JP3726971B2 - 並列プロセツサ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【目次】
以下の順序で本発明を説明する。
産業上の利用分野
従来の技術(図10〜図19)
発明が解決しようとする課題(図10、図14及び図15)
課題を解決するための手段(図1、図5、図7及び図10)
作用(図1、図5、図7及び図10)
実施例(図1〜図10)
発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】
本発明は並列プロセツサ装置に関し、例えば映像信号のデイジタル処理に用いられる並列プロセツサに関するものである。
【0003】
【従来の技術】
従来、画像データに対する信号処理の分野においては、1枚の画像を構成する全ての画素に対して同様の演算処理を施すことが多い。多くのデータに対して同様の演算処理を高速に実行するために、SIMD(Single Instruction Multiple Data stream (単一命令複数データ))型アーキテクチヤが提案され、画像信号処理に限らず広い分野で利用されている。SIMD型アーキテクチヤは、演算装置を必要な個数だけ並べて、各々の演算装置が同一の命令に従つて動作するようにした構成である。従つて、各々の演算装置に別々のデータを与えると、それぞれのデータに対する演算結果が一度に得られる。SIMD型処理装置の画像処理への適用として、例えばSVP(SERIAL VIDEO PROCESSOR/Proceedings of the IEEEE 1990 CUSTOM INTEGRATED CIRCUITS CONFERENCE /P17 3.1〜4)に示される装置が知られている。
【0004】
この装置は、具体的には例えば図10に示すような並列プロセツサ1で構成されている。図中2は1走査線分の画素データを、シリアルデータ入力SINから逐次的に入力するためのデータ入力レジスタ(以下、DIRと呼ぶ)である。3は1走査線分の画素データを並列に処理するための複数のプロセツサエレメント(以下、PEと呼ぶ)である。4は1走査線分の処理された画素データを、シリアルデータ出力SOUT へ逐次的に出力するためのデータ出力レジスタ(以下、DORと呼ぶ)である。
【0005】
このような並列プロセツサ1で、図11に示すように、p(1、1)〜p(m、n)のm×n個の画素で構成される画像データを処理する手順を、図13を用いて以下に説明する。任意のi、j(但し1≦i≦m、1≦j≦n)の画素p(i、j)は、複数ビツトで表現されても良い。画像の走査は通常左から右、かつ上から下という順序で行われるので、画像データは一般に図12に示すような構造で伝送される。ここで、1ライン分の画素データを走査する時間を水平期間と呼ぶ。また走査が画面の右端から左端へ戻るための時間をブランキング期間と呼ぶ。例えばiライン目の右端の画素p(i、n)と、次のラインの左端の画素p(i+1、1)との画素データの間には、ブランキング期間が存在する。
【0006】
図13において、各画素がそれぞれ複数ビツトで構成される映像信号が、画素単位で入力端子に逐次的に入力される。最初の1水平期間の時間で、1ライン目の画素データが、1ライン分の容量を有するDIR2に格納される。DIR2に格納された映像信号の1ライン目の各画素のデータは、その後のブランキング期間内に並列に出力され、1つのPE3につき1画素のデータが、1ライン分の個数並べられたPE3に、並列に供給される。
【0007】
次の1水平期間で、各PE3は供給された1ライン目の画素データに対して演算処理を行う。同時にDIR2には2ライン目の画素データが逐次的に入力される。続くブランキング期間内に各PE3から、処理の施された1ライン目の画素データがDOR4に並列に供給される。同時にDIR2からは2ライン目の画素データがPE3に並列に供給される。次の1水平期間でDOR4に格納された1ライン目の画素データが、逐次的に出力端子に出力される。同時にPE3は2ライン目の画素データの演算処理を行い、DIR2には3ライン目の画素データが逐次的に入力される。
【0008】
