JP3716791B2

JP3716791B2 - Hand dryer

Info

Publication number: JP3716791B2
Application number: JP2001383910A
Authority: JP
Inventors: 学深野
Original assignee: Mitsubishi Electric Corp
Current assignee: Mitsubishi Electric Corp
Priority date: 2001-12-18
Filing date: 2001-12-18
Publication date: 2005-11-16
Anticipated expiration: 2021-12-18
Also published as: JP2003180553A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、濡れた手を乾燥させるための手乾燥装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来の濡れた手を乾燥させる手乾燥装置としては、特開平７−１１６０７６号公報に掲載の技術が知られている。
【０００３】
図１４はこの公報に掲載された従来の手乾燥装置の断面図である。図において、１０１は手乾燥装置の本体である箱体、１０２は箱体１０１の正面上部に、正面側と両側面側を開口して形成された凹状の手挿入部、１０３は高圧空気流を発生する送風機、１０４ａ、１０４ｂは送風機１０３により発生された高圧空気流を噴出するノズル、１０５はノズル１０４ａ、１０４ｂから噴出された高圧空気流により手から吹き飛ばされた水を排水する排水口、１０６は排水口５からのドレン水を下方の着脱可能なドレンタンク１０７に導くための本体に固定された排水管である。
【０００４】
図１５に、排水口１０５から排水管１０６を通りドレンタンク１０７に至るまでの概略断面図を示す。図に示すように、排水口１０５は手挿入部１０２の底部が下方に筒状に延出した延出部１１５により構成されている。また、排水管１０６は、その内周面が延出部１１５の外周面に接触するように延出部１１５に差し込まれて接続されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
このように構成された従来の手乾燥装置において、高速の空気で濡れた手から吹き飛ばされた水滴には手を洗浄しても落ちなかった汚れや有機物なども含まれており、水滴の付着した部分を清掃せずに放置しておくと、汚れが付着し、その部分から臭いが発生する。このため、水滴が付着する部分は清掃できる構造とする必要がある。
【０００６】
手挿入部１０２は手挿入方向へ開口されおり、また、ドレンタンク１０７は着脱可能であることから、両者とも清掃することは易しいものの、排水口１０５からドレンタンク１０７へ水滴を導く排水管１０６については、本体内部に固定されているため清掃が困難である。また、排水管６の直径は１０ｍｍ〜３０ｍｍ、長さは１００ｍｍ以上で、手や指を管内に挿入して水滴の付着する面すべてを清掃することは困難である。
【０００７】
また、図１５に示すように、延出部１１５と排水管１０６の接続部には隙間がほとんどなく、ノズル１０４ａ、１０４ｂから噴出された高圧空気流による圧力や毛細管現象によりその接続部の隙間へ水滴が浸入し、水滴の蒸発とともに汚れのみ残留する。そのため、隙間へ浸入した汚れは簡単に清掃することは困難である。
【０００８】
さらに、手挿入部１０２の排水口１０５の上方は開放されており、清掃を怠ると排水管１０６内の汚れが目立ち、使用者に不快感を与えることとなる。
【０００９】
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、臭いの発生源のひとつである排水口や排水管に着目し、汚れが付着しにくく、臭いの発生を防ぐことができ、使用者に不快感を与えることのない手乾燥装置を得ることを目的とする。
【００１０】
【問題を解決するための手段】
この発明に係る手乾燥装置は、高圧空気流を発生する高圧空気流発生装置と、この高圧空気流発生装置により発生された高圧空気流を噴出するノズルとこのノズルから噴出された高圧空気流により吹き飛ばされた水を排水する排水口とを有する手挿入部と、前記排水口に接続された排水管とを備え、前記手挿入部の底部の一部を下方に延出させて形成した延出部により前記排水口を構成し、前記延出部の端部と前記排水管の内壁との間に隙間を形成したものである。
【００１１】
また、高圧空気流を発生する高圧空気流発生装置と、この高圧空気流発生装置により発生された高圧空気流を噴出するノズルとこのノズルから噴出された高圧空気流により吹き飛ばされた水を排水する排水口とを有する手挿入部と、前記排水口に接続され内側排水管と外側排水管により二重に構成された排水管とを備え、前記手挿入部の底部を下方に延出させて形成した延出部により前記排水口を構成し、前記内側排水管を前記延出部の内側に着脱可能に配置し、高圧空気流により吹き飛ばされた水が前記内側排水管の内側を流れて排水されるようにしたものである。
【００１２】
また、高圧空気流を発生する高圧空気流発生装置と、この高圧空気流発生装置により発生された高圧空気流を噴出するノズルとこのノズルから噴出された高圧空気流により吹き飛ばされた水を排水する排水口とを有する手挿入部と、前記排水口に接続された排水管と、前記排水口から前記排水管内部に延び前記排水管の内壁から離間して着脱可能に設けられた水滴誘導体とを備え、高圧空気流により吹き飛ばされた水が前記水滴誘導体を伝って排水されるようにしたものである。
【００１３】
また、前記排水口に、前記排水口の上方を覆う蓋部と高圧空気流により吹き飛ばされた水を前記排水口内に導く開口部とを有する着脱可能なカバーを設けたものである。
【００１４】
【発明の実施の形態】
実施の形態１．
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図１はこの実施の形態１における手乾燥装置の断面図である。図において、１は手乾燥装置の本体である箱体、２はこの箱体１の正面上部に、正面側と両側面側を開口して形成された凹状の手挿入部であり、奥側へ向かって傾斜している。３は高圧空気流を発生する高圧空気流発生装置である送風機、４ａ、４ｂは手挿入部２の入口の対向する面に設けられ送風機３により発生された高圧空気流を噴出するノズルである。このノズル４ａ、４ｂは、手挿入部２に挿入した手を擦り合せることなく、手に付着した水滴を手の表裏から排除できるように、手の甲側と掌側の双方に風を同時に当て、且つ、入口から奥への圧力勾配を形成するような傾斜を有して設けられている。５はノズル４ａ、４ｂから噴出された高圧空気流により手から吹き飛ばされた水を排水する排水口、６は排水口５からのドレン水を箱体１の下方に着脱可能に設けられたドレンタンク７に導くための排水管であり、箱体１内に固定されている。
【００１５】
８は送風機３の吸込口、９は箱体１の下方に設けられた吸込口でありフィルタ１０が取り付けられている。１１は吸込口８と９を連通する吸気ダクト、１２は吸込口８の上流に当たるチャンバー、１３は送風機３からの高圧空気流を手挿入部２に設けられたノズル４ａ、４ｂに導く排気ダクトである。
【００１６】
図２に、排水口５から排水管６を通りドレンタンク７に至るまでの概略断面図を示す。なお、図１において排水管６は、箱体１内の他の部品を避けてドレンタンク７に連絡するために曲げて形成されているが、図２においてはわかり易くするために排水管６を直線的に記載している。図２に示すように、排水口５は手挿入部２の底部の一部を下方に筒状に延出させて形成した延出部１５により構成されている。すなわち、延出部１５は手挿入部２の裏側に延出している。排水管６は、延出部１５に接続される側の端部の内径が延出部１５の外径とほぼ等しくなるように形成されており、延出部１５の外周を覆うようにその端部を差し込むことによって接続されている。
【００１７】
