JP3720884B2 - 直流伝送率補正回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、映像信号の直流レベルを補正する直流伝送率補正回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3は従来のテレビジョン受像機に設けられている輝度信号(以下、Y信号という)の処理系統を示している。図中符号1で示した部分がペデスタル・クランプ回路であり、このペデスタルクランプ回路1にY信号が入力される。ペデスタル・クランプされたY信号を後段の直流伝送補正回路2へ供給し、ここで直流伝送率を補正した後、後段のYコントラストアンプ回路3へY信号を供給している。Yコントラスト・アンプ回路3でコントラストの調整を行い、ABL回路4 (Automatic Brightness Limit回路の略)にて輝度調整を行った後、Yアンプ回路5を経て受像管駆動回路などへ輝度信号を供給している。
しかしながら、上記のような構成では以下に示す問題を生ずる。
【0003】
(1) 直流伝送補正回路2が動作していて、APL(Average PictureLevelの略)量が高い映像が入力された場合には、直流伝送補正回路2にて白成分が足された分、Yコンラスト・アンプ回路3のイナミックレンジが不足し、波形が歪む。
【0004】
(2) (1)の問題を改善するため、図4のように所定のAPL(P%)以 上では、輝度レベルが増加せず、一定となる特性を輝度信号に施す場合 には、ABL回路4にて処理を行うため、歪んだ波形に処理を施すこと になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記の如く、APL量が高い映像が入力された場合、コントラストアンプ回路の入力ダイナミックレンジが不足するという問題があった。このため、波形が歪むという問題があった。また、これを改善するため、ABL回路にて処理を施しても歪んだ波形の影響を除去できないという問題があった。
【0006】
そこで、本発明はこのような問題に鑑み、波形歪のないY信号の処理を行える直流伝送率補正回路を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の直流伝送率補正回路は、
同期信号部分および絵柄信号部分を含む映像信号が供給される入力端子と、
前記入力端子からの映像信号のペデスタルレベルを所定の電位にクランプするクランプ回路と、
前記クランプ回路でクランプされた映像信号が供給される信号ラインに結合し、この信号ライン上の平均映像レベル(APL)を検出するAPL検出回路と、
前記APL検出回路で検出された平均映像レベルが所定の値以内においては前記検出された平均映像レベルに比例したレベルの信号を出力し、前記APL検出回路で検出された平均映像レベルが所定の値を越えた場合には一定レベルの信号を出力するAPLリミッター回路と、
前記クランプ回路でクランプされた映像信号が入力され、前記APLリミッター回路からの検出結果に応答して前記APL検出回路で検出された平均映像レベルが所定の値以内においては、前記検出された平均映像レベルに比例して前記映像信号の前記絵柄信号期間の直流レベルを補正し、前記APL検出回路で検出された平均映像レベルが所定の値を越えた場合には、前記直流レベルを所定値のままとする直流伝送補正回路と、
前記直流伝送補正回路によって直流レベルの補正された映像信号のコントラストの調整を行うYコントラストアンプ回路と、
を具備したものである。
【0008】
ここで、請求項1に記載の直流伝送補正回路は、映像信号のコントラストの調整を行うYコントラストアンプ回路の動作範囲内で、映像信号を確実に処理するため、Yコントラストアンプ回路の前段に設けられた直流伝送補正回路にて映像信号の大きさに制限を加えたものである。この制限をAPLの検出動作と連動して行えるようにし、高いAPL量での補正に制限を加えたものである。
【0009】
このような制限は、たとえばAPL検出回路からの電圧値を所定の値(APL量に対応する電圧)などと比較することにより、APL量が所定の値を越えたことを検出して行う構成などがある。また、差動アンプの出力特性などを用いても構成できる。
【0010】
したがって、APLが所定の値を越えると、直流補正値が一定となり、アンプの動作範囲を越えて、映像信号を処理することがなくなるのである。
【0011】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図3では、輝度信号に歪などを生ずるため、ABL回路4にて調整しているため、波形の歪をそのまま受像管側へ伝えていた。
本発明では、ABL回路を除去し、APLリミッター回路を設けて上記問題を除去した。高APLでの補正電圧に制限を加え、増幅部の飽和領域での動作を極力、抑えたものである。したがって、歪がなくなり、映像信号を原形のまま出力できるようになるのである。
