JP3731505B2 - 光受信装置、光データ信号の波形最適化方法及び光データ信号の波形最適化プログラム - Google Patents

光受信装置、光データ信号の波形最適化方法及び光データ信号の波形最適化プログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光受信装置、光データ信号の波形最適化方法及び光データ信号の波形最適化プログラムに関し、特に、光データ信号の波形劣化を最小に抑えるようにした光受信装置、光データ信号の波形最適化方法及び光データ信号の波形最適化プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
昨今の、光アンプやWDM(波長多重伝送)を含む光伝送系においては、従来の光伝送系に比べて、光受信波形を劣化させる要因が増えてきている。
【0003】
例えば、光受信波形を劣化させる要因としては、光ファイバアンプが発生するASE (amplified spontaneous emission)に起因する雑音の累積や、光ファイバ内の光信号パワーの増大によりその影響が顕著になった光ファイバの分散や非線形効果による波形劣化、及び波長多重伝送における隣接チャネルからのクロストーク等が上げられる。
【0004】
従来は、クロックデータ再生回路(CDR clock and data recovery circuit)における識別位置の最適化等、受信装置側で対応していたが、さらなる受信感度を向上のためには、これだけでは十分とはいえず、波形の劣化そのものを補償する必要がある。
【0005】
光伝送系における送信直後の光受信波形は、図35に示すように、光入力データ信号を1又は0に確実に識別できる領域、アイ開口部が大きいが、600km伝送後の光受信波形は、図36に示すように、アイ開口部が非常に小さくなる。
【0006】
このような光受信波形の劣化があっても、光受信装置の識別回路は、最適な識別を行うことが要求される。光受信波形のアイ開口部は、受光電力によって異なるので、光受信波形の1又は0を識別する識別位置の最適値は、受光電力によって異なるものであるが、従来の光伝送路では、光受信波形の劣化に対して識別位置の余裕が比較的あり、製品出荷時にメーカにより調整された値に固定されていても、実用上あまり問題とならなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、波形劣化要因の一つである光ファイバの分散による波形劣化に対して、受信感度を向上させるためには、波形の劣化そのものを補償する必要がある。
【0008】
また、光アンプやWDM(波長多重伝送)を含む光伝送系では、上述のように光受信波形を劣化させる要因が増えたため、従来のように識別位置を固定された識別回路では、エラーレート特性の曲がり(フロア)が生じ、伝送路品質を確保することが困難となる(図37上)。
【0009】
本発明の第1の目的は、このような状況に鑑み、分散値を任意の値に制御できる可変分散等化器の分散特性を制御することにより、光波形を最適化することのできる分散等化機能を有する光受信装置、光データ信号の波形最適化方法及び光データ信号の波形最適化プログラムを提案することにある。
【0010】
本発明の第2の目的は、光波形を最適化すると共に、各受光レベルにおける識別位置を最適に制御することにより、さらに識別精度のよい識別電圧付与機能付きクロックデータ再生回路を備える光受信装置を提案することにある。
【0011】
本発明の第3の目的は、光波形を最適化すると共に、アイ開口部の内縁を検出することにより、中央識別点を最適位置に制御することができる識別電圧付与機能付きクロックデータ再生回路を備える光受信装置を提案することにある。
【0012】
本発明の第4の目的は、エラーカウント部の計測結果をもとに計測時間を調整しているので、計測精度を上げることができ、また、悪い状態からすばやく脱出することができる識別電圧付与機能付きクロックデータ再生回路を備える光受信装置を提案することにある。
【0013】
本発明の第5の目的は、計測したエラーの数に応じて、計測時間を変更するので、いたずらに大規模なカウンタを用いる必要がない識別電圧付与機能付きクロックデータ再生回路を備える光受信装置を提案することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明は、分散等化器を介して入力した光信号を電気信号に変換し所定の振幅に増幅されたデータ信号を、最適位置に制御された識別点で識別するクロックデータ再生回路で識別再生する光受信装置において、前記クロックデータ再生回路からのデータ信号の識別情報に基づいて、所定の振幅に増幅されたデータ信号のアイパターンのアイ開口部を検出し、当該アイ開口部の大きさに従って、前記クロックデータ再生回路によって再生されたデータ信号のエラーが最小となるように前記分散等化器の分散特性を制御する波形最適化制御部を備え、前記波形最適化制御部が、アイパターンの時間軸上の左識別点、中央識別点及び右識別点の3識別点の間隔を制御して前記3識別点が前記アイパターン内に収まるアイ開口部の大きさを求めるアイ開口部検出部と、求めた前記アイ開口部の大きさに応じて、前記分散等化器の分散値を増減することにより、前記分散値が最適な値となるように制御する演算処理部とを備え、前記演算処理部が、現在と直前のアイ開口部の大きさを比較し、前記アイ開口部の大きさの増減に応じて、前記分散等化器の分散値を増減することを特徴とする。
【0015】
請求項2の本発明の光受信装置は、前記演算処理部が、現在と直前のアイ開口部の大きさを比較し、前記アイ開口部の大きさが増加している場合、前記分散等化器の分散値を第1の所定値ずつ増加させ、前記アイ開口部の大きさが減少している場合、前記分散等化器の分散値を第2の所定値ずつ減少させることを特徴とする。
【0016】
請求項3の本発明の光受信装置は、前記演算処理部が、現在と直前のアイ開口部の大きさを比較し、前記アイ開口部の大きさの増減に応じて、前記分散等化器の分散値を増減する第1の処理と、前記第1の処理の分散値の増減を反転させる第2の処理を行なうことを特徴とする。
【0017】
請求項4の本発明の光受信装置は、前記演算処理部が、現在と直前のアイ開口部の大きさを比較し、前記アイ開口部の大きさが増加している場合、前記分散等化器の分散値を増加させ、前記アイ開口部の大きさが減少している場合、前記分散等化器の分散値を減少させ、前記分散値を増加させる場合に、前記アイ開口部の大きさの増加に応じて、前記分散値の増加量を段階的に小さくすることを特徴とする。
【0018】
請求項5の本発明の光受信装置は、前記演算処理部が、現在と直前のアイ開口部の大きさを比較し、前記アイ開口部の大きさの増減方向が変化する度に、前記分散等化器の分散値を所定値ずつ増加させる第1の処理と、前記分散等化器の分散値を所定値ずつ減少させる第2の処理とを切り替えて実行することを特徴とする。
【0019】
