JP3728573B2 - 復調装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、直交変調信号を固定周波数の局部発振器の出力信号で検波する準同期検波部を含む復調装置に関する。
直交変調信号を復調する復調装置は、ディジタル処理を行う部分を多くした構成が採用されており、従って、準同期検波方式を適用する構成が一般化されている。又送信側の装置のコストダウンを図る為に、比較的安価な構成の局部発振器を使用することにより、発振周波数の変動が生じる。そこで、受信側の復調装置としては、このような周波数の変動に対しても、構成を複雑化することなく、且つコストアップすることなく、容易に追従して復調できる構成であることが要望されている。
【0002】
【従来の技術】
図9は従来例のアナログ搬送波再生による復調装置の説明図であり、101は入力端子、102は直交同期検波を行う同期検波部、103は電圧制御局部発振器(LVCO)、104,105はロールオフ波形成形を行うバンドパスフィルタ、106,107はAD変換器(A/D)、108はクロック信号を出力する電圧制御クロック発生器(CVCO)、109はトランスバーサル型の等化器、110は制御部、111,112はローパスフィルタ、113,114は直交したIチャネルとQチャネルとの出力端子である。
【0003】
同期検波部102は、電圧制御局部発振器103の出力信号により、入力端子101に入力された直交変調信号を同期検波して、直交したIチャネルとQチャネルとの検波出力信号をバンドパスフィルタ104,105を介してAD変換器106,107に入力し、電圧制御クロック発生器108からのクロック信号によりサンプリングしてディジタル信号に変換し、等化器109に入力する。この等化器109はトランスバーサル型自動等化器であり、等化判定出力信号のI,Qチャネル信号は出力端子113,114から後段の装置へ出力される。
【0004】
又制御部110は、等化判定出力信号(ベースバンド信号)を基に、直交変調信号の搬送波と再生搬送波との位相差を算出し、ローパスフィルタ111を介して電圧制御局部発振器103に位相差に対応した制御電圧を加え、電圧制御局部発振器103の出力信号位相、即ち、入力端子101に入力された直交変調信号の搬送波位相に同期するように再生搬送波位相を制御する。又ローパスフィルタ112を介して電圧制御クロック発生器108に制御電圧を加えて、AD変換器106,107に加えるクロック信号の位相をシンボル位相に同期するように制御する。
【0005】
このアナログ搬送再生による復調装置に於いては、搬送波再生のループが、バンドパスフィルタ104,105、AD変換器106,107、等化器109、制御部110、ローパスフィルタ111を含むことにより、遅延時間が大きくなるから、入力直交変調信号の搬送波位相の変動に高速で追従させることが容易でなくなる。
【0006】
そこで、図10に示すディジタル搬送波再生による復調装置が知られている。同図に於いて、121は入力端子、122は準同期検波部、123は局部発振器、124,125はバンドパスフィルタ、126,127はAD変換器(A/D)、128はクロック信号を出力する電圧制御クロック発生器、129はトランスバーサル型の等化器、130は位相回転部、131は電圧制御位相制御信号発生器、132は制御部、133,134はローパスフィルタ、135,136は出力端子である。
【0007】
局部発振器123は、入力端子121に入力される直交変調信号(中間周波信号)の搬送波周波数と同一の周波数の発振信号となるように、予め発振周波数が設定された発振器である。従って、準同期検波部122に於いては、図9の同期検波部102と対応させると、再生搬送波の位相及び周波数が、入力直交変調信号の搬送波の位相及び周波数とずれた状態に相当し、検波出力のI,Qチャネル信号は位相及び周波数のずれに従って位相が回転することになる。
【0008】
この準同期検波部122からのI,Qチャネル信号をバンドパスフィルタ124,125を介してAD変換器126,127に入力し、電圧制御クロック発生器128からのクロック信号によってサンプリングしてディジタルI,Qチャネル信号に変換する。例えば、入力端子121に入力された直交変調信号が16値QAM(Quadrature Amplitude Modulation )の場合、AD変換器126,127に於いてI,Qチャネル信号をクロック信号に従ってサンプリングしてそれぞれ8ビットのディジタル信号に変換する。
【0009】