また、排水管６の延出部１５に接続される側の端部の内径はそれ以外の部分の内径より小さく形成されており、内径の小さい部分の長さは延出部１５の長さより短く形成されている。そのため、延出部１５に排水管６を接続したとき、排水管６端部の内径の小さい部分の内壁面と延出部１５の上部の外壁面とは接触して隙間がないが、延出部１５の端部と排水管６の内壁との間には隙間１６が形成される。この実施の形態においては、排水管６の内壁に接触していない延出部１５の長さは約８ｍｍであり、排水管６と延出部１５との間の隙間の大きさは約２．５ｍｍである。
【００１８】
手挿入部２の内壁表面２aには、シリコン系もしくはフッ素系等の撥水性コ−ティング、又は酸化チタン等の親水性があるコ−ティング、又は抗菌剤を含浸させ、内壁表面２aの汚れ付着の低減及び菌の繁殖の低減を図っている。また、排水管６は、ＰＰ（ポリプロピレン）、ＰＥ（ポリエチレン）、ＳＵＳ（ステンレス）、撥水性コ−ティングされた金属等により形成され、汚れの付着や菌の繁殖、錆付きを防止している。
【００１９】
上述のように構成された手乾燥装置は、洗浄後の濡れた手を手首付近まで手挿入部２へ入れると、手挿入部に設けられたセンサー（図示せず）が手を検知して送風機３が作動する。送風機３が作動すると、箱体１の下部の吸込口９からフィルター１０を介して空気が流入し、吸気ダクト１１及びチャンバー１２を通って、送風機３の吸込口８から送風機３に入り、高圧化される。
【００２０】
送風機３を通過した空気は高圧空気流となり、排気ダクト１３を通り、ノズル４ａ、４ｂから噴出される。ノズル４ａ、４ｂより噴出された高速の高圧空気流は、手挿入部２内に挿入された手に当たり、手の表面に付着していた水を水滴として吹き飛ばす。さらに、手挿入部２で手を挿抜することによって、手全体に付着していた水滴がすべて手から剥離し、手が乾燥する。乾燥終了後、手挿入部２より手を抜くと、センサーが手を検知しなくなるため、送風機３が停止する。
【００２１】
濡れた手から剥離した水滴は手挿入部２に当たり、その水滴は手挿入部２の内壁表面２ａを伝わって流れ、手挿入部２底部に配置された排水口５に入り、排水管６を通って、ドレンタンク７に回収される。
【００２２】
濡れた手から剥離した水滴は汚れを含んでいるため、水滴の付着した部分を清掃せずに放置しておくと、その部分から臭いが発生することになるが、この実施の形態においては、排水口５を構成する延出部１５の少なくとも端部と排水管６の内壁との間に隙間１６が形成され、延出部１５と排水管６の接合部は延出部１５の先端から離れて（この実施の形態においては８ｍｍ上方に）存在しているので、延出部１５に付着した水滴がノズル４ａ、４ｂから噴出された高圧空気流による圧力や毛細管現象によって延出部１５と排水管６との接触部に浸入することはなく、接触部に汚れが残留することがない。そのため、臭いは発生せず、使用者に不快感を与えることがない。
【００２３】
実施の形態２．
図３は本発明の実施の形態２における手乾燥装置の排水口と排水管の部分の概略断面図である。排水口及び排水管以外の構造及び動作は、上記実施の形態１の手乾燥装置と同様であるため、その説明は省略する。
【００２４】
実施の形態２においては、排水管１７の内径は延出部１５の外径より大きく一定であり、その先端は手挿入部２の裏面に対向するように配置されている。ここで、排水管１７の先端は手挿入部２の裏面に接触して固定してもよいし、接触させずに何らかの手段で本体内に固定してもよい。このような形状の排水管１７を用いることによって、排水口５を構成する手挿入部２の延出部１５の外壁全体と排水管１７の内壁との間に隙間１８が形成される。この隙間１８の大きさは、上記の実施の形態１と同様、およそ２．５ｍｍ以上あることが望ましい。
【００２５】
この実施の形態２においても、少なくとも手挿入部２の延出部１５の端部と排水管１７の内壁との間に隙間１８が形成されているために、延出部１５に付着した水滴がノズル４ａ、４ｂから噴出された高圧空気流による圧力や毛細管現象によって延出部１５と排水管１７との間に浸入することがなく、汚れが残留することがない。したがって、臭いは発生せず、使用者に不快感を与えることがない。
【００２６】
また、手挿入部２の延出部１５の外壁面と排水管１７の内壁面とを接触させて接続しなくてよいので、延出部１５の長さは短くてもよい。そのため、延出部１５の内壁の清掃も容易である。さらに、排水管１７は径が一定であるため、その成形も容易になる。
【００２７】
実施の形態３．
図４は本発明の実施の形態３における手乾燥装置の排水口と排水管の部分の概略断面図である。排水口及び排水管以外の構造及び動作は、上記実施の形態１の手乾燥装置と同様であるため、その説明は省略する。
【００２８】
図４において、１９は排水口５を構成する延出部１９であり、手挿入部２の底部の一部を下方に筒状に延出させて、その端部の内径が排水口５の入口付近の内径より小さくなるように形成されている。また、延出部１９の排水口５入口側の外径、すなわち延出部１９の上部の外径は、排水管１７の内径とほぼ等しく、延出部１９と排水管とはこの部分で接触して接続されている。排水管１７の径は上記実施の形態２と同様に一定である。
【００２９】
この実施の形態３においても、少なくとも手挿入部２の延出部１９の端部と排水管１７の内壁との間に隙間が形成されているため、延出部１９に付着した水滴がノズル４ａ、４ｂから噴出された高圧空気流による圧力や毛細管現象によって延出部１９と排水管１７との間に浸入することがなく、汚れが残留することがない。したがって、臭いは発生せず、使用者に不快感を与えることがない。
【００３０】
実施の形態４．
図５は本発明の実施の形態４における手乾燥装置の排水口、排水管、ドレンタンクの部分の概略断面図である。排水口及び排水管以外の構造及び動作は、上記実施の形態１の手乾燥装置と同様であるため、その説明は省略する。
【００３１】
この実施の形態４においては、排水管２０は内側排水管２０ａと外側排水管２０ｂとを有する二重構造となっており、外側排水管２０ｂは本体内に固定され、内側排水管２０ａは排水口５から着脱可能に装着されている。内側排水管２０ａと外側排水管２０ｂはほぼ同じ長さに形成され、内側排水管２０ａを着脱可能とするために、内側排水管２０ａ及び外側排水管２０ｂは直線的に形成されている。また、内側排水管２０ａの上端部と手挿入部２の延出部１５の内壁とはゴムパッキン２１等によりシールされている。したがって、高圧空気流によって吹き飛ばされた水滴は内側排水管２０ａのみを流れ、外側排水管２０ｂには流れない。
【００３２】
このような構成とすれば、水滴による汚れは内側排水管２０ａのみに付着するため、外側排水管２０ｂは清掃する必要もなく清潔であり、内側排水管２０ａは排水口５から手で抜き出して清掃すれば、清潔に保つことができ、臭いの発生も低減でき、使用者に不快感を与えることがない。
【００３３】
実施の形態５．
図６は本発明の実施の形態５における手乾燥装置の排水口と排水管の接続部分の概略断面図である。排水口と排水管以外の構造及び動作は、上記実施の形態１の手乾燥装置と同様であるため、その説明は省略する。
【００３４】
上記実施の形態４においては、外側排水管２０ａを上記実施の形態１における排水管６と同様に、延出部１５との接続側の端部の内径を小さくするように形成したが、図６に示すように、従来の排水管と延出部の接続構造と同様に、外側排水管２０ｃの内径を延出部１５の外径とほぼ同じで一定の大きさとしてもよい。外側排水管２０ｃをこのように形成しても、着脱可能な内側排水管２０ｄを設けたので、外側排水管２０ｃと手挿入部２の延出部１５との間に汚れが侵入することがない。
【００３５】
また、内側排水管２０ｄの長さを外側排水管２０ｃの長さより短く形成しても、内側排水管２０ｄと外側排水管２０ｃとの間には隙間が形成されているため、外側排水管２０ｃの内壁には汚れが付着しにくい。したがって、臭いは発生せず、使用者に不快感を与えることがない。
【００３６】
なお、内側排水管２０ｄと外側排水管２０ｃとの間の隙間を維持するために、両者の間の所定箇所にスペーサを設けるようにしてもよい。また、このように内側排水管２０ｄを短くすれば、外側排水管２０ｃを曲線状に形成した場合でも、内側排水管２０ｄのみをほぼ直線状にして着脱可能とすることができる。
