JP3718474B2 - 広告体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、広告体に関し、特に、人型POPと言われる比較的大型で、主として室内で用いられるものに関する。
【0002】
【従来の技術】
人型POPと称される広告体は、等身大POPとも言われ、古くから多くの業界で使用されている。この人型POPは、人気のあるタレントやキャラクターを使用する場合が多く、広告効果が大きいことから、広告体としての価値が認められてきた。
【0003】
図10は、このような広告体としての人型POPの従来例を示す斜視図である。人型POPは、モデルの写真等が描かれたパネル10をスタンド20に張り付けた構成になっている。主として屋内で使用するものは、パネル10もスタンド20も共に段ボール等の紙製である。
【0004】
まず、パネル10の作成方法から説明する。人型POPは、立っている人間の等身大の写真又は絵が記載されるのが原則なので、パネルの大きさは、1.5m〜2m程度となり、パネルとしては、この大きさの印刷物を作らなければならない。これに対し、現在使用されている印刷機は、B1サイズ(728×1030mm)又はL判(800×1100mm)程度が最大サイズとなっている。勿論、これ以上の1,500mm〜2,000mmといったサイズを印刷できる機械もあるが、非常に特殊であり、日本に数台しか無いと言われ、価格も大変な高額である。したがって、通常は、上記のB1サイズ程度の大きさのものを2枚張り合わせて等身大のパネル10を製作している。
【0005】
図11は、このような従来のパネル10の断面図である。パネル10は、人物の写真又は絵が印刷されたコートボール紙製のパネル本体を段ボール台紙に張り付けたものである。コートボール紙は、表面が白く艶のある面で、裏面はネズミ色をした厚紙で、白色の面に写真や絵を印刷する。パネル本体は、上パネル本体11と下パネル本体12とに分けて印刷される。段ボール台紙13は、下板紙13aに波板紙13bを貼ったものである。通常の段ボールは波板紙13bの上にも下板紙13aと同じ板紙を接着してサンドイッチ状にしているが、ここの段ボールは上側の板紙の無いものとなっている。この段ボール台紙13は、予めパネル10の形状にカットされている。
【0006】
図示しない印刷機で、人物の写真又は絵を上パネル本体11と下パネル本体12とに分割して印刷し、これらを段ボール台紙13の上に接着剤で貼り合わせ、パネル10が完成する。すなわち、パネル10は、段ボールにおいて、波板紙13bをサンドイッチ状に挟む2枚の板紙の一方を、上下のパネル本体11,12に置き換えた構成となる。
【0007】
パネル10の作成方法としては、人物の写真や絵を薄い紙に印刷し、通常の段ボール、すなわち、波板紙13bを両側から厚紙でサンドイッチ状に挟んだ段ボールに糊付けする方法も考えられる。しかし、そのような構成にすると、張り付けて乾燥させた後、パネルに反りが発生したり、しわができたりし易い。これに対し、コートボール紙を用いた方法によれば、反りやしわを確実に防止することができる。このような理由からコートボール紙を用いている。
【0008】
図12は、スタンド20の展開図である。段ボール紙を無駄なく利用するためと、組立を容易にするために、このような1枚の紙片を作り、実線に沿って切断し、点線に沿って折り曲げることで、図13に示すようなスタンド20を組み立てるのである。紙片は、点線及び実線により背板21、左右の側板22,23、及び中央の補強片24に分割される。補強片24の上縁には、背板21の幅と同じ間隔で係止溝25,25が形成されている。また、補強片24の左右両側には突起があり、この突起に対応する被係止溝26,26が左右の側板22,23に形成されている。
【0009】
