JP3717611B2 - 空気調和機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、外装体の背面側に冷媒管収納用の空間を形成し、この空間を形成する外装体に断熱材を取付けている空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】
外装体の背面側に断熱材を取付けている空気調和機は、例えば、実開平4-46634号公報に記載されたものがある。この公報に記載のものは、外装体の背面側に断熱材をネジ止めした空気調和機が記載されている。そして、この断熱材が設けられているため、この外装体の外側が断熱されていて、この外装体の外側には水滴がつきにくくなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前述した空気調和機では、断熱材を取付けるためにネジ止めを複数箇所行っていたので、ネジ止めに時間や手間がかかり、組立作業性が悪いという欠点があった。しかも、ネジを用いているので、送風ファンが回転しているときの振動が伝わりやすい空気調和機を永年使用している際にネジが緩む恐れも生じる。
【0004】
この発明は、組立作業性の良い空気調和機を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、外装体(2A、2C)内に熱交換器(4)を収納し、この外装体(2A、2C)の背面側に前記熱交換器(4)から延びる補助冷媒管(13)を収納する収納空間(10)を設けると共に、この収納空間(10)に面した背面側の外装体(2C)に断熱材(11)を取付ける構成の空気調和機において、前記補助冷媒管(13)を前記収納空間(10)の外で押える配管押え(14)を備えると共に、この配管押え(14)に前記断熱材(11)の一端を押える押え部(15)を設け、前記背面側の外装体(2C)の一端部には、前記断熱材(11)の他端を止める止め部(20)を外装体(2C)と一体に設け、前記補助冷媒管(13)を前記収納空間(10)内で押える補助配管押え(12)を備えると共に、この補助配管押え(12)に前記断熱材(11)の中間部分を押える押え部(12B)を設け、前記断熱材(11)は 、それの一端が配管押え(14)の押え部(15)で押えられ、他端が外装体(2C)と一体の止め部(20)で押えられ、かつ、中間部が補助配管押え(12)の押え部(12B)で押えられて、前記外装体(2C)の収容空間(10)内に取付けられる構成としたことを特徴とする。
【0006】
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の空気調和機の実施例を図面に基き説明する。図1に示す1は分離型空気調和機の室内機(空気調和機)で、図示しない室外機とユニット間配管で接続されるものである。
【0011】
この室内機1の外装体は、前面側の外装体2Aと、この外装体に着脱自在に取付けられる吸込グリル2Bと、背面側の外装体2Cとで構成されている。3は据付板で、この据付板は室内壁の上部に取付けられ、この据付板に前記室内機1が引掛けられて据付けられるものである。4は熱交換器で、冷房運転やドライ運転時に冷却器として機能し、暖房運転時には加熱器として機能するものである。5は空気清浄フィルタの保持部、6はドレンパン、7はクロスフローファン、8は縦羽根とも呼ばれている風向変更羽根、9は横羽根とも呼ばれている風向変更羽根、10は収納空間で、梱包時や左配管時に熱交換器4から延びた補助冷配管が収納される。11はこの収納空間10の外装体2Cに取付けられる断熱材である。
【0012】
尚、空気清浄フィルタや、このフィルタと吸込グリルとの間に配置されるエアフィルタは図示しない。
【0013】
12は補助配管押えで、収納空間10の中間部分で補助冷媒管13を押えるものである。また、この補助冷媒管13と室内機1の左側からのユニット間配管とをつなぐ場合には、据付板3の引掛片3Aに室内機1を引掛けている状態で、この補助配管押え12を回動させて据付板3に突っ張らせることによって、室内機1を据付板3から浮かせることができ、室内機1と据付板3との間を作業空間として利用することができるようになっている。
【0014】
