JP3725596B2

JP3725596B2 - Pipe fixing jig

Info

Publication number: JP3725596B2
Application number: JP34819695A
Authority: JP
Inventors: 邦彦樋口; 繁彦木山
Original assignee: 株式会社長谷工コーポレーション; 有限会社大丸技建
Priority date: 1995-12-19
Filing date: 1995-12-19
Publication date: 2005-12-14
Anticipated expiration: 2015-12-19
Also published as: JPH09170681A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、集合住宅等の建物の天井スラブ等に配設される配管等を固定する治具に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、集合住宅等の建物の天井スラブ等に水道管等の配管を配設するには、例えば、図１３に示す配管固定治具が用いられている。配管固定治具１００は金属製の台座部１０１と金属製のバンド部１０２からなる。この配管固定治具１００を天井スラブ１０３に取り付けるに当たっては、天井スラブ１０３のコンクリート打設の時点で、治具を取り付ける複数箇所に予めアンカーボルト１０５を螺合するためのインサート１０４を埋設しておく。そして、天井スラブの型枠脱型後、アンカーボルト１０５をインサート１０４に螺合し、アンカーボルト１０５に配管固定治具１００の台座部１０１を螺合して取り付け、ヒンジ部１０２ａを有するバンド部１０２で配管を抱合し、このバンド部１０２をネジ１０６により台座部１０１に止着して配管を固定するようにしている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の配管固定治具には次のような問題点がある。まず、天井スラブに予めインサートを埋設する際に、スラブ型枠にインサートを固定しておくが、スラブ配筋やコンクリート打ちの時点でインサートが外れたり、曲がったりすることがある。かかる場合には、天井スラブに再度穴を開けてインサートを埋設する手間を要する。また、インサートを予め埋設するため、取り付け位置が固定され、作業現場での施工状況に応じて取り付け位置を変更することができない。したがって、変更する場合には上記と同様に別に取り付け穴を開ける手間を要することになる。
【０００４】
さらに、上記治具は、金属バンド部によって配管を固定するために、例えば給水管として凹凸を密に形成した樹脂製の鞘管方式を使用した場合は、十分な固定ができずにウォーターハンマー現象等によって配管がずれるおそれがある。そのため、この治具はそのまま鞘管には適用できないという問題点がある。
【０００５】
そこで、本発明の目的は、配管の配設が容易で作業性が良く、しかも低コストの配管固定治具を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明の配管固定治具は、係止片を有する配管配設係止部材にスライド可能に嵌合可能な係止溝を有する台座部と、配管取付部とを一体に設けたことを特徴とする。この配管固定治具は合成樹脂を一体成形してなるのが好ましい。この配管固定治具は配管配設係止部材を用いないで直接天井スラブ等に取り付けてもよい。
【０００７】
また、上記の台座部は平面略円形状であることを特徴とする。台座部の厚みを配管配設係止部材の係止溝の溝幅よりもやや狭く形成すれば、配管固定治具を容易にスライド又は回動させることができて配管の取付位置及び方向を任意に選択できる。
【０００８】
さらに、上記配管取付部には配管を支持する凹部が形成されており、この凹部に支持された配管を締め付けて固定する可撓性結束部材を有することを特徴とする。上記凹部は円弧状に形成するのが好ましく、対向する位置に１対づつ設けて１本の配管を２点で支持するのが好ましく、複数の配管を配置する場合は、複数対の凹部を設けるのが好ましい。上記可撓性結束部材には、その一端部に他端部を貫通させて係止する係止部を設けた合成樹脂製の可撓性紐状結束部材を用いるのが好ましい。
【０００９】
また、上記凹部は配管を互いに交差する方向のいずれか一方に固定可能な位置にそれぞれ形成され、交差する方向の一方向と他方向では、互いに異なる数の配管を固定するように異なる数の凹部又は異なる数の対の凹部を形成してあることを特徴とする。これにより配置すべき配管の数に応じて凹部を選択して配置・固定する。
【００１０】
さらに、上記凹部には突起部が設けてあることを特徴とする。この突起部は凹部に沿って突状に形成してあるのが好ましく、給水管に鞘管を用いた場合、鞘管の凹部を嵌め込んでずれないように固定する。この突起部は、異なるピッチの鞘管に対応できるように対の凹部の一方に設けるのが好ましい。
【００１１】
【実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図１及び２は、本発明の第１実施例に係る配管固定治具の施工状態を示すもので、図１は配管固定治具に配管を取り付ける前の状態を示し、図２は配管を取り付けた状態を示している。天井スラブ１には、配管配設係止部材であるレール部材２が配設されている。このレール部材２は、天井スラブ１のコンクリート打設後、配管の設置箇所及び設置範囲に合わせて適宜切断され、鋲３により天井スラブ１に止着される。レール部材２の幅方向両端部には、その端部を内側に折り返して係止片部２ａと係止溝２ｂが形成されている。
【００１２】
レール部材２には、配管固定治具４が取り付けられる。図６〜図９に示すように、配管固定治具４は台座部４１と配管取付部４２とからなり、これらを一体に設けたもので、合成樹脂により一体成形されている。
【００１３】
