JP3718415B2 - 多点自動焦点検出装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、カメラなどの光学機器に用いられる多点自動焦点装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、撮影画面内に複数の焦点検出領域を持つ、多点自動焦点装置を備えるカメラが普及している。このような、多点自動焦点装置は、例えば、撮影画面内にH字型に配列された、いずれかの焦点検出領域を用いてフォーカシングを実行することが可能である。
【0003】
このような、複数の焦点検出領域を有する多点自動焦点装置を備えるカメラには、一般に、撮影者が複数の焦点検出領域の中から任意に1つの領域を選択し、その選択された焦点検出領域でフォーカシングを実行する任意選択モードが設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
任意選択モードは、撮影者の意図に即した撮影を可能とする一方、撮影者が選択した領域でのデフォーカス量の演算結果がNG、すなわち有効なデフォーカス量が得られなかった場合には、AF(オートフォーカス)動作ができないため、それ以降の動作を停止させていた。このため、撮影者は選択領域の変更その他の何らかの対処を行わなければならず、カメラの操作が煩わしかった。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされた。すなわち、本発明は、任意選択モードにおける改良されたAF撮影を実現する為の、多点自動焦点検出装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そのため本発明の多点自動焦点検出装置は、長辺及び短辺からなる長方形の撮影画面内において、当該画面中央寄りに配置され、該長辺沿いに長手方向をなす第一の焦点検出領域と、該第一の焦点検出領域を挟んだ両側であり且つ当該画面周辺寄りに複数領域ずつ配置され、該短辺沿いに長手方向をなす第二の焦点検出領域とをそれぞれ複数有し、これらの焦点検出領域夫々についてデフォーカス演算を行う焦点検出手段を備える多点自動焦点検出装置であって、撮影画面内の複数の焦点検出領域のうち、いずれか1つを焦点検出するための領域として手動設定する為の選択手段と、選択手段によって選択された焦点検出領域に対するデフォーカス演算の結果がNGであり、該選択された領域が該第一の焦点検出領域であるとき、隣接して配置された、それ以外の該第一の焦点検出領域を最も優先させ、該選択された領域が該第二の焦点検出領域であるとき、隣接して配置された該第一の焦点検出領域がある場合にはそれを最も優先させ、隣接して配置された該第一の焦点検出領域がない場合には、選択された該第二の焦点検出領域よりも中央寄りであり且つ隣接して配置された該第二の焦点検出領域を最も優先させる所定の優先度で、デフォーカス演算が有効となる有効領域の決定を行う決定手段とを備える。撮影者が選択手段によって選択した焦点検出領域を用いて焦点検出手段がデフォーカス演算を行った結果がNGであっても、決定手段が、演算結果NGであった領域近傍の領域を優先させる優先度に従って、撮影者の撮影意図に則した有効領域を決定するので、撮影者はその決定したがって撮影を続行することが可能である。
【0007】
選択手段によって選択された領域以外の領域のうちから有効領域を決定するための所定の優先度は、撮影画面の中央に近い領域を優先させるアルゴリズムによって、選択手段によって選択された領域に隣接する領域を優先させるアルゴリズムによって、又は選択された領域に近く且つ撮影画面の中央に近い領域を優先させるアルゴリズムによって設定することが好ましい。
【0008】
また、所定の優先度は、選択手段によって選択された焦点検出領域毎にそれぞれ設定されることが好ましい。
【0009】
また、決定手段は、所定の優先度にしたがう参照テーブルを有する構成とすれば、その参照テーブルに基づいて撮影者の意図に即した有効領域を決定することが可能である。
【0010】
