JP3733215B2 - 増幅回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は広帯域かつ低雑音の増幅作用を行う増幅回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6は従来の広帯域増幅回路の基本的構成を示す原理図である。図において、101aは入力端子、102aは電圧電流変換回路、106aは出力端子である。103aはベース接地のトランジスタであり、電圧電流変換回路102aとの組合せはカスコード接続として知られている。
【0003】
この増幅回路では、入力電圧は電圧電流変換回路102aで電流に変換された後、ベース接地トランジスタ103aで電流増幅され、負荷抵抗器104aで電圧に変換される。
【0004】
ここで、入力電圧をVin,出力電圧をVout,電圧電流変換回路102aの変換ゲインをgm,トランジスタ103aのエミッタ電流をIe,コレクタ電流をIc,負荷抵抗器104aの抵抗値をRloadとすると、数式(1)、(2)、(3)に示す関係が得られる。
【0005】
Ie=gm・Vin ………(1)
Ic=Ie ………(2)
Vout=Ic・Rload ………(3)
その結果、数式(4)が成り立つ。
【0006】
Vout/Vin=gm・Rload ………(4)
このとき、ベース接地トランジスタ103aのエミッタ電圧で電圧電流変換回路102aの出力が決定されるので、入力端子101aから見てミラー効果による入力容量の増加はなく、インピーダンスの高い入力信号に対しても広帯域な増幅作用を行うことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような広帯域増幅回路においてさらに低雑音であることが要望されている。一般に、低雑音の増幅回路を実現するためには、初段増幅器のゲインを大きくすることが必要である。これは増幅回路の構成要素のうち、入力に近い構成要素だけがノイズ特性に寄与する状態を実現したいためである。初段増幅器のゲインが大きいと、後段では信号レベルが大きくなり、後段の増幅回路のノイズを相対的に小さくすることができる。
【0008】
図6において、ゲインを大きくして増幅回路の低雑音を実現するには、電圧電流変換回路102aの変換ゲインを大きくし、かつ負荷抵抗器104aを大きくしなければならない。そして、負荷抵抗器104aを大きくするためには電源電圧をある程度以上高く設定しなければならないが、電源電圧が高くなると消費電力が多くなるので、望ましいことではない。
【0009】
そこで、本発明は、電源電圧を高く設定することなく低電圧で広帯域かつ低ノイズの増幅作用を行う増幅回路を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の増幅回路は、電圧電流変換回路と、電流源回路と、電流帰還演算増幅回路とを備え、前記電圧電流変換回路の電流出力端子と前記電流源回路の電流出力端子とが接続されており、前記電流帰還演算増幅回路の出力端子と反転入力端子とが帰還抵抗を介して接続されており、前記電圧電流変換回路の出力電流と前記電流源回路の出力電流との差電流が、前記電流帰還演算増幅回路の反転入力と前記帰還抵抗との接続点に入力するように構成されたことを特徴とする。
【0011】
請求項2に記載の増幅回路では、請求項1に係る増幅回路において前記電圧電流変換回路は、エミッタ接地のトランジスタ回路であることを特徴とする。
【0012】
請求項3に記載の増幅回路では、請求項1に係る増幅回路において前記電圧電流変換回路は、ソース接地の電解効果トランジスタ回路であることを特徴とする。
【0013】
請求項4に記載の増幅回路は、第1および第2の電圧電流変換回路からなる差動増幅回路と、電流源回路と、電流帰還演算増幅回路とを備え、前記第2の電圧電流変換回路の電流出力端子と前記電流源回路の電流出力端子とが接続されており、前記電流帰還演算増幅回路の出力端子と反転入力端子とが帰還抵抗を介して接続されており、前記第2の電圧電流変換回路の出力電流と前記電流源回路の出力電流との差電流が、前記電流帰還演算増幅回路の反転入力と前記帰還抵抗との接続点に入力するように構成されたことを特徴とする。
【0014】
請求項5に記載の増幅回路では、請求項4に係る増幅回路において前記第1および第2の電圧電流変換回路からなる差動増幅回路は、エミッタ結合されたトランジスタ回路であることを特徴とする。