これ以降はPE3がiライン目の画素データを処理している時は、DIR2は(i+1)ライン目の画素データを入力し、DOR4は(i−1)ライン目の画素データを出力することが繰り返される。DIR2、PE3、DOR4が以上のように同期して動作することで、各水平期間毎に演算処理された映像信号が取り出される。このようにして例えば映像信号のデイジタル処理が行われる。
【0009】
上述の並列プロセツサ1を構成する部分であるDIR2、DOR4についてさらに詳細に説明する。DIR2は図14に示すように、ポインタ5とメモリ6から構成されている。ポインタ5は入力としてポインタ制御信号S1 を持ち、出力としてポインタ出力S2 を持つ。ポインタ制御信号S1 は、クロツク入力S11とポインタ入力S12である。
【0010】
ポインタ出力S2 はメモリ6のポインタ入力に接続されている。ポインタ5はシフトレジスタ回路で構成されている。シフトレジスタ回路は、シリアル信号とパラレル信号の相互変換を行う際に広く使われている回路である(例えば横井与次郎著「デイジタルIC実用回路マニユアル」)。メモリ6は入力としてシリアルデータ入力バス7とポインタ入力を持ち、出力としてパラレルデータ出力バス8を持つ。シリアルデータ入力バス7及びパラレルデータ出力バス8は1画素のデータを表現するのに十分なビツト幅を持つ。
【0011】
DIR2の動作を図16及び図17を用いて説明する。ポインタ出力S2 が論理「1」となつている部分のメモリ6が、シリアルデータ入力バス7に現れたデータを格納する。水平期間の最初だけポインタ入力S12に論理「1」を与え、クロツク入力S11にパルスを与えるのと同期して、シリアルデータ入力バス7に、例えばiライン目の画素データとしてp(i、1)〜p(i、n)を逐次的に与えると1ライン分の画素データがDIR2のメモリ6に格納される。
【0012】
DOR4は図15に示すように、ポインタ9とメモリ10から構成されている。ポインタ9は入力としてポインタ制御信号S3 を持ち、出力としてポインタ出力S4 を持つ。ポインタ制御信号S3 は、クロツク入力S31とポインタ入力S32である。ポインタ出力S4 はメモリ10のポインタ入力に接続されている。ポインタ9は、DIR2と同様にシフトレジスタ回路で構成されている。メモリ10は入力としてパラレルデータ入力バス11とポインタ入力を持ち、出力としてシリアルデータ出力バス12を持つ。パラレルデータ入力バス11及びシリアルデータ出力バス12は1画素のデータを表現するのに十分なビツト幅を持つ。
【0013】
DOR4の動作を図18及び図19を用いて説明する。ポインタ出力S4 が論理「1」となつている部分のメモリ9に格納されているデータが、シリアルデータ出力バス12に現れる。水平期間の最初だけポインタ入力S32に論理「1」を与え、クロツク入力S31にパルスを与えると、それに同期して画素データがシリアルデータ出力バス12に現れる。1ライン分の画素数のパルスをクロツク入力S31に与えると、例えばiライン目の画素データとしてq(i、1)〜q(i、n)がDOR4のメモリ10から、シリアルデータ出力バス12に取り出される。なお上述の説明と図14及び図15より明らかなように、ポインタ5、9はDIR2においてもDOR4においても全く同等の回路が使用される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
ところで上述したように1ラインあたり例えばn個の画素をDIR2に入力して、n個のPE3を用いて演算処理を行い、n個の画素をDOR4から出力する場合、従来の並列プロセツサ1で、効率良く処理を行うことができる。しかし1ラインあたりの入力画素数と1ラインあたりの出力画素数が異なるような信号処理を行いたい場合、上述の並列プロセツサ1では実現が困難であつた。
【0015】
例えば画像の拡大処理を行う場合、横方向の倍率をr(但しr>1)とすると、1ラインあたりn個の入力画素を処理して、1ラインあたり(n×r)個の出力画素を生成する必要がある。そこで入力されてくるn個の画素データを、DIR2の(n×r)個のメモリ6に飛び飛びに格納して、(n×r)個のPE3によつて演算処理を行い、DOR4の(n×r)個のメモリ10から(n×r)個の画素データを出力する。ところが上述した並列プロセツサ1においては、DIR2のポインタ5に一般的なシフトレジスタ回路を用いているため、クロツク入力S11を1パルス与えた時にポインタ出力S2 を1つシフトすることしかできなかつた。