【0012】
図1は、図3のペデスタルクランプ回路1と直流伝送補正回路2との間に、 APL検出回路6とAPLリミッター回路7とを設け、APLの検出結果に応じて補正を加えるようにした例である。なお、APL検出回路6の構成の具体例としては、特願平6−320543号明細書に記載のものがある。
したがって、コントラストアンプ回路3の入力ダイナミックレンジ範囲内に直流伝送補正回路2の出力信号を抑えることができる。
【0013】
さらに、APLリミッター回路7の具体的な構成を示し、説明する。
図2は基本的な差動増幅回路の構成であり、出力を直流伝送補正回路2へ接続してある。差動増幅回路は、一対のトランジスタQ1、Q2と、電流源I1とから成る。
【0014】
APL検出回路6からの信号を一方のトランジスタQ1のベースへ供給しており、他方のトランジスタQ2のベースには、可変電圧源V2を接続してある。また、双方のエミッタを電流源I1を介して電圧源V1へ接続し、双方のコレクタを共通に基準電位点(アース)に接続してある。可変電圧源V2は最大のAPL量を決定するための可変電圧源V2であり、この電圧の設定により、どの値から出力電圧をクランプするかを決定している。
【0015】
図2の動作を説明する。
APL検出回路6で検出したAPL量は電圧V3に変換される。この電圧V3の可変範囲は、可変電圧源V2の範囲と同じVからV’である。VからV’の可変範囲は0%から100%に相当しV2は最大APL量を決定するものである。
【0016】
たとえば、V2をV60(APL量60%に相当する電圧)にしたとすると、APL検出回路6からの入力電圧V3(A部)がV60以下の時、I1の電流はQ1の方に流れ、出力電圧(B部)はV4=V3+Vbe(ベース・エミッタ間の電圧)となる。
【0017】
直流伝送補正回路2は、電圧−電流変換回路により、V4の電圧に比例して直流伝送率の補正量が変わるので、APL量が0%から60%までは直流伝送率の補正量はリニアに変化する。
【0018】
そして、V3がV60以上の時、I1の電流はQ2の方に流れ、出力電圧(B部)は、V4=V60+Vbeの電圧のまま変化しなくなるため、直流伝送率の補正量は増加せず一定となる。
図4の特性をABL回路を用いずとも実現できるため、輝度信号の歪が抑えられる。
【0019】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、高APL時に直流伝送補正回路以降でのYコントラストアンプ回路の入力ダイナミックレンジを越えることがなく、波形潰れ、および歪のないY信号処理を実現することができる。また、ABL回路を併用することがないため、部品点数削減に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である直流伝送率補正回路を示す図である。
【図2】 図1のAPLリミッター回路の構成を示す図である。
【図3】従来の直流伝送率補正回路を示す図である。
【図4】図3の直流伝送率補正回路の動作を説明するための図である。
【符号の説明】
1…ペデスタル・クランプ回路
2…直流伝送補正回路
3…Yコントラスト・アンプ回路
6…APL検出回路
7…APLリミッタ回路

Claims (1)

  1. 同期信号部分および絵柄信号部分を含む映像信号が供給される入力端子と、
    前記入力端子からの映像信号のペデスタルレベルを所定の電位にクランプするクランプ回路と、
    前記クランプ回路でクランプされた映像信号が供給される信号ラインに結合し、この信号ライン上の平均映像レベル(APL)を検出するAPL検出回路と、
    前記APL検出回路で検出された平均映像レベルが所定の値以内においては前記検出された平均映像レベルに比例したレベルの信号を出力し、前記APL検出回路で検出された平均映像レベルが所定の値を越えた場合には一定レベルの信号を出力するAPLリミッター回路と、
    前記クランプ回路でクランプされた映像信号が入力され、前記APLリミッター回路からの検出結果に応答して前記APL検出回路で検出された平均映像レベルが所定の値以内においては、前記検出された平均映像レベルに比例して前記映像信号の前記絵柄信号期間の直流レベルを補正し、前記APL検出回路で検出された平均映像レベルが所定の値を越えた場合には、前記直流レベルを所定値のままとする直流伝送補正回路と、
    前記直流伝送補正回路によって直流レベルの補正された映像信号のコントラストの調整を行うYコントラストアンプ回路と、
    を具備して成ることを特徴とする直流伝送率補正回路。
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