JP3729370B2 - 小型モータ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、流体ポンプを駆動するのに利用される小型モータに関する。
【0002】
【従来の技術】
流体ポンプを駆動する小型モータとしては、アーマチュアに備えた単一軸状のアーマチュアシャフト上にアーマチュアコアとコンミュテータとが固着され、アーマチュアコイルがアーマチュアコアに巻回されるとともにコンミュテータに電気的に接続され、アーマチュアシャフトの端部にポンプに備えられた偏心カムが結合されているものが知られている。コンミュテータに通電がされることによってアーマチュアが回転すると、アーマチュアシャフトとともに偏心カムが回転し、この偏心カムに当接するピストンが往復移動し、ピストンが往復移動することによって、ピストンに結合された弁の一方で流体が吸引され、弁の他方で流体が吐出されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記の小型モータでは、ポンプのピストンの運動の振動がエネルギーが偏心カムを通じてアーマチュアシャフトの端部に伝達されることによって、大きな衝撃力がアーマチュアシャフトを通じてアーマチュアコアやコンミュテータ、アーマチュアコイルにかかり、結果的に、アーマチュアコアとコンミュテータとの間においてアーマチュアコイルが切断されるという問題点があった。また、上記の小型モータでは、ポンプの偏心カムを動かすための回転力がアーマチュアコアが発生する回転力と同一であったため、アーマチュアの起動トルクを大きくしなければならないという問題点があり、これらの問題点を解決することが課題になっていた。
【0004】
【発明の目的】
この発明に係わる小型モータは、ポンプからアーマチュアコアおよびコンミュテータに伝達される振動を小さくすることによって、アーマチュアコイルの断線を起こすことがないようにするとともに、小さい起動トルクで起動できる小型モータを提供することを目的としている。
【0005】
【発明の構成】
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明の請求項1に係わる小型モータでは、ポンプに備えた偏心カムに結合される第1のシャフトと、一端部が第1のシャフトに結合されるとともに他端部が第1のシャフトの軸方向に延出され、一端部と他端部のあいだで捩りによる弾性変形可能な第2のシャフトと、第2のシャフトの外側に配置され且つ第2のシャフトの他端部に結合されたパイプ部材とからなるアーマチュアシャフトと、アーマチュアシャフトのパイプ部材に固定されたアーマチュアコアと、アーマチュアコアの近傍のパイプ部材に固定されたコンミュテータと、アーマチュアコアに巻回されているとともに、コンミュテータに電気的に接続されたアーマチュアコイルと、アーマチュアシャフトを回転可能に支持する軸受と、コンミュテータに電気的に接続可能にしてコンミュテータの外側に配置されたブラシと、アーマチュアコアの外側に配置されたマグネットとを備え、軸受は、第1のシャフトの一端部を回転可能に支持する一端側軸受と、パイプ部材の他端部を回転可能に支持する他端側軸受と、この一端側軸受と他端側軸受とのあいだに配置され、第1のシャフトの他端部とパイプ部材の一端部を回転可能に支持する中間軸受とからなる構成としたことを特徴としている。
【0007】
この発明の請求項に係わる小型モータでは、第2のシャフトには、パイプ部材の内径よりも小さい外径の第2のシャフト本体が備えられているとともに、第2のシャフト本体の一端部に、第1のシャフトに嵌合固定される第1のシャフト側固定部が形成されるとともに、第2のシャフト本体の他端部に、パイプ部材に固定されるパイプ部材側固定部が形成されている構成としたことを特徴としている。
【0008】
この発明の請求項に係わる小型モータでは、パイプ部材には、第2のシャフトの外側に、第2のシャフトに非接触で配置されるパイプ部材本体が備えられ、パイプ部材本体の一端部に、第2のシャフトおよび第1のシャフトに非接触で配置される非接触部が形成されているとともに、パイプ部材本体の他端部に、第2のシャフトのパイプ部材側固定部に結合される結合部が形成されている構成としたことを特徴としている。
【0009】
この発明の請求項に係わる小型モータでは、中間軸受には、第1のシャフトの他端部の外側に配置されて第1のシャフトの他端部を回転可能に支持する第1のシャフト受け部と、パイプ部材の一端部の外側に配置されてパイプ部材の一端部を回転可能に支持するパイプ部材受け部と、第1のシャフト受け部およびパイプ部材受け部のあいだに配置され、第1のシャフトの他端部およびパイプ部材の一端部に非接触な中逃げ部とが一体的に形成されている構成としたことを特徴としている。
【0010】
この発明の請求項に係わる小型モータでは、中間軸受には、第1のシャフトの他端部の外側に配置されて第1のシャフトの他端部を回転可能に支持する第1中間軸受と、第1中間軸受とは独立して形成され、パイプ部材の一端部の外側に配置されてパイプ部材の一端部を回転可能に支持する第2中間軸受とが備えられている構成としたことを特徴としている。