請求項6の本発明は、分散等化器を介して入力した光信号を電気信号に変換し所定の振幅に増幅されたデータ信号を、最適位置に制御された識別点で識別するクロックデータ再生回路で識別再生する光受信装置の光データ信号の波形最適化方法において、前記クロックデータ再生回路からのデータ信号の識別情報に基づいて、所定の振幅に増幅されたデータ信号のアイパターンのアイ開口部を検出し、当該アイ開口部の大きさに従って、前記クロックデータ再生回路によって再生されたデータ信号のエラーが最小となるように前記分散等化器の分散特性を制御するステップを有し、前記前記分散等化器の分散特性を制御するステップが、アイパターンの時間軸上の左識別点、中央識別点及び右識別点の3識別点の間隔を制御して前記3識別点が前記アイパターン内に収まるアイ開口部の大きさを求めるステップと、求めた前記アイ開口部の大きさに応じて、前記分散等化器の分散値を増減することにより、前記分散値が最適な値となるように制御するステップとを備え、前記分散値の制御ステップで、現在と直前のアイ開口部の大きさを比較し、前記アイ開口部の大きさの増減に応じて、前記分散等化器の分散値を増減することを特徴とする。
【0020】
請求項7の本発明の光データ信号の波形最適化方法は、前記分散値の制御ステップで、現在と直前のアイ開口部の大きさを比較し、前記アイ開口部の大きさが増加している場合、前記分散等化器の分散値を第1の所定値ずつ増加させ、前記アイ開口部の大きさが減少している場合、前記前記前記分散等化器の分散値を第2の所定値ずつ減少させることを特徴とする。
【0021】
請求項8の本発明の光データ信号の波形最適化方法は、前記分散値の制御ステップで、現在と直前のアイ開口部の大きさを比較し、前記アイ開口部の大きさの増減に応じて、前記分散等化器の分散値を増減する第1の処理と、前記第1の処理の分散値の増減を反転させる第2の処理を行なうことを特徴とする。
【0022】
請求項9の本発明の光データ信号の波形最適化方法は、前記分散値の制御ステップで、現在と直前のアイ開口部の大きさを比較し、前記アイ開口部の大きさが増加している場合、前記分散等化器の分散値を増加させ、前記アイ開口部の大きさが減少している場合、前記分散等化器の分散値を減少させ、前記分散値を増加させる場合に、前記アイ開口部の大きさの増加に応じて、前記分散値の増加量を段階的に小さくすることを特徴とする。
【0023】
請求項10の本発明の光データ信号の波形最適化方法は、前記分散値の制御ステップで、現在と直前のアイ開口部の大きさを比較し、前記アイ開口部の大きさの増減方向が変化する度に、前記分散等化器の分散値を所定値ずつ増加させる第1の処理と、前記分散等化器の分散値を所定値ずつ減少させる第2の処理とを切り替えて実行することを特徴とする。
【0024】
請求項11の本発明は、分散等化器を介して入力した光信号を電気信号に変換し所定の振幅に増幅されたデータ信号を、最適位置に制御された識別点で識別するクロックデータ再生回路で識別再生する光受信装置上で動作し光データ信号の波形最適化プログラムであって、前記クロックデータ再生回路からのデータ信号の識別情報に基づいて、所定の振幅に増幅されたデータ信号のアイパターンのアイ開口部を検出し、当該アイ開口部の大きさに従って、前記クロックデータ再生回路によって再生されたデータ信号のエラーが最小となるように前記分散等化器の分散特性を制御する機能を有し、前記分散等化器の分散特性を制御する機能が、アイパターンの時間軸上の左識別点、中央識別点及び右識別点の3識別点の間隔を制御して前記3識別点が前記アイパターン内に収まるアイ開口部の大きさを求めるステップと、求めた前記アイ開口部の大きさに応じて、前記分散等化器の分散値を増減することにより、前記分散値が最適な値となるように制御するステップとを備え、前記分散値の制御ステップで、現在と直前のアイ開口部の大きさを比較し、前記アイ開口部の大きさの増減に応じて、前記分散等化器の分散値を増減することを特徴とする。
【0025】
請求項12の本発明の光データ信号の波形最適化プログラムは、前記分散値の制御ステップで、現在と直前のアイ開口部の大きさを比較し、前記アイ開口部の大きさが増加している場合、前記分散等化器の分散値を第1の所定値ずつ増加させ、前記アイ開口部の大きさが減少している場合、前記前記前記分散等化器の分散値を第2の所定値ずつ減少させることを特徴とする。
【0026】
請求項13の本発明の光データ信号の波形最適化プログラムは、前記分散値の制御ステップで、現在と直前のアイ開口部の大きさを比較し、前記アイ開口部の大きさの増減に応じて、前記分散等化器の分散値を増減する第1の処理と、前記第1の処理の分散値の増減を反転させる第2の処理を行なうことを特徴とする。
【0027】
請求項14の本発明の光データ信号の波形最適化プログラムは、前記分散値の制御ステップで、現在と直前のアイ開口部の大きさを比較し、前記アイ開口部の大きさが増加している場合、前記分散等化器の分散値を増加させ、前記アイ開口部の大きさが減少している場合、前記分散等化器の分散値を減少させ、前記分散値を増加させる場合に、前記アイ開口部の大きさの増加に応じて、前記分散値の増加量を段階的に小さくすることを特徴とする。
【0028】
請求項15の本発明の光データ信号の波形最適化プログラムは、前記分散値の制御ステップで、現在と直前のアイ開口部の大きさを比較し、前記アイ開口部の大きさの増減方向が変化する度に、前記分散等化器の分散値を所定値ずつ増加させる第1の処理と、前記分散等化器の分散値を所定値ずつ減少させる第2の処理とを切り替えて実行することを特徴とする。
【0046】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
本発明は、光受信装置又は光信号の中継装置に適用することができるが、ここでは、本発明を光受信装置に適用した第1の実施の形態について説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態による光受信装置の構成を示すブロック図である。
【0047】
本実施の形態による光受信装置1は、可変分散等化器10と、光電気変換回路20と、識別電圧調整機能付きクロックデータ再生回路(CDR)30と、波形最適化制御部40とで構成される。また、波形最適化制御部40は、アイ開口部検出部41と、演算処理部42とを備えてなる。
【0048】
可変分散等化器10は、図8に示すように、波長分散特性の傾きを変化させることのできる分散等化器であり、ペルチェ素子等を用いて、分散等化器の温度制御を行なうことで実現される。
【0049】
光電気変換回路20は、光信号を電気信号に変換し、所定の振幅に増幅するものである。
【0050】
識別電圧調整機能付きCDR30は、光電気変換回路20からのデータ信号を、つねに最適位置に制御された識別点で識別する。
【0051】
波形最適化制御部40は、識別電圧調整機能付きCDR30から出力されるデータ信号の識別情報に基づいて、データ信号をデータ信号に同期した時間軸掃引して、時間軸上それらを重畳して得られるアイパターンのアイ開口部を検出し、光データ信号のアイパターンが最良になるように可変分散等化器10を制御する。
【0052】
また、波形最適化制御部40のアイ開口部検出部41は、アイパターンの開口部を検出し、アイ開口部の大きさに対応する情報を出力する。このアイ開口部検出部41の構成例としては、図3に示すように、3つの比較器401,402,403と、3つの識別器411,412,413と、2つの排他論理和回路421,422と、1つの論理和回路431と、識別器411及び識別器413の遅延時間を制御する制御回路441と、識別器411及び識別器413にクロックに対する遅延時間(クロック遅延量)与える2つの遅延回路451,452からなる。
【0053】
波形最適化制御部40の演算処理部42は、アイパターンの開口部の大きさに対する情報に基づいて、可変分散等化器10の分散特性を調整する。
【0054】
次いで、上記のように構成される第1の実施の形態にかかる光受信装置1の動作について、図1〜図8を参照して説明する。
