JP3738710B2 - プリント装置 - Google Patents
プリント装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3738710B2 JP3738710B2 JP2001219903A JP2001219903A JP3738710B2 JP 3738710 B2 JP3738710 B2 JP 3738710B2 JP 2001219903 A JP2001219903 A JP 2001219903A JP 2001219903 A JP2001219903 A JP 2001219903A JP 3738710 B2 JP3738710 B2 JP 3738710B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- movable blade
- blade
- cutting
- width
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Nonmetal Cutting Devices (AREA)
- Advancing Webs (AREA)
- Handling Of Sheets (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、長尺状のペーパに画像をライン毎にプリントし、プリントを行った複数の画像に対して各画像毎にペーパを切断する切断装置を有するプリント装置に関する。
【0002】
【従来技術】
従来、長尺状のペーパに画像をライン毎にプリントするプリント装置は、図7に示すように、長尺状のペーパ101、ペーパ101を搬送する搬送機構であるローラ102、ペーパ101の幅方向に移動することで画像をライン状にプリントするプリントヘッド103、およびプリント後のペーパ101を画像毎に切断する固定刃104aと可動刃104bからなる切断装置であるカッタ104を有している。
【0003】
このプリント装置は、プリントヘッド103がペーパ101の幅方向に移動することによりライン状にプリント動作を行っており、一ライン分のプリントが終了すると、ローラ102を一ライン分駆動することでペーパ101をピッチ搬送して次ラインのプリントを行っている。このようにして、長尺状のペーパ101に複数の画像を連続してプリントを行い、プリント後は各画像の境目105をカッタ104により切断することで、各画像のプリント生成品を得ている。
【0004】
ここで、ペーパ101の各画像の境目105を切断する際には、カッタ104の切断動作がペーパ101に対して衝撃や振動を与えるため、プリントヘッド103によるプリント動作を一旦停止してからカッタ104を駆動している。
【0005】
また、切断装置であるカッタ104は、図8に示すようにペーパ搬送路に対して直交するように配置されている。図8の(a)および(b)に示すように、カッタ104は固定刃104aと可動刃104bからなり、固定刃104aと可動刃104bはペーパ101を挟むように対向して配置されている。固定刃104aは固定刃縁104cがペーパ101と略平行になるように位置しており、一方、可動刃104bの可動刃縁104dはペーパ101に対して傾斜するように位置している。可動刃104bは図示しない可動刃駆動機構によって上下方向に移動され、図8の(b)に示すように、固定刃104aと可動刃104bの当接点104eをペーパ101の幅方向に移動することでペーパ101を切断する。
【0006】
この場合、プリント装置においては種々の幅のペーパが使用され得るが、カッタ104はプリント装置において使用される最大幅(例えば8インチ幅)のペーパ101を切断するのに充分な幅で備えられており、カッタ104においては、可動刃104bが上下方向に一往復することで、固定刃104aと可動刃104bの当接点104eが常に最大ペーパ幅に対応する範囲を往復移動している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように構成した従来のプリント装置においては、カッタ104によるペーパ101の切断動作中は、プリントヘッド103によるプリント動作を一旦停止する必要があり、この停止時間がプリント処理能力に大きく影響を与えており、その切断動作をいかに短縮化するかが大きな課題といえる。
【0008】
この切断動作についてさらに考察すると、従来のものは、幅の異なるペーパを使用するため、固定刃104aと可動刃104bの当接点104eは常に最大ペーパ幅(例えば8インチ幅)に対応する範囲を往復動するようにしていた。このため、最大幅より小さい幅のペーパを用いる場合には、可動刃104bの切断動作中にペーパを切断していない、いわゆる「空切り」の領域が発生し、特にペーパが使用頻度の高い幅狭ペーパ幅(例えば3インチ幅)の場合には、約60%以上の空切りが発生しており、この空切りがプリント処理能力に大きく影響を与えていた。
【0009】