スタンド20を組み立てるには、まず、背板21の両側の側板22,23部分を点線の位置で折り曲げてコ字状にする。次に、補強片24を中間の線24aで山形に折り曲げ、係止溝25,25と被係止溝26,26とを嵌合させる。これによって、図13に示すように左右の側板22,23が背板21に対してコ字状に保持されることになる。以上でスタンド20の組立は完了する。こうしてできたスタンド20の背板21にパネル10を接着剤等で張り付け、広告体が完成する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来の広告体には、次のような問題があった。先ず、第1に、パネル10をスタンド20に張り付ける際の位置決め手段がなく、位置決め作業が困難である。パネル10が上下パネル本体11,12をつなぎ合わせる場合は、かなりの長さになるので、スタンド20に対する位置決めも、一カ所ではなく、2カ所あることが望ましい。
【0011】
第2に、パネル10を上パネル本体11と下パネル本体12とに分割して印刷し、段ボール台紙13の上で張り合わせるのであるが、このときも、位置決め手段が全くないので、描かれた写真又は絵を見ながら張り合わさなければならず、張り合わせが難しく、時間が掛かる。
【0012】
第3に、スタンド20の形状を保持するのは、補強片24に設けられた係止溝25,25と、左右の側板22,23の被係止溝26,26とを嵌合させるだけなので、左右の側板22,23が開き易く、スタンド20の安定性が悪い。
【0013】
第4に、スタンド20の接地部分は、背板21と左右の側板22,23の下端縁と、パネル10の下端縁であり、全て線接触なので、強度が弱い。これらの理由からスタンド20の安定性に欠ける。
【0014】
第5に、補強片24を形成するために左右の側板22,23を大きくえぐるので、側板22,23のえぐられた部分の幅W(図12参照)が小さくなり、側板22,23の強度が低下する。この問題に対して、側板22,23の幅を大きくすれば良いのであるが、そうするとスタンド20の奥行き寸法が大きくなり、広告体の設置スペースが大きくなってしまう。
【0015】
本発明は、上記の問題の解決を図ったもので、スタンドとパネルの位置決めが容易で、スタンドが安定し、広告体の奥行き寸法を小さくしても側板の強度が低下しない広告体を提供することを第1の目的としている。また、上記の目的に加えて2枚のパネルを張り合わす際の位置決めが容易な広告体を提供することを第2の目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記第1の目的を達成するために本発明の広告体は、広告用の画像が印刷されたパネルと、該パネルの下部を裏側に折り曲げて形成した接地部と、該接地部に設けた起立片と、前記パネルが張り付けられる背板と該背板の両側に連設された左右の側板とを備えたスタンドと、前記左右の側板の間隔を保持する間隔保持片及び/又は上端保持片とを有し、前記起立片により前記パネルとスタンドとが位置決め固定されることを特徴としている。前記起立片を左右の側板と同じ間隔で一対設け、かく起立片と側板とを固定する構成にすることができる。
【0017】
上記第2の目的を達成するために本発明は、前記パネルが上パネルと下パネルの2枚のパネルからなり、前記接地部が下パネルに形成され、上下パネルの接続側端部を裏側に折り曲げて上下の接続片を形成し、該上下の接続片に位置合わせ部を形成して上下のパネルの接続位置決めとし、上記接続片に前記スタンドとの位置決め用係止部を形成する構成を特徴としている。前記接続片又は前記接地部が、上下パネルの全幅に渡って形成されている構成とすることもできる。
【0018】
前記スタンドが、上スタンドと下スタンドとに分割され、上下のスタンドの一方に接合片と差込片とを設け、他方のスタンドには接合片とスリットとを設け、上下の接合片を重ね合わせ、一方の差込片を他方のスリットに差し込むことにより位置決め結合される構成としたり、前記パネル及びスタンドが共に段ボール製である構成とすることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施例を図面によって説明する。
図1は、本発明の広告体の第1実施例を示す図で、(a)は裏面から見た斜視図、(b)は表面から見た斜視図である。同図に示す広告体100は、パネル110とスタンド120とから構成されている。この実施例のパネル110の大きさは、通常の印刷機で印刷できる最大の大きさ以内の大きさである。
【0020】
