JP3738616B2 - 空気浄化装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、限られた範囲の空間の空気汚濁を浄化する空気浄化装置に関し、特に、喫煙室や喫煙所における喫煙に伴う空気汚濁の浄化処理に適した空気浄化装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
煙や臭気等で汚濁した空気を浄化する装置として、従来からフィルターと送風機を備えた空気清浄機がある。一般に良く知られているものは、室内全体の空気を浄化する処理風量の比較的大きいものである。事業所や駅などの一角に設定される喫煙室や喫煙所等の限られた空間の局所的な空気汚濁の浄化には、処理風量の少ない空気清浄機が開発されている。例えば、特公平7―67412号公報には、空気清浄機能を有するテーブルが示されている。これは基本的には、テーブル本体に空気清浄機を構成し、テーブル回りの限られた空間の汚濁空気を浄化処理するものであり、喫煙室や喫煙所等の限られた空間の局所的な空気汚濁の浄化に適している。
【0003】
前記公報に挙げたものは、図34に示すようにテーブル本体70のテーブル天板71の中央に空気清浄機の吸込口72が設けられ、この吸込口72の上方を遮蔽板73で覆い、遮蔽板73とテーブル天板71との間からテーブル面に沿う形態で周囲の空気を吸込み、テーブル本体70の一側から清浄化した空気を吹出すようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の空気清浄機能を有するテーブルにおいて、テーブル天板71に沿う方向に吸込口72に向う気流が形成されるため、テーブル天板71と接する部分の気流の流速は減衰してその吸込作用は著しく弱いうえ、遮蔽板73とテーブル天板71との間の限られた範囲で吸込むことになるため、汚濁空気の処理範囲が狭いといった問題点がある。また、遮蔽板73により遮蔽板73より上方には吸引作用が働かないため、立った姿勢で喫煙した場合には、喫煙者のくゆらす煙や、手にしたタバコから出る煙を吸込むことはできず、向い合わせに立って利用した場合には、対面相手同士でタバコの煙を吹きかけ合う事態も起き、あまり使用感の良いものではない。
【0005】
本発明は、係る従来の問題点を解消するためになされたものであり、その課題とするところは、浄化処理するための空気を吸引する範囲が広く、使用感の優れた空気浄化装置を得ることであり、喫煙に伴うタバコの煙をより効果的に吸引して浄化処理することができる空気浄化装置を得ることであり、その空気浄化装置の使い勝手の向上や機能の向上を推進することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を達成するために請求項1の発明は、フィルターと送風機とこれらを収め通風路を構成する台構造の箱体とを備え、吸込んだ周囲の空気を清浄化して吹出す空気清浄機を構成し、その周囲の空気を吸込む吸込口を、箱体の天面に上向きに開口させるとともに、箱体の天面上に吸込口の外周を囲み吸込口より高い位置において概ね上向きに水平に開口する高さの異なる複数の主吸込口を段状に備えたステップ状吸込部を設ける手段を採用する。
【0010】
前記課題を達成するために請求項2の発明は、請求項1に係る前記手段におけるステップ状吸込部の頂部の主吸込口の上方に、主吸込口に向かってシート状の吹降し気流を生成する吹降し気流生成部を設ける手段を採用する。
【0011】
前記課題を達成するために請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に係る前記手段における高さの異なる複数の主吸込口と箱体の吸込口に至る間の通風路を隔壁で相互に仕切る手段を採用する。
【0012】
前記課題を達成するために請求項4の発明は、請求項1〜請求項3までのいずれかに係る前記手段におけるステップ状吸込部の主吸込口の高さを可変できる構成とする手段を採用する。
【0013】
前記課題を達成するために請求項5の発明は、請求項1〜請求項4までのいずれかに係る前記手段における箱体の底部に通風路の吹出口を設け、その吹出口の上部に庇状の突出構造を設ける手段を採用する。
【0016】
前記課題を達成するために請求項6の発明は、請求項1〜請求項5までのいずれかに係る前記手段における空気清浄機の箱体を多面体に構成し、その隅角部に通風路の出口を配設する手段を採用する。
【0017】
前記課題を達成するために請求項7の発明は、請求項1〜請求項6までのいずれかに係る前記手段における箱体の下部に通風路の吹出口を設け、箱体の下部に前記吹出口からの吹出し気流を外方へ案内する排風ガイド部材を設ける手段を採用する。
【0018】
前記課題を達成するために請求項8の発明は、請求項7に係る前記手段における排風ガイド部材を箱体の下部にスカート状に拡開させて設ける手段を採用する。
【0019】