台座部４１には、レール部材２の係止片部２ａに嵌合する係止溝４１ａが形成されている。図７に示すように、台座部４１は平面円形状に形成されている。このため後述のように、レール部材２に取り付ける際あるいは取り付けた状態で、水平方向の取付角度を任意に設定することができるという利点がある。また、台座部４１には、レール部材２に打ち込まれた鋲３の頭部が通過可能な凹部４１ｂが形成されている。台座部４１の厚みは、レール部材２の係止溝２ｂの溝幅よりもやや狭く形成されているため、台座部４１はレール部材２内でスライド可能である。
【００１４】
配管取付部４２は平面略長方形状に形成されている。配管取付部４２は、係止溝４１ａから延びる軸部とそれに続く平面部とからなる基部４２ａと、その周端部から垂下して形成された配管支持部４２ｂとからなる。配管支持部４２ｂには、その対向する辺にそれぞれ対をなして、配管をはめ込む円弧状の凹部４２ｃが形成され、配管を交差する方向のいずれか一方に配置できるように構成されている。すなわち、この実施例では、平面略長方形状の配管取付部４２の対向する長辺部Ｌに当たる配管支持部４２ｂには、２対の凹部４２ｃがそれぞれ対向して形成され、短辺部Ｓに当たる配管支持部４２ｂには、１対の凹部４２ｃが対向して形成されている（図６参照）。つまり、この実施例の配管固定治具４では、上記の長辺部Ｌに当たる配管支持部４２ｂの２対の凹部４２ｃを使用すれば、図１及び２に示すように、２本の配管を平行に配設することが可能であり、また、短辺部Ｓに当たる凹部４２ｃを使用して１本の配管を配設することもできる。なお、この実施例では、上記凹部４２ｃにより長辺部Ｌで２本、短辺部Ｓで１本の配管を取り付けるようにしているが、この配置は限定されないので、例えば、長辺部Ｌで３本、短辺部Ｓで２本の配管を取り付けるようにして、その配管の数に見合った数の凹部４２ｃを形成してもよい。
【００１５】
なお、配管取付部４２の平面形状は、長方形状には限定されないので、例えば平面円形状に形成し、上記と同様に交差する方向の位置に異なる数の凹部４２ｃを形成し、併設する配管の本数に応じて凹部を選択できるようにしてもよい。
【００１６】
対向して対をなす凹部４２ｃの一方の側には、突起部４２ｄが形成されている。この突起部４２ｄは凹部４２ｃに沿って円弧状の突条に形成されている。突起部４２ｄは、配管に後記する樹脂製の鞘管を用いる場合に、鞘管の凹部に嵌合されて鞘管を固定し、ウォーターハンマー等の振動により生じるズレを有効に防止することができる。また、突起部４２ｄを対をなす凹部４２ｃの一方の側にのみ設けているので、異なるピッチの凹凸を有する鞘管に対応することができるようになっている。
【００１７】
配管取付部４２には、配管を締め付けて固定する可撓性結束部材５を挿通可能な取付孔４２ｅ，４２ｆが形成されている。すなわち、配管取付部４２の長辺部Ｌの中央部には、対向する１対の取付孔４２ｅが形成されている。この取付孔４２ｅは、配管支持部４２ｂの短辺部に形成された凹部４２ｃに配管を固定する場合に紐状の可撓性結束部材５を挿通して使用する。配管取付部４２の短辺部の凹部４２ｃの上部には、対向する１対の取付孔４２ｆが形成されている。この取付孔４２ｆは、配管支持部４２ｂの長辺部に形成された２対の凹部４２ｃに配管を固定する場合に可撓性結束部材５を挿通して使用するものである。また、図７に示すように、配管取付部４２の基部平面部の四隅には、補助的な取付孔４２ｇが４箇所形成されている。この取付孔４２ｇは、凹部４２ｃに比較的小さな径の配管を固定する場合に、可撓性結束部材５を取り付けるためのものである。したがって、この配管固定治具４は、径の異なる配管に対応することができる。なお、上記取付孔４２ｅ，４２ｆ，４２ｇの配置数及び配置位置はこの実施例に示した構成に限定されないので、凹部４２ｃの配置数を変更した場合などには適宜変更すればよい。
【００１８】
可撓性結束部材５は、この実施例では合成樹脂製の紐状係止部材を用いている。図１及び２に示すように、その一端部には係止孔を形成した係止部５ａが設けられ、他端部５ｂには図示しない小突起が形成されており、他端部５ｂを係止部５ａの係止孔に挿通した状態で、係止孔内に設けられた戻り止め突起に係合され固定されるようになっている。なお、可撓性結束部材５には銅線を芯材としてこれを合成樹脂で被覆したビニールタイを用いてもよく、その場合は係止部を設けずに、ビニールタイの端部同士を結び付けて固定するようにしてもよい。本実施例では、配管を固定するのに上記した可撓性結束部材を用いている。したがって、管だけでなく電線等の線材を束ねて結束することもできるので、この配管固定治具４は配線にも適用できる。
【００１９】
次に、配管固定治具４をレール部材２に固定するための固定手段について説明すると、図２、図７及び図８に示すように、配管固定治具４の軸部には、ボルト孔４２ｈが形成してある。このボルト孔４２ｈに下方から固定ボルト８を螺合して締め付けると、固定ボルト８の上端部がレール部材２の平面部下側に圧接され、このため台座部４１とレール部材２の係止片２ａが締め付けられて固定される。図３に示す固定ボルト８は、合成樹脂を一体成形したものであり、その頭部にはドライバー用の溝部８ａと手回し用のつまみ部８ｂが形成されている。
【００２０】
固定ボルト８に代えて図４に示すような割りピン９を用いてもよい。この割りピン９を用いる場合は、ボルト孔４２ｈに下から割りピン９を挿入し、その端部がレール部材２の平面部下側に達した時に押圧すれば、割り溝９ａが開いて、配管固定治具４の台座部４１とレール部材２の隙間に嵌入されることになる。これにより上記と同様に台座部４１とレール部材２の係止片２ａが締め付けられて固定される。
【００２１】
なお、配管固定治具４は、図６及び図９に示すように、その台座部４１の上端部が平面状に形成されているので、天井スラブ１に直接取り付けることも可能である。このための構成として、図２及び図８に示すように、ナットを取り付けることが可能なナット取付凹部４２ｉが形成されている。このナット取付凹部４２ｉに図示しないナットをはめ込んで、天井スラブ１に埋設されたインサートにボルトを介して配管固定治具４を固定すれば、天井スラブ１に直接取り付けることができる。
【００２２】
