JP3729535B2 - キノフタロン化合物、該化合物を含有するフィルター用組成物及びカラーフィルター - Google Patents

キノフタロン化合物、該化合物を含有するフィルター用組成物及びカラーフィルター Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、液晶テレビなどの表示素子、あるいは、撮像管、カラーコピー機に用いる色分解フィルター等に重要な役割を果たすキノフタロン化合物に関する。
【0002】
【従来の技術】
カラーフィルター用黄色色素は、赤色フィルターまたは緑色フィルターを作るための調色用として用いられることが多く、従来からこの目的に用いる黄色色素としては、アゾ系顔料、建染染料系顔料(90年代「特殊機能色素の開発と市場動向」CMC刊 p.48)、アゾ系染料(特開昭59−204010、204011)等が知られている。
しかし、前記アゾ系顔料、建染染料は、透過率特性が悪いという欠点を有していた。また、水溶性アゾ系染料は、ゼラチンあるいはカゼインを基材に用いたフィルターを着色するのには適しており、ゼラチンあるいはカゼイン系フィルターには利用されていたが、フィルター自身の耐光性、耐熱性、耐湿性の悪さにより、一般表示素子には使用できなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、前記のような従来のフィルター及びフィルター用色素が有していた欠点を改良し、溶剤及びバインダー樹脂への溶解性に優れたカラーフィルター用色素、及びこれを用いた透過率特性、耐久性に優れたカラーフィルターを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、前記目的を達成するために鋭意検討した結果、キノフタロン骨格のキノリン環の4位に置換基としてビスフェノール基を導入したキノフタロン化合物が、溶剤及びバインダー樹脂への溶解性に優れ、かかる化合物を使用することにより、透過率特性、耐熱性、耐光性等の耐久性にも優れたカラーフィルターが得られることを見い出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、下記一般式(1)(化2)で表されるキノフタロン化合物、該化合物を含有してなるフィルター用組成物及びカラーフィルターに関するものである。
【0005】
【化2】
Figure 0003729535
〔式中、R1 、R2 は水素原子、ハロゲン原子、置換または無置換のアルキル基、あるいは、置換または無置換のアルコキシ基を示し、R3 〜R10は水素原子、ハロゲン原子、置換または無置換のアルキル基、置換または無置換のシクロアルキル基、あるいは、置換または無置換のアルコキシ基を示し、R11、R12は水素原子、あるいは、置換または無置換のアルキル基を示し、R13は水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、アルコキシカルボニル基、シクロアルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、アルコキシアルコキシカルボニル基、アルキルアミノカルボニル基、シクロアルキルアミノカルボニル基、アリールアミノカルボニル基、アルコキシアルキルアミノカルボニル基、アルコキシカルボニルアルコキシカルボニル基を示す〕
【0006】
一般式(1)で表されるビスフェノール基を導入したキノフタロン化合物を用いたカラーフィルターが良好な透過率特性を有する理由としては、キノリン環の4位にビスフェノール誘導体を導入したことで、キノフタロン化合物の樹脂への相溶性が向上し、樹脂中でキノフタロン化合物が安定的に単分子化しているために、透過率が向上すると推測される。
【0007】
以下、本発明について詳しく説明する。
本発明の一般式(1)で表されるキノフタロン化合物は、新規化合物である。一般式(1)において、R1 、R2 は水素原子、ハロゲン原子、置換または無置換のアルキル基、あるいは、置換または無置換のアルコキシ基を表す。ハロゲン原子としては、フッ素、塩素、臭素等が例示され、無置換のアルキル基としては、炭素数1〜10の直鎖または分岐のアルキル基が好ましく、メチル、エチル、n−プロピル、iso−プロピル、n−ブチル、iso−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、n−オクチル、2−メチルブチル、2−メチルペンチル基等が例示でき、置換アルキル基としては、ハロゲン原子、アルコキシ基で置換された総炭素数1〜20の直鎖または分岐のアルキル基が好ましく、例えば、トリフルオロメチル等のハロゲン化アルキル基、メトキシメチル、エトキシメチル、n−プロポキシメチル、iso−プロポキシメチル、n−ブトキシメチル、iso−ブトキシメチル、tert−ブトキシメチル等のアルコキシアルキル基が例示できる。