前記課題を達成するために請求項9の発明は、請求項7に係る前記手段における排風ガイド部材を箱体の下部に垂下状に設ける手段を採用する。
【0020】
前記課題を達成するために請求項10の発明は、請求項7〜請求項9までのいずれかに係る前記手段における排風ガイド部材を箱体の対角部を除く下部の周囲に設ける手段を採用する。
【0021】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1〜図11によって示す本実施の形態は、端的に言えば、台構造の箱体1に、箱体1の周囲の空気を連続的に吸込んで浄化処理する機構を組込んで空気清浄機2を構成し、この空気清浄機2に喫煙に拘る種々の事柄に対応できる工夫を講じた空気浄化装置に関するものであり、喫煙室に設置したり、駅のプラットホームの一部や社屋の一部に設定された喫煙場所に設置し、その限られた空間に発生する汚濁空気の浄化を図るものである。
【0022】
空気清浄機2の基本的な構成は、被処理空気を取込み再び外部に送り出す一連の通風路3に、一方向の空気流を形成する送風機4と、取込んだ被処理空気を浄化処理する浄化処理機能の主体としてのフィルター5を組込んだものである。通風路3は箱体1内に構成され、その被処理空気を取込む吸込口6は、矩形に形成され箱体1の天面の中央に上向きに開設されている。通風路3の出口である吹出口7は、箱体1の底面や側面の下部などに開設されている。送風機4は、通風路3の吹出口7側に組込まれ、吸込口6から吹出口7に向う空気流を通風路3に形成する。
【0023】
送風機4としては本実施の形態ではターボファンが採用されているが、シロッコファンやラジアルファン、或いは軸流ファン等の他の形式の送風機でも構わない。本実施の形態のフィルター5は、比較的大きな粒子を捕集するプレフィルター8と、比較的微細な粒子を捕集する電気集塵機9と、気体状態の臭気成分を吸着する脱臭フィルター10とにより構成され、プレフィルター8、電気集塵機9、脱臭フィルター10の順に吸込口6と送風機4の吸込口との間の通風路3に、通風路3を横断する状態にプレフィルター8が上流側になるように着脱可能に装着されている。
【0024】
箱体1は、空気清浄機2の外殻としての構造であるが、天面上にテーブル11が設けられ、キャビネット型に構成されている。即ち、箱体1のテーブル11の上面のテーブル面12までの床面からの高さ及びテーブル11の幅と長さは、人が椅子に座った着座位で違和感なく手を動かしたり肘をついたり、書籍、書類等を読んだりすることのできる高さに形成されている。テーブル11は箱体1の天面において箱体1の外方へフランジ状に張り出し、そのテーブル面12は灰皿や飲物を置いたり書籍や書類あるいは手荷物を置いたりすることができるようになっている。箱体1の高さは利用者の体格にもよるが、平均的な机の高さである700mm〜800mm程度に設定されている。箱体1の底部四隅にはストッパー付きの車輪13が取付けられていて、装置全体を必要な場所に自由に移動しストッパーにより所定位置に留め置くことができるようになっている。
【0025】
なお、箱体1の高さを日本人の平均的な大人の身長に基づき、800mm〜1000mm程度に設定すれば、テーブル11は利用者が立位で違和感なく手を動かしたり肘をついたり、書籍、書類等を読んだりすることのできる高さになり、立位での使用に適したものとなり、テーブル11の高さを300mm〜450mm程度に設定すれば座位での使用に適したものとなる。
【0026】
箱体1の天面上には、吸込口6の外周を囲み吸込口6より高い位置において概ね上向きに開口する高さの異なる複数の主吸込口14を備えたステップ状吸込部15が吸込口6を被冠する形態に設けられている。ステップ状吸込部15は、図2に示すように裁頭角錐型の段差付きピラミッド状の風洞として構成され、頂部と長手方向のステップの平面部がそれぞれ主吸込口14として矩形に開口されている。ステップ状吸込部15の各主吸込口14には異物の侵入を防止するためにパンチングメタルやメッシュにより構成された保護蓋16が装着されている。ステップ状吸込部15の高さは、100mm〜500mmをめどに箱体1の高さに応じて適宜に設定すればよい。
【0027】
なお、図2に示したステップ状吸込部15の両端面には段差がなく、この部分には主吸込口14は配設されていないが、図3に示すように両端面にも段差を設け、下段の主吸込口14の平面形状を角形リング状に構成してもよい。また、プレフィルター8の位置については、保護蓋16と電気集塵機9の間であればよく、脱臭フィルター10の位置についても送風機4の吐出口と吹出口7の間の通風路3でもよい。さらに電気集塵機9については、タバコの煙粉塵を捕集できる集塵手段、例えばHEPAフィルターなどで代替することもでき、脱臭フィルター10についてもタバコの臭気の除去に有効な他の手段、例えば電気式のものなどに代替又は併用してもよい。
【0028】
