JP3728363B2 - 車両の床面洗浄装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、バスや鉄道の客車の床を洗浄する装置に関するもので、洗剤入りの水を供給しながら回転ブラシで床面を洗浄する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
台車の前端に装着した回転ブラシの中心から洗剤入りの水を供給しながらその回転ブラシを回転させて床面を洗浄する装置は、鉄道の客車の床を洗浄するのに広く用いられている。この種の装置は、操作ハンドルの付いた台車に洗浄水タンク、汚水タンク、吸引ブロワ及びバッテリーを搭載し、台車の前端に回転ブラシとその駆動モータを取り付けた構造をしている。
【0003】
洗浄水タンクには洗剤入りの水が蓄えられ、それが水パイプで回転ブラシの中心に供給されるようになっている。回転ブラシの周囲には、水の飛散を防止するためのスカートが設けられ、このスカートで囲まれた部分の空気を吸引する吸引パイプが汚水タンクの上部に繋がっている。また汚水タンクの上部には、吸引ブロワの吸込口が連結されており、その吸込口は水滴を遮るためのバッファとミストセパレータが取り付けられている。
【0004】
ブロワを駆動して回転ブラシを回転させると、洗剤入りの水の存在下で回転ブラシが床面を擦って洗浄し、汚水はスカートの隙間または別に設けた吸気口から流入する空気とともに吸引パイプを通って汚水タンクへと運ばれる。吸引ブロワは汚水タンクから空気を吸引して汚水タンク内を負圧に維持しており、バッファやミストセパレータで分離された汚水は、汚水タンクに溜まる。台車には車輪と操作ハンドルが付いているので、作業者が装置を押し進めていくことにより、床面の洗浄が行われる。
【0005】
客車には座席が設けられており、たとえば通勤用の客車などでは、図4に示すように、車両41の側壁に沿って座席42が配置されている。座席の足下の部分は、座席の前縁43より後退しており、その後退寸法Lは図3に示すように通常20cm程度である。一方、洗浄装置は台車上に搭載されているタンクやバッテリー及び操作ハンドルを支持しているフレーム等の関係で、台車上の高さは座席の座面の高さより高くなる。そこで洗浄装置の前端の回転ブラシを取り付けた部分を低く造り、この前端部分を座席の下に差し込むように台車を動かして(図4の矢印A参照)、座席の足下部分の床面の洗浄を行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような洗浄作業では、座席の足下の部分を洗浄するとき、座席に向けて洗浄装置を前後進させる操作と、座席に沿って洗浄装置を横移動させる操作とを行わねばならず、装置の前後進と横移動とを交互に行うという操作は必ずしも容易ではないので、作業能率が良いとは言えず、作業負担もそれなりに大きいという問題がある。
【0007】
そこでこの発明は、車両の床面特に座席の足下の部分の床面をより能率良くかつより少ない作業負担で洗浄することができる、構造が簡単で、従って安価に提供することが可能な装置を得ることを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の車両の床面洗浄装置は、後部に操作ハンドル7を設けた台車1の前部に昇降装置39により昇降可能なブラシ板27を介して床面を摺擦する回転ブラシ35が装着されている車両の床面洗浄装置において、ブラシ板27を台車1の左右方向に移動自在に案内するガイド手段26と、ブラシ板27をこのガイド手段26に沿って往復移動させる往復駆動手段31とを備え、ブラシ板 (27) を座席側に移動させた状態で当該ブラシ板が車両の座席の足下の後退した部分に差し込まれることを特徴とするものである。
【0009】
【作用】
この種の装置は、普通バッテリーを駆動源としているので、往復駆動手段31は電気を駆動源とするものが便利で、その操作スイッチ類は操作ハンドル7に配置される。通常状態においては、ブラシ板27は台車1の前方中央に位置させて洗浄を行う。座席の足下の床面を洗浄するときは、前記スイッチを操作して往復駆動手段31を駆動し、ブラシ板27をガイド手段26に沿って座席側に移動させる。その移動量は前に説明したように最大20cm程度である。
【0010】
ブラシ板27を座席側に移動させた状態で装置を座席の前縁43に沿って移動すれば、ブラシ板27が座席の足下の後退した部分に差し込まれた状態で移動していくから、従来のように前後移動と横移動とを繰り返さなくても、座席の足下の床面を洗浄することができる。
【0011】
ブラシ板27は台車の左右方向に移動できるようにするのが機能上はより好ましいが、通常の車両の洗浄作業においてはいずれか一方の方向に横移動できるようにしておけば充分である。片側にのみ横移動する構造であれば、往復駆動手段31を一方の移動端に移動させたときに、ブラシ板27が台車1の前方中央にくるように設計製作することができるので、往復駆動装置の操作や制御もより簡単になり、ガイド手段26や往復駆動手段31のストロークも小さくて良いから、装置をより安価に提供することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下この発明の実施の形態を図1及び2に示す実施例に基づいて説明する。
台車1は1個の固定車輪2と2個のキャスター車輪3を備えており、固定車輪2が前方中央に配置されている。台車1の底面中央には走行モータ4が搭載されており、この走行モータ4はベルト駆動により固定車輪2を駆動している。この走行モータは台車を走行させるときの作業者の作業負担を軽減するために設けられているものであり、図示しないスライド台に搭載され、必要のないときはそのスライド台を移動させることによってベルト5を緩めて固定車輪2の空回転負荷を低減するようになっている。
