JP3715615B2

JP3715615B2 - Flocculant for wastewater treatment

Info

Publication number: JP3715615B2
Application number: JP2002324753A
Authority: JP
Inventors: 豊三浜田; 英典藤本
Original assignee: Daicel Chemical Industries Ltd
Current assignee: Daicel Corp
Priority date: 2002-11-08
Filing date: 2002-11-08
Publication date: 2005-11-09
Anticipated expiration: 2022-11-08
Also published as: JP2004154726A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特に難沈降性物質を含む排水を高度処理する際に好適な排出処理用凝集剤に関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
凝集剤を用いて排水処理する場合、懸濁粒子群を効率良く凝集させるためには、凝集剤を懸濁液内に均一に混入させた後、急速攪拌してマイクロフロック群を形成させる処理と、緩速攪拌してマイクロフロック群や微粒子群を衝突・集合させる処理を併用することが知られている。（凝集工学−基礎と応用−；日本粉体工業技術協会編）
一般に使用されている凝集剤としては、硫酸アルミニウム、ポリ塩化アルミニウム、塩化鉄等に代表される無機凝集剤と、ポリアクリルアミド等に代表される水溶性高分子凝集剤がある。無機凝集剤は、正電荷を有する水酸化物により凝集が起こりやすくなり、高分子凝集剤は、接触する粒子群同士を架橋作用により集合させ、凝集体群を形成させるため、現在では、無機凝集剤と高分子凝集剤が併用されることが多い。
【０００３】
そして、無機凝集剤と高分子凝集剤を併用する場合にも、上記したとおり、無機凝集剤を添加した後に急速攪拌してマイクロフロック群を形成させ、高分子凝集剤を添加した後、緩速攪拌してより大きな凝集体群を形成させる処理方法が適用されている。
【０００４】
特許第１６８２２５号公報には、界面活性剤、油分等を含む排水に、ベントナイト、カチオン系高分子凝集剤を添加して得られる処理水を混和槽に導き、アルミニウム塩、アルカリ剤を添加して凝集反応を行った後、沈殿池で凝集フロックを分離する方法が開示されている。しかし、時間差を設けて、無機凝集剤や高分子凝集剤等の凝集剤を別々に投入する必要があるため、手間が掛かり、複数の凝集剤投入手段が必要となるほか、設備面積が大きくなり、装置が大きくなるという不利益もある。
【０００５】
２００１年６月２６日付の化学工業日報には、ベントナイト、植物抽出エキスを主成分としたＡ剤と、硫酸アルミニウム、デンプン誘導体カチオン性アクリルアミド重合物を主成分としたＢ剤とからなる排水処理剤〔（有）ウエステックから販売されている商品名ウエスタック〕が紹介されている。しかし、この排水処理剤は、水性塗料廃液に対して、まず粉末状のＡ剤を投入し、次いでＢ剤を水で溶解させた液体を添加する必要があるため、上記特許発明と同様に、設備面積が大きくなること、凝集剤の投入手段が複数必要となるという問題がある。
【０００６】
特開平９−２２５２０８号公報では、予めベントナイト等の吸着物質、炭酸塩、硫酸塩及び高分子凝集剤が所定割合で混合された混合凝集剤が開示されている。この技術は、設備面積や凝集剤の投入手段が複数必要となるとの問題は解決されるものの、同時に複数種類の凝集剤が投入されるため、高分子凝集剤がベントナイト等の吸着物質に吸着される場合があり、吸着物質による汚染物質の吸着除去効果が低下する恐れがある。
【０００７】
本発明は、上記問題を解決すると共に、特に難沈降性物質を含む排水を高度処理する際に好適な排出処理用凝集剤を提供することを課題とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、凝集成分として特定成分の組み合わせを採用すること、好ましくは特定の凝集成分の組み合わせを採用すると共に、凝集成分の粒子径比率を特定したり、凝集成分の配合割合を所定範囲に調整したりすることにより、上記課題を解決できることを見出したものである。
【０００９】
請求項１に係る発明は、課題の解決手段として、無機凝集成分としてベントナイト、硫酸アルミニウムを含有し、高分子凝集成分としてアルギン酸ナトリウム、カチオン性ポリアクリルアミドを含有する排水処理用凝集剤であり、前記カチオン性ポリアクリルアミドが、アクリルアミド−２−（メタクリロイルオキシ）エチルトリメチルアンモニウムクロリド共重合体である排水処理用凝集剤を提供するものである。
