JP3735313B2 - イメージ管理システム、イメージ管理方法及びイメージ管理プログラム - Google Patents

イメージ管理システム、イメージ管理方法及びイメージ管理プログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、書類などのイメージ画像を効率的に管理するイメージ管理システム、イメージ管理方法及びイメージ管理プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、企業などの組織内で行われる事務は主として書類を用いて管理されていた。書類は事務遂行上で膨大な量となるため、後日閲覧が必要な書類については、倉庫などに書類を格納する。また、必要に応じてその書類をマイクロフィルムとして管理する。書類を閲覧したい場合には、その書類を綴ったファイルを倉庫から抽出したり、あるいはマイクロフィルムの閲覧システムにより検索要求を行い書類を抽出していた。
【0003】
倉庫からファイルを抽出する方法、マイクロフィルムの閲覧方法のいずれも、書類の内容を得るまでには多大な時間が必要である。その結果、事務の滞留による事務効率の低下や、書類に関する顧客からの照会に対する回答時間のばらつきによる顧客サービスの低下などが懸念される。また、過去の書類を現物により管理するための膨大なコピーと保管スペースを考えると、より効率的な管理方法が望まれる。特に、全国各地に書類を閲覧希望する事業所や書類を保管する倉庫が点在する場合などには、書類情報の管理により事務の効率や顧客サービスが大きく変動する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来の手法では、マイクロフィルムに記録された書類の検索には煩雑な処理が必要であり、事務効率が低かった。
【0005】
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、書類などのイメージ画像を効率的に管理するイメージ管理システム、イメージ管理方法及びイメージ管理プログラムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明のある観点によれば、複数のイメージ記録領域を備え、前記イメージ記録領域の少なくとも一つに、イメージ情報を管理するためのマイクロインデックスデータを読取可能な態様で記録したバーコードを含むマイクロフィルムの前記フィルムイメージを順次撮像してイメージデータを取得するスキャナと、前記イメージデータに含まれるバーコードを認識処理してバーコード解析データを取得するイメージ解析手段と、前記イメージ解析手段で解析されたバーコード解析データと、前記マイクロインデックスデータとを比較照合し、この照合結果が一致しない場合に、前記バーコード解析データを修正するためのデータ修正画面を表示装置に表示させ、修正されたバーコード解析データの入力を促す解析データ検査手段と、前記解析データ検査手段で修正されたバーコード解析データを検索インデックスデータとして前記イメージデータに対応付けて前記イメージデータを分類するイメージ分類手段とを具備してなるイメージ管理システムが提供される。
【0007】
これにより、マイクロフィルムからイメージを取り込み、これをマイクロインデックスデータに基づき管理しておくため、マイクロフィルムに対して検索を行う必要が無くなり、マイクロフィルムとして記録されていた書類の検索が効率的に行える。具体的には、検索から抽出までに数時間から数日かかっていた検索時間が、数秒あるいはそれ以下で行うことができる。その結果、検索により必要な書類情報を得るまでの待機時間を大幅に削減することができ、事務滞留の回避による事務効率の向上と顧客サービスの向上が可能となる。
【0008】
この発明の別の観点によれば、イメージ管理システムによるイメージ管理方法において、イメージ管理システムのスキャナで、複数のイメージ記録領域を備え、前記イメージ記録領域の少なくとも一つに、イメージ情報を管理するためのマイクロインデックスデータを読取可能な態様で記録したバーコードを含むマイクロフィルムのフィルムイメージを順次撮像してイメージデータを取得し、前記イメージデータをイメージファイル記録装置に格納し、前記イメージ管理システムのイメージ解析手段で、前記イメージデータに含まれるバーコードを認識処理してバーコード解析データを取得し、前記バーコード解析データを前記イメージファイル記録装置に格納し、前記イメージ管理システムの解析データ検査手段で、前記イメージファイル記録装置に格納されたバーコード解析データと、前記マイクロインデックスデータとを比較照合し、この照合結果が一致しない場合に、前記バーコード解析データを修正するためのデータ修正画面を表示装置に表示させ、修正されたバーコード解析データの入力を促し、前記イメージ管理システムのイメージ分類手段で、前記解析データ検査手段で修正されたバーコード解析データを検索インデックスデータとして前記イメージデータに対応付けて前記イメージデータを分類し、マルチイメージファイルとしてマルチイメージ記録装置に記録するイメージ管理方法が提供される。
【0009】
さらにこの発明の別の観点によれば、コンピュータを、複数のイメージ記録領域を備え、前記イメージ記録領域の少なくとも一つに、イメージ情報を管理するためのマイクロインデックスデータを読取可能な態様で記録したバーコードを含むマイクロフィルムのフィルムイメージを順次撮像してイメージデータを取得させる手段、前記イメージデータに含まれるバーコードを認識処理してバーコード解析データを取得する手段、前記バーコード解析データを取得する手段で解析されたバーコード解析データと、前記マイクロインデックスデータとを比較照合し、この照合結果が一致しない場合に、前記バーコード解析データを修正するためのデータ修正画面を表示装置に表示させ、修正されたバーコード解析データの入力を促す手段、前記修正されたバーコード解析データの入力を促す手段で修正されたバーコード解析データを検索インデックスデータとして前記イメージデータに対応付けて前記イメージデータを分類する手段として機能させるためのイメージ管理プログラムが提供される
【0010】
装置(システム)または方法に係る本発明は、コンピュータに当該発明に相当する手順を実行させるための(あるいはコンピュータを当該発明に相当する手段として機能させるための、あるいはコンピュータに当該発明に相当する機能を実現させるための)プログラム、このプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体としても成立する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の一実施形態を説明する。
【0012】
図1は本発明の一実施形態に係るイメージ管理システムの全体構成を示す図である。図1に示すように、このイメージ管理システムは、大別して、マイクロフィルムコンバートシステム1と、イメージ取得クライアントシステム2と、イメージ管理サーバシステム3から構成される。これら各システム1〜3はネットワーク4を介してデータ通信可能に接続されている。
【0013】
マイクロフィルムコンバートシステム1には、コンバート端末11と、インデックス作成端末12と、イメージ登録端末13がネットワーク4に接続されて配置されている。また、コンバート端末11は、マイクロフィルムのフィルムスキャン用の高速スキャナ110が接続されている。このマイクロフィルムコンバートシステム1により、マイクロフィルムがイメージデータに一括変換される。
【0014】
イメージ取得クライアントシステム2には、イメージ登録端末21と、イメージ検索端末22がネットワーク4に接続されて配置されている。イメージ登録端末21には書類イメージのスキャン用のイメージスキャナ210が接続されている。このイメージ取得クライアントシステム2により、書類イメージをスキャンしてイメージデータに変換する機能と、イメージの検索機能が実現される。
【0015】
