JP3718376B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機やプリンタなどの画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像形成装置において画像形成動作のエラー発生時、たとえば搬送される記録紙が搬送経路内に詰まる、いわゆるペーパジャムが発生したときや、オペレータが装置筺体の扉を開いたり画像形成動作の緊急停止ボタンを押下したりしたときには、画像形成動作を緊急停止する必要がある。特開平10−114124号公報には、エラー発生時に、像担持体である感光体を回転駆動するメインモータに供給されている電源電圧、感光体表面を露光する露光手段であるレーザスキャナユニット(LSU)のポリゴンミラーを駆動するポリゴンモータに供給されている電源電圧、および感光体表面を帯電させる帯電器や感光体表面に形成された静電潜像を現像する現像器への電圧印加装置に供給されている電源電圧を一斉に遮断する画像形成装置が開示されている。
【0003】
図8は、従来技術の画像形成装置の画像形成動作のエラー発生時における緊急停止のシーケンスを示すタイミングチャートである。エラーが発生して電源電圧が一斉に遮断されると直ちに、メインモータの制御信号s1、電圧印加装置のプロセス電圧制御信号s2およびポリゴンモータの制御信号s3がオフとなる。
【0004】
ここで、メインモータ制御信号s1がオフとなった時点から、メインモータの駆動電圧v1が0(零)となって感光体の回転駆動が停止する時点p1までの期間をt1とする。電圧印加装置のプロセス電圧制御信号s2がオフとなった時点から、帯電器のメインチャージャーv2aが0(零)となる時点p2aまでの期間をt2aとする。電圧印加装置のプロセス電圧制御信号s2がオフとなった時点から、現像器の現像バイアスv2bが0(零)となる時点p2bまでの期間をt2bとする。ポリゴンモータ制御信号s3がオフとなった時点から、ポリゴンモータの駆動電圧v3が0(零)となってポリゴンミラーの駆動が停止する時点p3までの期間をt3とする。
【0005】
メインモータ制御信号s1がオフとなって期間t1が経過すると、メインモータ駆動電圧v1は0となる。また、ポリゴンモータ制御信号s3がオフとなって期間t3が経過すると、ポリゴンモータ駆動電圧v3は0となる。このとき、メインモータは感光体の慣性力によって、ポリゴンモータはポリゴンミラーの慣性力によって、それぞれ瞬時には停止せず、各制御信号s1,s3がオフとなって各駆動電圧v1,v2が0となった後も所定期間駆動する。
【0006】
また、プロセス電圧制御信号s2がオフとなって期間t2aが経過すると、メインチャージャーv2aは0となる。また、プロセス電圧制御信号s2がオフとなって期間t2bが経過すると、現像バイアスv2bは0となる。このとき、帯電器と現像器とに印加される電圧値は異なっているので、印加電圧値の低い現像器のほうが帯電器よりも早く電圧値が0となる。したがって、前記期間t2a,t2bには差が生じる。さらに、前記期間t1,t3に比べて前記期間t2a,t2bは短く設定されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
メインモータ、ポリゴンモータ、帯電器および現像器の停止のタイミングには、上述したような差が生じる。たとえば、帯電器の電圧値が0となった状態で感光体が回転した場合、帯電されない感光体表面に対して露光が実施され、露光された感光体表面の電位が低下する。電位が低下した部分には、次工程で感光体が回転したときに、現像器からのトナーが付着し、不要トナーとなって回収されるので、トナー消費量が増大する。
【0008】
また、感光体が慣性力で回転している状態で現像バイアスが0となった場合、現像バイアスを印加していない状態で帯電された感光体が現像器を通過し、感光体表面にキャリアが付着する。キャリアは具体的に鉄粉であるので、付着したキャリアによって感光体表面が摩耗し、また感光体表面にすじ状の傷が付き、これによって感光体の寿命が短くなるとともに画像品位が低下する。
【0009】