【0013】
台車1の後部には、上方に延びる後枠6が設けられ、この後枠の上端が操作ハンドル7となっている。また台車1の両側部には側枠8が設けられており、両側部前端には支柱9が立設されている。
【0014】
台車1上の両側枠8、8の間には下部に金属製の支え台11が載置されており、支え台と台車の上面との間にバッテリー12及び吸引ブロワ13が収納されている。支え台の上面には、台形の汚水タンク14及び洗浄水タンク15が並置され、両者14、15の上面を跨ぐようにしてミストセパレータ16が設けられている。ミストセパレータ16の一方にはスカートで囲まれた空気を吸引する吸引パイプ17が連結され、他方には吸引ブロワ13に連結された繋ぎパイプ18が連結されている。これらの機器の構造及び作用は従来装置と同じであり、各機器がどのように動作するかの概要は前述したので、詳細については省略する。
【0015】
支柱9には左右の支柱を繋ぐように装架された上シャフト21と、各支柱から内側に突出するように上シャフト21と平行に設けた下ピン22とが装着されており、上シャフト21及び下ピン22にそれぞれ基端を枢着した上リンク23と下リンク24とが前方に延びている。上リンク23と下リンク24の先端は、その基端側と等しい上下間隔で昇降枠25に枢着されている。すなわち上リンク23と下リンク24とは、平行リンク機構を構成している。
【0016】
昇降枠25の下端には、台車1の左右方向に延びる下向きCチャンネル型のガイド部材26が固着されている。一方ブラシ板27の上面には、前後(台車の前後)方向に間隔を隔てて左右方向に延びる2枚のプレート28、28が立設されており、このプレートの両外側面にガイド部材26の内側面で案内されるガイドシュー29、29が取り付けられている。すなわちガイドシュー29、29をガイド部材26の端部からガイド部材26内へ差し込むことにより、ブラシ板27がガイド部材26に沿って台車1の左右方向に移動自在に装着される。
【0017】
下向きCチャンネル型のガイド部材26とブラシ板27から上方に延びる2枚のプレート28、28との間に形成される断面矩形の空間に、ストロークモータ31が収納されている。ストロークモータ31は、シリンダ32内に収容したピストンを電動機で駆動されるボールネジで往復動させるようにしたもので、ピストンから延びるロッド33の先端とシリンダ32の基端とはトラニオン構造によりそれぞれブラシ板27とガイド部材26とに連結されている。平面矩形のブラシ板27の四隅には、ブラシ板が車両の壁面等に当接して傷つけるのを防ぐためのローラ34が軸支されている。
【0018】
ブラシ板27の下面には、従来装置と同様複数個の回転ブラシ35が配置され、ブラシ板27の四辺からは下方にスカート36が上下動できる構造で垂下されている。回転ブラシ35の駆動モータ37は、ブラシ板27の上面の台車1側の部分に搭載されている。
【0019】
ブラシ板27の略中央部に蛇腹管で出来た吸引パイプ17が接続されており、この吸引パイプの他端は汚水タンク14の上部に接続されている。また洗浄水タンク15の洗浄水は、可撓パイプからなる水パイプ38で回転ブラシ35の回転軸の上端に供給されている。吸引パイプ17及び水パイプ38を可撓性パイプとしてブラシ板27の横移動を妨げないようにする点以外は、従来構造と同様である。
【0020】
ストロークモータ31の電動機を駆動する正逆転スイッチは、操作ハンドル7に配置する。作業者は台車を押しながら正逆転スイッチを操作することにより、ブラシ板27を横方向に進出させたり、台車の前方中央に位置させたりして洗浄作業を行う。座席42の足下の後退寸法(図3のL)に応じたブラシ板27の横方向移動量は、正逆転スイッチの操作時間によって調整することができる。
【0021】
なおこの実施例のブラシ板27の昇降装置39は、前述した上リンク23及び下リンク24による平行リンク機構で構成されており、その上下駆動は横方向駆動と同様なストロークモータ31を、例えば台車下に設けて行うことができる。ブラシ板27の昇降装置は、回転ブラシ35を駆動しないときにブラシを床面から離すために従来装置にも設けられているものである。上記実施例のようにブラシ板27のストロークモータ31を昇降装置39の前端に設けることにより、昇降装置及びストロークモータ31をコンパクトに構成することができ、装置の座席の下へ差し込まれる部分の高さを低くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の床面洗浄装置の側面図
【図2】本発明の床面洗浄装置の要部斜視図
【図3】車両の洗浄動作を示す正面図
【図4】車両の洗浄動作を示す平面図
【符号の説明】
1 台車
7 操作ハンドル
26 ガイド部材
27 ブラシ板
31 ストロークモータ
35 回転ブラシ
39 昇降装置

Claims (1)

  1. 後部に操作ハンドル(7)を設けた台車(1)の前部に昇降装置(39)により昇降可能なブラシ板(27)を介して床面を摺擦する回転ブラシ(35)が装着されている車両の床面洗浄装置において、ブラシ板(27)を台車(1)の左右方向に移動自在に案内するガイド手段(26)と、ブラシ板(27)をこのガイド手段(26)に沿って往復移動させる往復駆動手段(31)とを備え、ブラシ板 (27) を座席側に移動させた状態で当該ブラシ板が車両の座席の足下の後退した部分に差し込まれることを特徴とする、車両の床面洗浄装置。
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