JP3732864B2 - 系統保護装置試験装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、分散電源設備と商用電力系統とを連系するために、低圧電灯線などの3線式経路に設けられる系統保護装置の試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
住宅などの低圧需要家に電力を供給するための電気方式として、大多数の低圧電灯線において単相3線式線路が採用されている。
【0003】
一方、近年では、太陽光発電システムや燃料電池システムなど、数kW程度の比較的に小容量の分散電源設備を商用電力系統と連系(接続)し、家電製品などの負荷に給電する系統連系システムが種々提案されている。
【0004】
系統連系に際しては、連係点電圧に異常(過電圧、不足電圧など)が発生した場合に、分散電源設備を商用電力系統から解列させる系統保護装置を設ける必要がある。解列によって分散電源設備の異常に対して商用電力系統が保護されるとともに、商用電力系統の不測の停電時及び作業停電時において、商用電力系統の保全作業の安全を確保することができる。
【0005】
図3は系統保護装置60の構成の一例を示す図である。
系統保護装置60は、単相3線式の配電線路Lの各線L1〜3をそれぞれ断続する開閉器61、中性線L2と一方の電圧線L1との間の電圧Vaを検出するセンサー62、中性線L2と他方の電圧線L3との間の電圧Vbを検出するセンサー63、及びセンサー62,63の出力に基づいて開閉器61を制御する制御系52から構成されており、例えば太陽光発電システムのインバータ50に組み込まれている。インバータ50は、複数のスイッチング素子からなるインバータ主回路51を備え、太陽電池PVの直流出力を交流電力に変換する。
【0006】
制御系52は、例えばマイクロコンピュータを中心に構成され、電圧Va,Vbの少なくとも一方が適正範囲外の値になったときに、開閉器61を開状態としてインバータ50と配電線路Lとを切り離す。そして、電圧Va,Vbのどちらが異常であり、異常が過電圧と不足電圧のどちらであるかを表示器53によって表示する。
【0007】
つまり、系統保護装置60は、電圧Vaに対する過電圧継電器(OVR)、電圧Vaに対する不足電圧継電器(UVR)、電圧Vbに対する過電圧継電器(OVR)、及び電圧Vbに対する不足電圧継電器(UVR)としての機能を有する。なお、電圧の適正範囲は、電力会社によって多少異なるが、例えば基準値が101Vの場合、概ね80〜115Vである。
【0008】
ところで、系統連系システムにおいては、システム設置時及びその後の定期点検時に、系統保護装置60の動作試験を行うことが義務づけられている。そして、この試験は、分散電源設備を運転している状態(規定の疑似運転状態を含む)で行わなければならない。
【0009】
従来は、図4に示すように、出力可変の交流電圧源80を単3式トランスと呼称される変圧器85を介して系統保護装置60に接続し、交流電圧源80の出力を図示しない電圧計でモニターしながら徐々に変化させて意図的に電圧異常状態をつくり、系統保護装置60が正しく動作するか否かを調べていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
従来では、中性線L2と各電圧線L1,L3との間の電圧Va,Vbを独立に変化させることができなかった。そのため、電圧Va,Vbのそれぞれについて個別に試験を行うには、試験に先立って非試験対象側の継電器のトリップ動作を実質的に停止させるマスキング作業を行わなければならない。
【0011】
すなわち、図4において、電圧Va側のOVR110及びUVR120の動作試験を行うときには、電圧Vb側のOVR210及びUVR220のトリップ動作を停止させる。具体的には、制御系52(図3参照)における電圧適正範囲の設定値を、所定のボタン操作によって一時的に変更し、電圧Vbが本来の適正範囲から多少ずれても制御系52が適正と判断するようにしておく。