パネル110は、表面側に人物等の写真や絵が印刷されたもので、従来例と同様にコートボール紙製のパネル本体を、段ボール台紙に張り付けたものである。パネル110の下端には、裏側にほぼ90゜の角度に折り曲げた接地部111がある。この接地部111の両端には、パネルの上方に向けてほぼ90゜折り曲げて形成した起立片112,112があり、起立片112,112には、小孔112a,112aが穿設されている。パネル110には、コ字形のスリット110aが開けられ、ここに別の紙片を折って形成したポケット113を付け、パンフレット115を収容できるようにしている。
【0021】
図2はスタンド120を分解して平らに展開した分解展開図である。スタンド120は、1枚の段ボールから切り取った本体部と2つの付属片とから構成されている。本体部は、長方形の背板121と、その両側の点線を折り曲げて形成した左右の側板122,122と、背板121の上部の点線を折り曲げて形成した上端保持片123とからなっている。左右の側板122,122は、下側が広く上側が狭い台形に似た形状で上端はほぼ半円形になって、その先端に段差状の係止部122aがある。左右の側板122,122の斜面の中間には、スリット122b,122bが形成され、下端の両側には小孔122c,122cが開けられている。
【0022】
上端保持片123は、背板121とほぼ同じ幅の首部の上に幅の広い肩部が形成された形状で、肩部の下側は半円形になって、首部との間に係止溝123a,123aを形成している。
【0023】
2つの付属片は、左右の側板122,122の間隔を保持するもので、一方が差込型の間隔保持片124で他方が折曲型の間隔保持片125である。間隔保持片124には、左右に溝124a,124aが形成されている。間隔保持片125は左右の点線部分を直角に折り曲げてコ字状にする。折り曲げた部分に小孔125a,125aが穿設されている。
【0024】
図3に示すように、スタンド120は、左右の側板122,122と上端保持片123を点線(図2参照)のところで、矢印に示すように折り曲げて組み立てる。左右の側板122,122及び上端保持片123は、背板121に対して直角になり、上端保持片123の係止溝123a,123aと、左右の側板122,122の係止部122a,122aとが係合する。背板121と左右の側板122,122とがほぼコ字形になったら、左右の側板122,122が起立片112,112の内側に入るように背板121とパネル110とを重ね、仮止めする。左右の側板122,122の下端の背板121側の小孔122c,122cとパネル120の起立片112の小孔112a,112aとを重ね、固定部材としてのプラスチック製のホック30で固定する。
【0025】
図4は、ホック30の詳細を示す拡大分解斜視図である。ホック30は、合成樹脂製で、雄型ホック31と雌型ホック32とからなり、雄型ホック31に設けられた突起31aが、雌型ホック32の貫通孔32aに圧入されることで、両フランジ間に挟んだものを固定する。
【0026】
図5は、ホックの使用方法を説明する断面図で、(a)は固定前、(b)は固定後を示す。起立片112と側板122とを重ね、側板122の小孔122cと起立片112の小孔112aとを重ねる。両小孔122c,112aが重なったら、図の左側から雌型ホック32を小孔122c,112aに挿入し、反対側から雄型ホック31の突起31aを挿入し、雌型ホック32の貫通孔32aに押し込む。雌雄のホック31,32が嵌合したら、図5(b)に示すように、側板122と起立片112とは雌雄のホック31,32の両フランジ間に挟みつけられ固定される。両側の側板122,122について同様にすることによって、スタンド120はパネル110に固定される。さらに、間隔保持片125を同様の方法で固定する。最後に、間隔保持片124をスリット122b,122bに差し込む。このとき、間隔保持片124の溝124a,124aとスリット122b,122bとが係合し合うようにする。この後、パネル110を背板121に接着固定し、パネル110に形成されたコ字形のスリット110aにポケット113を取り付けて完成となる。
【0027】
スタンド120の左右の側板122,122は、下端を間隔保持片125とにより、上端を上端保持片123によって、中間を間隔保持片124によって間隔を保持されるので、スタンド120は、簡単には形状が崩れなくなり、非常にしっかりとしたものとなる。また、従来例のように側板22,23に補強片24を切り出すためのえぐられた細い部分(図12の寸法Wで示す部分)ができず、側板122,122の強度が向上する。