この空気浄化装置は、喫煙室や喫煙場所に設置して送風機4を運転させれば、ステップ状吸込部15の上方及びテーブル面12まわりに吸込作用が働く。そして、二段の主吸込口14から吸込まれた周囲の空気は、ステップ状吸込部15内の通風路17を通過して箱体1の吸込口6から空気清浄機2に入る。吸込口6から吸込まれた空気は、フィルター5を通過して送風機4に吸込まれ、送風機4の吐出口に連絡した吹出口7から外部に吹出される。空気清浄機2に吸込まれた空気は、フィルター5を通過する際に、まずプレフィルター8により比較的大きな粒子が捕集され、次に電気集塵機9により比較的微細な粒子が捕集され、さらに脱臭フィルター10により気体状態の臭気成分が吸着され、浄化処理される。
【0029】
この空気浄化装置の特徴は、送風機4による吸込作用の働く範囲(タバコの煙等を吸引できる0.2m/s程度の気流の形成される領域)がステップ状吸込部15があることにより広範になっていることである。床面からテーブル面12までの高さを750mmとし、各ステップの高さが100mmの二段のピラミッド状に構成したステップ状吸込部15により構成した空気浄化装置で測定した結果を図4によって示している。ステップ状吸込部15がない場合の吸込作用の働く範囲は、図4の点線Aで囲まれる範囲であり、ステップ状吸込部15を備えると吸込作用の働く範囲は、図4の実線Bで囲まれる範囲となる。
【0030】
また、ステップ状吸込部15における主吸込口14の合計開口面積と同一の開口面積を有する単一の主吸込口を頭頂部に設けた高さ200mmの角筒状吸込部の場合には、図4の一点鎖線Cで囲まれる範囲となる。ステップ状吸込部15により吸込口6が実質的に上方へ200mm移行することにより、垂直方向についての吸込作用の働く範囲は200mm高くなるのは当然のことであるが、水平方向についての吸込作用の働く範囲も図示のように拡大する。
【0031】
図5のA,B、Cは、それぞれ吸込口6のみのもの、二段のピラミッド状のステップ状吸込部15を備えたもの、高さ200mmの角筒状吸込部を備えたものの吸込流速2m/s以上の範囲を示したものである。なお、吸込口6及び主吸込口14の開口面積は同一に設定しているため、吸込流速は同一とみなすことができる。一般的に吸込流は、吸込口6からの距離の二乗に反比例して減衰することが知られており、図5に示す吸込流速2m/s以上の範囲はその特徴を示している。AとBを比較した場合、Bは主吸込口14がテーブル面12から100mm及び200mm離れた位置にあるため、Aに対して垂直上方向の範囲は200mm程上昇している。
【0032】
これは、自体の上昇気流で舞い上がる煙を吸引するのに効果的である。一方、BとCを比較した場合、Cでは斜め上方の範囲が若干拡大するものの、主吸込口の端縁とテーブル面12の距離が離れているため、テーブル面12上には2m/sの吸込流速は生じない。即ち、テーブル面12上に置かれたタバコから発生する副流煙に対する吸引力はCよりBの方が勝っているわけである。そして、外形上もテーブル面12での占有空間がCよりBの方が少なくコンパクトであり、テーブル面12上の煩雑感も醸さずに済む。つまり、主吸込口14を高さを違えて複数備えることにより、比較的小型のステップ状吸込部15であっても広範な吸引範囲が得られることになる。従って、ステップ状吸込部15は、図6や図7に示すように三段ステップ状にもそれ以上のステップ状にも構成することができる。
【0033】
この空気浄化装置を喫煙場所として使った場合、例えば上記した箱体1及びステップ状吸込部15の高さ寸法によれば、垂直方向のタバコの煙等の吸込範囲は床面から750mm高さ付近からそれより700mm上方付近までとなり、例えば身長1m80cmの喫煙者が椅子に座ってテーブル11の脇において口から吹出すタバコの煙や、手にしたタバコから出る煙も主吸込口14から吸込みこれを浄化処理することが可能である。勿論、テーブル面12上に置いた灰皿等においたタバコから出る煙も主吸込口14から吸込みこれを浄化処理することができる。この空気浄化装置では、上述のような機能により喫煙者がテーブル11の対向位置について喫煙しても対面している同士が吹出すタバコの煙を吹きかけ合うような不快感を醸すことも少なく、良好な使用感が得られる。また、テーブル面12よりも上方に主吸込口14があるため、テーブル面12で飲物等を零しても主吸込口14から空気浄化装置内に入込むことはなく、零れた飲物等の侵入による電気部品の故障を未然に防止することができる。
【0034】
なお、ステップ状吸込部15の形状は、裁頭錐形や角錐形、ピラミッド形の他にも、図7や図8に示すように山形や楕円錐形や、図10,11に示すようなかまぼこ形にしてもよく、保護蓋16についても図9,10に示すように曲面構成にして意匠性を高めることもでき、ステップ状吸込部15の外周面を濃い色で彩色すれば、煙の吸い込まれていく様子を視認できる効果も得られる。また、箱体1及びテーブル面12の形状についても角枠形や楕円枠形等を採用するなどして種々の意匠的な構成を採ることができる。
【0035】
実施の形態2.