【0012】
電圧Va側の試験が終われば、OVR210及びUVR220の動作設定を元に戻し、電圧Va側のOVR110及びUVR120のトリップ動作を停止させた状態で、電圧Vb側の試験を行う。電圧Vb側の試験が終われば、OVR110及びUVR120の動作設定を元に戻す。
【0013】
このように、従来では、一方の電圧Vaに対応したOVR110及びUVR120の試験を行った後、試験済のOVR110及びUVR120の動作設定を一旦変更するという操作が避けられないという問題があった。
【0014】
また、動作設定を変更し、試験後に元に戻す操作が面倒であり、試験の所要時間が長いという問題もあった。変圧器85を別途用意しておく必要もあった。
本発明は、これらの問題に鑑みてなされたもので、保護継電器の動作設定の変更を不要とし、試験時間の短縮を図ることを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明に係る試験装置は、商用電力系統における3線式線路の第1の線路と第2の線路との間に接続された保護継電器、及び第3の線路と前記第2の線路との間に接続された保護継電器とを有し、分散電源設備と商用電力系統とを連系する系統保護装置の試験装置であって、上記系統保護装置が接続された3線式線路の各線にそれぞれ接続される第1、第2及び第3の外部接続端子と、一方の出力端子が前記第2の外部接続端子に接続された第1の電圧出力手段と、一方の出力端子が前記第2の外部接続端子に接続された電圧可変の第2の電圧出力手段と、前記第1の電圧出力手段の他方の出力端子である非試験電圧端子を前記第1の外部接続端子に接続し、且つ前記第2の電圧出力手段の他方の出力端子である試験電圧端子を前記第3の外部接続端子に接続する第1接続状態と、前記非試験電圧端子を前記第3の外部接続端子に接続し、且つ前記試験電圧端子を前記第1の外部接続端子に接続する第2接続状態とを択一的に選択するための接続切換え手段と、を備える。
【0017】
請求項2に係る試験装置は、商用電力系統における単相3線式線路の一方の電圧線と中性線との間に接続された保護継電器、及び他方の電圧線と前記中性線との間に接続された保護継電器とを有し、分散電源設備と商用電力系統とを連系する系統保護装置の試験装置であって、上記系統保護装置が接続された単相3線式線路の中性線に接続される中性線端子と、前記単相3線式線路の2つの電圧線にそれぞれ接続される第1及び第2の電圧線端子と、一方の出力端子が前記中性線端子に接続された第1の電圧出力手段と、一方の出力端子が前記中性線端子に接続された電圧可変の第2の電圧出力手段と、前記第1の電圧出力手段の他方の出力端子である非試験電圧端子を前記第1の電圧線端子に接続し、且つ前記第2の電圧出力手段の他方の出力端子である試験電圧端子を前記第2の電圧線端子に接続する第1接続状態と、前記非試験電圧端子を前記第2の電圧線端子に接続し、且つ前記試験電圧端子を前記第1の電圧線端子に接続する第2接続状態とを択一的に選択するための接続切換え手段と、を備える。
【0018】
請求項3の発明に係る試験装置は、前記第2の出力電圧が、前記第1の電圧出力手段の出力電圧との位相差が180度の電圧を出力するものである。
【0019】
【作用】
単層3線式線路内の系統保護装置を試験対象とする場合、第1接続状態では、中性線と第1の電圧線との間に第1電圧出力手段の出力電圧が印加され、それと同時に中性線と第2の電圧線との間に第2電圧出力手段の出力電圧が印加される。
【0020】
このとき、両方の電圧出力手段の出力電圧を所定値に設定しておくことにより、単相3線式線路における各線間の電圧が適正である通常状態が得られる。その状態で、第2電圧出力手段の出力電圧を変化させれば、第1及び第2の電圧線の内の第2の電圧線のみに対して、電圧異常(過電圧又は不足電圧)を発生させることができる。電圧異常が発生したときに、第2の電圧線に対応した保護継電器が規定どおりにトリップすれば、その保護継電器は適正である。
【0021】
