JP3736682B2 - 墓前用収納容器の扉開閉機構 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は墓前用収納容器の扉を閉じた状態で平面状に保持するようにした扉開閉機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
墓前用収納容器は、石材で形成された箱状本体部の開口部に、扉を開閉自在に取付けて石塔の前などに設置され、内部に線香を立てる香炉や、蝋燭立て、鈴などを収納するようになっている。この墓前用収納容器1の扉開閉機構は、図9に示すように、石材で形成された箱状本体部2の前面開口部3に扉4A、4Bが開閉自在に取付けられている。
【0003】
前記扉扉4A、4Bの回転中心には、図10に示すように、プラスチックを流し込んで軸受部5を形成し、箱状本体部2の底板6から上方に突設した金属製の支持軸7を前記軸受部5に挿着して、扉4A、4Bを左右に開閉自在に支持するようになっている。
【0004】
しかしながら、この墓前用収納容器1の扉4A、4Bを組立てる場合、扉4A、4Bは石材で形成され、機械部品のように正確な寸法に加工することが難しく、また軸受部5を構成する円筒孔9も機械部品のように正確な位置に正確な直径で、垂直に開孔することができない。このため円筒孔9の内径を支持軸7の直径より十分に大きく形成し、図示しない軸形成用治具を円筒孔9に挿着してプラスチックを流し込んでから治具を引き抜いて軸受部5を成形していた。
【0005】
このように加工した扉4A、4Bを組立てると図11に示すように、扉4A、4Bを閉じた時に、この側面が左右の側板10A、10Bの内壁面に当接して停止するが、前述のように扉4A、4Bが正確な形状に加工されていないので、左右側板10A、10Bの内壁との当接部分が左右で異なり、扉4A、4Bの前面がずれて平板状に閉じず、その調整作業が面倒であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記問題点を改善し、左右の扉を閉じた時に、前面が平板状に揃って閉じるように簡単に調整できる墓前用収納容器の扉開閉機構を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載の墓前用収納容器の扉開閉機構は、石材で形成された箱状本体部の開口部に左右の扉を開閉自在に取付け、前記扉の回転中心にプラスチックを流し込んで軸受部を形成し、箱状本体部の底板から上方に突設した支持軸を前記軸受部挿着して、扉を閉じた状態で、扉の側面が箱状本体部の左右側板に当接する墓前用収納容器の扉開閉機構において、前記箱状本体部の左右側板に近接する扉の側面に、プラスチックを流し込んで雌ネジを形成し、この雌ネジに、雄ネジで形成された調整ストッパーを可動自在に螺合させ、この調整ストッパーの突出長さを調整して、扉を閉じた状態で、左右の扉前面を平面状に保持するようにしたことを特徴とするものである。
【0008】
本発明の請求項2記載の墓前用収納容器の扉開閉機構は、調整ストッパーが金属で形成されていることを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の一形態を図1ないし図5を参照して詳細に説明する。先ず図1に示すように、底部に載置板12を形成した平面略L字形の扉4A、4Bを加工する。次にこの肉厚部13の内側に、底面から円筒孔9を開孔すると共に、側面上部に円筒孔15を横方向に開孔する。また扉4A、4Bの重なり部分となる端部近傍に取っ手取付孔16も開孔しておく。
【0010】
次に図2に示すように、側面上部に開孔した円筒孔15を上方に向けて、ここに雌ネジ成形用のボルト17を挿着する。この後、円筒孔15にプラスチック20を流し込んで、固化させてから雌ネジ成形用のボルト17を捩って取外すと、雌ネジ21が形成される。また肉厚部13の底面から開口した円筒孔9に図示しない軸形成用治具を挿着して、ここにプラスチックを流し込んでから軸形成用治具を引き抜いて図3に示すように軸受部5を形成する。
【0011】
この後、取っ手取付孔16に取っ手24を取付けると共に、前記雌ネジ21に、ステンレス製の雄ネジ23で形成した調整ストッパー25を螺合させる。このように扉4A、4Bを製造してから、図5に示すように墓前用収納容器1の底板6に貫通した軸取付孔の下方から支持軸7を上方に貫通させてナットで垂直に固定する。この後、底板6の両側に左右の側板10A、10Bを立設させて接着剤で固定する。次に扉4A、4Bの軸受部5に支持軸7を挿着して扉4A、4Bを開閉自在に支持する。
【0012】
次いで扉4A、4Bを開いた状態で、箱状本体部2の背面側から、調整ストッパー25に、ドライバーを差し込んで回転させ、扉4A、4Bが閉じた時に前面が平板状に閉じるように、調整ストッパー25の突出長さを調整する。