図12〜図14によって示す本実施の形態は、実施の形態1で示した空気浄化装置のステップ状吸込部15に有効な吸込範囲の拡大を図る工夫を講じたものであり、空気浄化装置自体の基本的構成は実施の形態1で示したものと同じである。従って、実施の形態1のものと同じ部分については実施の形態1のものと同じ符号を用い、それらについての説明は省略する。
【0036】
本実施の形態の空気浄化装置は、ステップ状吸込部15の高さの異なる複数の主吸込口14と箱体1の吸込口6に至る間の通風路17を隔壁18で相互に仕切ったものである。即ち、ステップ状吸込部15は、二重や三重のジャケット管状の構成が採られている。こうした構成を採ることにより、上方について有効な吸込範囲の拡大を図ることができる。図14は隔壁18の無いステップ状吸込部15によるものAと、隔壁18を持つステップ状吸込部15によるものBとの吸込流速5m/s以上の範囲を示したものである。隔壁18をもたないステップ状吸込部15によるものAでは、吸込口6と各主吸込口14との間は個別ではなく共通の通風路17で連通されるため、吸込口6からの距離に概ね反比例して一段目の主吸込口14には大きな吸込流速が、二段目の主吸込口14には小さな吸込流速が生じ、結果として上方の吸込範囲が狭くなる。一方、隔壁18をもつステップ状吸込部15によるものBでは、各主吸込口14と吸込口6とは独立した通風路17で連通されるため、主吸込口14の開口面積に比例した通風路17の断面積とすることにより、各主吸込口14には同等の吸込流速が得られ、図14に示すように上方について有効な吸込範囲の拡大を図ることができる。これ以外の機能及び効果は実施の形態1のものと同じである。
【0037】
実施の形態3.
図15,16によって示す本実施の形態は、実施の形態1,2で示した空気浄化装置に吹出し気流に拘わる工夫を講じたものであり、それに係る構成以外は基本的には実施の形態1,2で示したものと同じである。従って、実施の形態1,2のものと同じ部分については実施の形態1,2のものと同じ符号を用い、それらについての説明は省略する。
【0038】
本実施の形態の空気浄化装置は、図15に示すように箱体1の下端四隅に外方へ張り出す車輪13付きの支持脚19が設けられ、装置の安定性の向上が図られている。箱体1の下面には通風路3の吹出口7が少なくとも一つ開設され、吹出し気流は車輪13によって保持される床面との間を壁面噴流となって図15,16において矢印で示すように流れ出す。箱体1の下部の吹出口7の上部位置には庇状の突出構造20が設けられている。この実施の形態では突出構造20は、足載せも兼ねて平板状に構成され、二本の支持脚19上に跨って横架されている。突出構造20の一縁は箱体1の一側に蝶着され、箱体1の一側に重ね合わせて止金具等(図示しない)で保持させておくこともできるようになっている。
【0039】
この突出構造20により吹出口7からの流速の速い壁面噴流とテーブル11下の空気との干渉を軽減することができ、テーブル11下に滞留するようなタバコの煙が壁面噴流に誘引され室内に拡散されてしまうような不都合を回避することができる。また、足載せとして利用することにより、使用者の足元に吹出し気流が当ることがなく、冬季等における冷風感を解消でき使用感が向上する。足元空間を広く使いたい場合には、突出構造20を起立させ箱体1の一側に重ね合わせておけばよい。これ以外の機能や効果は実施の形態1,2のものと同じである。
【0040】
実施の形態4.
図17によって示す本実施の形態は、上記各実施の形態で示した空気浄化装置のステップ状吸込部15の主吸込口14の高さを可変とする構成を採用したものであり、それ以外の構成は基本的には各実施の形態で示したものと同じである。従って、各実施の形態のものと同じ部分については各実施の形態のものと同じ符号を用い、それらについての説明は省略する。
【0041】
本実施の形態の空気浄化装置のステップ状吸込部15は、図17に示すように各主吸込口14を構成する筒部21がスライド可能な二重構造に構成されている。外側の筒部21には縦方向にスリット22が形成され、このスリット22を通して摘みねじ23が内側の筒部21にねじ込まれている。摘みねじ23を緩めて動かすことにより内側の筒部21を外側の筒部21に対してスライドさせることができる。これにより使用場所や利用状況に応じて上方についての吸込範囲を調整することができるようになり、状況への対応性が増す。これ以外の機能や効果は実施の形態1,2,3のものと同じである。
【0042】
実施の形態5.
図18〜図22によって示す本実施の形態は、上記各実施の形態で示した空気浄化装置に喫煙に伴う吸殻入れや灰入れとしての容器構造24を設けたものである。空気浄化装置自体の構成は上記各実施の形態で示したものと同じである。従って、各実施の形態のものと同じ部分については各実施の形態のものと同じ符号を用い、それらについての説明は省略する。
【0043】
本実施の形態の空気浄化装置は、喫煙用の容器構造24を図18,19に示すように、吸込み作用の働く範囲内のステップ状吸込部15の側面やテーブル11に備え付けたものである。容器構造24は固定してもよいが、清掃性が悪いため着脱できるようにした方が使い易い。容器構造24の着脱構造としては、取付場所が磁性材料で構成されていれば、図20に示すように容器構造24の取付面に磁石25を埋設したり接着したりすることにより構成できる。また、図21に示すように掛止用のフック26を設け、ステップ状吸込部15の側面等に掛止構造を設けこれに引っ掛けて止めるように構成することも、図22に示すように吸盤27を設けて吸着させるようにすることもできる。さらには、容器構造24を引き出し式にし、テーブル11の端部等において出し入れ可能に構成することもできる。収納できる容器構造24の構成としては、引き出し式の他に図19に示すように容器構造24を下部においてステップ状吸込部15の側壁に回動可能に枢支させる構成を採ることもできる。
【0044】
容器構造24は基本的にはステップ状吸込部15の側部に設けた方が、テーブル面12を広く使うことができ使い勝手が良い。また、吸込み作用の働く範囲の内側寄りに位置することになるため、容器構造24に置いたタバコから出る煙を周囲に逃がすことなく吸引し、浄化処理することができる。
【0045】
実施の形態6.