【００１０】
本発明の排水処理用凝集剤は、全体として一つのものであり、成分ごとに分割して使用するものではないが、全体を複数に分割して使用しても良い。
【００１１】
【発明の実施の形態】
本発明の排水処理用凝集剤は、無機凝集成分としてベントナイト（モンモリロナイト）、硫酸アルミニウムを含有し、高分子凝集成分としてアルギン酸ナトリウム、カチオン性ポリアクリルアミド（アクリルアミド−２−（メタクリロイルオキシ）エチルトリメチルアンモニウムクロリド共重合体）を含有している。本発明では、これら以外の凝集成分の併用を妨げるものではないが、本発明の課題を解決する観点からは、他の凝集成分の併用は不要である。
【００１２】
これらの無機及び高分子凝集成分中、各成分は下記のとおりの作用をなすものであり、これらの作用が相互に関連して、本発明の課題が解決されるものである。
【００１３】
ベントナイトは、単独では排水をアルカリ性にするもので、界面活性剤によりエマルション化された油分の吸着を行って、溶液粘度（排水の粘度）を低下させるように作用する。
【００１４】
硫酸アルミニウムは、単独では排水を酸性にするものであるため、ベントナイトの添加によりアルカリ性となった排水を中和して、フロックの生成を促進するように作用する。
【００１５】
アルギン酸ナトリウムは、油分を吸着したベントナイトのマイクロフロック化を行うと共に、より大きなフロックを生成させ、生成したフロックを更に巨大化するように作用する。
【００１６】
カチオン性ポリアクリルアミド（アクリルアミド−２−（メタクリロイルオキシ）エチルトリメチルアンモニウムクロリド共重合体）は、架橋作用によりフロック同士を連結・集合させることで、フロックの巨大化を促進すると共に、フロックの脱水作用も行う。
【００１７】
本発明では、排水処理用凝集剤に含まれる凝集成分中、無機凝集成分と高分子凝集成分の粒子径に大小関係を持たせ、更に前記大小関係を調整することにより、無機凝集成分と高分子凝集成分との間で溶解速度（溶解時間）に差が生じるようにすることが好ましい。このようにすることで、無機凝集成分と高分子凝集成分を排水に対して同時に投入した場合であっても、実質的に急速攪拌と緩速攪拌とを組み合わせた場合と同等の作用効果を得ることができる。
【００１８】
本発明の排水処理用凝集剤では、上記した理由により、無機凝集成分の粒子径（ｄ_１）と高分子凝集成分の粒子径（ｄ_２）の比率がｄ_１≦ｄ_２の関係を満たしていることが好ましい。
【００１９】
更に本発明の排水処理用凝集剤では、上記した理由により、無機凝集成分の粒子径（ｄ_１）と高分子凝集成分の粒子径（ｄ_２）の比率（ｄ_２／ｄ_１）は、好ましくは１〜１００、より好ましくは２〜５０、更に好ましくは３〜３０である。なお、無機凝集成分の粒子径（ｄ_１）は無機凝集成分の粒子径中の最大値であり、高分子凝集成分の粒子径（ｄ_２）は高分子凝集成分の粒子径中の最小値である。
【００２０】
無機凝集成分の粒子径（ｄ_１）は、好ましくは０．０２〜０．１５ｍｍ、より好ましくは０．０３〜０．１４ｍｍ、更に好ましくは０．０４〜０．１３ｍｍである。
【００２１】
ベントナイトの粒子径は、好ましくは０．０２〜０．０８ｍｍ、より好ましくは０．０３〜０．０７ｍｍ、更に好ましくは０．０４〜０．０６ｍｍであり；硫酸アルミニウムの粒子径は、好ましくは０．０５〜０．１５ｍｍ、より好ましくは０．０６〜０．１４ｍｍ、更に好ましくは０．０７〜０．１３ｍｍである。
【００２２】
高分子凝集成分の粒子径（ｄ_２）は、好ましくは０．１５〜２ｍｍ、より好ましくは０．１６〜１．８ｍｍ、更に好ましくは０．１７〜１．５ｍｍである。
【００２３】
アルギン酸ナトリウムの粒子径は、好ましくは０．１５〜０．８ｍｍ、より好ましくは０．１６〜０．７ｍｍ、更に好ましくは０．１７〜０．５ｍｍであり；カチオン性ポリアクリルアミドの粒子径は、好ましくは０．２〜２ｍｍ、より好ましくは０．３〜１．８ｍｍ、更に好ましくは０．７〜１．５ｍｍである。
【００２４】
凝集成分として用いる４成分の含有割合は、ベントナイトは、好ましくは４３〜５５質量％、より好ましくは４５〜５０質量％、更に好ましくは４３〜４９質量％；硫酸アルミニウムは、好ましくは４３〜５５質量％、より好ましくは４５〜５０質量％、更に好ましくは４３〜４９質量％；アルギン酸ナトリウムは、好ましくは１〜７質量％、より好ましくは１．５〜６質量％、更に好ましくは１．８〜５質量％；カチオン性ポリアクリルアミドは、好ましくは１〜７質量％、より好ましくは１．５〜６質量％、更に好ましくは１．８〜５質量％である。
【００２５】