【００３７】
実施の形態６．
図７は本発明の実施の形態６における手乾燥装置の排水口と排水管の接続部分の概略断面図である。排水口と排水管以外の構造及び動作は、上記実施の形態１の手乾燥装置と同様であるため、その説明は省略する。
【００３８】
上記実施の形態４及び実施の形態５においては、内側排水管２０ａ、２０ｄの上方の端部が手挿入部２の延出部１５内に収まるように設置したが、図７に示すように、内側排水管２０ｅの端部を外側に広げて、延出部１５よりも上方に出し、手挿入部２の排水口５の周囲の内壁に載置するようにしてもよい。この場合にも、内側排水管２０ｅと手挿入部２の接触部、すなわち内側排水管２０ｅの端部外周と手挿入部２の内壁との間にはゴムパッキンを設けてシール構造とする。
【００３９】
このように構成すれば、外側排水管２０ｃに汚れが付着することを防止できるとともに、内側排水管２０ｅの着脱が容易になる。
【００４０】
実施の形態７．
図８は本発明の実施の形態５における手乾燥装置の排水口と排水管の部分の概略断面図である。図に示す部分以外の構造及び動作は、上記実施の形態１の手乾燥装置と同様であるため、その説明は省略する。
【００４１】
図８において、手挿入部２の延出部１５及び排水管６の構成は上記実施の形態１のものと同様であるが、排水口５から排水管６内部に延び排水管６の内壁から離間して配置される棒状部２３を有する水滴誘導体２２が着脱可能に設置されている。図９にこの水滴誘導体２２の上面図を示す。図９に示すように、水滴誘導体２２の上部には手挿入部２の排水口５の周囲の内壁に載置するための円盤状のシール部２４が形成されている。シール部２４は水滴が棒状部２３に伝わるように中心に向かって下方に傾斜して形成されており、開口部２５を有する。
【００４２】
このように形成された水滴誘導体２２は、棒状部２３を排水管６内に挿入してシール部２４を手挿入部２の排水口５周囲の内壁に載置して設置される。シール部２４と手挿入部２との間にはゴムパッキン３５が設けられており、このゴムパッキン３５はシール部２４または手挿入部２の内壁に取り付けられている。高圧空気流により吹き飛ばされ濡れた手から剥離した水滴は手挿入部２に当たり、手挿入部２の壁面を伝わって流れ、水滴誘導体２２の開口部２５から棒状部２３を伝わってドレンタンク７に導かれる。
【００４３】
このように、この実施の形態７においては、水滴が水滴誘導体２２を伝わって排水され、排水管６には流れないため、排水管６に汚れが付着することがなく清潔である。また、水滴誘導体２２は着脱可能であるため、取り外して清掃することができ、清潔である。したがって、臭いは発生せず、使用者に不快感を与えることがない。
【００４４】
なお、排水管は、従来のように内径を延出部１５の外径とほぼ同じで一定としてもよい。排水管をこのように形成しても、着脱可能な水滴誘導体２２を設けたので、排水管と手挿入部２の延出部１５との間に汚れが侵入することがない。また、水滴誘導体２２の長さは排水管６の長さより短くてもよく、このようにした場合には、排水管６が曲線状に形成されていても、水滴誘導体２２をほぼ直線状にして着脱可能にすることができる。
【００４５】
また、棒状部２３としては、チェーンを用いてもよく、また柔らかい材質のものや、螺旋状のものでも、排水口５から排水管６内部に延び、排水管６の内壁から離間して配置できるものであれば、何ら問題ない。また、シール部２４自体をゴム素材のシート状に形成して、排水口５周囲の手挿入部２に載置するだけでシール機能を有するようにしてもよい。
【００４６】
実施の形態８．
図１０は本発明の実施の形態６における手乾燥装置の排水口と排水管の部分の概略断面図である。図において、２６は排水口５の上方を覆うカバーである。このカバー２６以外の部分の構造及び動作は、上記実施の形態１の手乾燥装置と同様であるため、その説明は省略する。
【００４７】
カバー２６は、手挿入部２の排水口５周囲の内壁に着脱可能に載置されている。図１１にカバー２６の斜視図を示す。図に示すように、カバー２６は、排水口５の上方を覆い排水口５の内径より大きい円形の蓋部２７と、この蓋部２７にほぼ垂直に設けられた六角形の平板状の支持部２８とを有している。支持部２８の下端は、排水口５に載置したときに安定するように、排水口５の寸法に合わせて形成されている。また、カバー２６を排水口５に設置したとき、支持部２８の両側には排水口５内部と連通する開口部が形成され、高圧空気流により吹き飛ばされた水はこの開口部から排水口５内部に導かれる。
【００４８】
この実施の形態８によれば、カバー２６を設置することにより、排水管５のほぼ軸方向から手挿入部２の内部を覗いたとき、排水口５や排水管６の内部が見えないため、内部に汚れが付着したとしても使用者には見えず、不快感を与えることがない。また、臭いの発散の防止にもなる。
【００４９】
なお、カバー２６の形状は、図１０及び図１１に示すものに限らず、図１２や図１３に示すような構成であってもよく、要するに、排水口５の内部が上方から見えないような蓋部を有し、高圧空気流により吹き飛ばされ手挿入部２の内壁を流れた水滴が排水口５内に流入するための開口部が確保される構成であればよい。図１２に示したカバー２９は、蓋部３０とこの蓋部３０にほぼ垂直に設けられ十字に組み合わされた２枚の六角形の平板状の支持部３１ａ、３１ｂにより構成されている。このような構成とすれば、図１１に示すカバー２６よりも安定して設置できる。また、図１３に示したカバー３２は、蓋部３３に複数の支柱３４が設けられ、その支柱３４が手挿入部２の排水口５周囲の内壁に載置されるように構成されている。
【００５０】
また、図１０においては、手挿入部２や排水管６の構成を上記実施の形態１と同様のものとしたが、これに限らず、上記実施の形態２ないし実施の形態７の何れに記載された構成であっても、同様の効果を得ることができる。
【００５１】
実施の形態９．
上記の各実施の形態においては、高圧空気流のみにより手を乾燥させる手乾燥装置について説明したが、本体内部にヒーターを設け、温風を発生させるように構成してもよい。また、高圧空気流を噴出するノズルを手挿入部の開口部の対向する面に設ける両側吹き出しでなく、片側吹き出しの手乾燥装置であってもよい。また、着脱可能なドレンタンクを設けず、排水管から直接外部に排水させる構成であってもよい。さらに、排水管は図１に示すように曲線的に形成したものでなく、直線的に形成したものであってもよい。このように、何れの構成の手乾燥装置であっても、上述の実施の形態１ないし８のような排水口および排水管の構成を採用することによって、汚れが付着しにくく、臭いが発生せず、使用者に不快感を与えることがない手乾燥装置を得ることができる。
【００５２】
【発明の効果】
この発明に係る手乾燥装置によれば、排水管に汚れが付着しにくく、臭いの発生を防ぐことが可能となる。
【００５３】
また、排水管を二重に構成し、高圧空気流により吹き飛ばされた水が内側排水管の内側を流れて排水されるようにしたので、外側排水管には汚れが付着せず、内側排水管は取り外して清掃することができるため、臭いの発生を防ぐことが可能となる。
【００５４】
また、高圧空気流により吹き飛ばされた水が水滴誘導体を伝って排水されるようにしたので、排水管には汚れが付着せず、水滴誘導体は取り外して清掃することができるため、臭いの発生を防ぐことが可能となる。
【００５５】
さらに、排水口に着脱可能なカバーを設けたので、使用者に不快感を与えることがない。
【図面の簡単な説明】
【図１】実施の形態１における手乾燥装置を示す断面図である。
【図２】実施の形態１における排水口、排水管、ドレンタンク部分の概略断面図である。
【図３】実施の形態２における排水口と排水管部分の概略断面図である。
【図４】実施の形態３における排水口と排水管部分の概略断面図である。
【図５】実施の形態４における排水口、排水管、ドレンタンク部分の概略断面図である。
【図６】実施の形態５における排水口と排水管部分の概略断面図である。
【図７】実施の形態６における排水口と排水管部分の概略断面図である。
【図８】実施の形態７における排水口と排水管部分の概略断面図である。
【図９】実施の形態７における水滴誘導体の上面図である。