撮影画面は長方形であり、焦点検出領域は、撮影画面の略中央にある中央領域と、該中央領域を通り撮影画面の長辺及び短辺に平行な2つの直線上に夫々複数個配置される一方、選択手段で選択された焦点検出領域が中央領域であり、かつ中央領域がデフォーカス演算NGであった場合には、決定手段は、中央領域に隣接する焦点検出領域のうち前記短辺に平行な直線上にある焦点検出領域を優先的に有効領域として決定する。中央領域がデフォーカス演算NGであった場合に、撮影画面短辺方向、すなわち通常鉛直方向となる直線上に配置される領域が選択されるので、撮影者の意図する被写体に合焦される可能性が増すことになる。
【0011】
また、前記撮影画面が通常の使用状態において短辺が鉛直方向に該当する長方形であり、前記焦点検出領域は、前記撮影画面の略中央にある中央領域と、該中央領域を通り前記撮影画面の長辺及び短辺に平行な2つの直線上に夫々複数個配置される一方、前記選択手段で選択された焦点検出領域が前記中央領域であり、かつ前記中央領域がデフォーカス演算NGであった場合には、前記決定手段は、前記中央領域に隣接する焦点検出領域のうち前記短辺に平行な直線上の、通常の使用状態における鉛直方向上部にある焦点検出領域を優先的に有効領域として決定する。すなわち、中央領域がデフォーカス演算NGであった場合に、撮影画面中央部の鉛直線上であり且つ上方の隣接領域が選択されるので、撮影者の意図する被写体が、例えば人物であった場合に人物の顔に合焦させることも可能である。
【0012】
撮影画面内の複数の焦点検出領域に対応する部分のうち、選択手段又は決定手段によって選択又は決定されている有効領域に該当する部分を点灯表示する表示手段が、カメラに搭載されているのが好ましい。
【0013】
また、表示手段は、表示の初期状態においては選択手段によって選択された焦点検出領域に対応する部分を点灯表示し、決定手段によっていずれかの焦点検出領域が有効領域として決定された場合には、選択手段によって選択された焦点検出領域に対応する部分を点滅表示するとともに、決定手段によって決定された有効領域に対応する部分を点灯表示するのが好ましい。
【0014】
この場合、表示手段は、カメラのファインダー内に表示を行うのが好ましい。
【0015】
或いは、表示手段は、カメラ外装面の液晶表示パネルに表示を行っても良い。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の多点自動焦点検出装置を搭載したAF一眼レフカメラの制御系を表したブロック図である。
図1のAF一眼レフカメラは、カメラ本体10及びAF対応の撮影レンズ(交換レンズ)50から構成される。また、図1において、CPU24は、カメラのあらゆる制御を行うCPUであるとともに、AFユニット28からの信号に基づいてデフォーカス量を演算する焦点検出手段でもあり、また、任意選択モードにおいて選択された焦点検出領域が焦点検出不可能であった場合に、選択された領域以外の領域から最適な焦点検出可能領域を決定する決定手段でもある。
【0017】
図1において、撮影レンズ50内の焦点調節レンズ52を通過してカメラ本体10内に入射してくる被写体からの光線は、その大部分がメインミラー2で反射されペンタプリズム18で反射されてアイピース(図示しない)から射出するとともに、測光IC12の受光面にも導かれる。測光IC12は、例えば受光量に応じた電圧値を対数圧縮した電気信号を生成し、周辺制御回路14を介してCPU24に受光量に関する情報を提供する。CPU24は、測光IC12から得られた受光量情報、フィルム感度情報に基づいてAE演算(露出演算)を実行し、撮影の為の適正シャッタ速度及び適正絞り値を算出する。撮影処理時、CPU24は、周辺制御回路14を介し、算出された適正シャッタ速度及び適正絞り値に基づいて、露光機構20及び絞り機構22を制御し、フィルムへの露光を行う。また、CPU24は、周辺制御回路14を介し、撮影処理において、モータドライバIC16を介してミラーモータを駆動してメインミラー2をアップ/ダウン制御し、また、露光終了後は、巻き上げモータ18を駆動し、フィルムを1コマ分巻き上げる処理を行う。
【0018】