本発明の排水処理用凝集剤は、粉末状乃至は粒子状のものであるが、排水中に投入した場合に速やかに崩壊できる程度であれば、圧縮成型等の方法を適用し、所望形状に成型することもできる。
【００２６】
本発明の排水処理用凝集剤の使用量は、処理対象となる排水の汚れの程度に応じて適宜設定するが、ＣＯＤ濃度が３０〜３００ｍｇ／Ｌ程度の排水に対し、排水中の凝集剤濃度が２０〜１００ｍｇ／Ｌ程度になるように添加すれば良い。
【００２７】
本発明の排水処理用凝集剤を使用する場合、処理対象となる排水に対して、所要量の全部を一度に投入する方法、所要量を連続投入する方法、所要量を複数回に分けて分割投入する方法を適用できる。
【００２８】
本発明の排水処理用凝集剤は、各種排水処理施設、処理装置用の凝集剤として適用できるものであり、特に凝集剤用の設備面積を小さくできるので、処理装置を小型化する上で有用である。本発明の排水処理用凝集剤は、汚濁の程度が大きな天然水の浄水処理にも適用できる。
【００２９】
【実施例】
以下に、実施例に基づいて本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定されるものではない。
【００３０】
（１）粒子径（５０％粒子径）の測定
目開き０．０１〜２ｍｍの種々の篩を用い、投入した量の半分以上が残留するときの篩の目開きを粒子径とした。
【００３１】
（２）凝集処理試験
１Ｌ用のビーカーに１Ｌの排水を入れた後、凝集剤を１００ｍｇ／Ｌ投入した。その後、攪拌機として４連式ジャーテスター（（株）宮本製作所）を用い、１６０回転／分の条件で１０分間攪拌し、２０分間静置した。得られた上澄み液５００ｍｌに対して、ＣＯＤと濁度の測定を行った。
【００３２】
（３）ＣＯＤ
排水（原水）及び上澄み液２ｍｌをＣＯＤ試薬バイアル（Cat．21259-25；０〜1,500mg／Ｌ用；HACH社製）に投入し、１５０℃にて２時間加熱した後、冷却し、HACH社製の水質分析計（ＤＲ/2010）により、ＣＯＤ濃度を測定した。
【００３３】
（４）濁度
凝集沈殿後の上澄み液をHACH社製の携帯濁度計（2100P）により測定した。
【００３４】
実施例１
ベントナイト（ホージュン製；粒子径０．０４５ｍｍ）４８質量％、硫酸アルミニウム（浅田化学工業製；粒子径０．１２ｍｍ）４８質量％、アルギン酸ナトリウム（アルギテックスＬ，キミカ製；粒子径０．４ｍｍ）２質量％、アクリルアミド−２−（メタクリロイルオキシ）エチルトリメチルアンモニウムクロリド共重合体（アコフロックC486，三井サイテック社製；粒子径１．２ｍｍ）２質量％の各成分を混合し、本発明の排水処理用凝集剤を得た。無機凝集成分の粒子径（ｄ_１）は０．１２ｍｍ（最大値）、高分子凝集成分の粒子径（ｄ_２）は０．４ｍｍ（最小値）であった。
【００３５】
この凝集剤を用い、上記の凝集処理試験に従って洗車排水（ＣＯＤ値６３mg／Ｌ，濁度１６NTU）の処理を行った。処理後のＣＯＤ値及び濁度を表１に示す。
【００３６】
実施例２
ベントナイト（ホージュン製；粒子径０．０４５ｍｍ）４８質量％、硫酸アルミニウム（和光純薬製；粒子径０．０７ｍｍ）４８質量％、アルギン酸ナトリウム（アルギテックスＬ，キミカ製；粒子径０．４ｍｍ）２質量％、アクリルアミド−２−（メタクリロイルオキシ）エチルトリメチルアンモニウムクロリド共重合体（アコフロックC493H，三井サイテック社製；粒子径０．３ｍｍ）２質量％の各成分を混合し、本発明の排水処理用凝集剤を得た。無機凝集成分の粒子径（ｄ_１）は０．０７ｍｍ（最大値）、高分子凝集成分の粒子径（ｄ_２）は０．３ｍｍ（最小値）であった。
【００３７】
この凝集剤を用い、上記の凝集処理試験に従って洗車排水（ＣＯＤ値６３mg／Ｌ，濁度１６NTU）の処理を行った。処理後のＣＯＤ値及び濁度を表１に示す。
【００３８】
実施例３
ベントナイト（ホージュン製；粒子径０．０４５ｍｍ）４８質量％、硫酸アルミニウム（浅田化学工業製；粒子径０．１２ｍｍ）４８質量％、アルギン酸ナトリウム（和光純薬製；粒子径０．０６ｍｍ）２質量％、アクリルアミド−２−（メタクリロイルオキシ）エチルトリメチルアンモニウムクロリド共重合体（粒子径０．１ｍｍに調整したもの）２質量％の各成分を混合し、本発明の排水処理用凝集剤を得た。無機凝集成分の粒子径（ｄ_１）は０．１２ｍｍ（最大値）、高分子凝集成分の粒子径（ｄ_２）は０．０６ｍｍ（最小値）であった。
【００３９】
この凝集剤を用い、上記の凝集処理試験に従って洗車排水（ＣＯＤ値６３mg／Ｌ，濁度１６NTU）の処理を行った。処理後のＣＯＤ値及び濁度を表１に示す。
【００４０】
比較例１