イメージ管理サーバシステム3には、イメージサーバ31がネットワーク4に接続されて配置されている。イメージサーバ31には、DVD(Digital Versatile Disk)オートチェンジャ310が接続されている。また、このイメージサーバ31には、インデックスデータを格納するインデックスデータ記録装置320が接続されている。このイメージ管理サーバシステム3は、イメージ取得クライアントシステム2からの要求に応答してイメージデータを検索し、得られたイメージデータをイメージ取得クライアントシステム2に送信する。
【0016】
このイメージ管理システムは、大量に発生する書類をイメージ取得クライアントシステム2でイメージ化し、また過去に大量に発生した書類を管理するために保存されているマイクロフィルムの書類情報をマイクロフィルムコンバートシステム1によりイメージ化する。得られたイメージ情報は、イメージ管理サーバシステム3に転送され、イメージファイルとして保存される。イメージファイルは、イメージ取得クライアントシステム2のイメージ検索端末22で検索することができる。このイメージ検索端末22の検索に応答して、イメージ管理サーバシステム3は該当するイメージファイルを取得し、イメージ検索端末22に転送する。
【0017】
図2はマイクロフィルムの一例を示す図である。図2に示すように、マイクロフィルム112は、例えば16mmのフィルム幅からなるフィルムがフィルム幅方向(図2のy軸方向)とは直角の方向(図2のx軸方向)に長く延びている。マイクロフィルム112は、イメージ記録領域202と、このイメージ記録領域202以外の領域であるガイド領域203から構成されている。イメージ記録領域202には、マイクロフィルム記録装置(不図示)を用いて記録された書類などの視覚的なイメージ情報が記録されている領域である。イメージ記録領域202は、フィルム長方向に対して同じ位置、すなわち図2において同じx座標位置に、それぞれ2つ設けられている。
【0018】
一つのマイクロフィルム112に複数の書類に関するイメージが記録されている場合、イメージ記録領域202には、例えばその書類の先頭のイメージとして、インデックス情報としてのバーコードが記録されている。従って、図2の破線で囲まれた領域が一つの書類を記録した領域に対応する。インデックス情報としては、書類識別番号が該当する。すなわち、このバーコードには、後述するマイクロインデックスファイルとして管理されるデータのうちのいずれかが記録される。これにより、バーコードを解析して読み取られたバーコード解析データと、書類識別番号は一致しているため、インデックス情報とイメージ記録領域202に記録された書類イメージとの同一性を確保することができる。マイクロフィルム読取装置(不図示)により読み取られるバーコード解析データのスキャン順と、マイクロインデックスデータが登録される順序は一致する。
【0019】
また、ガイド領域203には、イメージ記録領域202に対応するx座標にブリップマークが形成されている。このブリップマークは、大ブリップマーク204a、小ブリップマーク204bから構成される。大ブリップマーク204a及び小ブリップマーク204bには、一連のコマ番号がマイクロフィルム読取装置(図示せず)により読取可能に(あるいは観察可能に)付されている。また、大ブリップマーク204aには、コマ番号のみならず、書類識別情報あるいは書類識別番号がマイクロフィルム読取装置(不図示)により読取可能に記録されていてもよい。
【0020】
なお、これらコマ番号や書類識別情報は、イメージ記録領域202の読取順序、すなわちコマ数と対応付けておけば、必ずしもブリップマーク204a,204bに読取可能に記録しておく必要はない。すなわち、検索する際に、予めデータとして得られているコマ数(例えば大ブリップのコマ数が10個目で、小ブリップのコマ数が3個目など)をマイクロフィルム読取装置が自動でカウントし、あるいは検索担当者がカウントすれば、目的とする書類のイメージを探し出すことができるからである。
【0021】
さらに、このマイクロフィルムには、フィルム単位で他のマイクロフィルムと識別するためのフィルム識別情報(例えばフィルム番号)が割り当てられている。
【0022】
このマイクロフィルムによる書類の検索を行うため、予めマイクロフィルム検索用のマイクロインデックスファイルがコンピュータの記録装置などに格納されている。
【0023】
マイクロインデックスファイルの一例を図3に示す。
【0024】
図3に示すように、マイクロインデックスファイルは、書類識別情報、書類識別番号、フィルム番号、コマ番号からなる4つのデータ項目が互いに関連づけられており、これらによりマイクロインデックスデータが構成される。このマイクロインデックスデータにより、ある書類と他の書類のマイクロフィルム上での識別が可能となる。
【0025】
通常、マイクロフィルムの検索は、書類を必要としている者(以下、書類要求者)が書類の検索のための書類識別情報をマイクロフィルムによる書類検索の担当者(以下、書類検索担当者)に伝え、この書類識別情報からマイクロインデックスファイルに基づき、検索の対象とする書類についてのマイクロフィルムに関するデータとして、書類識別番号、フィルム番号、コマ番号をマイクロインデックスファイルが格納された記録装置から読出して取得する。そして、得られたフィルム番号に対応するマイクロフィルムを倉庫などから取り出し、対象とするコマ番号に対応するイメージ記録領域の書類イメージをマイクロフィルム読取装置により読み取る。そして、書類検索担当者は、得られた書類イメージをe−mailなどを用いて書類要求者の端末に送信する。
【0026】
図3の例では、書類識別情報が団体番号、基準日、帳票IDのデータ項目により構成される場合を示したが、これに限定されるものではない。また、書類識別情報に基づき、書類識別番号などを書類検索担当者が検索する例を示したが、書類識別番号を直接書類要求者から取得して、その書類識別番号に基づき書類検索担当者がフィルム番号、コマ番号を特定してもよい。この場合、書類識別情報というデータ項目は不要である。
【0027】
以上に示したマイクロフィルムは、マイクロフィルムコンバートシステム1によりイメージファイルに一括して変換され、イメージ管理システムで検索可能に蓄積される。
【0028】
次に、マイクロフィルムコンバートシステム1の各構成の詳細について説明する。
【0029】
図4はコンバート端末11の詳細な構成の一例を示す図である。コンバート端末11は、例えばCPUやメモリなど、所定のプログラムに基づき所定の演算処理を実行するプロセッサ111を備える。プロセッサ111は、記録装置(不図示)からイメージ読取プログラム、イメージ保存プログラム、通信処理プログラムを読出して実行することにより、イメージ読取手段111a、イメージ保存手段111b、通信処理手段111cとして機能する。プログラムが記録された記録装置は、例えばCD−ROM、DVDなどの記録媒体及びその記録媒体を読み取る記録媒体読取装置から構成されていてもよいし、磁気ディスクなどの記録装置でもよい。以下、プログラムなどが記録されたこの記録装置の構成は他の端末などの記録装置でも共通するので詳細な説明は省略する。
【0030】
プロセッサ111には、高速スキャナ110、表示装置113、入力装置114、通信装置115、イメージファイル記録装置116、マイクロインデックスファイル記録装置117が接続されている。
【0031】
高速スキャナ110は、プロセッサ111のイメージ読取手段111aからの指令に基づき、マイクロフィルム112のイメージ記録領域202に記録されたイメージを高速にスキャンしてイメージデータを取り込み、プロセッサ111に出力する。イメージの取得は、例えば図2のマイクロフィルムの例では、矢印に示す方向に撮像領域をスキャンさせて順次イメージ記録領域202に記録されたイメージを順次撮像する。
【0032】
より具体的には、高速スキャナ110は、マイクロフィルムのイメージ記録領域202に光を照射する光照射装置、この光照射によりマイクロフィルムを透過し、あるいは反射した光を受光するCCDなどの受光センサ、この受光センサをデジタル信号に変換する変換装置などから構成される。これにより、マイクロフィルムのイメージ記録領域202に記録された写真や書類などの視覚的な情報をデジタルデータに変換することができる。
【0033】
