵌合部43の外向きの突出片は、隣接する床板5の溝部7と嵌合させ、隣接する突合せ部6のない床板5の強度を得ることで、より補強強度を高める。端部補強具44の材質、床敷設構造の施工については、上記端部補強具4と同様であるので、ここでは説明を省略する。
【0036】
従って、上記実施の形態によれば、床板5を複数列に配置するにあたって、各列の床板5の突合せ部6を各列間において相互にずらして配置するとともに、突合せ部6を根太材2間に配置し、端部補強具4を用いて床板5を連結したことにより、従来根太材の間隔の倍数の長さの床板しか使用できなかったが、この実施の形態では、このような制約なしに床板を選定することができ、このため、乱尺の床を施工する場合であっても、床板の歩留まりが良く、経済的であり、併せて床板の切断工程が減少して施工性が向上する。
【0037】
また、床板5を根太材2に固定する場合、床板5の端部ではなく中央寄りの部位をビスにて止着しているので、床板の欠けや割れが生じにくいという利点がある。さらに、根太材2と床板5との交点に、それぞれ2個のビスを用いたので、整然とした美観が得られる。また、ビスにて床板5を金属製の根太材2に固定するので、ビスと金属製根太材の結合力はまし、径年変化による木製の根太材の痩せによるガタツキが発生しなくなる。
【0038】
また、ビスの下穴は床板のみに設ければ良く、床板と根太材の剥離の原因である根太材からのビスの抜けは、根太材に木材を用いた場合と比べて減少する。また、根太材が金属製であることから、木材と比べて収縮がほとんど無く、このことからもビスの緩み、抜けの心配がない。一方、床板結合具を用いた施工では、床板の表面に一切の固定具等が表れないから美観性が良い。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る屋外床敷設工法によれば、長尺状の床板を複数列に配置し、各列を構成する複数の床板の突合せ部を各列間において相互にずらして配置するとともに、各列の床板端部の突合せ部は、根太材の上部をはずして配置され、床板の突合せ部の両溝部に端部補強具を介在させることとしたから、床板の寸法を比較的自由な長さで使用することができ、乱尺の床を施工する場合であっても、床板の歩留まりが良く、経済的であり、併せて床板の切断工程が減少して施工性が向上する、という効果がある。また、端部補強具は床板の表面に露出することはないので、美観にも優れるという効果がある。
【0040】
また、本発明に係る屋外床敷設工法は、床板の上部からビス等の止着具を用いて、床板を根太材に固定したから、床板の端部ではなく中央寄りの部位をビスにて止着することになるので、床板の欠けや割れが生じにくいという効果がある。
【0041】
本発明に係る屋外床敷設工法は、根太材に固定される固定部、この固定部から立設される立設部、及び床板の溝部に嵌合する嵌合部からなる床板結合具を用いて、床板を根太材に固定したから、床板の表面にこの床板固定具が表れないから美観が良いという効果がある。
【0042】
また、端部補強具は、床板の裏面部に当接する当接部、この当接部から立ち上がる立設部、及びこの立設部から横向きに形成され溝部に嵌合される嵌合部からなることとしたから、床板同士の突合せ部の補強が確実かつ強固におこなわれ、また床板の表面に端部補強具が表れないから美観が良いという効果がある。
【0043】
本発明に係る屋外床敷設構造は、床板を複数列に配置し、各列を構成する複数の床板の突合せ部を各列間において相互にずらして配置し、各列の床板端部の突合せ部は、根太材の上部をはずして配置され、突き合される床板の端部に端部補強具を設け、ビス等の止着具を用いて床板を固定したから、床板の寸法を比較的自由な長さでも使用することができ、乱尺の床を施工する場合であっても、床板の歩留まりが良く、経済的であり、併せて床板の切断工程が減少して施工性が向上する、という効果がある。また、床板の表面に端部補強具が表れないから美観に優れ、さらに床板の端部ではなく中央寄りの部位をビスにて止着するので、床板の欠けや割れが生じにくいという効果がある。
【0044】
本発明に係る屋外床敷設構造は、床板を複数列に配置し、各列を構成する複数の床板の突合せ部を各列間において相互にずらして配置し、各列の床板端部の突合せ部は、根太材の上部をはずして配置され、突き合される床板端部に端部補強具を設け、固定部から立設される立設部、及び床板の溝部に嵌合する嵌合部からなる床板結合具を用いて床板を固定したから、乱尺の床を施工する場合であっても、床板の歩留まりが良く、経済的であり、併せて床板の切断工程が減少して施工性が向上する、という効果があり、また、床板の表面に端部補強具、床板結合具が表れないから美観に優れるという効果がある。
【0045】
また、本発明に係る屋外床敷設構造は、根太材を金属製としたから、木材のものと比べて経年変化によるガタツキがなく、また収縮がほとんどないのでビスの緩み、抜けの心配がないという効果がある。
る。
【0046】
また、端部補強具は、床板の裏面部に当接する当接部、立設部及び溝部に嵌合される嵌合部からなることとしたから、床板同士の突合せ部の補強が確実かつ強固におこなわれ、また床板の表面に端部補強具が表れなくて美観に優れるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る屋外床敷設構造の施工状態を示す図である。