図１０〜図１３は、配管固定治具４を天井スラブ１に取り付けるための他の固定手段を示している。図１０の例では、先割れボルト１０を天井スラブ１に埋設して、そのねじ部にナットで配管固定治具４を固定する。図１１の例では、天井スラブ１に形成した取付穴１ａに硬化性樹脂１１を充填し、そこにねじ１２で配管固定治具４を固定する。図１２の例では、図示しない鋲打ち機等により鋲１３を配管固定治具４の軸部を貫通して打ち込むことにより固定する。図１３の例では、配管固定治具４の台座部４１の上端部と天井スラブ１間を両面接着テープ１４により接着・固定する。
【００２３】
本第１実施例では、配管に合成樹脂製の鞘管６を用いた例を示している。鞘管６内には可撓性の合成樹脂管７が貫通している。なお、配管固定治具４は図示した鞘管６だけでなく、硬質の合成樹脂管、金属管等にも適用できることはもちろんである。
【００２４】
次に、配管固定治具４により配管を配設する過程を説明すると、図１に示すレール部材２の端部から、配管固定治具４の台座部４１をレール部材２の係止溝２ｂにはめ込み、この配管固定治具４を設置する所定箇所までスライドさせる。この際、台座部４１の厚みはレール部材２の係止溝２ｂの溝幅より狭い厚みに形成されており（図２参照）、かつ台座部４１にはレール部材２に打ち込まれた鋲３の頭部が通過可能な逃げ凹部４１ｂが形成されているので、円滑にスライドさせることができる。配管固定治具４が所定位置に達したら、ボルト孔４２ｈに固定ボルト８をねじ込み、これを締め付けて配管固定治具４をレール部材２に固定する。この際、台座部４１は平面円形に形成されているので、配管固定治具４の向きを任意に選択できる。次に、配管支持部４２ｂの凹部４２ｃに鞘管６を当ててはめ込む。この際、図１のように、配管支持部４２ｂの長辺部Ｌの凹部４２ｃを選んで、２本の鞘管６を平行に配設してもよく、あるいは短辺部Ｓの凹部４２ｃを選んで１本の鞘管を配設してもよい。このように、本発明の配管固定治具によれば、配管の位置、方向及び本数等を任意に設定することが容易である。そして、凹部４２ｃの突起部４２ｄが鞘管６の凹部にはまり込むように取り付ける。次いで、取付孔４２ｆに通した可撓性結束部材５を鞘管６の外周に回して、可撓性結束部材５の端部５ｂを係止部５ａに通して締め付ける。この際、可撓性結束部材５は鞘管６の凹部にはまり込むように取り付け、しっかりと固定する。
【００２５】
なお、本実施例の配管固定治具４には、可撓性結束部材５が配管固定治具４に固着されていないので、可撓性結束部材５が損傷した場合の交換が極めて容易である。
【００２６】
図５に示すように、この配管固定治具４では、従来の金属バンド部からなる配管固定治具１００を取り付けて使用することもできる。すなわち、配管固定治具４の台座部４１内には、ナットＮを収容する凹部４１ｃが形成されている（図５及び図７参照）。このため凹部４１ｃ内にナットＮを嵌め込んで、配管固定治具１００に固定したボルト１０５をナットＮに螺合させ、ボルト１０５の上端部でレール部材２の内面を圧接して締め付けるようにすれば、配管固定治具４と配管固定治具１００はレール部材２に固定される。
【００２７】
図１４ないし図１７は、本発明の第２実施例に係る配管固定治具を示している。配管固定治具４０は、１本の配管を配設する治具であり、配管支持部４２ｂには配管をはめ込む凹部４２ｃが１対形成されているものである。そして、台座部４１の係止溝４１ａの下側にリング状のリブ４３が形成され、レール部材２の係止片２ａにはめ込んだ際のぐらつきを防止するようになっている。他の構成は上記第１実施例とほぼ同様であるのでその説明を省略する。
【００２８】
図２０は、第３実施例に係る配管固定治具４４を示すものである。この配管固定治具４４は、レール部材２に取り付けられる台座部４４ａと配管固定ベルト部４４ｂを合成樹脂により一体成形したものである。台座部４４ａは、第１及び第２実施例と同様に平面円形に形成されている。配管固定ベルト部４４ｂには、係止凹部４４ｃと係止凸部４４ｄが形成されており、この係止凹部４４ｃと係止凸部４４ｄを係合させることによって、配管固定ベルト部４４ｂ内に配管を保持するものである。
【００２９】
図１８及び図１９は他の実施例を概念的に示している。図１８の配管固定治具４５は、３本の配管Ｈを固定するものである。配管Ｈは鞘管でもよく、金属管等でもよい。配管固定治具４５には３本の配管Ｈを平行に配設可能な位置に、配管Ｈを支持する円弧状凹部４５ａを並列に形成してある。配管固定治具４５には可撓性結束部材Ｋを挿通可能な取付孔４５ｂ，４５ｃが形成されていると共に、可撓性結束部材Ｋを係止するフック部Ｆが凹部４５ａの間に設けてある。配管Ｈの取り付けに際しては、頭部を有する可撓性結束部材Ｋを取付孔４５ｂから挿通し、３本の配管Ｈのそれぞれの外周に掛け回すようにして各フック部Ｆに係止し、反対側の取付孔４５ｃに挿通して、図示しない係止部材により締め付けて固定する。
【００３０】
図１９は、配管Ｈを縦形に配置するための構成を有する配管固定治具４６を示している。この配管固定治具４６では、台座部４６ａと直交する方向に配管支持部４６ｂを突設してある。配管支持部４６ｂには、その片側に１個所、反対側に２個所の円弧状凹部４６ｃが形成されている。そして、配管支持部４６ｂの上下のそれぞの位置に可撓性結束部材Ｋを挿通して取り付ける取付孔４６ｄ，４６ｅが形成されている。この配管固定治具４６では配管Ｈを図示のように配置して可撓性結束部材Ｋで固定する。なお、凹部４６ｃの数及び位置は、配管Ｈの本数及び設置位置に合わせて適宜設定すればよい。また、各凹部４６ｃの近傍に図１８に示すようなフック部Ｆを複数設けるようにしてもよい。
【００３１】
なお、上記各実施例では、天井スラブに配管を配設する例を説明したが、本発明の配管固定治具は室内の壁又は床、あるいは外壁の配管固定にも用いることができる。
【００３２】
【発明の効果】
本発明の配管固定治具は、配管配設係止部材に嵌合可能な係止溝を有する台座部と配管取付部とを一体に設けてあるので、配管等の配設が容易で作業性が良く、しかも低コストである。
【００３３】
また、配管取付部に配管を支持する凹部が形成されており、この凹部にはめ込まれた配管を締め付けて固定する可撓性結束部材を有するので、配管の固定が容易で作業性が向上し、径の異なる配管、さらには配線にも適用できるので応用範囲が広い。また、メンテナンスも容易である。