プロセッサ111のイメージ保存手段111bは、得られたイメージデータに例えばフィルム番号などの仮インデックスデータを付加してイメージファイル記録装置116に格納する。表示装置113は、例えばCRTなどのディスプレイであり、高速スキャナ110によるスキャンの進捗状況などが表示される。イメージ保存手段111bは、仮インデックス入力画面を表示装置113に表示して、仮インデックスの入力をオペレータに促す。イメージ保存手段111bは、オペレータにより選択された仮インデックスをイメージデータに対応付けて、かつファイル名を付してイメージファイル記録装置116にイメージファイルとして格納する。
【0034】
仮インデックスデータは、マイクロインデックスファイルとマイクロフィルムからスキャンされたイメージデータを対応付けるのに利用可能なデータであれば何でもよく、例えばマイクロインデックスファイルの書類識別情報、書類識別番号、フィルム番号のいずれかでよい。本実施形態では、フィルム番号を仮インデックスデータとして説明する。
【0035】
図5はインデックス作成端末12の詳細な構成の一例を示す図である。インデックス作成端末12は、例えばCPUやメモリなど、所定のプログラムに基づき所定の演算処理を実行するプロセッサ121を備える。プロセッサ121は、記録装置(不図示)からイメージ解析プログラム、解析データ検査プログラム、イメージ分類プログラム、通信処理プログラムを読み出して実行することにより、イメージ解析手段121a、解析データ検査手段121b、イメージ分類手段121c、通信処理手段121dとして機能する。
【0036】
プロセッサ121には、表示装置122、入力装置123、通信装置124、マイクロインデックスファイル記録装置125、イメージファイル記録装置126及びマルチイメージ記録装置127が接続されている。
【0037】
イメージ解析手段121aは、コンバート端末11から受信したイメージファイルを読出し、その読み出されたイメージデータに対してイメージ解析処理を実行する。これにより、イメージデータ中に記録されたバーコードデータが解析されて文字データに変換される(以下、この解析されたデータをバーコード解析データと称する)。そして、得られたバーコード解析データを一旦イメージファイル記録装置126に格納しておく。このイメージ解析後に、イメージファイル記録装置126に格納されるイメージファイルには、イメージデータ、ファイル名、仮インデックスに加えて、バーコード解析データが対応付けられている。また、バーコード解析データは、読み取られたイメージ記録領域のイメージデータに対応付けられる。これにより、どのイメージにバーコードが記録されていたかを確認することができる。
【0038】
解析データ検査手段121bは、イメージ解析手段121aで読み取られたバーコード解析データの検査処理を実行する。検査処理の具体的手法としては種々考えられるが、例えば第1の検査処理としての桁落ち検査処理、第2の検査処理としてバーコード認識漏れ判定処理により検査処理を構成することができる。
【0039】
バーコードデータの解析の際に、イメージ解析手段121aがあるイメージ記録領域202から取得されたイメージファイルには、バーコードであることを認識しているが、そのバーコードを解析した結果、複数ある桁数のうち一部が認識できずに読み取られることがある。この読取不足を修正するのが桁落ち検査処理である。さらに認識の度合いが低い場合には、あるイメージ記録領域202にはバーコードが記録されているにもかかわらず、バーコードが記録されていると認識できない場合がある。この場合、認識できなかったバーコードがなかったか否かを判定するのがバーコード認識漏れ判定処理である。
【0040】
第1の検査処理としての桁落ち検査処理について説明する。まず、解析データ検査手段121bは、イメージファイル記録装置126に格納されたバーコード解析データを読み出す。そして、得られたバーコード解析データの桁数と、予め定められた基準桁数を比較する。この基準桁数は、例えば入力装置123を用いてオペレータが入力したものでも、バーコード解析データの桁数から読み取られた桁数に基づいて自動で設定(例えば読み取られたバーコード解析データのうち最も多い桁数を基準桁数と設定)されたものでもよい。
【0041】
そして、基準桁数と異なる桁数を有するバーコード解析データを抽出する。そして、抽出されたバーコード解析データを、そのバーコード解析データが読み取られたイメージデータとともに表示装置122に表示させ、オペレータに、桁数の修正入力を促す。オペレータは、この修正入力の要求を受けて、表示装置122のイメージを参考にして入力装置123を用いて桁数の修正入力を行う。解析データ検査手段121bは、修正入力値により修正されたバーコード解析データによりイメージファイル記録装置126のイメージファイルを更新する。これにより、イメージファイル記録装置126に格納されたイメージファイルでは、桁落ちの無いバーコード解析データに修正される。
【0042】
次に、第2の検査処理としてのバーコード認識漏れ判定処理について説明する。
【0043】
バーコード解析データはインデックス情報をバーコード化したものであるため、書類識別番号と一致している。この書類識別番号は、マイクロインデックスファイルとして管理されている。従って、マイクロインデックスファイルとして管理されている書類識別番号と、バーコード解析データを照合することにより、バーコード解析データに漏れが無いかを判定することができる。
【0044】
解析データ検査手段121bは、マイクロインデックスファイル記録装置125から読み出されたマイクロインデックスファイルに含まれる書類識別番号と、イメージ記録装置127に格納されるバーコード解析データを読出し、両者を照合する。照合は、例えば先頭の書類識別番号から1:1で順次照合していき、不一致となる書類識別番号を抽出する。不一致となる書類識別番号が抽出された場合、その書類識別番号として与えられているバーコードの解析ができなかったものと判定し、その判定結果を表示装置122に表示して、オペレータにバーコードから読み取られる書類識別番号の入力を促す。また、解析データ検査手段121bは、判定結果とあわせて、イメージデータのイメージを表示装置122に表示する。これにより、オペレータは、表示装置122に表示されたイメージから見てとれるバーコードから、入力装置123を用いてデータを入力すればよい。解析データ検査手段121bは、入力されたデータをバーコード解析データとして追加して、イメージファイル記録装置126を更新する。これにより、イメージファイル記録装置126に格納されたイメージファイルでは、桁落ちが無く、かつイメージ解析手段121aでバーコードの読取ができずに認識されていなかったデータが追加されたバーコード解析データが対応付けられることとなる。
【0045】
イメージ分類手段121cは、解析データ検査手段121bで検査済みのバーコード解析データに基づき、イメージファイルを書類毎に分類処理する手段である。マイクロフィルムに記録されたイメージは、バーコードが付された先頭のイメージ記録領域202から、次のバーコードが付されたイメージ記録領域202の手前までが、一つの書類であることが示される。従って、バーコード解析データが対応付けられたイメージファイルから、次のバーコード解析データが対応付けられたイメージファイルの手前のファイルまでが、一つの書類についてのイメージファイルに対応する。従って、バーコード解析データのイメージファイルへの対応付けを基準にある書類に関するイメージデータを他の書類に関するイメージデータと分類することができる。
【0046】
イメージ分類手段121cは、イメージファイル記録装置126からイメージファイルを読出す。そして、バーコード解析データから得られたイメージファイルから、次のバーコード解析データが得られたイメージファイルの手前のイメージファイルまでに一つのファイル名(例えばバーコード解析データ)を新たに付して、複数のイメージファイルからなるマルチイメージファイルとしてマルチイメージ記録装置127に格納する。新たなファイル名は、オペレータにより入力されたファイル名でもよい。
【0047】
通信処理手段121dは、通信装置124を制御して通信処理を実行する。第1の通信処理は、コンバート端末11から受信したイメージファイルを通信装置124により受信させる。第2の通信処理は、マルチイメージ記録装置127から読み出されたマルチイメージファイルを通信装置124によりイメージ登録端末13に転送させる。
【0048】
図6はイメージ登録端末13の詳細な構成の一例を示す図である。イメージ登録端末13は、例えばCPUやメモリなど、所定のプログラムに基づき所定の演算処理を実行するプロセッサ131を備える。プロセッサ131は、記録装置(不図示)からイメージ登録プログラム、通信処理プログラムを読み出して実行することにより、イメージ登録手段131a、通信処理手段131bとして機能する。
【0049】
プロセッサ131には、入力装置132、表示装置133、通信装置134及びマルチイメージ記録装置135が接続されている。
【0050】
イメージ登録手段131aは、インデックス作成端末12から受信したマルチイメージファイルのイメージ管理システムへの登録処理を実行する。具体的には、まずマルチイメージファイルをファイル名とともにマルチイメージとしてイメージを表示装置133に表示し、検索の際に有効と考えられる付加的な情報(以下、検索補助情報)の入力を促す。オペレータにより検索補助情報が入力されると、その検索補助情報をファイル名に関連づけて、インデックスデータとして通信処理手段131bに対して転送要求を行う。
【0051】
通信処理手段131bは、イメージ登録手段131aからの転送要求に応答して、イメージサーバ31に、マルチイメージファイルにインデックスデータを対応付けてネットワーク4を介して通信装置134により転送させる。
【0052】
また、通信処理手段131bは、インデックス作成端末12からのマルチイメージファイルの通信装置134による受信を制御する。
【0053】
次に、上述したイメージ管理システムの動作を説明する。
【0054】
まず、マイクロフィルムコンバートシステム1でマイクロフィルムをイメージ登録するまでの動作を図7に沿って説明する。
【0055】
図7に示すように、まず高速スキャナ110にイメージ登録の対象とするマイクロフィルム112をセットする。そして、マイクロフィルム112のイメージ記録領域202に記録されたイメージを高速にスキャンしてイメージデータを取り込む(s1)。プロセッサ111のイメージ読取手段111aの制御に基づき取り込まれたイメージデータはコンバート端末11のプロセッサ111に出力される(s2)。このイメージデータには、スキャンされるイメージ記録領域202毎に、ファイル名が付加されている。
【0056】
プロセッサ111のイメージ保存手段111bは、マイクロインデックスファイル記録装置117からマイクロインデックスファイルを表示装置113に表示させ、仮インデックスデータの入力をオペレータに促す。オペレータは、表示装置113の表示内容から、スキャンの対象となったマイクロフィルム112のマイクロインデックスデータを選択する。イメージ保存手段111bは、選択されたマイクロインデックスデータ(ここではフィルム番号)を仮インデックスデータとして、ファイル名に関連づけてイメージファイル記録装置116に格納する(s3)。
【0057】
イメージファイル記録装置116に格納されたイメージファイルの一例を図8に示す。図8に示すように、得られたイメージデータのそれぞれにはファイル名が対応付けられている。また、あるフィルムから得られるイメージファイルにはそれぞれ共通のフィルム番号が対応付けられ、他のフィルムから得られるイメージファイルにはそれぞれ他の共通のフィルム番号が対応付けられる。このフィルム番号は、仮インデックスデータとしてオペレータにより入力あるいは選択されたデータである。
【0058】
プロセッサ111の通信処理手段111cは、イメージファイル記録装置116に格納されたイメージファイルを読出し、通信装置115にイメージファイルを送信させる。通信装置115により送信されたイメージファイルはネットワーク4を介して転送され(s4)、インデックス作成端末12で受信される。
【0059】
インデックス作成端末12の通信処理手段121dの制御により通信装置124で受信されたイメージファイルはプロセッサ121に出力される。そして、このイメージファイルは一旦プロセッサ121によりイメージファイル記録装置126に格納される。次に、イメージ解析手段121aは、イメージファイル記録装置126に格納されたイメージファイルを読み出す。そして、イメージファイルに含まれるバーコードの解析処理を実行し(s5)、文字データ(バーコード解析データ)を取得する。得られたバーコード解析データは、解析の対象としたイメージデータに対応付け、かつそのファイル名に対応付けられてイメージファイル記録装置126にイメージファイルとして格納される。
【0060】
図9はバーコード解析データが対応付けられたイメージファイルの一例を示す図である。図9に示すように、図8で示されるイメージ取得後のファイルに加えて、バーコード解析データが付加されている。
【0061】
このバーコード解析データは、バーコードが記録されているイメージデータに対応付けられる。図9の例では、イメージデータ1,イメージデータ901,イメージデータ1001のそれぞれにバーコードが記録されており、これらイメージデータにバーコード解析データが対応付けられている。
【0062】
また、バーコード解析データは書類を識別する単位毎に付加され、一つの書類に対しては一つのデータとなる。また、バーコードは書類を記録したイメージ記録領域202のうち、先頭の領域に記録されている。従って、バーコード解析データは書類の記録単位としての先頭のイメージファイルに対応付けて格納される。一つのフィルムには通常複数の書類が記録されているため、読取漏れあるいは解析漏れが無い場合には、各フィルムに書類の数と同じ数のバーコード解析データが得られる。
【0063】
このバーコード解析処理が終了すると、解析データ検査手段121bは、桁落ち検査処理を実行する(s6)。桁落ち検査処理の詳細なフローを図10に示す。桁落ち検査処理は、例えば図示しない記録装置に記録されている予め定められたバーコードの桁数(基準桁数)と、バーコード解析データの桁数を比較照合する(s61)。例えば図9に示す例の場合、バーコードの桁数は通常6桁であることが分かるが、この基準桁数“6”が予め記録装置に記録されている。なお、この基準桁数は、図9に示すように複数読み取られたバーコード解析データの桁数を算出し、最も多い桁数を基準桁数と自動設定してもよい。
【0064】
解析データ検査手段121bは、この基準桁数と各バーコード解析データの桁数を比較し、両者が一致するか否かを判定する。一致する場合には、桁落ちが無いため、桁落ち無しと判定する(s62)。一致しない場合には、桁落ちが発生していると判定する(s63)。桁落ちが発生していると判定した場合、桁落ちが発生したことを示し、桁落ちバーコード解析データを修正するためのデータ修正画面を図11に示すように表示装置122に表示し(s64)、データ入力を促す。このデータ修正画面には、図11に示すように、桁落ちのバーコード解析データ(図では“00111”であり、一桁落ちている)が表示され、この表示データを修正する画面として表示される。
【0065】
このデータ修正画面を参考にしながら、オペレータは、桁落ち分の修正データを入力する(s65)。データ修正が終了すると、すべてのバーコード解析データについて桁落ち検査が行われたか否かを判定する(s66)。終了していない場合には、(s67)に進み、次のバーコード解析データを取得し、(s61)〜(s66)に示す処理を繰り返し実行する。終了している場合には、修正されたバーコード解析データが対応付けられたイメージファイルをイメージファイル記録装置126に格納し(s68)、処理を終了する。桁落ち修正がされたイメージファイルの一例を図12に示す。データ項目は図9と同じである。図12に示すように、桁落ちしていたイメージデータ1001に対応付けられたバーコード解析データの桁落ちが修正され、すべてのバーコード解析データの桁数がそろっている。
【0066】
この桁落ち修正処理が終了すると、解析データ検査手段121bは、バーコード認識漏れ判定処理を実行する(s7)。
【0067】
バーコード認識漏れ判定処理の詳細なフローを図13に示す。
【0068】
