JP3719316B2

JP3719316B2 - Freewheel differential air pump mounting structure

Info

Publication number: JP3719316B2
Application number: JP25648997A
Authority: JP
Inventors: 哲雄山瀬; 恒明今井
Original assignee: Suzuki Motor Co Ltd
Current assignee: Suzuki Motor Co Ltd
Priority date: 1997-09-22
Filing date: 1997-09-22
Publication date: 2005-11-24
Anticipated expiration: 2017-09-22
Also published as: JPH1191394A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フリーホイールデフのエアポンプ取付構造の改良に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
先ず、フリーホイールデファレンシャルについて、その概略を説明する。図８において、エンジン１の駆動力はトランスミッション２を介して出力軸３に出力されて、トランスファ４のセンタデファレンシャル５を回転させる。そして、このセンタデファレンシャル５の回転力は、第一出力軸８に出力されて、リヤーデファレンシャル９のリングギヤ11に伝達され、後輪10を駆動し２駆の状態で車両が走行する。
【０００３】
次に、デフロック切替装置６により、センタデファレンシャル５のサイドギヤとピニオンサイドギヤとをロックし、２駆−４駆切替装置７を移動して接続部12に接続することにより、エンジン１の回転力がギヤ13に伝達され、チエーンを介してギヤ14を回転し、第二出力軸15にも出力される。これにより、フロントデファレンシャル16のリングギヤ18が回転し、外側ケース17を回転する。そして、フリーホイール切替装置20を移動して、内外ケース接続部21に接続することにより、外側ケース17により内側ケース19が回転し、前輪22が駆動されて、４駆の状態になり、車両は四輪駆動で走行する。
【０００４】
そこで、フリーホイール切替装置20を内外ケース接続部21に接続した状態で、２駆−４駆切替装置７により２駆に切り替えた場合でも、フロントデファレンシャル16は前輪22によって駆動されることになって、余分な動力が消費されることになり、かつ、振動や騒音が発生することにもなる。したがって、４駆走行が必要でない平坦地や舗装道路では、フリーホイール切替装置20によって外側ケース17と内側ケース19との接続を切り離し、フロントデファレンシャル16の前輪22によって駆動される部分を少なくするようにしている。
【０００５】
すなわち、平坦地や舗装道路などで２駆走行する場合には、２駆−４駆切替装置７によって２駆に切り替え、かつ、フリーホイール切替装置20によって、外側ケース17と内側ケース19との接続を切ることにより、外側ケース17、第二出力軸15、ギヤ14と13を静止させた状態で２駆走行させることが可能になり、その分だけ無駄な負荷をなくして燃費を良くし、かつ、振動や騒音の発生を少なくすることができるようになっている。
【０００６】
このフリーホイール切替装置20の操作は各種の方式があるが、本発明が対象としているのは、エアポンプ 23 （図９参照）から圧送される空気の空気圧をダイヤフラムに働かせて、フリ−ホイ−ル切替装置20を切り替える方式に関するものである。そして、２駆−４駆切替可能なオフロ−ド用車両は、川や沼地あるいは荒れ地などを走行するので、走行中の水の跳ね上げや砂埃が通常の車両よりも激しく、かつ、車体シャ−シフレ−ムに極度の捩じれが起こって、シャ−シフレ−ムとボディ側との間で、大きな繰り返し変位が生じることになる。
【０００７】
したがって、エアポンプ23 （図９参照）の空気吸い込み口は次の点を配慮しなければならない。すなわち、エアポンプ23の空気吸い込み口から跳ね上げられた水や埃が入った場合に、エアポンプ23の摩耗や腐食が早められて耐用寿命を短くし、かつ、振動や騒音の発生原因なるので、空気吸い込み口から水や埃が入らないようにする特別な配慮が必要である。また、エアポンプ23の空気吸い込み配管はシャ−シフレ−ムとボディとの間の大きな繰り返し変位に対して十分な耐久性が必要であり、更に飛び石の衝突や蔦などの絡まりに対しても、十分な耐久性が要求される。
【０００８】
従来のエアポンプ23の取付を図９に示して説明する。フロントデファレンシャル16は、サイドメンバ25に掛け渡されて固定されているクロスメンバ27に搭載されており、エアポンプ23はサイドメンバ25に搭載されているストラットタワー24の頂部に搭載されている。そして、エアポンプ23からフロントデファレンシャル16への空気の供給配管は、サイドメンバ25とフロントホイールハウジング26との間の大きな捩じれ変位に対処するために、エアパイプ29（金属パイプ）とエアポンプ23およびフロントデファレンシャル16との間をエアホ−ス28（ゴムホース）で接続し、エアホ−ス28の可撓性により捩じれ変位を吸収するようにしている。
【０００９】
また、この空気供給配管のクランプは、エアパイプ29をストラットタワー24に固定したクランプ30とフロントホイールハウジング26に固定したクランプ31により固定し、またフロントデファレンシャル16側のエアホ−ス28をクロスメンバ27に固定したクランプ32にて固定するようにしている。また、図には現れていないが、空気の吸い込みはエアポンプ23の空気吸い込み口から直に吸い込むようにしている。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のエアポンプ取り付けにおいて、エアポンプ23はストラットタワー24の頂部に設けられていて、エアポンプ23の空気吸い込み口は地上から高い位置にあるので、この空気吸い込み口への水や埃の吸い込みについてはそれほど問題はないのであるが、フロントデファレンシャル16に空気を供給する配管については、次のような改良すべき問題がある。
【００１１】
すなわち、エアポンプ23をストラットタワー24の頂部に搭載した場合に、サイドメンバ25とフロントホイールハウジング26との間の大きな捩じれ変位に対する耐久性を考慮しなければならない。そこで、図９に示した従来例においては、クランプ30をストラットタワー24に固定し、クランプ31をフロントホイ−ルハウジング26に固定して、エアパイプ29をクランプしているので、サイドメンバ25とフロントホイールハウジング26との間の大きな捩じれ変位がエアパイプ29に働き、特にクランプ30および31の付け根部に大きな集中繰り返し応力が発生して、エアパイプ29の耐久性の点で改良すべき問題がある。
【００１２】
