JP3734147B2 - ブラウン管用パネル包装箱 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ブラウン管用パネルの表面の損傷を防止するために、シールエッジ面を下向きにして収納するタイプ(平置きタイプ)のブラウン管用パネル包装箱の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、平置きタイプのブラウン管用パネル包装箱(図示省略)は、収納されるパネルのシールエッジ面を支持する緩衝材の支持面が平坦面とされている。そして、パネルの収納および取り出しを容易にするために、緩衝材の内法寸法は、パネルの外形寸法よりも若干大きめに形成されている。このため、緩衝材を介在させて包装箱内に収納されたパネルは、周囲に若干の隙間が存在し、この隙間の分だけ運搬中等に緩衝材に対してズレ動き可能となっている。
【0003】
上記包装箱内に収納されるパネルは、所定量の溶融ガラス塊(ガラスゴブ)を金型に供給してプレス成形されるもので、その形状は、図5の(A)に示すように、略矩形のフェース部4aと、このフェース部4aの周縁部より背面側に延びるスカート部4bとからなる。そして、上記フェース部4aは、画像表示部となるもので、従来では、図5の(B)に示すように、フェース部4aの外表面が凸球面形状とされていたが、最近では、図5の(C)に示すように、フェース部4aの外表面が実質的に平坦であるパネル(フラットパネルと呼ばれている。)が製造されるようになってきている。また、スカート部4bは、フェース部4aの周縁部よりブレンド部を介して背面側にほぼ直角に延長して形成されており、その端面には、ファンネル(図示省略)と接合するためのシールエッジ面4cが形成されている。シールエッジ面4cは略矩形の平面形状を有するが、四隅にはそれぞれ相隣る二辺を円弧で結ぶコーナー部4dがある。ブラウン管用パネルには、成形時のガラスの温度変化により、圧縮応力と引張応力が発生するが、本質的に材料強度を低下させる性質を有する引張応力は、上記の形状を持つパネルにおいて、シールエッジ面4cの各コーナー部4dの外周側に発生し易い。
【0004】
また、特に、先記したフラットパネルにおいては、フラット化による強度低下を補うため、パネルに高い圧縮応力を形成させており、それに伴って、上記各コーナー部4dには、高い引張応力が発生し易くなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来のブラウン管用パネル包装箱は、緩衝材のシールエッジ支持面が平坦とされているため、この平坦な支持面に、パネル4のシールエッジ面4cが、四隅のコーナー部4dを含めて全面接触状態で収納される。そして、収納されたパネル4は、包装箱内で、先記したように緩衝材に対して隙間の分だけズレ動き可能になっているため、何れかの工程で、砂塵等の硬質小塊粒子状の異物やゴミ等が包装箱内に侵入すると、これが、パネル4のシールエッジ面4cと緩衝材の支持面との間に噛み込まれ、運搬中等に発生する振動その他の影響によるズレ動きによって、パネル4のシールエッジ面4cのコーナー部4dに傷が発生する場合がある。このような傷が、パネル4のシールエッジ面4cのコーナー部4dに発生した場合、かかるシールエッジ面4cのコーナー部4dには、引張応力が集中して発生しているため、この傷を起点として、パネル4が亀裂破損し易い傾向がある。
【0006】
特に、フェース部4aの外表面が平坦面のパネル4の場合では、先記の通り、外表面が凸球面形状のフェース部4aをもつパネル4の場合に比較して、シールエッジ面4cの各コーナー部4dの外周側への引張応力の集中が、一層、発生し易いため、前記の課題がより顕著になる。
【0007】
そこで、本発明は、シールエッジ面のコーナー部の破損を防止し得るブラウン管用パネル包装箱を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のブラウン管用パネル包装箱は、略矩形のパネルのシールエッジ面を下向きにして、パネルを支持する緩衝材を包装箱の箱底部とパネルのシールエッジ面との間に介在させ、パネルを包装箱内に平置きに収納するタイプのブラウン管用パネル包装箱において、収納するパネルシールエッジ面の四隅のコーナー部を除くシールエッジ面を支持する緩衝材を用いたことを特徴とする。