バーコード認識漏れ判定は、まず桁落ち処理が終了したイメージファイル(図12に相当するイメージファイル)をイメージファイル記録装置126から読出すとともに、マイクロインデックスファイルをマイクロインデックスファイル記録装置125から読み出す(s71)。
【0069】
次に、読み出されたイメージファイルに含まれる桁落ち修正後のバーコード解析データと、そのバーコード解析データと一致する書類識別番号をマイクロインデックスファイルから抽出する(s72)。この抽出は、例えばフィルム番号などをキーとして実行すればよい。
【0070】
次に、これら抽出されたバーコード解析データの次のバーコード解析データと、次の書類識別番号を比較照合する(s73)。比較照合の結果、両者のデータが一致する場合には、解析漏れのデータは無いと判定する(s74)。そして、すべての書類識別番号について照合が終了したか否かを判定し(s75)、終了していなければ、(s76)に進み、次のバーコード解析データと次の書類識別番号を抽出する。そして、同様の比較照合処理を繰り返し実行する。バーコード解析データと書類識別番号が一致しない場合には、解析漏れのデータが存在すると判定し(s77)、解析漏れのバーコードデータの入力画面を表示装置122に表示し(s78)、オペレータに読取出来なかったデータの入力を促す。オペレータによりデータが入力されると(s78a)、その入力データと(s73)で不一致とされた書類識別番号とを比較照合する(s79)。この比較照合により両者が一致する場合には(s74)に進み、一致しない場合には(s77)に進み、上記と同様の処理が繰り返される。
【0071】
すべての書類識別番号について照合が終了すると、バーコード認識漏れ判定により修正されたバーコード解析データが対応付けられたイメージデータをイメージファイルとしてイメージファイル記録装置126に格納し(s80)、処理を終了する。
【0072】
バーコード解析データと書類識別番号の比較照合により、両者が一致しなかった場合のより詳細な処理について説明する。
【0073】
具体的には、ある2つのバーコードの間に、1つあるいはそれ以上の認識漏れのバーコードがある場合の第1の認識漏れ判定処理、あるバーコードよりも前に認識漏れのバーコードがある場合の第2の認識漏れ判定処理、あるバーコードよりも後に認識漏れのバーコードがある場合の第3の認識漏れ判定処理がある。
【0074】
まず、第1の認識漏れ判定処理について説明する。
【0075】
例えば図14に示すように、イメージデータ1に対応付けられたバーコード解析データが001111であり、イメージデータ901のバーコード解析データが001114であり、書類識別番号が001111,001112,001113,001114,…の順に登録されている場合を想定する。バーコード解析データのデータ項目の空欄は、バーコード解析データが認識されなかったイメージデータであることを示している。また、イメージデータは、イメージデータ1から連続してイメージデータ2,3,…と順次スキャンされたものとする。
【0076】
まず、図13の(s72)に示すように、バーコード解析データと書類識別番号を順次照合し、両者が一致するものを抽出する。この図14の例では、バーコード解析データ001111に対して書類識別番号001111が抽出されたものとする(s81)。
【0077】
次に、一連のバーコード解析データの順序を(s81)で抽出されたものから一つ繰り下げ、次のバーコード解析データ001114を抽出する。同様に、一連の書類識別番号の順序を(s81)で抽出されたものから一つ繰り下げ、次の書類識別番号001112を抽出する。そして、(s73)で対応するステップとして、両者を比較照合し、一致あるいは不一致を判定する(s82)。両者は不一致であるため、書類識別番号の順序を(s82)で抽出されたものからさらに一つ繰り下げ、次の書類識別番号001113を抽出する。そして、バーコード解析データ001114と書類識別番号001113を比較照合し、一致あるいは不一致を判定する(s83)。両者は不一致であるため、書類識別番号の順序を(s83)で抽出されたものからさらに一つ繰り下げ、次の書類識別番号001114を抽出する。そして、バーコード解析データ001114と書類識別番号001114を比較照合し、一致あるいは不一致を判定する(s84)。両者は一致しているため、認識漏れのデータ有りと判定し(s77)、比較照合処理を終了する。
【0078】
これら(s81)〜(s84)の比較照合処理により、バーコード解析データ001111が対応付けられたイメージデータ1からイメージデータ901までの間に、不一致と判定された回数と同じ数のバーコードの認識漏れがあったことが分かる。
【0079】
そこで、(s78)に進み、データ入力画面を表示させ、認識漏れのあったバーコードの入力をオペレータに要求する。この入力画面では、イメージデータ2からイメージデータ900のイメージを表示させる。オペレータは、この表示されたイメージデータ2からイメージデータ900の中から、バーコードが記録されたイメージを見つけ出し、表示されたイメージに含まれるバーコードに付された数字をインデックス作成端末12の入力装置123を用いて入力する。なお、オペレータがすべてのバーコードを入力せずに、(s82)や(s83)で不一致となった書類識別番号を表示させ、オペレータによるバーコードが記録されたイメージの選択のみにより処理することもできる。認識漏れのあったバーコードは書類識別番号に一致しているため、改めてバーコードデータの入力をオペレータに要求しなくても済むからである。
【0080】
次に、あるバーコードよりも前に認識漏れのバーコードがある場合の第2の認識漏れ判定処理について説明する。なお、この第2の認識漏れ判定処理では、図13に示すフローから外れた処理が実行される。
【0081】
例えば図15に示すようにイメージデータ301に対応付けられたバーコード解析データが001112であり、書類識別番号が001111,001112,…の順に与えられている場合を想定する。バーコード解析データのデータ項目の空欄は、バーコード解析データが読み取られなかったイメージデータであることを示している。また、イメージデータ1から連続してイメージデータ2,3,…と順次スキャンされたものとする。
【0082】
まず、図13の(s72)に示すように、バーコード解析データと書類識別番号を順次照合し、両者が一致するものを照合する。図15の例では、最初に読み取られたバーコード解析データ001112と最初の書類識別番号001111が抽出され、比較照合される(s91)。両者は一致しないため、一連の書類識別番号の順序を(s91)で抽出されたものから一つ繰り下げ、次の書類識別番号001112を抽出する。そして、バーコード解析データ001112と書類識別番号001112を比較照合し、一致あるいは不一致の判定を行う。両者は同じ数値であるため、両者は一致していると判定される(s92)。
【0083】
これにより、書類識別番号001111に対応するバーコードについて認識漏れがあり、かつこの認識漏れのバーコードは、書類識別番号001112が対応付けられたバーコードが記録されたイメージデータ301よりも前にスキャンされたイメージデータのいずれかに含まれていることが分かる。
【0084】
そこで、図13の(s78)と同様に、データ入力画面を表示させ、認識漏れのあったバーコードの入力をオペレータに要求する。この入力画面では、イメージデータ300までのイメージを表示させる。オペレータは、このイメージデータ300までのイメージの中から、バーコードが記録されたイメージを見つけだし、そのイメージに含まれるバーコードに付された数字を入力装置123を用いて入力する。その他の処理については第1の認識漏れ判定処理と共通するので詳細な説明は省略する。
【0085】
次に、あるバーコードよりも後に認識漏れのバーコードがある場合の第3の認識漏れ判定処理について説明する。なお、この第3の認識漏れ判定処理では、図13に示すフローから外れた処理が実行される。
【0086】