【0008】
3 〜R10は水素原子、ハロゲン原子、置換または無置換のアルキル基、置換または無置換のシクロアルキル基、あるいは、置換または無置換のアルコキシ基で表される。ハロゲン原子としては、フッ素、塩素、臭素等が例示でき、無置換のアルキル基としては、炭素数1〜12の直鎖または分岐のアルキル基が好ましく、メチル、エチル、n−プロピル、iso−プロピル、n−ブチル、iso−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、iso−ペンチル、1,2−ジメチルプロピル、n−ヘキシル、n−ドデシル、2−メチルブチル、2−メチルペンチル、1,2−ジメチルブチル、1,3−ジメチルブチル、1−iso−プロピルプロピル、n−ヘプチル、1,4−ジメチルペンチル、2−メチル−1−iso−プロピルプロピル、1−エチル−3−メチルブチル、n−オクチル、2−エチルヘキシル、3−メチル−1−iso−プロピルブチル、2,2−ジメチル−1−iso−プロピル−1−tert−ブチルプロピル、n−ノニル基等が例示できる。
【0009】
置換アルキル基としては、ハロゲン原子、アルコキシ基、ヒドロキシ基あるいはアミノ基で置換された総炭素数1〜20の直鎖または分岐のアルキル基が好ましく、例えば、クロロメチル、2,2,2−トリクロロエチル、2−クロロエチル、トリフルオロメチル、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロピル基等のハロゲン化アルキル基、メトキシメチル、メトキシエチル、エトキシエチル、プロポキシエチル、ブトキシエチル、γ−メトキシプロピル、γ−エトキシプロピル、メトキシエトキシエチル、エトキシエトキシエチル、ジメトキシメチル、ジエトキシメチル、ジエトキシエチル基等のアルコキシアルキル基、ヒドロキシメチル、ヒドロキシエチル、ヒドロキシプロピル、ヒドロキシブチル、ヒドロキシペンチル、ヒドロキシオクチル基等のヒドロキシアルキル基、2−N,N−ジメチルアミノエチル、2−N,N−ジエチルアミノエチル、2−N,N−ジエチルアミノプロピル基等のアミノアルキル基等が例示できる。
【0010】
無置換のシクロアルキル基としては、炭素数5〜12のシクロアルキル基が好ましく、例えば、シクロペンチル、シクロヘキシル基等が例示でき、置換のシクロアルキル基としては、ハロゲン原子、アルキル基、またはアルコキシ基で置換した総炭素数6〜20のシクロアルキル基が好ましく、例えば、塩素、臭素、ヨウ素、フッ素原子等のハロゲン原子、メチル、エチル、プロピル、ブチル基等のアルキル基、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ基等のアルコキシ基で置換したシクロアルキル基が例示できる。
無置換のアルコキシ基としては、炭素数1〜10の直鎖または分岐のアルコキシ基が好ましく、例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、ペンチルオキシ基等が例示でき、置換アルコキシ基としては、ハロゲン原子、またはアルコキシ基で置換された総炭素数1〜20の直鎖または分岐のアルコキシ基が好ましく、例えば、塩素、臭素、ヨウ素、フッ素原子等のハロゲン原子で置換したメトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシペンチルオキシ基等のハロゲン化アルコキシ基、メトキシメトキシ、メトキシエトキシ、エトキシエトキシ、エトキシメトキシ、メトキシブトキシ、エトキシブトキシ、ブトキシブトキシ基等のアルコキシアルコキシ基が例示できる。
【0011】
11、R12は水素原子、あるいは、置換または無置換のアルキル基を表す。無置換のアルキル基としては、炭素数1〜12の直鎖または分岐のアルキル基が好ましく、メチル、エチル、n−プロピル、iso−プロピル、n−ブチル、iso−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、iso−ペンチル、1,2−ジメチルプロピル、n−ヘキシル、n−ドデシル、2−メチルブチル、2−メチルペンチル、1,2−ジメチルブチル、1,3−ジメチルブチル、1−iso−プロピルプロピル、n−ヘプチル、1,4−ジメチルペンチル、2−メチル−1−iso−プロピルプロピル、1−エチル−3−メチルブチル、n−オクチル、2−エチルヘキシル、3−メチル−1−iso−プロピルブチル、2,2−ジメチル−1−iso−プロピル−1−tert−ブチルプロピル、n−ノニル基等が例示でき、置換アルキル基としては、ハロゲン原子、またはアルコキシ基で置換された総炭素数1〜20の直鎖または分岐のアルキル基が好ましく、例えば、クロロメチル、2,2,2−トリクロロエチル、2−クロロエチル、トリフルオロメチル、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロピル、ヘプタフルオロ、ノナフルオロブチル基等のハロゲン化アルキル基、メトキシメチル、メトキシエチル、エトキシエチル、プロポキシエチル、ブトキシエチル、γ−メトキシプロピル、γ−エトキシプロピル、メトキシエトキシエチル、エトキシエトキシエチル、ジメトキシメチル、ジエトキシメチル、ジエトキシエチル基等のアルコキシアルキル基が例示できる。
【0012】
13は水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、アルコキシカルボニル基、アルコキシアルコキシカルボニル基、アルキルアミノカルボニル基、アルコキシアルキルアミノカルボニル基、アルコキシカルボニルアルコキシカルボニル基を表す。ハロゲン原子としては、フッ素、塩素、臭素等が例示でき、アルキル基としては、炭素数1〜10の直鎖または分岐のアルキル基が好ましく、メチル、エチル、n−プロピル、iso−プロピル、n−ブチル、iso−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、iso−ペンチル、n−ヘキシル基等が例示できる。アルコキシ基としては、炭素数1〜10の直鎖または分岐のアルコキシ基が好ましく、例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、ペンチルオキシ基等が例示できる。
【0013】
アルコキシカルボニル基としては、総炭素数2〜10の直鎖または分岐のアルコキシカルボニル基が好ましく、例えば、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、ペンチルオキシカルボニル基等が例示でき、シクロアルコキシカルボニル基としては、総炭素数5〜7のシクロアルコキシカルボニル基が好ましく、例えば、シクロペンチルオキシカルボニル、シクロヘキシルオキシカルボニル基等が例示でき、アリールオキシカルボニル基としては、総炭素数7〜15のアリールオキシカルボニル基が好ましく、例えば、フェノキシカルボニル、o−メチルフェノキシカルボニル、m−メチルフェノキシカルボニル、p−メチルフェノキシカルボニル基等が例示でき、アルコキシアルコキシカルボニル基としては、総炭素数3〜15の直鎖または分岐のアルコキシアルコキシカルボニル基が好ましく、例えば、メトキシメトキシカルボニル、メトキシエトキシカルボニル、エトキシエトキシカルボニル、プロポキシエトキシカルボニル、ブトキシエトキシカルボニル、ペンチルオキシエトキシカルボニル基等が例示できる。
【0014】
アルキルアミノカルボニル基としては、総炭素数2〜10の直鎖または分岐のアルキルアミノカルボニル基が好ましく、例えば、メチルアミノカルボニル、エチルアミノカルボニル、ジエチルアミノカルボニル、n−プロピルアミノカルボニル、ジ−n−プロピルアミノカルボニル、iso−プロピルアミノカルボニル、ジ−iso−プロピルアミノカルボニル、tert−プロピルアミノカルボニル、n−ブチルアミノカルボニル、ジ−n−ブチルアミノカルボニル、iso−ブチルアミノカルボニル、ジ−iso−ブチルアミノカルボニル、sec−ブチルアミノカルボニル、ジ−sec−ブチルアミノカルボニル、tert−ブチルアミノカルボニル、n−ペンチルアミノカルボニル、iso−ペンチルアミノカルボニル、n−ヘキシルアミノカルボニル基等が例示でき、シクロアルキルアミノカルボニル基としては、総炭素数5〜7のシクロアルキルアミノカルボニル基が好ましく、例えば、シクロペンチルアミノカルボニル、シクロヘキシルアミノカルボニル基等が例示でき、アリールアミノカルボニル基としては、総炭素数7〜15のアリールアミノカルボニル基が好ましく、例えば、フェニルアミノカルボニル、o−メチルフェニルアミノカルボニル、m−メチルフェニルアミノカルボニル、p−メチルフェニルアミノカルボニル基等が例示できる。
【0015】