【0009】
また、本発明のブラウン管用パネル包装箱は、前記緩衝材が、矩形状の包装箱の隣接する二つの隅部およびその二つの隅部間に位置する側壁部に当接するように配設された略コ字状の平面形状を持つ対称形状の二つの周縁パッドからなり、該周縁パッドには前記パネルシールエッジ面の四隅のコーナー部を非接触とするための穴または凹部が形成されていることを特徴とする。
【0010】
さらに、本発明のブラウン管用パネル包装箱は、前記緩衝材が、矩形状の包装箱の箱底部に積層される矩形状の底板と、底板上に接着された底パッドからなり、該底パッドには前記パネルシールエッジ面の四隅のコーナー部を非接触とするための切り欠きまたは凹み段部が形成されていることを特徴とする。
【0011】
さらにまた、本発明のブラウン管用パネル包装箱は、前記緩衝材が、矩形状の包装箱の隣接する二つの隅部およびその二つの隅部間に位置する側壁部に当接するように配設された略コ字状の平面形状を持つ対称形状の二つの側壁パッドと、該側壁パッドのそれぞれに略コ字状の開放側を連結するように嵌入させた紙管とからなり、該側壁パッドと該紙管との間には前記パネルシールエッジ面の四隅のコーナー部を非接触とするための間隙が形成されていることを特徴とする。
【0012】
本発明は、収納するパネルが、実質的に平坦な外表面のフェース部を有するフラットパネルの包装に適用される場合に、より好適である。ここで、実質的に平坦な外表面とは、パネルの対角軸方向における平均曲率半径が10000mm以上であることをいう。
【0013】
【作用】
先記の構成としたことにより、包装箱内に収納されたパネルは、四隅のシールエッジ面のコーナー部が非接触の状態で、緩衝材のシールエッジ面支持部に支持されるため、シールエッジ面のコーナー部と緩衝材との間に硬質小塊粒子状の異物等を噛み込むこと自体をなくし得る。従って、パネルのシールエッジ面のコーナー部における傷の発生や破損を防止することができる。なお、パネルは、シールエッジ面のコーナー部を除く残余のシールエッジ面により、必要な面積で緩衝材に接触して支持されるため、不安定になる心配はない。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に示す実施例に基いて説明する。図1の(A)は本発明のブラウン管用パネル包装箱の一例を示す平面図、(B)及び(C)は(A)図中のD−D線位置で切断した場合の本発明の異なる実施例の概略を示す要部拡大断面図、図2の(A)は本発明のブラウン管用パネル包装箱の他の例を示す平面図、(B)及び(C)は(A)図中のD−D線位置で切断した場合の本発明の異なる実施例の概略を示す要部拡大断面図、図3の(A)は本発明のブラウン管用パネル包装箱のさらに他の例を示す平面図、(B)及び(C)は(A)図中のD−D線位置で切断した場合の本発明の異なる実施例の概略を示す要部拡大断面図、図4は本発明のブラウン管用パネル包装箱の梱包形態についてその一例を説明するための概略斜視図、図5の(A)はパネルの概略斜視図、(B)及び(C)はフェース部の外表面が凸球面形状のパネルと平坦面形状のパネルとの概略縦断側面図である。
【0015】
図1、図2、図3、図4において、1は包装箱、2は周縁パッド、3は側壁パッド、4はパネル、5はパレット、6は外箱、7は中蓋、8は上蓋、9は底パッド、10は補強側板を示している。
【0016】
包装箱1は、本実施例では、パネル4を平置きで1個だけ収納する場合を例示しており、そのため、その形状は、収納するパネル4の外形寸法に対応させ、かつ、周縁パッド2、底パッド9、補強側板10、或いは側壁パッド3の挿入を可能とする内法寸法の矩形箱型形状に製作され、箱底部1aと側壁部1bとを有し、側壁部1bの高さは、パネル4の頂部高さよりも所定寸法だけ高くして、収納されるパネル4のフェース部4aの損傷を防止するように構成されている。
【0017】
図1の実施例では周縁パッド2、図3の実施例では側壁パッド3が、包装箱1内に収納されるパネル4の隅部を含む短辺側両側外面と、包装箱1の隅部を含む短辺側両側内面との間に挿入されるもので、包装箱1内でのパネル4の水平方向の自由移動を防止している。また、周縁パッド2、或いは側壁パッド3は、略コ字状の平面形状を持つ対称形状の二つの部材からなるが、二つの部材とすることにより、取扱いが容易になり、また、本実施例では、パネル4の両長辺側と包装箱1との間に隙間を形成することができ、パネル4の包装箱1への出し入れを容易にしている。