【図１０】実施の形態８における排水口と排水管部分の概略断面図である。
【図１１】実施の形態８におけるカバーの斜視図である。
【図１２】実施の形態８における他のカバーの斜視図である。
【図１３】実施の形態８における更に他のカバーの斜視図である。
【図１４】従来の手乾燥装置の断面図である。
【図１５】従来の排水口、排水管、ドレンタンク部分の概略断面図である。
【符号の説明】
１箱体、２手挿入部、３送風機（高圧空気発生装置）、４ノズル、５排水口、６排水管、７ドレンタンク、１５延出部、１６隙間、１７排水管、１８隙間、１９延出部、２０排水管、２０ａ内側排水管、２０ｂ外側排水、２１ゴムパッキン、２２水滴誘導体、２６カバー、２９カバー、３２カバー。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a hand drying apparatus for drying wet hands.
[0002]
[Prior art]
As a conventional hand drying apparatus for drying a wet hand, a technique disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 7-116076 is known.
[0003]
FIG. 14 is a cross-sectional view of a conventional hand dryer disclosed in this publication. In the figure, 101 is a box which is the body of the hand dryer, 102 is a concave hand insertion portion formed at the front upper part of the box 101 with the front side and both sides opened, and 103 is a high-pressure air flow. Blowers 104a and 104b are generated, nozzles for jetting high-pressure air flow generated by the blower 103, 105 are drain outlets for draining water blown from the hands by high-pressure air flow jetted from the nozzles 104a and 104b, 106 It is a drain pipe fixed to the main body for guiding drain water from the drain port 5 to a detachable drain tank 107 below.
[0004]
FIG. 15 is a schematic cross-sectional view from the drain port 105 to the drain tank 107 through the drain pipe 106. As shown in the figure, the drainage port 105 is constituted by an extending portion 115 in which the bottom portion of the manual insertion portion 102 extends downward in a cylindrical shape. Further, the drain pipe 106 is inserted and connected to the extending portion 115 so that the inner peripheral surface thereof is in contact with the outer peripheral surface of the extending portion 115.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
In the conventional hand dryer configured in this way, the water droplets blown away from the hands wet with high-speed air contain dirt and organic matter that did not fall off even when the hands were washed, and the water droplets adhered. If the part is left without being cleaned, dirt is attached and an odor is generated from the part. For this reason, it is necessary to make it the structure which can clean the part to which a water droplet adheres.
[0006]
Since the manual insertion portion 102 is opened in the manual insertion direction and the drain tank 107 is detachable, both can be easily cleaned, but the drain pipe 106 guides water droplets from the drain port 105 to the drain tank 107. Is difficult to clean because it is fixed inside the body. Further, the drain pipe 6 has a diameter of 10 mm to 30 mm and a length of 100 mm or more, and it is difficult to clean all surfaces to which water droplets adhere by inserting a hand or a finger into the pipe.
[0007]
Further, as shown in FIG. 15, there is almost no gap in the connecting portion between the extending portion 115 and the drain pipe 106, and the gap between the connecting portion is caused by the pressure and capillary action caused by the high-pressure air flow ejected from the nozzles 104a and 104b. Water droplets infiltrate and only dirt remains with evaporation of the water droplets. Therefore, it is difficult to easily clean the dirt that has entered the gap.
[0008]
Furthermore, the upper part of the drainage port 105 of the manual insertion portion 102 is open, and if the cleaning is neglected, the dirt in the drainage pipe 106 is conspicuous, giving the user an unpleasant feeling.