【図2】実施の形態に係り、端部補強具の施工状態を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る屋外床敷設構造を示す図である。
【図4】実施の形態に係り、床板結合具の施工状態を示す図である。
【図5】実施の形態に係る屋外床敷設構造の断面図である。
【図6】本発明の実施の形態に係り、床板結合具を用いた屋外床敷設構造の施工状態を示す図である。
【図7】実施の形態に係り、第二の端部補強具の施工状態を示す図である。
【図8】実施の形態に係り、第三の端部補強具の施工状態を示す図である。
【図9】従来例に係る屋外床敷設構造を示す図である。
【符号の説明】
1 床支持脚
2 根太材
3 止着具
4 端部補強具
5 床板
6 突合せ部
7 溝部
10 床板結合具
11,31,41 当接部
12,32,42 立設部(立設板)
13,33,43 嵌合部
21 固定部(固定板)
22 立設部(立設板)
23 嵌合部

Claims (6)

  1. 床スラブ上に立設される床支持脚(1)の上部に複数離間し、略平行に載置される根太材(2)に対して略直交方向に敷設され、両側面には長尺方向に溝部(7)を有する長尺状の床板(5)の敷設工法において、
    上記長尺状の床板(5)を複数列に配置し、各列を構成する複数の床板(5)の突合せ部(6)を各列間において相互にずらして配置するとともに、
    各列の床板端部の突合せ部(6)は、上記根太材(2)の上部をはずして配置され、
    突き合される一方の床板(5)の溝部(7)から他方の床板(5)の溝部(7)にかけて、両溝部(7)に嵌合して突合せ部(6)を補強する端部補強具(4)を介在させ
    上記端部補強具(4)には、上記床板(5)の裏面部に当接する当接部(11,31,41)、この当接部から立ち上がる立設部(12,32,42)、及びこの立設部から横向きに形成され上記溝部(7)に嵌合される嵌合部(13,33,43)を設けたことを特徴とする屋外床敷設工法。
  2. 上記床板(5)の上部からビス等の止着具(3)を用いて、床板(5)を上記根太材(2)に固定したことを特徴とする請求項1に記載の屋外床敷設工法。
  3. 上記根太材(2)の上部に固定される固定部(21)、この固定部(21)から立設され、上記床板(5)の長尺方向側面に当接する立設部(22)、及びこの立設部(22)から左右に突出して床板(5)の溝部(7)に嵌合する嵌合部(23)からなる床板結合具(10)を用いて、床板(5)を根太材(2)に固定したことを特徴とする請求項1に記載の屋外床敷設工法。
  4. 床スラブ上に立設される床支持脚(1)の上部に複数離間し、略平行に載置される根太材(2)に対して略直交方向に敷設され、両側面には長尺方向に溝部(7)を有する長尺状の床板(5)を用い、
    上記長尺状の床板(5)を複数列に配置し、各列を構成する複数の床板(5)の突合せ部(6)を各列間において相互にずらして配置し、各列の床板端部の突合せ部(6)は、上記根太材(2)の上部をはずして配置される敷設構造であって、
    上記突合せ部(6)に介在され、突き合される一方の床板(5)の溝部(7)から他方の床板(5)の溝部(7)にかけて、両溝部(7)に嵌合して突合せ部(6)を補強する端部補強具(4)と、上記床板(5)の上部から用いられ、床板(5)を根太材(2)に固定するビス等の止着具(3)と、を有し、
    上記端部補強具(4)には、上記床板(5)の裏面部に当接する当接部(11,31,41)、この当接部から立ち上がる立設部(12,32,42)、及びこの立設部から横向きに形成され上記溝部(7)に嵌合される嵌合部(13,33,43)を設けたことを特徴とする屋外床敷設構造。
  5. 床スラブ上に立設される床支持脚(1)の上部に複数離間し、略平行に載置される根太材(2)に対して略直交方向に敷設され、両側面には長尺方向に溝部(7)を有する長尺状の床板(5)を用い、
    上記長尺状の床板(5)を複数列に配置し、各列を構成する複数の床板(5)の突合せ部(6)を各列間において相互にずらして配置し、各列の床板端部の突合せ部(6)は、上記根太材(2)の上部をはずして配置される敷設構造であって、
    上記突合せ部(6)に介在され、突き合される一方の床板(5)の溝部(7)から他方の床板(5)の溝部(7)にかけて、両溝部(7)に嵌合して突合せ部(6)を補強する端部補強具(4)と、
    上記根太材(2)の上部に固定される固定部(21)、この固定部(21)から立設され、上記床板(5)の長尺方向側面に当接する立設部(22)、及びこの立設部(22)から左右に突出して床板(5)の溝部(7)に嵌合する嵌合部(23)からなり、床板(5)を根太材(2)に固定する床板結合具(10)と、を有し、
    上記端部補強具(4)には、上記床板(5)の裏面部に当接する当接部(11,31,41)、この当接部から立ち上がる立設部(12,32,42)、及びこの立設部から横向きに形成され上記溝部(7)に嵌合される嵌合部(13,33,43)を設けたことを特徴とする屋外床敷設構造。
  6. 上記根太材(2)は金属製であることを特微とする請求項又は請求項に記載の屋外床敷設構造。
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