また、クランプ31をサイドメンバ25に固定して、サイドメンバ25とフロントホイールハウジング26との間の大きな捩じれ変位がエアパイプ29に働かないようにすることもできるが、クランプ30と31との間が長過ぎた場合には、エアパイプ29自体が振動し、むしろこの場合の方がクランプ30および31の付け根部に大きな集中繰り返し応力が発生して、エアパイプ29の耐久性の点で改良すべき問題がある。またこのように、クランプの固定位置が制限されることから、最適な位置でエアパイプをクランプすることができないので、エアパイプの耐久性の点で改良すべき問題がある。
【００１３】
次に、エアパイプ29（金属パイプ）とエアホ−ス28（ゴムホース）とを併用しなければならないことから、次のような改良すべき問題がある。すなわち、金属パイプを使用する一つの理由としては、飛び石が衝突しないようにフレームメンバ等に沿わせて配管できる点にあるが、ゴムホースのように可撓性のあるホースをフレームメンバに沿わせて配索するには、間隔を細かくしたクランプが必要になり、組付工数が多くなって生産性の点で改良すべき問題がある。
【００１４】
また、ゴムホースのように可撓性のあるホースを使用する理由としては、サイドメンバ25とフロントホイールハウジング26との間の大きな捩じれ変位などを吸収して、配管に無理な力がかからないようにすることである。したがって、クランプの間隔を細かくしてゴムホースをクランプすると、ゴムホース本来の可撓性が損なわれることになるので、クランプの間隔はこの可撓性が確保できる間隔にしなければならない。そこで、このゴムホースの可撓性が確保できる間隔でクランプした場合に、飛び石が衝突しないようにフレーム等に沿わせて配索することができない場合がある。そこで、このようにフレーム等に沿わせてゴムホースを配索できない場合には、ゴムホースが飛び石で損傷することが考えられ、もしも損傷した時には、２駆走行時においてもフロントデファレンシャル16、第二出力軸15、ギヤ14および13が前輪によって回転させられて、余分なエンジン負荷がかかり、燃費の低下、振動および騒音が発生するという改良すべき問題がある。
【００１５】
本発明は、エアポンプの空気吸い込み口から水や埃が入らないようにすると共に、サイドメンバとフロントホイールハウジングとの間の大きな捩じれ変位などの影響を受けないようにして、エアポンプの空気吸い込み配管および空気供給配管を、できるかぎり金属パイプにし、かつ、クランプの固定位置を最適な位置に自由に選択できるようにして、エアポンプ回りの組付を容易にし、生産性の向上、耐久性の向上およびフリーホイール切替装置の切替を確実にして、これに起因する燃費の低下、振動および騒音を防止したフリーホイ−ルデフのエアポンプ取付構造を提供するものである。
【００１６】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明に係る請求項１の記載から把握される手段は、トランスミッションを介してエンジンの駆動力を出力軸に出力し、該出力軸により駆動されるフロントデファレンシャルを車両前方に配設し、該フロントデファレンシャルは、前記出力軸に接続されるリンクギヤと、該リンクギヤに接続される外側ケースと、該外側ケースと接続されることにより前記エンジンの駆動力を前輪に出力する内側ケースと、該内側ケースと前記外側ケースとの接続を切替えるフリーホイール切替装置とを備え、エアポンプにより圧送される空気の空気圧により前記フリーホイール切替装置を切り換えるフリーホイールデフのエアポンプの取付構造において、車両の前後方向に延設される一対のサイドフレームのフロント側端部にバンパーメンバーを固定すると共に、前記一対のサイドフレームの幅方向に掛け渡すように第一サブフレームと第二サブフレームとを前記バンパーメンバーから順に設けて車体シャーシを形成し、前記第一サブフレームにラジエータを搭載するための支持メンバーを設け、該支持メンバーは第一サブフレームに対してほぼ垂直状態でその頂部がストラットタワーよりも高くなるように立設されて前記第一サブフレームに固定されると共に、前記第二サブフレームに前記フロントデファレンシャルを搭載して、前記一対のサイドフレームの内側でいずれか一方のサイドフレームと前記バンパーフレームとの接合部に近接配置させたエアポンプを前記バンパーフレームの内側に固定し、前記フリーホイール切替装置に空気を圧送する前記エアポンプの空気供給配管の金属パイプ部分を前記車体シャーシに沿わせて配管し、一方、前記エアポンプの空気吸い込み配管の金属パイプ部分を前記支持メンバーに沿わせて配管し、前記空気吸い込み配管の吸込側端部を前記支持メンバーの頂部より突出させたことを特徴とする。
【００１７】
次に、請求項２の記載から把握される手段は、前記エアポンプの前記空気吸い込み配管の吸込側端部を下方に曲げ、該吸込側端部を、コ字状に形成される前記支持メンバー内で下向きに開口させたことを特徴とする。
【００１８】
次に、請求項３の記載から把握される手段は、前記エアポンプの前記空気吸い込み配管の吸込側端部にブリーザプラグを取り付けたことを特徴とする。
【００１９】
次に、各請求項の記載から把握される本発明によって、課題がどのように解決されるかについて説明する。まず、請求項１の記載から把握される本発明において、車両の前後方向に延設される一対のサイドフレームのフロント側端部にバンパーメンバーを固定し、一対のサイドフレームに掛け渡すようにバンパーメンバーから順に第一サブフレーム及び第二サブフレームを設けて車体シャーシを形成し、第一サブフレームにほぼ垂直に、頂部がストラットタワーよりも高くなるように立設固定された支持メンバーを介してラジエータを搭載すると共に、第二サブフレームにフロントデファレンシャルを搭載し、バンパーメンバーにエアポンプを固定したので、エアポンプ、ラジエ−タの支持メンバーおよびフロントデファレンシャルを同一の車体シャ−シに取り付け固定することができ、走行中において相互間の取付位置に大きな捩じり変位が起こることはない。
【００２０】
そして、エアポンプの空気吸い込み配管の金属パイプ部分をラジエータの支持メンバーに沿わせて配管することにより、空気吸い込み配管は車体シャ−シのサイドフレ−ムとフロントホイールハウジングとの間の捩じれ変位の影響を受けることはない。また、空気吸い込み配管の吸込側端部を前記ラジエ−タの支持メンバーの頂部より突出させることにより、その開口高さを地上から高い位置に位置させる。
【００２１】
また、エアポンプをバンパーフレームに搭載し、かつ、フロントデファレンシャルを第二サブフレームに搭載したので、フロントデファレンシャルのフリーホイール切替装置に空気を圧送するエアポンプの空気供給配管の金属パイプ部分を車体シャーシのサイドフレーム及び第二サブフレームに沿わせて配管することが可能となる。
【００２２】
次に、請求項２の記載から把握される本発明において、エアポンプの空気吸い込み配管の吸込側端部を下方に曲げて、該吸込側端部を、コ字状に形成されるラジエ−タの支持メンバー内で下向きに開口させることにより、水および埃の吸い込みを防止する。
【００２３】
次に、請求項３の記載から把握される本発明において、エアポンプの空気吸い込み配管の吸込側端部にブリ−ザプラグを取り付けることにより、空気吸い込み配管の開口部をラジエ−タの支持メンバーの頂部から突出させた任意の位置にしても、水および埃の吸い込みを防止する。