ベントナイト及び植物抽出エキスからなる混合物（UESTAC NBP-A1，2）と、硫酸アルミニウム及びデンプン誘導体カチオン性アクリルアミド共重合体からなる混合物（UESTAC BC9-B）を１００ｍｇ／Ｌになるように等量混合した凝集剤を用い、洗車排水（ＣＯＤ値６３mg／Ｌ，濁度１６NTU）の処理を行った。処理後のＣＯＤ値及び濁度を表１に示す。
【００４１】
比較例２
比較例１の凝集剤を用いて凝集処理するとき、UESTAC NBP-A1，2を５０mg／Ｌになるように添加後、１６０回転／分で５分間急速攪拌した。次に、UESTAC BC9-Bを５０mg／Ｌになるように添加後、２０回転／分で５分間緩速攪拌した。処理後のＣＯＤ値及び濁度を表１に示す。
【００４２】
【表１】

【００４３】
表１から明らかなとおり、実施例１〜３の凝集剤は優れた凝集処理能力を示した。実施例２は、ｄ_２／ｄ_１が１未満となったため、実施例１、２と比べると、凝集処理能力が劣った。
【００４４】
更に、実施例１〜３、特に実施例１、２は、急速攪拌と緩速攪拌を組み合わせた比較例２と比べても同等以上の凝集処理能力を有するものであるから、急速攪拌と緩速攪拌を組み合わせた従来技術と同等以上の処理能力を確保したまま、凝集剤設備面積の縮小、投入手段の簡略化等ができるようになることが確認された。
【００４５】
【発明の効果】
本発明の排水処理用凝集剤によれば、急速攪拌及び緩速攪拌の組み合わせが不要となり、凝集剤を成分ごとに２剤に分割する必要もないため、凝集剤設備面積が大きくなることや、凝集剤の投入手段が複数必要となるという問題が解決される。このため、本発明の排水処理用凝集剤を適用すれば、排水処理装置をより小型化することができるようになる。
【００４６】
更に本発明の排水処理用凝集剤によれば、洗車排水のように、特に難沈降性物質を含む排水を高度処理することができると共に、排水処理装置の小型化もできるようになるため、既設の洗車場等にも容易に適用することができる。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a flocculant for discharge treatment that is particularly suitable for advanced treatment of wastewater containing hardly sedimentable substances.
[0002]
[Prior art and problems to be solved by the invention]
When wastewater treatment is performed using a flocculant, in order to efficiently agglomerate suspended particles, the flocculant is uniformly mixed in the suspension and then rapidly stirred to form a micro floc group. In addition, it is known to use a combination of slow agitation and collision / aggregation of micro flock groups and fine particle groups. (Agglomeration Engineering-Fundamentals and Applications-edited by Japan Powder Industrial Technology Association)
Commonly used flocculants include inorganic flocculants represented by aluminum sulfate, polyaluminum chloride, iron chloride and the like, and water-soluble polymer flocculants represented by polyacrylamide and the like. Inorganic flocculants are prone to agglomerate due to positively charged hydroxides, and polymer flocculants aggregate the particles that come into contact with each other by a cross-linking action to form aggregates. In many cases, an agent and a polymer flocculant are used in combination.