【0015】
請求項6に記載の増幅回路では、請求項4に記載の増幅回路において前記第1および第2の電圧電流変換回路からなる差動増幅回路は、ソース結合された電解効果トランジスタ回路であることを特徴とする。
【0016】
請求項7に記載の増幅回路では、請求項4に係る増幅回路において前記第2の電圧電流変換回路に接続された電流源回路がカレントミラー回路の出力回路であり、該カレントミラー回路の入力回路が前記第1の電圧電流変換回路の電流出力端子に接続されていることを特徴とする。
【0017】
請求項8に記載の増幅回路は、第1および第2の電圧電流変換回路からなる差動増幅回路と、電流帰還演算増幅回路とを備え、前記第1の電圧電流変換回路の電流出力端子に第1のトランジスタのコレクタとベースとが接続され、前記第2の電圧電流変換回路の電流出力端子に第2のトランジスタのコレクタが接続され、前記第1および第2のトランジスタのベースが互いに接続されており、前記電流帰還演算増幅回路の出力端子と反転入力端子とが帰還抵抗を介して接続されており、前記第2の電圧電流変換回路の出力電流と前記第2のトランジスタのコレクタ電流との差電流が、前記電流帰還演算増幅回路の反転入力と前記帰還抵抗との接続点に入力するように構成されたことを特徴とする。
【0018】
請求項9に記載の増幅回路は、請求項8記載に係る増幅回路において比較回路を有し、該比較回路は前記電流帰還演算増幅回路の出力電圧と基準電圧との差を出力し、該出力が前記第1および第2のトランジスタのベース接続点に入力するように構成されたことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の増幅回路の実施の形態について説明する。
【0020】
[第1の実施の形態]
図1は第1の実施形態における増幅回路の基本的構成を示す原理図である。図において、111は電流源回路、113は電流帰還オペアンプ、112は帰還抵抗Rfb、114は基準電源である。
【0021】
電流帰還オペアンプ113は通常のオペアンプと同じく反転入力、非反転入力および出力の3つの端子を有する。非反転入力端子は高入力インピーダンスでゲイン1のアンプに接続され、そのアンプ出力は反転入力端子に接続されている。
【0022】
したがって、通常のオペアンプと異なり、反転入力端子の入力インピーダンスが非常に低くなっている。一方、出力端子には反転入力端子からの出力電流を増幅した値が電圧として出力される。
【0023】
ここで、入力電圧をVin,出力電圧をVout,電流帰還オペアンプ113の反転入力端子の電圧をV1,電流帰還オペアンプ113の非反転入力端子の電圧をVrefとし、電圧電流変換回路102の出力電流をI1、電流源回路111の出力電流をI2、I1とI2の差電流をI3、電流帰還オペアンプ113の反転入力端子からの出力電流をIinv,帰還抵抗Rfbを通って帰還する電流をI4とする。
【0024】
この増幅回路では直流バイアスがバランス良く設定されており、数式(5)、(6)、(7)の関係が成り立つとする。
【0025】
I1=I2 ………(5)
I3=I4 ………(6)
Vout=Vref ………(7)
この増幅回路の交流成分に関しては、数式(8)、(9)、(10)の関係が成り立つ。
【0026】
I3=gm・Vin ………(8)
Iinv=I3−I4 ………(9)
I4=(Vout−V1)/Rfb ………(10)
ここで、gmは電圧電流変換回路102の変換ゲインである。
【0027】
また、電流帰還オペアンプの特性から数式(11)、(12)に示す関係式が成り立つ。
【0028】
Vout=Iinv・Z ………(11)
V1=0 ………(12)
ここで、Zは電流帰還オペアンプのオープンループゲインである。
【0029】
図1の増幅回路のトータルの電圧ゲインは、数式(13)に示す通りである。
【0030】
Vout/Vin=gm・1/(1/Z+1/Rfb) ………(13)
電流帰還オペアンプのオープンループゲインが十分に大きい場合(Z>>Rfb)、数式(13)は数式(14)に示す関係式となり、前述した数式(4)と同じ形になる。
【0031】
Vout/Vin=gm・Rfb ………(14)
数式(14)に示す通り、増幅回路のゲインを決めているのは、電圧電流変換回路102の変換ゲインgmと抵抗Rfbである。したがって、低ノイズを実現するためには、抵抗Rfbの値を大きくして回路のゲインを大きくするアプローチが考えられる。