【0011】
【発明の作用】
この発明の請求項1に係わる小型モータにおいて、パイプ部材にアーマチュアコアから回転力が与えられると、第2のシャフトがその回転エネルギーを蓄積してから第1のシャフトに伝える。それ故、アーマチュアが回転を開始する際に必要な起動トルクが小さくなる。また、アーマチュアの回転中に、コンミュテータへの通電がカットされると、ポンプのピストンの運動エネルギーが偏心カムを通じて第1のシャフトに衝撃力となって与えられ、第1のシャフトに与えられた衝撃力は第2のシャフトの一端部に与えられる。そのとき、第2のシャフトの他端部は第1のシャフトの軸方向に離れていて、第2のシャフトの他端部にパイプ部材の他端部が結合されているため、第2のシャフトの一端部に与えられた衝撃力は、第1のシャフトの他端部から第2のシャフトの他端部まで伝わるあいだに減衰される。それ故、アーマチュアコアやコンミュテータが固定されたパイプ部材には、第1のシャフトに与えられた衝撃力が緩和されて伝えられる。更に、アーマチュアシャフトは、第1のシャフトが一端側軸受と中間軸受とによって回転可能に支持され、パイプ部材が他端側軸受と中間軸受とによって回転可能に支持されているようにしたので、アーマチュアコアから回転力が与えられた際、パイプ部材は、他端部が他端側軸受に回転可能に支持されているので振れることなくアーマチュアコアからの回転力を第2のシャフトに伝えることができ、また、この回転力は中間軸受に回転可能に支持されている第1のシャフトに円滑に伝えられる。
【0012】
この発明の請求項に係わる小型モータにおいて、パイプ部材の内側に配置された第2のシャフトは、第2のシャフト本体の一端部の第1のシャフト側固定部が第1のシャフトに結合される一方、第2のシャフト本体の他端部のパイプ部材側固定部がパイプ部材に固定されているため、アーマチュアコアおよびコンミュテータが固定されたパイプ部材は第1のシャフトに直接結合されていない。それ故、請求項1の作用に加え、第1のシャフトに与えられた衝撃力は、第2のシャフトの第2のシャフト本体からパイプ部材固定部に伝わるまでのあいだに緩和されて、パイプ部材に伝わり難い。
【0013】
この発明の請求項に係わる小型モータにおいて、結合部が第2のシャフトのパイプ部材側固定部に結合されたパイプ部材は、パイプ部材本体が第2のシャフトの外側に非接触で配置され、非接触部が第1のシャフトから離れて配置されている。それ故、請求項の作用に加え、第1のシャフトに与えられた衝撃力は、パイプ部材の非接触部にもパイプ部材のパイプ部材本体にも直接伝わることがない。
【0014】
この発明の請求項に係わる小型モータにおいて、アーマチュアシャフトは、パイプ部材が中間軸受に備えたパイプ部材受け部と他端側軸受とによって回転可能に支持される一方、中間軸受に中逃げ部を介してパイプ部材受け部と一体成形された第1のシャフト受け部と一端側軸受とによって第1のシャフトが回転可能に支持されている。それ故、請求項1、2または3の作用に加え、第1のシャフトの他端部を支持するための軸受とパイプ部材の一端部を支持するための軸受を別体で備えるものと比べて作成に必要な工数が大幅に減少する。
【0015】
この発明の請求項に係わる小型モータにおいて、アーマチュアシャフトは、パイプ部材が第2中間軸受と他端側軸受とによって回転可能に支持される一方、第1のシャフトが一端側軸受と第1中間軸受とによって回転可能に支持されている。それ故、請求項1、2または3の作用に加え、パイプ部材は、アーマチュアコアから与えられた回転力を両端部で振れなく第2のシャフトに対して伝える。そして、第1のシャフトは、第2のシャフトから与えられた回転力を両端部で振れなくポンプ側に伝える。
【0016】
【実施例】
図1ないし図3にはこの発明に係わる小型モータの第1実施例が示されている。
【0017】
図示される小型モータ1は、主として、モータケース2、第1のマグネット3、第2のマグネット4、アーマチュア5、第1の軸受6、第2の軸受7、中間軸受8、第1のブラシ9、第2のブラシ10から構成されており、アーマチュア5に、第1のシャフト11,第2のシャフト12,パイプ部材13からなるアーマチュアシャフト14と、アーマチュアコア15と、コンミュテータ16と、アーマチュアコイル17とが備えられている。モータケース2は、ポンプ18を内蔵したポンプケース19に結合されている。
【0018】
モータケース2は、一端部が開放されているとともに他端部が閉塞されており、内側に第1のマグネット3、第2のマグネット4がそれぞれ取付けられている。第1、第2のマグネット3、4は対向位置にN極、S極がそれぞれ着磁されており、第1、第2のマグネット3、4の内側にアーマチュア5が配置されている。
【0019】
モータケース2の閉塞側端部の内側には、アーマチュア5に備えられたアーマチュアシャフト14の他端部を回転可能に支持するための第2の軸受7が固定されている。モータケース2は開放側の端部がポンプケース19にねじ止められている。
【0020】