【0055】
図1において、光データ信号は、光電気変換回路20で電気信号に変換され、所定の振幅に増幅された後、、つねに最適位置に制御された識別点で識別する識別電圧調整機能付きCDR30で識別再生される。
【0056】
図2は、識別電圧調整機能付きCDR30の構成例であり、入力した入力データ信号のHレベル近傍の上識別点、中央レベル近傍の中央識別点及びLレベル近傍の下識別点を識別する3値識別回路300と、レベル変動を検出して検出結果を識別電圧制御回路340に出力するレベル変動検出回路320と、PLL回路330とを備えて構成される。
【0057】
ここで、3値識別回路300は、比較器301,302,303とフリップフロップからなる識別器311,312,313とで構成され、レベル変動検出回路320は、排他論理和回路321,322とで構成される。
【0058】
この識別電圧調整機能付きCDR30においては、データのHレベル近傍とデータの中央レベルとデータのLレベル近傍のそれぞれに上識別点、中央識別点、下識別点を配置し、識別器311(上識別点)と識別器312(中央識別点)及び識別器312(中央識別点)と識別器313(下識別点)における識別結果の一致又は不一致を検出し、識別器311(上識別点)と識別器312(中央識別点)の不一致であれば、Hレベルエラーパルス、識別器312(中央識別点)と識別器313(下識別点)の不一致であれば、Hレベルエラーパルスを出力する。
【0059】
制御回路340は、HレベルエラーパルスとLレベルエラーパルスを最小にする識別電圧Vth(すなわち、最適識別電圧)を与えるように制御する。
【0060】
アイ開口部検出部41は、上述したように図3に示す構成例のように構成される。
【0061】
アイパターンの時間軸上に左クロスポイント近傍に左識別点TL、中央識別点Tth、右クロスポイント近傍に右識別点TRが配置されていて(図4参照)、それぞれ識別器411、識別器412、識別器413で識別を行なう。中央識別点Tthは、識別電圧調整機能付きCDR30から、最適識別電圧Vthと同じ電圧と同じ位相が与えられている。
【0062】
ここで、図4に示すように、全ての識別点がアイパターン内にあれば、左識別点TLと中央識別点Tth、中央識別点Tthと右識別点TRにおける識別結果は一致する。
【0063】
ところが、図5に示すように、アイパターンが波形劣化等の影響で、波形がひずみ、識別点の1つがアイパターンから外れると(図4では、左識別点TL)、左識別点TLと中央識別点Tthの識別結果は一致しない。
【0064】
このように左識別点TL又は、右識別点TRのいずれか1つでもアイパターンから外れると不一致となって、エラーパルスを制御回路441に送出する。このとき制御回路441は、識別器411と識別器413のクロック遅延量を制御することにより、エラーパルスがなくなるまで、図7に示すように3点の間隔を縮める。
【0065】
一方、エラーを検出しなくなると、識別器411と識別器413のクロック遅延量を制御することにより、図6に示すように3点の間隔を広げる。
【0066】
これにより、左識別点TLと右識別点TRは常にアイパターンの両クロスポイント(アイパターンの端)付近にいる留まることになり、左識別点TLと右識別点TRの時間差を計測するか可変遅延回路451と可変遅延回路452のクロック遅延量の差を求めればアイパターンのアイ開口部の大きさを検出することができるものである。
【0067】
図3に示すように、アイ開口部検出回路41からは、可変遅延回路451と可変遅延回路452のクロック遅延量が演算処理部42に出力される。そして、演算処理部42は、可変遅延回路451と可変遅延回路452のクロック遅延量の差を求めることにより、逐次アイ開口部の大きさを計測する。
【0068】
波形最適化制御部40のアイ開口部検出回路41は、識別電圧調整機能付きCDR30から、データ信号の識別情報として、最適識別電圧Vthとクロックと、データ信号を得てアイ開口部の検出を行なう。
【0069】
図8は、可変分散等化器10の特性例である。分散等化器10は、をペルチェ素子などで温度制御することにより、特性曲線の傾きを変えて分散値を変化させることで、波形整形ができ、したがって、アイパターンのアイ開口部の大きさを制御することができる。
【0070】
次に、図9、図10、図11、図12を用いて演算処理部42における制御アルゴリズムについて説明する。
【0071】
図9は、演算処理部42における制御アルゴリズムの基本的な考え方を示す図である。
【0072】
演算処理部42による処理工程は、分散値Dを初期値からΔDづつ増加又は減少させる工程(901)と、アイ開口部の大きさを計測する工程(902)と、直前に計測したアイ開口部の大きさと比較して直前に計測したアイ開口部の大きさと比較して分散値Dを増加させるか又は減少させるを判断する工程(903)から構成される。
【0073】
アイ開口部の大きさは、上述のようにアイ開口部検出回路41からの可変遅延回路451と可変遅延回路452のクロック遅延量の差に基づいて計測される。
【0074】
直前に計測したアイ開口部の大きさと比較して分散値Dを増加させるか又は減少させるを判断する工程901の具体例を図10を用いて説明する。図10においては、図9の工程901〜903に対応する工程をそれぞれ工程901A〜903Aで示している。
【0075】
図10において、工程903Aにおいて、直前に測定したアイ開口部の大きさと現在のアイ開口部の大きさを比較してアイ開口部の大きさが増加(改善)していれば、工程901Aへ戻り、分散値DをΔDだけ増加して同じ操作を繰り返す。
【0076】
この分散値Dの増加量ΔDについては、光受信装置で送受信される光信号の波長に基づいて任意に設定される。
【0077】
また、逆に工程901Aで直前に測定したアイ開口部の大きさと現在のアイ開口部の大きさを比較してアイ開口部の大きさが減少(悪化)していれば、nΔD(n≦2)だけ分散値を減少させて、工程902Aへ戻って同じ動作を繰り返す。
【0078】
このようにアイ開口部の大きさが悪化した時に、1ステップあたりの分散値Dの増加量(ΔD)よりも多い量(nΔD(n≦2))を減少させて後戻りさせる点に特徴がある。
【0079】
これにより、工程901では、ΔDづつ単調増加させる動作だけですむという効果がある。
【0080】
本実施の形態では、分散値Dの最小値から分散値Dを増加させる方向の場合で説明したが、逆に分散値Dの大きい値から分散値Dを減少させる方向に制御してもよい。この場合は、アイ開口部の大きさが増加(改善)ごとにΔDづつ減少させ、アイ開口部の大きさが減少(悪化)すればnΔD(n≦2)だけ分散値を増加させることになる。さらには、分散値Dのどの値からスタートさせても同じ結果になる。
【0081】
図11に、本実施の形態の図9に示すアルゴリズムを実現したフローチャートを示す。
【0082】
初期値設定で分散値Dの初期値D0と1ステップ毎の増加量ΔDを決める(ステップ1101)。次に、分散値D0におけるアイ開口部の大きさの初期値P0(図12で分散値D0)を測定する(ステップ1102)。
【0083】
次に、分散値DをΔDだけ増加させて(ステップ1103)、図12の分散値D1でのアイ開口部の大きさP1を測定する(ステップ1104)。
【0084】
アイ開口部の大きさP0とP1を比較すると(ステップ1105)、アイ開口部の大きさP1の方が大きいので、ステップ1103に戻り、分散値D2=D1+ΔDとして、アイ開口部の大きさP2を測定する。