【0016】
従つて、例えば1個の画素データをDIR2の2個のメモリ6に格納するためには、DIR2のシリアルデータ入力7に供給される画像データの転送速度の、2倍の速度でDIR2のポインタ入力S12にクロツク入力S11を与える必要があつた。しかし例えばビデオ信号の転送速度は高速なので、ビデオ信号の何倍もの速度でポインタ5のクロツク入力S11を発生することは非常に困難であつた。このような理由で画像の拡大処理は困難であつた。
【0017】
また例えば画像の縮小処理を行う場合、横方向の倍率をs(但しs<1)とすると、1ラインあたりn個の入力画素を処理して、1ラインあたり(n×s)個の出力画素を生成する必要がある。そこで入力されてくるn個の画素データを、DIR2のn個のメモリ6に格納して、n個のPE3によつて演算処理を行い、DOR4のn個のメモリ10から必要な(n×s)個の画素データだけを飛び飛びに出力する。ところが上述した並列プロセツサ1においては、DOR4のポインタ9に一般的なシフトレジスタ回路を用いているため、クロツク入力S31を1パルス与えた時にポインタ出力S4 を1つシフトすることしかできなかつた。
【0018】
従つて、例えばDOR4の2個のメモリ10から1個の画素データを取り出し、1個の画素データを読み飛ばすためには、DOR4のシリアルデータ出力12に供給される画像データの転送速度の2倍の速度でDOR4のポインタ入力S32にクロツク入力S31を与える必要があつた。しかし例えばビデオ信号の転送速度は高速なので、ビデオ信号の何倍もの速度でポインタ9のクロツク入力S31を発生することは非常に困難であつた。このような理由で、画像の縮小も困難であつた。
【0019】
上述のように従来の並列プロセツサには、DIR2のポインタ5に一般的なシフトレジスタ回路を用いているため、DIR2に画素データを飛び飛びに格納することは、非常に高速なクロツク信号が必要になることから実現が困難であつた。またDOR4のポインタ9にも一般的なシフトレジスタ回路を用いているため、DOR4から画素データを飛び飛びに取り出すことは、非常に高速なクロツク信号が必要になることから実現が困難であつた。
【0020】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、シリアルデータを所定単位でパラレルデータに変換して並列に処理した後シリアルデータとして出力する際に、高速なクロツク信号を必要とせずにデータを任意に飛び飛びに処理して出力し得る並列プロセツサ装置を提案しようとするものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため本発明においては、シリアルデータでなる複数の第1のデータをシリアル入力パラレル出力のデータ入力レジスタ(30)に入力し、そのデータ入力レジスタ(30)のパラレル出力(8)を複数のプロセツサエレメント(3)に並列に供給して、第1のデータをプロセツサエレメント(3)で演算処理し、その演算結果としてプロセツサエレメント(3)から並列に出力される複数の第2のデータを、パラレル入力シリアル出力のデータ出力レジスタ(31)に並列に入力し、そのデータ出力レジスタ(31)のシリアル出力(12)より第2のデータをシリアルデータとして出力する並列プロセツサ装置(1)において、データ入力レジスタ(30)へのデータ書き込み番地を制御する第1のポインタモード制御手段(21)を設け、第1のデータをデータ入力レジスタ(30)に入力する際の第1のデータの個数と間隔を制御するようにした。
【0022】
また本発明においては、シリアルデータでなる複数の第1のデータをシリアル入力パラレル出力のデータ入力レジスタ(30)に入力し、そのデータ入力レジスタ(30)のパラレル出力(8)を複数のプロセツサエレメント(3)に並列に供給して、第1のデータをプロセツサエレメント(3)で演算処理し、その演算結果としてプロセツサエレメント(3)から並列に出力される複数の第2のデータを、パラレル入力シリアル出力のデータ出力レジスタ(31)に並列に入力し、そのデータ出力レジスタ(31)のシリアル出力(12)より第2のデータをシリアルデータとして出力する並列プロセツサ装置(1)において、データ出力レジスタ(31)からのデータ読み出し番地を制御する第2のポインタモード制御手段(21)を設け、第2のデータをデータ出力レジスタ(31)から出力する際の第2のデータの間隔を制御するようにした。