本発明は、ペーパにプリントされた複数の画像における各画像の境目を切断する際に、「空切り」の動作を無くすかあるいは少なくすることで切断にかかる時間を短縮し、切断動作中に停止しているプリント動作の停止時間を少なくすることによってプリント装置の処理能力を向上させることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明に係るプリント装置は、異なる幅を有する種々の長尺状のペーパを長手方向に搬送する搬送機構と、前記ペーパの幅方向全域に対して所定範囲毎に画像をライン状にプリントするプリントヘッドと、前記プリントヘッドの下流に配置されており固定刃と可動刃を有し前記固定刃と前記可動刃の当接点を前記ペーパの幅方向に移動させて前記ペーパを切断する切断装置と、前記可動刃を駆動する可動刃駆動装置と、および制御装置を備えており、前記制御装置は、前記切断装置の動作中に前記プリントヘッドの動作を停止するプリント動作制御部と、前記ペーパの幅に応じて前記固定刃と前記可動刃の当接点の移動範囲を設定するように前記可動刃駆動装置を制御する可動刃駆動制御部と、前記切断装置の動作時間に応じて前記ペーパの搬送停止時間を制御する搬送機構制御部を有することを特徴としている。上記構成を有することにより、最大幅より幅狭のペーパの切断動作を行う際の「空切り」の動作を無くすかあるいは少なくすることが出来、ペーパの搬送停止時間、ひいてはプリント動作の停止時間を短縮し、もってプリント装置の処理能力を向上することが出来る。
【0011】
請求項2の発明にかかるプリント装置は、上記請求項1において、前記切断装置は、前記ペーパの幅方向に沿って配置されており、前記固定刃および前記可動刃はペーパの幅方向に刃縁が伸びている直線刃であり、前記固定刃と前記可動刃の少なくともいずれか一方の刃縁が前記ペーパに対して傾斜していることを特徴としている。上記構成を更に有することにより、可動刃を上下方向に移動することで固定刃と可動刃の当接点をペーパ幅方向に移動してペーパの切断を行うことが出来る。
【0012】
請求項3の発明にかかるプリント装置は、上記請求項1において、前記可動刃は、回転可能に支持された回転刃からなり、前記可動刃駆動装置は、前記回転刃を前記ペーパの幅方向に移動させて前記ペーパを切断することを特徴としている。上記構成を更に有することにより、回転刃をペーパ幅方向に一方向にだけ移動させることでペーパを切断することが出来る。よって、直線刃のように、ペーパの切断後次の切断動作に備えて可動刃を元の位置に復帰させる必要が無いため、更に切断にかかる時間を短縮することが出来る。
【0013】
請求項4の発明にかかるプリント装置は、上記請求項1乃至3において、前記制御装置は、前記ペーパにプリントされた複数の画像における各画像の境目を含む範囲で二度切断動作を行うように、前記搬送機構と前記可動刃駆動制御部を制御することを特徴としている。切断動作を二度行うということは、切断動作の間のプリント動作の停止時間が二倍になることであり、上記構成を有することにより切断動作時の「空切り」動作を無くすかあるいは少なくすることが出来るため、プリント動作の停止時間をより短縮することが出来る。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態について説明する。
【0015】
図1は、本発明にかかるプリント装置の概略断面図である。プリント装置のフレーム1には、長尺のペーパをロール状にしたロールペーパRPと、このロールペーパRPから引き出されたペーパPを順次搬送する供給ローラ2、供給ローラ2によりプリント位置に搬送されたペーパPに対して画像をプリントするプリントヘッド3、プリント後のペーパPを搬送する中間ローラ4、プリントヘッド3の下流に配置されており固定刃5aと可動刃5bからなりペーパPを画像毎に切断する切断装置としてのカッタ5、カッタ5による切断後のペーパPをフレーム1より排出する排出ローラ6、およびカッタ5で切断したペーパPの切断屑を集める回収箱7を備えている。なお、ペーパPへのプリントは、画像情報に基づきプリントヘッド3のインクの吐出量を制御する周知のインクジェットプリンタを用いて行う。
【0016】
また、図2は本発明にかかるプリント装置の内部構造の斜視図である。搬送機構である供給ローラ2、中間ローラ4および排出ローラ6は、それぞれ供給ローラ駆動モータM2、中間ローラ駆動モータM4および排出ローラ駆動モータM6によって駆動される。プリントヘッド3は、プリントヘッド駆動モータM3の駆動によってペーパPの幅方向に移動することでペーパ幅方向にラインプリントを行う。カッタ5は、可動刃駆動装置である可動刃駆動モータM5と可動刃駆動機構50により、可動刃駆動モータM5の駆動を可動刃駆動機構50を介して可動刃5bを上下方向に移動することでペーパPを切断する。なお、可動刃駆動モータM5は、回転角度を設定することが出来る正逆回転可能なパルスモータ等からなっている。また、ペーパPの搬送によってプリントの仕上がりに影響を及ぼすため、供給ローラ駆動モータM2は、回転角度を細かく設定できるパルスモータ等が好ましい。
【0017】