【００３４】
さらに、上記配管取付部は互いに交差する方向のいずれにも配置可能な位置に配管を支持する凹部が形成され、かつこの凹部は交差する二方向では異なる本数の配管を配置可能に形成されているので、同じ配管固定治具を使用して異なる本数の配管を配設することが可能である。
【００３５】
さらに、上記凹部には突起部が設けてあるので、鞘管をずれないように固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の配管固定治具の施工状態を示す斜視図である。
【図２】配管を固定した状態を示す断面図である。
【図３】固定ボルトの斜視図である。
【図４】止着部材（割りピン）の正面図である。
【図５】金属バンド製の配管固定治具を取り付けた状態を示す断面図である。
【図６】第１実施例の配管固定治具を示す正面図である。
【図７】図６の平面図である。
【図８】図６の底面図である。
【図９】図６の側面図である。
【図１０】先割れボルトによる固定状態を示す断面図である。
【図１１】硬化性樹脂とボルトによる固定状態を示す断面図である。
【図１２】鋲打ちによる固定状態を示す断面図である。
【図１３】両面接着テープによる固定状態を示す断面図である。
【図１４】第２実施例の配管固定治具を示す正面図である。
【図１５】図１４の側面図である。
【図１６】図１４の平面図である。
【図１７】図１５の底面図である。
【図１８】他の実施例の断面図である。
【図１９】他の実施例の断面図である。
【図２０】第３実施例の配管固定治具の取付状態を示す一部断面正面図である。
【図２１】従来例の配管固定治具の取付状態を示す一部断面正面図である。
【符号の説明】
１天井スラブ
２配管配設係止部材（レール部材）
２ａ係止片
４，４０，４４，４５，４６配管固定治具
４１，４６ａ台座部
４１ａ係止溝
４２，４６ｂ配管取付部
４２ｃ，４５ａ，４６ｃ凹部
４２ｄ突起部
５，Ｋ可撓性結束部材[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a jig for fixing piping or the like disposed on a ceiling slab of a building such as an apartment house.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, for example, a pipe fixing jig shown in FIG. 13 is used to arrange a pipe such as a water pipe on a ceiling slab of a building such as an apartment house. The pipe fixing jig 100 includes a metal pedestal 101 and a metal band 102. When the pipe fixing jig 100 is attached to the ceiling slab 103, inserts 104 for screwing anchor bolts 105 are embedded in advance at a plurality of positions where the jig is attached at the time of concrete placement of the ceiling slab 103. . Then, after the formwork of the ceiling slab is removed, the anchor bolt 105 is screwed to the insert 104, the base portion 101 of the pipe fixing jig 100 is screwed to the anchor bolt 105, and the band portion 102 having the hinge portion 102a is attached. Then, the piping is conjugated, and the band portion 102 is fixed to the pedestal portion 101 with a screw 106 to fix the piping.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, the conventional pipe fixing jig has the following problems. First, when the insert is embedded in the ceiling slab in advance, the insert is fixed to the slab formwork, but the insert may come off or bend at the time of slab reinforcement or concrete placement. In such a case, it is necessary to make a hole in the ceiling slab again and embed the insert. Moreover, since the insert is embedded in advance, the attachment position is fixed, and the attachment position cannot be changed according to the construction situation at the work site. Therefore, when changing, it is necessary to make a separate mounting hole as described above.