図23によって示す本実施の形態は、上記各実施の形態で示した空気浄化装置に吸込み性能の向上を図る工夫を講じたものである。空気浄化装置自体の基本構成は各実施の形態で示したものと同じである。従って、各実施の形態のものと同じ部分については各実施の形態のものと同じ符号を用い、それらについての説明は省略する。
【0046】
この実施の形態の空気浄化装置は、図23に示すようにステップ状吸込部15の主吸込口14からフィルター5までの間の通風路3に内径の漸減する導風管28を設けて、当該部の通風路3をフィルター5側ほど断面積の漸減する縮小風路に構成したものである。これにより、主吸込口14の入口での気流の衝突損失や吸込口6の口縁部の段差による渦損失がなくなり、主吸込口14から遠い距離の点までも吸込流速が得られ、吸引作用の働く範囲が拡大する。これ以外の構成及び機能は上記各実施の形態のものと同じである。
【0047】
実施の形態7.
図24によって示す本実施の形態は、上記各実施の形態で示した空気浄化装置に、主吸込口14に向う吹降し気流を生成する吹降し気流生成部29を設けたものである。空気浄化装置自体の基本構成は上記各実施の形態で示したものと同じである。従って、各実施の形態のものと同じ部分については各実施の形態のものと同じ符号を用い、それらについての説明は省略する。
【0048】
本実施の形態の空気浄化装置は、ステップ状吸込部15の頂部の主吸込口14の上方に主吸込口14に向う吹降し気流を生成し、スリット吹出口30から吹き出す吹降し気流生成部29を設けたものである。吹降し気流生成部29は、図示しない支柱によってステップ状吸込部15の上方に横架状態に支持されていて、主吸込口14に向ってシート状の吹降し気流を生成する。吹降し気流を形成することにより、空気浄化装置を囲む喫煙者が、吹降し気流に向って吹出したタバコの煙は、吹降し気流に衝突し、主吸込口14側へ強制的に押し曲げられ、誘引されて確実に主吸込口14から吸引され箱体1内で浄化処理され吹出口7から外部に吹出される。従って、対面する喫煙者にタバコの煙が吹きかかるようなことはなく、良好な使用感が得られるうえ、図24のAに示すように、吹降し気流の無いものBより、吹降し気流の誘引作用により上方への吸込範囲が拡大する。これ以外の機能や効果は各実施の形態のものと同じである。
【0049】
実施の形態8.
図25〜図28によって示す本実施の形態は、前記各実施の形態で示した空気浄化装置の自動運転機能に関するものであり、それに係る構成以外は、前記各実施の形態で示したものと同じである。従って、各実施の形態のものと同じ部分については各実施の形態のものと同じ符号を用い、それらについての説明は省略する。
【0050】
この空気浄化装置には人の出す赤外線を検知し、検知信号を出力する焦電型の人感センサー52が設けられ、周囲に人が居るか居ないかにより自動運転できるように構成されている。人感センサー52は、頂部の主吸込口14近傍に配設すれば、検知範囲が広くとれて配置個数も少なくできて都合がよい。人感センサー52の出力は、制御回路53に入力され制御回路53により予め設定された制御フローにより処理され、空気清浄機2への通電を制御する。吹降し気流を生成するものではその送風機の通電も制御する。制御回路53は、図25に示すように入力信号処理部54と、処理信号が変化してからの経過時間を認識できるタイマカウント部55と、出力処理部56とから構成され、図25に示すような制御フローに基づいて空気浄化装置を自動運転する。
【0051】
即ち、図25において初期設定の後、制御回路53ではS1において、人感センサー52からの入力信号を入力信号処理部54において処理する(#1の処理)を行ないS2へ進む。S2では人感センサー52が人を検知したかどうかを判定する(#2の処理)。S2で人を検知したら、S3において出力処理部56により電源スイッチ57をオンし強運転で送風機4を運転する処理(#3の処理)を行ないS5へ進む。S2において人を検知しなければ、S4に進み電源スイッチ57をオフ(#4の処理)しS1へ戻る。S5では人感センサー52からの入力信号を入力信号処理部54において処理を行ない(#5の処理)、S6に進む。S6では人感センサー52が人を検知したかどうかを判定する(#6の処理)。
【0052】
S6で人を検知したら、S3の処理に戻り、人を検知しなければS7へ進む。S7では送風機4を弱運転する処理を行ない(#7の処理)、S8へ進む。S8ではタイマカウント部55で人を検知しなくなってからの経過時間をカウントする処理(#8の処理)を行ないS9へ進む。S9では、設定時間が経過したか否かを判定する処理(#9の処理)を行ない、経過していればS10で電源スイッチをオフする処理(#10の処理)を行ないS1へ戻る。S9で設定時間経過していなければ、S5の処理に戻る。