【0028】
上記の実施例によれば、パネル110の起立片112とスタンド120の左右側板122,122とを固定するので、パネル110に対する側板122,122の位置決めが簡単にできるようになる。
【0029】
図6は、本発明の広告体の第2実施例を示す斜視図である。この広告体200は、パネル220が、上パネル230と下パネル240とから形成された実施例である。上下のパネル230,240をつないだ高さは、1.5〜2m程度で、その表面には、大人の等身大立像等の大きな写真や絵が描かれている。スタンド250も、上スタンド260と下スタンド270とから構成されている。
【0030】
図7はパネル220を分解して平らに展開した分解展開図である。上下パネル230,240の作り方は、従来例で説明したのと同じで、コートボール紙に人物の等身大立像を上下に分割して印刷し、それぞれを段ボール台紙に糊付けしている。したがって、こうして形成された上下パネル230,240も段ボール製ということになる。
【0031】
上パネル230の下端には、点線を90゜折り曲げて形成される接続片231がある。この接続片231の長さは上パネル230の幅と同じ長さになっている。接続片231には、スタンド250との位置決め用係止部として、離間した2つの溝231a,231aと、位置合わせ部として、ほぼ等間隔に穿設された4つの小孔231bがある。溝231a,231aの間隔は、図8で説明するスタンド250の背板261,271の幅と等しくなっている。
【0032】
下パネル240は、上端に接続片241が連設されている。この接続片241は、上パネル230の接続片231と同じ長さで、相互に重なり合って上下のパネル230,240を接続するものである。接続片231の溝231a,231aとおなじ位置にスタンド250との位置決め用係止部としての溝241a,241aがあり、4つの小孔231bに対応して位置合わせ部としての4つの小孔241bを有している。
【0033】
下パネル240の下端には、点線位置で折り曲げ形成される接地部242を連設している。この接地部242は、下パネル240の幅一杯に形成され、接地部242の一部はコ字形に切り欠かれている。この部分を点線に沿って折り曲げると一対の起立片243,243となる。起立片243,243には、中央に小孔243a,243aが開けられている。両起立片243,243の折り曲げ位置を示す点線間の間隔は、図8で説明するスタンド250の背板の幅と等しい。
【0034】
上下のパネル230,240を点線で折り曲げ、接続片241の上に接続片231を重ね、溝231a,241aを一致させると、4つの小孔231bと241bとが重なり合う。これら重なり合った小孔231b,241bにホック30を挿通し、固定する。これでパネル220が出来上がる。上下パネル230,240は接続片231,241と一体になっていて点線部分で折り曲げる構成になているので、パネル220の強度を向上させ、反りにくくすることができる。特に、接続片231,241の長さが上下パネル230,240の幅と同じになっているので、その効果が大きい。
【0035】
図8はスタンド250の分解展開図である。上スタンド260と下スタンド270とは、それぞれ1枚の段ボールから切り取った本体部と各1つの独立した付属片とから構成されている。
【0036】
上スタンド260は、上背板261と、その両側の点線を折り曲げて形成した左右の上側板262,262と、上背板261の上部の点線を折り曲げて形成した上端保持片263とからなっている。上端保持片263は、上背板261とほぼ同じ幅の首部の上に幅の広い肩部が形成され、両肩部の下側は半円形になって、首部との間に係止溝263a,263aを形成している。
【0037】