【0032】
ここで、抵抗Rfbは直流電流が流れない回路構成になっているので、電源電圧と独立にその大きさを決めることができる。これにより、電源電圧を高くすることなく、低雑音の増幅回路を実現することが可能である。
【0033】
また、この増幅回路では、電圧電流変換回路102の電流出力ポートに、電流帰還オペアンプ113の反転入力端子が接続されており、接続点のインピーダンスが実際に低くなっている。このことは初段の電圧電流変換回路の増幅段において、入力から見たミラー容量が小さく、周波数特性が本質的に良いことを示す。
【0034】
このように、第1の実施形態の増幅回路は低電圧で広帯域かつ低雑音の増幅作用を行うことが可能である。
【0035】
尚、電圧電流変換回路は、エミッタ接地のトランジスタ回路、ソース接地の電解効果トランジスタ回路で構成することが可能である。
【0036】
[第2の実施の形態]
図2は第2の実施形態における増幅回路の基本的構成を示す原理図である。前記第1の実施形態と同一の構成要素については同一の番号を付してその説明を省略する。
【0037】
この増幅回路では、入力段が差動増幅回路で構成されている。前記第1の実施形態では定電流源111が設けられていたが、第2の実施形態の増幅回路ではカレントミラー回路111mになっており、差動アンプの電流変化の和を次段の電流帰還オペアンプ113に送る構成になっている。
【0038】
ここで、115は差動増幅回路の動作電流を規定する定電流源である。この増幅回路では前記第1の実施形態と同じく全体のゲインを抵抗Rfbで設定することができる。したがって、広帯域でかつ低い電源電圧と低ノイズを両立させることが可能である。
【0039】
図3は第2の実施形態における増幅回路の構成を具体的に示す回路図である。
入力における2個のNPNトランジスタQ1、Q2でエミッタ結合の差動アンプが構成されている。この差動アンプの電圧電流変換ゲインはNPNトランジスタQ1、Q2のコレクタ電流に依存するが、コレクタ電流は電流源CS1で電源電圧に対して独立に設定可能である。
【0040】
Q3はカレントミラー回路の入力トランジスタ、Q4は出力トランジスタである。NPNトランジスタQ2の電流出力と出力トランジスタQ4の電流出力との差電流が、次段の電流帰還オペアンプに送られる。
【0041】
電流帰還オペアンプはトランジスタQ5、Q6、Q7、Q8で簡単に構成されている。電流帰還オペアンプでは、トランジスタQ5のエミッタが反転入力であり、トランジスタQ5のベースが非反転入力であり、トランジスタQ8のエミッタが出力である。帰還抵抗はR1であり、原理的にこの抵抗には直流電流が流れないように構成することができ、抵抗値は直流バイアスの制約なく決定できる。
【0042】
このように、第2の実施形態においても低電圧で広帯域かつ低雑音の増幅作用を行う増幅回路を実現することが可能である。
【0043】
尚、差動増幅回路はエミッタ結合されたトランジスタ回路、ソース結合された電解効果トランジスタ回路で構成することが可能である。
【0044】
[第3の実施の形態]
図4は第3の実施形態における増幅回路の基本的構成を示す原理図である。前記第1および第2の実施形態と同一の構成要素は同一の番号を付してその説明を省略する。
【0045】
この増幅回路は入力段がエミッタ結合のPNPトランジスタ2個による差動入力を構成している。また、前記第2の実施形態と同様にカレントミラー回路11mになっており、差動アンプの電流差を次段の電流帰還オペアンプ113に送るようになっている。
【0046】
この増幅回路の特徴は、電流帰還オペアンプの出力からカレントミラー回路のベースへのフィードバックループにある。このループの目的は入力の差動アンプの個体差による電流帰還オペアンプの出力オフセットを補償することである。
【0047】
電流帰還オペアンプ113の出力電圧と目的とするリファレンス電圧116との差を比較回路117で検出する。そして、そのエラー電圧を電圧電流変換回路118で電流に変換してカレントミラー回路111mのベースに戻している。
【0048】
図5は第3の実施形態における増幅回路の構成を具体的に示す回路図である。入力における2個のPNPトランジスタQ1、Q2でエミッタ結合の差動アンプが構成されている。この差動アンプの電圧電流変換ゲインは、PNPトランジスタQ1、Q2のコレクタ電流に依存するが、コレクタ電流は電流源CS1で電源電圧と独立に設定可能である。