第2接続状態では、第1接続状態とは逆に、中性線と第1の電圧線との間に第2電圧出力手段の出力電圧が印加され、それと同時に中性線と第2の電圧線との間に第1電圧出力手段の出力電圧が印加される。したがって、第1及び第2の電圧線の内の第1の電圧線のみに対して電圧異常を発生させることができ、第1の電圧線に対応した保護継電器のみを対象として試験を行うことができる。
【0022】
【実施例】
図1は本発明に係る継電器テスター1の要部の回路図である。
継電器テスター1は、発振回路11、増幅回路12、線式変換用の変圧器T0、非試験電圧出力部21、一対の試験電圧出力部22,23、試験電圧切換えスイッチS4、出力スイッチS5,S6、試験対象切換え部30、ヒューズ41,42、電圧計45,46、及び3つの外部接続端子R,N,Tを有している。
【0023】
継電器テスター1を使用するときには、外部接続端子Nは、図示しない系統保護装置が設けられた単相3線式線路Lの中性線L2に接続される。また、外部接続端子Rは一方の電圧線L1に接続され、外部接続端子Tは他方の電圧線L3に接続される。なお、ここでの単相3線式線路Lは、図3に示したインバータ50など、商用電力系統との連系が解除された状態の分散電源設備内の線路である。
【0024】
発振回路11は、振幅が数V程度の商用周波数(50/60Hz)の正弦波電圧信号を出力する。ただし、発振回路11は、周波数継電器の試験を可能とするために周波数可変とされている。発振回路11の出力電圧は、増幅回路12によって数十V程度の振幅の電圧に増幅されて変圧器T0の1次側に印加される。
【0025】
変圧器T0は、2次側に2つの巻線を有しており、一方の巻線の両端電圧が非試験電圧出力部21に入力され、他方の巻線の両端電圧が試験電圧出力部22,23に並列に入力される。なお、非試験電圧出力部21と試験電圧出力部22,23との間における入力電圧の位相関係は、電圧線L1,L3間の電圧の振幅が中性線L2と各電圧線L1,L3との間の電圧の振幅の和となるように選定されている。
【0026】
非試験電圧出力部21は、昇圧用変圧器T3と出力切換えスイッチS1とからなり、100V電灯線又は200V電灯線の基準電圧を非試験電圧V1として出力する。非試験電圧出力部21の一方の出力端子p1は、中性線L2に対応した外部接続端子Nに接続されている。また、他方の出力端子p2は、試験対象切換え部30の一方の選択入力端子p7に接続されている。ただし、出力端子p2と選択入力端子p7との間には、出力スイッチS5が挿入されており、それによって外部接続端子N,R(N,T)間への非試験電圧V1の印加のオンオフが行われる。
【0027】
試験電圧出力部22は、スライダックなどの可変電圧変圧器T1、昇圧用変圧器T4、出力切換えスイッチS2からなり、100V電灯線又は200V電灯線のOVR及びUVRの動作試験のための試験電圧V2を出力する。
【0028】
試験電圧出力部23も、スライダックなどの可変電圧変圧器T2、昇圧用変圧器T5、出力切換えスイッチS3からなり、100V電灯線又は200V電灯線のOVR及びUVRの動作試験のための試験電圧V3を出力する。
【0029】
なお、出力切換えスイッチS1〜3は連動して切り換わる。出力切換えスイッチS1〜3の切換え操作を行うことにより、継電器テスター1を100V電灯線用又は200V電灯線用の試験装置として使い分けることができる。
【0030】
試験電圧V2は可変電圧変圧器T1の操作状態に応じて連続的に変化し、試験電圧V3は可変電圧変圧器T2の操作状態に応じて連続的に変化する。これにより、例えば試験電圧V2を電圧計45でモニターしながら変化させて、OVR及びUVRのトリップ電圧を測定することができる。また、OVR及びUVRの時限試験を行うことができる。
【0031】
時限試験は、適正範囲内の電圧を印加した状態(正常状態)から適正範囲外の電圧を印加した状態へ切り換え、切換えタイミングからOVR(又はUVR)のトリップまでの時間を測定し、応答性の適否を判定する試験である。
【0032】