[0004]
Furthermore, in order to fix the pipe by the metal band part, for example, when using a resin sheath pipe method in which unevenness is densely formed as a water supply pipe, the jig cannot be fixed sufficiently and the water hammer phenomenon occurs. There is a risk that the piping will shift due to such reasons. Therefore, there is a problem that this jig cannot be directly applied to the sheath tube.
[0005]
SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide a pipe fixing jig that is easy to dispose piping, has good workability, and is low in cost.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The pipe fixing jig of the present invention is characterized in that a pedestal part having a locking groove slidably fitted to a pipe arrangement locking member having a locking piece and a pipe mounting part are integrally provided. To do. This pipe fixing jig is preferably formed by integrally molding a synthetic resin. This pipe fixing jig may be directly attached to a ceiling slab or the like without using a pipe arrangement locking member.
[0007]
In addition, the pedestal portion has a substantially circular plane shape. If the thickness of the pedestal is made slightly narrower than the groove width of the locking groove of the piping arrangement locking member, the piping fixing jig can be easily slid or rotated, and the mounting position and direction of the piping can be arbitrarily set. Can be selected.
[0008]
Further, the pipe mounting part is formed with a concave part for supporting the pipe, and has a flexible binding member for fastening and fixing the pipe supported by the concave part. The recesses are preferably formed in a circular arc shape, preferably provided in pairs at opposing positions to support one pipe at two points. When a plurality of pipes are arranged, a plurality of pairs of recesses are provided. Is preferred. As the flexible binding member, it is preferable to use a flexible string-like binding member made of synthetic resin provided with a locking portion that penetrates and locks the other end portion at one end thereof.
[0009]
In addition, the recesses are formed at positions where the pipes can be fixed in any one of the directions intersecting each other, and different numbers of recesses are fixed so that different numbers of pipes are fixed in one direction and the other direction of the intersecting directions Alternatively, a different number of pairs of recesses are formed. Accordingly, the concave portion is selected and arranged / fixed according to the number of pipes to be arranged.
[0010]
Further, the concave portion is provided with a protruding portion. The protrusion is preferably formed in a protruding shape along the recess, and when a sheath pipe is used as the water supply pipe, the recess of the sheath pipe is fitted and fixed so as not to be displaced. This protrusion is preferably provided on one of the pair of recesses so as to accommodate the sheath pipes having different pitches.
[0011]
Embodiment
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
1 and 2 show a construction state of the pipe fixing jig according to the first embodiment of the present invention. FIG. 1 shows a state before the pipe is attached to the pipe fixing jig, and FIG. 2 shows the pipe is attached. Shows the state. The ceiling slab 1 is provided with a rail member 2 which is a piping arrangement locking member. The rail member 2 is appropriately cut in accordance with the installation location and installation range of the pipe after the concrete placement of the ceiling slab 1, and is fixed to the ceiling slab 1 by the eaves 3. At both ends in the width direction of the rail member 2, the end portions are folded back inward to form locking pieces 2 a and locking grooves 2 b.
[0012]
A pipe fixing jig 4 is attached to the rail member 2. As shown in FIGS. 6 to 9, the pipe fixing jig 4 includes a pedestal portion 41 and a pipe mounting portion 42, which are integrally formed and are integrally formed of synthetic resin.
[0013]
The pedestal portion 41 is formed with a locking groove 41 a that fits into the locking piece portion 2 a of the rail member 2. As shown in FIG. 7, the pedestal portion 41 is formed in a planar circular shape. Therefore, as described later, there is an advantage that the horizontal mounting angle can be arbitrarily set when the rail member 2 is mounted or in the mounted state. Further, the pedestal portion 41 is formed with a concave portion 41b through which the head of the rod 3 driven into the rail member 2 can pass. Since the thickness of the pedestal portion 41 is slightly narrower than the groove width of the locking groove 2 b of the rail member 2, the pedestal portion 41 can slide within the rail member 2.