このように、従来技術の画像形成装置では、画像形成動作のエラー発生に伴って画像形成動作を緊急停止した場合、通常の画像形成動作では予期しない二次的なトラブルが発生する。これによって、感光体の寿命が著しく低下したり、トナー濃度がばらついて画像品位が悪化するなどの不具合が生じ、安定的に画像を形成することができない。
【0010】
本発明の目的は、画像形成動作のエラー発生時に所定のシーケンスに従って画像形成動作を停止してエラー発生に伴う二次的なトラブルを防止し、安定的に画像を形成することができる画像形成装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、像担持体と、
像担持体を回転駆動する像担持体駆動モータと、
電圧印加手段からの電圧によって像担持体表面を所定の電位に帯電する帯電手段と、
像担持体表面を露光して画像信号に対応した静電潜像を形成する露光手段と、
露光手段を駆動する露光駆動モータと、
電圧印加手段からの電圧によって静電潜像を現像して可視像を形成する現像手段と、
可視像を転写するための記録紙を転写領域に給紙する給紙ローラと、
像担持体駆動モータ、露光駆動モータおよび電圧印加手段を各制御信号によって制御する制御手段と、
像担持体駆動モータ、露光駆動モータ、電圧印加手段および制御手段に電源電圧を供給する電源とを備える画像形成装置において、
前記制御手段は、昇圧トランス、ダイオード、コンデンサおよび抵抗を含み、これらのうち前記コンデンサによって、像担持体駆動モータ、露光駆動モータ、帯電手段および現像手段の動作タイミングが調整可能に構成され、
画像形成に関するエラーが発生したときに、電源の供給を停止すべきでないと判断しかつ像担持体駆動モータが駆動しているときには、他のプロセス停止シーケンスとは独立して実行される第1のプロセス停止シーケンスであって、該モータの動作制御を含む第1のプロセス停止シーケンスを実行し、前記第1のプロセス停止シーケンスでは、像担持体駆動モータおよび露光駆動モータの制御信号がオフとなった後、電圧印加手段の制御信号がオフとなり、
オペレータが装置内部に触れるおそれがあるような画像形成に関するエラーが発生したときに他のプロセス停止シーケンスとは独立して実行される第3のプロセス停止シーケンスであって、電源の供給を停止すべきと判断した場合には直ちに電源電圧をオフとして第3のプロセス停止シーケンスを実行するよう、像担持体駆動モータ、露光駆動モータおよび電圧印加手段を各制御信号によって制御し、像担持体駆動モータの制御信号をオフとしたときから像担持体の回転が停止するまでの期間をT1とし、露光駆動モータの制御信号をオフとしたときから露光手段による露光が停止するまでの期間をT3とし、電圧印加手段の制御信号をオフとしたときから帯電手段および現像手段への印加電圧が0(零)となるまでの期間をT2としたとき、T1>T3かつT1<T2に設定され、
画像形成に関するエラーが発生したときであって電源の供給を停止すべきでないと判断しかつ像担持体駆動モータが停止しているときには、他のプロセス停止シーケンスとは独立して実行される第2のプロセス停止シーケンスであって、該モータの動作制御を含まない第2のプロセス停止シーケンスを実行するよう、像担持体駆動モータ、露光駆動モータおよび電圧印加手段を各制御信号によって制御し、前記第2のプロセス停止シーケンスでは、露光駆動モータの制御信号がオフとなった後、電圧印加手段の制御信号がオフとなることを特徴とする画像形成装置である。
【0012】
本発明に従えば、像担持体駆動モータ、露光駆動モータ、帯電手段および現像手段の動作タイミングは、コンデンサによって調整可能となっている。画像形成動作のエラー発生時、像担持体の駆動モータが駆動している場合と停止している場合とで異なるプロセス停止シーケンスを実行する。すなわち、本発明の画像形成装置ではエラー発生時の状況に応じたプロセス停止シーケンスが実行される。像担持体の駆動モータが駆動している場合の第1のプロセス停止シーケンスは、駆動している該モータの動作制御を含むものである。また制御手段は、画像形成に関するエラーが発生したときに、直ちに電源電圧をオフとして第3のプロセス停止シーケンスを実行するよう、像担持体駆動モータ、露光駆動モータおよび電圧印加手段を各制御信号によって制御する。像担持体の駆動モータが停止している場合の第2のプロセス停止シーケンスは、停止している該モータの動作制御を含まないものである。第1、第2、第3のプロセス停止シーケンスは、それぞれ他のプロセス停止シーケンスとは独立して実行される。