【0085】
さらに、ステップ1105でアイ開口部P1とP2を比較すると、アイ開口部の大きさP2の方が大きいので、ステップ1103で分散値D3=D2+ΔDとしてアイ開口部の大きさP3を測定する。
【0086】
これを繰り返し行なうことで、分散値Dを最適位置に近づけていく。しかしながら、分散値D4ではアイ開口部の大きさP4が、アイ開口部の大きさP3より減り(ステップ1105でNo)、最適位置よりも遠のいたことがわかる。このとき分散値D=D4−2ΔD(すなわち、分散値D2に戻る)として(ステップ1106)、アイ開口部の大きさを計測する。
【0087】
すなわち、分散値の設定をD0→D1→D2→D3(最適位置)→D4→D2→D3(最適位置)→D4→D2…と繰り返すことにより、常に分散値Dの最適位置近傍に制御されるものである。
【0088】
勿論、分散値Dの初期値を分散値Dの大きい値D6からアイ開口部の大きさが増加(改善)ごとにΔDづつ減少させ、アイ開口部の大きさが減少(悪化)すれば2ΔDだけ分散値を増加させる制御を行なってもよく、分散値Dのどの値からスタートさせても同じ結果になることは言うまでもない。
【0089】
以上のように制御することにより、アイ開口部の大きさが、常に最大になるように制御するので、伝送路上で波形ひずみを受けても最良の状態で光信号を識別することができるようになる。
【0090】
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態について、図13、図14、図15を用いて説明する。
【0091】
図13は本第2の実施の形態による演算処理部42における制御アルゴリズムの基本的な考え方を示す図であり、図14はその制御アルゴリズムを実現するフローチャート、図15は分散値Dとアイ開口部の大きさPの関係を示す図である。
【0092】
この第2の実施の形態は、図9における直前に計測したアイ開口部の大きさと比較して分散値Dを増加させるか又は減少させるかを判断する工程903について他の考え方を用いたものである。
【0093】
すなわち、この実施の形態では、第1の実施の形態と同様に、分散値Dの最小値D0からΔDずつ増加させていき、アイ開口部の大きさが増加(改善)するごとにΔDずつ増加させる。
【0094】
しかしながら、図13の制御アルゴリズムの工程903Bに示すように、ΔDずつ増加させた結果、アイ開口部の大きさが減少(悪化)した時は、増減の向きを変え、次にアイ開口部の大きさが減少するところまでΔDずつ分散特性を減少させるように制御することに特徴がある。
【0095】
図14のフローチャートと、図15を用いて動作の詳細を説明する。
【0096】
前述した第1の実施の形態と同様に、分散値Dの最小値D0からスタートさせるものとする。
【0097】
初期値設定において、分散値Dの初期値D0と1ステップ毎の増加量ΔDを決める(ステップ1401)。次に、分散値D0におけるアイ開口部の大きさの初期値P0(図15で分散値D0)を測定する(ステップ1402)。さらに、分散値DをΔDだけ増加(図15で分散値D1)させることにより(ステップ1403)、アイ開口部の大きさP1を測定する(ステップ1404)。
【0098】
アイ開口部の大きさP0とP1を比較すると(ステップ1405)、アイ開口部の大きさP1の方が大きいので、ステップ1403に戻り分散値D2=D1+ΔDとして、ステップ1404でアイ開口部の大きさP2を測定する。さらに、ステップ1405でアイ開口部の大きさP1とP2を比較すると、アイ開口部の大きさP2の方が大きいので、ステップ1403でD3=D2+ΔDとして、ステップ1405でアイ開口部の大きさP3を測定する。
【0099】
これを繰り返して、分散値D4におけるアイ開口部の大きさP4ではP3に比べてアイ開口部の大きさが減少しているので(ステップ1405でNo)、これ以降は、図14のステップ1406に移り、分散値DをD4→D3→D2と減少させ、アイ開口部の測定処理(ステップ1407)及びアイ開口部の大きさの比較処理(ステップ1408)を行なう。
【0100】
ここで、分散値D2におけるアイ開口部の大きさP2はP3に比べて減少しているので(ステップ1408でNo)、再びステップ1403に移り、分散値DをD2→D3→D4と増加させる制御を行なう。
【0101】
上記の処理を実行することにより、結果として、分散値Dは、最適分散値であるD3の近傍に制御されることになる。
【0102】
なお、この第2の実施の形態でも、分散値Dの最小値から制御をスタートさせたが、逆に分散値D6等の分散値Dの大きい値からスタートさせてもよいことは勿論である。何れからスタートさせても同じ結果になる。
【0103】
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態について図16、図17、図18を用いて説明する。
【0104】
図16は、第3の実施の形態による演算処理部42における制御アルゴリズムの基本的な考え方を示す図であり、図17はその制御アルゴリズムを実現するフローチャート、図18は分散値Dとアイ開口部の大きさPの関係を示す図である。
【0105】
この第3の実施の形態は、図9における直前に計測したアイ開口部の大きさと比較して分散値Dを増加させるか又は減少させるかを判断する工程903についてさらに他の考え方を用いたものである。
【0106】
この実施の形態では、分散値Dの最小値D0からΔDずつ増加させていき、アイ開口部の大きさが増加(改善)するごとにΔDづつ増加させ、その結果、アイ開口部の大きさが減少(悪化)した時は、増減の向きを変える点については上述した第2の実施の形態と同様である。
【0107】
図17に示すフローチャートのステップ1706以外の処理ステップは、第2の実施の形態の図14に示すフローチャートの対応するステップと全く同じである。ここでは、第2の実施の形態と相違するステップ1706について説明する。
【0108】
この第3の実施の形態では、ステップ1706において、減少させるステップの大きさを第2の実施の形態と異なり、rΔD(0<r<1)ずつ減少させることが特徴である。このように、より小刻みに分散値を設定することにより、分散値Dを、より正確に最適分散値の近傍に制御することができるようになる。
【0109】
なお、第1から第3の実施の形態による波形最適化制御部40における制御は、制御部の各機能をハードウェア的に実現することは勿論として、各機能を備えるコンピュータプログラムである波形最適化プログラムを、コンピュータ処理装置のメモリにロードされることで実現することができる。この波形最適化プログラムは、図1に示すように、磁気ディスク、半導体メモリその他の記録媒体200に格納される。そして、その記録媒体からコンピュータ処理装置にロードされ、コンピュータ処理装置の動作を制御することにより、上述した波形最適化制御部40の各機能を実現する。
【0110】
(第4の実施の形態)
本実施の形態では、図1に示す識別電圧付加機能付きCDR30の識別電圧制御回路340にデジタル演算処理を用いることにより、各受光レベルで識別位置を最適に制御することができるようにしている。
【0111】
図19は、本発明の第1の実施の形態による識別電圧付加機能付きCDRの識別電圧制御回路の構成を示すブロック図である。
【0112】