左右の上側板262,262は、下側が広く上側が狭い台形に似た形状で上端はほぼ半円形になって、その先端に段差状の係止部262aがある。左右の上側板262,262の中間には、スリット262b,262bが形成されている。このスリット262bは、図2のスリット122bと異なり、上側板262の端部に開口せずにスリット262bの周囲が閉鎖されている。そのため、図2の側板122に比べて上側板262の強度が大きくなる。上側板262の下端には下スタンド270との接合片264があり、点線のところで内側に折り曲げて形成するようになっている。接合片264の中央には差込片265があり、この部分は折り曲げられず、真っ直ぐのままである。差込片265の中央には小孔265aが開いている。上背板261の下端中央には、点線のところで折り曲げて形成する接合片266がある。符号267は独立して形成された間隔保持片を示し、この両側には、溝267a,267aが形成されている。
【0038】
下スタンド270は、下背板271と、その両側の左右の下側板272,272とからなっている。左右の下側板272,272の上部には、点線の位置で折り曲げて形成される接合片273があり、折り目のところにスリット273aが開けられている。また、下側板272,272のスリット273aの近傍には小孔272aが開けられ、下背板271と両側の下側板272の中間にかけて、点線の位置で折れた差込スリット270aが穿設されている。左右の下側板272の中間には、周囲が閉鎖されたスリット272b,272bがあり、下端近傍には、小孔272c,272cが形成されている。下背板271の上端には、接合片274があり、点線で折り曲げるようになっている。符号275は間隔保持片で、両側に溝275a,275aを有する独立した付属片である。
【0039】
次にスタンド250の組立方を説明する。まず、上スタンド260と下スタンド270をそれぞれ点線の位置でほぼ直角に折り曲げる。左右の上側板262,262の上端近くにある係止部262aと係止溝263aとが係止する。間隔保持片267をスリット262bに挿入し、間隔保持片267の溝267aと上側板262のスリット262bとを係合させる。接合片264,266を点線の位置で折り曲げる。
【0040】
下スタンド270も点線の位置で折り曲げ、間隔保持片275をスリット272bに挿入し、溝275a,275aとスリット272b,272bを係合させる。次に、上下のスタンド260,270を重ね合わせる。このとき、接合片273の上に接合片264が重なり、スリット273aに差込片265が差し込まれる。すると、小孔265aと272aとが重なり合うので、これらの孔にホック30を挿通して固定する。
【0041】
図9はこうして組み立てられたスタンドの斜視図である。このとき、差込スリット270aは、1つの水平面を形成するようになっている。なお、間隔保持片267,275を挿入するスリット262b,272bは、図2に示すスリット122bのように、上下の側板262,272の端部から切欠形成してもよい。
【0042】
こうして組み立てられたスタンド250に、上述したように組み立てておいたパネル220を取り付けることになる。それには、パネル220とスタンド250との位置決めが必要である。本発明では、パネル220が大きいので、この位置決めを2カ所でできるようにしている。
【0043】
組み立てたパネル220の接地部242の中央にある起立片243,243の間に、スタンド250の下端部を挿入する。上下の背板261,271に上下のパネル230,240を密着させると、下側板272,272の下端近傍に穿設した小孔272c,272cと起立片243,243の小孔243a,243aとが重なり合う。ここにホック30を入れて固定する。これで一カ所の位置決めができたことになる。
【0044】
次に、上下のパネル230,240の接続片231,241の重なった部分を、スタンド250の差込スリット270aに挿入する。そして、重ね合わせた溝231a,241aに、差込スリット270aの奥の下側板272を浸入させる。溝231a,231aの間隔は上下の背板261,271の幅に等しいので、左右の下側板272,272は間隔が固定された状態になる。これによって、パネル220とスタンド250の2カ所目の位置決め固定ができることになる。
【0045】