ポンプケース19は、モータケース2内に配置されたアーマチュアシャフト14の突出側に配置されている。ポンプケース19の中央部には、アーマチュアシャフト14が挿入される丸孔状のシャフト孔19aが形成されている。
【0021】
シャフト孔19a内には、モータケース2とは反対側の一端部寄りに第1の軸受6が固定されている。そして、シャフト孔19aのモータケース2側の他端部に中間軸受8が固定されている。
【0022】
第1の軸受6は、すべり軸受であって、この第1の軸受6には、アーマチュアシャフト14に備えた第1のシャフト11の一端部が挿通される。
【0023】
第2の軸受7は、すべり軸受であって、この第2の軸受7には、パイプ部材13の他端部が挿通される。
【0024】
中間軸受8は、すべり軸受であって、この中間軸受8には、円筒形状をなす軸受本体8aの内周部に、アーマチュアシャフト14に備えた第1のシャフト11側に第1のシャフト受け部8bが形成されている。また、軸受本体8aの内周部には、パイプ部材13側にパイプ部材受け部8cが形成されている。そして、第1のシャフト受け部8bとパイプ部材受け部8cとのあいだには、第1のシャフト受け部8bおよびパイプ部材受け部8cよりも大きい内径寸法にした中逃げ部8dが形成されている。中間軸受8では、第1のシャフト受け部8b、パイプ部材受け部8c、中逃げ部8dが軸受本体8aに一体に成形されているため、単一構造として簡単に作成される。
【0025】
第1、第2のマグネット3、4の内側に配置されたアーマチュア5には、アーマチュアシャフト14、アーマチュアコア15、コンミュテータ16、アーマチュアコイル17が備えられている。
【0026】
アーマチュアシャフト14は前述したように、第1のシャフト11、第2のシャフト12、パイプ部材13からなる。
【0027】
第1のシャフト11には、ポンプケース19に形成されたシャフト孔19aにほぼ等しい長さ寸法の丸棒状をなす第1のシャフト本体11aが備えられている。第1のシャフト本体11aの中央はカム固定部11bになっている。カム固定部11bには、ポンプ18に備えた偏心カム20が固定される。
【0028】
第1のシャフト本体11aの他端部には、丸孔状をなす第2のシャフト嵌入孔11cが形成されている。この第2の嵌入孔11cには、第2のシャフト12に備えた第1のシャフト側固定部12bが結合される。このとき、第2のシャフト嵌入孔11dを第1のシャフト本体11aの軸方向に貫通状に形成するとともに、第2のシャフト12に備えた第1のシャフト側固定部12bをさらに延長したものとして形成し、貫通状をなす第2のシャフト嵌入孔11cに第2のシャフト12を通して結合して、第2のシャフト12の一端部を第1の軸受6によって回転可能に支持するようにしてもよい。
【0029】
第1のシャフト11は、一端部が第1の軸受6内に挿入される一方、他端部が中間軸受8に備えた第1のシャフト受け部8b内に挿入されているため、第1の軸受7と中間軸受8の2点で回転可能に支持されている。
【0030】
第2のシャフト12は、第1のシャフト11の軸方向と同一の方向に第1のシャフトよりも大きい長さ寸法を有するものであって、この第2のシャフト12には、モータケース2の長さ寸法よりもわずかに大きい長さ寸法を有するものとして第1のシャフト11の外径寸法よりも小さい外径寸法の丸棒状をなす第2のシャフト本体12aが備えられている。第2のシャフト本体12aは、第1のシャフト11およびパイプ部材13よりも小さい外径寸法をもち、一端部から他端部までの距離が大きくなっている。
【0031】
第2のシャフト本体12aの第1のシャフト11側の一端部には、第1のシャフト11の第1のシャフト本体11aの外径よりも小さい外径寸法で軸状の第1のシャフト側固定部12bが形成されている。この第1のシャフト側固定部12bが第1のシャフト11の第2のシャフト嵌入孔11cに嵌め入れられることによって第2のシャフト12が第1のシャフト11に一体的に結合されている。このとき、第2のシャフト本体12aの一端部が第1のシャフト11の他端部に連続したものとして第2のシャフト12を第1のシャフト11に一体成形してもよく、その場合、第2のシャフト12は、第1のシャフシト11と独立して形成されないので、工数の減少が図れる。
【0032】
第2のシャフト本体12aの他端部には、第2のシャフト本体12aの外径寸法よりも大きく、パイプ部材13の内径寸法よりもわずかに小さい外径寸法であって軸状をなすパイプ部材側固定部12cが形成されている。このパイプ部材側固定部12cは、パイプ部材13に備えた結合部13bにおいてパイプ部材13の他端部に固定されている。
【0033】
第2のシャフト12は、パイプ部材13に固定されたアーマチュアコア15よりパイプ部材側固定部12cに回転力が与えられることによって、パイプ部材13とともに回転して、パイプ部材側固定部12cに与えられた回転力を第1のシャフト11に伝える。その際、第2のシャフト12は、パイプ部材13から回転力が与えられることによって、パイプ部材側固定部12cが一端部の第1のシャフト側固定部12bに対して捩じれることによって第2のシャフト12が回転エネルギーを蓄積し、その後に、第1のシャフト11に回転力を伝えるため、小さい起動トルクでもアーマチュア5の回転を開始させることができる。