[0009]
The present invention has been made in order to solve such problems, and pays attention to a drain outlet and a drain pipe which are one of the sources of odor, and it is difficult for dirt to adhere to the odor. An object of the present invention is to obtain a hand-drying device that does not cause discomfort to the user.
[0010]
[Means for solving problems]
A hand dryer according to the present invention includes a high-pressure airflow generator that generates a high-pressure airflow, a nozzle that ejects the high-pressure airflow generated by the high-pressure airflow generator, and a high-pressure airflow that is ejected from the nozzle. An extension formed by extending a part of the bottom of the manual insertion portion downward, comprising a manual insertion portion having a drainage port for draining blown water and a drainage pipe connected to the drainage port The drain port is constituted by a portion, and a gap is formed between an end portion of the extending portion and an inner wall of the drain pipe.
[0011]
Also, a high-pressure airflow generator that generates a high-pressure airflow, a nozzle that ejects the high-pressure airflow generated by the high-pressure airflow generator, and water blown off by the high-pressure airflow that is ejected from the nozzle are drained. A hand insertion part having a drainage port and a drainage pipe connected to the drainage port and doubled by an inner drainage pipe and an outer drainage pipe, and formed by extending the bottom of the manual insertion part downward The extended outlet constitutes the drain port, the inner drain pipe is detachably disposed inside the extended section, and the water blown off by the high-pressure air flow flows inside the inner drain pipe and is drained. It was made to do.
[0012]
Also, a high-pressure airflow generator that generates a high-pressure airflow, a nozzle that ejects the high-pressure airflow generated by the high-pressure airflow generator, and water blown off by the high-pressure airflow that is ejected from the nozzle are drained. A manual insertion portion having a drainage port, a drainage pipe connected to the drainage port, and a water droplet derivative that extends from the drainage port to the inside of the drainage pipe and is detachable from the inner wall of the drainage pipe. The water blown off by the high-pressure air flow is discharged along the water droplet derivative.
[0013]
In addition, a removable cover having a lid that covers the drain port and an opening that guides the water blown off by the high-pressure air flow into the drain port is provided on the drain port.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiment 1 FIG.
Embodiments of the present invention will be described below.
FIG. 1 is a cross-sectional view of the hand dryer in the first embodiment. In the figure, 1 is a box which is a main body of the hand dryer, 2 is a concave hand insertion portion formed in the upper front part of the box 1 with the front side and both sides opened, and to the back side. It is inclined towards. 3 is a blower that is a high-pressure airflow generating device that generates a high-pressure airflow, and 4a and 4b are nozzles that are provided on opposing surfaces of the inlet of the manual insertion portion 2 and that eject the high-pressure airflow generated by the blower 3. The nozzles 4a and 4b simultaneously apply wind to both the back side and palm side of the hand so that water droplets adhering to the hand can be removed from the front and back of the hand without rubbing the hand inserted into the hand insertion portion 2, and , Provided with a slope that forms a pressure gradient from the inlet to the back. 5 is a drain port for draining water blown from the hands by the high-pressure air flow ejected from the nozzles 4a and 4b, and 6 is a drain tank provided in a manner that the drain water from the drain port 5 is detachably provided below the box 1 7 is a drain pipe for leading to 7, and is fixed in the box 1.
[0015]
8 is a suction port of the blower 3, and 9 is a suction port provided below the box 1, and a filter 10 is attached to the suction port. 11 is an intake duct that communicates the suction ports 8 and 9, 12 is a chamber that is upstream of the suction port 8, and 13 is an exhaust duct that guides the high-pressure air flow from the blower 3 to the nozzles 4a and 4b provided in the manual insertion portion 2. is there.
[0016]
FIG. 2 is a schematic sectional view from the drain port 5 through the drain pipe 6 to the drain tank 7. In FIG. 1, the drain pipe 6 is bent so as to avoid other components in the box 1 and communicate with the drain tank 7, but in FIG. It has been described. As shown in FIG. 2, the drainage port 5 is constituted by an extension portion 15 formed by extending a part of the bottom portion of the manual insertion portion 2 downward in a cylindrical shape. That is, the extension part 15 extends to the back side of the hand insertion part 2. The drain pipe 6 is formed so that the inner diameter of the end portion on the side connected to the extension portion 15 is substantially equal to the outer diameter of the extension portion 15, and the end of the drain pipe 6 covers the outer periphery of the extension portion 15. Connected by plugging in part.
[0017]
Further, the inner diameter of the end portion of the drain pipe 6 connected to the extending portion 15 is formed smaller than the inner diameter of the other portion, and the length of the portion having the smaller inner diameter is shorter than the length of the extending portion 15. Is formed. Therefore, when the drain pipe 6 is connected to the extension 15, the inner wall surface of the small inner diameter portion of the end of the drain pipe 6 is in contact with the outer wall surface of the upper part of the extension 15, but there is no gap. A gap 16 is formed between the end of the portion 15 and the inner wall of the drain pipe 6. In this embodiment, the length of the extended portion 15 that is not in contact with the inner wall of the drain pipe 6 is about 8 mm, and the size of the gap between the drain pipe 6 and the extended portion 15 is about 2 mm. 5 mm.
[0018]
The inner wall surface 2a of the manual insertion portion 2 is impregnated with a water-repellent coating such as silicon or fluorine, or a hydrophilic coating such as titanium oxide, or an antibacterial agent, so that dirt adheres to the inner wall surface 2a. Reduction of bacteria and reproduction of bacteria. The drain pipe 6 is made of PP (polypropylene), PE (polyethylene), SUS (stainless steel), water-repellent coated metal, etc., and prevents adhesion of dirt, bacterial growth, and rusting. .
[0019]
In the hand drying device configured as described above, when a wet hand after washing is inserted into the hand insertion part 2 to the vicinity of the wrist, a sensor (not shown) provided in the hand insertion part detects the hand and the blower 3 is activated. When the blower 3 is activated, air flows from the suction port 9 at the bottom of the box 1 through the filter 10, passes through the intake duct 11 and the chamber 12, enters the blower 3 from the suction port 8 of the blower 3, and increases the pressure. Is done.
[0020]
The air that has passed through the blower 3 becomes a high-pressure air flow, passes through the exhaust duct 13, and is ejected from the nozzles 4a and 4b. The high-speed high-pressure air flow ejected from the nozzles 4a and 4b hits the hand inserted into the hand insertion portion 2, and blows off the water adhering to the surface of the hand as water droplets. Furthermore, by inserting and removing the hand with the hand insertion part 2, all water droplets adhering to the entire hand are peeled off from the hand, and the hand is dried. When the hand is pulled out from the hand insertion part 2 after the drying is finished, the sensor stops detecting the hand, so the blower 3 stops.
[0021]
Water droplets peeled off from the wet hand hit the hand insertion portion 2, and the water droplets flow along the inner wall surface 2 a of the hand insertion portion 2, enter the drain port 5 arranged at the bottom of the hand insertion portion 2, and pass through the drain pipe 6. And collected in the drain tank 7.