本実施例では、試験電圧V3が、100V電灯線又は200V電灯線における適正範囲内の適当な値に設定される。その設定値は電圧計46によって表示される。そして、試験電圧V2が適正範囲外の値に設定される。なお、図示は省略したが、継電器テスター1には、継電器からのトリップ信号を入力するための端子、計時回路、及び計時結果を表示するための表示器が組み込まれている。
【0033】
試験電圧切換えスイッチS4は、時限試験に際して印加電圧を切り換えるために設けられている。試験電圧切換えスイッチS4によって、試験電圧出力部22の一方の出力端子p4、又は試験電圧出力部23の一方の出力端子p6が、試験対象切換え部30の選択入力端子p8に接続される。ただし、試験電圧切換えスイッチS4と選択入力端子p8との間には、出力スイッチS6が挿入されており、それによって外部接続端子N,R(N,T)間への試験電圧V2又は試験電圧V3の印加のオンオフが行われる。試験電圧出力部22の他方の出力端子p3、及び試験電圧出力部23の他方の出力端子p5は、外部接続端子Nに接続されている。
【0034】
試験対象切換え部30は、例えば連動する2つの入力選択スイッチS7,8からなり、第1接続状態と第2接続状態とを択一的に選択するために設けられている。
【0035】
第1接続状態は、非試験電圧出力部21の出力端子p2が外部接続端子Rに接続され、且つ試験電圧出力部22の出力端子p4又は試験電圧出力部23の出力端子p6が外部接続端子Tに接続された状態である。また、第2接続状態は、出力端子p2が外部接続端子Tに接続され、且つ出力端子p4又は出力端子p6が外部接続端子Rに接続された状態である。
【0036】
第1接続状態では、出力スイッチS5,6をオンすると、中性線L2と電圧線L1との間に非試験電圧V1が印加されるとともに、中性線L2と電圧線L3に例えば試験電圧V2が印加される。つまり、電圧線L3側が試験対象となる。
【0037】
このとき、試験電圧V2を適正範囲内の値に設定しておくことにより、単相3線式線路Lにおける各線間の電圧が適正である通常状態が得られる。その状態で、試験電圧V2を変化させれば、一対の電圧線L1,L2の一方の電圧線L2のみに対して、電圧異常(過電圧又は不足電圧)を発生させることができる。電圧異常が発生したときに、電圧線L2に対応した保護継電器(OVR又はUVR)がトリップすれば、その保護継電器は適正である。
【0038】
第2接続状態では、第1接続状態とは逆に、中性線L2と電圧線L1との間に試験電圧V2が印加されるとともに、中性線L2と電圧線L3との間に非試験電圧V1が印加される。これにより、電圧線L1のみに対して電圧異常を発生させることができ、電圧線L1に対応した保護継電器のみを対象として試験を行うことができる。
【0039】
このように継電器テスター1を用いれば、試験対象切換え部30の切換え操作を行うだけで、単相3線式線路Lの一方側又は他方側を試験対象とすることができ、保護継電器の動作設定の変更は不要である。したがって、短時間で試験を終えることができる。
【0040】
図2は他の実施例に係る継電器テスター2の構成を示すブロック図である。
継電器テスター2は、商用電源80の出力に同期した正弦波電圧信号をそれぞれ出力する2つの発振回路81,82、外部接続端子N,Rに出力端子対が接続された増幅回路83、外部接続端子N,Tに出力端子対が接続された増幅回路84、試験対象を切り換えるための接続切換え部85を有している。
【0041】
接続切換え部85によって、発振回路81を増幅回路83に接続し且つ発振回路82を増幅回路84に接続する第1接続状態と、発振回路81を増幅回路84に接続し且つ発振回路82を増幅回路83に接続する第2接続状態とが選択される。
【0042】
