JP3717121B2 - 茹で麺装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、麺類を茹でる業務用の茹で麺装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、茹で湯の沸騰による発生する蒸気により調理場の環境が悪くなるのを防止するために、茹で湯の温度を96℃程度に維持して麺を茹でる方法が本出願人により提案されている。そして、麺の茹で効率を向上させるために、茹でるべき麺を入れた茹で籠の下方から噴流を当てて茹で湯の中で麺をおどらせながら茹でる技術が、本出願人により特願2003−063212として特許出願されている。これは無沸騰噴流式の茹で麺機であり、茹で湯を沸騰させないで96℃に制御しておき、湯槽の側面に取り付けた噴流モータで湯槽中のインペラを回動させ、ポンプ作用により茹で籠の下から噴流を立ち上げ、これにより麺を湯槽の中でおどらせながら茹でているものである。
【0003】
一方、調理場の環境を向上させるために、蒸気の放散を防止する手段を講じたものとして特許文献1に記載された技術がある。すなわち、湯槽の上面に籠案内筒を備えた天蓋を設け、この天蓋の籠案内筒の上方に位置する茹で籠挿通部に茹で籠を挿脱することにより開閉自在な弾性を有する閉塞手段を設けたものである。これにより、茹で籠を茹で籠挿通部に挿入しない状態においては、天蓋が湯槽を閉塞状態とするため、沸騰蒸気の放散が防止されているものである。
【0004】
また、蒸気の放散を防止する手段を講じた他の方法として特許文献2に記載された技術がある。すなわち、オートリフト付き茹で麺機において、オートリフト機構によって昇降させられるざる受け部の近傍に湯槽に浸漬したざる部の上面を閉ざす蓋部を設けたものである。これにより、茹で上げ中に、ざる部の上面は蓋部により閉ざされるため、湯気の放散が防止される。
【0005】
【特許文献1】
特開平6−70844号公報
【特許文献2】
特開平10−276905号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
特願2003−063212に記載された方式によると、従来の茹で湯を沸騰させながら沸騰噴流で麺をおどらせるのと比べ、電熱又はガス燃料の使用率は50%以下に減り、沸騰蒸気も発生しないため、調理場の環境を向上できるというものである。しかしながら、調理場の環境に着目したとき、たとえ、96℃の噴流で麺を攪拌したとしても、湯面から湯気が立ち上がるのは、避けられなかった。このときの立ち上がる湯気は、湯槽中の湯を沸騰させるときに発生する沸騰蒸気に比べると、比べものにならないほど少量ではあるが、この少量の湯気の立ち上がりであっても湯気は熱量を伴って蒸発するものであるから、熱量損失となるものである。
【0007】
また、特許文献1に記載された技術によれば、茹で籠を天蓋の籠挿通部に挿入した状態においては、茹で籠の上面が開放状態であるため、茹で籠を通じて沸騰蒸気が放散されてしまうものである。
【0008】
さらに、特許文献2に記載された技術によれば、蓋部がざる部の上面を閉止するものであるため、オートリフト機構で昇降するざる部の動きとは別に、蓋部を上方へ開放する動作をざる部の動きに連動させて別個に行わなければならない。そのため、蓋部の駆動制御を行うことが必要であり、その構造が極めて煩雑であり、しかも、操作も煩わしいものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