アルコキシアルキルアミノカルボニル基としては、総炭素数3〜15の直鎖または分岐のアルコキシアルキルアミノカルボニル基が好ましく、例えば、メトキシエチルアミノカルボニル、エトキシエチルアミノカルボニル、ジエトキシエチルアミノカルボニル、n−プロポキシエチルルアミノカルボニル、ジ−n−プロポキシエチルアミノカルボニル、iso−プロポキシエチルアミノカルボニル、ジ−iso−プロポキシエチルアミノカルボニル、n−ブトキシエチルアミノカルボニル、ジ−n−ブトキシエチルアミノカルボニル、n−ペンチルオキシエチルアミノカルボニル、iso−ペンチルオキシエチルアミノカルボニル、n−ヘキシルオキシプロピルアミノカルボニル基等が例示でき、アルコキシカルボニルアルコキシカルボニル基としては、総炭素数4〜15の直鎖または分岐のアルコキシカルボニルアルコキシカルボニル基が好ましく、例えば、メトキシカルボニルメトキシカルボニル、エトキシカルボニルメトキシカルボニル、プロポキシカルボニルメトキシカルボニル、ブトキシカルボニルメトキシカルボニル、ペンチルオキシカルボニルメトキシカルボニル基等が例示できる。
【0016】
本発明の一般式(1)で表される化合物の製造法は、常法により、例えば、下記一般式(2)(化3)で表される化合物を、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン等の芳香族ハロゲン化炭化水素、N−メチルピロリドン、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチルイミダゾリジノン等の溶媒中、キノフタロン化合物に対して1〜10倍当量の無機あるいは有機塩基(例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、ピリジン等)の存在下、キノフタロン化合物に対して1〜10倍当量の一般式(3)(化3)の化合物を加え、50〜180℃の温度で、0.5〜10時間反応させ、本発明の一般式(1)で表される化合物を製造することができる。
【0017】
【化3】
Figure 0003729535
(式中、R1 〜R13は一般式(1)の場合と同じであり、Xはハロゲン原子を表す)
【0018】
本発明のフィルター用組成物は、本発明のキノフタロン化合物、他の色素、バインダーポリマー、光重合性の多官能モノマー、光重合開始剤、その他添加剤等からなる。
本発明のキノフタロン化合物は、バインダーポリマー100重量部に対して、1〜100重量部、好ましくは、10〜50重量部を用いる。本発明のキノフタロン化合物が、赤色フィルターあるいは緑色フィルターの調色用として用いられる場合、本発明のキノフタロン化合物と共に用いられるその他の色素としては、アゾ系色素、アントラキノン系色素、ナフトキノン系色素、シアニン系色素、フタロシアニン系色素等が挙げられ、透過率特性に応じて調色量が決定される。
バインダーポリマーとしては、フィルム形成能を有するものであればよく、例えば、メチルメタクリレートを主成分とした各種(メタ)アクリレート、スチレン、アクリロニトリル等と(メタ)アクリル酸の共重合体等が挙げられる。
【0019】
光重合性の多官能モノマーは、光開始剤によってラジカル重合し、バインダーポリマーに絡み合って架橋硬化し、バインダーポリマーを現像液に不溶化するものであり、バインダーポリマー100重量部に対して、1〜100重量部、好ましくは、10〜50重量部を用いる。多官能モノマーとしては、例えば、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレートポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリアルキレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、その他エポキシ系、ウレタン系、エステル系、エーテル系、ビスフェノール系、スピラン系等の多官能(メタ)アクリレートが挙げられる。
【0020】
光重合開始剤は、紫外線照射により開始剤あるいは増感剤の活性ラジカルを発生させ、(メタ)アクリロイル基等の重合性基を有する多官能モノマーのラジカル重合反応を起こすものであり、バインダーポリマー100重量部に対して、0.01〜100重量部を用い、好ましくは1〜10重量部を用いる。光重合開始剤としては、例えば、ベンゾフェノン系、チオキサントン系、アントラキノン系等の分子間水素引き抜き型、又はアセトフェノン系、ベンゾインエーテル系等の分子内結合開裂型がある。
その他の添加剤としては、ハイドロキノン系、ビスフェノール系等の重合禁止剤等が挙げられる。
【0021】
また、本発明のフィルター用組成物は、メチルセロソルブアセテート、エチルセロソルブアセテート、プロピルセロソルブアセテート、ブチルセロソルブアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート等のアセテート系、乳酸メチル、乳酸エチル、乳酸プロピル、乳酸ブチル等の乳酸エステル系、ピルビン酸メチル、ピルビン酸エチル、ピルビン酸プロピル、ピルビン酸ブチル等のピルビン酸エステル系、メチル−2−n−アミルケトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン系、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、メチル−3−メトキシプロピオネート等のエステル系溶媒で希釈して使用することも可能である。