図3は各駆動モータの制御系のブロック図である。制御装置8は、プリント動作制御部81、可動刃駆動制御部82、および搬送機構制御部83を有している。プリント動作制御部81は別途入力される画像情報に基づいてプリントヘッド駆動モータM3の制御を行う。また、可動刃駆動制御部82は図示しないペーパ幅検出器により検出されるペーパ幅情報に基づいて可動刃駆動モータM5の駆動を制御する。更に、搬送機構制御部83は別途検出した画像サイズ情報に基づいて供給ローラ駆動モータM2、中間ローラ駆動モータM4、および排出ローラ駆動モータM6のそれぞれの駆動を制御する。
【0018】
次いで切断装置について説明する。図4は本発明にかかるプリント装置における切断装置の概略図である。カッタ5は、ペーパ搬送路に対して直交するように配置されている。図4の(a)および(c)に示すように、カッタ5はペーパ幅方向に伸びている直線刃である固定刃5aと可動刃5bからなり、固定刃5aと可動刃5bはペーパを挟むように対向して配置されている。固定刃5aは固定刃縁5cがペーパと略平行になるように位置しており、一方、可動刃5bの可動刃縁5dはペーパに対して傾斜して位置している。可動刃5bは可動刃駆動機構50によって上下方向に移動され、固定刃5aと可動刃5bの当接点5eをペーパの幅方向に移動することでペーパを切断する。
【0019】
続いて図4の(b)および(d)より可動刃駆動機構50について説明する。可動刃駆動機構50は、可動刃駆動モータM5と、可動刃駆動モータM5の回転軸に一端が接続された回動アーム51と、長辺部と短辺部の交点付近を支点軸52によって揺動可能に支持されている略L字型のアーム53を有している。また、回動アーム51の他端の突部51aを検出する原点センサS5が、回動アーム51の回動による突部51aの回動軌道上に設けられている。図4の(b)において破線で示す位置に回動アーム51があり、原点センサS5が回動アーム51の突部51aを検出しているときは、カッタ5の可動刃5bは上死点に位置しており、固定刃5aと可動刃5bの当接点5eは最大ペーパ幅のペーパの一端付近にあり(図4の(a)に破線で図示)、このときの回動アーム51の位置をホーム位置とする。
【0020】
また、回動アーム51上に設けられたピン511は、アーム53の長辺部上に設けられた長孔531と係合することで、可動刃駆動モータM5の回転運動をアーム53の揺動運動に変換している。一方、アーム53の短辺部の先端付近の接続孔532には、接続ピン54の係合により可動刃5bが接続されており、アーム53の揺動運動を可動刃5bの上下方向の移動に変換している。更に、可動刃5bはバネ55によって固定刃5a方向に常に付勢されている。
【0021】
上記の構成により、可動刃駆動モータM5の回転がアーム53を介して可動刃5bの上下方向の移動に変換される。次に、可動刃駆動機構50による可動刃5bの動作について説明する。
【0022】
可動刃駆動機構50において、ペーパの幅が検出されるまでは、回動アーム51の突部51aは、図4の(b)に破線で示すように原点センサS5で検出されるホーム位置で待機している。ペーパ幅が検出されると、以下に述べるように検出されたペーパ幅に応じて可動刃5bの切断初期位置の設定と切断動作を行う。
【0023】
まず、検出されたペーパ幅が最大ペーパ幅の場合について説明する。最大ペーパ幅であることが検出された場合は、回動アーム51の突部51aがホーム位置にある時の可動刃5bの位置が切断初期位置に相当しており、図4の(a)に破線で示すように固定刃5aと可動刃5bの当接点5eは最大幅のペーパの幅方向端部付近に位置しているため、特に切断初期位置の設定のための動作は行わない。その後、切断個所である画像の境目が後述するようにカッタ5まで搬送されるとペーパの切断動作を行う。
【0024】
最大幅のペーパの切断動作は、ホーム位置にある回動アーム51を図4の(b)において反時計回りに回動するように可動刃駆動モータM5を駆動する。回動アーム51が回動すると、アーム53を介して可動刃5bは下方向に移動し、ペーパの切断を開始する。図4の(c)および(d)に破線で示すように回動アーム51が180度回動した時点で、可動刃5bは下死点に達してペーパを完全に切断する。更に回動アーム51が反時計回りに回動すると可動刃5bは上方向に移動する。回動アーム51がホーム位置に戻り、回動アーム51の突部51aが原点センサS5で検出されると、可動刃駆動モータM5を停止して切断動作を終了する。
【0025】
一方、検出されたペーパ幅が幅狭のペーパ幅の場合について説明すると、ペーパ幅が検出されると、まず、可動刃5bの切断初期位置の設定を行う。切断初期位置の設定は、ペーパ幅を検出すると、図4の(a)および(b)に示すように回動アーム51が回転角度θ1に達するまで反時計回りに回動する間可動刃駆動モータM5を駆動することで、可動刃5bを所定距離だけ下方に移動し、固定刃5aと可動刃5bの当接点5eをペーパの幅方向端部付近まで移動して、幅狭ペーパ幅における可動刃5bの切断初期位置とする。
【0026】