画像形成に関するエラーが発生したときに、電源の供給を停止すべきでないと判断しかつ像担持体駆動モータが駆動しているときには、他のプロセス停止シーケンスとは独立して実行される第1のプロセス停止シーケンスであって、該モータの動作制御を含む第1のプロセス停止シーケンスを実行し、前記第1のプロセス停止シーケンスでは、像担持体駆動モータおよび露光駆動モータの制御信号がオフとなった後、電圧印加手段の制御信号がオフとなる。
オペレータが装置内部に触れるおそれがあるような画像形成に関するエラーが発生したときに他のプロセス停止シーケンスとは独立して実行される第3のプロセス停止シーケンスであって、電源の供給を停止すべきと判断した場合には直ちに電源電圧をオフとして第3のプロセス停止シーケンスを実行するよう、像担持体駆動モータ、露光駆動モータおよび電圧印加手段を各制御信号によって制御し、像担持体駆動モータの制御信号をオフとしたときから像担持体の回転が停止するまでの期間をT1とし、露光駆動モータの制御信号をオフとしたときから露光手段による露光が停止するまでの期間をT3とし、電圧印加手段の制御信号をオフとしたときから帯電手段および現像手段への印加電圧が0(零)となるまでの期間をT2としたとき、T1>T3かつT1<T2に設定される。
画像形成に関するエラーが発生したときであって電源の供給を停止すべきでないと判断しかつ像担持体駆動モータが停止しているときには、他のプロセス停止シーケンスとは独立して実行される第2のプロセス停止シーケンスであって、該モータの動作制御を含まない第2のプロセス停止シーケンスを実行するよう、像担持体駆動モータ、露光駆動モータおよび電圧印加手段を各制御信号によって制御し、前記第2のプロセス停止シーケンスでは、露光駆動モータの制御信号がオフとなった後、電圧印加手段の制御信号がオフとなる。
【0028】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の一形態である画像形成装置21を示す図である。画像形成装置21は、上面に透明なガラスなどからなる原稿台1を有する。該原稿台1の下方にスキャナ光学系2が配置される。スキャナ光学系2は、原稿台1に載置された原稿に光を照射する露光用光源3、原稿からの反射光をCCD(光電変換素子)5に導く複数の反射鏡6、反射光のCCD5への光路中に配置される結像レンズ4および該CCD5を含んで構成される。CCD5によって読取られた原稿の画像データは画像処理が施される。LSU7は、画像処理が施された画像データに応じたレーザ光を感光体8の表面に照射し、これによって感光体8の表面に静電潜像が形成される。
【0029】
感光体8はドラム形状を成し、所定の回転方向Aに回転可能に構成される。感光体8の周囲には、レーザ光の照射位置から感光体8の回転方向に向かって、現像器9、転写チャージャー10、クリーニング装置11、帯電器12およびLSU7がこの順番に配置される。感光体8、現像器9、転写チャージャー10、クリーニング装置11、帯電器12およびLSU7を含んで画像形成部が構成される。
【0030】
現像器9は、レーザ光によって露光された感光体8の表面の静電潜像をトナーによって可視像に現像する。転写チャージャー10は、感光体8の上のトナー像を記録紙Pに転写する。クリーニング装置11は、感光体8の表面に残留するトナーを除去する。帯電器12は、感光体8の表面を所定の電位に帯電させる。LSU7は、上述したように感光体8の表面にレーザ光を照射する。
【0031】
トナー像が転写される記録紙Pは、画像形成装置21の下部に配置される用紙カセット13に収納される。用紙カセット13に収納された記録紙Pは、半月状の給紙ローラ14によって1枚ずつ画像形成部の転写領域に給紙される。また、記録紙Pの搬送方向下流側には、記録紙Pの通過を検知するためのレジスト前検知スイッチ15が配置され、さらに下流側には、該スイッチ15からの出力信号に基づいて感光体8の上のトナー像と記録紙Pの位置合わせを行うレジストローラ16が配置される。転写領域に給紙された記録紙Pには、転写チャージャー10によって感光体8の上のトナー像が転写される。
【0032】