【0022】
本発明のキノフタロン化合物を含有するカラーフィルターとしては、LCD用カラーフィルター、色分解フィルター等がある。カラーフィルターを作製する方法としては、キャスト、スピンコート等の方法により、基板上に感光性樹脂、または光重合性モノマーを塗布、成膜化し、光照射によりパターニングした後、樹脂層を色素でディッピング等により染色する方法、ドライエッチング法あるいはリフトオフ法で蒸着により色素層をパターニングする方法、印刷法でパターニングする方法などが挙げられる。
上記の色素層のパターニングは光学的に透明な基板上で行うことができる。用いる基板としては、色素層のパターニングが可能であり、作製されたカラーフィルターが所定の機能を有するものであれば、特に限定されるものではなく、例えば、ガラス板、ポリビニルアルコール、ヒドロキシエチルセルロース、ポリメチルメタクリレート、ポリエステル、ポリブチラール、ポリアミド、ポリイミド、ポリエチレン、ポリ塩化ビニール、ポリ塩化ビニリデン、ポリカーボネート、ポリスチレンまたはポリオレフィンを含有してなる共重合樹脂等の樹脂フィルムもしくは樹脂板が挙げられる。
また、パターン状の色素層は、その色素層をカラーフィルターとして適用するものと一体にして作製することも可能である。その場合の例としては、ブラウン管表示面、撮像管の受光面、固体撮像素子が形成されたウエハー、薄膜半導体を用いた密着型イメージセンサー、液晶ディスプレイ面、カラー電子写真用感光体等が挙げられる。
【0023】
以下、さらに詳しく本発明の色素を含有してなるフィルターの作製法について説明する。
代表的なLCD用カラーフィルターの一つであるストライプフィルターを作製する場合について(図1)に説明する。
始めに、予めブラックマトリクス2を形成しておいたガラス基板1〔(図1)の(A)〕に、フォトレジスト組成物(バインダーポリマー、光重合性の多官能モノマー、光重合開始剤等の混合物)20重量部を溶媒80重量部で希釈した溶液100重量部に、本発明のキノフタロン化合物1〜20重量部を溶解または分散させた樹脂組成物をスピンナーを用いて回転塗布してレジスト層を作製する〔(図1)の(B)〕。レジスト層の厚さは、所望の分光特性に応じて決定されるが、通常0.5〜100ミクロンであり、好ましくは、1〜2ミクロンである。塗布後、適当な温度条件下でレジスト層3をプリベークする(工程1)。
次いで、レジスト感度を有する光または電子線ビーム〔(図1)では紫外線(UV)〕で、作製しようとするパターン(ストライプ状パターン)に対応した所定のパターン形状を有するフォトマスク4を介してレジスト層3を露光する〔(図1)の(C)、工程2〕。
露光後、これを現像して、着色パターン5を作製する〔(図1)の(D)〕。必要に応じて、現像前にレジスト層の歪みを緩和する目的での前処理、現像後、膜の膨張を抑えるためのリンス処理を行ってもよい。最後に適当な温度条件下でポストベークする(工程3)。
【0024】
なお、二色以上からなるカラーフィルターを作製する場合は、必要に応じて、すなわち、用いられるフィルターの色の数に応じて、各色に対応した色素をそれぞれ用いて、上記工程を繰り返して行い作製することができる。例えば、(図1)の(E)はRGBの三色の着色パターン5、6、7を作製したものである。
ブラックマトリックス2を形成する場合は、色素層を作製する前に行っておくのがよい。
【0025】
色分解フィルターの一つであるカラーコピー機等に用いるカラーフィルターを作製する方法としては、例えば、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレート、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリイミド、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリアセタール、ポリフェニレンオキサイド、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ビニルアルコール共重合体、ポリサルホン、ポリフェニレンサルファイド、ポリアミドイミド、ポリエーテルイミド、ポリエーテルケトン等の熱可塑性樹脂と、樹脂100重量部に対して本発明の色素0.1〜10重量部を混合し、射出成型、延伸等の方法により作製する。