次に、幅狭のペーパを切断する際には、図4の(c)および(d)に示すように、更に所定角度θ2に達するまで回動アーム51を反時計回りに回動する間可動刃駆動モータM5を駆動することで、固定刃5aと可動刃5bの当接点5eがペーパの存在範囲を移動してペーパを切断する。ペーパの切断が終了すると、回動アーム51が所定角度θ2に相当する角度を切断時とは逆方向(時計回り)に回動する間可動刃駆動モータM5を逆方向に駆動して、可動刃5bを元の切断初期位置まで戻し切断動作を終了する。
【0027】
このように、幅狭のペーパの切断を行う際には、可動刃駆動モータM5を回転角度θ1および切断時の所定角度θ2だけ駆動することにより、可動刃5bの切断初期位置までの移動や、固定刃5aと可動刃5bの当接点5eの切断時の移動範囲を設定することが出来る。なお、上記θ1およびθ2の値は、ペーパ幅に応じて予め設定されている。
【0028】
次に、本発明におけるプリント装置の動作および制御について以下に説明する。図5にはプリントヘッド動作スピード、プリント動作、供給ローラ駆動モータ、可動刃駆動モータのそれぞれの動作について示している。なお、各動作は、制御装置8によって制御されている。また、以下の実施例は、幅狭のペーパ幅の場合についての説明である。
【0029】
プリント装置にロールペーパRPを装填してペーパPの先端が引き出されると、図示しないペーパ幅検出器によってペーパ幅を検出する。検出されたペーパ幅情報に基づき、可動刃駆動制御部82は可動刃5bの切断初期位置の設定を行う。
【0030】
ここで、可動刃5bの切断初期位置の設定は、回動アーム51が、検出されたペーパ幅に基づいて予め定められている回転角度θ1に達するまで回動する間可動刃駆動モータM5を駆動することで行う。それにより、可動刃5bを所定距離だけ下方に移動し、固定刃5aと可動刃5bの当接点5eをペーパの幅方向端部付近まで移動して、幅狭ペーパ幅における可動刃5bの切断初期位置とする。
【0031】
このようにして、幅狭のペーパ幅に応じた可動刃5bの切断初期位置が設定されると、続いて搬送機構制御部83は供給ローラ駆動モータM2をONにして供給ローラ2を駆動し、ペーパPの先端をプリント位置まで搬送する。そしてプリント位置において供給ローラ2を停止し、ペーパPへのプリントを開始する。
【0032】
プリント位置におけるペーパPへのプリントは、プリント動作制御部81の制御によりプリントヘッド駆動モータM3が駆動されることで行われ、プリントヘッド3がペーパPの幅方向に移動することで別途入力される画像情報に基づいて画像の一ライン分がペーパPにプリントされる。プリントヘッド3は、図5に示すように、まず往路方向に徐々に加速しながら移動し、所定の速度になってペーパPの一端に来ると、プリント動作をONにして、ペーパPへのプリント動作を行う。
【0033】
プリントヘッド3がペーパPの他端まで移動して一ライン分のプリントを終了すると、プリント動作をOFFにして、プリントヘッド3の移動を復路方向に反転するためにプリントヘッド動作スピードを減速する。一ライン分のプリントを終了してプリントヘッド3を減速している間に、搬送機構制御部83の制御によって供給ローラ駆動モータM2の駆動がONになり、供給ローラ2がペーパPを次のラインのプリント位置まで一ライン分ピッチ搬送する。
【0034】
続いてプリントヘッド3は復路方向に加速しながら移動し、往路の場合と同様にペーパPに次のラインのプリント動作を行う。復路方向のプリント動作の後も上記と同様にペーパPのピッチ搬送を行う。このようにして、プリントヘッド3のペーパPの幅方向への往復移動による各ライン毎のプリントと、供給ローラ2によるペーパPのピッチ搬送を繰り返すことによって、ペーパPに連続した画像のプリントを行う。また、最初の数コマの画像のプリントは、ラインプリント動作とピッチ搬送を繰り返すことで連続的にプリントを行う。
【0035】
ペーパPのプリントとピッチ搬送が進むと、ペーパPの先端は排出ローラ6に挟持され、更に、プリントされた一コマ目と二コマ目の画像の境目がカッタ5の近辺まで搬送される。その後詳述するように、画像の境目がカッタ5の近辺まで搬送され、その搬送位置におけるラインのプリントが終了すると、ラインプリント動作を一時停止して、切断装置による画像の境目の切断動作を行う。
【0036】
切断動作は、制御装置8の可動刃駆動制御部82および搬送機構制御部83の制御によって行われる。ここで、搬送機構制御部83は、供給ローラ2によってペーパPを搬送する際にプリント位置からのペーパPの搬送量を記憶している。また、カッタ5はプリント位置からラインプリントのピッチ幅の整数倍離れたところに位置している。
【0037】
以下、プリント動作とペーパPの搬送および切断動作について詳細に説明する。ラインプリントのピッチ幅が5mm、プリント位置からカッタ5までの距離を100mmとして、89mmの幅のロールペーパを装填して、L判サイズ(89mm×127mm)の画像をプリントする場合について例示する。
【0038】
まず、プリント位置においては、ペーパPの先端がプリント位置にまで搬送されるとラインプリントが開始される。この状態ではペーパPには5mmのラインプリントがされており、5mmピッチ搬送することで、次のプリントのラインが位置決めされる。
【0039】