【0034】
そして、第2のシャフト12は、第2のシャフト本体12aが第1のシャフト11およびパイプ部材13よりも小さい外径寸法をもち、一端部から他端部までの距離が大きくなっているため、第1のシャフト11の一端部に衝撃エネルギーが与えられると、衝撃エネルギーを弾性的に吸収して、他端部までのあいだで減衰する機能をもつ。
【0035】
第2のシャフト12の外側には、パイプ部材13が配置されている。パイプ部材13には、図2に示されるように、第2のシャフト12の第2のシャフト本体12aの外径寸法よりも大きい内径寸法であって、第1のシャフト11から突出した部分での第2のシャフト12の全長よりもわずかに小さい長さ寸法を有して第2のシャフト12のほぼ全体を覆う円筒形状に形成されたパイプ部材本体13aが備えられている。
【0036】
パイプ部材本体13aには、他端部の内周部に結合部13bが形成されている。この結合部13bは、第2のシャフト12のパイプ部材側固定部12cが有する外径寸法よりもわずかに大きい内径寸法を有するため、第2のシャフト12のパイプ部材側固定部12cに結合されている。その際の結合は、レーザ溶接、焼ばめ、セレーション、ローリング等が用いられるが、好ましくは、レーザ溶接を用いるのがよい。
【0037】
パイプ部材本体13aには、図3に示されるように、一端部に非接触部13cが形成されている。この非接触部13cは、パイプ部材本体13aが第1のシャフト11から突出した部分での第2のシャフト12の全長よりもわずかに小さい長さ寸法を有するものであるため、第1のシャフト11の軸方向に離れて配置され、第1のシャフト11の他端部に接触することがない。また、非接触部13cは、パイプ部材本体13aが第2のシャフト12の第2のシャフト本体12aの外径寸法よりも大きい内径寸法を有するため、第2のシャフト12の第2のシャフト本体12aに接触することがない。
【0038】
パイプ部材13は、他端部の結合部13bが第2のシャフト12の他端部のパイプ部材側固定部12cに結合され、一端部の非接触部13cが第1のシャフト11の他端部からも、第2のシャフト12の第2のシャフト本体12aからも離れて配置されているため、アーマチュアコア18からの回転力が与えられると、結合部13bを通じて第2のシャフト12に回転力を伝える。その際、パイプ部材本体13aおよび非接触部13cが第2のシャフト本体12aに何等接触することがない。
【0039】
パイプ部材13は、一端部が前述した中間軸受8のパイプ部材受け部8c内に挿入される一方、他端部が前述した第2の軸受7内に挿入されているため、中間軸受8と第2の軸受7との2点で回転可能に支持されている。
【0040】
アーマチュアシャフト14は、第1のシャフト11が第1の軸受6、中間軸受8の第1のシャフト受け部8bによって支持され、パイプ部材13が中間軸受8のパイプ部材受け部8c、第2の軸受7によって支持されるため、全体が4点で支持されている。
【0041】
アーマチュアシャフト14は、パイプ部材13の一端部が中間軸受8のパイプ部材受け部8cによって支持される一方、パイプ部材13の他端部が第2の軸受7によって支持されているため、パイプ部材13の両端に振れが発生しない。
【0042】
アーマチュアシャフト14は、第1のシャフト11の一端部が第1の軸受6によって支持される一方、第1のシャフト11の他端部が中間軸受8に備えられた第1のシャフト受け部8bによって支持されているため、互いに接近した第1の軸受6および中間軸受8の第1のシャフト受け部8bの支持によって、第2のシャフト12より与えられた回転力がポンプ18に備えた偏心カム20を回転させるための回転力にロスなく変換される。
【0043】
アーマチュアシャフト14は、第1のシャフト11のカム固定部11bにポンプ18に備えた偏心カム20が固定されている。ポンプ18は、第1、第2の戻しばね21、22によって付勢された第1、第2のピストン23、24が偏心カム20に対向して圧接されており、第1、第2のピストン23、24が第1、第2の弁25、26にそれぞれ連結されている。ポンプ18は、偏心カム20が回転することによって第1、第2のピストン23、24が第1、第2の戻しばね21、22に抗して往復移動し、第1、第2のピストン23、24が往復移動することによって、第1、第2の弁25、26が流体の流路を開成、閉成して、流体を吸引、吐出する。
【0044】
アーマチュアシャフト14のパイプ部材13のほぼ中央の外側には、アーマチュアコア15が固定されている。アーマチュアコア15には、図2に示されるように、予め定められたスロット数(12スロット)の巻回部15aが形成されている。アーマチュアコア15の近傍には、パイプ部材13上にコンミュテータ16が固定されている。コンミュテータ16には、アーマチュアコア15の巻回部15aと同数のコンミュテータ片16aが備えられている。そして、アーマチュアコア16には、コンミュテータ片16aにそれぞれ電気的に接続されたアーマチュアコイル17が巻回部15aに巻き付けられている。アーマチュアコア16は前述した第1、第2のマグネット3、4の内周部に非接触で配置されている。