さらに、本発明のキノフタロン化合物を単独で、またはバインダーとともに溶剤に溶解し、前記の基板上にキャスト、スピンコート等により塗布し、成膜化する方法、蒸着等により成膜化する方法、ポリイミド樹脂中間体を含むワニスと共にキノフタロン化合物を混合した後、加熱処理により樹脂化、加工する方法等がある。
【0026】
【実施例】
以下に本発明を実施例によって説明するが、これらは例示的なものであり、本発明は、これらに限定されるものではない。
なお、実施例中、部は重量部を示す。
実施例1
N,N−ジメチルイミダゾリジノン(以下、DMIと略す)50部に、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン10.1部及び炭酸カリウム8.3部を加えて、130℃まで加熱した後、下記化合物(4)(化4)5.5部を加えて、さらに、150℃まで加熱し、4時間攪拌した。次に、20℃まで冷却して、水300部へ排出して、結晶を析出させ、分離させた後、カラムクロマトグラフィーにより精製を行い、下記式(5)(化4)で表されるキノフタロン化合物(5)4.1部を得た。
【0027】
【化4】
Figure 0003729535
Figure 0003729535
キノフタロン化合物(5)1部を下記(化5)に示すフォトレジスト組成物25部に溶解し、スピンナーを用いてガラス基板上に回転塗布した。乾燥後、85〜100℃で2〜10分間プリベークし、ストライプ状パターンを有するマスクを介して、高圧水銀ランプで露光(20〜30mj/cm2 、2分)した。さらに、これを現像しパターンを作製した。最後に、200〜230℃で10〜30分間プリベークし、色素層の厚みが2μmのストライプ状フィルターを得た。
なお、このフィルターについては、下記の方法で評価した。
得られたフィルターの透過率特性を(図2)に、フィルターの特性を第1表(表1)に示した。その結果、このフィルターは耐久性及び透過率特性に優れていることが判った。
【0028】
【化5】
Figure 0003729535
【0029】
〔フィルターの評価方法〕
1.透過率特性:480nmで透過率が10%以下である時、
最大透過率が80%以上の場合を ◎
最大透過率が70〜80%の場合を ○
最大透過率が70%以下の場合を × で表示した。
2.耐湿性:湿度80%、60℃、100時間での色差
ΔE≦3 : ◎
3<ΔE≦5: ○
ΔE>5 : ×
3.耐光性:フェードメーター 60℃、100時間での色差
ΔE≦3 : ◎
3<ΔE≦5: ○
ΔE>5 : ×
4.耐熱性:250℃、1時間での色差
ΔE≦3 : ◎
3<ΔE≦5: ○
ΔE>5 : ×
【0030】
実施例2
DMI 50部に、下記式(6)(化6)で表されるビスフェノール誘導体(6)11.4部及び炭酸カリウム8.3部を加えて、130℃まで加熱した後、前記化合物(4)5.5部を加えて、さらに、150℃まで加熱し、5時間攪拌した。次に、20℃まで冷却して、水300部へ排出して、結晶を析出させ、分離させた後、カラムクロマトグラフィーにより精製を行い、下記式(7)(化6)で表されるキノフタロン化合物(7)4.5部を得た。
【0031】
【化6】
Figure 0003729535
Figure 0003729535
攪拌機及び窒素導入管を備えた容器に、4,4’−ビス(2−アミノフェノキシ)ビフェニル36.8部とN,N−ジメチルホルムアミド202部を装入し、窒素雰囲気下、室温で、4,4’−(p−フェニレンジオキシ)ジフタル酸二無水物39.8部を分割して加え、20時間攪拌した。この様にして得られたポリアミド酸溶液にキノフタロン化合物(7)3部を加え混合した後、ガラス上にキャストし、200℃で5時間熱処理した。
得られたフィルターの透過率特性を(図3)に、また、フィルターの特性を第1表に示した。その結果、このフィルターは耐久性及び透過率特性に優れていることが判った。
【0032】
実施例3
実施例2のフィルター作製において、キノフタロン化合物(7)の代わりに、実施例1で合成したキノフタロン化合物(5)3部を使用する以外は、実施例2と同様にポリアミド酸溶液を調製し、ガラス上にキャストし、200℃で5時間熱処理した。
得られたフィルターの透過率特性を(図4)に、また、フィルターの特性を第1表に示した。その結果、このフィルターは耐久性及び透過率特性に優れていることが判った。
【0033】
実施例4
ポリ塩化ビニル100部にキノフタロン化合物(5)1部を加え、射出成型することにより、フィルターを作製した。
得られたフィルターの透過率特性を(図5)に、また、フィルターの特性を第1表に示した。その結果、このフィルターは耐久性及び透過率特性に優れていることが判った。
【0034】
実施例5
ポリメチルメタアクリレート100部にキノフタロン化合物(5)1部を加え、射出成型することにより、フィルターを作製した。