一方、メインミラー2にはハーフミラー部3が設けられており、ここを透過した光線はサブミラー4で反射されAFユニット28に導かれる。AFユニット28は、いわゆる位相差方式の測距センサである。AFユニット28内部には、フィルム面と共役の位置にCCDラインセンサが配置されており、このCCDラインセンサは、撮影画面内を複数の領域に分割した各焦点検出領域毎に、2つのCCDセンサからなるCCDセンサセットを備えるように構成されている。AFユニット28内部では、撮影画面中の1つの焦点検出領域に対応する被写体光線が2つに分割され、その焦点検出領域に対応するCCDセンサセットの各CCDセンサに夫々入射する。各CCDセンサに入射した光線は、所定時間積分(蓄積)され、光電変換されて電気信号としてCPU24に伝えられる。CPU24は、CCDセンサセットから得られる信号を用い、位相差方式によって、必要な焦点検出領域についてのデフォーカス量を算出する。なお、図2に示すように、カメラ本体10のファインダー内における撮影画面81は長方形であり、カメラの通常の使用状態で長方形の撮影画面の短辺の方向が鉛直方向であり、撮影画面81内の複数の焦点検出領域は、中央部分の領域C、領域Cを通り撮影画面81の長辺に平行な直線上にある領域R,RR,L,LL、及び、領域Cを通り撮影画面81の短辺に平行な直線上の、領域C上部に該当する領域CCの6つの領域に分割及び配置される。
【0019】
CPU24は、得られたデフォーカス量に基づいて、焦点調節レンズ52を駆動してフォーカシングを行うための、AFモータ37の回転方向及び回転数を求め、モータドライブIC36を介してAFモータ37を駆動する。AFモータ37の回転は、ギアブロック38、カメラ本体10のマウント部に設けられたジョイント32及び撮影レンズ50に設けられたジョイント62を夫々介してギアブロック54に伝えられ、それにより焦点調節レンズ52が光軸方向において進退駆動される。
【0020】
また、CPU24は、AFユニット28のCCDラインセンサから送られてくるビデオ信号をアナログからデジタルに変換するA/Dコンバータ24a、プログラムを格納したROM24b、RAM24c、タイマ24d及びAFモータ37の回転を電気的パルスに変換するエンコーダ39からのパルス信号をカウントするカウンタ24eを備えている。EEPROM42には、CPU24がAF処理を行う上で必要となる各種定数その他の情報が格納されている。
【0021】
図1に示すカメラは、メインスイッチ91をONさせることにより動作可能になる。測光スイッチ92は、図示しないレリーズボタンを半押しすることによってONされる。また、レリーズスイッチ93は、レリーズボタンを全押しすることによってONになり、このスイッチがONになることによりフィルム面への露光が行われる。AFスイッチ94は、自動焦点モードにするかマニュアル焦点モードにするかを切り替えるスイッチであり、このスイッチがONのときに自動焦点モードになる。セレクトスイッチ95は、撮影画面内の複数の焦点検出領域の選択に関し、その選択をカメラに任せる自動選択モードにするか、撮影者が望みの領域を選択して撮影を行うことのできる任意選択モードにするかを切り替えるためのスイッチである。
【0022】
また、CPU24は、撮影に関する様々な情報をカメラ外装面の表示パネル26に表示すると共に、ファインダー内表示を行うためのファインダー内表示LCD6にも、各種の表示を行う。本実施形態におけるファインダー内表示は、図2及び図3の符号82で示すようなものであり、ファインダー内表示の詳細については後述する。
【0023】
撮影レンズ50内部にはレンズCPU56が備えられている。レンズCPU56は、多数の電気接点64及び本体側の多数の電気接点34を介して周辺制御回路14と接続されており、撮影レンズ50に関する情報をCPU24に転送する。レンズCPU56が転送する情報には、例えば、撮影レンズ50の開放絞り値Av(開放F値のアペックス換算値)、最大絞り値Av(最小絞りF値のアペックス換算値)、Kバリューデータがある。なお、Kバリューとは、撮影レンズ50によって結像された像面を、AFモータ37を駆動して光軸方向で単位長さ移動させた場合に、エンコーダ39が出力するパルス数である。また、レンズCPU56は、焦点調節レンズ52の位置を検出するために設けられた距離スイッチ58により、焦点調節レンズ52の位置を認識しCPU24にその情報も転送する。