【0018】
図2の実施例では、箱底部1aに積層される矩形状の底板9aと、底板9a上に接着された底パッド9からなる緩衝材の例が示されており、包装箱1の側壁部1bの強度を補うために補強側板10が包装箱1の側壁部1bとパネル4との間に挿入されている。しかしながら、包装箱1の側壁部1bの強度が収納されるパネル4の保護に十分であれば、補強側板10は必ずしも必要とはされない。
【0019】
本実施例では、包装箱1、紙管3a、外箱6、中蓋7、上蓋8及び補強側板10を段ボール紙製とし、周縁パッド2、側壁パッド3及び底パッド9をスチロール製としたが、外部からのパネル4への衝撃の吸収や包装箱1の強度を考慮した上で、全てを段ボール製、或いは全てをスチロール製とすることもでき、適宜、合成樹脂等の材料を用いることも可能である。
【0020】
ところで、本発明の特徴とするところは、図1乃至図3に示すように、収納するパネル4のシールエッジ面4cのコーナー部4dに対する包装箱1の箱底部1a上に介在させた緩衝材である周縁パッド2、底パッド9、或いは側壁パッド3に、該シールエッジ面4cのコーナー部4dを非接触とするための穴2b、凹部2c、切り欠き9c、凹み段部9d、或いは間隙3bを形成したものである。
【0021】
上記穴2b、凹部2c、切り欠き9c、凹み段部9d、或いは間隙3bの平面形状は、パネルシールエッジ面4cの四隅のコーナー部4dを非接触状態とし得る形状であれば、どのような形状でもよい。例えば、円形、楕円形、正方形、長方形、その他の形状とできる。
【0022】
図1に示す実施例は、シールエッジ面支持部である周縁パッド2の底面2aを、パネルシールエッジ面4cのコーナー部4dに対応する隅部について、矩形の包装箱の短辺及び長辺にほぼ平行な直線とそれらに対して斜め45度の角度の直線でカットした形状とし、カットした部分がパネルシールエッジ面4cのコーナー部4dの内側にくるように配置して形成した場合を例示している。
【0023】
図2に示す実施例は、シールエッジ面支持部である底パッド9を、パネルシールエッジ面4cのコーナー部4dに対応する隅部について、矩形の包装箱の短辺及び長辺にほぼ斜め45度の角度の直線でカットした切り欠き形状とし、カットした切り欠き部分をパネルシールエッジ面4cのコーナー部4dの内側にくるように配置して形成した場合を例示している。
【0024】
図3に示す実施例は、シールエッジ面支持部である側壁パッド3の紙管3aを、パネルシールエッジ面4cのコーナー部4dを含む両短辺側について非接触とするために、矩形の包装箱の短辺にほぼ平行に略コ字状の開放側を連結するように嵌入させて、ほぼ矩形の平面形状の間隙3bを形成した場合を例示している。なお、紙管3aの断面形状は図3の(B)に示す円形或いは同(C)に示す矩形など適宜選択できる。
【0025】
図4は、図1に例示した本実施例の梱包形態の概略を示すもので、パレット5の上に外箱6を載せ、この外箱6内に前記実施例の包装箱1を2個並べて挿入配置し、これを第1段とし、その上に第2段目以降最上段まで所定段数(例えば、5段)積み重ねて載置し、その際、第1段目の包装箱1から最上段の1つ前段の包装箱1までの上に中蓋7をその都度被せ、最上段の包装箱1の上に上蓋8を被せ、最後に包装フイルム等で被覆し、さらに、包装バンドで緊締結縛して梱包体とされる。上記中蓋7は、周囲に、図1乃至図3の(B)または(C)に示すようなフラップ部7aを有しており、このフラップ部7aによって、各段に並べられた2個の包装箱1、1の水平方向のズレを防止させ、かつ、その上の段に載置される2個の包装箱1、1の水平方向のズレをも防止させるように構成されている。即ち、中蓋7も各段に並べられる2個の包装箱1、1に跨って被せられる。また、上蓋8は、外箱6と同一形状のものを反転させて使用している。
【0026】
上記図4では、パネル4を省略して示しているが、パネル4は前工程で包装箱1内に収納され、この梱包位置まで搬送され、前述した要領で梱包作業が行われるものである。また、上記図4には図1に例示した本実施例を用いた梱包形態の概略を示しているが、図2あるいは図3に例示した本実施例の場合も同様の梱包形態となる。
【0027】