【0053】
こうした制御方式以外にも、例えば人の多少を人感センサー52の出力値の大小によって制御回路53で判定し、大勢の時には送風機4を強運転させて処理風量を大きくし、小人数の時には送風機4を弱運転させて処理風量を少なくする自動運転方式を採ることもできる。このような自動運転機能を具備させることにより、必要な時にだけ空気の汚染度に応じた風量で運転するため、ランニングコストを抑えることができ、省エネルギー性を付与できる。
【0054】
また、図27,28に示すように人感センサー52に換えて空気浄化装置に雑ガスセンサー58を設け、その出力信号に応じて自動運転できるように構成することも可能である。雑ガスセンサー58は、ステップ状吸込部15やテーブル面12等に配設すれば、煙の発生場所近くで、煙が拡散する前に検知できるので迅速で正確な制御を行なうことができる。雑ガスセンサー58の出力信号は、制御回路53に入力され制御回路53により予め設定された制御フローにより処理され、空気清浄機2への通電を制御する。吹降し気流を生成するものではその送風機も制御する。制御回路53は、図27に示すように入力信号処理部54とタイマカウント部55と出力処理部56とから構成され、図28に示すような制御フローに基づいて空気浄化装置を自動運転する。
【0055】
即ち、図28において初期設定の後、制御回路53ではS21において、雑ガスセンサー58からの出力信号を入力信号処理部54にとりこみ、S22においてA/D変換しA/D変換値X(雑ガス濃度)を求め、S23へ進む。S23ではXが予め設定された濃度値Aより大きいか否かが判定される。大きくなければS24で電源スイッチ57をオフし、S25においてタイマカウント部55で処理信号が変化してからの経過時間をカウントしてS26へ進む。S26では設定時間が経過したか否かが判定され、経過していればS21へ戻り、経過していなければS24に戻る。S23でA<XであればS27に進み、送風機4を弱運転する処理を行ない、S28においてタイマカウントする処理を行ないS29へ進む。S29では設定時間が経過したか否かが判定され、経過していればS30へ進み、していなければS27へ戻る。
【0056】
S30では、雑ガスセンサー58からの出力信号を入力信号処理部54にとりこむ処理を行ない、S31においてA/D変換しA/D変換値Xを求め、S32へ進む。S32ではXが予め設定された濃度値aより小さいか否かが判定される。ここで濃度値A>濃度値aである。S32でX<aであればS24へ進み、X<aでなければS33へ進む。S33ではXが予め設定された濃度値Bより大きいか否かが判定される。ここで濃度値Bは濃度値Aより高い値である。S33でB<XであればS34へ進み、B<XでなければS30へ戻る。S34では送風機4を強運転する処理を行ない、S35でタイマカウントする処理をしてS36へ進む。S36では所定時間経過したか否かが判定され、経過していればS37へ進み、していなければS34へ戻る。
【0057】
S37では、雑ガスセンサー58からの出力信号を入力信号処理部54にとりこむ処理を行ない、S38においてA/D変換しA/D変換値Xを求め、S39へ進む。S39ではXが予め設定された濃度値bより小さいか否かが判定される。ここで濃度値B>濃度値bである。また濃度値b≧濃度値Aである。S39でX<bであればS27へ戻り、そうでなければS37へ戻る。なお、タイマカウント部55は処理信号が変化してからの経過時間を認識し、設定時間を経過したか否かの処理を行なうことによりチャタリング動作を防止している。このような自動運転機能を具備させることにより、必要な時にだけ空気の汚染度に応じた風量で運転するため、ランニングコストを抑えることができ、省エネルギー性を付与できる。
【0058】
実施の形態9.
図29によって示す本実施の形態は、前記各実施の形態で示した空気浄化装置の箱体1に関するものであり、それに係る構成以外は、前記各実施の形態で示したものと同じである。従って、各実施の形態のものと同じ部分については各実施の形態のものと同じ符号を用い、それらについての説明は省略する。
【0059】
空気浄化装置の箱体1を多面体に構成し、その隅角部の底面又は下部に各吹出口7を配設したものである。例えば、箱体の隅角部を面取り状態にカットし、カット部分59に図29に示すように各吹出口7を開口させる。テーブル11の平面形状が四角形等の場合、利用者の多くは、コーナー部を避けてテーブル面12に臨むことになる。この利用者の避ける位置に吹出口7を配設することにより、吹出し気流が利用者の足元に直接当ることを回避することができる。従って、利用者は足元に気流感を覚えずに済み、使用感が向上する。
【0060】
実施の形態10.