[0022]
Since the water droplets peeled off from the wet hands contain dirt, if the portion where the water droplets are attached is left uncleaned, a odor will be generated from that portion, but in this embodiment, A gap 16 is formed between at least the end of the extension 15 constituting the drain port 5 and the inner wall of the drain pipe 6, and the joint between the extension 15 and the drain pipe 6 is separated from the tip of the extension 15. (In this embodiment, 8 mm above), the water droplets adhering to the extending portion 15 are drained from the extending portion 15 by the pressure or capillary phenomenon caused by the high-pressure air flow ejected from the nozzles 4a and 4b. It does not enter the contact portion with the tube 6 and no dirt remains in the contact portion. Therefore, no odor is generated and no uncomfortable feeling is given to the user.
[0023]
Embodiment 2. FIG.
FIG. 3 is a schematic cross-sectional view of a drain port and a drain pipe portion of the hand dryer according to the second embodiment of the present invention. Since the structure and operation other than the drain port and the drain pipe are the same as those of the hand dryer of the first embodiment, description thereof is omitted.
[0024]
In the second embodiment, the inner diameter of the drain pipe 17 is larger than the outer diameter of the extending portion 15 and the tip thereof is disposed so as to face the back surface of the manual insertion portion 2. Here, the distal end of the drain pipe 17 may be fixed in contact with the back surface of the manual insertion portion 2 or may be fixed in the main body by some means without being contacted. By using the drain pipe 17 having such a shape, a gap 18 is formed between the entire outer wall of the extension part 15 of the manual insertion part 2 constituting the drain port 5 and the inner wall of the drain pipe 17. The size of the gap 18 is desirably about 2.5 mm or more, as in the first embodiment.
[0025]
Also in the second embodiment, since a gap 18 is formed at least between the end portion of the extension portion 15 of the manual insertion portion 2 and the inner wall of the drain pipe 17, water droplets attached to the extension portion 15 There is no infiltration between the extension part 15 and the drain pipe 17 due to pressure or capillary action caused by the high-pressure air flow ejected from the nozzles 4a, 4b, and no dirt remains. Therefore, no odor is generated and no uncomfortable feeling is given to the user.
[0026]
Moreover, since the outer wall surface of the extension part 15 of the manual insertion part 2 and the inner wall surface of the drain pipe 17 do not need to contact and connect, the length of the extension part 15 may be short. Therefore, it is easy to clean the inner wall of the extension 15. Further, since the drain pipe 17 has a constant diameter, it can be easily formed.
[0027]
Embodiment 3 FIG.
FIG. 4 is a schematic cross-sectional view of a drain port and a drain pipe portion of a hand dryer according to Embodiment 3 of the present invention. Since the structure and operation other than the drain port and the drain pipe are the same as those of the hand dryer of the first embodiment, description thereof is omitted.
[0028]
In FIG. 4, reference numeral 19 denotes an extending portion 19 that constitutes the drain port 5. A part of the bottom portion of the manual insertion portion 2 extends downward in a cylindrical shape, and the inner diameter of the end portion is the inlet of the drain port 5. It is formed to be smaller than the inner diameter in the vicinity. Further, the outer diameter of the extending portion 19 on the inlet side of the drain port 5, that is, the outer diameter of the upper portion of the extending portion 19 is substantially equal to the inner diameter of the drain pipe 17, and the extending section 19 and the drain pipe are in contact at this portion. Connected. The diameter of the drain pipe 17 is constant as in the second embodiment.
[0029]
Also in the third embodiment, since a gap is formed at least between the end portion of the extension portion 19 of the manual insertion portion 2 and the inner wall of the drainage pipe 17, water droplets adhering to the extension portion 19 are discharged from the nozzle 4a. 4b does not enter between the extension portion 19 and the drain pipe 17 due to pressure or capillary action caused by the high-pressure air flow ejected from 4b, and no dirt remains. Therefore, no odor is generated and no uncomfortable feeling is given to the user.
[0030]
Embodiment 4 FIG.
FIG. 5 is a schematic cross-sectional view of a drain port, a drain pipe, and a drain tank portion of a hand dryer according to Embodiment 4 of the present invention. Since the structure and operation other than the drain port and the drain pipe are the same as those of the hand dryer of the first embodiment, description thereof is omitted.
[0031]
In the fourth embodiment, the drain pipe 20 has a double structure having an inner drain pipe 20a and an outer drain pipe 20b, the outer drain pipe 20b is fixed in the main body, and the inner drain pipe 20a is a drain outlet. 5 is detachably mounted. The inner drain pipe 20a and the outer drain pipe 20b are formed to have substantially the same length, and the inner drain pipe 20a and the outer drain pipe 20b are formed linearly so that the inner drain pipe 20a can be attached and detached. Moreover, the upper end part of the inner side drain pipe 20a and the inner wall of the extension part 15 of the manual insertion part 2 are sealed by the rubber packing 21 or the like. Accordingly, the water droplets blown off by the high-pressure air flow only flow through the inner drain pipe 20a and do not flow into the outer drain pipe 20b.
[0032]
In such a configuration, since dirt due to water droplets adheres only to the inner drain pipe 20a, the outer drain pipe 20b is clean without having to be cleaned, and the inner drain pipe 20a is manually removed from the drain port 5 and cleaned. As a result, it can be kept clean, the generation of odors can be reduced, and the user is not uncomfortable.
[0033]
Embodiment 5 FIG.
FIG. 6 is a schematic cross-sectional view of a connection portion between the drain port and the drain pipe of the hand dryer in Embodiment 5 of the present invention. Since the structure and operation other than the drain port and the drain pipe are the same as those of the hand dryer of the first embodiment, description thereof is omitted.
[0034]
In the fourth embodiment, the outer drain pipe 20a is formed so as to reduce the inner diameter of the end portion on the connection side with the extending portion 15 in the same manner as the drain pipe 6 in the first embodiment. As shown in FIG. 5, the inner diameter of the outer drain pipe 20c may be substantially the same as the outer diameter of the extension section 15 and be a constant size, as in the conventional connection structure between the drain pipe and the extension section. Even if the outer drain pipe 20c is formed in this way, the removable inner drain pipe 20d is provided, so that dirt does not enter between the outer drain pipe 20c and the extension 15 of the manual insertion portion 2. .
[0035]
Even if the length of the inner drain pipe 20d is shorter than the length of the outer drain pipe 20c, a gap is formed between the inner drain pipe 20d and the outer drain pipe 20c. Dirt is difficult to adhere to the inner wall. Therefore, no odor is generated and no uncomfortable feeling is given to the user.
[0036]
In addition, in order to maintain the clearance gap between the inner side drain pipe 20d and the outer side drain pipe 20c, you may make it provide a spacer in the predetermined location between both. In addition, if the inner drain pipe 20d is shortened in this way, even when the outer drain pipe 20c is formed in a curved shape, only the inner drain pipe 20d can be made substantially straight and detachable.