本発明のブラウン管用パネル包装箱の実施例は、以上の構成からなるものであるため、包装箱1内に収納されたパネル4は、四隅のシールエッジ面4cのコーナー部4dが非接触の状態で、緩衝材に支持される。従って、パネルシールエッジ面4cのコーナー部4dと緩衝材との間に硬質小塊粒子状の異物等を噛み込むこと自体をなくし得るため、パネルシールエッジ面4cのコーナー部4dにおける傷の発生や破損を防止することができる。上記緩衝材に設ける穴2b、凹部2c、切り欠き9c、凹み段部9d、或いは間隙3bはパネルシールエッジ面4cのコーナー部4dに対応しており、パネル4はその残余のシールエッジ面4cにて緩衝材に支持されるため、パネル4の大きさや重量により、本発明の実施態様を適宜選択することにより十分な支持面積が確保される。
【0028】
上記実施例では、包装箱1内にパネル4を1個だけ収納する場合を例示したが、2個以上を区画収納させるようにしたものにも、区画収納するパネルの数に合わせて本実施例に例示したと同様の緩衝材を配置することにより、適用することができる。
【0029】
なお、本発明において、包装箱1の概念には、パネル4の加工工程間の搬送用コンテナーや、パネル4のプレス成形後から梱包されるまでの間にパネル4を保管または貯蔵しておくための容器をも含むものであって、それらの緩衝材に適用して同等の作用効果を奏するものである。
【0030】
【発明の効果】
本発明によれば、包装箱内に収納されたパネルは、四隅のシールエッジ面のコーナー部が非接触の状態で、緩衝材に支持されるため、シールエッジ面のコーナー部と緩衝材の間に硬質小塊粒子状の異物を噛み込むこと自体をなくし得る。従って、パネルシールエッジ面のコーナー部における傷の発生や破損を防止することができる。なお、パネルはシールエッジ面のコーナー部を除く残余のシールエッジ面の大部分により緩衝材に接触して支持されるため、十分な支持面積が確保され、不安定になる心配はない。
【0031】
また、本発明のブラウン管用パネル包装箱は、収納するパネルが、実質的に平坦な外表面のフェース部を有するフラットパネルの包装に適用される場合に、より好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明のブラウン管用パネル包装箱の一例を示す平面図、(B)及び(C)は(A)図中のD−D線位置で切断した場合の本発明の異なる実施例の概略を示す要部拡大断面図である。
【図2】(A)は本発明のブラウン管用パネル包装箱の他の例を示す平面図、(B)及び(C)は(A)図中のD−D線位置で切断した場合の本発明の異なる実施例の概略を示す要部拡大断面図である。
【図3】(A)は本発明のブラウン管用パネル包装箱のさらに他の例を示す平面図、(B)及び(C)は(A)図中のD−D線位置で切断した場合の本発明の異なる実施例の概略を示す要部拡大断面図である。
【図4】本発明のブラウン管用パネル包装箱の梱包形態の一例を説明するための概略斜視図である。
【図5】(A)はパネルの概略斜視図、(B)及び(C)は表面が凸球面形状のパネルと平坦面形状のパネルとの概略縦断側面図である。
【符号の説明】
1 包装箱
1a 箱底部
1b 側壁部
2 周縁パッド
2a 底面
2b 穴
2c 凹部
3 側壁パッド
3a 紙管
3b 間隙
4 パネル
4a フェース部
4b スカート部
4c シールエッジ面
4d コーナー部
5 パレット
6 外箱
7 中蓋
7a フラップ
8 上蓋
9 底パッド
9a 底板
9b 上面
9c 切り欠き
9d 凹み段部
10 補強側板
【発明の属する技術分野】
本発明は、ブラウン管用パネルの表面の損傷を防止するために、シールエッジ面を下向きにして収納するタイプ(平置きタイプ)のブラウン管用パネル包装箱の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、平置きタイプのブラウン管用パネル包装箱(図示省略)は、収納されるパネルのシールエッジ面を支持する緩衝材の支持面が平坦面とされている。そして、パネルの収納および取り出しを容易にするために、緩衝材の内法寸法は、パネルの外形寸法よりも若干大きめに形成されている。このため、緩衝材を介在させて包装箱内に収納されたパネルは、周囲に若干の隙間が存在し、この隙間の分だけ運搬中等に緩衝材に対してズレ動き可能となっている。
【0003】