【0045】
アーマチュア5のコンミュテータ16の外側には、第1、第2のブラシ9、10がコンミュテータ片16aにそれぞれ電気的に接続可能に対向配置されている。第1、第2のブラシ9、10は、モータケース2の閉塞側に取付けられた図示しないブラシスプリングにより、対向配置されたコンミュテータ片16a、16aに向け押圧された状態で保持されているとともに、図示しない外部接続配線によって図示しない外部の制御回路に電気的に接続される。
【0046】
アーマチュア5は、制御回路より外部接続配線を通じて第1のブラシ9に電源の電位が与えられるとともに第2のブラシ10が接地されると、第1のブラシ9、第1のブラシ9に電気的に接続されているコンミュテータ片16aのひとつ、このコンミュテータ片16aに電気的に接続されている巻回部15aでのアーマチュアコイル17、このアーマチュアコイル17に電気的に接続されているもうひとつのコンミュテータ片16a、このコンミュテータ片16aに電気的に接続されている第2のブラシ10に電源の電流が流れ、アーマチュアコア15の巻回部15aにおいて磁力が発生し、アーマチュアコア15より発生した磁力と、第1、第2のマグネット3、4より発生している磁力とによる電磁誘導によって、アーマチュアシャフト14のパイプ部材13に正方向の回転力が与えられる。
【0047】
そして、アーマチュア5は、正方向の回転力が与えられたパイプ部材13が結合部13bにおいて第2のシャフト12のパイプ部材側固定部12cに結合されているため、パイプ部材側固定部12cに与えられた正方向の回転力によって第2のシャフト12および第1のシャフト11が正回転し、偏心カム20を正回転させる。
【0048】
このような構造を有する小型モータ1は、モータケース2がポンプケース19に結合されたうえで、ポンプケース19がエンジンルーム内のパネルに固定され、ポンプケース19に備えた流路が車体側の管路に連通接続され、外部接続配線が制御回路に電気的に接続されて車体に搭載される。
【0049】
制御回路より、第1のブラシ9から第2のブラシ10に向けて電流が供給されると、パイプ部材13に正方向の回転力が与えられるため、第2のシャフト12のパイプ部材側固定部12cが一端部の第1のシャフト側固定部12bに対して捩じれ、回転エネルギーが第2のシャフト本体12aに一旦蓄積されたうえで、第1のシャフト11に伝わってアーマチュアシャフト14が回転し、ポンプ18の偏心カム20が回転することによって、第1、第2のピストン23、24が第1、第2の戻しばね21、22に抗して往復移動し、第1、第2のピストン23、24が往復移動することによって、第1、第2の弁25、26が流体の流路を開成、閉成して、流体を吸引、吐出する。
【0050】
アーマチュアシャフト14が回転を開始する際、第2のシャフト12のパイプ部材側固定部12cが一端部の第1のシャフト側固定部12bに対して捩じれることによって第2のシャフト本体12aが回転エネルギーを蓄積したうえで、第1のシャフト11に回転力を伝えるため、小さい起動トルクでアーマチュア5が回転を開始する。
【0051】
制御回路より第1のブラシ9から第2のブラシ10に向けた電流が供給されると、偏心カム20が回転し、第1、第2のピストン23、24が往復運動する。第1、第2のピストン23、24の往復運動と偏心カム20の回転は振動を発生し、振動が第1のシャフト11に直接伝わる。そして、第1のシャフト11に伝わった振動は第2のシャフト12の一端部から他端部のパイプ部材側固定部12cまで伝播するあいだに減衰されるので、パイプ部材13においてアーマチュアコア15およびコンミュテータ16に伝わる振動は小さくなる。
【0052】
図4および図5にはこの発明に係わる小型モータの第2実施例が示されており、アーマチュアシャフトまわりのみが示されている。
【0053】
この場合の小型モータ1では、第1実施例においての中間軸受8が第1中間軸受27と、この第1中間軸受27とは独立して形成された第2中間軸受28とからなり、他の部位は第1実施例と同様になっている。
【0054】
第1中間軸受27は、第1のシャフト11の他端部の外側に配置されており、内周部に第1のシャフト11の他端部が挿入されることによって、第1のシャフト11の他端部を回転可能に支持している。
【0055】
第2中間軸受28は、パイプ部材13の一端部の外側に配置されており、内周部にパイプ部材13の一端部に備えた非接触部13cが挿入されることによって、パイプ部材13の一端部を回転可能に支持している。
【0056】
この場合、第1のシャフト11は、一端部が第1の軸受6によって回転可能に支持される一方、他端部が第1中間軸受27によってパイプ部材13とは独立して回転可能に支持されている。そのため、比較的短寸の第1のシャフト11は、大きく離れない位置において両端がそれぞれ確実に支持されていることによって、この第1のシャフト11のカム固定部11bに対してポンプ18の偏心カム20から曲げ応力がかかったとしても、端部において大きな振れが発生しない。