図30〜図33によって示す本実施の形態は、上記各実施の形態で示した空気浄化装置に吹出し気流に拘わる工夫を講じたものであり、それに係る構成以外は基本的には各実施の形態で示したものと同じである。従って、各実施の形態のものと同じ部分については各実施の形態のものと同じ符号を用い、それらについての説明は省略する。
【0061】
本実施の形態の空気浄化装置も図30や図32に示すように箱体1の下端四隅に外方へ張り出す車輪13付きの支持脚19が実施の形態3で示したものと同様に設けられ、装置の安定性の向上が図られている。箱体1の下面(下部側面でもよい)には通風路3の吹出口7が少なくとも一つ開設され、吹出し気流は車輪13によって保持される床面60との間を壁面噴流となって外方へ向かって流れ出す。箱体1の下部には、吹出口7の下方の床面60との間隙にチャンバーを形成する排風ガイド部材61が外周に設けられている。
【0062】
排風ガイド部材61は、図30,31に示すように箱体1の下部にスカート状に拡開させて設けるか、図32,33に示すように箱体1の下部に垂下状に設けるが、いずれも、その自由端縁と床面60との間隔は、箱体1の底面と床面60との隙間の高さより小さい寸法に設定されている。スカート状に拡開させた排風ガイド部材61は、支持脚19の上面に当接するように箱体1の対角部を除く四周から外方へ張り出すように設けられている。勿論、一体成形部品として箱体1の全周にわたって設けてもよい。また、図30,31に示すように湾曲形状としても平板形状としてもよい。
【0063】
この空気浄化装置においては箱体1の下面と床面60との間隙に吹出口7から吹出し気流が吹出される。排風ガイド部材60はこの間隙個所に外部への吹出し部分が狭いチャンバーを形成しており、吹出し部分からの吹出し風速及び吹出し方向は均一化され、図の31の62で示す剪断面を有する二次元的な壁面噴流となって外方へ吹出される。例えば、送風機4からの吹出し気流の方向が何らかの理由により床面60に対して垂直性を欠くものである場合、排風ガイド部材61がないと吹出し方向が一方向に偏り、箱体1の下部の四方向の吹出し部分のうちのある吹出し部分からの風速が増大してしまうことになる。本実施の形態の構成によれば、上述のような場合でも排風ガイド部材61によるチャンバーにより、吹出し部分からの吹出し風速及び吹出し方向は均一化され、箱体1周りのどの場所で使用しても利用者の足下の冷風感を低減でき、使用感の向上を推進することができる。
【0064】
排風ガイド部材61による狭い吹出し部分から外部に吹出される噴流は、剪断面62を有しながら壁面噴流となって広がっていく。その際に周囲の静止空気を巻き込む誘引流63が生じる。この誘引流63によってタバコの煙が噴流に引き寄せられる範囲は、図32の点線Aで示す範囲となる。排風ガイド部材61が無い場合、吹出し部分が大きく箱体1に近いため、その剪断面64は図31に示すように上方に形成され、誘引流65も上方に生じ、この誘引流65によってタバコの煙が噴流に引き寄せられる範囲は、図32の一点鎖線Bで示すように、テーブル面12近傍にまで達する。この範囲Bには、使用者が手にしたタバコから生じる副流煙も入ることになり、主吸込口14からの吸引を阻害し、吸引範囲の減少のみならず誘引された煙を噴流により拡散させてしまうことになる。
【0065】
図30,31に示すように箱体1の対角部に排風ガイド部材61を臨ませないようにすることにより、当該部の吹出し風量を他の部分より増大させることができ、吹出しの際の圧力損失を低減することができる。テーブル11の平面形状が四角形等の場合、利用者の多くは、コーナー部を避けてテーブル面12に臨むことになり、利用者の位置することの少ない対角部からの吹出し風量が増加する分、利用部分の吹出し風速は低減され、使用感が向上する。
【0066】
図32,33によって示す垂下状の排風ガイド部材61によっても上述のスカート状の排風ガイド部材61と基本的には同等の機能を果たさせることができる。垂下状に排風ガイド部材61を構成する方が、箱体1の下部に張り出しがなくて済み、利用者の足元を圧迫することもない利点がある。これ以外の機能や効果はスカート状のものと同じである。
【0067】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、浄化処理するための空気を吸引する範囲が広く、使用感の優れた空気浄化装置が得られる。
【0071】
請求項2の発明によれば、請求項1に係る前記効果とともに吸引範囲が広くなり、機能も使用感も向上する。
【0072】
請求項3の発明によれば、請求項1又は請求項2のいずれかに係る前記効果とともに吸引範囲が拡大し、機能が向上する。
【0073】
請求項4の発明によれば、請求項1〜請求項3までのいずれかに係る前記効果とともに吸込範囲を調整できる。
【0074】
請求項5の発明によれば、請求項1〜請求項4までのいずれかに係る前記効果とともに、煙の拡散が防止でき、使用感も向上する。
【0077】
請求項6の発明によれば、請求項1〜請求項5までのいずれかに係る前記効果とともに、使用感を一層向上させることができる。
【0078】
請求項7の発明によれば、請求項1〜請求項6までのいずれかに係る前記効果とともに、煙の拡散を防止できる。
【0079】
請求項8の発明によれば、請求項7に係る前記効果とともに、煙の拡散を防止できる。
【0080】
請求項9の発明によれば請求項7に係る前記効果とともに、煙の拡散を防止でき、使い勝手も向上する。
【0081】