[0014]
The pipe mounting portion 42 is formed in a substantially rectangular shape on a plane. The pipe attachment part 42 includes a base part 42a composed of a shaft part extending from the locking groove 41a and a flat part following the shaft part, and a pipe support part 42b formed to hang from the peripheral end part. The pipe support part 42b is formed with an arcuate concave part 42c for fitting the pipes in pairs facing each other, so that the pipe support part 42b can be arranged in any one of the directions intersecting the pipes. In other words, in this embodiment, two pairs of recesses 42c are formed to face each other on the pipe support part 42b corresponding to the opposing long side part L of the pipe attachment part 42 having a substantially rectangular plane, and the pipe corresponding to the short side part S is formed. The support portion 42b is formed with a pair of recesses 42c facing each other (see FIG. 6). That is, in the pipe fixing jig 4 of this embodiment, if two pairs of recesses 42c of the pipe support part 42b corresponding to the long side part L are used, as shown in FIGS. Further, it is possible to arrange one pipe by using the concave portion 42c corresponding to the short side portion S. In this embodiment, two pipes are attached at the long side portion L and one pipe at the short side portion S by the concave portion 42c. However, since this arrangement is not limited, for example, at the long side portion L, The number of the concave portions 42c corresponding to the number of the pipes may be formed by attaching two pipes with three short sides S.
[0015]
Note that the planar shape of the pipe mounting portion 42 is not limited to a rectangular shape. For example, it is formed in a planar circular shape, and a different number of concave portions 42c are formed at the positions in the intersecting direction in the same manner as described above. You may enable it to select a recessed part according to the number.
[0016]
A protruding portion 42d is formed on one side of the concave portion 42c that is opposed to each other. The protrusion 42d is formed in an arc-shaped protrusion along the recess 42c. When the resin-made sheath tube which will be described later is used for the pipe, the protruding portion 42d is fitted into the recess of the sheath tube to fix the sheath tube, and can effectively prevent the deviation caused by the vibration of the water hammer or the like. . Further, since the protrusions 42d are provided only on one side of the paired recesses 42c, it is possible to deal with the sheath tube having unevenness with different pitches.
[0017]
The pipe attachment portion 42 is formed with attachment holes 42e and 42f through which the flexible binding member 5 for fastening and fixing the pipe can be inserted. That is, a pair of opposing mounting holes 42 e are formed in the center of the long side portion L of the pipe mounting portion 42. The attachment hole 42e is used by inserting the string-like flexible binding member 5 when the pipe is fixed to the recess 42c formed in the short side part of the pipe support part 42b. A pair of opposing mounting holes 42f are formed in the upper portion of the concave portion 42c on the short side portion of the pipe mounting portion 42. This attachment hole 42f is used by inserting the flexible binding member 5 when the pipe is fixed to the two pairs of recesses 42c formed in the long side part of the pipe support part 42b. Moreover, as shown in FIG. 7, four auxiliary attachment holes 42g are formed at the four corners of the base plane portion of the pipe attachment portion 42. The attachment hole 42g is for attaching the flexible binding member 5 when a pipe having a relatively small diameter is fixed to the recess 42c. Therefore, the pipe fixing jig 4 can correspond to pipes having different diameters. In addition, since the arrangement number and arrangement position of the mounting holes 42e, 42f, and 42g are not limited to the configuration shown in this embodiment, they may be appropriately changed when the arrangement number of the concave portions 42c is changed.
[0018]
In this embodiment, the flexible binding member 5 uses a string-like locking member made of synthetic resin. As shown in FIGS. 1 and 2, a locking portion 5a having a locking hole is provided at one end thereof, and a small projection (not shown) is formed at the other end 5b, and the other end 5b is engaged. In a state where it is inserted through the locking hole of the locking part 5a, it is engaged and fixed to a detent protrusion provided in the locking hole. The flexible binding member 5 may be a vinyl tie having a copper wire as a core material and coated with a synthetic resin. In this case, the ends of the vinyl ties are connected to each other without providing a locking portion. May be fixed. In this embodiment, the flexible binding member described above is used to fix the pipe. Accordingly, not only the tube but also a wire material such as an electric wire can be bundled and bound, so that the pipe fixing jig 4 can be applied to wiring.
[0019]
Next, the fixing means for fixing the pipe fixing jig 4 to the rail member 2 will be described. As shown in FIGS. 2, 7 and 8, the shaft portion of the pipe fixing jig 4 has a bolt hole 42h. Is formed. When the fixing bolt 8 is screwed into the bolt hole 42h and tightened from below, the upper end portion of the fixing bolt 8 is pressed against the lower side of the flat surface portion of the rail member 2, so that the base piece 41 and the locking piece 2a of the rail member 2 are pressed. Is tightened and fixed. The fixing bolt 8 shown in FIG. 3 is formed by integrally molding synthetic resin, and has a groove 8a for a driver and a knob portion 8b for turning by hand at the head.
[0020]
Instead of the fixing bolt 8, a split pin 9 as shown in FIG. When this split pin 9 is used, if the split pin 9 is inserted into the bolt hole 42h from below and pressed when the end reaches the lower side of the flat surface of the rail member 2, the split groove 9a is opened to fix the pipe It will be inserted into the gap between the pedestal 41 of the jig 4 and the rail member 2. As a result, the base 41 and the locking piece 2a of the rail member 2 are fastened and fixed in the same manner as described above.
[0021]
As shown in FIGS. 6 and 9, the pipe fixing jig 4 can be directly attached to the ceiling slab 1 because the upper end portion of the pedestal portion 41 is formed in a flat shape. As a configuration for this purpose, as shown in FIGS. 2 and 8, a nut mounting recess 42i to which a nut can be mounted is formed. If a nut (not shown) is fitted into the nut mounting recess 42 i and the pipe fixing jig 4 is fixed to the insert embedded in the ceiling slab 1 via a bolt, the nut can be directly mounted on the ceiling slab 1.