[0003]
And also when using an inorganic flocculant and a polymer flocculant in combination, as described above, after adding the inorganic flocculant, rapidly stirring to form a micro floc group, adding the polymer flocculant, A treatment method in which a larger aggregate group is formed by stirring is applied.
[0004]
In Japanese Patent No. 168225, treated water obtained by adding bentonite and cationic polymer flocculant to waste water containing surfactant, oil, etc. is introduced into a mixing tank, and an aluminum salt and an alkali agent are added. A method is disclosed in which after the flocculation reaction is performed, the flocculation floc is separated in a sedimentation basin. However, since it is necessary to add a coagulant such as an inorganic coagulant and a polymer coagulant separately with a time lag, it takes time and requires a plurality of coagulant injection means, and the equipment area increases. There is also a disadvantage that the device becomes large.
[0005]
The Chemical Daily, dated June 26, 2001, describes a wastewater treatment agent comprising A agent mainly composed of bentonite and plant extract and B agent mainly composed of aluminum sulfate and starch derivative cationic acrylamide polymer. [Product name Westack sold by Westec] is introduced. However, since this wastewater treatment agent needs to first add a powdery A agent to the aqueous paint waste liquid, and then add a liquid obtained by dissolving the B agent in water. There are problems that the equipment area is increased and that a plurality of means for supplying the flocculant are required.
[0006]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 9-225208 discloses a mixed flocculant in which an adsorbing substance such as bentonite, carbonate, sulfate, and a polymer flocculant are mixed in a predetermined ratio. Although this technology solves the problem of requiring multiple equipment area and flocculant charging means, since multiple types of flocculants are charged at the same time, the polymer flocculant is adsorbed by an adsorbent such as bentonite. In some cases, the effect of adsorbing and removing contaminants by the adsorbent may be reduced.
[0007]
This invention solves the said problem, and makes it a subject to provide the flocculant for discharge | emission processing suitable when carrying out the advanced treatment of the waste_water | drain containing a hard-to-settling substance especially.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The present inventor adopts a combination of specific components as the aggregating component, preferably a combination of specific aggregating components, specifies the particle size ratio of the aggregating component, and sets the mixing ratio of the aggregating component within a predetermined range. It has been found that the above-mentioned problems can be solved by making adjustments.
[0009]
The invention according to claim 1 is a flocculant for wastewater treatment containing bentonite and aluminum sulfate as inorganic aggregating components, and sodium alginate and cationic polyacrylamide as polymer aggregating components as means for solving the problems, The present invention provides a wastewater treatment flocculant in which the cationic polyacrylamide is an acrylamide-2- (methacryloyloxy) ethyltrimethylammonium chloride copolymer.
[0010]
The flocculant for wastewater treatment according to the present invention is one as a whole and is not used separately for each component, but the whole may be divided into a plurality.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The flocculant for wastewater treatment of the present invention contains bentonite (montmorillonite) and aluminum sulfate as inorganic aggregating components, and sodium alginate and cationic polyacrylamide (acrylamide-2- (methacryloyloxy) ethyltrimethylammonium chloride as the polymer aggregating components. Copolymer). In the present invention, the combined use of other aggregating components is not disturbed, but from the viewpoint of solving the problems of the present invention, the combined use of other aggregating components is unnecessary.
[0012]
Among these inorganic and polymer aggregating components, each component has the following action, and these actions are related to each other to solve the problems of the present invention.
[0013]
Bentonite alone makes the wastewater alkaline, and acts to adsorb the oil emulsified by the surfactant to lower the solution viscosity (the wastewater viscosity).
[0014]
Since aluminum sulfate alone makes the wastewater acidic, it acts to neutralize the wastewater that has become alkaline by the addition of bentonite and promote the generation of flocs.
[0015]
Sodium alginate acts to micronize bentonite that has adsorbed oil and to generate larger flocs and to further enlarge the generated flocs.
[0016]
Cationic polyacrylamide (acrylamido-2- (methacryloyloxy) ethyltrimethylammonium chloride copolymer) promotes enlarging of flocs by linking and assembling flocs by cross-linking action, and also dehydrates flocs Do.
[0017]
In the present invention, among the agglomeration components contained in the wastewater treatment flocculant, the inorganic agglomeration component and the polymer are adjusted by giving a particle size relationship between the inorganic agglomeration component and the polymer agglomeration component, and adjusting the size relationship. It is preferable to make a difference in dissolution rate (dissolution time) between the aggregating components. In this way, even when the inorganic agglomerated component and the polymer agglomerated component are simultaneously added to the wastewater, substantially the same effect as when combining rapid stirring and slow stirring is obtained. be able to.