【0049】
Q3はカレントミラー回路の入力トランジスタ、Q4は出力トランジスタである。PNPトランジスタQ2の電流出力と出力トランジスタQ4の電流出力との差電流が、次段の電流帰還オペアンプに送られる。
【0050】
ここで、PNPトランジスタQ2、出力トランジスタQ4の差電流出力と電流帰還オペアンプの反転入力との間にベース接地のNPNトランジスタQ9を配置することにより、PNPトランジスタQ2、出力トランジスタQ4の差電流出力のインピーダンスをさらに小さくしている。
【0051】
電流帰還オペアンプはトランジスタQ5、Q6、Q7、Q8で構成されている。トランジスタQ5のエミッタが反転入力であり、トランジスタQ5のベースが非反転入力であり、トランジスタQ8のエミッタが出力である。
【0052】
帰還抵抗はR1であり、原理的にこの帰還抵抗には直流電流が流れないように構成することができ、抵抗値を直流バイアスの制約なく決定できることは図3に示した第2の実施形態の場合と同様である。
【0053】
また、トランジスタQ10、Q11は比較回路を構成している。トランジスタQ10のベースに入力されるリファレンス電圧と、トランジスタQ11のベースに入力される電流帰還オペアンプの出力電圧との差電圧は、トランジスタQ10のコレクタから電流で取り出される。
【0054】
この差電流とコンデンサC1とで簡単な積分フィルタを構成しており、結果は電圧としてトランジスタQ12のベースに入力される。トランジスタQ12は、エミッタフォロワであり、抵抗R3を介して電流に変換され、カレントミラー回路Q3、Q4のベースにフィードバックされる。このフィードバックループにより、電流帰還オペアンプの直流電位を、差動アンプの特性に依らず、安定して得ることが可能となる。
【0055】
このように、第3の実施形態の増幅回路においても低電圧で広帯域かつ低雑音の増幅作用を行うことができる。
【0056】
【発明の効果】
本発明の請求項1に記載の増幅回路によれば、増幅回路のゲインを決めているのは、電圧電流変換回路の変換ゲインと帰還抵抗であり、低ノイズを実現するためには、帰還抵抗の値を大きくして回路のゲインを大きくする必要があるが、帰還抵抗は直流電流が流れない回路構成になっているので、電源電圧と独立にその大きさを決めることができる。これにより、電源電圧を高くすることなく、低雑音の増幅回路を実現することが可能である。このように、増幅回路は電源電圧を高く設定することなく、低電圧で広帯域かつ低ノイズの増幅作用を行うことができる。
【0057】
請求項2に記載の増幅回路によれば、前記電圧電流変換回路は、エミッタ接地のトランジスタ回路であるので、簡単な構成で電圧電流変換を行うことができる。
【0058】
請求項3に記載の増幅回路によれば、前記電圧電流変換回路は、ソース接地の電解効果トランジスタ回路であるので、入力インピーダンスが高くかつ簡単な構成で電圧電流変換を行うことができる。
【0059】
請求項4に記載の増幅回路によれば、増幅回路のゲインを決定する帰還抵抗に直流電流が流れないように構成することができ、抵抗値は直流バイアスの制約なく決定できるので、電源電圧を高くすることなく、差動増幅による低雑音の増幅作用を行うことが可能である。しかも、入力段を差動アンプとし、その電圧電流変換ゲインを電源電圧によらなく設定することができる。
【0060】
請求項5に記載の増幅回路によれば、前記第1および第2の電圧電流変換回路からなる差動増幅回路は、エミッタ結合されたトランジスタ回路であるので、簡単な構成で電圧電流変換を行うことができる。
【0061】
請求項6に記載の増幅回路によれば、前記第1および第2の電圧電流変換回路からなる差動増幅回路は、ソース結合された電解効果トランジスタ回路であるので、入力インピーダンスが高くかつ簡単な構成で電圧電流変換を行うことができる。
【0062】
請求項7に記載の増幅回路によれば、前記第2の電圧電流変換回路に接続された電流源回路がカレントミラー回路の出力回路であり、該カレントミラー回路の入力回路が前記第1の電圧電流変換回路の電流出力端子に接続されているので、簡単な構成で電圧電流変換を行うことが可能である。
【0063】
請求項8に記載の増幅回路によれば、入力段をエミッタ結合のPNPトランジスタ2個による差動入力で構成することができ、カレントミラー回路による差動入力の電流差を次段の電流帰還演算増幅器に送ることにより低雑音かつ広帯域の増幅作用を行うことができる。