上記包装箱内に収納されるパネルは、所定量の溶融ガラス塊(ガラスゴブ)を金型に供給してプレス成形されるもので、その形状は、図5の(A)に示すように、略矩形のフェース部4aと、このフェース部4aの周縁部より背面側に延びるスカート部4bとからなる。そして、上記フェース部4aは、画像表示部となるもので、従来では、図5の(B)に示すように、フェース部4aの外表面が凸球面形状とされていたが、最近では、図5の(C)に示すように、フェース部4aの外表面が実質的に平坦であるパネル(フラットパネルと呼ばれている。)が製造されるようになってきている。また、スカート部4bは、フェース部4aの周縁部よりブレンド部を介して背面側にほぼ直角に延長して形成されており、その端面には、ファンネル(図示省略)と接合するためのシールエッジ面4cが形成されている。シールエッジ面4cは略矩形の平面形状を有するが、四隅にはそれぞれ相隣る二辺を円弧で結ぶコーナー部4dがある。ブラウン管用パネルには、成形時のガラスの温度変化により、圧縮応力と引張応力が発生するが、本質的に材料強度を低下させる性質を有する引張応力は、上記の形状を持つパネルにおいて、シールエッジ面4cの各コーナー部4dの外周側に発生し易い。
【0004】
また、特に、先記したフラットパネルにおいては、フラット化による強度低下を補うため、パネルに高い圧縮応力を形成させており、それに伴って、上記各コーナー部4dには、高い引張応力が発生し易くなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来のブラウン管用パネル包装箱は、緩衝材のシールエッジ支持面が平坦とされているため、この平坦な支持面に、パネル4のシールエッジ面4cが、四隅のコーナー部4dを含めて全面接触状態で収納される。そして、収納されたパネル4は、包装箱内で、先記したように緩衝材に対して隙間の分だけズレ動き可能になっているため、何れかの工程で、砂塵等の硬質小塊粒子状の異物やゴミ等が包装箱内に侵入すると、これが、パネル4のシールエッジ面4cと緩衝材の支持面との間に噛み込まれ、運搬中等に発生する振動その他の影響によるズレ動きによって、パネル4のシールエッジ面4cのコーナー部4dに傷が発生する場合がある。このような傷が、パネル4のシールエッジ面4cのコーナー部4dに発生した場合、かかるシールエッジ面4cのコーナー部4dには、引張応力が集中して発生しているため、この傷を起点として、パネル4が亀裂破損し易い傾向がある。
【0006】
特に、フェース部4aの外表面が平坦面のパネル4の場合では、先記の通り、外表面が凸球面形状のフェース部4aをもつパネル4の場合に比較して、シールエッジ面4cの各コーナー部4dの外周側への引張応力の集中が、一層、発生し易いため、前記の課題がより顕著になる。
【0007】
そこで、本発明は、シールエッジ面のコーナー部の破損を防止し得るブラウン管用パネル包装箱を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のブラウン管用パネル包装箱は、略矩形のパネルのシールエッジ面を下向きにして、パネルを支持する緩衝材を包装箱の箱底部とパネルのシールエッジ面との間に介在させ、パネルを包装箱内に平置きに収納するタイプのブラウン管用パネル包装箱において、収納するパネルシールエッジ面の四隅のコーナー部を除くシールエッジ面を支持する緩衝材を用いたことを特徴とする。
【0009】
また、本発明のブラウン管用パネル包装箱は、前記緩衝材が、矩形状の包装箱の隣接する二つの隅部およびその二つの隅部間に位置する側壁部に当接するように配設された略コ字状の平面形状を持つ対称形状の二つの周縁パッドからなり、該周縁パッドには前記パネルシールエッジ面の四隅のコーナー部を非接触とするための穴または凹部が形成されていることを特徴とする。
【0010】
さらに、本発明のブラウン管用パネル包装箱は、前記緩衝材が、矩形状の包装箱の箱底部に積層される矩形状の底板と、底板上に接着された底パッドからなり、該底パッドには前記パネルシールエッジ面の四隅のコーナー部を非接触とするための切り欠きまたは凹み段部が形成されていることを特徴とする。
【0011】
さらにまた、本発明のブラウン管用パネル包装箱は、前記緩衝材が、矩形状の包装箱の隣接する二つの隅部およびその二つの隅部間に位置する側壁部に当接するように配設された略コ字状の平面形状を持つ対称形状の二つの側壁パッドと、該側壁パッドのそれぞれに略コ字状の開放側を連結するように嵌入させた紙管とからなり、該側壁パッドと該紙管との間には前記パネルシールエッジ面の四隅のコーナー部を非接触とするための間隙が形成されていることを特徴とする。