請求項10の発明によれば、請求項7〜請求項9のいずれかに係る前記効果とともに使用感も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1の空気浄化装置を一部を破断して示す正面図である。
【図2】 実施の形態1のステップ状吸込部を示す斜視図である。
【図3】 実施の形態1の他のステップ状吸込部を示す斜視図である。
【図4】 実施の形態1の空気浄化装置の吸込範囲に関する説明図である。
【図5】 実施の形態1の空気浄化装置の吸込範囲に関する比較説明図である。
【図6】 実施の形態1の他のステップ状吸込部を示す斜視図である。
【図7】 実施の形態1の他のステップ状吸込部を示す斜視図である。
【図8】 実施の形態1の他のステップ状吸込部を示す斜視図である。
【図9】 実施の形態1の他のステップ状吸込部を示す斜視図である。
【図10】 実施の形態1の他のステップ状吸込部を示す斜視図である。
【図11】 実施の形態1の他のステップ状吸込部を示す斜視図である。
【図12】 実施の形態2のステップ状吸込部を示す斜視図である。
【図13】 実施の形態2の他のステップ状吸込部を示す斜視図である。
【図14】 実施の形態2のステップ状吸込部の吸込範囲を示す比較説明図である。
【図15】 実施の形態3の空気浄化装置を示す斜視図である。
【図16】 実施の形態3の空気浄化装置の機能を示す要部拡大断面図である。
【図17】 実施の形態4のステップ状吸込部を示す斜視図である。
【図18】 実施の形態5の空気浄化装置示す斜視図である。
【図19】 実施の形態5の空気浄化装置の容器構造の構成の一例を示す断面図である。
【図20】 実施の形態5の空気浄化装置の容器構造の構成の一例を示す斜視図である。
【図21】 実施の形態5の空気浄化装置の容器構造の構成の一例を示す斜視図である。
【図22】 実施の形態5の空気浄化装置の容器構造の構成の一例を示す断面図である。
【図23】 実施の形態6の空気浄化装置の構成を示す一部を破断して示す正面図である。
【図24】 実施の形態7の空気浄化装置を示す側面図である。
【図25】 実施の形態8の空気浄化装置の回路構成図である。
【図26】 実施の形態8の空気浄化装置の制御フローを示すフローチャートである。
【図27】 実施の形態8の空気浄化装置の他の回路構成図である。
【図28】 実施の形態8の空気浄化装置の他の制御フローを示すフローチャートである。
【図29】 実施の形態9の空気浄化装置の構成を示す斜視図である。
【図30】 実施の形態10の空気浄化装置の構成を示す斜視図である。
【図31】 実施の形態10の空気浄化装置の機能を示す説明図である。
【図32】 実施の形態10の他の空気浄化装置の構成を示す斜視図である。
【図33】 実施の形態10の他の空気浄化装置の機能を示す説明図である。
【図34】 従来の空気浄化機能付きテーブルの構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 箱体、 2 空気清浄機、 3 通風路、 4 送風機、 5 フィルター、 6 吸込口、 7 吹出口、 11 テーブル、 14 主吸込口、 15 ステップ状吸込部、 18 隔壁、 20 突出構造、 22 スリット、24 容器構造、 28 導風管、 29 吹降し気流生成部、 52 人感センサー、 53 制御回路、 59 カット部分、 61 排風ガイド部材。
Claims (10)
- フィルターと送風機とこれらを収め通風路を構成する台構造の箱体とを備え、吸込んだ周囲の空気を清浄化して吹出す空気清浄機を構成し、その周囲の空気を吸込む吸込口を、前記箱体の天面に上向きに開口させるとともに、前記箱体の天面上に前記吸込口の外周を囲み当該吸込口より高い位置において概ね上向きに水平に開口する高さの異なる複数の主吸込口を段状に備えたステップ状吸込部を設けた空気浄化装置。
- 請求項1に記載の空気浄化装置であって、ステップ状吸込部の頂部の主吸込口の上方に、この主吸込口に向ってシート状の吹降し気流を生成する吹降し気流生成部を設けた空気浄化装置。
- 請求項1又は請求項2のいずれかに記載の空気浄化装置であって、高さの異なる複数の主吸込口と箱体の吸込口に至る間の通風路を隔壁で相互に仕切った空気浄化装置。
- 請求項1〜請求項3までのいずれかに記載の空気浄化装置であって、ステップ状吸込部の主吸込口の高さを可変できる構成とした空気浄化装置。
- 請求項1〜請求項4までのいずれかに記載の空気浄化装置であって、箱体の底部に通風路の吹出口を設け、その吹出口の上部に庇状に張出す突出構造を設けた空気浄化装置。
- 請求項1〜請求項5までのいずれかに記載の空気浄化装置であって、空気清浄機の箱体を多面体に構成し、その隅角部に通風路の出口を配設した空気浄化装置。
- 請求項1〜請求項6までのいずれかに記載の空気浄化装置であって、箱体の下部に通風路の吹出口を設け、箱体の下部に前記吹出口からの吹出し気流を外方へ案内する排風ガイド部材を設けた空気浄化装置。
- 請求項7に記載の空気浄化装置であって、排風ガイド部材を箱体の下部にスカート状に拡開させて設けた空気浄化装置。
- 請求項7に記載の空気浄化装置であって、排風ガイド部材を箱体の下部に垂下状に設けた空気浄化装置。
- 請求項7〜請求項9までのいずれかに記載の空気浄化装置であって、排風ガイド部材を箱体の対角部を除く下部の周囲に設けた空気浄化装置。
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