【００２４】
【発明の実施の形態】
上記各請求項の記載から把握される本発明について、実施の形態を説明する。まず、請求項１の記載から把握される本発明の実施の形態は、図２において、車両の前後方向に延設される一対のサイドフレーム36 、 36のフロント側端部にバンパーメンバー33を固定し、一対のサイドフレーム36 、 36に掛け渡すようにバンパ−メンバー33側から順に第一サブフレーム34および第二サブフレーム35を設けて、車体シャーシが形成される。そして、この第一サブフレーム34にほぼ垂直に、頂部がストラットタワー 24 よりも高くなるように立設固定された支持メンバー37を介してラジエータ38を搭載すると共に、第二サブフレーム35にフロントデファレンシャル16を搭載し、バンパーメンバー33にエアポンプ39を固定する。そして、フロントデファレンシャル 16 のフリーホイール切替装置 20 へ空気を圧送するエアポンプ 39 の空気供給配管（金属パイプ部分） 43 を車体シャーシに沿わせるように配管し、一方、エアポンプ39の空気吸い込み配管（金属パイプ部分）40をラジエータ38の支持メンバー37に沿わせて配管し、この空気吸い込み配管40の吸込側端部を支持メンバー37の頂部より突出させる。
【００２５】
次に、請求項２の記載から把握される本発明の実施の形態は、図１および図７に示すように、エアポンプ39の空気吸い込み配管40の吸込側端部を下方に曲げて、該吸込側端部を、ラジエ−タ38の支持メンバー 37 内で下向きに開口（開口部 41 ）させる。
【００２６】
次に、請求項３の記載から把握される本発明の実施の形態は、図６に示すように、エアポンプ39の空気吸い込み配管40の吸込側端部にブリ−ザプラグ42を取り付ける。
【００２７】
以下本発明の実施の形態を更に詳しく説明する。先ず、図３を用いて車体の概略を説明する。車体シャ−シは主に車両の前後方向に延設される一対のサイドフレーム36 、 36を、車体のフロント側先端に設けたバンパフレーム33、第一サブフレーム34および第二サブフレーム35で連結することにより形成されている。そして、ラジエ−タ38はバンパフレーム33側に近い位置であって、かつ、前輪22よりもフロント側に位置しており、車両が走行して跳ね上げられる水や埃がラジエ−タ38側にはあまりこない位置に設けられている。また、エアポンプ39はサイドフレーム36の内側で、かつ、バンパフレーム33の内側に設けられており、前輪22によって跳ね上げられた飛び石などが当たらない位置に配設されている。したがって、空気吸い込み配管40および空気供給配管43も、飛び石が当たらないバンパフレーム33およびサイドフレーム36の内側に位置して配管できるようになっている。なお、図中２はトランスミッション、４はトランスファ、８は第一出力軸、９はリヤ−デファレンシャル、10は後輪、15は第二出力軸であって、図８に対応した符号を付している。
【００２８】
図２は図３の要部を示し、更に図４はその要部を斜視図で示した図であり、空気吸い込み配管40と空気供給配管43について更に詳しく説明する。図２及び図４において、エアポンプ39はバンパフレ−ム33といずれか一方のサイドフレーム36との接合部にできる限り近接させて設け、空気吸い込み配管40と空気供給配管43を最短距離でいずれか一方のサイドフレーム36に沿わせるようにしている。また、バンパフレ−ム33といずれか一方のサイドフレーム36との接合部にできる限り近接させて、エアポンプ39を設けることにより、この部分はバンパフレ−ム33といずれか一方のサイドフレーム36とで囲まれた空間になっていて、外部からの飛び石が当たらないので、エアポンプ39と空気吸い込み配管40および空気供給配管43とのつなぎにゴムホース401の使用が可能になり、可撓性を利用した空気配管の配索を容易にすると共に、バンパフレーム33とサイドフレーム36との間の小さな捩じれ変位に対して、空気吸い込み配管40と空気供給配管43に無理な力がかからないようにしている。
【００２９】
また、このようにゴムホース401を用いて空気吸い込み配管40と空気供給配管43に無理な力がかからないようにすることによって、空気吸い込み配管40と空気供給配管43の根本部分を共通のクリップ44で、いずれか一方のサイドフレーム36に沿わせて固定することができる。すなわち、エアポンプ39とクリップ44との間の捩じれ変位をゴムホース401で吸収するようにしている。
【００３０】
図４に示すように、空気供給配管43はクリップ44から立ち上げて、いずれか一方のサイドフレーム36の上縁に沿わせて配管し、クリップ45と46でいずれか一方のサイドフレーム36に固定し、クリップ46から下方に曲げた後に、第二サブフレーム35に沿わせて配管し、第二サブフレーム35にクリップ47で固定している。そして、クリップ47で固定されている空気供給配管43の端部とフロントデファレンシャル16とをゴムホース431で接続し、ゴムホース431の可撓性を利用して配索が容易に行えるようにしている。また、サイドフレーム36と第二サブフレーム35との間の捩じれ変位は少ないので、空気供給配管43をクリップ46と47で固定しても、空気供給配管43には無理な力はかからない。
【００３１】
一方において、空気吸い込み配管40は図５にも示すように、クリップ44からラジエ−タ38の支持メンバー37に沿うように垂直方向に曲げられて、クリップ48にて支持メンバー37に固定される。そして、この支持メンバ37には取付部材49が一体に設けられており、この取付部材49を介して第一サブフレーム34に固定される。また、空気吸い込み配管40および空気供給配管43において、サイドフレーム36に接する部分には、例えばゴム管などの被覆材402および432が被覆されていて、空気吸い込み配管40および空気供給配管43の摩耗を防止するようにしている。特に空気吸い込み配管40に被覆した被覆材402の端部がクリップ44に当接するように被覆することにより、クリップ44に対する空気吸い込み配管40の位置決めをするようにしている。
【００３２】
図５に示すように、支持メンバー37に沿わせて配管した空気吸い込み配管40の吸込側端部（図の場合には下方向に曲げているが真っ直ぐ上に伸ばしてもよい）において、真っ直ぐに伸ばした場合には、図６に示すようにその吸込側端部にブリ−ザプラグ42を嵌着する。このブリ−ザプラグ42は外筒424と内筒423とを螺子部 425で螺合してなっていて、この間に環状の空気吸引通路421を形成し、この空気吸引通路421から矢印Ａのように吸引された空気が、内筒423の頂部に明けられた空気孔422を通って、矢印Ｂのように空気吸い込み配管40に吸引されるようになっている。すなわち、矢印Ａのように下から空気を吸引し、矢印Ｂのように下方向に吸引することにより、水の侵入と埃の侵入を防止するようにしている。また、支持メンバー37から突出するように空気吸い込み配管40を設けることにより、その吸込側端部をエンジンルーム内の任意の位置にすることができ、例えば吸込側端部をエアークリーナに接続して、クリーンな空気を吸引するようにしてもよい。
【００３３】