[0037]
Embodiment 6 FIG.
FIG. 7 is a schematic cross-sectional view of a connection portion between a drain port and a drain pipe of a hand dryer according to Embodiment 6 of the present invention. Since the structure and operation other than the drain port and the drain pipe are the same as those of the hand dryer of the first embodiment, description thereof is omitted.
[0038]
In the fourth embodiment and the fifth embodiment, the upper end portions of the inner drain pipes 20a and 20d are installed so as to be accommodated in the extension portion 15 of the manual insertion portion 2, but as shown in FIG. The end portion of the inner drain pipe 20e may be widened outward, extended upward from the extension portion 15, and placed on the inner wall around the drain port 5 of the manual insertion portion 2. Also in this case, a rubber packing is provided between the contact portion of the inner drain pipe 20e and the manual insertion portion 2, that is, between the outer periphery of the end portion of the inner drain pipe 20e and the inner wall of the manual insertion portion 2 to form a seal structure.
[0039]
If comprised in this way, while being able to prevent dirt adhering to the outer side drain pipe 20c, attachment / detachment of the inner side drain pipe 20e becomes easy.
[0040]
Embodiment 7 FIG.
FIG. 8 is a schematic cross-sectional view of a drain port and a drain pipe portion of the hand dryer in Embodiment 5 of the present invention. Since the structure and operation other than the portion shown in the drawing are the same as those of the hand dryer of the first embodiment, the description thereof is omitted.
[0041]
In FIG. 8, the configuration of the extension portion 15 of the manual insertion portion 2 and the drain pipe 6 is the same as that of the first embodiment, but extends from the drain port 5 into the drain pipe 6 and is separated from the inner wall of the drain pipe 6. A water droplet derivative 22 having a rod-like portion 23 arranged in a detachable manner is installed detachably. FIG. 9 shows a top view of the water droplet derivative 22. As shown in FIG. 9, a disc-shaped seal portion 24 for placing on the inner wall around the drain port 5 of the manual insertion portion 2 is formed on the top of the water droplet derivative 22. The seal portion 24 is formed so as to be inclined downward toward the center so that water drops are transmitted to the rod-shaped portion 23, and has an opening 25.
[0042]
The water droplet derivative 22 formed in this way is installed by inserting the rod-like portion 23 into the drain pipe 6 and placing the seal portion 24 on the inner wall around the drain port 5 of the manual insertion portion 2. A rubber packing 35 is provided between the seal portion 24 and the manual insertion portion 2, and the rubber packing 35 is attached to the seal portion 24 or the inner wall of the manual insertion portion 2. The water droplets blown off by the high-pressure air flow and peeled off from the wet hand hit the hand insertion portion 2, flow along the wall surface of the hand insertion portion 2, flow through the rod-shaped portion 23 from the opening 25 of the water droplet derivative 22, and are guided to the drain tank 7. It is burned.
[0043]
Thus, in the seventh embodiment, since the water droplets are drained through the water droplet derivative 22 and do not flow into the drain pipe 6, the drain pipe 6 is not contaminated and is clean. Further, since the water droplet derivative 22 is detachable, it can be removed and cleaned, and is clean. Therefore, no odor is generated and no uncomfortable feeling is given to the user.
[0044]
Note that the drain pipe may have a constant inner diameter that is substantially the same as the outer diameter of the extending portion 15 as in the prior art. Even if the drain pipe is formed in this way, since the detachable water droplet derivative 22 is provided, dirt does not enter between the drain pipe and the extending portion 15 of the manual insertion portion 2. Further, the length of the water drop derivative 22 may be shorter than the length of the drain pipe 6. In this case, even if the drain pipe 6 is formed in a curved shape, the water drop derivative 22 is made substantially linear. It can be made detachable.
[0045]
Further, as the rod-like portion 23, a chain may be used, and a soft material or a spiral one may be extended from the drain port 5 to the inside of the drain pipe 6 and spaced from the inner wall of the drain pipe 6. If it is a thing, there is no problem. Alternatively, the sealing portion 24 itself may be formed into a rubber material sheet and placed on the manual insertion portion 2 around the drain port 5 to have a sealing function.
[0046]
Embodiment 8 FIG.
FIG. 10 is a schematic cross-sectional view of the drain port and drain pipe portion of the hand dryer according to Embodiment 6 of the present invention. In the figure, reference numeral 26 denotes a cover that covers the upper portion of the drain port 5. Since the structure and operation of portions other than this cover 26 are the same as those of the hand dryer of the first embodiment, the description thereof is omitted.
[0047]
The cover 26 is detachably mounted on the inner wall around the drain port 5 of the manual insertion portion 2. FIG. 11 shows a perspective view of the cover 26. As shown in the figure, the cover 26 has a circular lid portion 27 that covers the upper side of the drain port 5 and is larger than the inner diameter of the drain port 5, and a hexagonal flat plate-shaped support unit that is provided substantially perpendicular to the lid unit 27. 28. The lower end of the support portion 28 is formed in accordance with the dimensions of the drain port 5 so as to be stable when placed on the drain port 5. Further, when the cover 26 is installed in the drain port 5, openings that communicate with the inside of the drain port 5 are formed on both sides of the support portion 28, and water blown off by the high-pressure air flow passes through the inside of the drain port 5 from this opening. Led to.
[0048]
According to the eighth embodiment, by installing the cover 26, when looking into the inside of the manual insertion portion 2 from the substantially axial direction of the drain pipe 5, the inside of the drain port 5 and the drain pipe 6 cannot be seen. Even if dirt adheres to the inside, it is not visible to the user and does not cause discomfort. It also prevents odor emission.
[0049]
The shape of the cover 26 is not limited to that shown in FIGS. 10 and 11, and may be configured as shown in FIGS. 12 and 13. In short, the inside of the drainage port 5 is not visible from above. What is necessary is just a structure which has a cover part and the opening part for the water droplet which was blown off by the high pressure air flow and flowed through the inner wall of the manual insertion part 2 to flow in into the drain port 5 is ensured. The cover 29 shown in FIG. 12 includes a lid portion 30 and two hexagonal flat plate-like support portions 31a and 31b provided substantially perpendicular to the lid portion 30 and combined in a cross shape. With such a configuration, it can be installed more stably than the cover 26 shown in FIG. Further, the cover 32 shown in FIG. 13 is configured such that a plurality of support columns 34 are provided on the lid portion 33, and the support columns 34 are placed on the inner wall around the drain port 5 of the manual insertion unit 2.
[0050]
In FIG. 10, the configuration of the manual insertion portion 2 and the drain pipe 6 is the same as that of the first embodiment, but is not limited thereto, and is described in any of the second to seventh embodiments. Even if it is the structure comprised, the same effect can be acquired.
[0051]
Embodiment 9 FIG.