例えば図16に示すように、イメージデータ501に対応づけられたバーコード解析データが001113であり、書類識別番号が…,001113,001114,…の順に与えられている場合を想定する。バーコード解析データ001113と書類識別番号001113までの比較照合(s101)までは、第1の認識漏れ判定処理に示したように実行され、次のバーコード解析データを抽出しても次の解析データが存在しないのに対して、次の書類識別番号001114は存在する。この場合、両者の比較照合はできない(s102)。しかし、書類識別番号001114に対応するバーコード解析データが認識漏れであり、この認識漏れのバーコードは、イメージデータ502以降のイメージデータに含まれることが分かる。
【0087】
そこで、図13の(s78)と同様に、データ入力画面を表示させ、認識漏れのあったバーコードの入力をオペレータに要求する。この入力画面では、イメージデータ502以降のイメージを表示させる。
【0088】
オペレータは、このイメージデータ502以降のイメージの中から、バーコードが記録されたイメージを見つけだし、そのイメージに含まれた数字を入力装置123を用いて入力する。その他の処理については第1の認識漏れ判定処理と共通するので詳細な説明は省略する。
【0089】
このようにして解析データの検査処理が終了したイメージファイルの一例を図17に示す。図17に示すように、認識漏れのあったバーコードがイメージデータに対応付けられている。
【0090】
次に、インデックス作成端末12のイメージ分類手段121cは、解析データの検査が終了したイメージファイルに対してイメージ分類処理を実行する(s8)。イメージ分類処理は、具体的にはバーコード解析データにより複数のイメージファイルから構成され、一つのバーコード解析データが対応付けられたマルチイメージファイルを生成する処理である。
【0091】
図18はイメージ分類処理の概念図である。図18に示すように、バーコード解析データが対応付けられたイメージデータから、次のバーコード解析データが対応付けられたイメージデータの前のイメージデータまでをマルチページ化して、その対応付けされているバーコード解析データをマルチイメージファイル名としてマルチイメージ記録装置127にマルチイメージファイルとして格納する。
【0092】
図18の例では、イメージデータ1からイメージデータ300までがマルチページ化されて一つのマルチイメージファイル1としてファイル名を001111としてマルチイメージ記録装置127に格納される。
【0093】
なお、マイクロフィルムにおいて、ある書類についてのイメージが記録された複数のイメージ記録領域のスキャン順に沿って末尾の記録領域にバーコードが記録されているような場合には、バーコード解析データが対応づけられたイメージデータの次のイメージデータから、次のバーコード解析データが対応付けられたイメージデータまでを一つのマルチイメージファイルとすればよい。この場合、例えば図18の例では、イメージデータ2からイメージデータ301までが一つのマルチイメージファイルとされる。
【0094】
通信処理手段121dは、イメージ分類処理がなされたマルチイメージファイルをマルチイメージ記録装置127から読出し、通信装置124にイメージ登録端末13に転送させる(s9)。
【0095】
イメージ登録端末13の通信処理手段131bは、マルチイメージファイルを通信装置134で受信する。このマルチイメージファイルはマルチイメージ記録装置135に格納される(s10)。
【0096】
イメージ登録端末13のイメージ登録手段131aは、検索補助情報の登録処理を実行する(s11)。具体的には、イメージ登録手段131aは、マルチイメージ記録装置135からマルチイメージファイルを読出してマルチイメージファイル及びマルチイメージファイル名を表示装置133に表示させ、検索補助情報の入力をオペレータに促す。オペレータは、これに応答して、イメージの表示内容などを参考にしながら検索補助情報を入力する。入力された検索情報は、マルチイメージ記録装置135にマルチイメージファイルに対応付けて格納される。
【0097】
なお、この検索補助情報の登録処理(s11)は省略してもよい。また、代替的に、この登録処理(s11)に代えて、マイクロインデックスファイルを他の端末などから受信し、このマイクロインデックスファイルに含まれる書類識別情報などをバーコード解析データに対応付けて検索補助情報として登録してもよい。なお、この検索補助情報として他にもその取得されたイメージに関連する保険商品情報などを含め、この保険商品情報や、イメージサーバ31内に登録されるべきフォルダ名などの登録先特定情報を登録してもよい。また、保険商品情報を登録先特定情報として、この保険商品情報毎にイメージサーバ31がイメージデータを振り分けて登録してもよい。振り分けて登録する場合、例えばイメージサーバ31内に設けられたフォルダ毎に登録するなどの処理を行えばよい。また、インデックス作成端末12までにイメージデータとバーコードデータの関連づけでエラーが残る場合があるが、この検索補助情報の登録処理において、そのエラーが発生した関連づけを修正し、修正されたバーコード解析データによりマルチイメージファイルを対応付けてマルチイメージ記録装置135に格納してもよい。
【0098】
この検索補助情報の登録が終了すると、イメージ登録手段131aは、通信処理手段131bに対して、マルチイメージファイル名及び検索補助情報をインデックス情報としてイメージサーバ31に送信するための送信要求と、インデックス情報が対応付けられたマルチイメージファイルのイメージ管理サーバシステム3への送信要求を行う。この送信要求に応答して、通信処理手段131bは、通信装置134を用いてインデックス情報のイメージサーバ31への送信処理(s12a)と、マルチイメージファイルのイメージ管理サーバシステム3への送信処理(s12b)を実行する。これら送信処理(s12a)及び(s12b)は、例えば夜間バッチ処理により一括して実行される。
【0099】
マルチイメージファイルを受信したイメージ管理サーバシステム3のイメージサーバ31は、受信したマルチイメージファイルをDVDオートチェンジャ310に格納する。また、インデックス情報を受信したイメージサーバ31では、インデックス情報をイメージ検索プログラムにより検索可能にインデックスデータ記録装置320に格納する。これにより、マルチイメージ化された書類情報が、イメージ管理サーバシステム3からなるイメージ検索システムに登録される。
【0100】
イメージ検索を実行する場合、オペレータは、イメージ検索端末22を用いてイメージ検索プログラムを起動する。このイメージ検索プログラムは、一般的に利用されるWWWブラウザなどにより実現される。もちろんイメージ検索専用のプログラムにより実現してもよい。イメージ検索プログラムによる実行画面の一例を図19(a)、(b)及び図20の(a)、(b)に示す。
【0101】
イメージ検索プログラムの起動により、イメージ検索端末22からイメージサーバ31にアクセス要求が出される。このアクセス要求に応答して、イメージサーバ31はイメージ登録画面ファイルをイメージ検索端末22に送信する。イメージ検索端末22は、受信したイメージ登録画面を表示する。イメージ検索プログラムにより、図19(a)に示すイメージ登録画面が表示される。このイメージ登録画面でユーザ名及びパスワード名を入力し、ログインすると、図19(b)に示すメニュー画面が表示される。このメニュー画面で、「データ取込」を選択すると、イメージスキャナ210を用いた書類のスキャナによるイメージ取込が実行可能である。
【0102】
メニュー画面で「検索」を選択すると、イメージ検索端末22からイメージサーバ31にイメージ検索要求が出される。このイメージ検索要求に応答して、イメージサーバ31は検索処理画面ファイルをイメージ検索端末22に送信する。イメージ検索端末22は、受信した検索処理画面を表示する。図20(a)は検索処理画面の一例を示す図である。なお、イメージ検索端末22からのイメージ検索要求に基づきインデックスデータがイメージサーバ31からイメージ検索端末22に送信され、検索処理画面に表示される。
【0103】
この検索処理画面では、イメージスキャナ210で登録された書類と、マイクロフィルムから高速スキャナ110を用いて登録された書類とのいずれも検索することが可能である。この画面でオペレータは、「団体番号」、「新契約・変更口」、「帳票名」、「大項目」、「中項目」、「小項目」などを入力する。これら入力項目は、インデックス情報としてインデックスデータ記録装置320に登録されているデータに対応する。例えば、「団体番号」、「新契約・変更口」、「帳票名」などはインデックス情報に含まれるバーコード解析データに、「大項目」、「中項目」、「小項目」などは、インデックス情報に含まれる検索補助情報に対応させてもよい。