このように本発明の第2実施例によれば、上下に分割されたパネルやスタンドを、簡単に位置決めして組み立てることができ、パネルとスタンドの位置決めも簡単、かつ、確実に行うことができる。また、スタンド250を構成する左右の側板も、上端保持片263と間隔保持片267,275等により間隔を保持されるので、形状を保持し易く、強度も安定する。また、間隔保持片267,275は、独立して形成されるので、側板等に弱い部分ができる心配がない。さらに、下パネル240に連設して接地部242を設けたので、広告体200が接地部242により床と面接触できるようになって、安定して立てることができる。特に、接地部242の長さは、下パネル240の幅と同じで、接地部242の幅は、スタンド270の下側板272の下端の幅と同じ程度となっており、十分な接地面積を有することから、安定性をより向上させることができる。
【0046】
【発明の効果】
以上に説明したように本発明の広告体は、広告用の画像が印刷されたパネルと、該パネルの下部を裏側に折り曲げて形成した接地部と、該接地部に設けた起立片と、前記パネルが張り付けられる背板と該背板の両側に連設された左右の側板とを備えたスタンドと、前記左右の側板の間隔を保持する間隔保持片及び/又は上端保持片とを有し、前記起立片により前記パネルとスタンドとが位置決め固定される構成なので、パネルとスタンドの位置決めが容易にできるようになった。
【0047】
前記パネルが上パネルと下パネルの2枚のパネルからなり、前記接地部が下パネルに形成され、上下パネルの接続側端部を裏側に折り曲げて上下の接続片を形成し、該上下の接続片に位置合わせ部を形成して上下のパネルの接続位置決めとし、上記接続片に前記スタンドとの位置決め用係止部を形成すれば、上下のパネルの張り合わせの際の位置決めが簡単にできる。また、パネルの強度を上げ、反りを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の広告体の第1実施例を示す図で、(a)は裏面から見た斜視図、(b)は表面から見た斜視図である。
【図2】スタンドの分解展開図である。
【図3】スタンドの組立状態を示す斜視図である。
【図4】ホックの詳細を示す拡大分解斜視図である。
【図5】ホックの使用方法を説明する断面図で(a)は固定前、(b)は固定後を示す。
【図6】本発明の広告体の第2実施例を示す斜視図である。
【図7】パネルを分解した分解展開図である。
【図8】スタンドの分解展開図である。
【図9】スタンドの組立状態を示す斜視図である。
【図10】広告体としての人型POPの従来例を示す斜視図である。
【図11】従来のパネルの断面図である。
【図12】従来の広告体に使用されるスタンドの展開図である。
【図13】従来のスタンドの組立状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
100,200 広告体
110,220 パネル
111,242 接地部
112,243 起立片
120,250 スタンド
121 背板
122 側板
123,263 上端保持片
124,125 間隔保持片
230 上パネル
231,241 接続片
231a,241a 位置決め用係止部
231b,241b 位置合わせ部
240 下パネル
260 上スタンド
261 上背板
262 上側板
262b,273a スリット
264,273 接合片
265 差込片
270 下スタンド
271 下背板
272 下側板

Claims (2)

  1. 広告用の画像が印刷された上パネル及び下パネルと、該パネルの下部を裏側に折り曲げて形成した接地部と、該接地部に設けた起立片と、前記上下のパネルが貼り付けられる背板と該背板の両側に連設された左右の側板とを備えたスタンドと、前記左右の側板の間隔を保持する間隔保持片及び/又は上端保持片とを有し、前記起立片により前記パネルとスタンドとが位置決め固定され、上下パネルの接続側端部を裏側に折り曲げて上下の接続片を形成し、該上下の接続片に位置合わせ部を形成して上下のパネルの接続位置決めとし、前記接続片に前記スタンドとの位置決め用係止部を形成したことを特徴とする広告体。
  2. 前記スタンドが、上スタンドと下スタンドとに分割され、上下のスタンドの一方に接合片と差込片とを設け、他方のスタンドには接合片とスリットとを設け、上下の接合片を重ね合わせ、一方の差込片を他方のスリットに差し込むことにより位置決め結合されることを特徴とする請求項1記載の広告体。
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