このディジタルI,Qチャネル信号を位相回転部130に入力し、電圧制御の位相制御信号発生器131からの位相制御信号と乗算して、I,Qチャネル信号の位相を回転させ、同期検波した時のI,Qチャネル信号と同等のI,Qチャネル信号が所定の位相となるように制御し、図9に於ける等化器109と同等の等化器129により等化判定して出力端子135,136から後段の装置へI,Qチャネル信号を転送し、又制御部132には、この等化判定出力信号を基に、電圧制御クロック発生器128と電圧制御の位相制御信号発生器131との制御信号を出力する。
【0010】
制御部132は、出力端子135,136から出力する直交チャネル復調出力信号の極性ビットと誤差信号とを基に制御信号を出力するものであり、前述の8ビット構成のI,Qチャネル信号の場合、最上位ビットを極性ビットD、第2を有効データビット、第3ビットを誤差信号ビットEとすると、Iチャネルの極性ビットDとQチャネルの誤差信号ビットEとの乗算出力又は排他的論理和出力を制御信号とするものである。同様に、Qチャネルの極性ビットDとIチャネルの誤差信号Eとの乗算出力又は排他的論理和出力を制御信号としても良い。
【0011】
図11は位相回転部及び制御信号発生器の説明図であり、図10に於ける位相回転部130と電圧制御の位相制御信号発生器131との要部を示す。同図に於いて、141〜144は乗算器、145,146は加算器、151,152は遅延素子(T)、153は加算器、154は累算値対応にsinθ及びcosθを格納したメモリで、通常はリードオンリメモリ(ROM)により構成されている。
【0012】
制御部132(図10参照)からローパスフィルタ134を介して入力された制御信号は、遅延素子151を介して加算器153に入力され、その出力と遅延素子152を介した前回の出力とが加算されて、メモリ154のアドレスとなる。即ち、制御信号が累算された値がメモリ154のアドレスとなって、sinθ,cosθが読出される。このsinθは、乗算器142,143に入力され、又cosθは、乗算器141,144に入力される。
【0013】
位相回転部130の入力I,Qチャネル信号をI’,Q’とし、加算器145,146から出力されるI,Qチャネル信号をI”,Q”とすると、
I”=I’cosθ−Q’sinθ …(1)
Q”=I’sinθ+Q’cosθ …(2)
となる。従って、局部発振器123(図10参照)の発振出力信号の周波数又は位相と、入力直交変調信号の搬送波の周波数又は位相とずれていることにより、準同期検波部122からのI,Qチャネル信号の位相が変化する状態であっても、位相回転部130により所定の位相となるようにI,Qチャネル信号の位相を回転することができ、入力直交変調信号の搬送波に位相同期した再生搬送波で同期検波した場合と同様な直交チャネル信号を出力することができる。
【0014】
図12はトランスバーサル等化器の説明図であり、図10に於ける等化器129の要部を示す。同図に於いて、129−1,129−2はI,Qチャネル対応の等化部、141,144はフリップフロップにより構成したタップ付きの遅延回路、142,145は乗算器、143,146,147は加算器、CI-n ・・・CI0 ・・・CI-n及びCIX-n ・・・CIX0 ・・・CIX-nは制御部(図8の132参照)から入力されるタップ係数を示す。
【0015】
又タップ付き遅延回路141と乗算器142と加算器143とにより同相フィルタ部を構成し、タップ付き遅延回路144と乗算器145と加算器146とにより直交フィルタ部を構成している。又等化部129−1,129−2は同一の構成を有するものであり、Qチャネル対応の等化部129−2の内容の図示を省略している。このチャネル対応等化部129−1,129−2に於いては、同相フィルタ部により符号間干渉を低減するように等化し、直交フィルタ部によりQチャネルからIチャネル(又はIチャネルからQチャネル)への漏れ込み成分を除去するように等化する。
【0016】
図13は従来例の制御部の要部説明図であり、図10に於ける制御部132の要部を示す。同図に於いて、132−1,132−2はI,Qチャネル対応制御部、151,157はフリップフロップ(FF)、152,156は乗算器、153,155は積分器(∫)、154はn段のシフトレジスタ(SR)である。又DI ,DQ はI,Qチャネルの極性ビット、EI ,EQ はI,Qチャネルの誤差信号を示す。又I,Qチャネル対応制御部132−1,132−2は同一構成を有するもので、Qチャネル対応制御部132−2の内容は図示を省略している。
【0017】