ラインプリントとピッチ搬送を繰り返すことで、連続して画像のプリントを行うと、L判サイズの画像は搬送方向の長さが127mmであるので、ペーパPの先端から125mmまでは一コマ目の画像を5mmのピッチ幅で順次ラインプリントされる。しかし、その次のラインのプリントは、搬送方向に対して先頭から2mmのところに画像の境目があるため、その後の3mmは二コマ目の先端の画像がプリントされることになる。これは、プリントされる画像の搬送方向の長さが、必ずしもラインプリントのピッチ幅の倍数になっていないため、このラインプリントのピッチ幅内には画像の境目を含んで一コマ目の終端と二コマ目の先端の画像がプリントされるのである。
【0040】
更に、二コマ目のプリントおよびピッチ搬送が進行して、上記の画像の境目を含むラインがプリント位置から100mm(プリント位置からカッタ5までの距離)のところまで搬送されると、その搬送位置におけるラインプリントを行った後、ラインプリント動作を一時停止する。このとき、画像の境目はカッタ5による切断位置の2mm手前まで搬送されており、ピッチ搬送のピッチ幅(5mm)よりも短いところまで搬送されたことになる。なお、このときは、ペーパPの画像の先端からカッタ5による切断位置までは、125mm離れており、画像の先端はプリント位置から225(125+100)mm搬送されている。
【0041】
続いて、切断動作を行うために、プリントされた画像の境目とカッタ5による切断位置との位置合わせを行う。この位置合わせは、供給ローラ駆動モータM2をONにして、画像の境目とカッタ5による切断位置が一致するまでペーパPを微小送りすることで行われる。
【0042】
画像の境目をカッタ5による切断位置まで搬送する微小送りの搬送量は、画像の搬送方向の長さをラインプリントの際のピッチ搬送量で割った際の「余り」に相当する。ここでは、画像の搬送方向の長さが127mmであり、ピッチ搬送量が5mmであるため、127÷5=25余り2となり、2mmだけ微小搬送を行うことで、画像の境目とカッタ5による切断位置の位置合わせを行うことが出来る。なお、画像の搬送方向の長さがラインプリントの際のピッチ搬送量の倍数になっており「余り」がない場合には、微小送りを行うこと無く、切断を行うことが出来る。
【0043】
次に、切断初期位置において待機しているカッタ5の可動刃5bを駆動してペーパPの切断を行う。ペーパPの切断は、可動刃駆動制御部82の制御により可動刃駆動モータM5をONにして、回動アーム51が所定角度θ2だけ回動させ、可動刃5bを所定範囲だけ下方に移動させることで行われる。それにより、切断点である固定刃5aと可動刃5bの当接点5eはペーパPの存在している領域だけを移動してペーパPを切断する。
【0044】
ペーパPの切断が終了すると、可動刃駆動制御部82は可動刃駆動モータM5を逆方向に駆動して、回動アーム51を所定角度θ2に相当する角度を切断時とは反対方向に回動させ、可動刃5bを元の切断初期位置まで戻し切断動作を終了する。続いて搬送機構制御部83は排出ローラ6を駆動させ、切断されたペーパPをプリント装置から排出して図示しない集積装置に集積する。
【0045】
更に、供給ローラ駆動モータM2をONにして、ペーパPを3mm微小送りすることにより、元のラインプリントのピッチ搬送量に合わせる。つまり、切断のため先に2mm微小送りしていたため、その後更に3mm微小送りすることで、微小送りの合計搬送量は5mmとなり、ラインプリント一ライン分ピッチ搬送したのと同じ搬送量になる。
【0046】
このとき、プリント位置においても、上記微小送りによりペーパPは合計5mm搬送されており、次のラインプリントが行われる位置までペーパPが搬送されたことになるため、切断動作を行うためにプリント動作を一時停止して微小送りを行った後、プリント動作を再開しても、正規の位置でプリントが行われることになり、プリントの仕上がりに影響を与えることはない。
【0047】
なお、各画像の境目を切断する際には、各画像の境目と切断個所がずれてしまうと、画像の端に別の画像の一端が表示されてしまいプリントとして見栄えが良くないので、各画像の境目を含む微小範囲で二度切断動作を行うようにしても良い。この場合は各画像の境界を挟む位置において切断動作と微小送りを繰り返して行い、微小送りの合計搬送量がラインプリントの際のピッチ搬送量と一致するように搬送すれば良い。この場合、切り落とされた画像の境目を含む微小範囲の切断屑は回収箱7に回収される。
【0048】
上記の例において画像の境目を含む微小範囲を二度切断する場合は、切断する微小範囲を1mmとすると、画像の境目がカッタ5の近辺まで搬送された後、1.5mm微小搬送した後にペーパの切断を行い、更に1mm搬送して画像の境目を含む微小範囲を切り落とす。その後更に2.5mm搬送することで、合計切断動作における搬送量は5mmとなり、ラインプリントのピッチ搬送量と一致させることが出来る。
【0049】
本実施例においては、可動刃駆動モータM5はパルスモータとしたが、モータの回転角度が設定できるモータであれば特に限定されず、サーボモータ等を用いても良い。また、正逆回転が可能なモータであれば、切断初期位置を設定する際に、回動アーム51の突部51aを検出するセンサを、突部51aの回動軌道上に複数配置することで、ペーパ幅に応じた切断初期位置を設定するようにしても良い。