【0012】
本発明は、収納するパネルが、実質的に平坦な外表面のフェース部を有するフラットパネルの包装に適用される場合に、より好適である。ここで、実質的に平坦な外表面とは、パネルの対角軸方向における平均曲率半径が10000mm以上であることをいう。
【0013】
【作用】
先記の構成としたことにより、包装箱内に収納されたパネルは、四隅のシールエッジ面のコーナー部が非接触の状態で、緩衝材のシールエッジ面支持部に支持されるため、シールエッジ面のコーナー部と緩衝材との間に硬質小塊粒子状の異物等を噛み込むこと自体をなくし得る。従って、パネルのシールエッジ面のコーナー部における傷の発生や破損を防止することができる。なお、パネルは、シールエッジ面のコーナー部を除く残余のシールエッジ面により、必要な面積で緩衝材に接触して支持されるため、不安定になる心配はない。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に示す実施例に基いて説明する。図1の(A)は本発明のブラウン管用パネル包装箱の一例を示す平面図、(B)及び(C)は(A)図中のD−D線位置で切断した場合の本発明の異なる実施例の概略を示す要部拡大断面図、図2の(A)は本発明のブラウン管用パネル包装箱の他の例を示す平面図、(B)及び(C)は(A)図中のD−D線位置で切断した場合の本発明の異なる実施例の概略を示す要部拡大断面図、図3の(A)は本発明のブラウン管用パネル包装箱のさらに他の例を示す平面図、(B)及び(C)は(A)図中のD−D線位置で切断した場合の本発明の異なる実施例の概略を示す要部拡大断面図、図4は本発明のブラウン管用パネル包装箱の梱包形態についてその一例を説明するための概略斜視図、図5の(A)はパネルの概略斜視図、(B)及び(C)はフェース部の外表面が凸球面形状のパネルと平坦面形状のパネルとの概略縦断側面図である。
【0015】
図1、図2、図3、図4において、1は包装箱、2は周縁パッド、3は側壁パッド、4はパネル、5はパレット、6は外箱、7は中蓋、8は上蓋、9は底パッド、10は補強側板を示している。
【0016】
包装箱1は、本実施例では、パネル4を平置きで1個だけ収納する場合を例示しており、そのため、その形状は、収納するパネル4の外形寸法に対応させ、かつ、周縁パッド2、底パッド9、補強側板10、或いは側壁パッド3の挿入を可能とする内法寸法の矩形箱型形状に製作され、箱底部1aと側壁部1bとを有し、側壁部1bの高さは、パネル4の頂部高さよりも所定寸法だけ高くして、収納されるパネル4のフェース部4aの損傷を防止するように構成されている。
【0017】
図1の実施例では周縁パッド2、図3の実施例では側壁パッド3が、包装箱1内に収納されるパネル4の隅部を含む短辺側両側外面と、包装箱1の隅部を含む短辺側両側内面との間に挿入されるもので、包装箱1内でのパネル4の水平方向の自由移動を防止している。また、周縁パッド2、或いは側壁パッド3は、略コ字状の平面形状を持つ対称形状の二つの部材からなるが、二つの部材とすることにより、取扱いが容易になり、また、本実施例では、パネル4の両長辺側と包装箱1との間に隙間を形成することができ、パネル4の包装箱1への出し入れを容易にしている。
【0018】
図2の実施例では、箱底部1aに積層される矩形状の底板9aと、底板9a上に接着された底パッド9からなる緩衝材の例が示されており、包装箱1の側壁部1bの強度を補うために補強側板10が包装箱1の側壁部1bとパネル4との間に挿入されている。しかしながら、包装箱1の側壁部1bの強度が収納されるパネル4の保護に十分であれば、補強側板10は必ずしも必要とはされない。
【0019】
本実施例では、包装箱1、紙管3a、外箱6、中蓋7、上蓋8及び補強側板10を段ボール紙製とし、周縁パッド2、側壁パッド3及び底パッド9をスチロール製としたが、外部からのパネル4への衝撃の吸収や包装箱1の強度を考慮した上で、全てを段ボール製、或いは全てをスチロール製とすることもでき、適宜、合成樹脂等の材料を用いることも可能である。
【0020】