フリップフロップ151,157をそれぞれ2n段縦続接続し、それぞれのタップに乗算器152,157の一方の入力端子に接続し、他方の入力端子に、シフトレジスタ154を接続し、Iチャネル側の極性ビットDI をフリップフロップ151に、Qチャネル側の極性ビットDQ をフリップフロップ157にそれぞれ入力し、Iチャネル側の誤差信号EI をシフトレジスタ154に入力する。
【0018】
そして、乗算器152の乗算出力信号を積分器153により積分して(平均化して)、Iチャネル対応等化部(図12の129−1参照)の同相フィルタ部のタップ係数CI-n・・・CI0 ・・・CIn を出力し、乗算器156の乗算出力信号を積分器155により積分して、Iチャネル対応等化部の直交フィルタ部のタップ係数CIX-n・・・CIX0 ・・・CIXn を出力する。
【0019】
前述の図10に示す従来例のディジタル搬送波再生による復調装置の各部についての構成及び動作については、図11乃至図13に示す構成以外に、例えば、特開平6−85864号公報,特開平6−90265号公報,特開平6−152676号公報等にも記載されている。このような復調装置を含むシステムに於いて、送信側に於ける直交変調信号の搬送波発生器として、高精度の発振器を用いることが望ましいが、非常に高価な構成となる。
【0020】
そこで、コストダウンを図る為に多少の精度を犠牲にした安価な発振器を用いる傾向にある。それによって、受信した直交変調信号の搬送波の位相及び周波数の変動が比較的大きくなる。又動画等を伝送する場合、帯域圧縮を行っても数Mbps以上のような高速伝送を必要とすることになる。このように高速伝送を行う場合の搬送波周波数の変動が比較的大きい場合、その搬送波の位相及び周波数の変動に追従するように位相回転部130を制御する必要がある。
【0021】
しかし、この位相回転部130を制御するループには等化器129を含むものであり、この等化器129は、図13に示すように、複数段のフリップフロップを含むタップ付き遅延回路を有するから、比較的遅延が大きいものである。従って、位相回転部130を高速制御することは困難となる。
【0022】
そこで、図14に示す復調装置が提案されている。同図に於いて、161は入力端子、162は準同期検波部、163は局部発振器、164,165はバンドパスフィルタ、166,167はAD変換器(A/D)、168はクロック信号を出力する電圧制御クロック発生器、169はトランスバーサル型の等化器、170は位相回転部、171は電圧制御位相制御信号発生器、172は制御部、173,174はローパスフィルタ、175,176は出力端子である。
【0023】
図10に示す構成と比較すると、この従来の復調装置は、等化器169を位相回転部170の前段に設けたものである。従って、位相回転部170を制御するループに等化器169が含まれないものとなり、ループの遅延を小さくして、位相回転部170を入力直交変調信号の搬送波の位相及び周波数の変動に対して高速で追従するように制御することができる。
【0024】
図15は従来の復調装置の他の例の説明図であり、181は入力端子、182は準同期検波部、183は局部発振器、184,185はバンドパスフィルタ、186,187はAD変換器(A/D)、188はクロック信号を出力する電圧制御クロック発生器、189Aは前方タップ等化器、189Bは後方タップ等化器、190は位相回転部、191は電圧制御の位相制御信号発生器、192は制御部、193,194はローパスフィルタ、195,196は出力端子である。
【0025】
図14に示す構成と比較すると、図14に於ける等化器169を前方タップ等化器189Aと後方タップ等化器189Bとに分けて、それらの間に位相回転部190を接続したものであり、前方タップ等化器189Aは例えばフォワード型のトランスバーサル等化器であり、後方タップ等化器189Bは例えば判定帰還を行うバックワード型の等化器である。
【0026】
この場合、前方タップ等化器189Aにより等化された後、位相回転部190によりI,Qチャネル信号の位相が正しい復調位相となるように制御され、後方タップ等化器189Bにより判定等化される。この後方タップ等化器189Bによる遅延は1シンボル分程度であり、位相回転部190を制御するループに後方タップ等化器189Bが含まれていても、高速で追従制御することができる(例えば、特開平7−66843号公報参照)。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】