【0024】
図2は、ファインダー内の撮影画面81とファインダー内LCD表示82を表している。本実施形態のカメラは、図のように6つの焦点検出領域(中央のC、中央上部のCC、右側のR及びRR、左側のL及びLL)を有し、いずれかの焦点検出領域を用いてフォーカシングを実行することが可能である。図3には、ファインダー内表示82の詳細が示されている。図3において、図3(a),(b)は、任意選択モードでの表示を表す。撮影者によって任意選択モードが選択され、いずれかの焦点検出領域が選択されると、選択された焦点検出領域に対応する部分が点灯表示される。図3(a)は、中央の焦点検出領域Cが選択されたときの状態を表している。図3(b)は、後に詳述する処理により、撮影者の選択した焦点検出領域Cでのデフォーカス演算の結果がNGであり、焦点検出領域Rでデフォーカス演算がOKであった場合の表示を示している。この場合、領域Rに該当する分が点灯表示され、デフォーカス演算がNGであった領域Cは点滅表示に変わる。
【0025】
図4から図6は、図1に示すCPU24によって実行される図1のカメラの動作を表すフローチャートである。なお、図4はカメラ動作のメイルーチンを表し、図5は、図4のステップS122の「AF処理」サブルーチンを詳細に表したフローチャートであり、図6は、図5のステップS156の「デフォーカス演算」サブルーチンを詳細に表したフローチャートである。
【0026】
図1に示すカメラのメインスイッチ91がONされると本メインルーチンが開始され、最初に周辺制御回路14等のカメラの各制御部分が初期化される(S102)。その後、各制御部分への電源供給を停止して電力消費を抑えるパワーダウン処理が行われ(S104)、測光スイッチ92がONされるのを待つループに入る(S106)。カメラのレリーズボタンが半押しされ、測光スイッチ92がONになると(S106:YES)、カメラの各制御部分へ電源を供給するパワーON処理が実行され(S108)、VDDループに入るべくVDDループ時間タイマがスタートする(S112)。VDDループとは、一度測光スイッチ92がONされたら電源ONの状態を維持し、所定時間ステップS122の「AF処理」を繰返し実行する処理ループである。
【0027】
VDDループのための所定時間が経過すると(S124:YES)、測光スイッチ92がONである場合には(S126:YES)、再びVDDループに入るが、OFFである場合には(S126:NO)、さらに電源ON状態を所定時間(パワーホールド時間)維持するための処理が行われる(S128〜S134)。すなわち、ステップS128以降の処理に最初に入った場合には、パワーホールドフラグは“0”なので(S128:NO)、パワーホールドタイマがスタートされ(S130)、パワーホールド中フラグが“1”にセットされる(S132)。一方、パワーホールドフラグがすでに“1”にセットされている場合には(S128:YES)、ステップS130、S132はスキップされる。測光スイッチ92がOFFの状態でパワーホールド時間が経過した場合には(S134:YES)、パワーホールドフラグが“0”にリセットされ(S138)、その後ステップS104のパワーダウン処理に戻り、再び測光スイッチ92がONされるのを待つループに入る。
【0028】
なお、撮影者は、測光スイッチ92をONする前に、セレクトスイッチ95を用いることによって任意選択モードを選択すると共に、どの焦点検出領域を用いるかをあらかじめ選択しておくことができる。
【0029】
ステップS106において測光スイッチ92がONされると、各スイッチの状態が確認され(S114)、レンズ通信によりレンズCPU56から撮影レンズ50に関する各種の情報(開放絞り値Av、最大絞り値Av、Kバリュー)が取得される(S116)。次に、測光IC12による測光結果を用いて、AE演算が行われ(S118)、演算結果の最適シャッタースピード、絞り値等の表示部26へ表示される(S120)。その後、「AF処理」が実行される(S122)。
【0030】