識別電圧付加機能付きCDR30は、光入力信号を電気信号に変換し所定の振幅まで増幅された入力データ信号からクロック成分を抽出し、そのクロックのタイミングで入力データ信号の1又は0を識別するCDR(clock and data recovery:クロックデータ再生回路)に識別電圧を付与する機能が追加されている。識別電圧制御回路340は、識別電圧付与機能付きCDR30において、制御アルゴリズムによりCDRに最適な識別電圧を与える。
【0113】
識別電圧付加機能付きCDR30は、従来から提供されているものであり、その構成例は図2に示した通りである。この識別電圧付加機能付きCDR30においては、エラーの検出は、隣り合う識別点における識別結果の一致不一致を排他論理和で判定し、不一致であればエラーパルスを出力する。
【0114】
図19において、識別電圧制御回路340は、エラーカウント部350、演算処理回路361を有する演算処理部360、計測時間設定部370、D/A変換部380とで構成される。
【0115】
エラーカウント部350は、Hレベルエラーカウンタ351とLレベルエラーカウンタ352とを備えており、識別電圧付加機能付きCDR30からの、Hレベル近傍のエラーパルス(以下Hレベルエラーパルス)とLレベル近傍のエラーパルス(以下Lレベルエラーパルス)を各々Hレベルエラーカウンタ351とLレベルエラーカウンタ352で計数する。
【0116】
演算処理部360の演算処理回路361は、Hレベルエラーパルス数とLレベルエラーパルスに応じて、以下の過程を実行する。
(1)Hレベル近傍の識別点(上識別点)と中央識別点又は、Lレベル近傍の識別点(下識別点)幅を変化させる過程
(2)上下各識別点及び中央識別点の間隔保持をしたままで、3識別点を同時に動かす過程
(3)計数したエラーの数に応じて、計数時間を変化させる過程を1つ又は複数組み合わせて実行する。
【0117】
計測時間設定部370は、Hレベルエラーパルス数とLレベルエラーパルス数に応じて、エラーカウント部の計数時間を最適な計測時間に設定する。
【0118】
D/A変換部380は、演算処理部から出力される上識別点電圧Vmと中央識別点電圧Vthと下識別点電圧Vsをそれぞれアナログ電圧に変換する。このD/A変換部380は、上識別点電圧Vmをアナログ電圧に変換するD/A変換回路381と、中央識別点Vthアナログ電圧に変換するD/A変換回路382と、下識別点Vsアナログ電圧に変換するD/A変換回路383とを備える。
【0119】
なお、上記の構成では、識別電圧制御回路を識別電圧付加機能付きCDR30と別回路として説明したが、識別電圧制御回路を識別電圧付加機能付きCDR30に内蔵する構成とすることも勿論可能である。
【0120】
図2を参照して、識別電圧付加機能付きCDR30の構成について簡単に説明する。
【0121】
図2において、識別電圧付加機能付きCDR30は、入力した入力データ信号のHレベル近傍の上識別点、中央レベル近傍の中央識別点及びLレベル近傍の下識別点を識別する3値識別回路300と、レベル変動を検出して検出結果を上記識別電圧制御回路340に出力するレベル変動検出回路320と、PLL回路330とを備えて構成される。
【0122】
ここで、3値識別回路300は、比較器301、302、303とフリップフロップ311、312、313とで構成され、レベル変動検出回路320は、排他的論理和回路321、322とで構成される。
【0123】
また、本発明による識別電圧制御回路340を適用した光受信装置の構成は図1に示す通りである。この光受信装置1は、光データ信号を受信して電気信号に変換し入力データ信号として出力する光電気変換回路20、上述した識別電圧付加機能付きCDR30と識別電圧制御回路340とで構成されており、識別電圧付加機能付きCDR30から識別されたデータ信号が出力されるものである。
【0124】
図20から図26を用いて本発明の実施の形態による識別電圧制御回路の動作について説明する。
【0125】
図20は、本発明の特徴である上記識別電圧制御回路340の演算処理部360における制御アルゴリズムの基本的考え方を示す図、図21は、本発明の制御アルゴリズムを用いたフローチャートの一例である。また、図22から図25は、それぞれ図21のフローチャート各過程におけるアイ開口部と上識別点電圧Vmと中央識別点Vthと下識別点Vsとの位置関係を示す図である。なお、中央識別点電圧Vthの値については、入力する光データ信号のレベルやデータ品質に応じて、すなわち識別電圧付加機能付きCDR30を使用するシステムに応じて任意に調整して設定するものとする。
【0126】
ここで、
Hレベルエラー数:Cm
Lレベルエラー数:Cs
最大計測値:Cmax(Cmax>Cmin>0)
最小計測値:Cmin(Cmin>=0)
Hレベル識別点電圧:Vm
Lレベル識別点電圧:Vs
中央識別点電圧:Vth(Vm>Vth>Vs)
エラー計測時間:Tsamp
と定義する。
【0127】
初期状態における上識別点電圧Vmと中央識別点電圧Vthと下識別点電圧Vsの各位置が、図22のようになっていると仮定する。すなわち、3点はアイ開口部内部にあるが、中央識別点電圧Vthは最適位置から若干上にずれている。
【0128】
この状態において、Hレベルエラー数CmとLレベルエラー数Csを計数すると、Cm<Cmin、Cs<Cminとなるので、ステップ2401の一番目の判定がY(Yes)となり、アイ開口部の縁を検出するため、VmをΔVmだけ上にあげ、かつVsをΔVsだけ下に下げる(各識別点の幅を広げる)操作を行う(ステップ2402)。この操作により、図23の状態になる。
【0129】
このとき、Hレベルエラー数Cm、Lレベルエラー数Csとも最小計測値Cminを下回っているので、計測時間内に計数するエラーパルスの数を増やして計測精度を上げるために計測時間TsampをΔTsampだけ長くする(ステップ2403)。
【0130】
次に、図23において、上識別点電圧Vmと下識別点電圧Vsはアイ開口部の外側にずれているので、Hレベルエラー数CmとLレベルエラー数Csを計数すると、Cmax>Cm>Cs>Cminとなる。この結果、ステップ2401の一番目の判定とステップ2404の2番目の判定はN(No)となり、ステップ2407の3番目の判定がY(Yes)となり、上識別点電圧Vmと中央識別点電圧Vthと下識別点電圧Vsを3点同時にΔVthだけだけ下げる制御を行うことにより(ステップ2408)、図24の状態になる。
【0131】
このときも、Hレベルエラー数Cm、Lレベルエラー数Csは、最大計測値Cmaxを上回っていないので計測精度を上げるために計測時間TsampをΔTsampだけ長くする(ステップ2409)。
【0132】
図24では、中央識別点電圧Vthは最適位置近傍あるが、まだ、上識別点電圧Vmと下識別点電圧Vsはアイ開口部の縁を検出しているとは言えない。このときのHレベルエラー数CmとLレベルエラー数Csの計数結果は、Cmax>Cm=Cs>Cminとなり、図21のフローチャートでは、ステップ2401の一番目からステップ2410の4番目の判定が全てN(No)となり、アイ開口部の縁を検出するため、上識別点電圧VmをΔVmだけ下げ、かつ下識別点電圧VsをΔVsだけ上げる(各識別点の幅を縮める)(ステップ2413)。
【0133】
また同様に計測精度を上げるために計測時間TsampをΔTsampだけ長くする(ステップ2414)。
【0134】
以上の操作を繰り返し行うことで、上識別点電圧Vmと下識別点電圧Vsでのエラー計測数が、Cmax>Cm=Cs≒Cminを満足する状態における中央識別点電圧Vthが最適識別点となる(図25)。
【0135】