前述の図14又は図15に示す従来の復調装置は、位相回転部170,190の制御ループの遅延が小さくなることにより高速位相制御が可能となる。しかし、これらの従来例は、図9又は図10に示す従来例の復調装置とは異なり、等化器169又は前方タップ等化器189Aが位相を制御するループの外にある為に、入力されるI,Qチャネル信号は位相回転している。即ち、等化器169又は前方タップ等化器189Aは、回転している座標系で動作している。一方、制御部172,192は、位相を制御するループの内側にある為に、入力されるI,Qチャネル信号は位相が回転していない。即ち、制御部172,192は、回転しない座標系で動作している。よって、静止座標系で作りだす制御信号は、回転座標系で動作する等化器にとって正しい制御信号とはならない為、不安定な制御となっている。
【0028】
又制御部172,192に、位相回転されたI,Qチャネル信号が入力され、等化器169又は前方タップ等化器189Aに加えるタップ係数が生成されるから、位相回転部170,190に於ける位相回転の制御を行う毎に、タップ係数が変更されることになる。即ち、入力直交変調信号の搬送波の位相及び周波数に追従して位相回転を高速制御することが可能となるが、位相回転部170,190の前段に於ける等化処理が不安定となる問題が生じる。
本発明は、等化処理の安定化を図ることを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】
本発明の復調装置は、(1)入力直交変調信号を局部発振器3からの固定周波数の発振出力信号により検波する準同期検波部2と、この準同期検波部2の検波出力信号をディジタル信号に変換した直交チャネル信号を等化するトランスバーサル型の等化器9と、この等化器9の等化出力の直交チャネル信号の位相回転を行う位相回転部10とを含む復調装置に於いて、位相回転部10の前段に接続した等化器9のタップ係数を生成する等化制御部15に、位相回転部10により位相回転された直交チャネル信号を元に戻すように逆位相回転させる逆位相回転部16を接続し、等化器9の動作を安定化させる。
【0030】
又(2)等化器9に入力される直交チャネル信号を同期引込み時に選択し、同期引込み後に逆位相回転部16により逆位相回転された直交チャネル信号を選択して、等化制御部15に入力するセレクタを設けることができる。
【0031】
又(3)入力直交変調信号を局部発振器3からの固定周波数の発振出力信号により検波する準同期検波部2と、この準同期検波部2の検波出力信号をディジタル信号に変換した直交チャネル信号を等化するトランスバーサル型の等化器9と、この等化器9の等化出力の直交チャネル信号の位相回転を行う位相回転部10とを含む復調装置に於いて、等化器を、中心タップの前段に相当する前方タップ等化器と、後段に相当する後方タップ等化器とし、位相回転部の前段に前方タップ等化器を接続し、位相回転部の後段に後方タップ等化器を接続し、前方タップ等化器のタップ係数を生成する等化制御部に、位相回転部により位相回転され且つ後方タップ等化器により等化された直交チャネル信号を元に戻すように逆位相回転させる逆位相回転部を接続し、前方タップ等化器の動作を安定化させる。
【0032】
又(4)等化器に入力される直交チャネル信号を同期引込み時に選択し、同期引込み後に後方タップ等化器により等化された直交チャネル信号を選択して、前方タップ等化器のタップ係数を生成する等化制御部に入力するセレクタを設けることができる。
【0033】
又(5)前方タップ等化器は、同相フィルタ部と直交フィルタ部とからなる直交チャネル信号対応の等化部を有し、この直交チャネル信号対応の等化部のタップ係数を共通化し、且つ直交チャネル信号対応の等化部の一方の直交フィルタ部の出力信号に−1を乗算して同相フィルタ部の出力信号と加算して出力する構成とすることができる。
【0034】
又(6)前方タップ等化器のタップ係数を生成する等化制御部は、直交チャネル信号の一方のチャネル信号の極性ビットと誤差信号と他方のチャネル信号の極性信号とを入力する一方のチャネル信号対応等化制御部と、直交チャネル信号の他方のチャネル信号の極性ビットと誤差信号と一方のチャネル信号の極性ビットに負符号を付加して入力する他方のチャネル信号対応等化制御部とを有し、一方のチャネル信号対応等化制御部によるタップ係数と他方のチャネル信号対応制御部によるタップ係数とを加算して前方タップ等化器のタップ係数として出力する構成とすることができる。
【0035】