また、図７に示すように、空気吸い込み配管40の吸込側端部を下向きにＵ字状に下方に曲げて、その開口端41を支持メンバー37のコーナ部371に沿わせ、支持メンバー37の内側に位置させるようにする。
【００３４】
次に作用について説明する。図３に示すように、車両の前後方向に延設される一対のサイドフレーム36 、 36のフロント側端部にバンパーメンバー33を固定し、一対のサイドフレーム36 、 36に掛け渡すように第一サブフレーム34と第二サブフレーム35とを、バンパーメンバー 33 側から順に設けて、車体シャ−シを形成する。そして、第一サブフレーム34にほぼ垂直に、頂部がストラットタワー 24 よりも高くなるように立設固定された支持メンバー37を介してラジエータ38を搭載すると共に、第二サブフレーム35にフロントデファレンシャル16を搭載し、バンパーメンバー33にエアポンプ39を固定したので、エアポンプ39、ラジエ−タ38の支持メンバー37およびフロントデファレンシャル16を同一の車体シャ−シに取り付け固定することができ、走行中において車体シャ−シはある程度捩じれを起こすが、その捩じれは車体本体とシャ−シとの間の捩じれに比べればそれほど大きくはなく、実質的に相互間の取付位置に大きな捩じり変位が起こることはない。
【００３５】
そして、図５に示すように、エアポンプ39の空気吸い込み配管40をラジエータ38の支持メンバー37に沿わせて配管することにより、空気吸い込み配管37はサイドフレ−ム36とフロントホイールハウジング26（図９参照）との間の捩じれ変位の影響を受けることはない。また、空気吸い込み配管40の吸込側端部をラジエ−タ38の支持メンバー37の頂部より突出させることにより、図１に示すようにその開口高さＨを地上ＧＬから高い位置に位置させることができる。
【００３６】
また、図４に示すように、エアポンプ39をバンパーフレーム33に搭載し、かつ、フロントデファレンシャル16を第二サブフレーム35に搭載したので、空気供給配管43をサイドフレーム36および第二サブフレーム35にそわせて配管することができる。また、図７に示すように、エアポンプ39の空気吸い込み配管40の吸込側端部を下方に曲げて、ラジエ−タ38の支持メンバー37内に下向きに開口（開口部 41 ）させることにより、図１に示すようにその開口高さＨを地上ＧＬから高い位置に位置させることができ、水および埃の吸い込みを防止することができる。
【００３７】
また、図６に示すように、エアポンプ39の空気吸い込み配管40の吸込側端部にブリ−ザプラグ42を取り付けることにより、空気吸い込み配管40の開口部41をラジエ−タ38の支持メンバー37の頂部から突出させた任意の位置にすることにより、図１に示すようにその開口高さＨを地上ＧＬから高い位置に位置させることができ、水および埃の吸い込みを防止することができる。
【００３８】
【発明の効果】
以上詳述した通り請求項１の記載に基づいて、発明の詳細な説明から把握される本発明によれば、車両の前後方向に延設される一対のサイドフレームのフロント側端部にバンパーメンバーを固定し、一対のサイドフレームに掛け渡すようにバンパーメンバーから順に第一サブフレーム及び第二サブフレームを設けて車体シャーシを形成し、第一サブフレームにほぼ垂直に、頂部がストラットタワーよりも高くなるように立設固定された支持メンバーを介してラジエータを搭載すると共に、第二サブフレームにフロントデファレンシャルを搭載し、バンパーメンバーにエアポンプを固定したので、エアポンプ、ラジエ−タの支持メンバーおよびフロントデファレンシャルを同一の車体シャ−シに取り付け固定して、走行中において相互間の取付位置に大きな捩じり変位が起こらないようにしたので、空気吸い込み配管および空気供給配管に対して、サイドメンバとフロントホイールハウジングとの間の大きな捩じれ変位などの影響を受けないようにすることができる。
【００３９】
これにより、エアポンプの空気吸い込み配管および空気供給配管を、できるかぎり金属パイプにして、飛び石などが衝突しないように、サイドフレームや支持メンバーに沿わせて配管することができ、かつ、クランプの固定位置を最適な位置に自由に選択できるようにして、エアポンプ回りの組付を容易にし、生産性の向上および耐久性を向上し、ひいてはフリーホイール切替装置の切替を確実にして、これに起因する燃費の低下、振動および騒音を防止することができる。
【００４０】
また、エアポンプの空気吸い込み配管をラジエータの支持メンバーに沿わせて配管し、空気吸い込み配管の吸込側端部をラジエ−タの支持メンバーの頂部より突出させると共に、その開口高さを地上から高い位置に位置させ、エアポンプの空気吸い込み口から水や埃が入らないようにしたので、エアポンプの耐久性を向上し、ひいてはフリーホイール切替装置の切替を確実にして、これに起因する燃費の低下、振動および騒音を防止することができる。
【００４１】
次に、請求項２の記載に基づいて、発明の詳細な説明から把握される本発明によれば、エアポンプの空気吸い込み配管の吸込側端部を下方に曲げて、ラジエ−タに沿って立設固定されたコ字状の支持メンバー内で下向きに開口させ、水および埃の吸い込みを防止したので、エアポンプの耐久性を向上し、ひいてはフリーホイール切替装置の切替を確実にして、これに起因する燃費の低下、振動および騒音を防止することができる。
【００４２】
次に、請求項３の記載に基づいて、発明の詳細な説明から把握される本発明によれば、エアポンプの空気吸い込み配管の吸込側端部にブリ−ザプラグを取り付け、空気吸い込み配管の開口部をラジエ−タの支持メンバーの頂部から突出させた任意の位置にしても、水および埃の吸い込みを防止することができるので、エアポンプの耐久性を向上し、ひいてはフリーホイール切替装置の切替を確実にして、これに起因する燃費の低下、振動および騒音を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施の形態の要部を示す側面図である。
【図２】図１の平面図である。
【図３】図２の要部を含む車体の全体を示す要部平面図である。
【図４】図１における要部を示す斜視図である。
【図５】図１におけるラジエ−タと空気吸い込み配管との関係を示す斜視図である。
【図６】ブリ−ザプラグの縦断面図である。
【図７】空気吸い込み配管の先端を曲げた実施の形態の部分拡大図である。
【図８】２駆−４駆の切り替え装置を示す説明用図である。
【図９】従来例の斜視図である。
【符号の説明】
15 第二出力軸
16 フロントデファレンシャル
20 フリーホイール切替装置
25 サイドフレーム
33 バンパフレーム
34 第一サブフレーム
35 第二サブフレーム
36 サイドフレーム
37 支持メンバー
38 ラジエ−タ
39 エアポンプ
40 空気吸い込み配管
42 ブリ−ザプラグ
43 空気供給配管[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
  The present invention relates to an improvement of an air pump mounting structure for a freewheel differential.