画像形成部の転写領域でトナー像が転写された記録紙Pは、記録紙Pを排紙するための経路上に配置された定着ローラ17に搬送されて、トナー像が熱によって定着される。また、記録紙Pの搬送方向下流側には、定着ローラ17を記録紙Pが通過したことを検知する定着紙検知スイッチ18が配置され、さらに下流側には、排紙ローラ20の手前で記録紙Pが通過したことを検知する排紙検知スイッチ19が配置され、さらに下流側には、該排紙ローラ20が配置される。排紙ローラ20によって排紙された記録紙Pは、たとえば画像形成部の横であって、用紙カセット13の上であって、スキャナ光学系2の下に排紙される。
【0033】
図2は、画像形成装置21のブロック図である。画像形成装置21には電源59から電源電圧が供給され、画像形成装置21の画像形成動作は制御部50によって統括的に制御される。制御部50は、具体的に、メインモータ駆動制御部51、ポリゴンモータ駆動制御部52およびプロセス電圧制御部53の動作を制御する。メインモータ駆動制御部51は、感光体8を回転駆動するメインモータ55の動作を制御する。ポリゴンモータ駆動制御部52は、LSU7のポリゴンミラーを駆動するポリゴンモータ56の動作を制御する。プロセス電圧制御部53は、帯電器12および現像器9に電圧を印加する高電圧発生部54の電圧印加動作を制御する。
【0034】
制御部50による、メインモータ駆動制御部51、ポリゴンモータ駆動制御部52およびプロセス電圧制御部53の動作制御は、所定の制御信号によって成される。すなわち、メインモータ駆動制御部51にはメインモータ制御信号を出力し、ポリゴンモータ駆動制御52にはポリゴンモータ制御信号を出力し、プロセス電圧制御部53にはプロセス電圧制御信号を出力する。
【0035】
メインモータ駆動制御部51、ポリゴンモータ駆動制御部52およびプロセス電圧制御部53は、図3に示されるように昇圧トランス57、ダイオードD1,D2、コンデンサC1,C2および抵抗R1,R2などを含んで構成され、また、負荷58を介して接地される。このように、各制御部51〜53を構成するコンデンサC1,C2によって、メインモータ55、ポリゴンモータ56、帯電器2および現像器9の動作タイミングが調整される。すなわち、コンデンサC1,C2に充電された電圧を供給することによって、動作タイミングが遅延されて、モータが回転され、また帯電器12や現像器9に電圧が印加される。
【0036】
図4は、画像形成装置1の画像形成動作のエラー発生時の停止動作を示すフローチャートである。画像形成プロセスを開始すると、ステップS1において、制御部50は、画像形成動作のエラーが発生したか否かを判断する。エラーが発生していないと判断したときにはステップS2に進み、通常の画像形成プロセスを実行して動作を終了する。一方、エラーが発生したと判断したときにはステップS3に進む。
【0037】
ステップS3では、エラーの内容を解析する。次のステップS4では、電源59からの電源の供給を停止した否かを判断する。停止したときにはステップS8に進み、後述する第3のプロセス停止シーケンスを実行して動作を終了する。一方、電源の供給を停止していないときにはステップS5に進む。
【0038】
ステップS5では、メインモータ55が駆動中であるか否かを判断する。駆動中であるときにはステップS6に進み、後述する第1のプロセス停止シーケンスを実行して動作を終了する。一方、メインモータ55が停止中であるときにはステップS7に進み、後述する第2のプロセス停止シーケンスを実行して動作を終了する。
【0039】
図5は、第1のプロセス停止シーケンスを示すタイミングチャートである。ここで、メインモータ55の制御信号S1をオフとした時点から、メインモータ55の駆動電圧V1が0(零)となって感光体8の回転が停止する時点P1までの期間をT1とする。ポリゴンモータ56の制御信号S3をオフとした時点から、ポリゴンモータ56の駆動電圧V3が0(零)となってLSU7のポリゴンミラーによる露光が停止する時点P3までの期間をT3とする。また、電圧印加手段に相当するプロセス電圧制御部53のプロセス電圧制御信号S2をオフとした時点から、帯電器12への印加電圧であるメインチャージャーV2aが0(零)となる時点P2および現像器9への印加電圧である現像バイアスV2bが0(零)となる時点P2までの期間をT2とする。
【0040】
電圧の供給を停止しなかったときであって、メインモータ55が駆動中であるときに実行される第1のプロセス停止シーケンスでは、エラーが発生すると同時に、メインモータ制御信号S1およびポリゴンモータ制御信号S3をオフとする。続いて、期間T3が経過し、ポリゴンモータ駆動電圧V3が0となってポリゴンモータ56が停止する。また、期間T1が経過し、メインモータ駆動電圧V1が0となってメインモータ55が停止する。ポリゴンモータ56が完全に停止した後、メインモータ55が完全に停止すると、プロセス電圧制御信号S2をオフとする。続いて、期間T2が経過すると、帯電器12へのメインチャージャーV2aおよび現像器9への現像バイアスV2bが0となる。
【0041】
図6は、第2のプロセス停止シーケンスを示すタイミングチャートである。電圧の供給が停止されなかったときであって、メインモータ55が停止中であるときに実行される第2のプロセス停止シーケンスでは、エラーが発生すると同時に、ポリゴンモータ制御信号S3をオフとする。続いて、期間T3が経過し、ポリゴンモータ駆動電圧V3が0となってポリゴンモータ56が停止する。ポリゴンモータ56が完全に停止すると、プロセス電圧制御信号S2をオフとする。続いて、期間T2が経過すると、帯電器12へのメインチャージャーV2aおよび現像器9への現像バイアスV2bが0となる。
【0042】
図7は、第3のプロセス停止シーケンスを示すタイミングチャートである。電源の供給を停止したときに実行する第3のプロセス停止シーケンスでは、電源供給を停止すると同時にメインモータ制御信号S1、ポリゴンモータ制御信号S3およびプロセス電圧制御信号S2をオフとする。続いて、期間T3が経過し、ポリゴンモータ駆動電圧V3が0となってポリゴンモータ56が停止する。また、期間T1が経過し、メインモータ駆動電圧V1が0となってメインモータ55が停止する。さらに、期間T2が経過し、帯電器12へのメインチャージャーV2aおよび現像器9への現像バイアスV2bが0となる。
【0043】
上述したようなタイミングで画像形成動作を停止するためには、期間T1が期間T3よりも長くなるように設定され、また期間T2が期間T1よりも長くなるように設定される。すなわち、メインモータ駆動制御部51、ポリゴンモータ駆動制御部52およびプロセス電圧制御部53に挿入された遅延用のコンデンサC1,C2によって、このようなタイミングを調整することができる。
【0044】
以上のように本形態の画像形成装置21によれば、画像形成に関するエラー発生時、感光体8を回転駆動するメインモータ55が駆動しているときには、該モータ55の動作制御を含む第1のプロセス停止シーケンスが実行され、メインモータ55が停止しているときには、該モータ55の動作制御を含まない第2のプロセス停止シーケンスが実行される。すなわち、エラー発生時のメインモータ55の状況に応じたプロセス停止シーケンスが実行される。
【0045】
上述したような第1および第2のプロセス停止シーケンスによれば、帯電されない感光体8の表面に対して露光が実施されることはなく、電位が低下した感光体8の表面にトナーが付着してトナー消費量が増大することを防止することができる。また、現像バイアスを印加していない状態で帯電された感光体8が現像器9を通過することはなく、感光体8の表面にキャリアが付着する、いわゆるキャリア上がりを防止することができる。キャリア上がりが防止できるので、付着したキャリアによる感光体8の表面の摩耗や感光体8の表面の傷付きを防止することができる。したがって、画像形成動作のエラー発生に伴う二次的なトラブルが確実に防止でき、安定的に画像を形成することができる。
【0046】
また、画像形成に関するエラー発生時、特にオペレータが装置内部に触れるおそれがあるようなエラー発生時、直ちに電源電圧をオフとして第3のプロセス停止シーケンスが実行される。上述したような第3のプロセス停止シーケンスによっても、第1および第2のプロセス停止シーケンスと同様に、画像形成動作のエラー発生に伴う二次的なトラブルが確実に防止でき、安定的に画像を形成することができる。
【0047】