ところで、本発明の特徴とするところは、図1乃至図3に示すように、収納するパネル4のシールエッジ面4cのコーナー部4dに対する包装箱1の箱底部1a上に介在させた緩衝材である周縁パッド2、底パッド9、或いは側壁パッド3に、該シールエッジ面4cのコーナー部4dを非接触とするための穴2b、凹部2c、切り欠き9c、凹み段部9d、或いは間隙3bを形成したものである。
【0021】
上記穴2b、凹部2c、切り欠き9c、凹み段部9d、或いは間隙3bの平面形状は、パネルシールエッジ面4cの四隅のコーナー部4dを非接触状態とし得る形状であれば、どのような形状でもよい。例えば、円形、楕円形、正方形、長方形、その他の形状とできる。
【0022】
図1に示す実施例は、シールエッジ面支持部である周縁パッド2の底面2aを、パネルシールエッジ面4cのコーナー部4dに対応する隅部について、矩形の包装箱の短辺及び長辺にほぼ平行な直線とそれらに対して斜め45度の角度の直線でカットした形状とし、カットした部分がパネルシールエッジ面4cのコーナー部4dの内側にくるように配置して形成した場合を例示している。
【0023】
図2に示す実施例は、シールエッジ面支持部である底パッド9を、パネルシールエッジ面4cのコーナー部4dに対応する隅部について、矩形の包装箱の短辺及び長辺にほぼ斜め45度の角度の直線でカットした切り欠き形状とし、カットした切り欠き部分をパネルシールエッジ面4cのコーナー部4dの内側にくるように配置して形成した場合を例示している。
【0024】
図3に示す実施例は、シールエッジ面支持部である側壁パッド3の紙管3aを、パネルシールエッジ面4cのコーナー部4dを含む両短辺側について非接触とするために、矩形の包装箱の短辺にほぼ平行に略コ字状の開放側を連結するように嵌入させて、ほぼ矩形の平面形状の間隙3bを形成した場合を例示している。なお、紙管3aの断面形状は図3の(B)に示す円形或いは同(C)に示す矩形など適宜選択できる。
【0025】
図4は、図1に例示した本実施例の梱包形態の概略を示すもので、パレット5の上に外箱6を載せ、この外箱6内に前記実施例の包装箱1を2個並べて挿入配置し、これを第1段とし、その上に第2段目以降最上段まで所定段数(例えば、5段)積み重ねて載置し、その際、第1段目の包装箱1から最上段の1つ前段の包装箱1までの上に中蓋7をその都度被せ、最上段の包装箱1の上に上蓋8を被せ、最後に包装フイルム等で被覆し、さらに、包装バンドで緊締結縛して梱包体とされる。上記中蓋7は、周囲に、図1乃至図3の(B)または(C)に示すようなフラップ部7aを有しており、このフラップ部7aによって、各段に並べられた2個の包装箱1、1の水平方向のズレを防止させ、かつ、その上の段に載置される2個の包装箱1、1の水平方向のズレをも防止させるように構成されている。即ち、中蓋7も各段に並べられる2個の包装箱1、1に跨って被せられる。また、上蓋8は、外箱6と同一形状のものを反転させて使用している。
【0026】
上記図4では、パネル4を省略して示しているが、パネル4は前工程で包装箱1内に収納され、この梱包位置まで搬送され、前述した要領で梱包作業が行われるものである。また、上記図4には図1に例示した本実施例を用いた梱包形態の概略を示しているが、図2あるいは図3に例示した本実施例の場合も同様の梱包形態となる。
【0027】
本発明のブラウン管用パネル包装箱の実施例は、以上の構成からなるものであるため、包装箱1内に収納されたパネル4は、四隅のシールエッジ面4cのコーナー部4dが非接触の状態で、緩衝材に支持される。従って、パネルシールエッジ面4cのコーナー部4dと緩衝材との間に硬質小塊粒子状の異物等を噛み込むこと自体をなくし得るため、パネルシールエッジ面4cのコーナー部4dにおける傷の発生や破損を防止することができる。上記緩衝材に設ける穴2b、凹部2c、切り欠き9c、凹み段部9d、或いは間隙3bはパネルシールエッジ面4cのコーナー部4dに対応しており、パネル4はその残余のシールエッジ面4cにて緩衝材に支持されるため、パネル4の大きさや重量により、本発明の実施態様を適宜選択することにより十分な支持面積が確保される。
【0028】
上記実施例では、包装箱1内にパネル4を1個だけ収納する場合を例示したが、2個以上を区画収納させるようにしたものにも、区画収納するパネルの数に合わせて本実施例に例示したと同様の緩衝材を配置することにより、適用することができる。