[0002]
[Prior art]
  First, the outline of the free wheel differential will be described. In FIG. 8, the driving force of the engine 1 is output to the output shaft 3 via the transmission 2 to rotate the center differential 5 of the transfer 4. The rotational force of the center differential 5 is output to the first output shaft 8 and transmitted to the ring gear 11 of the rear differential 9 to drive the rear wheel 10 and the vehicle travels in the state of two-wheel drive.
[0003]
  Next, the differential gear switching device 6 locks the side gear and the pinion side gear of the center differential 5, and the 2WD-4WD switching device 7 is moved and connected to the connecting portion 12. 13, the gear 14 is rotated through the chain, and is also output to the second output shaft 15. As a result, the ring gear 18 of the front differential 16 rotates and the outer case 17 rotates. Then, by moving the freewheel switching device 20 and connecting it to the inner / outer case connection part 21, the inner case 19 is rotated by the outer case 17, the front wheels 22 are driven, and the vehicle is in a 4WD state. Drive with four-wheel drive.
[0004]
  Therefore, even when the freewheel switching device 20 is connected to the inner / outer case connection portion 21 and the 2WD-4WD switching device 7 switches to 2WD, the front differential 16 is driven by the front wheels 22. Excess power is consumed, and vibration and noise are generated. Therefore, on flat ground and paved roads where four-wheel drive is not required, the free wheel switching device 20 disconnects the connection between the outer case 17 and the inner case 19 so that the portion driven by the front wheels 22 of the front differential 16 is reduced. ing.
[0005]
  In other words, when driving 2WD on a flat ground or paved road, the 2WD-4WD switching device 7 switches to 2WD and the freewheel switching device 20 connects the outer case 17 and the inner case 19 to each other. By turning off, it becomes possible to drive the two-wheel drive with the outer case 17, the second output shaft 15, and the gears 14 and 13 being stationary, thereby eliminating unnecessary load and improving fuel consumption, and The generation of vibration and noise can be reduced.
[0006]
  There are various methods of operating the freewheel switching device 20, but the present invention is intended toair pump twenty three (See Figure 9)The present invention relates to a system for switching the free wheel switching device 20 by applying the air pressure of the air pressure fed from the diaphragm to the diaphragm. The offload vehicle that can be switched between 2WD and 4WD travels in rivers, marshes, or wasteland, and therefore water splashing and dust during traveling are more intense than normal vehicles, and the vehicle body Excessive twisting occurs in the shiframe, and a large repetitive displacement occurs between the chassis frame and the body side.
[0007]
  Therefore, air pumptwenty three (See Figure 9)The following points should be considered for the air inlet. That is, the air pumptwenty threeIf water or dust splashed from the air inlet of the product enters the air pumptwenty threeAs the wear and corrosion of the water is accelerated, the service life is shortened, and vibration and noise are generated. Therefore, special consideration is required to prevent water and dust from entering from the air suction port. Also air pumptwenty threeThe air suction piping of this product must have sufficient durability against large repetitive displacements between the chassis frame and the body, and it can also withstand the collision of stepping stones and entanglements such as wrinkles. Required.
[0008]
  Conventional air pumptwenty three9 will be described with reference to FIG. The front differential 16 is mounted on a cross member 27 that is stretched over and fixed to a side member 25, and the air pump 23 is mounted on a side member 25.Trat towerMounted on the top of 24. The air supply pipe from the air pump 23 to the front differential 16 is provided with an air pipe 29 (metal pipe), the air pump 23 and the front differential 16 in order to cope with a large torsional displacement between the side member 25 and the front wheel housing 26. Are connected by an air hose 28 (rubber hose), and the torsional displacement is absorbed by the flexibility of the air hose 28.
[0009]
  In addition, this air supply pipe clamp connects the air pipe 29.Strut towerIt is fixed by a clamp 30 fixed to 24 and a clamp 31 fixed to the front wheel housing 26, and an air hose 28 on the front differential 16 side is fixed by a clamp 32 fixed to a cross member 27. Although not shown in the figure, the air is sucked directly from the air suction port of the air pump 23.
[0010]
[Problems to be solved by the invention]
  In the above conventional air pump installation, the air pump 23 isStrut towerSince the air suction port of the air pump 23 is located at a high position from the ground at the top of the air pump 23, there is no problem with sucking water and dust into the air suction port. There are the following problems to be improved with respect to the piping for supplying the gas.
[0011]
  That is, the air pump 23 isStrut towerWhen mounted on the top of 24, the durability against large torsional displacement between the side member 25 and the front wheel housing 26 must be considered. Therefore, in the conventional example shown in FIG.Strut tower24, the clamp 31 is fixed to the front wheel housing 26, and the air pipe 29 is clamped, so that a large torsional displacement between the side member 25 and the front wheel housing 26 acts on the air pipe 29. A large concentrated repeated stress is generated at the bases of the clamps 30 and 31, and there is a problem to be improved in terms of durability of the air pipe 29.
[0012]
  Alternatively, the clamp 31 can be fixed to the side member 25 so that a large torsional displacement between the side member 25 and the front wheel housing 26 does not act on the air pipe 29. If the air pipe 29 is too long, the air pipe 29 itself vibrates. Rather, in this case, a large concentrated repeated stress is generated at the bases of the clamps 30 and 31, and there is a problem that should be improved in terms of durability of the air pipe 29. is there. In addition, since the clamp fixing position is limited in this way, the air pipe cannot be clamped at the optimum position, and there is a problem that should be improved in terms of durability of the air pipe.
[0013]
  Next, since the air pipe 29 (metal pipe) and the air hose 28 (rubber hose) must be used in combination, there are the following problems to be improved. That is, one reason for using a metal pipe is that piping can be made along a frame member or the like so that a stepping stone does not collide, but a flexible hose such as a rubber hose is placed along the frame member. In order to carry out the wiring, a clamp with a narrow interval is required, which increases the number of assembling steps and has a problem to be improved in terms of productivity.
[0014]
  Also, the reason for using a flexible hose such as a rubber hose is to absorb a large twisting displacement between the side member 25 and the front wheel housing 26 so that an excessive force is not applied to the piping. That is. Therefore, if the rubber hose is clamped with a narrow clamp interval, the inherent flexibility of the rubber hose is lost. Therefore, the clamp interval must be an interval that can ensure this flexibility. Therefore, when the rubber hose is clamped at intervals that can ensure flexibility, it may not be possible to route the rubber hose along the frame or the like so that the stepping stones do not collide. Therefore, when the rubber hose cannot be routed along the frame or the like in this way, it is considered that the rubber hose is damaged by a stepping stone. 15, the gears 14 and 13 are rotated by the front wheels, and there is a problem to be improved that an extra engine load is applied, resulting in a reduction in fuel consumption, vibration and noise.