【0013】
この後、背面板26と上面板27を取付けて図9に示す墓前用収納容器1を完成する。従って、石材で形成され、機械部品のように正確な寸法に加工することが難しい扉4A、4Bの側面に調整ストッパー25を可動自在に取付けて、その突出長さを調整することにより、扉4A、4Bが閉じた時に前面を平板状に閉じることができる。
【0014】
調整ストッパー25となる雄ネジ23は、ステンレスで形成されているので耐食性や耐衝撃性に優れている。また調整ストッパー25はプラスチック20で形成した雌ネジ21に螺合して支持されているので、扉4A、4Bを閉める時に、調整ストッパー25の先端が、石材で形成された側板10A、10Bと衝突しても、衝突音がプラスチック20で吸収されて音を小さくすることができる。
【0015】
図6ないし図8は、墓を囲む外柵の正面の左右に取付ける親柱29に適用した場合の本発明の他の実施の形態を示すものである。この親柱29は内部が中空の箱状本体部2の側面に開口部3を形成し、ここに扉4A、4Bを開閉自在に取付けたものである。
【0016】
扉4A、4Bの側面には図4と同様に、プラスチック20を流し込んで成形した雌ネジ21と、ここに螺合させた調整ストッパー25が設けられている。扉4A、4Bを図7に示すように開いた状態で、箱状本体部2の背面側から、調整ストッパー25の先端にドライバーを差し込んで回転させて、調整ストッパー25の突出長さを、図8に示すように扉4A、4Bが閉じた時に前面が揃った平板状に閉じるように調整する。
【0017】
なお上記説明では雄ネジ23をステンレスで形成した場合について示したが、他の金属でも良く、またプラスチックで形成したものでも良い。
【0018】
【発明の効果】
以上説明した如く本発明に係る請求項1記載の墓前用収納容器の扉開閉機構によれば、左右側板に近接する扉の側面に、プラスチックを流し込んで雌ネジを形成し、この雌ネジに、雄ネジで形成された調整ストッパーを可動自在に螺合させ、この調整ストッパーの突出長さを調整することにより、正確な寸法に加工することが難しい石材製の扉を閉じた時に、左右扉の前面が平板状に揃うように簡単に調整することができる。
【0019】
また請求項2記載の墓前用収納容器の扉開閉機構によれば、金属で形成された調整ストッパーは、プラスチックで形成した雌ネジに螺合して支持されているので、扉を閉める時に、調整ストッパーの先端が、石材で形成された側板と衝突しても、衝突音がプラスチックで吸収されて音を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態による石材を加工した扉を示す斜視図である。
【図2】図1の扉の側面に開孔した円筒孔に、雌ネジ成形用のボルトを挿着し、プラスチックを流し込んで雌ネジを形成している状態を示す断面図である。
【図3】扉の側面に形成した雌ネジに調整ストッパーを取付けた状態を示す斜視図である
【図4】調整ストッパーと側板が当接している状態を示す断面図である。
【図5】扉が閉じた状態の墓前用収納容器を示す水平断面図である。
【図6】内部が収納容器となっている親柱を示す斜視図である。
【図7】図6の水平断面図である。
【図8】扉が閉じた状態を示す親柱の水平断面図である。
【図9】従来の墓前用収納容器を示す斜視図である。
【図10】図9の垂直断面図である。
【図11】扉が閉じた状態の墓前用収納容器を示す水平断面図である。
【符号の説明】
1 墓前用収納容器
2 箱状本体部
3 開口部
4A、4B 扉
5 軸受部
6 底板
7 支持軸
8 円筒孔
10A、10B 側板
13 肉厚部
15 円筒孔
16 取っ手取付孔
17 雌ネジ成形用のボルト
20 プラスチック
21 雌ネジ
23 雄ネジ
24 取っ手
25 調整ストッパー
26 背面板
27 上面板
29 親柱

Claims (2)

  1. 石材で形成された箱状本体部の開口部に左右の扉を開閉自在に取付け、前記扉の回転中心にプラスチックを流し込んで軸受部を形成し、箱状本体部の底板から上方に突設した支持軸を前記軸受部挿着して、扉を閉じた状態で、扉の側面が箱状本体部の左右側板に当接する墓前用収納容器の扉開閉機構において、前記箱状本体部の左右側板に近接する扉の側面に、プラスチックを流し込んで雌ネジを形成し、この雌ネジに、雄ネジで形成された調整ストッパーを可動自在に螺合させ、この調整ストッパーの突出長さを調整して、扉を閉じた状態で、左右の扉前面を平面状に保持するようにしたことを特徴とする墓前用収納容器の扉開閉機構。
  2. 調整ストッパーが金属で形成されていることを特徴とする請求項1記載の墓前用収納容器の扉開閉機構。
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