【0023】
さらに本発明においては、シリアルデータでなる複数の第1のデータをシリアル入力パラレル出力のデータ入力レジスタ(30)に入力し、そのデータ入力レジスタ(30)のパラレル出力(8)を複数のプロセツサエレメント(3)に並列に供給して、第1のデータをプロセツサエレメント(3)で演算処理し、その演算結果としてプロセツサエレメント(3)から並列に出力される複数の第2のデータを、パラレル入力シリアル出力のデータ出力レジスタ(31)に並列に入力し、そのデータ出力レジスタ(31)のシリアル出力(12)より第2のデータをシリアルデータとして出力する並列プロセツサ装置(1)において、データ入力レジスタ(30)へのデータ書き込み番地を制御する第1のポインタモード制御手段(21)と、データ出力レジスタ(31)からのデータ読み出し番地を制御する第2のポインタモード制御手段(21)とを設け、第1のデータをデータ入力レジスタ(30)に入力する際の第1のデータの個数と間隔を制御すると共に、第2のデータをデータ出力レジスタ(31)から出力する際の第2のデータの間隔を制御するようにした。
【0024】
【作用】
データ入力レジスタ(30)へのデータ書き込み番地を制御する第1のポインタモード制御手段(21)を設け、第1のデータをデータ入力レジスタ(30)に入力する際の第1のデータの個数と間隔を制御するようにしたことにより、従来1つずつしかポインタ出力をシフトできなかつたところを、任意の個数や間隔でシフトでき、かくして高速なクロツクを必要とすることなく、データ入力レジスタ(30)にデータを飛び飛びに格納することができる。
【0025】
また、データ出力レジスタ(31)からのデータ読み出し番地を制御する第2のポインタモード制御手段(21)を設け、第2のデータをデータ出力レジスタ(31)から出力する際の第2のデータの間隔を制御するようにしたことにより、従来1つずつしかポインタ出力をシフトできなかつたところを、任意の間隔でシフトでき、かくして高速なクロツクを必要とすることなく、データ出力レジスタ(31)からデータを飛び飛びに取り出すことができる。
【0026】
【実施例】
以下図面について、本発明の一実施例を詳述する。
【0027】
図1において、20は全体として本発明の一実施例によるポインタを示し、従来のポインタ5及び9に換わるものであり、DIR2のポインタとしても、DOR4のポインタとしても利用できる。従来のポインタ5、9と同様の目的でポインタ制御信号S5 としてクロツク入力S51とポインタ入力S52、複数のポインタ出力S6 を持つ。21はポインタ20のモードを制御するためのポインタモード制御回路である。
【0028】
この実施例の場合、ポインタモード制御回路21は複数の1ビツトメモリ22で実現されており、この1ビツトメモリ22へのデータ書き込み用入力23を持つ。データ書き込み用入力23へは、任意のデータを書き込むために別の回路を接続する。例えばPE3の出力の一部を接続しても良いし、予めデータを登録してあるROMやRAMの出力を接続しても良い。ポインタモード制御回路21の出力24はポインタ20の内部の第1のセレクタ25、第2のセレクタ26に接続されている。
【0029】
27はポインタ20を構成する複数の単位遅延素子の1つである。25は単位遅延素子27の入力を選択する第1のセレクタであり、第1のセレクタ25の第1のセレクト入力28はポインタモード制御回路21の出力24を受け取る。第1のセレクタ25は、第1のセレクト入力28が論理「0」である場合、前段から転送されてくる信号を選択し単位遅延素子27に接続する。また第1のセレクタ25は、第1のセレクト入力28が論理「1」である場合、論理「0」である信号を選択し単位遅延素子27に接続する。
【0030】