[0018]
The waste water treatment flocculant of the present invention, for the reasons described above, the ratio of the particle diameter of the particle diameter (d ₁₎ and the polymer flocculant component of the inorganic aggregating component (d ₂₎ is satisfied a relationship of d ₁ ≦ d ₂ Preferably it is.
[0019]
Further wastewater treatment flocculant of the present invention, for the reasons described above, the ratio of the particle diameter of the particle diameter (d ₁₎ and the polymer flocculant component of the inorganic aggregating component _{_{(d 2) (d 2 /}} d 1) is preferably Is from 1 to 100, more preferably from 2 to 50, still more preferably from 3 to 30. The particle size (d ₁ ) of the inorganic aggregate component is the maximum value among the particle sizes of the inorganic aggregate component, and the particle size (d ₂ ) of the polymer aggregate component is the minimum value among the particle sizes of the polymer aggregate component. is there.
[0020]
The particle diameter (d ₁ ) of the inorganic aggregating component is preferably 0.02 to 0.15 mm, more preferably 0.03 to 0.14 mm, and still more preferably 0.04 to 0.13 mm.
[0021]
The particle size of bentonite is preferably 0.02 to 0.08 mm, more preferably 0.03 to 0.07 mm, still more preferably 0.04 to 0.06 mm; the particle size of aluminum sulfate is preferably 0 0.05 to 0.15 mm, more preferably 0.06 to 0.14 mm, and still more preferably 0.07 to 0.13 mm.
[0022]
The particle diameter (d ₂ ) of the polymer aggregation component is preferably 0.15 to ₂ mm, more preferably 0.16 to 1.8 mm, and still more preferably 0.17 to 1.5 mm.
[0023]
The particle size of sodium alginate is preferably 0.15 to 0.8 mm, more preferably 0.16 to 0.7 mm, still more preferably 0.17 to 0.5 mm; the particle size of the cationic polyacrylamide is Preferably it is 0.2-2 mm, More preferably, it is 0.3-1.8 mm, More preferably, it is 0.7-1.5 mm.
[0024]
The content ratio of the four components used as the aggregating component is preferably 43 to 55% by mass for bentonite, more preferably 45 to 50% by mass, and still more preferably 43 to 49% by mass; aluminum sulfate is preferably 43 to 55% by mass. %, More preferably 45-50% by mass, still more preferably 43-49% by mass; sodium alginate is preferably 1-7% by mass, more preferably 1.5-6% by mass, still more preferably 1.8- 5 mass%; The cationic polyacrylamide is preferably 1 to 7 mass%, more preferably 1.5 to 6 mass%, and still more preferably 1.8 to 5 mass%.
[0025]
The wastewater treatment flocculant of the present invention is in the form of powder or particles, but if it can be rapidly disintegrated when put into wastewater, a method such as compression molding is applied to obtain a desired shape. It can also be molded.
[0026]
The amount of the flocculant for wastewater treatment of the present invention is appropriately set according to the degree of dirt of the wastewater to be treated, but for the wastewater whose COD concentration is about 30 to 300 mg / L, the concentration of the flocculant in the wastewater May be added so as to be about 20 to 100 mg / L.
[0027]
When using the flocculant for wastewater treatment of the present invention, a method for supplying all of the required amount at once to a wastewater to be treated, a method for continuously supplying the required amount, and dividing the required amount into multiple times Applying method can be applied.
[0028]
The flocculant for wastewater treatment of the present invention can be applied as a flocculant for various wastewater treatment facilities and treatment equipment, and can be particularly useful for downsizing the treatment equipment because the equipment area for the flocculant can be reduced. is there. The flocculant for wastewater treatment of the present invention can also be applied to water purification treatment of natural water having a large degree of pollution.
[0029]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in more detail based on examples, but the present invention is not limited to these examples.
[0030]
(1) Measurement of particle diameter (50% particle diameter) Various sieves having an opening of 0.01 to 2 mm were used, and the opening of the sieve when more than half of the charged amount remained was defined as the particle diameter.
[0031]
(2) Aggregation treatment test After 1 L of waste water was put into a 1 L beaker, 100 mg / L of an aggregating agent was added. Then, using a 4-unit jar tester (Miyamoto Seisakusho Co., Ltd.) as a stirrer, the mixture was stirred for 10 minutes at 160 rpm, and allowed to stand for 20 minutes. COD and turbidity were measured on 500 ml of the obtained supernatant.
[0032]
(3) COD
Drain (raw water) and 2 ml of supernatant liquid are put into a COD reagent vial (Cat. 21259-25; 0 to 1,500 mg / L; manufactured by HACH), heated at 150 ° C. for 2 hours, cooled, and HACH The COD concentration was measured with a water quality analyzer (DR / 2010).