【0050】
更に、プリント装置に装填したロールペーパRPよりペーパPを引き出し、ペーパ幅を検出した後は、検出したペーパ幅情報に基づくカッタ5の可動刃5bの切断初期位置の設定と、ペーパPの先端がプリント位置に来るまでの搬送を行うが、これらは、可動刃駆動制御部82と搬送機構制御部83の別の制御部によって行われるため、どちらを先に行っても良く、また同時に行っても良い。
【0051】
また更に、各画像の境目と切断位置の位置合わせについて、本実施例ではペーパを微小送りすることについて例示したが、本出願人の以前の出願(特願2000−355884号)に開示しているように、カッタ5の位置をペーパ搬送方向に対して可変にして、切断位置を合わせるようにしても良い。
【0052】
また、可動刃5aを切断初期位置で待機させる際に、固定刃5aと可動刃5bの当接点5eがペーパの幅方向の端部と接していれば、完全に「空切り」の動作を無くすことが出来るが、ペーパPを搬送する際に、ペーパPの幅方向端部を損傷する惧れがある。よって、固定刃5aと可動刃5bの当接点5eはペーパPに接するのではなく、わずかに隙間を設けておく方が、ペーパPの幅方向端部の損傷を防止出来るため好ましい。
【0053】
なお、本実施例においては、カッタ5において固定刃5aの固定刃縁5cがペーパPと略平行になるように位置しており、一方、可動刃5bの可動刃縁5dがペーパPに対して傾斜して位置している例を示したが、これに限らず、可動刃5bの可動刃縁5dをペーパPと略平行になるように位置して、固定刃5aの固定刃縁5cをペーパPに対して傾斜するように構成しても良い。また、固定刃5aの固定刃縁5cおよび可動刃5bの固定刃縁5dの両方がペーパPに対して傾斜するように構成しても良い。
【0054】
(別実施例)
続いて、別実施例について説明する。図6は、本発明にかかるプリント装置の別実施例の切断装置の概略図である。この実施例において切断装置10は、図6(a)に示すように、固定刃10aと可動カッタ10bからなり、可動カッタ10bは、回転可能に支持された回転刃10cと、可動カッタ10bをペーパ幅方向に往復移動させる可動カッタ移動モータ(図示せず)を有している。
【0055】
図6の(a)に破線で示すように、可動カッタ10bはホーム位置において待機している。ロールペーパが装填され、そこから引き出されたペーパが搬送されると、図示しないペーパ幅検出器によってペーパ幅を検出する。検出したペーパ幅が最大ペーパ幅の場合は、可動カッタ10bの切断初期設定は不要であるため、そのままホーム位置で待機するが、幅狭ペーパ幅であると検出した場合は、可動刃駆動制御部82は可動カッタ移動モータ(図示せず)を駆動させ、ペーパ幅に対応した切断初期位置まで可動カッタ10bを移動して、ペーパの切断動作が行われるまでその位置で待機する。
【0056】
ペーパの切断の動作は、図示しないモータによって回転刃10cが回転し、更に可動カッタ10bがペーパの存在範囲をペーパ幅方向に移動することによりペーパを切断する。本実施例においては回転刃10cを用いているため、可動カッタ10bを一度だけペーパPの幅方向(往路方向)に移動することでペーパを切断することが出来る。なお、図6の(b)に示すように、次の切断動作を行う際には、可動カッタ10bを復路方向に移動することになり、可動カッタ10bは切断の際には往路および復路方向への移動を順に繰り返すことになる。
【0057】
ここで、直線刃である固定刃と可動刃を用いた第1実施例の場合は、可動刃を下方向に移動して切断動作を行った後、更に上方向に移動することで、元の位置に復帰させてからペーパへのプリントおよび搬送を再開する必要があるため、可動刃が復帰するまでの間のタイムロスが生じるが、本実施例に示すように、回転刃10cを有するカッタ用いた場合は、回転刃10cを元の位置に戻す必要がなくなるため、更に切断にかかる時間を短縮することが出来る。
【0058】
なお、本発明の実施例においては、ライン状にプリントする装置として、ペーパの幅方向にプリントヘッドを移動してプリントを行うプリントヘッドを例示したが、これに限定されるものではなく、ペーパの幅方向全域に渡って一度にプリントを行うようなプリントヘッドを用いても良い。また、プリントは、インクジェットのように直接ペーパに印刷を行うものでもよく、印画紙のような感光材料に露光することで潜像を形成し、現像処理によって画像を形成するようなものでも良い。
【0059】
更に、ペーパ幅の検出は、ペーパ幅検出器を用いることを例示したが、これに限定されるものではなく、ペーパを内包するマガジンに検出マークを設けてこれを読み取ることで、ペーパ幅を検出するものでも良く、また、予めペーパの幅を入力したり予め設定されている複数のペーパ幅情報の中から選択するような形式のものでも良い。
【0060】
【発明の効果】