26は単位遅延素子27の後段への出力を選択する第2のセレクタであり、第2のセレクタ26の第2のセレクト入力29はポインタモード制御回路21の出力24を受け取る。第2のセレクタ26は、第2のセレクト入力29が論理「0」である場合は、前段から転送されてくる信号を選択し、後段の第1のセレクタ25bに接続する。また第2のセレクタ26は、第2のセレクト入力29が論理「1」である場合は、単位遅延素子27の出力信号を選択して、後段の第1のセレクタ25bに接続する。
【0031】
以上の構成において、単位遅延素子27は、図2に示す原理で動作する。図2(A)は単位遅延素子27と、その単位遅延素子27の入力側及び出力側に配される第1のセレクタ25及び第2のセレクタ26をそれぞれ1つだけ取り出して示す。ここで第1のセレクト入力28と、第2のセレクト入力29の組合せによつて、図2(B)〜図2(E)に示すような4つのモードが考えられる。図2(B)のモードで単位遅延素子27は、一般的なシフトレジスタ回路を構成する単位遅延素子として動作する。従つて、全ての単位遅延素子27を図2(B)のモードに設定すると、従来のポインタ5、9と同等に動作する。また図2(C)のモードで単位遅延素子27は、シフトレジスタ回路から切り放され、前段からのポインタ信号は単位遅延素子27を飛び越して後段へ渡される。従つて任意の個数の単位遅延素子27を図2(C)のモードに設定することで、ポインタ信号を任意の間隔で飛び飛びにシフトするようなシフトレジスタ回路を構成できる。
【0032】
さらに図2(D)のモードで単位遅延素子27は、前段からのポインタ信号を受け取るが、前段からのポインタ信号は単位遅延素子27を飛び越して後段へも渡される。従つて、任意の個数の単位遅延素子27を図2(D)のモードに設定することで、ポインタ信号を任意の個数の幅を持つてシフトするようなシフトレジスタ回路を構成できる。さらにまた図2(E)のモードで単位遅延素子27は、ポインタ信号の後段への伝達を終端する動作をする。すなわち、図2(E)のモードである単位遅延素子27よりも後段にはポインタ信号は伝わらないので、後段の回路の消費電力を低く抑える効果がある。
【0033】
ここで、各々の単位遅延素子27を所望のモードとするために、第1のセレクト入力28と、第2のセレクト入力29のパターンを用意して、ポインタモード制御回路21のメモリ22に記憶させることで、任意の間隔や個数でポインタ出力をシフトするようなポインタを構成することができる。例えば図3(A)のようにポインタモード制御回路21を設定し、ポインタ入力S52にパルス入力を1つ与えると、それ以降はクロツク信号をクロツク入力S51に与える度に図3(B)、図4(A)〜図4(C)のようにポインタ出力S6 がシフトしていく。
【0034】
上述のポインタモード制御回路21を用いて構成したDIR30のポインタを図5に示し、その動作を図6に示す。所望の拡大倍率を実現するためのパターンをポインタモード入力23に与え、クロツク入力S51、ポインタ入力S52、シリアルデータ入力7に従来と同じタイミングで信号を与えるだけで、図6(A)〜図6(C)に示すように、所望の間隔や個数でDIR30のメモリ6に格納できる。従つて並列プロセツサ1にこのDIR30を用いると、入出力速度は従来と同じで、例えば画像の任意倍率の拡大処理を行うことができる。
【0035】
また上述のポインタモード制御回路21を用いて構成したDOR31のポインタを図7に示し、その動作を図8に示す。所望の縮小倍率を実現するためのパターンをポインタモード入力23に設定し、クロツク入力S51、ポインタ入力S52に従来と同じタイミングで信号を与えるだけで、図8(A)〜図8(C)に示すように、DOR31のメモリ10から、不要な演算結果をスキツプしてデータをシリアルデータ出力12上に取り出すことができる。従つて並列プロセツサ1にこのDOR31を用いると、入出力速度は従来と同じで、例えば画像の任意倍率の縮小処理を行うことができる。なお図7に示した回路をDOR31として用いる場合は、図2(D)のモードを利用することは、出力データの衝突を招くため一般には勧められない。
【0036】
以上の構成によれば、このように図5のDIR30を用いると共に、図7のDOR31を用いることにより、従来と同じタイミングでデータを入出力するだけで、例えば画像の任意倍率の拡大縮小処理を行える並列プロセツサ1を実現できる。
【0037】