[0033]
(4) The supernatant liquid after turbidity aggregation precipitation was measured with a portable turbidimeter (2100P) manufactured by HACH.
[0034]
Example 1
Bentonite (manufactured by Hojun; particle diameter 0.045 mm) 48 mass%, aluminum sulfate (manufactured by Asada Chemical Industry; particle diameter 0.12 mm) 48 mass%, sodium alginate (Algitex L, manufactured by Kimika; particle diameter 0.4 mm) 2 2% by mass of acrylamide-2- (methacryloyloxy) ethyltrimethylammonium chloride copolymer (Acofloc C486, manufactured by Mitsui Cytec Co., Ltd .; particle size 1.2 mm) is mixed to agglomerate for wastewater treatment of the present invention. An agent was obtained. The particle size (d ₁ ) of the inorganic aggregating component was 0.12 mm (maximum value), and the particle size (d ₂ ) of the polymer aggregating component was 0.4 mm (minimum value).
[0035]
Using this flocculating agent, car wash wastewater (COD value 63 mg / L, turbidity 16 NTU) was treated according to the above flocculation treatment test. Table 1 shows the COD value and turbidity after the treatment.
[0036]
Example 2
Bentonite (manufactured by Hojun; particle diameter 0.045 mm) 48% by mass, aluminum sulfate (manufactured by Wako Pure Chemicals; particle diameter 0.07 mm) 48% by mass, sodium alginate (Algitex L, manufactured by Kimika; particle diameter 0.4 mm) 2 Each component of 2% by mass of acrylamide-2- (methacryloyloxy) ethyltrimethylammonium chloride copolymer (Acofloc C493H, manufactured by Mitsui Cytec Co., Ltd .; particle diameter 0.3 mm) is mixed, and the aggregate for wastewater treatment of the present invention is mixed. An agent was obtained. The particle size (d ₁ ) of the inorganic aggregating component was 0.07 mm (maximum value), and the particle size (d ₂ ) of the polymer aggregating component was 0.3 mm (minimum value).
[0037]
Using this flocculating agent, car wash wastewater (COD value 63 mg / L, turbidity 16 NTU) was treated according to the above flocculation treatment test. Table 1 shows the COD value and turbidity after the treatment.
[0038]
Example 3
Bentonite (manufactured by Hojun; particle size 0.045 mm) 48% by mass, aluminum sulfate (manufactured by Asada Chemical Industry; particle size 0.12 mm) 48% by mass, sodium alginate (manufactured by Wako Pure Chemical Industries, Ltd .; particle size 0.06 mm) 2% by mass Each component of 2% by mass of acrylamide-2- (methacryloyloxy) ethyltrimethylammonium chloride copolymer (adjusted to a particle size of 0.1 mm) was mixed to obtain a flocculant for wastewater treatment of the present invention. The particle diameter (d ₁ ) of the inorganic aggregating component was 0.12 mm (maximum value), and the particle diameter (d ₂ ) of the polymer aggregating component was 0.06 mm (minimum value).
[0039]
Using this flocculating agent, car wash wastewater (COD value 63 mg / L, turbidity 16 NTU) was treated according to the above flocculation treatment test. Table 1 shows the COD value and turbidity after the treatment.
[0040]
Comparative Example 1
A mixture composed of bentonite and plant extract (UESTAC NBP-A1, 2) and a mixture composed of aluminum sulfate and starch derivative cationic acrylamide copolymer (UESTAC BC9-B) were mixed in an equal amount to 100 mg / L. Using a flocculant, car wash wastewater (COD value 63 mg / L, turbidity 16 NTU) was treated. Table 1 shows the COD value and turbidity after the treatment.
[0041]
Comparative Example 2
When coagulating using the coagulant of Comparative Example 1, UESTAC NBP-A1,2 was added to 50 mg / L, and then rapidly stirred at 160 rpm for 5 minutes. Next, UESTAC BC9-B was added to 50 mg / L, and then slowly stirred at 20 rpm for 5 minutes. Table 1 shows the COD value and turbidity after the treatment.
[0042]
[Table 1]

[0043]
As is apparent from Table 1, the flocculants of Examples 1 to 3 exhibited excellent flocculation ability. In Example 2, since d ₂ / d ₁ was less than 1, compared with Examples 1 and 2, the aggregation treatment ability was inferior.