[0015]
  The present invention prevents air and dust from entering from the air suction port of the air pump and is not affected by a large torsional displacement between the side member and the front wheel housing. The air supply piping is made of metal pipe as much as possible, and the clamp fixing position can be freely selected at the optimum position, facilitating assembly around the air pump, improving productivity, improving durability and free It is an object of the present invention to provide a freewheel differential air pump mounting structure that reliably switches the wheel switching device and prevents the reduction in fuel consumption, vibration and noise caused by the switching.
[0016]
[Means for Solving the Problems]
  Means to be grasped from the description of claim 1 according to the present invention for solving the above-mentioned problem,An engine driving force is output to an output shaft via a transmission, and a front differential driven by the output shaft is disposed in front of the vehicle. The front differential includes a link gear connected to the output shaft, and the link An outer case connected to the gear; an inner case that outputs the driving force of the engine to the front wheels by being connected to the outer case; and a freewheel switching device that switches the connection between the inner case and the outer case. Equipped with an air pump In the mounting structure of the air pump of the freewheel differential that switches the freewheel switching device by the air pressure of the air that is pumped more, a pair of extending in the longitudinal direction of the vehicleBumper member fixed to the front edge of the side frameAnd the pair ofSide frameWidth directionSo thatA vehicle body chassis is formed by providing a first subframe and a second subframe in order from the bumper member,In the first subframeA support member for mounting a radiator is provided, and the support member is erected so that the top of the support member is substantially perpendicular to the first subframe and is higher than the strut tower, and is fixed to the first subframe. Together with the aboveIn the second subframeSaidEquipped with front differentialThe,The air pump that fixes an air pump disposed inside the bumper frame inside the pair of side frames and close to a joint portion between the side frame and the bumper frame, and pumps air to the freewheel switching device. The metal pipe portion of the air supply piping is piped along the vehicle body chassis,Air pump air suction pipingMetal pipe partsPiping along the support member, and the air suction pipingSuction side endTheSaidIt is characterized by protruding from the top of the support member.
[0017]
  Next, means grasped from the description of claim 2 are:SaidAir pumpSaidAir suction pipingSuction side endBend downward,The suction side end is opened downward in the support member formed in a U-shape.It is characterized by that.
[0018]
  Next, means grasped from the description of claim 3 are:SaidAir pumpSaidAir suction pipingSuction side endIt is characterized by attaching a breather plug.
[0019]
  Next, how the problems are solved by the present invention grasped from the description of each claim will be described. First, in the present invention ascertained from the description of claim 1,A pair of vehicles extending in the longitudinal direction of the vehicleFix the bumper member to the front side edge of the side frame,A pair ofLike hanging over the side frameA vehicle body chassis is formed by providing a first subframe and a second subframe in order from the bumper member.Almost perpendicular to, A support fixed upright so that the top is higher than the strut towerThe radiator is mounted via the holding member, the front differential is mounted on the second subframe, and the air pump is fixed to the bumper member, so the air pump and radiatorSupporting memberAnd the front differential can be attached and fixed to the same vehicle body chassis, and a large torsional displacement does not occur at the attachment positions between the two during traveling.
[0020]
  And the air suction piping of the air pumpMetal pipe partsBy piping the pipe along the radiator support member, the air suction pipe is connected to the body chassis.Side framesAnd is not affected by torsional displacement between the front wheel housing. Also, the air suction pipingSuction sideEnd protrudes from the top of the radiator support memberMakeThus, the height of the opening is located at a high position from the ground.
[0021]
  In addition, because the air pump is mounted on the bumper frame and the front differential is mounted on the second subframe,The metal pipe part of the air supply pipe of the air pump that pumps air to the freewheel switching device of the front differential is the body chassisIt is possible to perform piping along the side frame and the second subframe.
[0022]
  Next, in the present invention ascertained from the description of claim 2, the air suction pipe of the air pumpSuction side endBend downThe suction side end is formed in a U shape.Within the support member of the radiatorDownInhalation of water and dust is prevented by opening the opening.
[0023]
  Next, in the present invention ascertained from the description of claim 3, the air suction pipe of the air pumpAt the suction side endBy installing the breather plug, water and dust are prevented from being sucked even if the opening of the air suction pipe is placed at an arbitrary position protruding from the top of the support member of the radiator.
[0024]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
  Embodiments of the present invention ascertained from the description of the above claims will be described. First, the embodiment of the present invention grasped from the description of claim 1 is shown in FIG.A pair of vehicles extending in the longitudinal direction of the vehicleSide frame36 , 36Bumper member 33 is fixed to the front side end of theA pair ofSide frame36 , 36The first subframe 34 and the second subframe 35 are provided in order from the bumper member 33 side so as to span theCar body chassis is formed. And almost perpendicular to this first subframe 34,Strut tower at the top twenty four Standing and fixed to be higher thanA radiator 38 is mounted via a support member 37, a front differential 16 is mounted on the second subframe 35, and an air pump 39 is fixed to the bumper member 33. AndFront differential 16 Freewheel switching device 20 Air pump that pumps air to 39 Air supply piping (metal pipe part) 43 Piping along the body chassis,air pump39Air suction piping(Metal pipe part)40 is piped along the support member 37 of the radiator 38, and the air suction pipe 40Suction sideEnd protrudes from top of support member 37Make.
[0025]
  Next, an embodiment of the present invention ascertained from the description of claim 2 is that, as shown in FIGS.Suction side endBend downThe suction side end,Of radiator 38Supporting member 37 Down inOpening(Aperture 41 )Let
[0026]
  Next, the embodiment of the present invention ascertained from the description of claim 3 is that, as shown in FIG.Suction side endAttach the breather plug 42.
[0027]
  The embodiment of the present invention will be described in more detail below. First, the outline of the vehicle body will be described with reference to FIG. Body chassis is mainlyA pair extending in the longitudinal direction of the vehicleSide frame36 , 36Are connected by a bumper frame 33, a first subframe 34 and a second subframe 35 provided at the front end of the vehicle body. The radiator 38 is close to the bumper frame 33 side, and the front wheeltwenty twoIt is located on the front side of the vehicle, and is provided at a position where water or dust that the vehicle travels and jumps up does not reach the radiator 38 side. In addition, the air pump 39 is provided inside the side frame 36 and inside the bumper frame 33, and is disposed at a position where a stepping stone or the like jumped up by the front wheel 22 does not hit. Therefore, the air suction pipe 40 and the air supply pipe 43 can also be located inside the bumper frame 33 and the side frame 36 where the stepping stones do not hit. In the figure, 2 is a transmission, 4 is a transfer, 8 is a first output shaft, 9 is a rear-differential, 10 is a rear wheel, and 15 is a second output shaft. Yes.
[0028]
  2 shows the main part of FIG. 3, and FIG. 4 is a perspective view showing the main part. The air suction pipe 40 and the air supply pipe 43 will be described in more detail.2 and 4The air pump 39 is connected to the bumper frame 33.Either oneSide frame 36WhenThe air suction pipe 40 and the air supply pipe 43 should be as short as possible.Either oneIt is made to follow the side frame 36. Also, bumper frame 33 andEither oneSide frame 36WhenBy providing an air pump 39 as close to the joint as possible, this part is connected to the bumper frame 33.Either oneSide frame 36WhenSince the space between the air pump 39 and the air suction pipe 40 and the air supply pipe 43 can be used, the rubber hose 401 can be used to make use of flexibility. In addition to facilitating the routing of the air piping, an excessive force is not applied to the air suction piping 40 and the air supply piping 43 against a small torsional displacement between the bumper frame 33 and the side frame 36.
[0029]
  In addition, by using the rubber hose 401 so that an excessive force is not applied to the air suction pipe 40 and the air supply pipe 43, the basic portion of the air suction pipe 40 and the air supply pipe 43 is connected to the common clip 44.Either oneIt can be fixed along the side frame 36. That is, the torsional displacement between the air pump 39 and the clip 44 is absorbed by the rubber hose 401.
[0030]
  As shown in FIG.Air supply pipe 43 is raised from clip 44,Either onePiping along the upper edge of the side frame 36, with clips 45 and 46Either oneAfter being fixed to the side frame 36 and bent downward from the clip 46, piping is performed along the second subframe 35, and the clip 47 is fixed to the second subframe 35. Then, the end portion of the air supply pipe 43 fixed by the clip 47 and the front differential 16 are connected by the rubber hose 431 so that the wiring can be easily performed using the flexibility of the rubber hose 431. In addition, since the torsional displacement between the side frame 36 and the second subframe 35 is small, even if the air supply pipe 43 is fixed by the clips 46 and 47, no excessive force is applied to the air supply pipe 43.
[0031]
  On the other hand, the air intake pipe 40 is connected to the radiator 38 from the clip 44 as shown in FIG.Supporting memberBent vertically along 37 and at clip 48Supporting memberFixed to 37. An attachment member 49 is integrally provided on the support member 37, and is fixed to the first subframe 34 via the attachment member 49. Further, in the air suction pipe 40 and the air supply pipe 43, the portions contacting the side frame 36 are covered with coating materials 402 and 432 such as rubber pipes, for example, so that the air suction pipe 40 and the air supply pipe 43 are not worn. I try to prevent it. In particular, the position of the air suction pipe 40 relative to the clip 44 by covering the end of the covering material 402 that covers the air suction pipe 40 so as to contact the clip 44.DecisionI try to do it.
[0032]
  As shown in FIG., Support membersAir suction pipe 40 piped along 37Suction side end(In the case of the figure, it is bent downward, but it may be extended straight up.) When it is straightened up, as shown in FIG.Suction side endThe breather plug 42 is fitted into the first. The breather plug 42 is formed by screwing an outer cylinder 424 and an inner cylinder 423 with a screw portion 425, and an annular air suction passage 421 is formed between them. The sucked air passes through an air hole 422 opened at the top of the inner cylinder 423 and is sucked into the air suction pipe 40 as indicated by an arrow B. That is, air is sucked from below as indicated by arrow A, and is drawn downward as indicated by arrow B, thereby preventing water and dust from entering. Also,Supporting member37 by providing air suction pipe 40 so that it protrudes from 37Suction side endCan be anywhere in the engine room, for exampleSuction side endA clean air may be sucked by connecting to an air cleaner.
[0033]
  In addition, as shown in FIG.Suction sideU-shaped with the end facing downwardDownBend the open end 41Supporting memberAlong the 37 corners 371,Supporting memberPosition it inside 37.
[0034]
  Next, the operation will be described. As shown in FIG.A pair of vehicles extending in the longitudinal direction of the vehicleSide frame36 , 36Bumper member 33 is fixed to the front side end of theA pair ofSide frame36 , 36First subframe 34 and second subframe 35 so as to spanWhenThe, Bumper members 33 From the sideProvide a vehicle chassis. And almost perpendicular to the first subframe 34,Strut tower at the top twenty four Standing and fixed to be higher thanSince the radiator 38 is mounted via the support member 37 and the front differential 16 is mounted on the second subframe 35 and the air pump 39 is fixed to the bumper member 33, the air pump 39 and the radiator 38Supporting member37 and the front differential 16 can be attached and fixed to the same vehicle chassis, and the vehicle chassis will be twisted to some extent during driving, but the twist is compared to the torsion between the vehicle body and the chassis. Therefore, the torsional displacement does not occur at the mounting positions between each other.
[0035]
  As shown in FIG. 5, the air suction pipe 40 of the air pump 39 is connected to the radiator 38.Supporting memberBy piping along 37, the air suction pipe 37 is not affected by torsional displacement between the side frame 36 and the front wheel housing 26 (see FIG. 9). Also, the air suction pipe 40Suction sideEnd protrudes from top of support member 37 of radiator 38MakeThus, as shown in FIG. 1, the opening height H can be positioned higher than the ground GL.
[0036]
  Further, as shown in FIG. 4, since the air pump 39 is mounted on the bumper frame 33 and the front differential 16 is mounted on the second subframe 35, the air supply pipe 43 is mounted on the side frame 36 and the second subframe 35. It can be piped along. Further, as shown in FIG. 7, the air suction pipe 40 of the air pump 39Suction side endIs bent downward, and the support member 37 of the radiator 38 isInwardOpening(Aperture 41 )By doing so, the opening height H can be positioned higher than the ground GL as shown in FIG. 1, and suction of water and dust can be prevented.
[0037]
  Further, as shown in FIG. 6, the air suction pipe 40 of the air pump 39Suction side endBy attaching the breather plug 42 to the air intake pipe 40, the opening 41 of the air suction pipe 40 is placed at an arbitrary position protruding from the top of the support member 37 of the radiator 38, and as shown in FIG. The height H can be positioned higher than the ground GL, and suction of water and dust can be prevented.
[0038]
【The invention's effect】
  Based on the description of claim 1 as detailed above, according to the present invention ascertained from the detailed description of the invention,A pair of vehicles extending in the longitudinal direction of the vehicleFix the bumper member to the front side edge of the side frame,A pair ofLike hanging over the side frameA vehicle body chassis is formed by providing a first subframe and a second subframe in order from the bumper member.Almost perpendicular to, Fixed upright so that the top is higher than the strut towerThe radiator is mounted via the support member, the front differential is mounted on the second subframe, and the air pump is fixed to the bumper member, so the air pump and radiatorSupporting memberAnd the front differential are mounted and fixed on the same chassis, so that large torsional displacement does not occur at the mounting position between them during travel. It is possible to avoid the influence of a large torsional displacement between the member and the front wheel housing.
[0039]
  As a result, the air suction pipe and air supply pipe of the air pump should be made of metal pipes as much as possible, and side frames andSupporting memberAnd can be freely selected as the clamp fixing position, facilitating assembly around the air pump, improving productivity and durability,HiThus, the switching of the freewheel switching device can be ensured, and the reduction in fuel consumption, vibration and noise caused by this can be prevented.
[0040]
  Also, connect the air suction piping of the air pump.RadiatorPiping along the support member of theSuction side endProtruding from the top of the radiator support memberAs well asSince the opening height is located at a high position from the ground and water and dust are prevented from entering from the air suction port of the air pump, the durability of the air pump is improved.HiThus, the switching of the freewheel switching device can be ensured, and the reduction in fuel consumption, vibration and noise caused by this can be prevented.
[0041]
  Next, based on the description of claim 2, according to the present invention ascertained from the detailed description of the invention, the air suction pipe of the air pumpSuction side endBend downward and the radiatorU-shaped and fixed alongWithin support membersDownTo prevent the inhalation of water and dust, improving the durability of the air pump,HiThus, the switching of the freewheel switching device can be ensured, and the reduction in fuel consumption, vibration and noise caused by this can be prevented.
[0042]
  Next, based on the description of claim 3, according to the present invention ascertained from the detailed description of the invention, the air suction pipe of the air pumpAt the suction side endSince the breather plug is attached and the opening of the air suction pipe is protruded from the top of the radiator support member, it is possible to prevent water and dust from being sucked in. Improve,HiThus, the switching of the freewheel switching device can be ensured, and the reduction in fuel consumption, vibration and noise caused by this can be prevented.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view showing a main part of an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a plan view of FIG.
3 is a plan view of relevant parts showing the entire vehicle body including the relevant parts of FIG. 2;
4 is a perspective view showing a main part in FIG. 1. FIG.
5 is a perspective view showing the relationship between the radiator and the air suction pipe in FIG. 1. FIG.
FIG. 6 is a longitudinal sectional view of a breather plug.
FIG. 7 is a partially enlarged view of the embodiment in which the tip of the air suction pipe is bent.
FIG. 8 is an explanatory diagram showing a 2WD-4WD switching device.
FIG. 9 is a perspective view of a conventional example.
[Explanation of symbols]
  15 Second output shaft
  16 Front differential
  20 Freewheel switching device
  25 Side frame
  33 Bumper frame
  34 First subframe
  35 Second subframe
  36 Side frame
  37Supporting member
  38 Radiator
  39 Air pump
  40 Air suction piping
  42 breather plug
  43 Air supply piping

Claims

トランスミッションを介してエンジンの駆動力を出力軸に出力し、該出力軸により駆動されるフロントデファレンシャルを車両前方に配設し、該フロントデファレンシャルは、前記出力軸に接続されるリンクギヤと、該リンクギヤに接続される外側ケースと、該外側ケースと接続されることにより前記エンジンの駆動力を前輪に出力する内側ケースと、該内側ケースと前記外側ケースとの接続を切替えるフリーホイール切替装置とを備え、エアポンプにより圧送される空気の空気圧により前記フリーホイール切替装置を切り換えるフリーホイールデフのエアポンプの取付構造において、
車両の前後方向に延設される一対のサイドフレームのフロント側端部にバンパーメンバーを固定すると共に、前記一対のサイドフレームの幅方向に掛け渡すように第一サブフレームと第二サブフレームとを前記バンパーメンバーから順に設けて車体シャーシを形成し、前記第一サブフレームにラジエータを搭載するための支持メンバーを設け、該支持メンバーは第一サブフレームに対してほぼ垂直状態でその頂部がストラットタワーよりも高くなるように立設されて前記第一サブフレームに固定されると共に、前記第二サブフレームに前記フロントデファレンシャルを搭載して、前記一対のサイドフレームの内側でいずれか一方のサイドフレームと前記バンパーフレームとの接合部に近接配置させたエアポンプを前記バンパーフレームの内側に固定し、前記フリーホイール切替装置に空気を圧送する前記エアポンプの空気供給配管の金属パイプ部分を前記車体シャーシに沿わせて配管し、一方、前記エアポンプの空気吸い込み配管の金属パイプ部分を前記支持メンバーに沿わせて配管し、前記空気吸い込み配管の吸込側端部を前記支持メンバーの頂部より突出させたことを特徴とするフリーホイールデフのエアポンプ取付構造。 An engine driving force is output to an output shaft via a transmission, and a front differential driven by the output shaft is disposed in front of the vehicle. The front differential includes a link gear connected to the output shaft, and the link An outer case connected to the gear, an inner case that outputs the driving force of the engine to the front wheels by being connected to the outer case, and a freewheel switching device that switches the connection between the inner case and the outer case. In the mounting structure of the air pump of the free wheel differential that switches the free wheel switching device by the air pressure of the air pumped by the air pump,
A bumper member is fixed to front side end portions of a pair of side frames extending in the front-rear direction of the vehicle, and the first subframe and the second subframe are arranged so as to span the width direction of the pair of side frames. A vehicle body chassis is formed in order from the bumper member , and a support member for mounting a radiator is provided on the first subframe. The support member is in a substantially vertical state with respect to the first subframe, and the top portion thereof is a strut tower. is fixed to the first sub-frame is erected to be higher than, and mounting the front differential to the second sub-frame, either one of the side frame inner side of the pair of side frames An air pump arranged close to the joint with the bumper frame is disposed inside the bumper frame. Fixed, the free and placed along a metal pipe portion of the air supply pipe of the air pump for pumping air to the vehicle chassis and piping wheel switching device, whereas, air suction the metal pipe portion of the tube support members of said pump along allowed to piping, freewheel differential air pump attachment structure, characterized in that the suction-side end of the air suction pipe is protruded from the top of the support members.

前記エアポンプの前記空気吸い込み配管の吸込側端部を下方に曲げ、該吸込側端部を、コ字状に形成される前記支持メンバー内で下向きに開口させたことを特徴とする請求項１に記載のフリーホイールデフのエアポンプ取付構造。Bending the suction side end portion of the air suction pipe of the pump down, the suction write end, to claim 1, characterized in that is opened downward in the support member being formed in a U-shape The air pump mounting structure of the described freewheel differential.

前記エアポンプの前記空気吸い込み配管の吸込側端部にブリーザプラグを取り付けたことを特徴とする請求項１に記載のフリーホイールデフのエアポンプ取付構造。 2. The air pump mounting structure for a freewheel differential according to claim 1, wherein a breather plug is attached to the suction side end of the air suction pipe of the air pump.