なお、画像形成装置21において、エラー発生時からメインモータ制御信号S1をオフとするまでの期間をT4とし、給紙ローラ14の1回転に要する期間をT5として、T4>T5に設定することも本発明の範囲に属するものである。これによっても、画像形成動作のエラー発生に伴う二次的なトラブルが確実に防止でき、安定的に画像を形成することができる。
【0048】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、像担持体駆動モータ、露光駆動モータ、帯電手段および現像手段の動作タイミングは、コンデンサによって調整可能となっている。画像形成装置において画像形成に関するエラーが発生したとき、像担持体駆動モータが駆動しているときには該モータの動作制御を含む第1のプロセス停止シーケンスが実行され、また制御手段は、画像形成に関するエラーが発生したときに、直ちに電源電圧をオフとして第3のプロセス停止シーケンスを実行するよう、像担持体駆動モータ、露光駆動モータおよび電圧印加手段を各制御信号によって制御する。画像形成装置において画像形成に関するエラーが発生したとき、像担持体駆動モータが停止しているときには該モータの動作制御を含まない第2のプロセス停止シーケンスが実行される。第1、第2、第3のプロセス停止シーケンスは、それぞれ他のプロセス停止シーケンスとは独立して実行される。
画像形成に関するエラーが発生したときに、電源の供給を停止すべきでないと判断しかつ像担持体駆動モータが駆動しているときには、他のプロセス停止シーケンスとは独立して実行される第1のプロセス停止シーケンスであって、該モータの動作制御を含む第1のプロセス停止シーケンスを実行し、前記第1のプロセス停止シーケンスでは、像担持体駆動モータおよび露光駆動モータの制御信号がオフとなった後、電圧印加手段の制御信号がオフとなる。
オペレータが装置内部に触れるおそれがあるような画像形成に関するエラーが発生したときに他のプロセス停止シーケンスとは独立して実行される第3のプロセス停止シーケンスであって、電源の供給を停止すべきと判断した場合には直ちに電源電圧をオフとして第3のプロセス停止シーケンスを実行するよう、像担持体駆動モータ、露光駆動モータおよび電圧印加手段を各制御信号によって制御し、像担持体駆動モータの制御信号をオフとしたときから像担持体の回転が停止するまでの期間をT1とし、露光駆動モータの制御信号をオフとしたときから露光手段による露光が停止するまでの期間をT3とし、電圧印加手段の制御信号をオフとしたときから帯電手段および現像手段への印加電圧が0(零)となるまでの期間をT2としたとき、T1>T3かつT1<T2に設定される。
画像形成に関するエラーが発生したときであって電源の供給を停止すべきでないと判断しかつ像担持体駆動モータが停止しているときには、他のプロセス停止シーケンスとは独立して実行される第2のプロセス停止シーケンスであって、該モータの動作制御を含まない第2のプロセス停止シーケンスを実行するよう、像担持体駆動モータ、露光駆動モータおよび電圧印加手段を各制御信号によって制御し、前記第2のプロセス停止シーケンスでは、露光駆動モータの制御信号がオフとなった後、電圧印加手段の制御信号がオフとなる。したがって、帯電されない像担持体表面への露光がなくなり、電位が低下した像担持体表面へのトナー付着やこれに伴うトナー消費量の増大を防止することができる。また、現像バイアスを印加していない状態での帯電された像担持体の現像器の通過がなくなり、キャリア上がりを防止することができ、像担持体表面の摩耗や像担持体表面の傷付きを防止することができる。したがって、画像形成装置では安定的に画像を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である画像形成装置21を示す図である。
【図2】画像形成装置21のブロック図である。
【図3】メインモータ駆動制御部51、ポリゴンモータ駆動制御部52およびプロセス電圧制御部53を示す回路図である。
【図4】画像形成装置1の画像形成動作のエラー発生時の停止動作を示すフローチャートである。
【図5】第1のプロセス停止シーケンスを示すタイミングチャートである。
【図6】第2のプロセス停止シーケンスを示すタイミングチャートである。
【図7】第3のプロセス停止シーケンスを示すタイミングチャートである。
【図8】従来技術の画像形成装置の画像形成動作のエラー発生時における緊急停止のシーケンスを示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