[0044]
Furthermore, since Examples 1 to 3, especially Examples 1 and 2, have a coagulation treatment capacity equal to or higher than that of Comparative Example 2 in which rapid stirring and slow stirring are combined, rapid stirring and slow speed It was confirmed that the flocculant equipment area can be reduced, the charging means can be simplified, etc., while ensuring the processing capacity equivalent to or higher than that of the conventional technique combined with stirring.
[0045]
【The invention's effect】
According to the flocculant for wastewater treatment of the present invention, the combination of rapid stirring and slow stirring is unnecessary, and it is not necessary to divide the flocculant into two agents for each component, so that the flocculant equipment area is increased, The problem of requiring a plurality of flocculant charging means is solved. For this reason, if the flocculant for wastewater treatment of this invention is applied, a wastewater treatment apparatus can be reduced more in size.
[0046]
Furthermore, according to the flocculant for wastewater treatment of the present invention, wastewater containing particularly difficult-to-settling substances, such as car wash wastewater, can be treated at a high level and the wastewater treatment apparatus can be downsized. It can be easily applied to a car wash station.

Claims

無機凝集成分としてベントナイト、硫酸アルミニウムを含有し、高分子凝集成分としてアルギン酸ナトリウム、カチオン性ポリアクリルアミドを含有する排水処理用凝集剤であり、前記カチオン性ポリアクリルアミドが、アクリルアミド−２−（メタクリロイルオキシ）エチルトリメチルアンモニウムクロリド共重合体である排水処理用凝集剤。It is a flocculant for wastewater treatment containing bentonite and aluminum sulfate as inorganic aggregating components and sodium alginate and cationic polyacrylamide as polymer aggregating components, and the cationic polyacrylamide is acrylamide-2- (methacryloyloxy) A flocculant for wastewater treatment, which is an ethyltrimethylammonium chloride copolymer.

無機凝集成分の粒子径（ｄ_１）と高分子凝集成分の粒子径（ｄ_２）の比率がｄ_１≦ｄ_２の関係を満たしている、請求項１記載の排水処理用凝集剤。Inorganic ratio of the particle size of the aggregated component (d ₁₎ and the particle size of the polymer aggregating component (d ₂₎ satisfies a relationship d ₁ ≦ d _2, claim 1 wastewater treatment flocculant according.

無機凝集成分の粒子径（ｄ_１）と高分子凝集成分の粒子径（ｄ_２）の比率（ｄ_２／ｄ_１）が１〜１００の範囲である、請求項１又は２記載の排水処理用凝集剤。The ratio of the particle diameter of the particle diameter _{(d 1)} and the polymer flocculant component of the inorganic aggregating component _{_{(d 2) (d 2 /}} d 1) is in the range of 1 to 100, for waste water treatment according to claim 1 or 2, wherein Flocculant.

無機凝集成分の粒子径（ｄ_１）が０．０２〜０．１５ｍｍであり、高分子凝集成分の粒子径（ｄ_２）が０．１５〜２ｍｍである、請求項１〜３のいずれかに記載の排水処理用凝集剤。The particle diameter (d ₁ ) of the inorganic aggregating component is 0.02 to 0.15 mm, and the particle diameter (d ₂ ) of the polymer aggregating component is 0.15 to ₂ mm. The flocculant for wastewater treatment as described.

ベントナイトの粒子径が０．０２〜０．０８ｍｍであり、硫酸アルミニウムの粒子径が０．０５〜０．１５ｍｍである、請求項１〜４のいずれかに記載の排水処理用凝集剤。The flocculant for wastewater treatment according to any one of claims 1 to 4, wherein the particle size of bentonite is 0.02 to 0.08 mm and the particle size of aluminum sulfate is 0.05 to 0.15 mm.

アルギン酸ナトリウムの粒子径が０．１５〜０．８ｍｍであり、カチオン性ポリアクリルアミドの粒子径が０．２〜２ｍｍである、請求項１〜４のいずれかに記載の排水処理用凝集剤。The flocculant for wastewater treatment according to any one of claims 1 to 4, wherein the particle diameter of sodium alginate is 0.15 to 0.8 mm, and the particle diameter of cationic polyacrylamide is 0.2 to 2 mm.

ベントナイト４３〜５５質量％、硫酸アルミニウム４３〜５５質量％、アルギン酸ナトリウム１〜７質量％、及びカチオン性ポリアクリルアミド１〜７質量％を含有する、請求項１〜６のいずれかに記載の排水処理用凝集剤。The wastewater treatment according to any one of claims 1 to 6, comprising bentonite 43 to 55 mass%, aluminum sulfate 43 to 55 mass%, sodium alginate 1 to 7 mass%, and cationic polyacrylamide 1 to 7 mass%. Flocculant for use.