図2に示す14は配管押えで、熱交換器4から延びた補助冷媒管13を収納空間10外で押えるものである。15はこの配管押えの右下部に形成された押え部で、この押え部で図2に示すように室内機背面側から見て断熱材11の左側上部11Aを押えるようにしている。16は取付け用の開口で、この開口に背面側の外装体2Aに設けた爪17が嵌り込むように配管押え14を外装体に取付けることによって、配管押え14が外装体2Cに取付けられる(図5参照)。
【0015】
また、18は配管押え14に形成されているネジ孔で、このネジ孔にネジを挿入しボス19にネジ止めすることができるようになっている。このため、前記爪17が欠けるようなことがあっても、ネジ止めにより配管押え14を外装体2Cに取付けることもできるようになっている。
【0016】
図4において、この図面の下側が室内機1の背面側、図の上側が室内機の前面側に相当し、断熱材11の取付けの際には断熱材11は図4の下側から上側に向けて、つまり背面側から前面側に向けて挿入され(図4の黒い矢印参照)、その際に止め部20が白い矢印方向に弾性変形するため断熱材11を容易に挿入することができるようになっている。この断熱材11を所定の位置にまで挿入すると、図4に示すように、止め部20が断熱材11の右側上端部11Bを押えるので、断熱材11を外れないようにすることができる。前記止め部20は、図2及び図4に示すように、背面側の外装体(2C)一端部(図2では右端部)にその外装体(2C)と一体に設けられている。
【0017】
図2に示す2Dは外装体2Cの下部に設けられた2カ所の押え部で、図1に示すように断熱材11の下部11Cを押えている。
【0018】
図3に示す11Dは断熱材11に形成された開口で、断熱材11を収納空間10に取付けられた際に、外装体2Cに形成された支持部がこの開口11Dを貫通するようになっている。このため、この支持部2Eにより、図2に示すように背面側から室内機を見て左右、上下方向のずれを防止している。また、11Eは開口である。
【0019】
図6に示す支持部2Eは、補助配管押え12の軸12Aを支持するためのものである。2Fは太い軸12B(押え部)をガイドするためのガイドで、このガイドは断熱材の開口11Eを貫通している。2Gは補助配管押え12が軸方向にずれるのを防止するための支持具で、太い軸12Bの中央部12Cを支持している。
【0020】
このように構成された空気調和機は、その外装体2Cの背面側の収納空間10には、断熱材11が取付けられる。この断熱材11が取付けられていないと冷房運転やドライ運転時にこの外装体の外表面に露のつく恐れがあり、この断熱材の取付けは非常に重要である。
【0021】
この断熱材11の取付け方は断熱材11の下端が押え部2Dと外装体2Cとの間に嵌り込むようにやや斜めに挿入する。そして、支持部2Eとガイド2Fとが、それぞれの開口11D、11Eに嵌り込むようにして所定の位置に断熱材11を配置する。この断熱材11の挿入時において、右側端部の止め部20は弾性変形するので、それほど大きな力を必要とせず、また、断熱材11が所定の位置に配置されると弾性変形していた止め部が元に戻り、図4に示すように断熱材11の右側上部11Bが押えられる。
【0022】
次に、補助配管押え12を支持部2Eに取付ける。配管押え12の長い方の軸(図2、図6においては右側の軸)12Aを支持部2Eの孔に挿入する。太い軸12Bの部分が支持部2Eに当たるまで挿入した後、反対側の短い部分の軸12Aをこの軸を支持する孔2Eに挿入する。そのとき、支持具2Gが当たって軸の挿入を行いにくくなるので、この支持具をやや持ち上げて支持具2Gが当たらないようにしてこの作業を行うと、作業を行い易くなる。補助配管押え12を取付けると、この押えの軸12Bで断熱材11が押えられて、断熱材11が保持された状態となる(図1参照)。
【0023】
最後に、配管押え14を取付ける。配管押え14の開口16に爪17が挿入されるように取付けると、図5に示すようにその爪17と支持部17Aとの間で配管押え14が挟まれて取付けられる。このとき、配管押え14の押え部15が自然と断熱材11の左側上部の位置になり、この押え部15が断熱材11を押えることになる。
【0024】
従って、断熱材11は、図2に示すように室内機の背面側から見て、断熱材の右側上部が止め部20で押えられ、断熱材の下側は2カ所の止め部2Dで押えられ、断熱材の上部側の中間部は補助配管押え12の軸12Bで押えられ、左側上部は配管押え14の押え部15で押えられている。よって、合計5カ所で断熱材11を押えることによって、断熱材11を外装体2Cに取付けている。