本発明は、上述のように、ペーパの幅を検出して予めペーパ幅に合わせた位置まで可動刃を移動させてから切断動作を行うことで、切断装置は「空切り」動作を無くすかあるいは少なくすることが出来るため、切断動作にかかる時間を短縮することが出来、その間中断しているペーパの搬送停止時間、ひいてはプリンタの停止時間をも短縮することが出来るため、プリント装置の処理能力を向上することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプリント装置の概略断面図である。
【図2】本発明にかかるプリント装置の内部構造の斜視図である。
【図3】本発明にかかるプリント装置の各駆動モータの制御系のブロック図である。
【図4】本発明にかかるプリント装置の切断装置の概略図である。
【図5】本発明にかかるプリント装置におけるプリントヘッドの動作スピード、プリント動作、供給ローラ駆動モータ、および可動刃駆動モータのそれぞれの動作を示した図である。
【図6】本発明にかかるプリント装置の別実施例の切断装置の概略図である。
【図7】従来のプリント装置の構成の概略図である。
【図8】従来のプリント装置の切断装置の概略図である。
【符号の説明】
RP ロールペーパ
P ペーパ
1 フレーム
2 供給ローラ
3 プリントヘッド
5a 固定刃
5b 可動刃
8 制御装置
M2 供給ローラ駆動モータ
M3 プリントヘッド駆動モータ
M5 可動刃駆動モータ
102 ローラ
103 プリントヘッド
104 カッタ
Claims (4)
- 異なる幅を有する種々の長尺状のペーパを長手方向に搬送する搬送機構と、前記ペーパの幅方向全域に対して所定範囲毎に画像をライン状にプリントするプリントヘッドと、前記プリントヘッドの下流に配置されており固定刃と可動刃を有し前記固定刃と前記可動刃の当接点を前記ペーパの幅方向に移動させて前記ペーパを切断する切断装置と、前記可動刃を駆動する可動刃駆動装置と、および制御装置を備えており、前記制御装置は、前記切断装置の動作中に前記プリントヘッドの動作を停止するプリント動作制御部と、前記ペーパの幅に応じて前記固定刃と前記可動刃の当接点の移動範囲を設定するように前記可動刃駆動装置を制御する可動刃駆動制御部と、前記切断装置の動作時間に応じて前記ペーパの搬送停止時間を制御する搬送機構制御部を有することを特徴とするプリント装置。
- 前記切断装置は、前記ペーパの幅方向に沿って配置されており、前記固定刃および前記可動刃はペーパの幅方向に刃縁が伸びている直線刃であり、前記固定刃と前記可動刃の少なくともいずれか一方の刃縁が前記ペーパに対して傾斜していることを特徴とする請求項1に記載のプリント装置。
- 前記可動刃は、回転可能に支持された回転刃からなり、前記可動刃駆動装置は、前記回転刃を前記ペーパの幅方向に移動させて前記ペーパを切断することを特徴とする請求項1に記載のプリント装置。
- 前記制御装置は、前記ペーパにプリントされた複数の画像における各画像の境目を含む範囲で二度切断動作を行うように、前記搬送機構と前記可動刃駆動制御部を制御することを特徴とする請求項1乃至3に記載のプリント装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001219903A JP3738710B2 (ja) | 2001-07-19 | 2001-07-19 | プリント装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001219903A JP3738710B2 (ja) | 2001-07-19 | 2001-07-19 | プリント装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003025663A JP2003025663A (ja) | 2003-01-29 |
JP3738710B2 true JP3738710B2 (ja) | 2006-01-25 |
Family
ID=19053817
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001219903A Expired - Fee Related JP3738710B2 (ja) | 2001-07-19 | 2001-07-19 | プリント装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3738710B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102756571A (zh) * | 2011-04-28 | 2012-10-31 | 星精密株式会社 | 打印机 |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4552558B2 (ja) * | 2004-08-06 | 2010-09-29 | ソニー株式会社 | ロール紙切断装置、ロール紙切断方法、及び画像形成装置 |
JP2009226846A (ja) * | 2008-03-25 | 2009-10-08 | Noritsu Koki Co Ltd | 画像形成装置 |
JP4887389B2 (ja) * | 2009-03-12 | 2012-02-29 | 富士通コンポーネント株式会社 | カッタ |