又(7)入力直交変調信号を局部発振器からの固定周波数の発振出力信号により検波する準同期検波部と、この準同期検波部の検波出力信号をディジタル信号に変換した直交チャネル信号を等化する等化器と、この等化器の等化出力の直交チャネル信号の位相回転を行う位相回転部とを含む復調装置に於いて、位相回転部の前段に接続した等化器のタップ係数を、位相回転部に入力される直交チャネル信号と同一の位相関係にある直交チャネル信号により生成する等化制御部を設けた構成とする。
【0036】
又(8)入力直交変調信号を局部発振器からの固定周波数の発振出力信号により検波する準同期検波部と、この準同期検波部の検波出力信号をディジタル信号に変換した直交チャネル信号を等化する等化器と、この等化器の等化出力の直交チャネル信号の位相回転を行う位相回転部とを含む復調装置に於いて、等化器を、中心タップの前段に相当する前方タップ等化器と、後段に相当する後方タップ等化器とし、位相回転部の前段に前方タップ等化器を接続し、この前方タップ等化器のタップ係数を、位相回転部に入力される直交チャネル信号と同一の位相関係にある直交チャネル信号により生成する等化制御部を設けた構成とする。
【0037】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の第1の実施の形態の説明図であり、1は入力端子、2は準同期検波部、3は局部発振器、4,5はバンドパスフィルタ、6,7はAD変換器(A/D)、8は電圧制御クロック発生器、9は等化器、10は位相回転部、11は電圧制御の位相制御信号発生器、12は制御部、13,14はローパスフィルタ、15は等化制御部、16は逆位相回転部、17,18は出力端子である。
【0038】
入力端子1に直交変調信号(中間周波信号)が入力され、固定周波数の局部発振器3からの局部発振信号によって準同期検波部2に於いて直交検波され、検波出力の直交チャネル信号はバンドパスフィルタ4,5を介してAD変換器6,7に入力され、電圧制御クロック発生器8からのクロック信号に従ってサンプリングされてディジタル信号に変換される。そして、トランスバーサル型の等化器9に入力され、等化制御部15からのタップ係数に従ってI,Qチャネル信号が等化され、位相回転部10に入力されてI,Qチャネル信号の位相が回転され、出力端子17,18から後段の装置へ送出される。
【0039】
この第1の実施の形態は、図14に示す構成に、等化制御部15と逆位相回転部16とを設けた構成に相当する。そして、等化制御部15は、図14に於いては制御部172に含まれている機能で、I,Qチャネル信号の極性ビットと誤差信号とを基に等化器9のタップ係数を算出するものである。なお、この等化器9に入力されるI,Qチャネル信号は、位相回転部10により位相回転されて所定の位相に制御される前の位相状態のものである。
【0040】
そこで、位相回転されたI,Qチャネル信号を元に戻して等化制御部15に入力するように、逆位相回転部16によりI,Qチャネル信号を逆位相回転する。それによって、等化器9と等化制御部15とは、位相回転部10による位相回転前の状態のI,Qチャネル信号を基に等化処理の動作を行うことになり、直交変調信号の搬送波の位相及び周波数が急変しても、等化器9は安定に動作することになる。
【0041】
位相回転部10及び電圧制御の位相制御信号発生器11は、例えば、図11に示す構成を適用できるものであり、又逆位相回転部16は位相回転部10と同様の構成とし、電圧制御の位相制御信号発生器11からの位相制御信号(sinθ,cosθ)を、図11に示す場合と異なる乗算器に入力して、位相回転部30と逆の動作を行わせる。
【0042】
図2は本発明の第2の実施の形態の説明図であり、21は入力端子、22は準同期検波部、23は局部発振器、24,25はバンドパスフィルタ、26,27はAD変換器(A/D)、28は電圧制御クロック発生器、29Aは前方タップ等化器、29Bは後方タップ等化器、30は位相回転部、31は電圧制御の位相制御信号発生器、32は制御部、33,34はローパスフィルタ、35A,35Bは等化制御部、36は逆位相回転部、37,38は出力端子である。
【0043】
この実施の形態は、図1に於ける復調装置の等化器9を、中心タップの前段に相当する前方タップ等化器と、後段に相当する後方タップ等化器とに分けて、前方タップ等化器29Aを位相回転部30の前段に接続し、後方タップ等化器29Bを位相回転部30の後段に接続し、後方タップ等化器29Bに対する等化制御部35Bには位相回転されたI,Qチャネル信号を入力し、前方タップ等化器29Aに対する等化制御部35Aに対して逆位相回転部36を介してI,Qチャネル信号を入力する構成としている。
【0044】
従って、等化制御部35Aには、位相回転部30により位相回転され、後方タップ等化器29Bにより等化されて出力されたI,Qチャネル信号を、逆位相回転部16によって位相回転を元に戻して入力するから、前方タップ等化器29Aに入力されるI,Qチャネル信号の位相関係と同一の位相関係のI,Qチャネル信号が等化制御部35Aに入力されることになり、前方タップ等化器29Aの制御は、位相回転部30に於ける位相回転に影響されないものとなり、安定な等化処理が可能となる。
【0045】
図3は本発明の第2の実施の形態の前方タップ等化器の説明図であり、図2に於ける前方タップ等化器29Aは、I,Qチャネル対応の等化部29A−1,29A−2により構成されている。又41,44はフリップフロップを縦続接続したタップ付き遅延回路、42,45は各タップに接続された乗算器、43,46は乗算出力信号を加算する加算器、47,48は加算器、49は−1を乗算する乗算器、401 ,403 は同相フィルタ部、402 ,404 は直交フィルタ部である。又C-1〜C-n,CX-1〜CX-nは中心タップのタップ係数C0 より前方のタップ係数を示す。
【0046】
又I,Qチャネル対応の等化部29A−1,29A−2に於ける同相フィルタ部401 ,403 に加えるタップ係数C-1〜C-nを共通化し、又直交フィルタ部402 ,404 に加えるタップ係数CX-1〜CX-nも共通化する。又Iチャネル対応の等化部29A−1に於いては、同相フィルタ部401 の出力信号と直交フィルタ部402 の出力信号とを加算器47により加算してIチャネルの等化出力信号とする。これに対して、タップ係数の共通化により、Qチャネル対応の等化部29A−2に於ける直交フィルタ部404 の出力信号に乗算器49により−1を乗算して加算器48に加え、同相フィルタ部403 の出力信号に加算してQチャネルの等化出力信号とする。
【0047】
図4は本発明の第2の実施の形態の等化制御部の要部説明図であり、図2に於ける前方タップ等化器29Aに対する等化制御部35Aの要部を示す。同図に於いて、35A−1,35A−2はI,Qチャネル対応の等化制御部、51,57はフリップフロップ(FF)、52,56は乗算器、53,55は積分器、54はシフトレジスタ(SR)、59は加算器である。又DI ,DQ はI,Qチャネルの極性ビット、EI ,EQ はI,Qチャネルの誤差信号を示す。又C-1〜C-n,CX-1〜CX-nは、I,Qチャネル対応の前タップ等化部29A−1,29A−2に対して共通化したタップ係数を示す。
【0048】
I,Qチャネル対応の等化制御部35A−1,35A−2は、ほぼ同一の構成を有するものであるが、加算器58,59によりそれぞれ等化制御部35A−1,35A−2に於ける乗算器52,56の乗算出力信号を加算し、積分器53,55により積分して、共通化されたタップ係数C-1〜C-n,CX-1〜CX-nを出力する。
【0049】
この場合、Iチャネル対応の等化制御部35A−1に、Iチャネルの極性ビットDI と誤差信号EI と、Qチャネルの極性ビットDQ とを入力し、Qチャネル対応の等化制御部35A−2に、Qチャネルの極性ビットDQ と誤差信号EQ と、Iチャネルの極性ビットDI に負符号を付加して入力する。この負符号を付加した極性ビットDI は、タップ係数C-1〜C-n,CX-1〜CX-nを共通化する為であり、例えば、乗算器56の出力信号を加算器59に入力する過程に於いて−1を乗算することも可能であるが、演算過程が複雑化することになる。
【0050】
なお、タップ係数を単に共通化すると、I,Q軸上で、それぞれのチャネルが示す直交側の方向が逆になるから、前述のように、Qチャネル対応の等化制御部35A−2に予め極性ビットDI に負符号を付加して入力し、且つQチャネル対応の前タップ等化部29A−2の直交フィルタ部404 の出力信号に−1を乗算しているものである。このように、I,Qチャネル対応の前方タップ等化器29A−1,29A−2のタップ係数を共通化することによって、等化制御部35Aの構成を簡単化できる。
【0051】
図5は本発明の第3の実施の形態の説明図であり、61は入力端子、62は準同期検波部、63は局部発振器、64,65はバンドパスフィルタ、66,67はAD変換器(A/D)、68は電圧制御クロック発生器、69は等化器、70は位相回転部、71は電圧制御の位相制御信号発生器、72は制御部、73,74はローパスフィルタ、75は等化制御部、76は逆位相回転部、77,78は出力端子、79はセレクタ(SEL)である。
【0052】
この実施の形態は、図1に示す構成に、セレクタ79を付加した構成に相当し、準同期検波部62,位相回転部70,制御部72,逆位相回転部76等については、図1に示す構成と同様であって重複した説明は省略する。前述のセレクタ79に、等化器69に入力されるI,Qチャネル信号と、逆位相回転部76により逆位相回転されたI,Qチャネル信号とを入力し、制御信号ctによって選択して等化制御部75に入力するものである。
【0053】
同期引込みの状態に於いては、位相回転部70によるI,Qチャネル信号の位相回転は、入力直交変調信号の搬送波の位相変動に対応して行われるから、セレクタ79により逆位相回転部76により逆位相回転されたI,Qチャネル信号を選択して等化制御部75に入力する。又同期外れの状態に於いては、位相回転部70によるI,Qチャネル信号の位相回転が高速に行われることになり、逆位相回転部76により元の位相に戻したとしても、精度が低いものとなるから、等化器69に入力されるI,Qチャネル信号をセレクタ79により選択して等化制御部75に入力する。
【0054】
従って、セレクタ79を制御する制御信号ctは、例えば、図示を省略した後段の同期監視部等に於けるビットエラーレート等を基にした同期確立や同期外れの判定により形成することができる。それによって、同期引込みの過程に於ける不確定性の大きい逆位相回転を行ったI,Qチャネル信号の極性ビットと誤差信号とを用いるよりも、入力されたI,Qチャネル信号の極性ビットと誤差信号とを用いて等化器69を制御するタップ係数を生成し、同期引込みの高速化を図ることができる。
【0055】
図6は本発明の第4の実施の形態の説明図であり、81は入力端子、82は準同期検波部、83は局部発振器、84,85はバンドパスフィルタ、86,87はAD変換器(A/D)、88は電圧制御クロック発生器、89Aは前方タップ等化器、89Bは後方タップ等化器、90は位相回転部、91は電圧制御の位相制御信号発生器、92は制御部、93,94はローパスフィルタ、95A,95Bは等化制御部、96は逆位相回転部、97,98は出力端子、99はセレクタ(SEL)である。
【0056】
この実施の形態は、図2に示す構成に、セレクタ99を付加した構成に相当し、準同期検波部82,位相回転部90,制御部92,逆位相回転部96等については、図2に示す構成と同様であって重複した説明は省略する。前述のセレクタ99は、図5に於けるセレクタ79と同様に制御信号ctによって、前方タップ等化器89Aに入力されるI,Qチャネル信号と、逆位相回転部96により逆位相回転されたI,Qチャネル信号とを選択して等化制御部95Aに入力するものである。
【0057】
それによって、同期引込みの過程に於ける不確定性の大きい逆位相回転を行ったI,Qチャネル信号の極性ビットと誤差信号とを用いるよりも、入力されたI,Qチャネル信号の極性ビットと誤差信号とを用いて前方タップ等化器89Aを制御するタップ係数を生成し、同期引込みの高速化を図ることができる。
【0058】
図7は本発明の第5の実施の形態の説明図であり、図1と同一符号は同一部分を示し、重複した部分の動作説明を省略する。この実施の形態は、等化器9から出力されて位相回転部10に入力されるI,Qチャネル信号を分岐して、等化制御部15に入力する構成としている。従って、この等化制御部15は、位相回転部10の前段に接続した等化器9のタップ係数を、位相回転部10に入力されるI,Qチャネル信号と同一位相関係にあるI,Qチャネル信号を用いて形成することになる。即ち、位相回転される前のI,Qチャネル信号を用いるものである。それによって、図1に示す実施の形態に於ける逆位相回転部16は不要となり、構成の簡単化を図ることができる。
【0059】
図8は本発明の第6の実施の形態の説明図であり、図2と同一符号は同一部分を示し、重複した部分の動作説明を省略する。この実施の形態は、前方タップ等化器29Aから出力されて位相回転部30に入力されるI,Qチャネル信号を分岐して、等化制御部35Aに入力する構成としている。従って、この等化制御部35Aは、位相回転部30の前段に接続した前方タップ等化器39Aのタップ係数を、位相回転部30に入力されるI,Qチャネル信号と同一位相関係にあるI,Qチャネル信号を用いて形成することになる。即ち、位相回転される前のI,Qチャネル信号を用いるものである。それによって、図2に示す実施の形態に於ける逆位相回転部36は不要となり、構成の簡単化を図ることができる。