発明は、湯が蓄えられる湯槽と、この湯槽内の湯を加熱する加熱装置と、複数個の穴と常時これらの穴を閉止するように付勢されて外力により下方に開放する塞ぎ板とを備えて前記湯の上方に設けられた湯槽蓋と、茹でるべき麺を保持して前記穴に嵌め込まれる外径を持って前記湯槽内の湯に浸漬される籠本体とこの籠本体の上面開口を開閉する蓋体よりなる茹で籠と、前記穴に嵌め込まれた前記茹で籠のそれぞれの真下に位置して上向きに形成された複数個の噴流口と側方に開口した吸込み口とを備えたガイド板により形成された水路を有して前記吸込み口に対向させてインペラが設けられた噴流発生装置とよりなる茹で麺装置である。したがって、茹で籠を使用していないときには、湯槽蓋の穴は塞ぎ板により塞がれているため、蒸気の放散がなく、また、茹で籠を使用している場合には、その茹で籠には蓋体が設けられているため、蓋体を閉じておくことにより、茹で籠を通しての蒸気の放散がなく、調理場の環境を良好に維持することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。まず、茹で麺装置本体1は、支持脚2により支えられた直方体形状であり、その内部には、上方に開口した湯槽3が形成されている。この湯槽3には、所定量の湯4が蓄えられ、図示しない加熱装置により予め定めた温度に加熱されているものであるが、その湯槽3の底面には、噴流発生装置5が設けられている。この噴流発生装置5は、上向きに形成された複数個の噴流口6と側方に開口した吸込み口7とを備えたガイド板8により形成された水路9を有し、前記吸込み口7に対向させてインペラ10が設けられている。このインペラ10は、前記湯槽3の外部に取付けられたモータ11により駆動されるものであり、具体的な構造の説明は省略するが、湯槽3の壁面に軸を貫通させることなく、その内外で磁気的に結合されて駆動制御がなされる構造であることが望ましい。
【0012】
ついで、前記湯槽3の上方には、複数本のピン12が設けられており、これらのピン12に支えられて前記湯4の水面と適度な間隔を保って位置決めされた湯槽蓋13が設けられている。この湯槽蓋13には、後述する茹で籠が丁度入る大きさに定められた円形の穴14が複数個形成されている。これらの穴14と前記噴流口6とは、それぞれ同一垂直線上に位置している。また、前記穴14の下方両側には、ばね蝶番15が設けられ、これらのばね蝶番15には、前記穴14を塞ぐ方向に付勢された状態で塞ぎ板16が回動自在に取り付けられている。
【0013】
ついで、前記穴14に落とし込まれる茹で籠17が設けられている。この茹で籠17は、茹でるべき麺18を保持する網でできた上方開口の籠本体19と、この籠本体19の上面を開閉する蓋体20と、前記籠本体19の縁部から上方に立ち上がった把手21とよりなる。前記蓋体20は、前記把手21側に位置して前記茹で籠17の上縁に固定された固定蓋22と、この固定蓋22に蝶番23により開閉自在に取付けられた回動蓋24とよりなる。前記固定蓋24の大きさは、前記籠本体19の上面の約1/4程度が望ましい。そして、前記回動蓋24の一部には、その回動蓋24を指で開閉するための指掛け突起25が設けられている。この指掛け突起25は、たとえば、コイルバネにより形成されている。特に、調理途中の麺18の状態を指掛け突起25によって開いて確認したり、茹で上がった麺18を食器へ移すときに蓋体20の回動蓋24を指先で開いて容易に麺18を取り出すことができるものであり、指掛け突起25をコイル状のバネとして立ち上げた場合には、熱の伝導途中において熱放散をさせる効果と、外力に対して変性して復元するため、過大な外力を逃がして破損を防止する効果とがある。
【0014】
このような構成において、湯槽3内の湯4は、加熱装置により予め定めた所定温度に加熱されている。例えば、沸騰直前の96℃に加熱されており、大量の沸騰蒸気が発生しないように配慮されている。そのような温度に設定されていたとしても、開放状態では湯気が発生しているものである。実際には、湯槽3の上部には、湯槽蓋13が取り付けられているため、大気中に放散する湯気はきわめて少ない。特に、茹で籠17を穴14に挿入する前は、それらの穴14が塞ぎ板16により塞がれているため、大気中に放散する湯気はきわめて少ないものである。
【0015】