【0029】
なお、本発明において、包装箱1の概念には、パネル4の加工工程間の搬送用コンテナーや、パネル4のプレス成形後から梱包されるまでの間にパネル4を保管または貯蔵しておくための容器をも含むものであって、それらの緩衝材に適用して同等の作用効果を奏するものである。
【0030】
【発明の効果】
本発明によれば、包装箱内に収納されたパネルは、四隅のシールエッジ面のコーナー部が非接触の状態で、緩衝材に支持されるため、シールエッジ面のコーナー部と緩衝材の間に硬質小塊粒子状の異物を噛み込むこと自体をなくし得る。従って、パネルシールエッジ面のコーナー部における傷の発生や破損を防止することができる。なお、パネルはシールエッジ面のコーナー部を除く残余のシールエッジ面の大部分により緩衝材に接触して支持されるため、十分な支持面積が確保され、不安定になる心配はない。
【0031】
また、本発明のブラウン管用パネル包装箱は、収納するパネルが、実質的に平坦な外表面のフェース部を有するフラットパネルの包装に適用される場合に、より好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明のブラウン管用パネル包装箱の一例を示す平面図、(B)及び(C)は(A)図中のD−D線位置で切断した場合の本発明の異なる実施例の概略を示す要部拡大断面図である。
【図2】(A)は本発明のブラウン管用パネル包装箱の他の例を示す平面図、(B)及び(C)は(A)図中のD−D線位置で切断した場合の本発明の異なる実施例の概略を示す要部拡大断面図である。
【図3】(A)は本発明のブラウン管用パネル包装箱のさらに他の例を示す平面図、(B)及び(C)は(A)図中のD−D線位置で切断した場合の本発明の異なる実施例の概略を示す要部拡大断面図である。
【図4】本発明のブラウン管用パネル包装箱の梱包形態の一例を説明するための概略斜視図である。
【図5】(A)はパネルの概略斜視図、(B)及び(C)は表面が凸球面形状のパネルと平坦面形状のパネルとの概略縦断側面図である。
【符号の説明】
1 包装箱
1a 箱底部
1b 側壁部
2 周縁パッド
2a 底面
2b 穴
2c 凹部
3 側壁パッド
3a 紙管
3b 間隙
4 パネル
4a フェース部
4b スカート部
4c シールエッジ面
4d コーナー部
5 パレット
6 外箱
7 中蓋
7a フラップ
8 上蓋
9 底パッド
9a 底板
9b 上面
9c 切り欠き
9d 凹み段部
10 補強側板
Claims (5)
- 略矩形のパネルのシールエッジ面を下向きにして、パネルを支持する緩衝材を包装箱の箱底部とパネルのシールエッジ面との間に介在させ、パネルを包装箱内に平置きに収納するタイプのブラウン管用パネル包装箱において、収納するパネルシールエッジ面の四隅のコーナー部を除くシールエッジ面を支持する緩衝材を用いたことを特徴とするブラウン管用パネル包装箱。
- 前記緩衝材が、矩形状の包装箱の隣接する二つの隅部およびその二つの隅部間に位置する側壁部に当接するように配設された略コ字状の平面形状を持つ対称形状の二つの周縁パッドからなり、該周縁パッドには前記パネルシールエッジ面の四隅のコーナー部を非接触とするための穴または凹部が形成されていることを特徴とする請求項1記載のブラウン管用パネル包装箱。
- 前記緩衝材が、矩形状の包装箱の箱底部に積層される矩形状の底板と、底板上に接着された底パッドからなり、該底パッドには前記パネルシールエッジ面の四隅のコーナー部を非接触とするための切り欠きまたは凹み段部が形成されていることを特徴とする請求項1記載のブラウン管用パネル包装箱。
- 前記緩衝材が、矩形状の包装箱の隣接する二つの隅部およびその二つの隅部間に位置する側壁部に当接するように配設された略コ字状の平面形状を持つ対称形状の二つの側壁パッドと、該側壁パッドのそれぞれに略コ字状の開放側を連結するように嵌入させた紙管とからなり、該側壁パッドと該紙管との間には前記パネルシールエッジ面の四隅のコーナー部を非接触とするための間隙が形成されていることを特徴とする請求項1記載のブラウン管用パネル包装箱。
- 前記パネルが、実質的に平坦な外表面のフェース部を有するフラットパネルであることを特徴とする請求項1乃至4記載のブラウン管用パネル包装箱。
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