図5は、「AF処理」の詳細を表している。図5の「AF処理」では、始めに測光スイッチ92がONであるか否かが確認され(S150)、本「AF処理」に入ったとき測光スイッチ92がOFFとなっている場合(S150:NO)、AFロックフラグが“0”にリセットされ(S182)、図2及び図3に示したファインダー内LCD表示82の状態が初期状態に戻される。すなわち、セレクトスイッチ95を用いて設定したモードが、カメラ任せの自動選択モードである場合には(S184:YES)、図3(c)に示すように焦点検出領域の全ての部分が点灯表示される(S190)。一方、任意選択モードである場合には(S184:NO)、図3(a)に示すように、撮影者の選択した部分に該当する部分、この場合領域Cに該当する部分が点灯表示される(S186)。その後、合焦表示82fが消灯され(S188)、メインルーチンに復帰する。
【0031】
ステップ150で、測光スイッチ92がONであると判断され(S150:YES)、また、AFロック中であることを示すAFロックフラグが“1”でもない場合には(S152:NO)、S154以降の処理が実行される。なお、ステップS152でAFロックフラグが“1”である場合には(S152:YES)、S154以降の処理を実行することなくメインルーチンに復帰する。S154では、AFユニット28中のCCDラインセンサを用いて、被写体像の光電変換出力を所定時間蓄積(積分)する動作が実行され、積分結果がCPU24に取り込まれ、ステップ156では、この積分結果を用いてデフォーカス量の演算及びAF動作を行う対象となる焦点検出領域の選択が実行される。
【0032】
ステップS158における判断で、デフォーカス演算が正常に終了した場合、すなわちデフォーカス量が得られた場合には(S158:YES)、そのデフォーカス量が合焦幅以内であるか否かが確認され(S160)、合焦幅以内である場合、すなわち合焦状態の場合には(S160:YES)、AFロックフラグが“1”にセットされる(S162)。
【0033】
一方、デフォーカス演算結果がNGあった場合、すなわち有効なデフォーカス量が得られなかった場合には(S158:NO)、合焦表示82fを点滅表示にして(S174)、メインルーチンに復帰する。また、デフォーカス量が合焦幅を超えている場合には(S160:NO)、Kバリューを用いてデフォーカス量に応じたパルス数が求められ(S176)、求められたパルス数に応じた量だけ撮影レンズが駆動される(S178)。
【0034】
ステップ164では、自動選択モードであるか否かが確認され、自動選択モードである場合には(S164:YES)、図3(d)に示すように、合焦表示82fが点灯表示されると共に、自動選択時の所定のアルゴリズムに従って選択された、合焦している焦点検出領域のみが点灯表示される。図3(d)は、領域Rが点灯表示された状態を示している。
【0035】
一方、任意選択モードである場合には(S164:NO)、“隣接データ”(変数n)の値が確認される。図6を参照して後に詳述するように、隣接データnが0以外である場合には、撮影者の選択した焦点検出領域についてのデフォーカス演算がNGであり、撮影者の選択した焦点検出領域以外の領域がフォーカシングのための領域として決定されたことを示している。すなわち、隣接データnが0である場合には(S166:YES)、選択した焦点検出領域の表示は点灯のままで、隣接データnが0以外である場合には(S166:NO)、図3(b)に示すように、撮影者の選択した焦点検出領域はデフォーカス演算がNGであったことを示すために点滅表示にされ(S168)、カメラによって決定された演算OKの領域が点灯表示される(S170)。なお、図3(b)は、あらかじめ撮影者が選択した領域が領域Cであり、この領域が点滅表示され、カメラによって決定された領域Rが点灯表示された状態を表している。合焦表示82fは、いずれの場合も点灯表示される(S172)。
【0036】