JP4887391B2 (ja) * | 2009-03-12 | 2012-02-29 | 富士通コンポーネント株式会社 | カッタ |
JP4887390B2 (ja) * | 2009-03-12 | 2012-02-29 | 富士通コンポーネント株式会社 | カッタ |
JP6963771B2 (ja) * | 2017-02-14 | 2021-11-10 | デュプロ精工株式会社 | 加工処理装置 |
-
2001
- 2001-07-19 JP JP2001219903A patent/JP3738710B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102756571A (zh) * | 2011-04-28 | 2012-10-31 | 星精密株式会社 | 打印机 |
CN102756571B (zh) * | 2011-04-28 | 2016-02-03 | 星精密株式会社 | 打印机 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003025663A (ja) | 2003-01-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8662659B2 (en) | Recording apparatus and recording/cutting control method | |
JP3738710B2 (ja) | プリント装置 | |
JPH0664255A (ja) | 印字装置 | |
JPH0691592A (ja) | シート切断装置 | |
JPH0259378A (ja) | プリンタ | |
JP2638972B2 (ja) | プリンタ | |
JP2003112453A (ja) | ロール紙カット制御方法、記録装置 | |
JP3805174B2 (ja) | 記録媒体後端検出方法及び記録装置 | |
JP2006326994A (ja) | 印刷装置、及び自動券売機 | |
JP2022102562A (ja) | 記録装置、記録方法、記憶媒体及びプログラム | |
JP2741398B2 (ja) | 連続用紙のスタッカ装置 | |
JP2964088B2 (ja) | 連続用紙のスタッカ装置 | |
JPS626997B2 (ja) | ||
JP2007326705A (ja) | トリマ装置 | |
JP2582164B2 (ja) | プリンタの印字モード設定方法 | |
JPH1148553A (ja) | プリンタ装置 | |
JPH044168A (ja) | 記録装置 | |
JP2001097582A (ja) | 給紙方法及び記録装置 | |
JP2021178390A (ja) | 搬送装置、制御方法、プログラム及び記録装置 | |
JP2005041591A (ja) | 帳票処理装置 | |
JPH07384B2 (ja) | プリンタ装置 | |
JP6621107B2 (ja) | シート収納装置 | |
JP2911309B2 (ja) | シリアルプリンタ | |
JPH0812148A (ja) | 画像形成装置のロール紙給送装置 | |
JP2601856Y2 (ja) | 発券装置における先端券の回収機構 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050602 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050614 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050811 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20051011 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20051024 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111111 Year of fee payment: 6 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111111 Year of fee payment: 6 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111111 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121111 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121111 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131111 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |