JP3718651B2 - 給湯器用湯水混合ユニット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば太陽熱温水器等の自然エネルギーを利用した温水供給装置や、各種廃熱を利用した温水供給装置を給湯器(7)に接続する為の給湯器用湯水混合ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
太陽熱温水器は、天候等により目的温度の温水が取り出せない為に、給湯器(7)を補助熱源として接続してエネルギー資源の有効利用を図れるようにした給湯システムがあり、この給湯システムとして、特開平10−196983号公報に記載されたものが知られている。
【0003】
このものは、図3に示す概略構造を有しており、太陽熱温水器(5)から引き出された上流側温水通路(56)は、給湯器用湯水混合ユニット(1)の温水通路(14)に接続されている。又、上水道に繋がる給水通路(10)は給湯器用湯水混合ユニット(1)の冷水通路(15)に接続されていると共に、該冷水通路(15)と上記温水通路(14)の合流点には湯水混合器(20)が配設されている。そして、上記温水通路(14)と冷水通路(15)には湯温センサ(19)と給水温センサ(23)が各別に設けられている。又、湯水混合器(20)の下流側に形成された混合水通路(29)には混合水温センサ(33)が設けられている。
上記混合水通路(29)は給湯器(7)の水入口(77)に配管接続されていると共に、前記給湯器(7)から出湯蛇口(85)や浴槽(81)に給湯されるようになっている。
【0004】
このものでは、給湯器 (7)を遠隔操作する為の給湯器用リモコン(71)で給湯温度を設定すると、該設定された温度(以下、「設定温度S」という。)が給湯器用湯水混合ユニット(1)の制御装置(11)に送信される。そして、例えば出湯蛇口(85)の開放によって給湯器(7)内の通水路に水流が生じると、給湯器(7)内に設けられた給湯器用流量センサが出力する通水有り信号によって給湯器用湯水混合ユニット(1)の湯水混合器(20)が制御され始める。即ち、湯温センサ(19)及び給水温センサ(23)の検知温度と上記設定温度Sに基づいて動作する湯水混合器(20)によって、温水通路(14)の温水と冷水通路(15)の冷水の混合割合が調節され、これにより、湯水混合器(20)から流出する混合水が設定温度Sに温調される。すると、給湯器用湯水混合ユニット(1)から流出する温水が燃焼停止状態に維持された給湯器(7)を介して出湯蛇口(85)等に給湯される。
【0005】
このものでは、給湯器(7)に組み込まれ且つガスバーナの燃焼量の演算に使用される上記給湯器用流量センサの検知流量は所定数のビットで表現される。従って、所定数のビット数で表現された前記検知流量を通信ケーブルから給湯器用湯水混合ユニット(1)の制御装置(11)に送信すると、上記通信において、前記検知流量の送受信に占有される割合が高くなり、その分、他の情報の円滑な送受信が困難になる。かかる理由により、上記従来のものでは、上記給湯器用流量センサが検知する通水有無の信号(1ビットで表現できる)を通信ケーブルから前記制御装置(11)に送信し、該信号を、給湯器用湯水混合ユニット(1)の制御開始用のスタート信号としてのみ使用するようにしている。従って、このものでは、混合水通路(29)を流れる混合水の流量(上記給湯器用流量センサが検知する流量に等しい)に基づく給湯器用湯水混合ユニット(1)の多様な制御を行うことができない。
【0006】
そこで、混合水通路(29)に独立した混合水用流量センサを配設することによって、給湯器(7)の動作との相関を考慮した以下の如き細かな制御を実現可能にすることも考えられる。
【0007】
即ち、湯温センサ(19)の検知温度(太陽熱温水器(5)側から供給される温水の温度)が給湯器用リモコン(71)で設定された設定温度Sよりも若干低温の場合は、給湯器(7)のガスバーナを最小燃焼量(ガスバーナへのスムーズな点火を担保できる最小ガス量での焼量)で燃焼させても給湯器(7)からの出湯温度が既述設定温度Sを超えてしまうのを未然に防止できるような混合水の温度(以下、「混合目標温度」というが、この混合目標温度は、混合水の流量が少ない程低温にする必要がある)を演算するようにし、この演算に必要な混合水の流量を判断する為の独立した混合水用流量センサ(32) を混合水通路(29)に配設するのである。
【0008】
しかしながら、給湯器(7)の通水路に設けられた給湯器用流量センサとは別な混合水用流量センサ(32)を設けると、部品数が増加する分だけ異常の発生率も増大する。そして、前記各流量センサの異常が発生すると、給湯器(7)や湯水混合器 (20)の正常動作が担保できなくなるという問題があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、かかる点に鑑みて成されたもので、
『上水道からの冷水が流れる冷水通路(15)と温水供給装置からの温水が流れる温水通路(14)が合流する合流点から延長され且つ下流側の給湯器(7)に配管接続される混合水通路(29)と、
前記混合水通路(29)に配設された混合水温センサ(33)及び混合水用流量センサ(32)と、
前記混合水用流量センサ(32)の検知流量に基づいて設定変更される混合目標温度に前記混合水温センサ(33)の検知温度が一致するように前記温水と前記冷水の混合割合を調節する湯水混合器(20)と、を具備するソーラ接続ユニット』に於いて、
混合水用流量センサ(32) の異常を判定できるようにして適切な対処を可能ならしめることを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
[1項]
上記課題を解決するための本発明の技術的手段は、
『前記混合水用流量センサ(32)が通水停止信号を出力している条件下において、前記給湯器(7)内で前記混合水の流れを検知する給湯器用流量センサ(78)の通水有り信号が通信ケーブルを介して送信されて来ている流量センサ異常時には、前記混合水用流量センサ(32)が異常であることを示す異常信号を出力する異常判定手段を具備し、
前記流量センサ異常時には、前記湯水混合器 (20) で前記冷水通路 (15) を最大開度合に設定する一方、前記温水通路 (14) を最小開度に設定する』ことである。
【0011】
上記技術的手段によれば、混合水用流量センサ(32)の動作の適否が給湯器用流量センサによって監視される。即ち、後者の給湯器用流量センサが出力する通水有り信号が通信ケーブルを介して給湯器用湯水混合ユニットに送信されて来ているにも関わらず、前者の混合水用流量センサ(32)が混合水の流れ(通水の有無及び流量の両者を含む)を検知していない流量センサ異常時には、該混合水用流量センサ(32)が異常状態にあると判断して異常判定手段から異常信号が出力される。
そして、前記流量センサ異常時には、前記湯水混合器 (20) で前記冷水通路 (15) が最大開度合に設定される一方、前記温水通路 (14) を最小開度に設定され、これにより、混合水の温度低下が図られる。
【0012】
[2項]
前記1項に於いて、
『前記異常信号が出力されている場合は、前記混合水用流量センサ(32)が異常状態にあることを前記給湯器(7)の給湯器用リモコンに報知させる為の報知要求信号を前記通信ケーブルに送出する手段を具備する』ものでは、混合水用流量センサ(32)が異常状態にあることを給湯器用リモコンに報知させることにより、利用者に前記混合水用流量センサ(32)の修理点検の必要性を認識させる。
尚、前記異常信号が消滅した場合、即ち、混合水用流量センサ(32) が混合水の流れを検知する状態に復帰した場合は、上記報知要求信号が通信ケーブルに送出されないから、給湯器用リモコンによる異常報知動作も停止する。
【0013】
[3項]
前記1項又は2項に於いて、
『前記冷水通路(15)の途中であって前記湯水混合器(20)より上流側に位置する部分と、前記混合水通混合水通路(29)とを繋ぐバイパス通路(28)と、
前記バイパス通路(28)を閉状態に維持する安全弁を設け、
前記異常信号が出力されている場合は、前記安全弁を開弁させる』ものでは、
混合水用流量センサ(32)が異常状態にあると判断された場合には、前記安全弁が開弁され、これにより、冷水通路(15)から混合水通路(29)に多量の冷水が流入して混合水の温度が低下する。従って、危険な高温水が給湯器(7)側に供給される不都合を一層確実に防止できる。そして、上記多量の冷水によって温度低下された水が給湯器(7)側へ供給され、これが給湯器の本来的な機能によって給湯設定温度まで加熱される。
【0014】
尚、前記異常信号が消滅した場合、即ち、混合水用流量センサ(32)が混合水の流れを検知する状態に復帰した場合は、上記安全弁を開弁させる制御も解除され、これにより、再び安全弁がバイパス通路(28)を遮断して初期状態に復帰する。
【0015】
[4項]
前記1項又は2項に於いて、
『前記温水通路(14)を開状態に維持する安全弁を設け、
前記異常信号が出力されている場合は、前記安全弁を閉弁させる』ものでは、混合水用流量センサ(32)が異常状態にあると判断された場合には、前記温水通路(14)に設けられた安全弁が閉弁され、これにより、太陽熱温水器(5)等の温水供給装置からの温水が遮断される。これにより、温水供給装置からの温水が冷水通路からの冷水に混合されることなく、該冷水のみが給湯器(7)側へ供給される。従って、以後は、給湯器(7)の本来的な機能によって、前記冷水が給湯設定温度まで加熱昇温されて適正な給湯動作が行える。
【0017】
【発明の効果】
本発明は次の特有の効果を有する。
1項の発明では、給湯器用流量センサによって混合水用流量センサ(32)の動作が監視され、該混合水用流量センサ(32)の異常・正常を判定することができる。
又、混合水用流量センサ(32)が異常と判定される場合(流量センサ異常時)には、冷水通路 (15) が最大開度合に設定される一方、温水通路 (14) を最小開度に設定され、混合水の温度低下が図られる。従って、危険な高温水が給湯器 (7) 側に供給される不都合がない。
【0018】
2項の発明では、混合水用流量センサ(32)が異常状態にあることを給湯器用リモコンで報知することが出来、前記混合水用流量センサ(32)の修理点検の必要性を喚起することができる。
【0019】
3項,4項のものでは、混合水用流量センサ(32)が異常状態にあると判断された場合に、危険な高温水が給湯器(7)側に供給される危険を一層確実に防止できる利点がある。
【0021】
【発明の実施の形態】
次に、上記した本発明の実施の形態を図面に従って詳述する。
図1は、本発明の実施の形態に係る給湯器用湯水混合ユニット(1)を用いた給湯システムの概念図であり、太陽熱温水器(5)は給湯器用湯水混合ユニット(1)を介して給湯器(7)に配管接続されている。以下、各部の詳細を説明する。
【0022】
[太陽熱温水器(5)について]
太陽熱温水器(5)は、太陽熱を吸収する集熱器(50)と貯湯タンク(51)内とを循環するように形成された蓄熱配管(52)を具備しており、該蓄熱配管(52)には膨張タンク(53)と循環ポンプ(54)が配設されている。
又、貯湯タンク(51)の底部には上水道から冷水を供給するソーラ用給水管(55)と水抜栓(57)を具備する水抜通路(58)が接続されていると共に、貯湯タンク(51)の頂部からは上流側温水通路(56)が引き出されている。
【0023】
[給湯器(7)について]
給湯器(7)は、図示しないガスバーナで加熱される熱交換器(69)が内蔵された給湯器本体(70)と、熱交換器(69)への流入水(給湯器用湯水混合ユニット(1)から供給される混合水)の流量を計測する給湯器用流量センサ(78)と、給湯器本体(70)に電気接続された給湯器用リモコン(71)を備えていると共に、該給湯器用リモコン(71)には、運転スイッチ(72)と、浴槽(81)に湯張りする際に操作する湯張りスイッチ(73)と湯温設定器(75)と、更に、給湯器(7)の運転状態を表示する表示部(74)が設けられている。
又、給湯器本体(70)と浴槽(81)との間は、湯張り及び追焚きに使用される往き管(82)と戻り管(83)で接続されていると共に、更に、給湯器本体(70)から引き出された給湯通路(84)には出湯蛇口(85)が設けられている。
【0024】
[給湯器用湯水混合ユニット(1)について]
本発明の対象たる給湯器用湯水混合ユニット(1)には、上記太陽熱温水器(5)からの温水が流れる上流側温水通路(56)が接続される温水配管接続口(16)と、既述ソーラ用給水管(55)から分岐した給水通路(10)が接続される給水配管接続口(17)と、更に、給湯器本体(70)の水入口(77)に接続される給湯器接続口(18)が設けられている。
【0025】
上記温水配管接続口(16)の下流側に形成された温水通路(14)には、バキュームブレーカ(12)と、逆止弁(13)と、更に、湯温センサ(19)が、この順序で上流側から配設されている。又、温水通路(14)の上流端近傍には、通水内の塵芥を除去する機能と通路の排水機能を兼備した水抜栓(21)が設けられている。
【0026】
一方、冷水通路(15)には、逆止弁(22)と給水温センサ(23)と更に湯水混合器(20)がこの順序で配設されていると共に、該湯水混合器(20)は、温水通路(14)と冷水通路(15)の合流点に配設された温水調節弁(25)とその上流側に於ける冷水通路(15)内に配設された冷水調節弁(24)とから構成されている。そして、上記冷水調節弁(24)と温水調節弁(25)は、これらに対応するパルスモータ(240)(250)の回転によって先端の弁体(241)(251)を弁口(26)(27)に接離させ、これによって、弁口(26)(27)の開度を変化させて流量調節するように構成されている。又、上記冷水通路(15)に於ける給水温センサ(23)と湯水混合器(20)の間から引き出されたバイパス通路(28)は前記合流点の下流側に位置する混合水通路(29)に接続されている。そして、このバイパス通路(28)には、該バイパス通路(28)を開閉する為の安全弁たる常開電磁弁(31)(非通電時に開状態に維持される弁)が設けられていると共に、上記混合水通路(29)には混合水の流量を計測する混合水用流量センサ(32)と混合水温センサ(33)と過昇温検知センサ(34)と更に水抜き栓(35)が設けられており、該水抜き栓(35)は上記混合水通路(29)等の水圧が過剰上昇したときに開弁して圧力を開放する逃がし弁機能を兼備している。又、冷水通路(15)の上流端近傍には、通水の除塵機能と排水機能を兼備した水抜栓(30)が設けられている。
【0027】
そして、既述湯温センサ(19),給水温センサ(23),湯水混合器(20),常開電磁弁(31),混合水用流量センサ(32),混合水温センサ(33)及び過昇温検知センサ(34)等の電気部品は制御装置(11)に電気接続されており、該制御装置(11)によって、湯水混合器(20)の動作が制御されるようになっている。
【0028】
[給湯動作の実際]
次に、上記給湯システムの動作を説明する。
給湯器用湯水混合ユニット(1)に組み込まれた制御装置(11)には、図2のフローチャートに示す内容の制御動作を実行するマイクロコンピュータが格納されており、以下、本実施の形態に係る給湯システムの動作を図2のフローチャートに従って説明する。
【0029】
先ず、給湯器(7)の給湯器用リモコン(71)に設けられた運転スイッチ(72)が操作されると該操作信号が通信ケーブル(79)を介して給湯器用湯水混合ユニット(1)の制御装置(11)に送信され、これにより、図2の制御動作が始まる。
【0030】
次に、混合水用流量センサ(32)が検知する混合水の流量Qが基底流量(本実施の形態では、2リットル/分)を超えたか否かがステップ(ST1)で判断される。そして、混合水用流量センサ(32)の検知流量が上記基底流量未満の場合は、更に、既述発明特定事項たる異常判定手段に対応するステップ(ST2)を実行する。即ち、ステップ(ST2)で、混合水用流量センサ(32)が通水停止信号たる検知流量「0」を信号を出力し且つ給湯器用流量センサ(78)が水流を検知している(通水有り信号を出力している)ことが確認できると、ステップ(ST3)(ST4)のエラー処理を行う。即ち、かかる場合は、混合水用流量センサ(32)が断線等の異常状態にあると判断し、ステップ(ST3)で温水調節弁(25)を最小開度に、冷水調節弁(24)を最大開度に、更に、常開電磁弁(31)を開状態に維持させる。これにより、給水通路(10)から供給される大量の冷水が冷水通路(15)及びバイパス通路(28)から混合水通路(29)に供給される。従って、混合水用流量センサ(32)が異常状態に陥って正確な制御が出来なくなった湯水混合器(20)から危険な高温水が給湯器(7)に供給されるのを未然に防止することができる。又、ステップ(ST4)に於いて、混合水用流量センサ(32)が異常状態にあることを給湯器用リモコン(71)の表示部(74)に表示させる為の報知要求信号が通信ケーブル(79)から前記給湯器用リモコン(71)に送信される。これにより、上記表示部(74)に“混合水用流量センサ:エラー”が表示され、混合水用流量センサ(32)の修理・点検の必要性が喚起される。尚、混合水用流量センサ(32)が異常状態にあることを音声等で報知させる為の信号を給湯器用リモコン(71)に送信してもよい。又、出湯蛇口(85)が開放されたことを示すカランマークが給湯器用リモコン(71)の表示部(74)に表示される形式の給湯器(7)では、該カランマークを表示させる信号を前記通水有り信号として取り扱っても良い。
【0031】
次に、ステップ(ST4)に続けてステップ(ST1)に制御が戻され、出湯蛇口(85)の開放操作や湯張りスイッチ(73)の投入によって前記基底流量を超える流量Qの混合水が流れていることがステップ(ST1)で確認されると、給湯器用リモコン(71)の表示部(74)に“混合水用流量センサ:エラー”が表示されている場合は該表示を削除する(ステップ(ST5)参照)。
【0032】
次に、給湯器用流量センサ(78)の通水有り信号が通信ケーブル(79)から制御装置(11)に送信されて来ているか否かを判断し(ステップ(ST6)参照)、上記通水有り信号が受信されない場合(給湯器用流量センサ(78)から通水停止信号が出力されていない場合)は、ステップ(ST7)に於いて、給湯器用流量センサ(69)が異常状態にあることを給湯器用リモコン(71)の表示部(74)に表示させる為の報知要求信号が通信ケーブル(79)から前記給湯器用リモコン(71)に送信される。これにより、上記表示部(74)に“給湯器用流量センサ:エラー”が表示され、給湯器用流量センサ(69)の修理・点検の必要性が喚起される。尚、給湯器用流量センサ(69)が異常状態にあることを音声等で報知させる為の信号を給湯器用リモコン(71)に送信してもよい。一方、ステップ(ST6)で、給湯器用流量センサ(69)が水流検知信号を出力していると判断されると、給湯器用リモコン(71)の表示部(74)に“給湯器用流量センサ:エラー”が表示されている場合は該表示を削除する(ステップ(ST8)参照)。
【0033】
次に、ステップ(ST9)で常開電磁弁(31)が閉じられた後に、湯温設定器(75)で設定された設定温度Sよりも湯温センサ(19)の検知温度が低いか否かがステップ(ST10)で判断される。
【0034】
そして、湯温センサ(19)の検知温度が上記設定温度S未満の場合は、混合水用流量センサ(32)の出力から判断される流量Qの混合水を最小燃焼量(ガスバーナの下限燃焼量)で動作する給湯器(7)によって加熱した場合にこれを加熱昇温できる最小上昇温度ΔTが演算される(ステップ(ST11))。即ち、上記最小燃焼量で動作する給湯器(7)の発熱量を最小発熱量Wminとした場合、最小上昇温度ΔT=最小発熱量Wmin/流量Qが演算される。
【0035】
上記最小上昇温度ΔTが演算されると、湯温設定器(75)で設定された設定温度Sよりも前記最小上昇温度ΔTだけ低い混合目標温度MTに混合水(湯水混合器(20)の吐出水)の温度を調節することができれば、最小燃焼量で作動する給湯器(7)から流出する温水の温度が湯温設定器(75)で設定された設定温度Sになることが分かる。そこで、ステップ(ST12)に於いて、混合目標温度MT=設定温度S−最小上昇温度ΔTが演算される。
【0036】
次に、湯温センサ(19)の検知温度が上記演算された混合目標温度MT以下の場合はステップ(ST13)からステップ(ST14)に制御が移行して冷水通路(15)からの冷水の混合割合が最小になるように湯水混合器(20)を制御する。即ち、湯水混合器(20)を構成する冷水調節弁(24)の開度を最小に設定すると共に温水調節弁(25)を全開状態にする。すると、混合目標温度MT以下の温水が給湯器用湯水混合ユニット(1)の混合水通路(29)から給湯器本体(70)に供給され、該温水が湯温設定器(75)で設定された設定温度Sになるまで給湯器本体(70)で加熱昇温され、これが出湯蛇口(85)や浴槽(81)に給湯される。
【0037】
一方、上記ステップ(ST13)を実行したときに湯温センサ(19)の検知温度が混合目標温度MTを超えている場合は、ステップ(ST15)〜ステップ(ST17)が実行され、これにより、湯水混合器(20)で混合された混合水の温度が混合目標温度MTになるように、湯水混合器(20)の冷水調節弁(24)や温水調節弁(25)の開度が調節される。即ち、湯水混合器(20)から流出する混合水の温度を混合水温センサ(33)で監視し、該混合水温センサ(33)の検知温度が上記混合目標温度MTを超える場合はステップ(ST16)で温水通路(14)からの温水の混合割合が減少するように冷水調節弁(24)や温水調節弁(25)の開度が調節される。又、混合水温センサ(33)の検知温度が上記混合目標温度MT未満の場合はステップ(ST17)で温水通路(14)からの温水の混合割合が増加するように冷水調節弁(24)や温水調節弁(25)の開度が調節される。
【0038】
これにより、混合目標温度MTの混合水が給湯器用湯水混合ユニット(1)から給湯器(7)に供給される。すると、給湯器(7)に組み込まれたガスバーナが最小燃焼量で燃焼し、これにより、上記混合目標温度MTの混合水が給湯器(7)で最小上昇温度ΔTだけ加熱昇温されて設定温度Sの温水が出湯蛇口(85)や浴槽(81)に供給される。
【0039】
一方、既述ステップ(ST10)を実行したときに、湯温センサ(19)の検知温度が設定温度S以上の場合は、ステップ(ST18)〜ステップ(ST20)が実行され、これにより、湯水混合器(20)で混合された混合水の温度が設定温度Sになるように、湯水混合器(20)の冷水調節弁(24)や温水調節弁(25)の開度が調節される。
【0040】
即ち、湯水混合器(20)から流出する混合水の温度を混合水温センサ(33)で監視し、該混合水温センサ(33)の検知温度が上記設定温度Sを超える場合はステップ(ST20)で温水通路(14)からの温水の混合割合が減少するように冷水調節弁(24)や温水調節弁(25)の開度が調節される。又、混合水温センサ(33)の検知温度が上記設定温度S未満の場合はステップ(ST19)で温水通路(14)からの温水の混合割合が増加するように冷水調節弁(24)や温水調節弁(25)の開度が調節される。これにより、設定温度Sの温度の混合水が給湯器用湯水混合ユニット(1)から給湯器(7)を経て(18)や出湯蛇口(85)に供給される。
【0041】
尚、本実施の形態では、給湯器用湯水混合ユニット(1)のバイパス通路(28)に設けられた常開電磁弁(31)は、給湯中に停電等の異常状態が発生すると全開状態になり、これにより、上記バイパス通路(28)から大量の冷水が混合水通路(29)に流入する。従って、火傷等の危険がある高温水が出湯蛇口(85)や浴槽(81)に供給される心配がない。
【0042】
[その他]
▲1▼バイパス通路(28)を設けずに、非通電状態で閉状態を維持する安全弁たる常閉電磁弁を温水通路(14)に配設し、該常閉電磁弁を図2のステップ(ST3)で閉動作させ、これにより、給湯器(7)側に高温水が供給されるのを防止してもよい。
▲2▼温水供給装置としては、自然エネルギーを利用する既述太陽熱温水器(5)以外に、各種廃熱を利用した温水供給装置を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を説明する給湯システムの概念図
【図2】本発明の実施の形態に係る給湯器用湯水混合ユニット(1)の動作説明図
【図3】従来例の説明図
【符号の説明】
(1)・・・ソーラ接続ユニット
(5)・・・太陽熱温水器
(7)・・・給湯器(7)
(14)・・・温水通路(14)
(15)・・・冷水通路(15)
(19)・・・湯温センサ
(20)・・・湯水混合器(20)
(29)・・・混合水通路

Claims (4)

  1. 上水道からの冷水が流れる冷水通路(15)と温水供給装置からの温水が流れる温水通路(14)が合流する合流点から延長され且つ下流側の給湯器(7)に配管接続される混合水通路(29)と、
    前記混合水通路(29)に配設された混合水温センサ(33)及び混合水用流量センサ(32)と、
    前記混合水用流量センサ(32)の検知流量に基づいて設定変更される混合目標温度に前記混合水温センサ(33)の検知温度が一致するように前記温水と前記冷水の混合割合を調節する湯水混合器(20)と、を具備するソーラ接続ユニットに於いて、
    前記混合水用流量センサ(32)が通水停止信号を出力している条件下において、前記給湯器(7)内で前記混合水の流れを検知する給湯器用流量センサ(78)の通水有り信号が通信ケーブルを介して送信されて来ている流量センサ異常時には、前記混合水用流量センサ(32)が異常であることを示す異常信号を出力する異常判定手段を具備し、
    前記流量センサ異常時には、前記湯水混合器 (20) で前記冷水通路 (15) を最大開度合に設定する一方、前記温水通路 (14) を最小開度に設定する、給湯器用湯水混合ユニット。
  2. 請求項1に記載の給湯器用湯水混合ユニットにおいて、
    前記異常信号が出力されている場合は、前記混合水用流量センサ(32)が異常状態にあることを前記給湯器(7)の給湯器用リモコンに報知させる為の報知要求信号を前記通信ケーブルに送出する手段を具備する、給湯器用湯水混合ユニット。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の給湯器用湯水混合ユニットに於いて、
    前記冷水通路(15)の途中であって前記湯水混合器(20)より上流側に位置する部分と前記混合水通混合水通路(29)とを繋ぐバイパス通路(28)と、
    前記バイパス通路(28)を閉状態に維持する安全弁を設け、
    前記異常信号が出力されている場合は前記安全弁を開弁させる、給湯器用湯水混合ユニット。
  4. 請求項1又は請求項2に記載の給湯器用湯水混合ユニットに於いて、
    前記温水通路(14)を開状態に維持する安全弁を設け、
    前記異常信号が出力されている場合は前記安全弁を閉弁させる、給湯器用湯水混合ユニット。
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