【0060】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、位相回転部10の前段に接続した等化器9のタップ係数を生成する等化制御部15に、逆位相回転部16を接続して、位相回転部10により回転された直交チャネル信号を元に戻して等化制御部15に入力することにより、等化制御部15は、等化器9の入力直交チャネル信号の位相に対応した等化出力直交チャネル信号の極性ビットと誤差信号とを用いてタップ係数を生成することが可能となり、入力直交変調信号の搬送波の周波数又は位相が変動しても、比較的簡単な構成によって等化動作の安定化を図ることができる利点がある。
【0061】
又等化器9を前方タップ等化器29Aと後方タップ等化器29Bとに分けて、位相回転部30の前段に前方タップ等化器29Aを接続し、後段に後方タップ等化器29Bを接続した構成に於いても、前方タップ等化器29Aのタップ係数を生成する等化制御部35Aに逆位相回転部36を接続することにより、前方タップ等化器29Aに入力される直交チャネル信号に対応した位相の等化後の直交チャネル信号の極性ビットと誤差信号とを用いてタップ係数を生成することが可能となり、比較的簡単な構成によって等化動作の安定化を図ることができる利点がある。
【0062】
又前方タップ等化器の直交チャネル信号対応の一方の等化部と他方の等化部とのタップ係数を共通化することにより、このタップ係数を生成する等化制御部の構成も簡単となり、コストダウンを図ることができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の説明図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態の説明図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態の前方タップ等化器の説明図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の等化制御部の要部説明図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態の説明図である。
【図6】本発明の第4の実施の形態の説明図である。
【図7】本発明の第5の実施の形態の説明図である。
【図8】本発明の第6の実施の形態の説明図である。
【図9】従来例のアナログ搬送波再生による復調装置の説明図である。
【図10】従来例のディジタル搬送波再生による復調装置の説明図である。
【図11】位相回転部及び制御信号発生器の説明図である。
【図12】トランスバーサル等化器の説明図である。
【図13】従来例の制御部の要部説明図である。
【図14】従来の復調装置の一例の説明図である。
【図15】従来の復調装置の他の例の説明図である。
【符号の説明】
1 入力端子
2 準同期検波部
3 局部発振器
4,5 バンドパスフィルタ
6,7 AD変換器(A/D)
9 等化器
10 位相回転部
11 電圧制御の位相制御信号発生器
12 制御部
15 等化制御部
16 逆位相回転部
Claims (2)
- 入力直交変調信号を局部発振器からの固定周波数の発振出力信号により検波する準同期検波部と、該準同期検波部の検波出力信号をディジタル信号に変換した直交チャネル信号を等化する等化器と、該等化器の等化出力の直交チャネル信号の位相回転を行う位相回転部とを含む復調装置に於いて、
前記位相回転部の前段に接続した前記等化器のタップ係数を生成する等化制御部と、
前記位相回転部により位相回転された直交チャネル信号を元に戻すように逆位相回転させる逆位相回転部と、
前記等化器に入力される直交チャネル信号を同期引込み時に選択し、同期引込み後に前記逆位相回転部により逆位相回転された直交チャネル信号を選択して、前記等化制御部に入力するセレクトと
を備えたことを特徴とする復調装置。 - 入力直交変調信号を局部発振器からの固定周波数の発振出力信号により検波する準同期検波部と、該準同期検波部の検波出力信号をディジタル信号に変換した直交チャネル信号を等化する等化器と、該等化器の等化出力の直交チャネル信号の位相回転を行う位相回転部とを含む復調装置に於いて、
前記等化器を、中心タップの前段に相当する前方タップ等化器と、後段に相当する後方タップ等化器とに分割し、前記前方タップ等化器を前記位相回転部の前段に接続し、前記後方タップ等化器を前記位相回転部の後段に接続し、前記前方タップ等化器のタップ係数を生成する等化制御部に、同期引込み時に前記前方タップ等化器に入力される直交チャネル信号を選択し、同期引込み後に前記後方タップ等化器により等化された直交チャネル信号を選択して入力するセレクタを設けた
ことを特徴とする復調装置。
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