図21において、Hレベルエラー数Cm、Lレベルエラー数Csのいずれかが最大計測値Cmaxを越えた場合は(ステップ2404でYes)、上識別点電圧VmをΔVmだけ下げ、かつ下識別点電圧VsをΔVsだけ上げる(各識別点の幅を縮める)とともに(ステップ2405)、計測時間TsampをΔTsampだけ短くする(ステップ2406)。これにより、悪い状態からすばやく脱出することができ、またカウンタのオーバーフローを防ぐことができる。
【0136】
以上のような動作により、本実施の形態によれば、中央識別点電圧Vthが最適識別点となることで、図37に示すように、識別点固定の場合に比べてエラーレートの改善が図られるものである。
【0137】
図20における、識別点の制御とエラー計測時間の制御はそれぞれに単独で行ってもよいし、複数同時に行ってもよい。
【0138】
すなわち、上識別点電圧VmをΔVmだけ下げ、かつ下識別点電圧VsをΔVsだけ上げる(各識別点の幅を縮める)制御と、上識別点電圧Vmと中央識別点電圧Vthと下識別点Vsを3点同時にΔVthだけ下げる制御を同時に行ってもよい。
【0139】
例えば、図21においてHレベルエラー数Cm、Lレベルエラー数Csのいずれかが最大計測値Cmaxを越えた場合は、上識別点電圧VmをΔVmだけ下げ、かつ下識別点電圧VsをΔVsだけ上げる(各識別点の幅を縮める)とともに、計測時間TsampをΔTsampだけ短くする制御に加え、上識別点電圧Vmと中央識別点電圧Vthと下識別点電圧Vsを3点同時にΔVthだけ下げる制御を同時に行ったほうが、悪い状態からより早く脱出することができるであろう。
【0140】
また、計測結果において、Hレベルエラー数CmとLレベルエラー数Csが、Cmax>Cm>Cs>Cminを満たす場合は、計測数としては適切な値であるので、計測時間Tsampをかえないようにしてもよい。
【0141】
図21において一番目の判定と2番目の判定は逆の順番でもよい。同様に3番目と4番目の判定の順序が入れ替わってもよい。
【0142】
また、一番目の判定(ステップ2401)、と3番目、4番目の判定(ステップ2407、2410)(又は4番目、3番目の判定)、2番目の判定(ステップ2404)の順序で実行してもよい。あるいは、2番目の判定(ステップ2404)、と3番目又は4番目の判定(ステップ2407、2410)(又は4番目、3番目の判定)、一番目の判定の順序で実行してもよい。
【0143】
また、ΔVmとΔVsは等しくてもよいし等しくなくてもよい。ΔVmとΔVsを等しい値に設定した場合は、中央識別点Vthは、上識別点電圧Vmと下識別点Vsの中間に位置することになる。
【0144】
上記説明において、ΔVm、ΔVs、ΔVthの値は、制御の精度をどの程度に設定するかによって変化することは言うまでもない。例えば、一般的な例では、入力データ信号の1/10〜1/1000の範囲で設定する。さらに、計測時間Tsamp及びΔTsampの値についても、制御の精度をどの程度に設定するかによって変化する。一例として、計測時間Tsampは、光受信装置が動作するエラーレートの最低値(例えば、BER=10−2〜10−3)を計測できる時間から、ほぼエラーフリーとみなされるエラーレート(例えば、BER=10−12〜10−15)を計測できる時間までの範囲で可変される。加えて、ΔTsampは、一例として、上述した時間的範囲のさらに1/10〜1/1000程度の刻みで設定する。
【0145】
(第5の実施の形態)
次に、本発明の第5の実施の形態について説明する。図26は、本発明の第5の実施の形態による識別電圧制御回路の構成を示す図、図27は第5の実施の形態における制御アルゴリズムの基本的考え方を示す図、図28は、第5の実施の形態における制御アルゴリズムを用いたフローチャートの一例である。
【0146】
この、第5の実施の形態では、上述した第4の実施の形態をさらに簡略化したものであり、第4の実施の形態における上下各識別点電圧Vm、Vs及び中央識別点電圧Vthの間隔保持をしたままで3識別点を同時に動かす過程を省略した構成としている。その他の上下各識別点電圧Vm、Vsを移動するステップ及びエラー計測時間Tsampを変更するステップについては、図21の対応するステップと同じである。
【0147】
この第5の実施の形態による識別電圧制御回路340では、中央識別点電圧Vthは、演算処理部360により上下識別点Vm、Vsの間の任意に定められた点に設定される。アナログ電圧に変換後、分圧回路390を用いることにより、上下識別点電圧Vm、Vsの間の任意定められた点に設定する構成としている。
【0148】
(第6の実施の形態)
次に、本発明の第6の実施の形態について説明する。図29は、本発明の第6の実施の形態による識別電圧制御回路の構成を示す図、図30は第6の実施の形態における制御アルゴリズムの基本的考え方を示す図、図31は、第6の実施の形態における制御アルゴリズムを用いたフローチャートの一例である。
【0149】
この第6の実施の形態では、第4の実施の形態による識別電圧制御回路340において、計測時間設定部370aに固定の計測時間が設定されており、エラーカウント部350における計数時間を固定し、エラー計測時間Tsampの変更を行わない構成としている。
【0150】
(第7の実施の形態)
次に、本発明の第7の実施の形態について説明する。図32は、本発明の第7の実施の形態による識別電圧制御回路の構成を示す図、図33は第7の実施の形態における制御アルゴリズムの基本的考え方を示す図、図34は、第7の実施の形態における制御アルゴリズムを用いたフローチャートの一例である。
【0151】
この第7の実施の形態では、第5の実施の形態による識別電圧制御回路340の構成に加えて、エラーカウント部350における計数時間を固定し、エラー計測時間Tsampの変更を行わない構成としている。
【0152】
なお、第4から第7の実施の形態による識別電圧制御回路340における制御は、制御回路の各機能をハードウェア的に実現することは勿論として、各機能を備えるコンピュータプログラムである識別電圧制御プログラムを、コンピュータ処理装置のメモリにロードされることで実現することができる。この識別電圧制御プログラムは、磁気ディスク、半導体メモリその他の記録媒体200aに格納される。そして、その記録媒体からコンピュータ処理装置にロードされ、コンピュータ処理装置の動作を制御することにより、上述した識別電圧制御回路340の各機能を実現する。
【0153】
以上好ましい実施の形態及び実施例をあげて本発明を説明したが、本発明は必ずしも上記実施の形態及び実施例に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内において様々に変形して実施することができる。
【0154】
上記実施の形態においては、分散値Dの増加量ΔDとrΔDを一定の値とした場合について説明したが、アイ開口部の大きさが増加方向に向かうに従って、増加量ΔDを段階的に小さくしていくことにより、より精密に最適分散値の位置を求めることが可能である。
【0155】
例えば、上記の実施の形態では、本発明を光受信装置に適用した場合を説明したが、光信号を中継する中継装置に本発明を適用することもできる。このような中継装置は、実施の形態で示した光受信装置に信号増幅器を加えた構成であり、その他の構成については、図1の構成と同じである。
【0156】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、アイ開口部の大きさに応じて分散等化器の分散値を調整して、アイ開口部の大きさが常に最大になるように制御するので、伝送路上で波形ひずみを受けても最良の状態で光信号を識別することができる。