図5の「デフォーカス演算」の詳細について図6を参照して詳述する。図6に示すように、デフォーカス演算が開始されると、始めに自動選択モードであるか任意選択モードであるかの判定が行われる(S200)。自動選択モードである場合には(S200:YES)、各焦点検出領域についてデフォーカス演算が実行され(S230)、ステップS231において、演算OKの領域があったかどうかが確認される。演算OKの領域が全くない場合には、処理はステップS214に進み、演算OKフラグが0にリセットされ、演算OKであった領域を格納しておくメモリ領域もクリアされる(S216)。一方、演算OK領域があった場合には(S231:YES)、演算OKであった領域が抽出され(S232)、所定の自動選出アルゴリズムにより、演算OK領域の中から、最適の領域が1つ選択される(S233)。その後、ステップS218で、演算OKフラグが1にセットされ(S218)、選択された演算OK領域が記憶される(S220)。
【0037】
ステップ200において任意選択モードでると判定された場合(S200:NO)、隣接データnが0にリセットされ(S201)、撮影者の選択した焦点検出領域に対するデフォーカス演算が実行される(S202)。この場合において、有効なデフォーカス量が算出され、演算結果がOKであった場合には(S204:YES)、演算OKフラグが“1”にセットされ(S218)、演算OKであった焦点検出領域が記憶される(S220)。そして、「AF処理」(図5)のステップS158以降に処理が進み、スッテプS220にて記憶された焦点検出領域におけるデフォーカス量に基づいてAF動作がなされる。
【0038】
一方、ステップS204で、撮影者の選択した領域に対するデフォーカス演算結果がNGであった場合には(S204:NO)、撮影者の選択した焦点検出領域以外の領域であって、撮影者の選択した焦点検出領域に近く、かつ撮影画面81の中心に近い焦点検出領域を優先的に選択するというアルゴリズムに従って設定された優先順位の順に、各焦点検出領域についてデフォーカス演算が実行される(S206〜S212)。下記表1は、そのアルゴリズムに従う優先順位を、表として示したものである。なお、表1に示す領域の符号(C,CC,R,L,RR,LL)は、図2に示した撮影画面81内の各焦点検出領域の符号に対応している。下記表1に相当するテーブルデータは、EEPROM42に格納されており、CPU24は、図4のステップ102のシステムイニシャライズの際に、EEPROM42に格納されているテーブルデータをRAM24c内の所定の領域にコピーしておき、ステップS206〜S212の処理においては、RAM24c内に格納されたテーブルデータを参照して焦点検出領域を適宜選択する。
【0039】
【表1】
【0040】
表1において、選択領域の列は、撮影者の選択した焦点検出領域を示し、選択領域に代えてデフォーカス演算の対象とする領域として、最も優先度の高いものが“隣接データn=1”の列に示されており、以下順に、“隣接データn=2”の列はその次の優先度の領域を、“隣接データn=3”の列はその次の優先度の領域を示している。例えば、撮影者の選択した領域が、領域Cであった場合には、次の候補として最も優先度の高いものは領域CCであり、その次が領域R、その次が領域Lである。以下の説明では、撮影者があらかじめ選択した焦点検出領域が領域Cであった場合を例にして説明を行う。
【0041】
撮影者の選択した領域Cがデフォーカス演算NGであった場合、ステップS206では、隣接データの変数nに1が加算される。したがって、ステップS208では、最も優先度の高い隣接データn=1に対応する領域CCに対するデフォーカス演算が行われることになる。その結果、領域CCでデフォーカス演算がOKであった場合には(S210:YES)、演算OKフラグが“1”にセットされ(S218)、演算OK領域として領域CCが記憶され、サブルーチンは終了する。
【0042】
一方、領域CCでもデフォーカス演算がNGである場合には(S210:NO)、ステップ206からステップ210の処理が再び行われる。すなわち、隣接データnに1が加算されn=2となり、領域Rのデフォーカス演算が行われる。領域Rでも、デフォーカス演算がNGであった場合には、さらに領域Lに対するデフォーカス演算が行われる。領域Lでもデフォーカス演算結果がNGであった場合には(S212:YES)、演算OKフラグが“0”にリセットされ(S214)、また演算OK領域を格納しておくメモリ領域もクリアされる(S216)。したがって、図5に示す「AF処理」における、ステップS156の「デフォーカス演算」以降のステップで、デフォーカス演算結果がOKであったか否かを知ることができ、また、そのOKであった領域がどの領域であったかを知ることもできる。