一方の発振回路82は、時限試験のための切換えスイッチS82の状態に応じて、振幅の異なる正弦波電圧信号を出力する。また、出力の切換えを正弦波電圧信号の零クロス点で行うように構成されている。これにより、増幅回路83,84の前段(低電圧段)で印加電圧のレベルを切り換えることと相まって、切換え時の波形の乱れを少なくすることができ、保護継電器の誤動作を防止することができる。加えて、接続切換え部85の構成部品に対する耐圧要求が緩和されるので、増幅回路83,84の後段で接続を切り換える場合と比べてコストダウンを図ることができる。
【0043】
なお、増幅回路83,84の増幅率の調整によっても、試験電圧を変化させることができる。
上述の実施例においては、単相3線式線路Lを例示したが、本発明を3相3線式線路に応用することも可能である。
【0044】
【発明の効果】
請求項1乃至請求項4の発明によれば、保護継電器の動作設定の変更を不要とし、試験時間の短縮を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る継電器テスターの要部の回路図である。
【図2】他の実施例に係る継電器テスターの構成を示すブロック図である。
【図3】系統保護装置の構成の一例を示す図である。
【図4】従来の試験方法を示す図である。
【符号の説明】
1 継電器テスター(保護継電器試験装置)
21 非試験電圧出力部(第1の電圧出力手段)
22 試験電圧出力部(第2の電圧出力手段)
30 試験対象切換え部(接続切換え手段)
L 単相3線式線路(3線式線路)
L1,L3 電圧線
L2 中性線
N 第1の外部接続端子(第1の電圧線端子)
R 第2の外部接続端子(中性線端子)
T 第3の外部接続端子(第1の電圧線端子)
p1,p3 出力端子(一方の出力端子)
p2,p4 出力端子(非試験電圧端子)
Claims (3)
- 商用電力系統における3線式線路の第1の線路と第2の線路との間に接続された保護継電器、及び第3の線路と前記第2の線路との間に接続された保護継電器とを有し、分散電源設備と商用電力系統とを連系する系統保護装置の試験装置であって、
上記系統保護装置が接続された3線式線路の各線にそれぞれ接続される第1、第2及び第3の外部接続端子と、
一方の出力端子が前記第2の外部接続端子に接続された第1の電圧出力手段と、
一方の出力端子が前記第2の外部接続端子に接続された電圧可変の第2の電圧出力手段と、
前記第1の電圧出力手段の他方の出力端子である非試験電圧端子を前記第1の外部接続端子に接続し、且つ前記第2の電圧出力手段の他方の出力端子である試験電圧端子を前記第3の外部接続端子に接続する第1接続状態と、前記非試験電圧端子を前記第3の外部接続端子に接続し、且つ前記試験電圧端子を前記第1の外部接続端子に接続する第2接続状態とを択一的に選択するための接続切換え手段と、
を備えたことを特徴とする系統保護装置試験装置。 - 商用電力系統における単相3線式線路の一方の電圧線と中性線との間に接続された保護継電器、及び他方の電圧線と前記中性線との間に接続された保護継電器とを有し、分散電源設備と商用電力系統とを連系する系統保護装置の試験装置であって、
上記系統保護装置が接続された単相3線式線路の中性線に接続される中性線端子と、
前記単相3線式線路の2つの電圧線にそれぞれ接続される第1及び第2の電圧線端子と、
一方の出力端子が前記中性線端子に接続された第1の電圧出力手段と、
一方の出力端子が前記中性線端子に接続された電圧可変の第2の電圧出力手段と、
前記第1の電圧出力手段の他方の出力端子である非試験電圧端子を前記第1の電圧線端子に接続し、且つ前記第2の電圧出力手段の他方の出力端子である試験電圧端子を前記第2の電圧線端子に接続する第1接続状態と、前記非試験電圧端子を前記第2の電圧線端子に接続し、且つ前記試験電圧端子を前記第1の電圧線端子に接続する第2接続状態とを択一的に選択するための接続切換え手段と、
を備えたことを特徴とする系統保護装置試験装置。 - 前記第2の電圧出力手段は、前記第1の電圧出力手段の出力電圧との位相差が180度の電圧を出力する
ことを特徴とする請求項1または2記載の系統保護装置試験装置。
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