【0157】
また、アイ開口部の増減に従って変化させる分散値をより小刻みに設定することにより、分散値Dを、より正確に最適分散値の近傍に制御することができるようになる。
【0158】
加えて、アイ開口部の大きさが増加方向に向かうに従って、変化させる分散値の増加量を段階的に小さくしていくことにより、より精密に最適分散値の位置を求めることが可能である。
【0159】
また、本発明の光受信装置によれば、上述した効果に加えて、以下のような効果が達成される。
【0160】
第1に、各受光レベルで識別位置を最適に制御することができるので、識別点が固定されていた従来の識別回路に比べてエラーレート特性が改善され、フロアーを生じることがなくなる。
【0161】
第2に、アイ開口部の内縁を検出するので識別点Vthを最適位置に制御することができる。
【0162】
第3に、エラーカウント部の計測結果をもとに、計測時間を調整しているので、計測精度を上げることができ、また、悪い状態からすばやく脱出することができる。
【0163】
第4に、計測したエラーの数に応じて、計測時間を変更するので、いたずらに大規模なカウンタを用いる必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態による光受信装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態の光受信装置における識別電圧付加機能付きCDRの構成を示すブロック図である。
【図3】 第1の実施の形態による光受信装置のアイ開口部検出部の構成例を示すブロック図である。
【図4】 アイパターンと3識別点の状態を示す説明図である。
【図5】 アイパターンと3識別点の状態を示す説明図である。
【図6】 アイパターンと3識別点の状態を示す説明図である。
【図7】 アイパターンと3識別点の状態を示す説明図である。
【図8】 可変分散等化器の波長分散特性を説明する説明図である。
【図9】 本発明の制御アルゴリズムの基本的な考え方を説明する図である。
【図10】 第1の実施の形態における演算処理部の制御アルゴリズムを説明する図である。
【図11】 第1の実施の形態による光受信装置の演算処理部の動作を説明するフローチャートである。
【図12】 第1の実施の形態における、アイ開口部と分散値との関係を説明する図である。
【図13】 第2の実施の形態における演算処理部の制御アルゴリズムを説明する図である。
【図14】 第2の実施の形態による光受信装置の演算処理部の動作を説明するフローチャートである。
【図15】 第2の実施の形態における、アイ開口部と分散値との関係を説明する図である。
【図16】 第3の実施の形態における演算処理部の制御アルゴリズムを説明する図である。
【図17】 第3の実施の形態による光受信装置の演算処理部の動作を説明するフローチャートである。
【図18】 第3の実施の形態における、アイ開口部と分散値との関係を説明する図である。
【図19】 本発明の第4の実施の形態による識別電圧付加機能付きCDRの識別電圧制御回路の構成を示すブロック図である。
【図20】 本発明の第4の実施の形態による識別電圧制御回路の演算処理部における制御アルゴリズムの基本的考え方を示す図である。
【図21】 本発明の第4の実施の形態による識別電圧制御回路の動作を説明するフローチャートである。
【図22】 図21のフローチャート各過程におけるアイ開口部と上識別点電圧と中央識別点と下識別点Vとの位置関係を示す図である。
【図23】 図21のフローチャート各過程におけるアイ開口部と上識別点電圧と中央識別点と下識別点Vとの位置関係を示す図である。
【図24】 図21のフローチャート各過程におけるアイ開口部と上識別点電圧と中央識別点と下識別点Vとの位置関係を示す図である。
【図25】 図21のフローチャート各過程におけるアイ開口部と上識別点電圧と中央識別点と下識別点Vとの位置関係を示す図である。
【図26】 本発明の第5の実施の形態による識別電圧付加機能付きCDRの識別電圧制御回路の構成を示すブロック図である。
【図27】 本発明の第5の実施の形態による識別電圧制御回路の演算処理部における制御アルゴリズムの基本的考え方を示す図である。
【図28】 本発明の第5の実施の形態による識別電圧制御回路の動作を説明するフローチャートである。
【図29】 本発明の第6の実施の形態による識別電圧付加機能付きCDRの識別電圧制御回路の構成を示すブロック図である。
【図30】 本発明の第6の実施の形態による識別電圧制御回路の演算処理部における制御アルゴリズムの基本的考え方を示す図である。
【図31】 本発明の第6の実施の形態による識別電圧制御回路の動作を説明するフローチャートである。
【図32】 本発明の第7の実施の形態による識別電圧付加機能付きCDRの識別電圧制御回路の構成を示すブロック図である。
【図33】 本発明の第7の実施の形態による識別電圧制御回路の演算処理部における制御アルゴリズムの基本的考え方を示す図である。
【図34】 本発明の第7の実施の形態による識別電圧制御回路の動作を説明するフローチャートである。
【図35】 送信後の光受信波形の例を示す図である。
【図36】 送信後の光受信波形の例を示す図である。
【図37】 エラーレートの改善効果を示す図である。
【符号の説明】
1 光受信装置
10 可変分散等化器
20 光電気変換回路
30 識別電圧調整機能付きCDR
40 波形最適化制御部
41 アイ開口部検出部
42 演算処理部
300 3値識別回路
301,302,303 比較器
311,312,313 識別器
320 レベル変動検出回路
321,322 排他論理和回路
330 PLL回路
340 識別電圧制御回路
350 エラーカウント部
351 Hレベルエラーカウンタ
352 Lレベルエラーカウンタ
360 演算処理部
361 演算処理回路
370,370a 計測時間設定部
380 D/A変換部
381,382,383 D/A変換回路
390 分圧回路
401,402,403 比較器
411,412,413 識別器
421,422 排他論理和回路
431 論理和回路
441 制御回路
451,452 可変遅延回路

Claims (15)

  1. 分散等化器を介して入力した光信号を電気信号に変換し所定の振幅に増幅されたデータ信号を、最適位置に制御された識別点で識別するクロックデータ再生回路で識別再生する光受信装置において、
    前記クロックデータ再生回路からのデータ信号の識別情報に基づいて、所定の振幅に増幅されたデータ信号のアイパターンのアイ開口部を検出し、当該アイ開口部の大きさに従って、前記クロックデータ再生回路によって再生されたデータ信号のエラーが最小となるように前記分散等化器の分散特性を制御する波形最適化制御部を備え
    前記波形最適化制御部が、
    アイパターンの時間軸上の左識別点、中央識別点及び右識別点の3識別点の間隔を制御して前記3識別点が前記アイパターン内に収まるアイ開口部の大きさを求めるアイ開口部検出部と、
    求めた前記アイ開口部の大きさに応じて、前記分散等化器の分散値を増減することにより、前記分散値が最適な値となるように制御する演算処理部とを備え、
    前記演算処理部が、
    現在と直前のアイ開口部の大きさを比較し、前記アイ開口部の大きさの増減に応じて、前記分散等化器の分散値を増減することを特徴とする光受信装置。