【0057】
また、パイプ部材13は、一端部が第2中間軸受28によって回転可能に支持される一方、他端部が第2の軸受7によって第1のシャフト11とは独立して回転可能に支持されている。そのため、アーマチュアコア15が固定されたパイプ部材13に与えられた回転力によって第2のシャフト12が捩じれる際、パイプ部材13は捩じれに伴う応力を受けることがない。
【0058】
そして、第2のシャフト12は、第1のシャフト11に結合された一端部が第1のシャフト11の他端部とともに第1中間軸受27によって支持されているため、第1のシャフト11のカム固定部11bに対してポンプ18の偏心カム20から曲げ応力がかかったとしても、端部において大きな振れが発生しない。
【0059】
この場合の小型モータ1は、第1実施例と同様に動作を行う。
【0060】
制御回路より、第1のブラシ9から第2のブラシ10に向けて電流が供給されると、パイプ部材13に正方向の回転力が与えられるため、一端部が第1のシャフト11の他端部とともに第1中間軸受27によって支持される一方、他端部のパイプ部材側固定部12cがパイプ部材13の結合部13bとともに第2の軸受7によって回転可能に支持された第2のシャフト12においてパイプ部材側固定部12cが一端部の第1のシャフト側固定部12bに対して捩じれ、回転エネルギーが第2のシャフト本体12aに一旦蓄積されたうえで、第1のシャフト11に伝わってアーマチュアシャフト14が回転し、ポンプ18の偏心カム20が回転することによって、第1、第2のピストン23、24が第1、第2の戻しばね21、22に抗して往復移動し、第1、第2のピストン23、24が往復移動することによって、第1、第2の弁25、26が流体の流路を開成、閉成して、流体を吸引、吐出する。
【0061】
アーマチュアシャフト14が回転を開始する際、第2のシャフト12のパイプ部材側固定部12cが一端部の第1のシャフト側固定部に対して捩じれることによって第2のシャフト本体12aが回転エネルギーを蓄積したうえで、第1のシャフト11に回転力を伝えるため、小さい起動トルクでアーマチュア5が回転を開始する。
【0062】
制御回路より第1のブラシ9から第2のブラシ10に向けた電流が供給されると、偏心カム20が回転し、第1、第2のピストン23、24が往復運動する。第1、第2のピストン23、24の往復運動と偏心カム20の回転は振動を発生し、振動が第1のシャフト11に直接伝わる。そして、第1のシャフト11に伝わった振動は第2のシャフト12の一端部から他端部のパイプ部材側固定部12cまで伝播するあいだに減衰されるので、パイプ部材13においてアーマチュアコア15およびコンミュテータ16に伝わる振動は小さくなる。
【0063】
図6および図7にはこの発明に係わる小型モータの第3実施例が示されており、アーマチュアシャフトまわりのみが示されている。
【0064】
この場合の小型モータ1では、第2実施例においての第1中間軸受27が省かれており、中間軸受8がパイプ部材13の一端部のみを回転可能に支持するものとなっており、他の部位は第1実施例と同様になっている。
【0065】
中間軸受8は、パイプ部材13の一端部の外側に配置されており、内周部にパイプ部材13の一端部に備えた非接触部13cが挿入されることによって、パイプ部材13の一端部を回転可能に支持している。
【0066】
この場合、第1のシャフト11は、一端部が第1の軸受6によって回転可能に支持されているが、他端部が支持されていない。しかし、第1のシャフト11の他端部が第2のシャフト12の一端部に結合されているため、第1、第2のシャフト11、12は、第1のシャフト11の一端部が第1の軸受6によって回転可能に支持される一方、第2のシャフト12の他端部においてパイプ部材13の他端部が第2の軸受7によって回転可能に支持されていることによって、両端の2点で支持されている。
【0067】
この場合の小型モータ1も、第1実施例と同様に動作を行う。
【0068】
制御回路より、第1のブラシ9から第2のブラシ10に向けて電流が供給されると、パイプ部材13に正方向の回転力が与えられるため、第1のシャフト11の一端部が第1の軸受6によって回転可能に支持される一方、第2のシャフト12の他端部が第2の軸受7によって回転可能に支持された第1のシャフト11および第2のシャフト12の結合体において、第2のシャフト12のパイプ部材側固定部12cが一端部の第1のシャフト側固定部12bに対して捩じれ、回転エネルギーが第2のシャフト本体12aに一旦蓄積されたうえで、第1のシャフト11に伝わって、アーマチュアシャフト14が回転し、ポンプ18の偏心カム20が回転することによって、第1、第2のピストン23、24が第1、第2の戻しばね21、22に抗して往復移動し、第1、第2のピストン23、24が往復移動することによって、第1、第2の弁25、26が流体の流路を開成、閉成して、流体を吸引、吐出する。
【0069】
アーマチュアシャフト14が回転を開始する際、第2のシャフト12のパイプ部材側固定部12cが一端部の第1のシャフト側固定部に対して捩じれることによって第2のシャフト本体12aが回転エネルギーを蓄積したうえで、第1のシャフト11に回転力を伝えるため、小さい起動トルクでアーマチュア5が回転を開始する。
【0070】
制御回路より第1のブラシ9から第2のブラシ10に向けた電流が供給されると、偏心カム20が回転し、第1、第2のピストン23、24が往復運動する。第1、第2のピストン23、24の往復運動と偏心カム20の回転は振動を発生し、振動が第1のシャフト11に直接伝わる。そして、第1のシャフト11に伝わった振動は第2のシャフト12の一端部から他端部のパイプ部材側固定部12cまで伝播するあいだに減衰されるので、パイプ部材13においてアーマチュアコア15およびコンミュテータ16に伝わる振動は小さくなる。
【0071】
【発明の効果】
この発明の請求項1に係わる小型モータによれば、パイプ部材にアーマチュアコアから回転力が与えられると、第2のシャフトがその回転エネルギーを蓄積してから第1のシャフトに伝える。それ故、アーマチュアが回転を開始する際に必要な起動トルクが小さくなる。よって、アーマチュアへの負荷が減少されるという優れた効果を奏する。また、アーマチュアの回転中に、コンミュテータへの通電がカットされると、ポンプのピストンの運動エネルギーが偏心カムを通じて第1のシャフトに衝撃力となって与えられ、第1のシャフトに与えられた衝撃力は第2のシャフトの一端部に与えられる。そのとき、第2のシャフトの他端部は第1のシャフトの軸方向に離れていて、第2のシャフトの他端部にパイプ部材の他端部が結合されているため、第2のシャフトの一端部に与えられた衝撃力は、第1のシャフトの他端部から第2のシャフトの他端部まで伝わるあいだに減衰される。それ故、アーマチュアコアやコンミュテータが固定されたパイプ部材には、第1のシャフトに与えられた衝撃力が緩和されて伝えられる。よって、ポンプ側の衝撃がアーマチュアコアおよびコンミュテータに直接伝わることがないので、アーマチュアが回転不良を起こすことがなく、信頼性の向上が図れるという優れた効果を奏する。更に、アーマチュアシャフトは、第1のシャフトが一端側軸受と中間軸受とによって回転可能に支持され、パイプ部材が他端側軸受と中間軸受とによって回転可能に支持されているようにしたので、アーマチ ュアコアから回転力が与えられた際、パイプ部材は、他端部が他端側軸受に回転可能に支持されているので振れることなくアーマチュアコアからの回転力を第2のシャフトに伝えることができ、また、この回転力は中間軸受に回転可能に支持されている第1のシャフトに円滑に伝えられるという優れた効果を奏する。
【0072】
この発明の請求項に係わる小型モータによれば、パイプ部材の内側に配置された第2のシャフトは、第2のシャフト本体の一端部の第1のシャフト側固定部が第1のシャフトに結合される一方、第2のシャフト本体の他端部のパイプ部材側固定部がパイプ部材に固定されているため、アーマチュアコアおよびコンミュテータが固定されたパイプ部材は第1のシャフトに直接結合されていない。それ故、請求項1記載の発明の効果に加え、第1のシャフトに与えられた衝撃力は、第2のシャフトの第2のシャフト本体からパイプ部材側固定部に伝わるまでのあいだに緩和されて、パイプ部材に直接伝わり難いから、衝撃力の吸収が効率的になされるという優れた効果を奏する。
【0073】
この発明の請求項に係わる小型モータによれば、結合部が第2のシャフトのパイプ部材側固定部に結合されたパイプ部材は、パイプ部材本体が第2のシャフトの外側に非接触で配置され、非接触部が第1のシャフトから離れて配置されている。それ故、請求項2記載の発明の効果に加え、第1のシャフトに与えられた衝撃力は、パイプ部材の非接触部にもパイプ部材のパイプ部材本体にも直接伝わることがないから、アーマチュアコアおよびコンミュテータに伝わることがないという優れた効果を奏する。
【0074】
この発明の請求項に係わる小型モータによれば、アーマチュアシャフトは、パイプ部材が中間軸受に備えたパイプ部材受け部と他端側軸受とによって回転可能に支持される一方、中間軸受に中逃げ部を介してパイプ部材受け部と一体成形された第1のシャフト受け部と一端側軸受とによって第1のシャフトが回転可能に支持されている。それ故、請求項1、2または3記載の発明の効果に加え、第1のシャフトの他端部を支持するための軸受とパイプ部材の一端部を支持するための軸受を別体で備えるものと比べて作成に必要な工数が大幅に減少するという優れた効果を奏する。
【0075】
この発明の請求項に係わる小型モータによれば、アーマチュアシャフトは、パイプ部材が第2中間軸受と他端側軸受とによって回転可能に支持される一方、第1のシャフトが一端側軸受と第1中間軸受とによって回転可能に支持されている。それ故、請求項項1、2または3記載の発明の効果に加え、パイプ部材は、アーマチュアコアから与えられた回転力を両端部で振れなく第2のシャフトに対して伝え、そして、第1のシャフトは、第2のシャフトから与えられた回転力を両端部で振れなくポンプ側に伝えることができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる小型モータの第1実施例の部分破断正面図である。
【図2】図1に示した小型モータにおいてのアーマチュアシャフトとアーマチュアコアとの組付け関係を示す縦断側面図である。
【図3】図1に示した小型モータにおいての中間軸受とアーマチュアシャフトとの組合わせを説明する斜視図である。
【図4】この発明に係わる小型モータの第2実施例のアーマチュアシャフトまわりの縦断正面図である。
【図5】図4に示した小型モータにおいての中間軸受とアーマチュアシャフトとの組合わせを説明する斜視図である。
【図6】この発明に係わる小型モータの第3実施例のアーマチュアシャフトまわりの縦断正面図である。
【図7】図6に示した小型モータにおいての中間軸受とアーマチュアシャフトとの組合わせを説明する斜視図である。
【符号の説明】
1 小型モータ
3 (マグネット)第1のマグネット
4 (マグネット)第2のマグネット
6 (軸受)(一端側軸受)第1の軸受
7 (軸受)(他端側軸受)第2の軸受
8 (軸受)中間軸受
8b 第1のシャフト受け部
8c パイプ部材受け部
8d 中逃げ部
9 (ブラシ)第1のブラシ
10 (ブラシ)第2のブラシ
11 第1のシャフト
12 第2のシャフト
12a 第2のシャフト本体
12b 第1のシャフト側固定部
12c パイプ部材側固定部
13 パイプ部材
13a パイプ部材本体
13b 結合部
13c 非接触部
14 アーマチュアシャフト
15 アーマチュアコア
16 コンミュテータ
17 アーマチュアコイル
18 ポンプ
20 偏心カム
27 第1中間軸受
28 第2中間軸受

Claims (5)

  1. ポンプに備えた偏心カムに結合される第1のシャフトと、一端部が上記第1のシャフトに結合されるとともに他端部が該第1のシャフトの軸方向に延出され、該一端部と他端部のあいだで捩りによる弾性変形可能な第2のシャフトと、上記第2のシャフトの外側に配置され且つ該第2のシャフトの他端部に結合されたパイプ部材とからなるアーマチュアシャフトと、上記アーマチュアシャフトのパイプ部材に固定されたアーマチュアコアと、上記アーマチュアコアの近傍の上記パイプ部材に固定されたコンミュテータと、上記アーマチュアコアに巻回されているとともに、上記コンミュテータに電気的に接続されたアーマチュアコイルと、上記アーマチュアシャフトを回転可能に支持する軸受と、上記コンミュテータに電気的に接続可能にして該コンミュテータの外側に配置されたブラシと、上記アーマチュアコアの外側に配置されたマグネットとを備え、上記軸受は、上記第1のシャフトの一端部を回転可能に支持する一端側軸受と、上記パイプ部材の他端部を回転可能に支持する他端側軸受と、この一端側軸受と他端側軸受とのあいだに配置され、上記第1のシャフトの他端部と上記パイプ部材の一端部を回転可能に支持する中間軸受とからなることを特徴とする小型モータ。
  2. 上記第2のシャフトには、上記パイプ部材の内径よりも小さい外径の第2のシャフト本体が備えられているとともに、この第2のシャフト本体の一端部に、上記第1のシャフトに嵌合固定される第1のシャフト側固定部が形成されるとともに、第2のシャフト本体の他端部に、上記パイプ部材に固定されるパイプ部材側固定部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の小型モータ。
  3. 上記パイプ部材には、上記第2のシャフトの外側に、該第2のシャフトに非接触で配置されるパイプ部材本体が備えられ、該パイプ部材本体の一端部に、上記第2のシャフトおよび上記第1のシャフトに非接触で配置される非接触部が形成されているとともに、該パイプ部材本体の他端部に、上記第2のシャフトのパイプ部材側固定部に結合される結合部が形成されていることを特徴とする請求項記載の小型モータ。
  4. 上記中間軸受には、上記第1のシャフトの他端部の外側に配置されて該第1のシャフトの他端部を回転可能に支持する第1のシャフト受け部と、上記パイプ部材の一端部の外側に配置されて該パイプ部材の一端部を回転可能に支持するパイプ部材受け部と、この第1のシャフト受け部およびパイプ部材受け部のあいだに配置され、上記第1のシャフトの他端部および上記パイプ部材の一端部に非接触な中逃げ部とが一体的に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の小型モータ。
  5. 上記中間軸受には、上記第1のシャフトの他端部の外側に配置されて該第1のシャフトの他端部を回転可能に支持する第1中間軸受と、該第1中間軸受とは独立して形成され、上記パイプ部材の一端部の外側に配置されて該パイプ部材の一端部を回転可能に支持する第2中間軸受とが備えられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の小型モータ。
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