【0064】
請求項9に記載の増幅回路によれば、比較回路を有し、該比較回路は、前記電流帰還演算増幅回路の出力電圧と基準電圧との差を出力し、該出力が前記第1および第2のトランジスタのベース接続点に入力するように構成されたので、差動アンプの個体差による電流帰還オペアンプの出力オフセットを補償し、電流帰還オペアンプの直流電位を、差動アンプの特性に依らず安定して得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態における増幅回路の基本的構成を示す原理図である。
【図2】第2の実施形態における増幅回路の基本的構成を示す原理図である。
【図3】第2の実施形態における増幅回路の構成を具体的に示す回路図である。
【図4】第3の実施形態における増幅回路の基本的構成を示す原理図である。
【図5】第3の実施形態における増幅回路の構成を具体的に示す回路図である。
【図6】従来の広帯域増幅回路の基本的構成を示す原理図である。
【符号の説明】
102、118 電圧電流変換回路
111 電流源回路
111m カレントミラー回路
112 帰還抵抗
113 電流帰還オペアンプ
117 比較回路

Claims (9)

  1. 電圧電流変換回路と、電流源回路と、電流帰還演算増幅回路とを備え、
    前記電圧電流変換回路の電流出力端子と前記電流源回路の電流出力端子とが接続されており、
    前記電流帰還演算増幅回路の出力端子と反転入力端子とが帰還抵抗を介して接続されており、
    前記電圧電流変換回路の出力電流と前記電流源回路の出力電流との差電流が、前記電流帰還演算増幅回路の反転入力と前記帰還抵抗との接続点に入力するように構成されたことを特徴とする増幅回路。
  2. 前記電圧電流変換回路は、エミッタ接地のトランジスタ回路であることを特徴とする請求項1記載の増幅回路。
  3. 前記電圧電流変換回路は、ソース接地の電解効果トランジスタ回路であることを特徴とする請求項1記載の増幅回路。
  4. 第1および第2の電圧電流変換回路からなる差動増幅回路と、電流源回路と、電流帰還演算増幅回路とを備え、
    前記第2の電圧電流変換回路の電流出力端子と前記電流源回路の電流出力端子とが接続されており、
    前記電流帰還演算増幅回路の出力端子と反転入力端子とが帰還抵抗を介して接続されており、
    前記第2の電圧電流変換回路の出力電流と前記電流源回路の出力電流との差電流が、前記電流帰還演算増幅回路の反転入力と前記帰還抵抗との接続点に入力するように構成されたことを特徴とする増幅回路。
  5. 前記第1および第2の電圧電流変換回路からなる差動増幅回路は、エミッタ結合されたトランジスタ回路であることを特徴とする請求項4記載の増幅回路。
  6. 前記第1および第2の電圧電流変換回路からなる差動増幅回路は、ソース結合された電解効果トランジスタ回路であることを特徴とする請求項4記載の増幅回路。
  7. 前記第2の電圧電流変換回路に接続された電流源回路がカレントミラー回路の出力回路であり、該カレントミラー回路の入力回路が前記第1の電圧電流変換回路の電流出力端子に接続されていることを特徴とする請求項4記載の増幅回路。
  8. 第1および第2の電圧電流変換回路からなる差動増幅回路と、電流帰還演算増幅回路とを備え、
    前記第1の電圧電流変換回路の電流出力端子に第1のトランジスタのコレクタとベースとが接続され、
    前記第2の電圧電流変換回路の電流出力端子に第2のトランジスタのコレクタが接続され、
    前記第1および第2のトランジスタのベースが互いに接続されており、
    前記電流帰還演算増幅回路の出力端子と反転入力端子とが帰還抵抗を介して接続されており、
    前記第2の電圧電流変換回路の出力電流と前記第2のトランジスタのコレクタ電流との差電流が、前記電流帰還演算増幅回路の反転入力と前記帰還抵抗との接続点に入力するように構成されたことを特徴とする増幅回路。
  9. 比較回路を有し、
    該比較回路は前記電流帰還演算増幅回路の出力電圧と基準電圧との差を出力し、
    該出力が前記第1および第2のトランジスタのベース接続点に入力するように構成されたことを特徴とする請求項8記載の増幅回路。
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