【0104】
イメージ検索端末22でインデックスデータが入力あるいは選択されると、そのインデックスデータはイメージサーバ31に送信される。イメージサーバ31は、受信したインデックスデータに対応付けられたマルチイメージファイルを抽出し、イメージ検索端末22に送信する。イメージ検索端末22は、受信したマルチイメージファイルを表示する。
【0105】
このマルチイメージファイルの表示された抽出結果画面例は図20(b)に示される。
【0106】
このように本実施形態によれば、マイクロフィルムから書類イメージを取り込み、これをマルチイメージとして管理しておくため、マイクロフィルムに対して検索を行う必要が無くなり、マイクロフィルムとして記録されていた書類の検索が効率的に行える。具体的には、検索から抽出までに数時間から数日かかっていた検索時間が、数秒あるいはそれ以下で行うことができる。その結果、検索により必要な書類情報を得るまでの待機時間を大幅に削減することができ、事務滞留の回避による事務効率の向上と顧客サービスの向上が可能となる。
【0107】
また、DVDオートチェンジャにマルチイメージファイルを格納しておくことにより、テラ単位のデータ容量の書類イメージを格納することができる。その結果、現物管理のスペースのための増床費用を低減することができる。
【0108】
また、マイクロフィルムで読み出された書類イメージと、通常の書類をスキャナで読み取った書類イメージの双方を区別することなく同一の検索手法により容易に検索できる。
【0109】
本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
【0110】
イメージ解析手段121aは、インデックス作成端末12にあっても、コンバート端末11にあってもよい。インデックス作成端末12とコンバート端末11を統合してもよい。
【0111】
また、イメージ読取手段111a、イメージ保存手段111b、イメージ解析手段121a、解析データ検査手段121b、イメージ分類手段121c、イメージ登録手段131aは、これら手段の各機能分担に応じてコンバート端末11、インデックス作成端末12、イメージ登録端末13に分散配置する場合を示したが、単一の端末に設けて実施してもよいし、分散させる対象となる端末を変更してもよい。
【0112】
また、イメージ取得クライアントシステム2、イメージ管理サーバシステム3も、マイクロフィルムコンバートシステム1とネットワーク4を介して接続される構成に限定されるものではない。マイクロフィルムコンバートシステム1の端末11,12,13のいずれかにイメージ登録端末21やイメージ検索端末22に示す機能や、イメージサーバ31やDVDオートチェンジャ310に示す機能を統合してもよい。
【0113】
また、解析データの検査は、桁落ち判定と認識漏れデータ有無判定以外の判定処理を適用することができることはもちろんである。例えば、桁落ち判定と認識漏れデータ有無判定では検査できない認識誤り判定処理などを含めることもできる。
【0114】
認識誤り判定処理を実行する場合、バーコード解析データと書類識別番号を照合し、不一致の場合にはその不一致となったバーコード解析データの前あるいは後にスキャンされたバーコード解析データと、不一致となった書類識別番号の前あるいは後に登録された書類識別番号を表示させ、オペレータに誤り修正入力を要求する。そして、オペレータにより修正されたデータをそのバーコード解析データが含まれるイメージデータに対応付ける。これにより、桁落ち判定処理や認識漏れデータ有無判定では検査できないバーコード認識誤り修正が可能となる。
【0115】
また、インデックスデータはイメージサーバ31に接続されたインデックスデータ記録装置320に格納する場合を示したが、これに限定されない。代替的には、インデックスデータ記録装置320をイメージ検索端末22に接続し、イメージ検索端末22がインデックスデータをイメージ登録端末13の通信装置134から受信して格納するように構成してもよい。もちろん、イメージサーバ31とイメージ検索端末22の双方にインデックスデータ記録装置を設けてもよい。
【0116】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、書類のイメージ画像を効率的に管理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るイメージ管理システムの全体構成を示す図。
【図2】同実施形態に係るマイクロフィルムの一例を示す図。
【図3】同実施形態に係るマイクロインデックスファイルの一例を示す図。
【図4】同実施形態に係るコンバート端末の詳細な構成の一例を示す図。
【図5】同実施形態に係るインデックス作成端末の詳細な構成の一例を示す図。
【図6】同実施形態に係るイメージ登録端末の詳細な構成の一例を示す図。
【図7】同実施形態に係るマイクロフィルムコンバートシステムでマイクロフィルムをイメージ登録するまでの動作のフローを示す図。
【図8】同実施形態に係る(s3)後のイメージファイルの一例を示す図。
【図9】同実施形態に係るバーコード解析データが対応付けられたイメージファイルの一例を示す図。
【図10】同実施形態に係る桁落ち検査処理の詳細なフローを。
【図11】同実施形態に係る桁落ちバーコード解析データを修正するためのデータ修正画面の一例を示す図。
【図12】同実施形態に係る桁落ち修正がされたイメージファイルの一例を示す図。
【図13】同実施形態に係るバーコード認識漏れ判定処理の詳細なフローを示す図。
【図14】同実施形態に係る第1の認識漏れ判定処理を説明するための図。
【図15】同実施形態に係る第2の認識漏れ判定処理を説明するための図。
【図16】同実施形態に係る第3の認識漏れ判定処理を説明するための図。
【図17】同実施形態に係る解析データの検査処理が終了したイメージファイルの一例を示す図。
【図18】同実施形態に係るイメージ分類処理の概念図。
【図19】同実施形態に係るイメージ検索プログラムによる実行画面の一例を示す図。
【図20】同実施形態に係るイメージ検索プログラムによる実行画面の一例を示す図。
【符号の説明】
1…マイクロフィルムコンバートシステム
2…イメージ取得クライアントシステム
3…イメージ管理サーバシステム
4…ネットワーク
11…コンバート端末
12…インデックス作成端末
13…イメージ登録端末
21…イメージ登録端末
22…イメージ検索端末
31…イメージサーバ
110…高速スキャナ
111…プロセッサ
112…マイクロフィルム
113…表示装置
114…入力装置
115…通信装置
116…イメージファイル記録装置
117…マイクロインデックスファイル記録装置
121…プロセッサ
122…表示装置
123…入力装置
124…通信装置
125…マイクロインデックスファイル記録装置
126…イメージファイル記録装置
127…マルチイメージ記録装置
131…プロセッサ
132…入力装置
133…表示装置
134…通信装置
135…マルチイメージ記録装置
202…イメージ記録領域
203…ガイド領域
204a,204b…ブリップマーク
210…イメージスキャナ
310…DVDオートチェンジャ
320…インデックスデータ記録装置

Claims (14)

  1. 複数のイメージ記録領域を備え、前記イメージ記録領域の少なくとも一つに、イメージ情報を管理するためのマイクロインデックスデータを読取可能な態様で記録したバーコードを含むマイクロフィルムフィルムイメージを順次撮像してイメージデータを取得するスキャナと、
    前記イメージデータに含まれるバーコードを認識処理してバーコード解析データを取得するイメージ解析手段と、
    前記イメージ解析手段で解析されたバーコード解析データと、前記マイクロインデックスデータとを比較照合し、この照合結果が一致しない場合に、前記バーコード解析データを修正するためのデータ修正画面を表示装置に表示させ、修正されたバーコード解析データの入力を促す解析データ検査手段と、