得られたフィルターの透過率特性を(図6)に、また、フィルターの特性を第1表に示した。その結果、このフィルターは耐久性及び透過率特性に優れていることが判った。
【0035】
比較例1
特開昭59−204010号に開示されている方法により、ガラス基板上に、重クロム酸アンモニウムにより感光させたカゼインレジスト(東京応化社製、商品名G−90S)を塗布して乾燥後、露光、乾燥した後、浸染法により、下記式(8)(化7)で表される化合物(8)を用いて染色した。得られたフィルターの特性を第1表に示し、フィルターの透過スペクトルを(図7)に示した。
【0036】
【化7】
Figure 0003729535
【0037】
比較例2
90年代「特殊機能性色素の開発と市場動向」CMC刊p.48で開示の色素Hansa Yellow 10Gを用い、実施例1と同様な方法によりフィルターを作製した。フィルターの特性を第1表に示し、フィルターの透過スペクトルを(図8)に示した。
【0038】
【表1】
第1表
Figure 0003729535
【0039】
実施例6〜23
一般式(1)において、各置換基が第2表(表2、表3)に示す化合物と、各種樹脂を用い、フィルターを作製した。これらのフィルターは、耐熱性及びフィルター特性に優れていた。なお、第2表の樹脂の略号は下記の通りである。
PS:ポリスチレン
PMMA:ポリメチルメタクリレート
PC:ポリカーボネート
PET:ポリエチレンテレフタレート
PVC:ポリ塩化ビニル
SD−17:ポリアクリル系感光性樹脂(大日本インキ製)
【0040】
【表2】
Figure 0003729535
【0041】
【表3】
Figure 0003729535
【0042】
【発明の効果】
キノフタロン化合物において、キノリン環の4位にビスフェノール誘導体を導入した本発明の化合物は、溶剤及びバインダー樹脂に対する溶解性に優れており、透過率特性、耐久性に優れたカラーフィルターを提供することを可能にした。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラーフィルターの製造工程の一例を示す概略図。
【図2】実施例1で得られたフィルターの透過率特性を示す透過率曲線。
【図3】実施例2で得られたフィルターの透過率特性を示す透過率曲線。
【図4】実施例3で得られたフィルターの透過率特性を示す透過率曲線。
【図5】実施例4で得られたフィルターの透過率特性を示す透過率曲線。
【図6】実施例5で得られたフィルターの透過率特性を示す透過率曲線。
【図7】比較例1で得られたフィルターの透過率特性を示す透過率曲線。
【図8】比較例2で得られたフィルターの透過率特性を示す透過率曲線。
【符号の説明】
1:ガラス基板
2:ブラックマトリックス
3:レジスト層
4:フォトマスク
5:着色パターン
6:着色パターン
7:着色パターン

Claims (3)

  1. 下記一般式(1)で表されるキノフタロン化合物。
    Figure 0003729535
    〔式中、R1 、R2 は水素原子、ハロゲン原子、置換または無置換のアルキル基、あるいは、置換または無置換のアルコキシ基を示し、R3 〜R10は水素原子、ハロゲン原子、無置換のアルキル基、並びにハロゲン原子、アルコキシ基、ヒドロキシ基あるいはアミノ基で置換された総炭素数1〜20の直鎖または分岐のアルキル基、無置換のシクロアルキル基、並びにハロゲン原子、アルキル基、またはアルコキシ基で置換した総炭素数6〜20のシクロアルキル基、あるいは、無置換のアルコキシ基、並びにハロゲン原子、またはアルコキシ基で置換された総炭素数1〜20の直鎖または分岐のアルコキシ基を示し、R11、R12は水素原子、あるいは、無置換のアルキル基、並びにハロゲン原子、またはアルコキシ基で置換された総炭素数1〜20の直鎖または分岐のアルキル基を示し、R13は水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、アルコキシカルボニル基、シクロアルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、アルコキシアルコキシカルボニル基、アルキルアミノカルボニル基、シクロアルキルアミノカルボニル基、アリールアミノカルボニル基、アルコキシアルキルアミノカルボニル基、アルコキシカルボニルアルコキシカルボニル基を示す〕
  2. 請求項1に記載のキノフタロン化合物を含有するフィルター用組成物。
  3. 請求項1に記載のキノフタロン化合物を含有するカラーフィルター。
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