  2. 前記演算処理部が、
    現在と直前のアイ開口部の大きさを比較し、前記アイ開口部の大きさが増加している場合、前記分散等化器の分散値を第1の所定値ずつ増加させ、
    前記アイ開口部の大きさが減少している場合、前記分散等化器の分散値を第2の所定値ずつ減少させることを特徴とする請求項1に記載の光受信装置。
  3. 前記演算処理部が、
    現在と直前のアイ開口部の大きさを比較し、前記アイ開口部の大きさの増減に応じて、
    前記分散等化器の分散値を増減する第1の処理と、
    前記第1の処理の分散値の増減を反転させる第2の処理を行なうことを特徴とする請求項1に記載の光受信装置。
  4. 前記演算処理部が、
    現在と直前のアイ開口部の大きさを比較し、前記アイ開口部の大きさが増加している場合、前記分散等化器の分散値を増加させ、
    前記アイ開口部の大きさが減少している場合、前記分散等化器の分散値を減少させ、
    前記分散値を増加させる場合に、前記アイ開口部の大きさの増加に応じて、前記分散値の増加量を段階的に小さくすることを特徴とする請求項1に記載の光受信装置。
  5. 前記演算処理部が、
    現在と直前のアイ開口部の大きさを比較し、前記アイ開口部の大きさの増減方向が変化する度に、前記分散等化器の分散値を所定値ずつ増加させる第1の処理と、前記分散等化器の分散値を所定値ずつ減少させる第2の処理とを切り替えて実行することを特徴とする請求項1に記載の光受信装置。
  6. 分散等化器を介して入力した光信号を電気信号に変換し所定の振幅に増幅されたデータ信号を、最適位置に制御された識別点で識別するクロックデータ再生回路で識別再生する光受信装置の光データ信号の波形最適化方法において、
    前記クロックデータ再生回路からのデータ信号の識別情報に基づいて、所定の振幅に増幅されたデータ信号のアイパターンのアイ開口部を検出し、当該アイ開口部の大きさに従って、前記クロックデータ再生回路によって再生されたデータ信号のエラーが最小となるように前記分散等化器の分散特性を制御するステップを有し、
    前記前記分散等化器の分散特性を制御するステップが、
    アイパターンの時間軸上の左識別点、中央識別点及び右識別点の3識別点の間隔を制御して前記3識別点が前記アイパターン内に収まるアイ開口部の大きさを求めるステップと、
    求めた前記アイ開口部の大きさに応じて、前記分散等化器の分散値を増減することによ り、前記分散値が最適な値となるように制御するステップとを備え、
    前記分散値の制御ステップで、
    現在と直前のアイ開口部の大きさを比較し、前記アイ開口部の大きさの増減に応じて、前記分散等化器の分散値を増減することを特徴とする光データ信号の波形最適化方法。
  7. 前記分散値の制御ステップで、
    現在と直前のアイ開口部の大きさを比較し、前記アイ開口部の大きさが増加している場合、前記分散等化器の分散値を第1の所定値ずつ増加させ、
    前記アイ開口部の大きさが減少している場合、前記前記前記分散等化器の分散値を第2の所定値ずつ減少させることを特徴とする請求項6に記載の光データ信号の波形最適化方法。
  8. 前記分散値の制御ステップで、
    現在と直前のアイ開口部の大きさを比較し、前記アイ開口部の大きさの増減に応じて、
    前記分散等化器の分散値を増減する第1の処理と、
    前記第1の処理の分散値の増減を反転させる第2の処理を行なうことを特徴とする請求項6に記載の光データ信号の波形最適化方法。
  9. 前記分散値の制御ステップで、
    現在と直前のアイ開口部の大きさを比較し、前記アイ開口部の大きさが増加している場合、前記分散等化器の分散値を増加させ、
    前記アイ開口部の大きさが減少している場合、前記分散等化器の分散値を減少させ、
    前記分散値を増加させる場合に、前記アイ開口部の大きさの増加に応じて、前記分散値の増加量を段階的に小さくすることを特徴とする請求項6に記載の光データ信号の波形最適化方法。
  10. 前記分散値の制御ステップで、
    現在と直前のアイ開口部の大きさを比較し、前記アイ開口部の大きさの増減方向が変化する度に、前記分散等化器の分散値を所定値ずつ増加させる第1の処理と、前記分散等化器の分散値を所定値ずつ減少させる第2の処理とを切り替えて実行することを特徴とする請求項6に記載の光データ信号の波形最適化方法。
  11. 分散等化器を介して入力した光信号を電気信号に変換し所定の振幅に増幅されたデータ信号を、最適位置に制御された識別点で識別するクロックデータ再生回路で識別再生する光受信装置上で動作し光データ信号の波形最適化プログラムであって、
    前記クロックデータ再生回路からのデータ信号の識別情報に基づいて、所定の振幅に増幅されたデータ信号のアイパターンのアイ開口部を検出し、当該アイ開口部の大きさに従って、前記クロックデータ再生回路によって再生されたデータ信号のエラーが最小となるように前記分散等化器の分散特性を制御する機能を有し、
    前記分散等化器の分散特性を制御する機能が、
    アイパターンの時間軸上の左識別点、中央識別点及び右識別点の3識別点の間隔を制御して前記3識別点が前記アイパターン内に収まるアイ開口部の大きさを求めるステップと、
    求めた前記アイ開口部の大きさに応じて、前記分散等化器の分散値を増減することにより、前記分散値が最適な値となるように制御するステップとを備え、
    前記分散値の制御ステップで、
    現在と直前のアイ開口部の大きさを比較し、前記アイ開口部の大きさの増減に応じて、前記分散等化器の分散値を増減することを特徴とする光データ信号の波形最適化プログラム。
  12. 前記分散値の制御ステップで、
    現在と直前のアイ開口部の大きさを比較し、前記アイ開口部の大きさが増加している場合、前記分散等化器の分散値を第1の所定値ずつ増加させ、
    前記アイ開口部の大きさが減少している場合、前記前記前記分散等化器の分散値を第2の所定値ずつ減少させることを特徴とする請求項11に記載の光データ信号の波形最適化プログラム。
  13. 前記分散値の制御ステップで、
    現在と直前のアイ開口部の大きさを比較し、前記アイ開口部の大きさの増減に応じて、
    前記分散等化器の分散値を増減する第1の処理と、
    前記第1の処理の分散値の増減を反転させる第2の処理を行なうことを特徴とする請求項11に記載の光データ信号の波形最適化プログラム。
  14. 前記分散値の制御ステップで、
    現在と直前のアイ開口部の大きさを比較し、前記アイ開口部の大きさが増加している場合、前記分散等化器の分散値を増加させ、
    前記アイ開口部の大きさが減少している場合、前記分散等化器の分散値を減少させ、
    前記分散値を増加させる場合に、前記アイ開口部の大きさの増加に応じて、前記分散値の増加量を段階的に小さくすることを特徴とする請求項11に記載の光データ信号の波形最適化プログラム。
  15. 前記分散値の制御ステップで、
    現在と直前のアイ開口部の大きさを比較し、前記アイ開口部の大きさの増減方向が変化する度に、前記分散等化器の分散値を所定値ずつ増加させる第1の処理と、前記分散等化器の分散値を所定値ずつ減少させる第2の処理とを切り替えて実行することを特徴とする請求項11に記載の光データ信号の波形最適化プログラム。
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