なお図9に本発明の他の実施例を示す。図9の実施例は、ポインタを構成する単位遅延素子27′で図2(B)と図2(C)の2種類のモードだけを利用するものである。2種類のモード選択は1ビツトの情報で可能であるから、ポインタモード制御回路21′を構成するのに必要なメモリ22′の容量を、図1の構成と比較して半分に減らすことができる。この構成において、セレクタ26′は図1の構成における第2のセレクタ26に相当するが動作論理は逆である。すなわちセレクト入力19′が論理「0」である場合は、単位遅延素子27′の出力信号を選択して、後段のセレクタ25b′に接続する。またセレクト入力19′が論理「1」である場合は、前段から転送されてくる信号を選択し、後段のセレクタ25b′に接続する。但しセレクタ26とセレクタ26′の差は、回路図の表記上であり実際の回路レイアウトにおいては重要ではない。
【0038】
また上述の実施例においては、ポインタモード制御回路に一般的なメモリ回路を用いているが、例えばシフトレジスタ回路等のように、状態を書き換えて保持できるような機能を持つ回路であれば、同様にポインタモード制御回路に利用できる。
【0039】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、データ入力レジスタへのデータ書き込み番地を制御する第1のポインタモード制御手段を設け、第1のデータをデータ入力レジスタに入力する際の第1のデータの個数と間隔を制御するようにしたことにより、従来1つずつしかポインタ出力をシフトできなかつたところを、任意の個数や間隔でシフトでき、かくして高速なクロツクを必要とすることなく、データ入力レジスタにデータを飛び飛びに格納し得る並列プロセツサ装置を実現できる。
【0040】
また本発明によれば、データ出力レジスタからのデータ読み出し番地を制御する第2のポインタモード制御手段を設け、第2のデータをデータ出力レジスタから出力する際の第2のデータの間隔を制御するようにしたことにより、従来1つずつしかポインタ出力をシフトできなかつたところを、任意の間隔でシフトでき、かくして高速なクロツクを必要とすることなく、データ出力レジスタからデータを飛び飛びに取り出し得る並列プロセツサ装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による並列プロセツサのDIR及びDORに用いるポインタの構成を示すブロツク図である。
【図2】図1のポインタの動作原理の説明に供するブロツク図である。
【図3】図1のポインタの動作の説明に供するブロツク図である。
【図4】図1のポインタの動作の説明に供するブロツク図である。
【図5】図1のポインタを用いた並列プロセツサのDIRを示すブロツク図である。
【図6】図5のDIRの動作の説明に供するブロツク図である。
【図7】図1のポインタを用いた並列プロセツサのDORを示すブロツク図である。
【図8】図7のDORの動作の説明に供するブロツク図である。
【図9】本発明の他の実施例による並列プロセツサのDIR及びDORに用いるポインタの構成を示すブロツク図である。
【図10】並列プロセツサの全体構成を示すブロツク図である。
【図11】画像データと画素データの対応の説明に供する略線図である。
【図12】画像データの伝送形式の説明に供する略線図である。
【図13】図11の並列プロセツサによる画像データの処理手順を示す略線図である。
【図14】従来の並列プロセツサにおけるDIRの構成を示すブロツク図である。
【図15】従来の並列プロセツサにおけるDORの構成を示すブロツク図である。
【図16】従来の並列プロセツサにおけるDIRの動作の説明に供するブロツク図である。
【図17】従来の並列プロセツサにおけるDIRの動作の説明に供するブロツク図である。
【図18】従来の並列プロセツサにおけるDORの動作の説明に供するブロツク図である。
【図19】従来の並列プロセツサにおけるDORの動作の説明に供するブロツク図である。
【符号の説明】
1……並列プロセツサ、2……データ入力レジスタ(DIR)、3……プロセツサエレメント(PE)、4……データ出力レジスタ(DOR)、5、9、20……ポインタ、6、10……メモリ、7……シリアルデータ入力バス、8……パラレルデータ出力バス、11……パラレルデータ入力バス、12……シリアルデータ出力バス、21……ポインタモード制御回路、25、26……セレクタ、27……単位遅延素子。