この状態で麺18を茹でるには、麺18を茹で籠17に入れ、茹で籠17の回動蓋24を閉じた状態でその茹で籠17を穴14に挿入する。この挿入時に茹で籠17は塞ぎ板16を押し下げることにより穴14に嵌まり込む。これにより、茹で籠17の上縁が穴14の内周部にぴったりと収まる。この状態においては、噴流発生装置5の噴流口6から上向きの噴流が噴出し、茹で籠17内の麺18を水流によりほぐす。そのため、効率良く麺18は茹で上げられる。この茹で状態においても、湯槽蓋13の穴14に挿入された茹で籠17は、固定蓋22と回動蓋24とよりなる蓋体20により閉ざされているため、茹で籠17を経て蒸気が外気に放散することがない。
【0016】
このようにして、麺18が茹で上がると、茹で籠17は引き上げられるが、茹で籠17が穴14から抜け出すと同時に、塞ぎ板16は、ばね蝶番15の力により穴14を塞ぐ方向に回動し、穴14からの蒸気の放散を防止する。
【0017】
ついで、麺18が茹で上がって茹で籠17を穴14から取り出した後は、茹で上がった麺18を食器に移すが、この際には、指掛け突起25を利用して回動蓋24を開放する。もちろん、麺18の自重により茹で籠17を傾斜させただけでも麺18を取り出すことは可能である。
【0018】
このようにして、調理中でも調理待機中でも、湯面又は茹で籠17の上面から立ち上がる湯気を殆ど閉じ込めることができ、究極の省エネ型の茹で麺機となり、調理室の環境の向上に大きく寄与することとなる。
【0019】
なお、前記実施例においては、湯4の温度を沸騰直前の96℃とした状態で説明したが、これは、本出願人による特願2003−063212に記載した効果、すなわち、エネルギー効率を高めた効果を得るために併用したものであり、実施に当っては、湯4を沸騰させても一向に差し支えはないものである。
【0020】
さらに、茹で籠17をタイマーにより自動的にリフトアップする自動茹で麺機に利用することはきわめて有効なものである。
【0021】
【発明の効果】
発明は、湯が蓄えられる湯槽と、この湯槽内の湯を加熱する加熱装置と、複数個の穴と常時これらの穴を閉止するように付勢されて外力により下方に開放する塞ぎ板とを備えて前記湯の上方に設けられた湯槽蓋と、茹でるべき麺を保持して前記穴に嵌め込まれる外径を持って前記湯槽内の湯に浸漬される籠本体とこの籠本体の上面開口を開閉する蓋体よりなる茹で籠と、前記穴に嵌め込まれた前記茹で籠のそれぞれの真下に位置して上向きに形成された複数個の噴流口と側方に開口した吸込み口とを備えたガイド板により形成された水路を有して前記吸込み口に対向させてインペラが設けられた噴流発生装置とよりなるので、茹で籠を使用していないときには、湯槽蓋の穴は塞ぎ板により塞がれているため、蒸気の放散がなく、また、茹で籠を使用している場合には、その茹で籠には蓋体が設けられているため、蓋体を閉じておくことにより、茹で籠を通しての蒸気の放散がなく、したがって、調理中でも調理待機中でも、湯面又は茹で籠17の上面から立ち上がる湯気を殆ど閉じ込めることができ、究極の省エネ型の茹で麺機となり、調理室の環境の向上に大きく寄与することができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す縦断側面図である。
【図2】茹で籠と湯槽蓋との関係を示す斜視図である。
【符号の説明】
3 湯槽
4 湯
13 湯槽蓋
14 穴
16 塞ぎ板
17 茹で籠
18 麺
19 籠本体
20 蓋体

Claims (1)

  1. 湯が蓄えられる湯槽と、この湯槽内の湯を加熱する加熱装置と、複数個の穴と常時これらの穴を閉止するように付勢されて外力により下方に開放する塞ぎ板とを備えて前記湯の上方に設けられた湯槽蓋と、茹でるべき麺を保持して前記穴に嵌め込まれる外径を持って前記湯槽内の湯に浸漬される籠本体とこの籠本体の上面開口を開閉する蓋体よりなる茹で籠と、前記穴に嵌め込まれた前記茹で籠のそれぞれの真下に位置して上向きに形成された複数個の噴流口と側方に開口した吸込み口とを備えたガイド板により形成された水路を有して前記吸込み口に対向させてインペラが設けられた噴流発生装置とよりなることを特徴とする茹で麺装置。
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