7 レーザスキャナユニット(LSU)
8 感光体
9 現像器
10 転写器
12 帯電器
14 給紙ローラ
17 定着ローラ
21 画像形成装置
50 制御部
51 メインモータ駆動制御部
52 ポリゴンモータ駆動制御部
53 プロセス電圧制御部
54 高電圧発生部
55 メインモータ
56 ポリゴンモータ
57 昇圧トランス
58 負荷
59 電源
C1,C2 コンデンサ
D1,D2 ダイオード
P 記録紙
P1 感光体8の回転が停止する時点
P2 メインチャージャーV2aが0となる時点および現像バイアスV2bが0となる時点
P3 LSU7による露光が停止する時点
R1,R2 抵抗
S1 メインモータ制御信号
S2 プロセス電圧制御信号
S3 ポリゴンモータ制御信号
T1 メインモータ制御信号S1のオフ時点から時点P1までの期間
T2 プロセス電圧制御信号S2のオフ時点から時点P2までの期間
T3 ポリゴンモータ制御信号S3のオフ時点から時点P3までの期間
V1 メインモータ駆動電圧
V2a メインチャージャー
V2b 現像バイアス
V3 ポリゴンモータ駆動電圧

Claims (1)

  1. 像担持体と、
    像担持体を回転駆動する像担持体駆動モータと、
    電圧印加手段からの電圧によって像担持体表面を所定の電位に帯電する帯電手段と、
    像担持体表面を露光して画像信号に対応した静電潜像を形成する露光手段と、
    露光手段を駆動する露光駆動モータと、
    電圧印加手段からの電圧によって静電潜像を現像して可視像を形成する現像手段と、
    可視像を転写するための記録紙を転写領域に給紙する給紙ローラと、
    像担持体駆動モータ、露光駆動モータおよび電圧印加手段を各制御信号によって制御する制御手段と、
    像担持体駆動モータ、露光駆動モータ、電圧印加手段および制御手段に電源電圧を供給する電源とを備える画像形成装置において、
    前記制御手段は、昇圧トランス、ダイオード、コンデンサおよび抵抗を含み、これらのうち前記コンデンサによって、像担持体駆動モータ、露光駆動モータ、帯電手段および現像手段の動作タイミングが調整可能に構成され、
    画像形成に関するエラーが発生したときに、電源の供給を停止すべきでないと判断しかつ像担持体駆動モータが駆動しているときには、他のプロセス停止シーケンスとは独立して実行される第1のプロセス停止シーケンスであって、該モータの動作制御を含む第1のプロセス停止シーケンスを実行し、前記第1のプロセス停止シーケンスでは、像担持体駆動モータおよび露光駆動モータの制御信号がオフとなった後、電圧印加手段の制御信号がオフとなり、
    オペレータが装置内部に触れるおそれがあるような画像形成に関するエラーが発生したときに他のプロセス停止シーケンスとは独立して実行される第3のプロセス停止シーケンスであって、電源の供給を停止すべきと判断した場合には直ちに電源電圧をオフとして第3のプロセス停止シーケンスを実行するよう、像担持体駆動モータ、露光駆動モータおよび電圧印加手段を各制御信号によって制御し、像担持体駆動モータの制御信号をオフとしたときから像担持体の回転が停止するまでの期間をT1とし、露光駆動モータの制御信号をオフとしたときから露光手段による露光が停止するまでの期間をT3とし、電圧印加手段の制御信号をオフとしたときから帯電手段および現像手段への印加電圧が0(零)となるまでの期間をT2としたとき、T1>T3かつT1<T2に設定され、
    画像形成に関するエラーが発生したときであって電源の供給を停止すべきでないと判断しかつ像担持体駆動モータが停止しているときには、他のプロセス停止シーケンスとは独立して実行される第2のプロセス停止シーケンスであって、該モータの動作制御を含まない第2のプロセス停止シーケンスを実行するよう、像担持体駆動モータ、露光駆動モータおよび電圧印加手段を各制御信号によって制御し、前記第2のプロセス停止シーケンスでは、露光駆動モータの制御信号がオフとなった後、電圧印加手段の制御信号がオフとなることを特徴とする画像形成装置。
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