    前記解析データ検査手段で修正されたバーコード解析データを検索インデックスデータとして前記イメージデータに対応付けて前記イメージデータを分類するイメージ分類手段と
    を具備してなるイメージ管理システム。
  2. 前記イメージ分類手段は、前記バーコード解析データが対応付けられたイメージデータから次にバーコード解析データが対応付けられたイメージデータまでに同一の検索インデックスデータを対応付けてマルチイメージファイルとして分類する請求項1に記載のイメージ管理システム。
  3. 検索インデックスデータの入力画面を表示装置に表示させて検索インデックスデータの入力を促し、入力された検索インデックスデータに基づき該検索インデックスデータに対応付けられたマルチイメージファイルを読出してこの表示装置に表示させる検索手段をさらに備える請求項に記載のイメージ管理システム。
  4. 前記マルチイメージファイルを前記検索インデックスデータに対応付けて格納するマルチイメージファイル記録装置をさらに備える請求項に記載のイメージ管理システム。
  5. 書類のイメージを撮像してイメージデータを取得し、前記イメージデータに書類インデックスデータを対応付けて書類イメージファイルとして登録するイメージ登録手段とをさらに備え、
    前記検索手段は、書類インデックスデータが入力された場合には、該書類インデックスデータに対応付けられた書類イメージファイルを読出して前記表示装置に表示させる請求項に記載のイメージ管理システム。
  6. 前記解析データ検査手段は、前記バーコード解析データが基準桁数と一致するか否かを判定する桁落ち判定処理を実行する請求項に記載のイメージ管理システム。
  7. 前記解析データ検査手段は、桁落ち判定処理により桁落ち有りと判定したバーコード解析データを表示装置に表示させ、該バーコード解析データの修正入力を促す請求項に記載のイメージ管理システム。
  8. 前記解析データ検査手段は、前記バーコード解析データと前記マイクロインデックスデータを照合し、両者が一致しない場合には、前記イメージデータを表示装置に表示させてバーコードの入力を促し、入力されたバーコードデータを前記イメージデータに対応付ける請求項に記載のイメージ管理システム。
  9. 前記解析データ検査手段は、前記照合により一致しなかったバーコード解析データが対 応付けられたイメージデータよりも前にスキャンされたイメージデータを前記表示装置に表示させる請求項に記載のイメージ管理システム。
  10. 前記解析データ検査手段は、前記バーコード解析データと前記マイクロインデックスデータを照合し、
    前記バーコード解析データと前記マイクロインデックスデータが一致する場合には、前記マイクロフィルムのスキャン順に沿って次にスキャンされたバーコード解析データと前記マイクロインデックスデータの登録順に沿って次に登録されたマイクロインデックスデータをそれぞれ抽出して照合する第1の処理を繰り返し実行し、
    前記バーコード解析データと前記マイクロインデックスデータが一致しない場合には、前記マイクロインデックスデータの登録順に沿って次に登録されたマイクロインデックスデータと前記バーコード解析データとを照合する処理を、該照合によりマイクロインデックスデータと前記バーコード解析データが一致するまで繰り返す第2の処理を実行し、
    第2の処理により前記マイクロインデックスデータと前記バーコード解析データが一致した場合に、第1の処理で一致したバーコード解析データよりもスキャン順に沿って後にスキャンされ、かつ第2の処理で一致したバーコード解析データよりもスキャン順に沿って前にスキャンされたイメージデータを表示装置に表示させてバーコードの入力を促す第3の処理を実行する
    請求項に記載のイメージ管理システム。
  11. 前記解析データ検査手段は、前記バーコード解析データと前記マイクロインデックスデータを照合し、
    前記バーコード解析データと前記マイクロインデックスデータが一致しない場合には、前記マイクロインデックスデータの登録順に沿って次に登録されたマイクロインデックスデータと前記バーコード解析データとを照合する処理を、該照合により前記マイクロインデックスデータと前記バーコード解析データが一致するまで繰り返す第2の処理を実行し、
    第2の処理により前記マイクロインデックスデータと前記バーコード解析データが一致した場合に、第2の処理で一致したバーコード解析データよりもスキャン順に沿って前にスキャンされたイメージデータを表示装置に表示させてバーコードの入力を促す第4の処理を実行する
    請求項1に記載のイメージ管理システム。
  12. 前記解析データ検査手段は、前記バーコード解析データと前記マイクロインデックスデータを照合し、
    前記バーコード解析データと前記マイクロインデックスデータが一致する場合には、前記マイクロフィルムのスキャン順に沿って次にスキャンされたバーコード解析データ及びマイクロインデックスデータをそれぞれ抽出して照合する第1の処理を繰り返し実行し、
    前記バーコード解析データと前記マイクロインデックスデータが一致しない場合には、前記マイクロフィルムのスキャン順に沿って次にスキャンされたマイクロインデックスデータと前記バーコード解析データを照合する処理を、該照合により前記マイクロインデックスデータと前記バーコード解析データが一致するまで繰り返す第2の処理を実行し、
    第2の処理により前記マイクロインデックスデータと前記バーコード解析データが一致しない場合に、第1の処理で一致したバーコード解析データよりもスキャン順に沿って後にスキャンされたイメージデータを表示装置に表示させてバーコードの入力を促す第5の処理を実行する
    請求項1に記載のイメージ管理システム。
  13. イメージ管理システムによるイメージ管理方法において、
    前記イメージ管理システムのスキャナで、複数のイメージ記録領域を備え、前記イメー ジ記録領域の少なくとも一つに、イメージ情報を管理するためのマイクロインデックスデータを読取可能な態様で記録したバーコードを含むマイクロフィルムのフィルムイメージを順次撮像してイメージデータを取得し、前記イメージデータをイメージファイル記録装置に格納し、
    前記イメージ管理システムのイメージ解析手段で、前記イメージデータに含まれるバーコードを認識処理してバーコード解析データを取得し、前記バーコード解析データを前記イメージファイル記録装置に格納し、
    前記イメージ管理システムの解析データ検査手段で、前記イメージファイル記録装置に格納されたバーコード解析データと、前記マイクロインデックスデータとを比較照合し、この照合結果が一致しない場合に、前記バーコード解析データを修正するためのデータ修正画面を表示装置に表示させ、修正されたバーコード解析データの入力を促し、
    前記イメージ管理システムのイメージ分類手段で、前記解析データ検査手段で修正されたバーコード解析データを検索インデックスデータとして前記イメージデータに対応付けて前記イメージデータを分類し、マルチイメージファイルとしてマルチイメージ記録装置に記録する
    イメージ管理方法
  14. コンピュータを、
    複数のイメージ記録領域を備え、前記イメージ記録領域の少なくとも一つに、イメージ情報を管理するためのマイクロインデックスデータを読取可能な態様で記録したバーコードを含むマイクロフィルムのフィルムイメージを順次撮像してイメージデータを取得させる手段、
    前記イメージデータに含まれるバーコードを認識処理してバーコード解析データを取得する手段、
    前記バーコード解析データを取得する手段で解析されたバーコード解析データと、前記マイクロインデックスデータとを比較照合し、この照合結果が一致しない場合に、前記バーコード解析データを修正するためのデータ修正画面を表示装置に表示させ、修正されたバーコード解析データの入力を促す手段、
    前記修正されたバーコード解析データの入力を促す手段で修正されたバーコード解析データを検索インデックスデータとして前記イメージデータに対応付けて前記イメージデータを分類する手段
    として機能させるためのイメージ管理プログラム
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