Claims (5)

  1. シリアルデータでなる複数の第1のデータをシリアル入力パラレル出力のデータ入力レジスタに入力し、当該データ入力レジスタのパラレル出力を複数のプロセツサエレメントに並列に供給して、上記第1のデータを上記プロセツサエレメントで演算処理し、当該演算結果として上記プロセツサエレメントから並列に出力される複数の第2のデータを、パラレル入力シリアル出力のデータ出力レジスタに並列に入力し、当該データ出力レジスタのシリアル出力より上記第2のデータをシリアルデータとして出力する並列プロセツサ装置において、
    上記データ入力レジスタへのデータ書き込み番地を制御する第1のポインタモード制御手段
    を具え、上記第1のデータを上記データ入力レジスタに入力する際の上記第1のデータの個数と間隔を制御するようにした
    ことを特徴とする並列プロセツサ装置。
  2. シリアルデータでなる複数の第1のデータをシリアル入力パラレル出力のデータ入力レジスタに入力し、当該データ入力レジスタのパラレル出力を複数のプロセツサエレメントに並列に供給して、上記第1のデータを上記プロセツサエレメントで演算処理し、当該演算結果として上記プロセツサエレメントから並列に出力される複数の第2のデータを、パラレル入力シリアル出力のデータ出力レジスタに並列に入力し、当該データ出力レジスタのシリアル出力より上記第2のデータをシリアルデータとして出力する並列プロセツサ装置において、
    上記データ出力レジスタからのデータ読み出し番地を制御する第2のポインタモード制御手段
    を具え、上記第2のデータを上記データ出力レジスタから出力する際の上記第2のデータの間隔を制御するようにした
    ことを特徴とする並列プロセツサ装置。
  3. シリアルデータでなる複数の第1のデータをシリアル入力パラレル出力のデータ入力レジスタに入力し、当該データ入力レジスタのパラレル出力を複数のプロセツサエレメントに並列に供給して、上記第1のデータを上記プロセツサエレメントで演算処理し、当該演算結果として上記プロセツサエレメントから並列に出力される複数の第2のデータを、パラレル入力シリアル出力のデータ出力レジスタに並列に入力し、当該データ出力レジスタのシリアル出力より上記第2のデータをシリアルデータとして出力する並列プロセツサ装置において、
    上記データ入力レジスタへのデータ書き込み番地を制御する第1のポインタモード制御手段と、
    上記データ出力レジスタからのデータ読み出し番地を制御する第2のポインタモード制御手段と
    を具え、上記第1のデータを上記データ入力レジスタに入力する際の上記第1のデータの個数と間隔を制御すると共に、上記第2のデータを上記データ出力レジスタから出力する際の上記第2のデータの間隔を制御するようにした
    ことを特徴とする並列プロセツサ装置。
  4. 上記データ入力レジスタは、複数の単位遅延素子を直列接続すると共に、上記単位遅延素子の入力側に入力データ又は所定データを選択して入力する第1のセレクタを配し、出力側に上記入力データ又は出力データを選択して後段の上記単位遅延素子に出力する第2のセレクタを配して形成され、
    上記第1のポイントモード制御手段で、複数の上記第1及び第2のセレクタの選択状態をそれぞれ制御するようにした
    ことを特徴とする請求項1又は請求項3に記載の並列プロセツサ装置。
  5. 上記データ出力レジスタは、複数の単位遅延素子を直列接続すると共に、上記単位遅延素子の入力側に入力データ又は所定データを選択して入力する第1のセレクタを配し、出力側に上記入力データ又は出力データを選択して後段の上記単位遅延素子に出力する第2のセレクタを配して形成され、
    上記第2のポイントモード制御手段で、複数の上記第1及び第2のセレクタの選択状態をそれぞれ制御するようにした
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の並列プロセツサ装置。
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