In each of the above-described embodiments, the hand drying device that dries the hand only by the high-pressure air flow has been described. However, a heater may be provided inside the main body to generate hot air. Further, instead of the double-sided blowing provided with the nozzle for jetting the high-pressure air flow on the surface facing the opening of the manual insertion portion, a single-side blowing hand drying device may be used. Moreover, the structure which does not provide the detachable drain tank but drains directly to the exterior from a drain pipe may be sufficient. Furthermore, the drain pipe is not formed in a curve as shown in FIG. 1 but may be formed in a straight line. As described above, in any configuration of the hand dryer, by adopting the configuration of the drain port and the drain pipe as in Embodiments 1 to 8 described above, dirt is less likely to adhere and odor is generated. Therefore, it is possible to obtain a hand-drying device that does not cause discomfort to the user.
[0052]
【The invention's effect】
According to the hand dryer according to the present invention, it is difficult for dirt to adhere to the drain pipe, and it is possible to prevent the generation of odor.
[0053]
In addition, since the drain pipe is doubled and the water blown off by the high-pressure air flow flows inside the inner drain pipe and drains, the outer drain pipe is not contaminated, and the inner drain pipe Since it can be removed and cleaned, it is possible to prevent the generation of odor.
[0054]
In addition, since the water blown off by the high-pressure air flow is drained through the water droplet derivative, dirt is not attached to the drain pipe, and the water droplet derivative can be removed and cleaned. It becomes possible to prevent.
[0055]
Furthermore, since the removable cover is provided at the drain outlet, the user is not uncomfortable.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing a hand dryer in Embodiment 1. FIG.
FIG. 2 is a schematic cross-sectional view of a drain port, a drain pipe, and a drain tank portion in the first embodiment.
FIG. 3 is a schematic cross-sectional view of a drain outlet and a drain pipe portion in the second embodiment.
4 is a schematic cross-sectional view of a drain outlet and a drain pipe portion in Embodiment 3. FIG.
FIG. 5 is a schematic cross-sectional view of a drain port, a drain pipe, and a drain tank portion in a fourth embodiment.
FIG. 6 is a schematic cross-sectional view of a drain port and a drain pipe part in a fifth embodiment.
FIG. 7 is a schematic cross-sectional view of a drain port and a drain pipe part in a sixth embodiment.
FIG. 8 is a schematic cross-sectional view of a drain port and a drain pipe part in a seventh embodiment.
9 is a top view of a water droplet derivative according to Embodiment 7. FIG.
FIG. 10 is a schematic cross-sectional view of a drain port and a drain pipe part in an eighth embodiment.
FIG. 11 is a perspective view of a cover in an eighth embodiment.
12 is a perspective view of another cover according to Embodiment 8. FIG.
FIG. 13 is a perspective view of still another cover according to the eighth embodiment.
FIG. 14 is a cross-sectional view of a conventional hand dryer.
FIG. 15 is a schematic cross-sectional view of a conventional drain port, drain pipe, and drain tank portion.
[Explanation of symbols]
1 box, 2 hand insertion part, 3 blower (high pressure air generator), 4 nozzle, 5 drainage port, 6 drainage pipe, 7 drain tank, 15 extension part, 16 clearance, 17 drainage pipe, 18 clearance, 19 extension Outlet, 20 Drain pipe, 20a Inner drain pipe, 20b Outer drain, 21 Rubber packing, 22 Water drop derivative, 26 Cover, 29 Cover, 32 Cover.

Claims

高圧空気流を発生する高圧空気流発生装置と、この高圧空気流発生装置により発生された高圧空気流を噴出するノズルとこのノズルから噴出された高圧空気流により吹き飛ばされた水を排水する排水口とを有する手挿入部と、前記排水口に接続された排水管とを備え、前記排水口は前記手挿入部の底部の一部を下方に延出させて形成した延出部により構成され、この延出部の端部と前記排水管の内壁との間に隙間が形成されていることを特徴とする手乾燥装置。A high-pressure airflow generator that generates a high-pressure airflow, a nozzle that ejects the high-pressure airflow generated by the high-pressure airflow generator, and a drain outlet that drains water blown away by the high-pressure airflow ejected from the nozzle And a drain pipe connected to the drain port, the drain port is constituted by an extension portion formed by extending a part of the bottom of the hand insertion portion downward, A hand-drying device, wherein a gap is formed between an end of the extending portion and the inner wall of the drain pipe.

高圧空気流を発生する高圧空気流発生装置と、この高圧空気流発生装置により発生された高圧空気流を噴出するノズルとこのノズルから噴出された高圧空気流により吹き飛ばされた水を排水する排水口とを有する手挿入部と、前記排水口に接続され内側排水管と外側排水管により二重に構成された排水管とを備え、前記排水口は前記手挿入部の底部を下方に延出させて形成した延出部により構成され、前記内側排水管は前記延出部の内側に着脱可能に配置され、高圧空気流により吹き飛ばされた水は前記内側排水管の内側を流れて排水されることを特徴とする手乾燥装置。A high-pressure airflow generator that generates a high-pressure airflow, a nozzle that ejects the high-pressure airflow generated by the high-pressure airflow generator, and a drain outlet that drains water blown away by the high-pressure airflow ejected from the nozzle And a drain pipe that is connected to the drain port and is constituted by an inner drain pipe and an outer drain pipe. The drain port extends the bottom of the manual insertion section downward. The inner drain pipe is detachably disposed inside the extension part, and the water blown off by the high-pressure air flow flows inside the inner drain pipe and is drained. Hand drying device characterized by.

高圧空気流を発生する高圧空気流発生装置と、この高圧空気流発生装置により発生された高圧空気流を噴出するノズルとこのノズルから噴出された高圧空気流により吹き飛ばされた水を排水する排水口とを有する手挿入部と、前記排水口に接続された排水管と、前記排水口から前記排水管内部に延び前記排水管の内壁から離間して着脱可能に設けられた水滴誘導体とを備え、高圧空気流により吹き飛ばされた水は前記水滴誘導体を伝って排水されることを特徴とする手乾燥装置。A high-pressure airflow generator that generates a high-pressure airflow, a nozzle that ejects the high-pressure airflow generated by the high-pressure airflow generator, and a drain outlet that drains water blown away by the high-pressure airflow ejected from the nozzle A hand insertion part having a drainage pipe connected to the drainage port, and a water drop derivative extending from the drainage port to the inside of the drainage pipe and being detachable from the inner wall of the drainage pipe, The hand-drying device is characterized in that water blown off by the high-pressure air flow is drained through the water droplet derivative.

前記排水口に、前記排水口の上方を覆う蓋部と高圧空気流により吹き飛ばされた水を前記排水口内に導く開口部とを有する着脱可能なカバーを設けたことを特徴とする前記請求項１ないし請求項３の何れかに記載の手乾燥装置。2. The detachable cover having a lid portion covering the drain port and an opening for guiding water blown off by a high-pressure air flow into the drain port is provided in the drain port. The hand dryer according to any one of claims 3 to 4.