[0022]
10 to 13 show other fixing means for attaching the pipe fixing jig 4 to the ceiling slab 1. In the example of FIG. 10, the cracked bolt 10 is embedded in the ceiling slab 1, and the pipe fixing jig 4 is fixed to the screw portion with a nut. In the example of FIG. 11, the mounting hole 1 a formed in the ceiling slab 1 is filled with a curable resin 11, and the pipe fixing jig 4 is fixed thereto with screws 12. In the example of FIG. 12, the scissors 13 are fixed by being driven through the shaft portion of the pipe fixing jig 4 with a scissor not shown. In the example of FIG. 13, the upper end portion of the base portion 41 of the pipe fixing jig 4 and the ceiling slab 1 are bonded and fixed by the double-sided adhesive tape 14.
[0023]
In the first embodiment, an example in which a sheath pipe 6 made of synthetic resin is used for piping is shown. A flexible synthetic resin tube 7 passes through the sheath tube 6. Of course, the pipe fixing jig 4 can be applied not only to the illustrated sheath pipe 6 but also to a hard synthetic resin pipe, a metal pipe or the like.
[0024]
Next, the process of arranging the pipe by the pipe fixing jig 4 will be described. From the end of the rail member 2 shown in FIG. 1, the pedestal 41 of the pipe fixing jig 4 is moved into the locking groove 2 b of the rail member 2. It is inserted and slid to a predetermined place where this pipe fixing jig 4 is installed. At this time, the thickness of the pedestal portion 41 is formed to be narrower than the groove width of the locking groove 2b of the rail member 2 (see FIG. 2), and the pedestal portion 41 has the flange 3 driven into the rail member 2. Since the escape recess 41b through which the head can pass is formed, it can be smoothly slid. When the pipe fixing jig 4 reaches a predetermined position, the fixing bolt 8 is screwed into the bolt hole 42h and is tightened to fix the pipe fixing jig 4 to the rail member 2. At this time, since the pedestal portion 41 is formed in a flat circular shape, the direction of the pipe fixing jig 4 can be arbitrarily selected. Next, the sheath pipe 6 is fitted into the recess 42c of the pipe support part 42b. At this time, as shown in FIG. 1, the concave portion 42c of the long side portion L of the pipe support portion 42b may be selected to arrange the two sheath tubes 6 in parallel, or the concave portion 42c of the short side portion S may be provided. You may choose and arrange | position one sheath tube. Thus, according to the pipe fixing jig of the present invention, it is easy to arbitrarily set the position, direction and number of pipes. And it attaches so that the protrusion part 42d of the recessed part 42c may fit in the recessed part of the sheath pipe 6. FIG. Next, the flexible binding member 5 passed through the attachment hole 42f is turned to the outer periphery of the sheath tube 6, and the end 5b of the flexible binding member 5 is passed through the locking portion 5a and tightened. At this time, the flexible binding member 5 is attached so as to fit into the concave portion of the sheath tube 6 and firmly fixed.
[0025]
In addition, since the flexible binding member 5 is not fixed to the pipe fixing jig 4 in the pipe fixing jig 4 of the present embodiment, the replacement when the flexible binding member 5 is damaged is extremely easy. .
[0026]
As shown in FIG. 5, in this pipe fixing jig 4, a pipe fixing jig 100 made of a conventional metal band portion can be attached and used. That is, a recessed portion 41c for accommodating the nut N is formed in the pedestal portion 41 of the pipe fixing jig 4 (see FIGS. 5 and 7). For this reason, the nut N is fitted into the recess 41c, the bolt 105 fixed to the pipe fixing jig 100 is screwed into the nut N, and the inner surface of the rail member 2 is pressed and tightened at the upper end of the bolt 105. For example, the pipe fixing jig 4 and the pipe fixing jig 100 are fixed to the rail member 2.
[0027]
14 to 17 show a pipe fixing jig according to the second embodiment of the present invention. The pipe fixing jig 40 is a jig for arranging one pipe, and the pipe support part 42b is formed with a pair of concave parts 42c for fitting the pipes. And the ring-shaped rib 43 is formed under the latching groove 41a of the base part 41, and prevents the wobbling at the time of engaging with the latching piece 2a of the rail member 2. Other configurations are substantially the same as those of the first embodiment, and the description thereof is omitted.
[0028]
FIG. 20 shows a pipe fixing jig 44 according to the third embodiment. The pipe fixing jig 44 is formed by integrally molding a pedestal part 44a attached to the rail member 2 and a pipe fixing belt part 44b with a synthetic resin. The pedestal portion 44a is formed in a flat circular shape as in the first and second embodiments. The piping fixing belt portion 44b is formed with a locking recess 44c and a locking projection 44d. By engaging the locking recess 44c and the locking projection 44d, the piping fixing belt portion 44b has a piping. Is to hold.
[0029]
18 and 19 conceptually show another embodiment. The pipe fixing jig 45 in FIG. 18 is for fixing three pipes H. The pipe H may be a sheath pipe or a metal pipe. In the pipe fixing jig 45, arc-shaped concave portions 45a for supporting the pipe H are formed in parallel at positions where the three pipes H can be arranged in parallel. Mounting holes 45b and 45c through which the flexible binding member K can be inserted are formed in the pipe fixing jig 45, and a hook portion F for locking the flexible binding member K is provided between the recesses 45a. is there. When the pipe H is attached, the flexible binding member K having a head is inserted through the attachment hole 45b, and is hooked around the outer circumferences of the three pipes H and locked to the hook portions F. It is inserted into the mounting hole 45c on the side, and is fastened and fixed by a locking member (not shown).