【0043】
なお、撮影者が選択した領域が領域Rである場合は、表1に示すように、Rに隣接する領域C,CC,RRのうち、次の候補として優先度の最も高い領域は、撮影画面の中央部に最も近い領域である領域Cとされ、続いて撮影画面中央に近い方から、領域CC、領域RRの順で優先順位が設定される。
【0044】
以上説明した優先度は、表1に示した例に限られるものではない。例えば、表1では、撮影者の選択した領域が、RRのように撮影画面の中で両サイド部分に最も近い領域である場合に、次の演算対象としての第1番目の優先度の領域が、RRに最も近い領域Rとなっているが、「撮影画面の中心に近い方をより優先させる」というアルゴリズムしたがって、第1番目の優先度の領域を領域C、第2番目の優先度の領域をRとすることも可能である。この場合は、「撮影者の選択した領域に近い」という条件よりも、「撮影画面の中心に近い」という条件を優先させたことになる。このような変更は、EEPROM42内の上記表1に相当するテーブルデータを書き換えるだけで良い。
【0045】
或いは、選択された領域毎に、異なるアルゴリズムで優先度を設定しても良い。例えば、選択領域が撮影画面の中央に近い場合には、「画面の中心に近い」という条件にしたがって優先順位を設定し、選択領域が撮影画面の周辺部である場合には、「撮影者の選択した領域に近い」という条件にしたがって優先順位を設定しても良い。
【0046】
また、以上のアルゴリズムの考え方は、焦点検出領域の数や配置が異なる様々な自動焦点検出装置に適用することが可能である。なお、以上で述べた本発明の多点自動焦点検出装置は、AFカメラのみでなく他の光学機器における自動焦点検出にも適用することが可能である。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、任意選択モードで撮影者の選択した焦点検出領域のデフォーカス演算がNGであった場合でも、それに代わる撮影者の撮影意図に最も即した領域がカメラによって自動的に示され、撮影者は撮影をあきらめることなく、撮影を続行することが可能となる。すなわち、撮影意図を的確に反映できる任意選択モードにおける、撮影者の利便性を向上させることのできる多点自動焦点装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による多点自動焦点装置の制御系を表すブロック図である。
【図2】本発明の多点自動焦点装置を搭載したカメラのファインダー内を示す図である。
【図3】図2のファインダー内におけるファインダー内LCD表示を示す図である。
【図4】本発明の多点自動焦点装置を搭載したカメラのメインルーチを表すフローチャートである。
【図5】「AF処理」サブルーチンを詳細に記述したフローチャートである。
【図6】「デフォーカス演算」サブルーチンを詳細に記述したフローチャートである。
【符号の説明】
2 メインミラー
4 サブミラー
6 ファインダー内表示LCD
8 ペンタプリズム
10 カメラ本体
12 測光IC
14 周辺制御回路
24 CPU
28 AFユニット
50 撮影レンズ
52 焦点調節レンズ
56 レンズCPU
95 セレクトスイッチ
Claims (12)
- 長辺及び短辺からなる長方形の撮影画面内において、当該画面中央寄りに配置され、該長辺沿いに長手方向をなす第一の焦点検出領域と、該第一の焦点検出領域を挟んだ両側であり且つ当該画面周辺寄りに複数領域ずつ配置され、該短辺沿いに長手方向をなす第二の焦点検出領域とをそれぞれ複数有し、これらの焦点検出領域夫々についてデフォーカス演算を行う焦点検出手段を備える多点自動焦点検出装置であって、
前記撮影画面内の複数の焦点検出領域のうち、いずれか1つを焦点検出するための領域として手動設定する為の選択手段と、
前記選択手段によって選択された焦点検出領域に対するデフォーカス演算の結果がNGであり、