【0025】
このように、断熱材はネジ止めされていないので、ネジ止めに要する時間ほど長い時間を必要とせず、断熱材の取付けを容易にすることができる。
【0026】
また、空気調和機では、その使用時にクロスフローファンが回転し、そのときの振動がネジを緩ませる原因のひとつとなっていたが、断熱材の取付けにネジを全く使用していないので、ネジの緩みも全くない。また、ネジを使用していないので、廃棄時などに外装体と断熱材とを分別する場合も、断熱材の取外しをドライバーなしに行え、更に断熱材の取付けに接着剤も使用していないので断熱材を外し易く、断熱材の取外しや分別作業も非常に容易である。
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【発明の効果】
この発明によれば、断熱材を止め部や押え部で収納空間に面した外装体に取付けているので、ドライバーなどを使用してネジ止めしていたものに比べて、組立作業性を向上させることができる。また、廃棄時においても、ドライバーなどの工具を使用することなしに種類の違う材料である断熱材を分離し、分別することができるので、廃棄物の分別収集などを容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の空気調和機の室内機を示す断面図である。
【図2】 同空気調和機の室内機を示す背面図である。
【図3】 同空気調和機の収納空間に取付けられる断熱材の正面図である。
【図4】 外装体の止め部と断熱材との関係を説明する断面図である。
【図5】 配管押えが外装体に取付けられた状態を示す説明図である。
【図6】 補助配管押えと背面側の外装体との関係を示す説明図である。
【符号の説明】
1 室内機(空気調和機)
2C 外装体
2D 止め部
4 熱交換器
10 収納空間
11 断熱材
12 補助配管押え
12B 太い軸(押え部)
13 補助冷媒管
14 配管押え
15 押え部
20 止め部
Claims (1)
- 外装体(2A、2C)内に熱交換器(4)を収納し、この外装体(2A、2C)の背面側に前記熱交換器(4)から延びる補助冷媒管(13)を収納する収納空間(10)を設けると共に、この収納空間(10)に面した背面側の外装体(2C)に断熱材(11)を取付ける構成の空気調和機において、
前記補助冷媒管(13)を前記収納空間(10)の外で押える配管押え(14)を備えると共に、この配管押え(14)に前記断熱材(11)の一端を押える押え部(15)を設け、
前記背面側の外装体(2C)の一端部には、前記断熱材(11)の他端を止める止め部(20)を外装体(2C)と一体に設け、
前記補助冷媒管(13)を前記収納空間(10)内で押える補助配管押え(12)を備えると共に、この補助配管押え(12)に前記断熱材(11)の中間部分を押える押え部(12B)を設け、
前記断熱材(11)は、それの一端が配管押え(14)の押え部(15)で押えられ、他端が外装体(2C)と一体の止め部(20)で押えられ、かつ、中間部が補助配管押え(12)の押え部(12B)で押えられて、前記外装体(2C)の収容空間(10)内に取付けられる構成としたことを特徴とする空気調和機。
Priority Applications (1)
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JP30317096A JP3717611B2 (ja) | 1996-11-14 | 1996-11-14 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP30317096A JP3717611B2 (ja) | 1996-11-14 | 1996-11-14 | 空気調和機 |
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- 1996-11-14 JP JP30317096A patent/JP3717611B2/ja not_active Expired - Fee Related
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