[0030]
FIG. 19 shows a pipe fixing jig 46 having a configuration for arranging the pipes H vertically. In this pipe fixing jig 46, a pipe support part 46b is projected in a direction orthogonal to the pedestal part 46a. The pipe support part 46b has one arcuate recess 46c formed on one side and two on the opposite side. Then, mounting holes 46d and 46e are formed in the upper and lower positions of the pipe support 46b, respectively, through which the flexible binding member K is inserted. In this pipe fixing jig 46, the pipe H is arranged as shown in the figure and fixed by the flexible binding member K. In addition, what is necessary is just to set suitably the number and position of the recessed part 46c according to the number and installation position of the piping H. FIG. Further, a plurality of hook portions F as shown in FIG. 18 may be provided in the vicinity of each recess 46c.
[0031]
In each of the above-described embodiments, the example in which the pipe is disposed on the ceiling slab has been described. However, the pipe fixing jig of the present invention can also be used for fixing a pipe on an indoor wall or floor or an outer wall.
[0032]
【The invention's effect】
In the pipe fixing jig of the present invention, since the pedestal part having a locking groove that can be fitted to the pipe mounting locking member and the pipe mounting part are integrally provided, the piping and the like can be easily arranged and workability is improved. Is good and low cost.
[0033]
Moreover, since the recessed part which supports piping is formed in the piping attachment part, and it has a flexible binding member which fastens and fixes the pipe fitted in this recessed part, fixing of piping is easy and workability | operativity improves, Since it can be applied to pipes with different diameters and wiring, the application range is wide. Also, maintenance is easy.
[0034]
Further, the pipe mounting portion is formed with a concave portion for supporting the pipe at a position where it can be arranged in any of the directions intersecting each other, and the concave portion is formed so that different numbers of pipes can be arranged in the two intersecting directions. Therefore, it is possible to arrange different numbers of pipes using the same pipe fixing jig.
[0035]
Furthermore, since the protrusion is provided in the recess, the sheath tube can be fixed so as not to be displaced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a construction state of a pipe fixing jig of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view showing a state in which piping is fixed.
FIG. 3 is a perspective view of a fixing bolt.
FIG. 4 is a front view of a fastening member (split pin).
FIG. 5 is a cross-sectional view showing a state where a metal band-made pipe fixing jig is attached.
FIG. 6 is a front view showing a pipe fixing jig of the first embodiment.
7 is a plan view of FIG. 6. FIG.
FIG. 8 is a bottom view of FIG. 6;
9 is a side view of FIG. 6. FIG.
FIG. 10 is a cross-sectional view showing a fixed state with a cracked bolt.
FIG. 11 is a cross-sectional view showing a fixed state with a curable resin and a bolt.
FIG. 12 is a cross-sectional view showing a fixed state by beating.
FIG. 13 is a cross-sectional view showing a fixed state using a double-sided adhesive tape.
FIG. 14 is a front view showing a pipe fixing jig of a second embodiment.
15 is a side view of FIG.
16 is a plan view of FIG. 14. FIG.
FIG. 17 is a bottom view of FIG. 15;
FIG. 18 is a cross-sectional view of another embodiment.
FIG. 19 is a cross-sectional view of another embodiment.
FIG. 20 is a partial cross-sectional front view showing a mounting state of the pipe fixing jig of the third embodiment.
FIG. 21 is a partial cross-sectional front view showing an attachment state of a conventional pipe fixing jig.
[Explanation of symbols]
1 Ceiling slab
2 Piping arrangement locking member (rail member)
2a Locking piece
4, 40, 44, 45, 46 Piping fixture
41, 46a pedestal
41a Locking groove
42, 46b Piping attachment
42c, 45a, 46c recess
42d protrusion
5, K Flexible binding member

Claims

係止片を有する配管配設係止部材にスライド可能に嵌合可能な係止溝を有する台座部と、配管取付部とを一体に設け、
上記配管取付部には配管を支持する凹部が形成されており、この凹部に支持された配管を締め付けて固定する可撓性結束部材を有し、
上記凹部は、上記配管を互いに交差する方向のいずれか一方に固定可能な位置にそれぞれ形成され、
上記交差する方向の一方向と他方向では、互いに異なる数の上記配管を固定するように異なる数の上記凹部を形成してあることを特徴とする配管固定治具。A pedestal portion having a locking groove that can be slidably fitted to a piping arrangement locking member having a locking piece, and a pipe mounting portion are provided integrally.
The pipe mounting part has a concave part for supporting the pipe, and has a flexible binding member for fastening and fixing the pipe supported by the concave part,
The recesses are formed at positions where the pipes can be fixed to either one of the directions intersecting each other,
A pipe fixing jig having different numbers of the concave portions formed so as to fix different numbers of the pipes in one direction and the other direction of the intersecting direction .

請求項１において、上記凹部には突起部が設けてあることを特徴とする配管固定治具。2. The pipe fixing jig according to claim 1, wherein a projection is provided in the recess.