該選択された領域が該第一の焦点検出領域であるとき、隣接して配置された、それ以外の該第一の焦点検出領域を最も優先させ、
該選択された領域が該第二の焦点検出領域であるとき、隣接して配置された該第一の焦点検出領域がある場合にはそれを最も優先させ、隣接して配置された該第一の焦点検出領域がない場合には、選択された該第二の焦点検出領域よりも中央寄りであり且つ隣接して配置された該第二の焦点検出領域を最も優先させる所定の優先度で、デフォーカス演算が有効となる有効領域の決定を行う決定手段とを備えること、を特徴とする多点自動焦点検出装置。 - 前記所定の優先度は、撮影画面中央により近い領域を高い優先度とするアルゴリズムに従って設定されること、を特徴とする請求項1に記載の多点自動焦点検出装置。
- 前記所定の優先度は、前記選択手段によって選択された焦点検出領域に隣接する領域を高い優先度とするアルゴリズムに従って設定されること、を特徴とする請求項1に記載の多点自動焦点検出装置。
- 前記所定の優先度は、前記選択手段によって選択された焦点検出領域により近く、かつ、撮影画面中央により近い領域を高い優先度とするアルゴリズムに従って設定されること、を特徴とする請求項1に記載の多点自動焦点検出装置。
- 前記所定の優先度は、前記選択手段によって選択された焦点検出領域毎に設定されること、を特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の多点自動焦点検出装置。
- 前記決定手段は、前記所定の優先度に従う参照テーブルを有すること、を特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の多点自動焦点検出装置。
- 前記撮影画面は長方形であり、前記焦点検出領域は、前記撮影画面の略中央にある中央領域と、該中央領域を通り前記撮影画面の長辺及び短辺に平行な2つの直線上に夫々複数個配置される一方、
前記選択手段で選択された焦点検出領域が前記中央領域であり、かつ前記中央領域がデフォーカス演算NGであった場合には、前記決定手段は、前記中央領域に隣接する焦点検出領域のうち前記短辺に平行な直線上にある焦点検出領域を優先的に有効領域として決定すること、を特徴とする請求項3に記載の多点自動焦点検出装置。 - 前記撮影画面は通常の使用状態において短辺の方向が鉛直方向に該当する長方形であり、前記焦点検出領域は、前記撮影画面の略中央にある中央領域と、該中央領域を通り前記撮影画面の長辺及び短辺に平行な2つの直線上に夫々複数個配置される一方、
前記選択手段で選択された焦点検出領域が前記中央領域であり、かつ前記中央領域がデフォーカス演算NGであった場合には、前記決定手段は、前記中央領域に隣接する焦点検出領域のうち前記短辺に平行な直線上の、通常の使用状態における鉛直方向上部にある焦点検出領域を優先的に有効領域として決定すること、を特徴とする請求項3に記載の多点自動焦点検出装置。 - 前記撮影画面内の複数の焦点検出領域に対応する部分のうち、前記選択手段又は前記決定手段によって選択又は決定されている有効領域に該当する部分を点灯表示する表示手段をさらに備えること、を特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載の多点自動焦点検出装置。
- 前記表示手段は、表示の初期状態においては前記選択手段によって選択された焦点検出領域に対応する部分を点灯表示し、前記決定手段によっていずれかの焦点検出領域が有効領域として決定された場合には、前記選択手段によって選択された、デフォーカス演算結果がNGの焦点検出領域に対応する部分を点滅表示するとともに、前記決定手段によって決定された有効領域に対応する部分を点灯表示すること、を特徴とする請求項9に記載の多点自動焦点検出装置。
- 前記表示手段は、カメラのファインダー内に表示を行うことを特徴とする請求項9又は請求項10に記載の多点自動焦点検出装置。
- 前記表示手段は、カメラ外装面の表示パネルに表示を行うことを特徴とする請求項9又は請求項10に記載の多点自動焦点検出装置。
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